JP4183533B2 - エンジンのシリンダブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空冷式エンジンにおけるシリンダブロックの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、空冷式エンジンのシリンダブロック下部にはクランク軸を水平方向に備えて、クランク軸の一端にはフライホイールが取り付けられ、このフライホイールにて燃焼工程で生じた回転エネルギーを一時的に蓄え、断続的に燃焼して発生する回転を滑らかな回転に変えるようにした技術は公知である(例えば、特許文献1参照。)。また、クランク軸を鉛直方向に設けてその上端にフライホイールを設け、該フライホイールの周囲を囲むように気流分配ケースを配置して圧力室を形成し、この圧力室から流れる二つの冷却気流の一方はクランクケースに誘導し、他方はシリンダヘッドに誘導して、排気側で合流して排出するようにして、効果的な冷却システムを低コストに製造可能とする技術が公知となっている(特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−349216号公報
【特許文献2】
特表2002−510012号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来構成のエンジンにおいては、エンジン内部から発生し、シリンダブロックとフライホイールとの間の空間で増幅された定在波がフライホイール外周の隙間より外部に漏れて騒音を発生する場合があったのである。また、従来からエンジンには冷却効率を可能な限り高めることが望まれているが、同じく従来構成のエンジンでは冷却効率が悪く、冷却効率を高めるためには複雑な構造が必要となりコスト面においても不利となるものであった。このように、エンジンには、可能な限り簡単な構造かつ低コストで冷却効率を高めることが理想的である。以上のような課題を鑑みて、本発明においては、エンジン内部より発生して外部に漏れ出す騒音の低減、かつ、フライホイール内側のシリンダブロックを効率よく冷却するための構造を、簡単で低コストに実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1においては、シリンダブロック(2)の外側のクランク軸(3)上にフライホイール(26)を配置し、該シリンダブロック(2)の外側に冷却用フィン(22)を設けたエンジン(1)において、該シリンダブロック(2)の外面に、該クランク軸(3)と同心円状に、該フライホイール(26)外周形状に合わせ、該フライホイール(26)外周に近接させたリブ(28)を設け、該リブ(28)はフライホイール(26)の外径と略同じ外径の環状に構成し、該環状の中心はクランク軸(3)の軸心と略一致させ、該リブ(28)のフライホイール(26)の側の外端部は、フライホイール(26)の外周内端側と当接しない程度に近接させて配置し、該シリンダブロック(2)が振動した放射音により、シリンダブロック(2)とフライホイール(26)の間の空間で発生する定在波を、フライホイール(26)とシリンダブロック(2)の間から出ないように閉じ込める構成とし、前記環状のリブ(28)の中途部に、冷却空気流通用の切欠(28a)を設けたものである。
【0007】
請求項2においては、請求項1記載のエンジンのシリンダブロックにおいて、前記フライホイール(26)外側のシリンダブロック(2)側面に、燃料噴射ポンプ(12)近傍に向かう孔(29)を開口し、該孔(29)は、前記フライホイール(26)の外側外周部に、多数の羽根を突設して構成した冷却ファン(27)を被覆するファンケース(40)の内側に開口したものである。
【0008】
請求項3においては、請求項2記載のエンジンのシリンダブロックにおいて、前記孔(29)の周囲からリブ(33)を立設し、該リブ(33)は前記冷却ファン(27)の回転方向における、該孔(29)の後側に配設し、該冷却ファン(27)から送風される冷却風を、該孔(29)へ導き、該孔29より入った冷却風が燃料噴射ポンプ(12)を冷却すべく構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は本発明のエンジンの構成を示す正面断面図、図2は同じく側面断面図、図3は同じく背面断面図である。
【0011】
まず、本発明を適用した単気筒空冷式エンジンの概略構成について図1、図2より説明する。エンジン1は本体の上部をシリンダブロック2、下部をクランクケース5とし、シリンダブロック2は中央に上下方向にシリンダ2aを形成してピストン4を収納し、クランクケース5にはクランク軸3が前後方向に軸支され、該ピストン4とクランク軸3の間はコンロッド17により連結している。シリンダブロック2の上部がシリンダヘッド6により覆われ、該シリンダヘッド6の上部はボンネットにより覆われ弁腕室65を構成し、該ボンネットの一側(左側)にマフラー8が配置され、他側(右側)に燃料タンク9が配置されている。
【0012】
前記シリンダブロック2下部のクランクケース5内の右側にはガバナ11が配置され、その上部に燃料噴射ポンプ12が配置されている。該燃料噴射ポンプ12はクランク軸3上に設けた歯車50を介してカム軸13上に設けたカムギヤ51に動力が伝えられ、該カム軸13の前後中央上に設けたポンプ駆動カム14が前記燃料噴射ポンプ12のプランジャ15を押し引きして燃料タンク9からの燃料を吸入して、高圧管24を介して燃料噴射ノズル34に所定のタイミングで所定量の燃料を供給するようにしている。該燃料噴射ポンプ12の燃料供給量はコントロールレバーを回動することによってプランジャ15のストロークを変更して燃料噴射量を調節できるようにしている。該コントロールレバーはガバナ11と連動連結されており、該ガバナ11は前記カムギヤ51に噛合した潤滑油ポンプ駆動ギヤ等を介してガバナギヤ(不図示)に動力が伝えられて作動するようにしている。
【0013】
図2に示すように、前記シリンダヘッド6には吸気バルブ20と排気バルブ21とが並設され、各バルブ20・21はバルブスプリング19により上方へ付勢して閉じるようにしてシリンダヘッド6に組みつけられている。また、シリンダヘッド6の後部(図2左側を前方とする)にはエアークリーナ30が取りつけられ、燃焼室内へ吸気するための空気をフィルター等を通過させて浄化するようにしている。
【0014】
前記吸気バルブ20と排気バルブ21の下方にはピストン4が配置され、機関の作動(燃焼)によりピストン4はシリンダブロック2に形成されたシリンダ2a内部を往復動して、下方のクランクケース5内に配されるクランク軸3に回転動力を伝達するようにしている。詳しくは、ピストン4の下方はコンロッド17を介してクランク軸3のクランクアーム18と連接され、ピストン4が上下摺動することでクランク軸3の軸心を中心にクランクアーム18が回転するようにしている。吸気バルブ20・排気バルブ21は共にピストン4の上下動と連動しており、ピストン4が下降したときに吸気バルブ20を介して吸気し、燃焼後に排気バルブ21を介してマフラー8から排気するようにしている。
【0015】
前記ピストン4を収納するシリンダブロック2の外周には冷却用フィン22・22・・・が設けられている。該冷却用フィン22・22・・・はシリンダブロック2に対して垂直に設けられ、シリンダブロック2と一体的に成形されている。そして、該冷却用フィン22・22・・・は後述する冷却ファン27からの冷却風をシリンダブロック2の周囲に導くように冷却空気通路22aが形成されて、シリンダブロック2を効率良く冷却できるようにしている。
【0016】
クランク軸3の一端(後端)にはフライホイール26が固設されている。該フライホイール26は始動時に慣性力を与えたり、燃焼工程によって生じたエネルギーを一時蓄えて、クランク運動による不連続な回転を滑らかな回転に変えるものである。そして、フライホイール26は皿状に構成して、内部側のシリンダブロック2との間に発電機32を収納している。
【0017】
前記フライホイール26の外側外周部には多数の羽根を突設して冷却ファン27が一体的に構成されている。該冷却ファン27はファンケース40により覆われており、下部及び側部はシリンダブロック2の後面または側面に固定され、上部はエアークリーナ30のケースに固定されている。このような構成により、機関の作動によりクランク軸3が回転されると、羽根も回転されて冷却ファン27が駆動され、冷却ファン27の駆動により発生した冷却風がシリンダブロック2周囲やシリンダヘッド6上を通過して冷却し、更に、冷却風の一部はファンケース40上部からエアークリーナ30に吸引されるようにしている。そして、ファンケース40の中央部の外側の端壁にはスタータケース41が固着され、該スタータケース41内には、リコイルスタータ31が内装されている。
【0018】
ここで、本発明の定在波を閉じ込めるシリンダブロック2の構造について説明する。
機関を作動させると、発電機や燃料噴射ポンプ等も駆動されるので、これら機関や補機等より発生した振動によりシリンダブロックを振動させて音となって放射される。この放射音がシリンダブロックとフライホイールの間の空間で定在波となる。この定在波は狭い空間では音響増幅により、より大きな音となって、フライホイール26とシリンダブロック2の間の隙間から漏れていたので、騒音が大きくなっていた。そこで本発明は、シリンダブロック2の外側(後側)のクランク軸3上にフライホイール26を配置し、シリンダブロック2外側に冷却用フィン22・22・・・を設けるエンジン1において、シリンダブロック2の外面に、クランク軸3と同心円状にフライホイール26外周形状に合わせ、かつ、フライホイール26外周に近接させた環状のリブ28を設けている。
【0019】
つまり、図2、図3に示すように、前記リブ28はフライホイール26の外径と略同じ外径のパイプ状(環状)に構成し、その中心はクランク軸3の軸心と略一致させている。そして、該リブ28は本実施例ではシリンダブロック2の外面に固着して設けているが、シリンダブロックと一体的に成形して安価に構成することもできる。また、該リブ28のフライホイール26側端部(外端部)はフライホイール26の外周内端側と隙間Aを開けて当接しない程度に近接させて配置し、定在波がフライホィール26とシリンダブロック2の間から出ないように閉じ込めるようにしている。本実施の形態において隙間Aは約2mm〜3mmとしており、3mm以上の間隔を開けるとエンジン内部で発生する定在波が外部に漏れ出して、騒音の打ち消し効果が失われてしまうため、隙間Aは3mm以下であることが望ましい。逆に、隙間Aが小さすぎる場合、エンジンの振動等によって前記リブ28とフライホイール26とが擦れて、フライホイールの回転の障害や、摩擦による異音の元となるため、ある程度の間隔をもたせているものである。
【0020】
なお、前記リブ28とは別に、吸音材をシリンダブロック2内壁または外壁に付設したり、フライホイール26内面に吸音材を貼設したり、または、シリンダブロック2の壁面を凹凸状に成形して拡散して反射するように吸音壁を形成したりすることで、定在波を更に防止する構造を適用してもよく、前記リブ28と併用することでより高い騒音防止効果を得ることができる。
【0021】
このように、環状のリブ28をフライホイール26の外周形状に合わせて設けたので、燃料噴射ポンプ12等、エンジン1内部側から発生する定在波を外部に漏らすことなくエンジン内部に閉じ込めることができ、騒音の防止効果が得られるのである。また、前記リブ28はシリンダブロック2の外周面に固設しているため、該リブ28に冷却ファンからの冷却風が当たることによって、リブ28を介してシリンダブロック2を冷却することができる。また、シリンダブロック補強用としても作用するものである。
【0022】
また、前記リブ28には図3に示すように、部分的に切欠28a・28a・・が設けられている。該切欠28a・28a・・・は環状に成形されたリブ28に最小限小さく設けられており、騒音防止効果を喪失することなく、さらに、切欠28aを介して冷却風を送り、フライホイール26内側のエンジン内部空間を冷却できるようにしている。このようにリブに最小限の切欠28aを複数設けたので、該切欠28aを介してファンケース40内から冷却空気を導入して、フライホイール26内側のシリンダブロック2やエンジン内部空間の冷却効果を高めることができるのである。
【0023】
また、フライホイール26外周より外側のシリンダブロック2側面には、燃料噴射ポンプ12近傍に向かう孔29を開口している。なお、該孔29はファンケース40内に位置している。より具体的には、図3に示すようにエンジン1背面視において、燃料噴射ポンプ12が設けられる側のシリンダブロック2の外面に円形の孔29を穿孔している。孔29の大きさ、及び、穿孔される位置等は、前述において説明した定在波の漏れ出しとの兼ね合いを考慮して決定される。
【0024】
さらに、前記孔29の周囲には円弧状のリブ33を立設しており、該リブ33は冷却ファン27の回転方向における孔29の後側に配設され、冷却ファン27から送風される冷却風を孔29へ導き易くし、該孔29より入った冷却風が燃料噴射ポンプ12に直接当たり効率よく冷却することができるようにしている。前記リブ33はシリンダブロック2の外面より外向きに立設されて凸部を形成している。前記リブ33はシリンダブロック2側面に別部材として固設するか、またはシリンダブロック2に一体的に形成してもよい。また、前記リブ33は円形の孔29の略半分を囲むように配置しており、冷却ファン27による冷却風の風向に対向するように配し、冷却風を塞き止めて導風板の役目を果たし前記孔29内に導くようにするものである。
【0025】
このように、シリンダブロック2外面に孔29を穿孔したので、冷却ファン27より送風される冷却風を前記孔29を介して燃料噴射ポンプ12側へ導き、冷却することができるのである。また、このように孔29を設けるだけで、燃料噴射ポンプを冷却するための冷却通路を構成することができ、簡単で安価に形成することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0027】
請求項1に示す如く、シリンダブロック(2)の外側のクランク軸(3)上にフライホイール(26)を配置し、該シリンダブロック(2)の外側に冷却用フィン(22)を設けたエンジン(1)において、該シリンダブロック(2)の外面に、該クランク軸(3)と同心円状に、該フライホイール(26)外周形状に合わせ、該フライホイール(26)外周に近接させたリブ(28)を設け、該リブ(28)はフライホイール(26)の外径と略同じ外径の環状に構成し、該環状の中心はクランク軸(3)の軸心と略一致させ、該リブ(28)のフライホイール(26)の側の外端部は、フライホイール(26)の外周内端側と当接しない程度に近接させて配置し、該シリンダブロック(2)が振動した放射音により、シリンダブロック(2)とフライホイール(26)の間の空間で発生する定在波を、フライホイール(26)とシリンダブロック(2)の間から出ないように閉じ込める構成とし、前記環状のリブ(28)の中途部に、冷却空気流通用の切欠(28a)を設けたので、燃料噴射ポンプ等、 エンジン内部から発生し、フライホイール側から漏れ出す定在波を、シリンダブロック内部に閉じ込めることができ、騒音を低下することができる。
また、該リブを設けることでシリンダブロックの放熱用・補強用としても作用するものである。
【0028】
また、前記リブ(28)に冷却空気流通用の切欠(28a)を設けたので、該切欠から、冷却ファンより送風される冷却空気をフライホイール内側のシリンダブロックやエンジンの内部空間等を冷却することができる。
【0029】
請求項2に示す如く、請求項1記載のエンジンのシリンダブロックにおいて、前記フライホイール(26)外側のシリンダブロック(2)側面に、燃料噴射ポンプ(12)近傍に向かう孔(29)を開口し、該孔(29)は、前記フライホイール(26)の外側外周部に、多数の羽根を突設して構成した冷却ファン(27)を被覆するファンケース(40)の内側に開口したので、冷却ファンの冷却風を前記孔から導入して燃料噴射ポンプを冷却することができる。また、簡単な構成で燃料噴射ポンプの冷却通路を形成することができる。
【0030】
請求項3に示す如く、請求項2記載のエンジンのシリンダブロックにおいて、前記孔(29)の周囲からリブ(33)を立設し、該リブ(33)は前記冷却ファン(27)の回転方向における、該孔(29)の後側に配設し、該冷却ファン(27)から送風される冷却風を、該孔(29)へ導き、該孔29より入った冷却風が燃料噴射ポンプ(12)を冷却すべく構成したので、該リブによって冷却ファンからの冷却風を塞き止めて孔へ導くことができ、燃料噴射ポンプに効率よく冷却風を送風することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジンの構成を示す正面断面図。
【図2】 同じく側面断面図。
【図3】 同じく背面断面図。
【符号の説明】
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 クランク軸
12 燃料噴射ポンプ
22 冷却用フィン
26 フライホイール
28 リブ
28a 切欠

Claims (3)

  1. シリンダブロック(2)の外側のクランク軸(3)上にフライホイール(26)を配置し、該シリンダブロック(2)の外側に冷却用フィン(22)を設けたエンジン(1)において、該シリンダブロック(2)の外面に、該クランク軸(3)と同心円状に、該フライホイール(26)外周形状に合わせ、該フライホイール(26)外周に近接させたリブ(28)を設け、該リブ(28)はフライホイール(26)の外径と略同じ外径の環状に構成し、該環状の中心はクランク軸(3)の軸心と略一致させ、該リブ(28)のフライホイール(26)の側の外端部は、フライホイール(26)の外周内端側と当接しない程度に近接させて配置し、該シリンダブロック(2)が振動した放射音により、シリンダブロック(2)とフライホイール(26)の間の空間で発生する定在波を、フライホイール(26)とシリンダブロック(2)の間から出ないように閉じ込める構成とし、前記環状のリブ(28)の中途部に、冷却空気流通用の切欠(28a)を設けたことを特徴とするエンジンのシリンダブロック。
  2. 請求項1記載のエンジンのシリンダブロックにおいて、前記フライホイール(26)外側のシリンダブロック(2)側面に、燃料噴射ポンプ(12)近傍に向かう孔(29)を開口し、該孔(29)は、前記フライホイール(26)の外側外周部に、多数の羽根を突設して構成した冷却ファン(27)を被覆するファンケース(40)の内側に開口したことを特徴とするエンジンのシリンダブロック。
  3. 請求項2記載のエンジンのシリンダブロックにおいて、前記孔(29)の周囲からリブ(33)を立設し、該リブ(33)は前記冷却ファン(27)の回転方向における、該孔(29)の後側に配設し、該冷却ファン(27)から送風される冷却風を、該孔(29)へ導き、該孔29より入った冷却風が燃料噴射ポンプ(12)を冷却すべく構成したことを特徴とするエンジンのシリンダブロック。
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