JP2509143Y2 - 強制空冷エンジンのエアシュラウド - Google Patents
強制空冷エンジンのエアシュラウドInfo
- Publication number
- JP2509143Y2 JP2509143Y2 JP1989005558U JP555889U JP2509143Y2 JP 2509143 Y2 JP2509143 Y2 JP 2509143Y2 JP 1989005558 U JP1989005558 U JP 1989005558U JP 555889 U JP555889 U JP 555889U JP 2509143 Y2 JP2509143 Y2 JP 2509143Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- shroud
- engine
- cooling
- cooling fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （従来の技術） 強制空冷エンジンにおいては、エンジンを囲んで板体
よりなるエアシュラウド又はカバーを設け、両者の間隙
内にクランク軸で駆動されるファンによる冷却風を送る
のが一般である。
よりなるエアシュラウド又はカバーを設け、両者の間隙
内にクランク軸で駆動されるファンによる冷却風を送る
のが一般である。
（考案が解決しようとする課題） エンジンの騒音発生源は、主として燃焼室における混
合気の爆発であり、これにより爆発音のシリンダヘッド
透過、シリンダヘッド及びシリンダの冷却フィンの共振
並びにベアリングの振動によるクランクケースの共振等
による騒音が生じ、これらに冷却ファンの騒音が加わっ
てエアシュラウド又はカバーを透過して外部に伝播され
る。
合気の爆発であり、これにより爆発音のシリンダヘッド
透過、シリンダヘッド及びシリンダの冷却フィンの共振
並びにベアリングの振動によるクランクケースの共振等
による騒音が生じ、これらに冷却ファンの騒音が加わっ
てエアシュラウド又はカバーを透過して外部に伝播され
る。
したがって、エアシュラウドを設けたエンジンにあっ
ては、これを透過する騒音量を減少させることが騒音防
止上有効と考えられる。そこで本考案は、エアシュラウ
ドの防音効果を高めることを課題とする。
ては、これを透過する騒音量を減少させることが騒音防
止上有効と考えられる。そこで本考案は、エアシュラウ
ドの防音効果を高めることを課題とする。
（課題を解決するための手段） 本考案の前記課題の解決手段は、クランク軸の一端に
冷却ファンを設け、該クランク軸の他端側のエンジン側
方に気化器を設け、冷却ファン及びエンジンを覆い、冷
却ファンによって生起された冷却空気をエンジン側に案
内するようにした強制空冷エンジンのエアシュラウドに
おいて、該エアシュラウドの気化器と反対側の部分を内
外二重に構成し、その内部に吸音材を封入したことを特
徴とする。
冷却ファンを設け、該クランク軸の他端側のエンジン側
方に気化器を設け、冷却ファン及びエンジンを覆い、冷
却ファンによって生起された冷却空気をエンジン側に案
内するようにした強制空冷エンジンのエアシュラウドに
おいて、該エアシュラウドの気化器と反対側の部分を内
外二重に構成し、その内部に吸音材を封入したことを特
徴とする。
（作用） 前記の手段を備えるから、エアシュラウドを通過しよ
うとする騒音は、内外二重のシュラウド壁によって遮ら
れると共に吸音材で減衰作用を受けて減衰される。
うとする騒音は、内外二重のシュラウド壁によって遮ら
れると共に吸音材で減衰作用を受けて減衰される。
（実施例） 以下本考案の実施例を図面に従って説明する。第１
図、第２図において１はエンジン、２はシリンダ、３は
シリンダヘッド、４は点火栓、５はピストン、６は燃焼
室であり、ピストン５の上死点においてそのまわりにス
キッシュエリア７が形成され、点火栓４の放電電極はス
キッシュエリア７の中心を指向している。また、８は気
化器、９は吸気弁、10は掃気口、11は排気口、12はコン
ロッド、14はクランク軸、15は冷却ファン、16は負荷を
駆動する可変径プーリ、17はＶベルト、18は変速機カバ
ーである。スキッシュエリアの高さを1.5〜3mmとし点火
栓位置を前記のようにすると、比較的爆発音は低く抑え
ることができる。
図、第２図において１はエンジン、２はシリンダ、３は
シリンダヘッド、４は点火栓、５はピストン、６は燃焼
室であり、ピストン５の上死点においてそのまわりにス
キッシュエリア７が形成され、点火栓４の放電電極はス
キッシュエリア７の中心を指向している。また、８は気
化器、９は吸気弁、10は掃気口、11は排気口、12はコン
ロッド、14はクランク軸、15は冷却ファン、16は負荷を
駆動する可変径プーリ、17はＶベルト、18は変速機カバ
ーである。スキッシュエリアの高さを1.5〜3mmとし点火
栓位置を前記のようにすると、比較的爆発音は低く抑え
ることができる。
エンジン１及び冷却ファン15を覆って冷却空気を案内
するエアシュラウド20は、合成樹脂製でファン側シュラ
ウド壁21と吸気側シュラウド壁22とからなり、両シュラ
ウド壁21、22は、さし込み継手23によって結合される。
するエアシュラウド20は、合成樹脂製でファン側シュラ
ウド壁21と吸気側シュラウド壁22とからなり、両シュラ
ウド壁21、22は、さし込み継手23によって結合される。
ファン側シュラウド壁21は、冷却ファン15と同心で格
子状の吸入口24を備えると共に、上部２個所、下部１個
所に横向きに突出する取付座25、26が設けられ、吸気口
24を除く側面全体にウレタンスポンジの如き吸音材27が
重ねられ、これを覆ってシュラウド外板28がリベット29
…で取付けられる。なお、30、31は外板位置決め用の止
め穴及び爪であり、外板外周位置の２個所に設けられ
る。また吸気側シュラウド壁22には冷却空気の出口32が
設けられる。
子状の吸入口24を備えると共に、上部２個所、下部１個
所に横向きに突出する取付座25、26が設けられ、吸気口
24を除く側面全体にウレタンスポンジの如き吸音材27が
重ねられ、これを覆ってシュラウド外板28がリベット29
…で取付けられる。なお、30、31は外板位置決め用の止
め穴及び爪であり、外板外周位置の２個所に設けられ
る。また吸気側シュラウド壁22には冷却空気の出口32が
設けられる。
エンジン１の作動により、エンジン１及び冷却ファン
で発生する騒音は、矢印Ａで示すように放射状に放出さ
れ、二重矢印で示す内部衝撃もケースの振動音となって
矢印Ａの一つとして放出される。
で発生する騒音は、矢印Ａで示すように放射状に放出さ
れ、二重矢印で示す内部衝撃もケースの振動音となって
矢印Ａの一つとして放出される。
これらの騒音は、シュラウド壁21、22によって減衰を
受けるが、プーリ16側では更に変速機カバー18及び気化
器による減衰作用も受ける。一方ファン15側の側面にお
いては、吸音材27とシュラウド外板28によって一層の減
衰作用を受け、全体としての騒音透過量が減少される。
受けるが、プーリ16側では更に変速機カバー18及び気化
器による減衰作用も受ける。一方ファン15側の側面にお
いては、吸音材27とシュラウド外板28によって一層の減
衰作用を受け、全体としての騒音透過量が減少される。
（考案の効果） 以上のように本考案は、エンジンと冷却ファンの双方
から騒音が放射される最も音量の大きい部分のシュラウ
ド壁を二重としてこれに吸音材を封入したから、一定量
の吸音材で最も有効に騒音を減衰させることができ、更
に、騒音放射量の少ない部分を覆うシュラウド壁には吸
着材を封入しないため壁厚を小さくでき、エンジン回り
を必要以上に大型化しないですむ効果を有する。
から騒音が放射される最も音量の大きい部分のシュラウ
ド壁を二重としてこれに吸音材を封入したから、一定量
の吸音材で最も有効に騒音を減衰させることができ、更
に、騒音放射量の少ない部分を覆うシュラウド壁には吸
着材を封入しないため壁厚を小さくでき、エンジン回り
を必要以上に大型化しないですむ効果を有する。
第１図は本考案を実施したエンジンの縦断正面図、第２
図は側面図である。 １…エンジン、15…冷却ファン、20…エアシュラウド、
27…吸音材。
図は側面図である。 １…エンジン、15…冷却ファン、20…エアシュラウド、
27…吸音材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辻本 洋一 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 雨宮 健二 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭62−64836（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−45228（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−95125（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】クランク軸の一端に冷却ファンを設け、該
クランク軸の他端側のエンジン側方に気化器を設け、冷
却ファン及びエンジンを覆い、冷却ファンによって生起
された冷却空気をエンジン側に案内するようにした強制
空冷エンジンのエアシュラウドにおいて、該エアシュラ
ウドの気化器と反対側の部分を内外二重に構成し、その
内部に吸音材を封入したことを特徴とする、強制空冷エ
ンジンのエアシュラウド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005558U JP2509143Y2 (ja) | 1989-01-21 | 1989-01-21 | 強制空冷エンジンのエアシュラウド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989005558U JP2509143Y2 (ja) | 1989-01-21 | 1989-01-21 | 強制空冷エンジンのエアシュラウド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0296425U JPH0296425U (ja) | 1990-08-01 |
| JP2509143Y2 true JP2509143Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31209037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989005558U Expired - Fee Related JP2509143Y2 (ja) | 1989-01-21 | 1989-01-21 | 強制空冷エンジンのエアシュラウド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2509143Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2573000Y2 (ja) * | 1992-12-28 | 1998-05-25 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の強制冷却用シュラウド |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6023234U (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-18 | 本田技研工業株式会社 | 強制空冷式ｏｈｖエンジンの冷却構造 |
| JPH0350260Y2 (ja) * | 1985-10-14 | 1991-10-28 |
-
1989
- 1989-01-21 JP JP1989005558U patent/JP2509143Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0296425U (ja) | 1990-08-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |