JP2003049708A - 小型エンジン - Google Patents

小型エンジン

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JP2003049708A
JP2003049708A JP2001236912A JP2001236912A JP2003049708A JP 2003049708 A JP2003049708 A JP 2003049708A JP 2001236912 A JP2001236912 A JP 2001236912A JP 2001236912 A JP2001236912 A JP 2001236912A JP 2003049708 A JP2003049708 A JP 2003049708A
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Japan
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crankshaft
starter motor
fuel injection
balancer shaft
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JP2001236912A
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English (en)
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Hisayuki Sakaguchi
久幸 阪口
Shinji Nishimura
伸治 西村
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、シリンダボディにスタータも取り付け
る場合、ブラケットを用いると部品点数が多くなり、直
接取り付ける場合支持剛性が不足していた。 【解決手段】 エンジン1のシリンダボディにスタータ
モータ57を取り付ける構成において、シリンダボディ
の上下に補強用リブ59a・59bを突設し、該リブの
間にスタータモータを配置した。また、シリンダボディ
にクランク軸3、カム軸13、バランサ軸85を支持す
る構成において、シリンダボディの側部壁を平面断面視
で階段状に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼルエンジン
のスタータモータの取付部やバランスウエイトの取付位
置を改良して、エンジンをコンパクトに構成するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼルエンジンのスタータモ
ータはシリンダブロックの側部の空いた空間に直接また
はブラケット等を介して取り付けられ、該スタータモー
タの出力軸よりギヤを介してフライホィールを回動して
クランク軸を回動できるようにしている。また、エンジ
ンを作動させるとクランク軸の回転により動力を取り出
せるが、該クランク軸はピストンの往復運動を回転運動
に変換するために、出力軸の軸心より偏心した位置でコ
ンロッドと連結している。そして、往復運動部分の慣性
力を釣り合わすために、クランク軸にバランサを設けて
いるが、回転方向が一方向だけであるため慣性力を完全
に釣り合わすことができず、クランク軸と平行にバラン
ス軸を設けて、振動の低減を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スタータモー
タはフライホィールを回転駆動するために大きな反力を
受けるためにブラケットも剛性の高いものが使用され、
どうしても大きな構成となり、コンパクト化が難しかっ
た。
【0004】また、シリンダ径を同一としてストローク
長を変更することで、シリンダ容量を増減して、エンジ
ンの種類を増加してシリーズ化することも行われてい
る。しかし、エンジンの出力を増加すると、それに応じ
てバランサの重量も増加させる必要があるが、同じシリ
ンダボディを用いてバランサの重量を増加させるには限
界があり、増加分のバランサを配置するためのスペース
を設けるにはシリンダボディを大きくする必要があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、同じシリンダボディを
用いながら、シリンダブロックやクランクケースの構造
やバランサの配置位置を工夫することにより仕様の異な
る小型のエンジンを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決すべく、次のような手段を採用するものであ
る。まず、請求項1においては、エンジンのシリンダボ
ディにスタータモータを取り付ける構成において、シリ
ンダボディの上下に補強用リブを突設し、該リブの間に
スタータモータを配置したものである。
【0007】また、請求項2においては、シリンダボデ
ィにクランク軸、カム軸、バランサ軸を支持する構成に
おいて、シリンダボディの側部壁を平面断面視で階段状
に構成したものである。
【0008】また、請求項3においては、請求項1また
は請求項2記載の小型エンジンにおいて、クランク軸端
に出力フランジを設け、該出力フランジに作業機を取り
付けるのための取付孔を複数設けたものである。
【0009】また、請求項4においては、請求項3記載
の小型エンジンにおいて、クランク軸に取り付けるコン
ロッドと対向する位置のバランサ軸上と、クランク軸よ
りバランサ軸を駆動するバランサ軸上の歯車の側部と
に、それぞれバランスウエイトを配置したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、添付の図面に従って説明する。図1は本発明に係る
空冷ディーゼルエンジンの正面断面図、図2は図1にお
けるX−X矢視断面図、図3は図1におけるY−Y矢視
断面図、図4はエンジンの上部平面図一部断面図、図5
はエンジンの下部平面図一部断面図、図6は弁腕支持部
の側面断面図、図7はシリンダヘッド部の側面断面図で
ある。
【0011】本発明に係るエンジンの全体構成から説明
する。エンジン1はシリンダボデイの上部をシリンダブ
ロック2、下部をクランクケース5とし、該シリンダブ
ロック2は中央に上下方向にシリンダ2aを形成してピ
ストン4を収納し、クランクケース5にはクランク軸
3、カム軸13、潤滑油ポンプ軸82やバランサ軸85
等が前後方向に軸支され、前記ピストン4とクランク軸
3の間はコンロッド17により連結している。シリンダ
ブロック2の上部がシリンダヘッド6により覆われ、該
シリンダヘッド6の上部はボンネット7により覆われ弁
腕室65を構成し、該ボンネット7の一側(左側)にマ
フラー8が配置され、他側(右側)に燃料タンク9が配
置されている。
【0012】前記シリンダブロック2下部のクランクケ
ース5内の右側にはガバナ11が配置され、その上部に
燃料噴射ポンプ12が配置されている。該燃料噴射ポン
プ12はクランク軸3上に設けた歯車50を介してカム
軸13上に設けたカムギヤ51に動力が伝えられ、該カ
ム軸13の前後中央上に設けたポンプ駆動カム14が前
記燃料噴射ポンプ12のプランジャを押し引きして燃料
タンク9からの燃料を吸入して、高圧管19を介して燃
料噴射ノズル30に所定のタイミングで所定量の燃料を
供給するようにしている。該燃料噴射ポンプ12の燃料
供給量はコントロールレバーを回動することによってプ
ランジャのストロークを変更して燃料噴射量を調節でき
るようにしている。該コントロールレバーはガバナ11
と連動連結されており、該ガバナ11は前記カムギヤ5
1に噛合した潤滑油ポンプ駆動ギヤ52を介してガバナ
ギヤ53に動力が伝えられて作動するようにしている。
【0013】また、前記カム軸13のポンプ駆動カム1
4の両側には吸気カム21と排気カム22が設けられ、
該吸気カム21と排気カム22に吸気プッシュロッド2
3と排気プッシュロッド24の下端がそれぞれ当接され
ている。該吸気プッシュロッド23と排気プッシュロッ
ド24を収納する吸気プッシュロッド室60と排気プッ
シュロッド室61とを略垂直方向にシリンダブロック2
及びシリンダヘッド6及びボンネット7に形成して、更
に、吸気プッシュロッド室60と排気プッシュロッド室
61の間に燃料噴射ポンプ室62を形成している。該吸
気プッシュロッド23と排気プッシュロッド24と燃料
噴射ポンプ12は略平行に配設されて、鉛直方向に延出
している。
【0014】そして、図3に示すように、前記シリンダ
ブロック2にガイド支持される吸気プッシュロッド23
と排気プッシュロッド24の外両側には、潤滑油連通路
63・64が設けられ、エンジン1が傾斜しても弁腕室
65等に潤滑油が溜まることがなくクランクケース5内
に抜けるようにしている。また、前記シリンダヘッド6
の吸気プッシュロッド室60と排気プッシュロッド室6
1は図3に示すように、上下中途部に括れ部66・67
を構成して鋳造時の型抜きが容易に行えるようにして製
造を簡単にしている。
【0015】上述のように、吸気プッシュロッド23と
排気プッシュロッド24の間に燃料噴射ポンプ12が並
べて配置され、該吸気プッシュロッド23と排気プッシ
ュロッド24と燃料噴射ポンプ12は略平行に上下方向
に配置することで、コンパクトな配置となり、上方より
組立られ、組立性も向上した構造としている。
【0016】前記吸気プッシュロッド23と排気プッシ
ュロッド24の上端は吸気弁腕25・排気弁腕26の一
側下端にそれぞれ当接され、吸気弁腕25・排気弁腕2
6の他側の下端にそれぞれ吸気弁27と排気弁28の上
端が当接されている。該吸気弁腕25・排気弁腕26の
中途部がシリンダヘッド6上に固設した支持部材31・
31に支持されている。該支持部材31・31は燃料噴
射ノズル30の前後両側方に配置されて、外側から吸気
弁腕25及び排気弁腕26をそれぞれ片持ち支持するよ
うにしている。
【0017】このようにして、前記吸気弁腕25、排気
弁腕26、及び、吸気プッシュロッド23と排気プッシ
ュロッド24と吸気弁27と排気弁28の上部、及び、
燃料噴射ノズル30の上部、及び、該燃料噴射ノズル3
0に連通される高圧管19等がシリンダヘッド6上部に
固定されるボンネット7により覆われる構成として、騒
音が漏れ難くなるようにし、配管や突出物をボンネット
7により隠すことで外観を向上している。
【0018】図2、図3、図7に示すように、前記吸気
弁27と排気弁28は前記ピストン4の上方に配置さ
れ、弁頭27a(28a)がシリンダヘッド6下面に形
成したバルブシートに着座させ、シリンダブロック2に
形成したシリンダ2aとシリンダヘッド6に形成した吸
気ポート6a(排気ポート6b)の間に配置している。
該吸気ポート6aはエアクリーナー20と連通され、排
気ポート6bは排気マニホールド72を介してマフラー
8と連通されている。弁棒27b(28b)はシリンダ
ブロック6を上方に貫通してボンネット7内突出され、
該ボンネット7内においてバネ32を外嵌して吸気弁2
7(排気弁28)を上方に摺動するように付勢して吸気
弁27(排気弁28)を閉じるようにしている。
【0019】また、図1、図4、図6に示すように、前
記吸気弁27と排気弁28の間でボンネット7により隔
てられてシリンダ2aの中心上方位置に燃料噴射ノズル
30の先端(吐出部)が挿入されて、シリンダ2a内に
燃料を噴射できるようにしており、該燃料噴射ノズル3
0はシリンダヘッド6に鉛直より前記燃料噴射ポンプ1
2側に傾斜して配置されている。該燃料噴射ノズル30
はシリンダヘッド6に固定した支持部材39により支持
固定され、該燃料噴射ポンプ12と燃料噴射ノズル30
は前後の中心線上に配設されて、該燃料噴射ノズル30
の燃料吸入口30aはノズルボディの燃料噴射ポンプ1
2側の側面より突出して、燃料噴射ポンプ12と燃料噴
射ノズル30の間の距離ができるだけ短くなるように配
設している。
【0020】つまり、燃料噴射ポンプ12と燃料噴射ノ
ズル30ができるだけ接近して配置されることになっ
て、コンパクトな配置とすることがでるとともに、燃料
噴射ポンプ12と燃料噴射ノズル30を連通する高圧管
19を短く構成することができ、燃料の供給経路が短く
なって、噴射遅れ等がなくなり、損失も小さく燃料噴射
ポンプ12から圧送される燃料圧を高く維持しながら燃
料を燃料噴射ノズル30から噴射させることができるの
である。
【0021】また、前記吸気弁27と排気弁28や吸気
弁腕25・排気弁腕26等を覆うボンネット7は平面視
において凹状に構成され、中央の凹部7aに燃料噴射ノ
ズル30を配置し、平面視において、該ボンネット7と
燃料タンク9で囲まれる閉空間内に、正面視において、
ボンネット7とシリンダヘッド6と燃料タンク9で囲ま
れる空間に燃料噴射ポンプ12と高圧管19と燃料噴射
ノズル30配置して、ボンネット7で覆っているのであ
る。
【0022】そして、図1、図2に示すように、シリン
ダボディ(クランクケース5)の側面にはスタータモー
タ57が取り付けられており、該スタータモータ57は
他の部品に比べて比較的重量が重いために、シリンダボ
ディの取付部の剛性をアップしている。つまり、本実施
例ではスタータモータ57をシリンダボディの左側に取
り付けるために、クランクケース5のマフラー8下方の
側面後部より左側方に取付プレート58を延設し、該取
付プレート58の垂直の前面にスタータモータ57を取
り付けるようにしている。そして更に、剛性をアップす
るために、スタータモータ57の上方位置と下方位置に
シリンダボディより水平方向側方にリブ59a・59b
を突出し、該リブ59aはピストン4の側方位置で、リ
ブ59bはバランサ軸85の側方位置で側方に突出され
ている。該リブ59a・59bの側面はシリンダボディ
に、後面は前記取付プレート58に固設されて、互いに
補強し合う構成としている。該リブ59a・59bは平
面視三角形状に構成されている。
【0023】このようにして、前記取付プレート58と
リブ59a・59bはシリンダボディの側面より側方に
突出して配置して、互いに補強しあ合うとともに、シリ
ンダボディと取付プレート58とリブ59a・59bに
囲まれた空間内にスタータモータ57を配置することに
よって、外部からの障害物に対して保護されるととも
に、強固に固定されることになるのである。なお、49
は始動用の電磁コイルであり、また、スタータモータ5
7の出力軸には歯車が固設され、該歯車はフライホィー
ル35に固設した歯車35aと噛合して、スタータモー
タ57を作動させたときにフライホィール35を回転さ
せてエンジンを始動できるようにしている。
【0024】また、シリンダボディの剛性を高くするた
めに、図5に示すように、シリンダボディの側部壁、具
体的にはクランクケース5の左右側面を断面視階段状に
段部5a・5bを形成している。該左側の段部5aはバ
ランサ軸85に形成したバランスウエイト85aの側方
のクランクケース5側面に上下方向に形成され、段部5
bは段部5aとは左右反対側のクランクケース5側面に
上下方向に形成されている。但し、段部5a・5bの形
状は凸状や傾斜状であってもよく、大きさも限定される
ものではない。こうして、リブを構成して断面積を増加
することなく、折り曲げの如く断面積が略同じでありな
がら剛性をアップしている。そして、剛性がアップされ
たことにより振動や騒音も低減できるようにしている。
【0025】また、クランク軸3の振動を低減するため
に、図1、図5に示すように、クランク軸3と略平行に
バランサ軸85が設けられており、該バランサ軸85上
にコンロッド17と対向した位置、つまり、クランク軸
3とコンロッド17との接続部に対して180度位相が
ズレた位置のバランサ軸85上にバランスウエイト85
aが形成されている。そして、該バランサ軸85をクラ
ンク軸3と同期して回転させるために、クランク軸3上
に歯車86を固設し、バランサ軸85上に固設した歯車
87と噛合させて、クランク軸3の回動によってバラン
サ軸85も回動するようにして、振動が打ち消しあうよ
うにしている。
【0026】そして、同じエンジン1の本体を用いて、
出力を増減させた仕様の異なるエンジンをシリーズ化し
て製造することが従来から行われてきているが、出力を
増加させた場合、バランスウエイトの重量も増加させな
いと振動の原因となったりするのであり、コンパクトに
設計するために同じシリンダボディを使用した場合に
は、単に、バランスウエイト85aを大きくすると、他
の部材と干渉して回転駆動できないことになる。そこ
で、前記歯車87の側面の空いた空間を利用して、該歯
車87の側面にバランスウエイト89を取り付ける構成
としている。
【0027】即ち、図8に示すように、バランスウエイ
ト89は歯車87と一体的に構成して、バランサ軸85
に取り付けている。或いは、バランスウエイト89と歯
車87とを別々に構成して、バランサ軸85に取り付け
るようにしている。また、バランスウエイト89と歯車
87とを別々に構成する場合には、図9、図10に示す
ように、バランスウエイト89と歯車87のそれぞれの
合致した位置にボルト孔を開口して、ボルト88によっ
て両者を連結固定し、バランサ軸85に取り付けること
もできる。
【0028】このように構成することによって、出力に
合わせて、バランスウエイト89の重量を変更すること
によって、振動の少ないエンジンを提供でき、空いた空
間を有効に利用することができるのである。また、バラ
ンスウエイト89の着脱や変更も容易にできるのであ
る。
【0029】そして、前記クランク軸3の一端はフライ
ホィール35やファンや始動用引っ張り紐等を取り付
け、他端に出力軸としてプーリーや出力フランジ99を
取り付けられるようにしている。該出力フランジ99は
他の作業機を直接連結して駆動できるようにしており、
メーカー毎や他の国の仕様毎に規定された規格に合わせ
ることができる。つまり、図11に示すように、出力フ
ランジ99は円板状に構成して、中心部に嵌合孔99a
を開口して、前記クランク軸3端の出力部に嵌合固定す
る。該出力フランジ99の外周部には複数の規格に合わ
せた取付孔99b・99b・・・99c・99c・・・
99d・99d・・・が開口されている。本実施例では
3cの規格に合わせられるようにしており、該取付孔9
9b・99b・・・99c・99c・・・99d・99
d・・・は雌ネジとしておくことによってボルトによっ
て容易に作業機の入力軸の継手と連結することができる
ようにしている。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので次
のような効果を奏する。まず、請求項1の如く、エンジ
ンのシリンダボディにスタータモータを取り付ける構成
において、シリンダボディの上下に補強用リブを突設
し、該リブの間にスタータモータを配置したので、コン
パクトな構成でありながらシリンダボディの剛性がアッ
プして、スタータモータを確実に支持できるとともに、
エンジン自体の振動、騒音を低減できる。また、リブに
よってスタータモータを囲むことによって保護すること
もできる。
【0031】また、請求項2の如く、シリンダボディに
クランク軸、カム軸、バランサ軸を支持する構成におい
て、シリンダボディの側部壁を平面断面視で階段状に構
成したので、コンパクトでありながら、断面積を増加す
ることができて、シリンダボディの剛性をアップするこ
とができる。この剛性がアップすることにより、振動・
騒音の低減化を図ることができる。
【0032】また、請求項3の如く、クランク軸端に出
力フランジを設け、該出力フランジに作業機を取り付け
るのための取付孔を複数設けたので、同一のフランジを
用いて、複数の規格に合わせて作業機を装着することが
可能となり、作業機を取り付けるためのアダプタ等が不
要となって作業機の取付が容易に行える。また、クラン
ク軸を短くすることができてコンパクト化が図れる。
【0033】また、請求項4の如く、クランク軸に取り
付けるコンロッドと対向する位置のバランサ軸上と、ク
ランク軸よりバランサ軸を駆動するバランサ軸上の歯車
の側部とに、それぞれバランスウエイトを配置したの
で、コンパクトに構成したエンジンでありながら、小さ
なスペース内にバランスウエイトを収納でき、出力を増
加した場合等でもバランスウエイトの重量を増加するこ
とができ、仕様変更も容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空冷ディーゼルエンジンの正面断
面図である。
【図2】図1におけるX−X矢視断面図である。
【図3】図1におけるY−Y矢視断面図である。
【図4】エンジンの上部平面図一部断面図である。
【図5】エンジンの下部平面図一部断面図である。
【図6】弁腕支持部の側面断面図である。
【図7】シリンダヘッド部の側面断面図である。
【図8】バランサ軸を示す図である。
【図9】同じく他の実施例を示す図である。
【図10】バランスウエイトの正面図と側面図である。
【図11】出力フランジを示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダブロック 5 クランクケース 5a・5b 段部 6 シリンダヘッド 57 スタータモータ 59a・59b リブ 89 バランスウエイト 99 出力フランジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/26 F16F 15/26 G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダボディにスタータモ
    ータを取り付ける構成において、シリンダボディの上下
    に補強用リブを突設し、該リブの間にスタータモータを
    配置したことを特徴とする小型エンジン。
  2. 【請求項2】 シリンダボディにクランク軸、カム軸、
    バランサ軸を支持する構成において、シリンダボディの
    側部壁を平面断面視で階段状に構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の小型エンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の小型エン
    ジンにおいて、クランク軸端に出力フランジを設け、該
    出力フランジに作業機を取り付けるのための取付孔を複
    数設けたことを特徴とする小型エンジン。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の小型エンジンにおいて、
    クランク軸に取り付けるコンロッドと対向する位置のバ
    ランサ軸上と、クランク軸よりバランサ軸を駆動するバ
    ランサ軸上の歯車の側部とに、それぞれバランスウエイ
    トを配置したことを特徴とする小型エンジン。
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