JP4336563B2 - バランサ軸 - Google Patents

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本発明は、エンジンのクランクケース内にクランクシャフトと平行に設けて、振動や騒音等を低減させるバランサ軸の構成に関する。詳しくは、バランサ軸を改良してエンジンをコンパクトに構成する技術に関する。
従来から、エンジンのクランクケースにはクランクシャフトを横架し、該クランクシャフトとピストンをコンロッドで連結し、シリンダ内に前記ピストンを往復摺動可能に嵌挿して、シリンダ内に燃料を吸入して、燃焼させることで、ピストンを往復動させ、コンロッドを介してクランクシャフトを回転させ、該クランクシャフトの一端または両端を出力軸として、動力を取り出すようにしている。このようなエンジンにおいては、ピストンの往復動をクランクシャフトの回転運動に変換するため、クランクシャフトにはどうしても振動が発生する。この振動を低減させるためにクランクシャフトと平行にバランサ軸が配置され、該バランサ軸をクランクシャフトと反対に回転させてエンジンの作動時に発生する振動を打ち消すようにしている。
このようにエンジンにおいてはクランクシャフトと平行にバランサ軸を配置しているが、エンジン自体を小さく軽量化し、クランクケースをコンパクトに構成するには、バランスウエイトを小型化し、クランクシャフトとバランサ軸をできるだけ近づけて配置することが好ましい。しかし、バランスウエイトを小型化すると重量も減少して振動を低減することは難しく、クランクシャフトとバランサ軸をあまり近づけ過ぎると、バランサ軸に設けたウエイトが回転時にコンロッドの大端部に当たってしまう。そこで、バランサ軸に設けたバランスウエイトとコンロッドの大端部が当たらない(干渉しない)ように、バランスウエイトに逃げ部を構成した技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−94026号公報
前記特許文献1に示される技術においては、コンロッドの大端部が干渉するバランスウエイトの部分を削っただけであるので、更に、クランクシャフトとバランサ軸を近づけることはできない。よって、エンジンのコンパクト化には限界があったのである。また、クランクシャフトからバランサ軸に駆動力を伝えるために、該クランクシャフトとバランサ軸の一側にはそれぞれ歯車を設けて互いに噛合させて配置していた。該バランサ軸上に設ける歯車は、できるだけ薄く、軸支部分をできるだけ短く形成することで、コンパクト化に貢献することができるが、あまり軸受部を短くしたり、歯車側面と当接するウエイトを省いたりすると歯車が倒れる問題があった。この倒れを防止するには歯車の両側にCリング等を配置することもできるが、部品点数が増加し、組み立て工数も増加してしまうのである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、クランクシャフト(5)と平行にバランサ軸(80)を配置し、該クランクシャフト(5)から歯車(82・83)を介して、該バランサ軸(80)を回動する1シリンダ型のエンジンにおいて、該クランクシャフト(5)の前後中央部に、コンロッド(6)の大端部(6a)を枢支する枢支部(5a)を偏心して配置し、該枢支部(5a)の前後両側を、該枢支部(5a)と反対側に延設して、2つのウエイト部(5b・5b)とし、前記バランサ軸(80)の前側の軸受部(80a)よりも機体中央側で、前記ウエイト部(5b)との間に、前バランスウエイト(80b)を一体的に構成し、前記バランサ軸(80)の前後中央部で、前記クランクシャフト(5)の2つのウエイト部(5b・5b)の間に、中央バランスウエイト(80c)を一体的に構成し、該前バランスウエイト(80b)と反対側のバランサ軸(80)の形状を偏平部(80d)とし、前記中央バランスウエイト(80c)の反対側のバランサ軸(80)に窪み(80e)を形成し、該窪み(80e)の底部をバランサ軸(80)の軸心よりも、中央バランスウエイト(80c)側に配置したものである。
請求項2においては、請求項1記載のバランサ軸において、前記窪み(80e)の断面形状を前記コンロッド(6)の大端部(6a)の軌跡と略同形状に構成し、前記窪み(80e)の前後方向の中心と、前記中央バランスウエイト(80c)の前後方向の中心と、コンロッド(6)の前後方向の中心を、同一面上に配置したものである。
請求項3においては、請求項1記載のバランサ軸において、前記バランサ軸(80)の端部上に、前記歯車(83)を嵌合する嵌合部(90)を設け、該嵌合部(90)の機体中央側に鍔部(90b)を形成するとともに、該歯車(83)に形成する軸孔(83a)の機体中央側端部に段部(83b)を形成したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、クランクシャフト(5)と平行にバランサ軸(80)を配置し、該クランクシャフト(5)から歯車(82・83)を介して、該バランサ軸(80)を回動する1シリンダ型のエンジンにおいて、該クランクシャフト(5)の前後中央部に、コンロッド(6)の大端部(6a)を枢支する枢支部(5a)を偏心して配置し、該枢支部(5a)の前後両側を、該枢支部(5a)と反対側に延設して、2つのウエイト部(5b・5b)とし、前記バランサ軸(80)の前側の軸受部(80a)よりも機体中央側で、前記ウエイト部(5b)との間に、前バランスウエイト(80b)を一体的に構成し、前記バランサ軸(80)の前後中央部で、前記クランクシャフト(5)の2つのウエイト部(5b・5b)の間に、中央バランスウエイト(80c)を一体的に構成し、該前バランスウエイト(80b)と反対側のバランサ軸(80)の形状を偏平部(80d)とし、前記中央バランスウエイト(80c)の反対側のバランサ軸(80)に窪み(80e)を形成し、該窪み(80e)の底部をバランサ軸(80)の軸心よりも、中央バランスウエイト(80c)側に配置したので、バランサ軸上のバランスウエイトを大きくすることなく偏心量を大きくすることが可能となる。
つまり、同じ重量であっても、偏心量を大きくすることができ、コンパクト化に貢献できる。また、窪みによりバランスウエイトと反対側の空間を大きくとることができる。よって、反対側に位置するクランクシャフトに近づけることができる。
また、窪みによりコンロッドとの干渉を避けることができ、窪みにコンロッドの大端部が入り込んで、バランサ軸をできるだけクランクシャフトに近づけることができる。つまり、バランサ軸とクランクシャフトの軸間距離を短くすることができて、エンジン自体をコンパクトに構成することができる。
請求項2においては、請求項1記載のバランサ軸において、前記窪み(80e)の断面形状を前記コンロッド(6)の大端部(6a)の軌跡と略同形状に構成し、前記窪み(80e)の前後方向の中心と、前記中央バランスウエイト(80c)の前後方向の中心と、コンロッド(6)の前後方向の中心を、同一面上に配置したので、窪みとバランスウエイトとコンロッドがクランクシャフトと直角方向に一列上に配置されることになり、バランスウエイトがコンロッドと反対側に位置した時にコンロッドの大端部が窪みに位置して、効率良く配置されることになり、回転時における振動を抑えてバランスさせることができる。
請求項3においては、請求項1記載のバランサ軸において、前記バランサ軸(80)の端部上に、前記歯車(83)を嵌合する嵌合部(90)を設け、該嵌合部(90)の機体中央側に鍔部(90b)を形成するとともに、該歯車(83)に形成する軸孔(83a)の機体中央側端部に段部(83b)を形成したので、鍔部に歯車の側面を当接させるだけで、歯車とバランサ軸の位置決めが容易にできる。そして、軸に対して容易に直角に取り付けることができ、歯車の端面を鍔部が受けて倒れを防止できる。また、鍔部を設けることで、Cリング等の位置決め部材を省くことができてコスト低減化が図れる。更に、歯車の軸孔側面に段部を設けることで、前記鍔部を入り込ませることができて、バランサ軸の軸心方向の長さを短く構成できる。或いは、鍔部を更に側端側に配置することができるようになるので、バランスウエイトを配置する空間を大きくでき、バランスウエイトの重量も増加することができる。
また、バランサ軸の重量の増加を抑えながら偏心量を増加させることができ、バランサ軸をコンパクトに構成できる。そして、バランサ軸の重量を減少できるので、エンジン自体を軽量化することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るエンジンの正面断面図、図2は本発明に係るエンジン下部の平面断面図、図3は本発明に係るバランサ軸部分の平面断面図である。
図4はバランサ軸の平面図、図5はバランサ軸駆動歯車の断面図、図6は図4におけるA−A矢視断面図、図7は図4におけるB−B矢視断面図である。
本発明に係るエンジンの全体構成について図1、図2を用いて説明する。図1に示すように、エンジン1の本体は上部のシリンダブロック2と下部のクランクケース3とから構成されており、該シリンダブロック2の中央にシリンダ2aが上下方向に形成され、該シリンダ2aにピストン4が収納されている。そして、該シリンダブロック2上にはシリンダヘッド7が配置され、該シリンダヘッド7上に弁腕ケース8が配置されて、弁腕27や吸気弁と排気弁の上端部、プッシュロッド25の上端部等を内装する弁腕室8aが形成されている。該エンジン1上部の弁腕ケース8の一側(図1における左側)にはマフラー9が配置され、他側(図1における右側)には燃料タンク10が配置されている。
前記クランクケース3にはクランクシャフト5が前後水平方向に軸支されており、該クランクシャフト5と前記ピストン4とがコンロッド6により連結されている。また、該クランクシャフト5と平行に後述するバランサ軸80やカム軸13がクランクケース3に横架され、該カム軸13の下方のクランクケース3内にはやガバナ装置11が配置されている。該カム軸13上方には燃料噴射ポンプ12やタペット23等が配置されている。該カム軸13の一端にカムギア17が固定されている。該カムギア17はクランクシャフト5の一端に固定されたギア18と噛合されて、該ギア18とカムギア17とを介してクランクシャフト5からカム軸13に駆動力を伝達可能としている。
また、前記カム軸13上には吸気カムと燃料噴射用カム14と排気カムとが所定間隔を開けて設けられている。吸気カムと排気カムにはそれぞれタペットが当接され、各タペットに吸気プッシュロッド・排気プッシュロッドを介して弁腕ケース8内の吸気弁腕27・排気弁腕の一側下端にそれぞれ当接されている。該吸気弁腕27・排気弁腕の他側の下端にはそれぞれ吸気弁と排気弁の上端が当接されている。
また、前記燃料噴射ポンプ12はガバナ装置11と連結されるコントロールレバー16が回動されることにより、燃料噴射量が変更される。該燃料噴射ポンプ12には高圧管を介してシリンダ2a上部に配置した燃料噴射ノズル15と連通され、クランクシャフト5の回転及びピストン4の上下動に同期して燃料が所定量シリンダ2a内に噴射される構成としている。
そして、図1、図2に示すように、クランクシャフト5の一側は出力軸とし、他側にはフライホイール81を固設している。該クランクシャフト5の前後中央部にコンロッド6の大端部6aを枢支している。該大端部6aの枢支部5aは偏心して配置され、該枢支部5aの前後両側は枢支部5aと反対側に延設してウエイト部5b・5bとしている。このようにして、該ウエイト部5b・5bによりエンジン駆動時における振動を低減するようにしている。
また、クランクケース3内のクランクシャフト5上の後側には、歯車82が固設され、該歯車82は前記バランサ軸80上に固定した駆動歯車83と噛合させている。こうして、クランクシャフト5の回動力を歯車82、駆動歯車83を介してバランサ軸80に伝え、該バランサ軸80をクランクシャフト5の逆方向に回転駆動するようにしている。
次に、本発明のバランサ軸80について図3、図4より説明する。バランサ軸80の前後両端には軸受部80a・80aを形成して、該軸受部80a・80aはベアリング84・84を介してクランクケース3に回転自在に支持されている。なお、本実施例では、クランクケース3前面をギアケース85で覆っており、バランサ軸80前端の軸受部80aはベアリング84を介してギアケース85に支持されている。
前記バランサ軸80の一端、本実施例では後部軸受部80aの前部には歯車嵌合部90が形成されている。該歯車嵌合部90は前記駆動歯車83の幅に合わせた取付軸部90aを形成している。該取付軸部90aの軸心方向の長さは駆動歯車83を焼嵌めして軸方向に滑らないようにするに十分な長さとしている。なお、バランサ軸80と駆動歯車83が互いに相対回転しないように両者の間にはキー86を介装している。前記取付軸部90aの機体中央側には鍔部90bを形成している。該鍔部90bにおける取付軸部90a側の軸心に対して直角方向に形成した垂直面90cは、駆動歯車83の位置決め用の面、及び、バランサ軸80に対して駆動歯車83を直角に取り付けるための当接面としている。
また、該鍔部90bの機体中央側は徐々に径が小さくなるようにしたテーパ部90dとしている。こうして応力が集中することを防止している。
一方前記駆動歯車83は図5に示すように、中心に設けた軸孔83aの鍔部90b側には段部(階段状部分)83bを形成している。該段部83bの内径は前記鍔部90bの外径よりも若干大きく構成し、該段部83bの幅は鍔部90bの幅と略同じとしている。このように構成することで、段部83bの側面が前記鍔部90bの垂直面90cに当接して、駆動歯車83をバランサ軸80に対して直角に取り付けることができる。そして、鍔部90bが段部83b内に入り込んで軸方向の長さを短くしてコンパクトに構成するとともに、駆動歯車83からの出っ張りをなくして、バランスウエイトを配置するための空間ができるだけ大きくなるようにしている。
そして、バランサ軸80の前側の軸受部80aの機体中央側と、前後中央部にはそれぞれ前バランスウエイト80bと中央バランスウエイト80cが形成されている。詳しくは、該前バランスウエイト80bはギアケース85と前記ウエイト部5bの間に配置され、中央バランスウエイト80cは前記ウエイト部5b・5bの間に配置されている。また、中央バランスウエイト80cと駆動歯車83の間にウエイト部5bが配置される。この前バランスウエイト80bと中央バランスウエイト80cは、クランクシャフト5とバランサ軸80が回動してウエイト部5b・5bと対向した位置に回転したときに、丁度交互に位置して平面視で重ならないように配置し、且つ、両者の間の隙間はできるだけ小さくなる形状に構成して、偏心量ができるだけ大きくなるようにしている。このように配置して、クランクシャフト5とバランサ軸80の間において、バランスウエイトが効率良く配置されて、前後方向の長さができるだけ短くなるようにして、エンジン本体がコンパクトとなるようにし、クランクケース3内の空間を有効に利用できるようにしている。
そして更に、前バランスウエイト80bが位置する軸部、及び前記鍔部90bから前後中心側に位置する軸部は図4、図6に示すように、バランスウエイトと反対側を削って略半円状に構成して、バランスウエイトと反対側の軸部を偏平面80dとしている。但し、バランスウエイトの荷重及び回転時に受ける遠心力により変形しない剛性を有する断面積は確保されている。このように、バランスウエイトと反対側の軸部を削ることにより、軸心に対する偏心量を大きくすることができて、バランサ軸80を小型化することができ、クランクシャフト5にも近づけることができるのである。
更に、中央バランスウエイト80cが位置する軸部は、図4、図7に示すように、前記バランサ軸80上の前後中央、つまり、軸心方向中央部におけるバランスウエイトと反対側の軸径を小径としている。こうして、バランサを大きくすることなく偏心量を大きくすることができ、バランサと反対側の空間を大きくとることができるのである。
そして、前記バランサ軸80上に配置する中央バランスウエイト80cと反対側のバランサ軸部に形成した小径部分を窪み80eとして形成している。該窪み80eは底部をバランサ軸80の軸心Oよりもバランスウエイト側に位置するように構成して、中央バランスウエイト80c側に入り込むように構成している。なお、前記偏平面80dから窪み80eへ至る面は傾斜面としている。
このように構成することで、窪み80eは中央バランスウエイト80c(突出側)と反対側の重量を削ることになり、中央バランスウエイト80cの重心位置は窪みを設けない時(真円の軸)に比べて軸心Oから更に遠く離れて位置させることができ、偏心量を大きくすることができ、ウエイトを効率良く配置して回転時における振動を抑えてバランスさせることができる。
更に、前記窪み80eの前後方向(軸心方向)の中心と、中央バランスウエイト80cの前後方向の中心と、前記コンロッド6の前後方向の中心を略同一面上に配置している。言い換えれば、窪み80eと中央バランスウエイト80cとコンロッド6がクランクシャフト5と直角方向に一列上に配置しているのである。そして、該窪み80eの平面断面形状は、コンロッド6の大端部6aの(断面視における外側の)軌跡と略同じ形状に構成している。
このように構成することにより、クランクシャフト5回転時において、バランスウエイト80b・80cとウエイト部5b・5bが互いに離れたときに、窪み80eにコンロッド6の大端部6aが近づくことになるが、その形状が略同じであるために、若干の隙間を介して当接することがなく回転することができる。つまり、コンロッド6とバランサ軸80の干渉をさけてバランサ軸を回動することができる。そして、コンロッド6の大端部6a、つまり、クランクシャフト5にバランサ軸80をできるだけ近づけることができ、クランクシャフト5とバランサ軸80との軸間距離を従来よりも短くなるように配置でき、エンジン自体をコンパクトに構成することができるのである。
本発明に係るエンジンの正面断面図。 本発明に係るエンジン下部の平面断面図。 本発明に係るバランサ軸部分の平面断面図。 バランサ軸の平面図。 バランサ軸駆動歯車の断面図。 図4におけるA−A矢視断面図。 図4におけるB−B矢視断面図。
5 クランクシャフト
6 コンロッド
6a 大端部
80 バランサ軸
80c バランスウエイト
80e 窪み
82・83 歯車
83a 軸孔
83b 段部
90 嵌合部
90b 鍔部

Claims (3)

  1. クランクシャフト(5)と平行にバランサ軸(80)を配置し、該クランクシャフト(5)から歯車(82・83)を介して、該バランサ軸(80)を回動する1シリンダ型のエンジンにおいて、該クランクシャフト(5)の前後中央部に、コンロッド(6)の大端部(6a)を枢支する枢支部(5a)を偏心して配置し、該枢支部(5a)の前後両側を、該枢支部(5a)と反対側に延設して、2つのウエイト部(5b・5b)とし、前記バランサ軸(80)の前側の軸受部(80a)よりも機体中央側で、前記ウエイト部(5b)との間に、前バランスウエイト(80b)を一体的に構成し、前記バランサ軸(80)の前後中央部で、前記クランクシャフト(5)の2つのウエイト部(5b・5b)の間に、中央バランスウエイト(80c)を一体的に構成し、該前バランスウエイト(80b)と反対側のバランサ軸(80)の形状を偏平部(80d)とし、前記中央バランスウエイト(80c)の反対側のバランサ軸(80)に窪み(80e)を形成し、該窪み(80e)の底部をバランサ軸(80)の軸心よりも、中央バランスウエイト(80c)側に配置したことを特徴とするバランサ軸。
  2. 請求項1記載のバランサ軸において、前記窪み(80e)の断面形状を前記コンロッド(6)の大端部(6a)の軌跡と略同形状に構成し、前記窪み(80e)の前後方向の中心と、前記中央バランスウエイト(80c)の前後方向の中心と、コンロッド(6)の前後方向の中心を、同一面上に配置したことを特徴とするバランサ軸。
  3. 請求項1記載のバランサ軸において、前記バランサ軸(80)の端部上に、前記歯車(83)を嵌合する嵌合部(90)を設け、該嵌合部(90)の機体中央側に鍔部(90b)を形成するとともに、該歯車(83)に形成する軸孔(83a)の機体中央側端部に段部(83b)を形成したことを特徴とするバランサ軸。
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