JP2007321747A - ベルト式伝動機構を備えるバーチカル内燃機関 - Google Patents

ベルト式伝動機構を備えるバーチカル内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】バーチカル内燃機関において、クランク室からのオイル混入気体が伝動機構のゴム製のベルトに過剰に接触することを防止してベルトの寿命を延ばすと共に、ベルトの適度な潤滑性を確保する。
【解決手段】バーチカル内燃機関Eは、クランク室20に収容されたクランク軸18と、クランク軸18の動力を動弁装置23のカム軸24に伝達するゴム製のベルト53を備えると共にベルト室63に収容されたベルト式伝動機構50とを備える。ベルト室63はクランク室20からのオイル混入気体の流れがベルト53から逸れるようにクランク室20から隔離され、ベルト53にオイルをベルト室63内で集中的に供給するオイルジェット80が設けられる。ベルト53はオイルジェット80からのオイルにより潤滑される。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、回転中心線が上下方向を指向してクランク室に収容されたクランク軸と、クランク軸の動力を被動装置に伝達するゴム製のベルトを備えるベルト式伝動機構とを備え、ベルトがオイルにより潤滑されるバーチカル内燃機関に関する。そして、該バーチカル内燃機関は例えば船外機に搭載される。
バーチカル内燃機関において、クランク軸の動力を被動装置に伝達するゴム製のベルトを備える伝動機構がベルト室に収容され、該ベルトがクランク室からベルト室に流入するオイルにより潤滑されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−275020号公報
ベルト室がクランク室に開放していて、伝動機構を構成するベルトやプーリなどがクランク室に露出していると、クランク室からベルト室に流入するミスト状のオイルやブローバイガスが混入している気体(以下、「オイル混入気体」という。)に含まれるオイルやブローバイガスにベルトが曝されやすく、さらにクランク軸の回転により飛散するオイルの滴がベルト室でベルトにそのまま付着したり、プーリに一旦付着したオイルがプーリの回転により飛散してベルトに付着するなどして、ベルトに接触するオイルが潤滑に必要な量を越えて過剰になる。そして、オイル混入気体中のオイルやブローバイガスがベルトに過剰に接触し、さらに高温のオイル混入気体がベルトに接触すると、オイルの成分やブローバイガスの成分によりゴム製のベルトの劣化を早めることになって、ベルトの寿命が短くなる原因になる。そこで、劣化の影響を低減するために、ベルトの幅や厚みを大きくしたり、ベルトの強度を高めたりすると、伝動機構の大型化やコスト高を招来する。その一方で、ベルトの潤滑性が低下するとプーリとの摩擦が増加するために摩耗が生じやすく、やはりベルトの寿命が短くなる。
このため、ベルトの潤滑をクランク室からのオイル混入気体中のオイルに依存することは、オイルやブローバイガスによるベルトの劣化の抑制およびベルトの適度な潤滑性の確保の点で簡単ではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜3記載の発明は、バーチカル内燃機関において、クランク室からのオイル混入気体が伝動機構のゴム製のベルトに過剰に接触することを防止してベルトの寿命を延ばすと共に、ベルトの適度な潤滑性を確保することを目的とする。
請求項1記載の発明は、回転中心線が上下方向を指向するようにクランク室に収容されたクランク軸と、前記クランク軸の動力により回転駆動される被動軸を備える被動装置と、前記クランク軸の動力を前記被動軸に伝達するゴム製のベルトを備えると共にベルト室に収容されたベルト式伝動機構とを備え、前記ベルトがオイルにより潤滑されるバーチカル内燃機関において、前記ベルト室は前記クランク室からのオイル混入気体の流れが前記ベルトから逸れるようにクランク室から隔離され、前記ベルトにオイルを前記ベルト室内で集中的に供給するオイル供給手段を備えるバーチカル内燃機関である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のバーチカル内燃機関において、前記クランク室から前記ベルト室を隔離する前記隔壁を備え、前記オイル供給手段は前記ベルト室内に配置されたオイルジェットから構成されるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のバーチカル内燃機関において、前記クランク室から前記ベルト室を隔離する隔壁を備え、前記オイル供給手段は前記隔壁の天井壁に設けられた油孔から構成され、前記油孔は、前記天井壁上を流れる前記クランク室からのオイル混入気体から分離されたオイルを前記ベルトに向けて滴下させるものである。
請求項1記載の発明によれば、ベルト室は、クランク室からのオイル混入気体がベルトから逸らされるようにクランク室から隔離されているため、オイル混入気体の流れが逸らされることなくそのままベルトに向かう場合に比べて、オイル混入気体がベルトに接触することが減少して、オイル混入気体中のオイルやブローバイガスとの接触によるベルトの劣化が抑制されるので、オイルにより潤滑されるベルトの寿命が延び、メンテナンスまでの期間を長くすることができる。しかも、ベルトを潤滑するためのオイルは、オイル供給手段からベルトの限られた範囲に集中的に供給されるので、ベルト全体がオイルに常時接触する状態になるオイル混入気体中のオイルによる潤滑に比べて、ベルトを潤滑するオイルの量または供給されたオイルと接触するベルトの部位を設定することができるので、ベルトの適度な潤滑性が確保される。
請求項2記載の事項によれば、ベルト室内に配置されたオイルジェットから噴射されるオイルによりベルトが潤滑されるので、ベルトに噴射されるオイルの量および噴射されたオイルと接触するベルトの部位を設定しやすくなり、ベルトの適度な潤滑性が確保される。
請求項3記載の事項によれば、隔壁に設けられた油孔から滴下されるオイルによりベルトが潤滑されるので、滴下したオイルと接触するベルトの部位を設定しやすくなり、ベルトの適度な潤滑性が確保される。しかも、油孔からベルトに供給されるオイルは、オイル混入気体から分離されたオイルを利用するので、ブリーザ機構のブリーザ室でのオイル分離機能を低めることができて、ブリーザ室を小型化できる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7を参照して説明する。
図1〜図5は第1実施形態を説明するための図である。
図1を参照すると、本発明が適用されたバーチカル内燃機関Eは船外機Sに搭載される。船外機Sは、上下方向を指向する回転中心線を有するクランク軸18を備える内燃機関Eのほかに、内燃機関Eを支持するマウントケース1と、マウントケース1の下端部に結合されるエクステンションケース2と、エクステンションケース2の下端部に結合されるギヤケースと、内燃機関Eの下部からエクステンションケース2の上部までの周囲を覆うアンダカバー3と、アンダカバー3の上端部に結合されるエンジンカバー4とを備える。
船外機Sは、クランク軸18の下軸端部18bに同軸に連結される駆動軸5と前記ギヤケース内に収容される前後進切換装置とプロペラとから構成される動力伝達装置を備え、内燃機関Eが発生する動力は、クランク軸18から駆動軸5および前記前後進切換装置を経て前記プロペラに伝達される。
船外機Sを船体の船尾に取り付ける取付装置は、マウントケース1およびエクステンションケース2に固定されるスイベル軸6を回動可能に支持するスイベルケース7と、スイベルケース7を上下方向に揺動可能に支持するチルト軸8を保持すると共に船体の船尾に固定されるブラケット9とを備える。この取付装置により、船外機Sは、船体に対してチルト軸8を中心に上下方向に揺動可能であると共に、スイベル軸6を中心に左右方向に揺動可能である。
図1,図2を参照すると、多気筒4ストローク内燃機関である内燃機関Eは、上下方向に直列に並んで一体成形された複数の、この実施形態では3つのシリンダ11nから構成されるシリンダブロック11と、シリンダブロック11の前端部に結合されるクランクケース12と、シリンダブロック11の後端部に結合されるシリンダヘッド13と、シリンダヘッド13の後端部に結合されるヘッドカバー14とから構成される機関本体(以下、「機関本体」という。)を備え、さらにマウントケース1の下端部に結合されてエクステンションケース2内に収容されたオイルパン15を備える。
各シリンダ11nに往復動可能に嵌合するピストン16は、シリンダブロック11およびクランクケース12により形成されるクランク室20に収容されたクランク軸18にコンロッド17を介して連結される。上下方向に延びて配置されて回転中心線が上下方向にほぼ平行な方向を指向し得るクランク軸18は、シリンダブロック11およびクランクケース12に主軸受19を介して回転可能に支持される。
シリンダヘッド13には、各シリンダ11n毎に、シリンダ軸線の方向でピストン16に対向する燃焼室21と、各燃焼室21に開口する吸気ポートおよび排気ポートと、各燃焼室21に臨む点火栓とが設けられる。さらに、シリンダヘッド13に設けられて前記吸気ポートおよび前記排気ポートをそれぞれ開閉する吸気弁および排気弁は、シリンダヘッド13とヘッドカバー14とにより形成される収容室としての動弁室22に収容される頭上カム軸型の動弁装置23により駆動されてクランク軸18の回転に同期して開閉動作を行う。
動弁装置23は、ベルト式伝動機構50を介して伝達されるクランク軸18の動力により回転駆動されるカム軸24と、カム軸24に設けられた動弁カムとしての吸気カム25aおよび排気カム25bと、1対のロッカアーム軸に揺動可能に支持される吸気ロッカアーム26aおよび排気ロッカアーム26bとを備える。そして、上下方向に延びて配置されてクランク軸18の回転中心線と平行な回転中心線を有するカム軸24が、吸気カム25aおよび排気カム25bによりそれぞれ駆動されて揺動する吸気ロッカアーム26aおよび排気ロッカアーム26bを介して前記吸気弁および前記排気弁を開閉駆動する。それゆえ、動弁装置23は、クランク軸18の動力により回転駆動される被動軸としてのカム軸24を備える被動装置である。
図3を併せて参照すると、内燃機関Eは、吸気消音器27aと、該吸気消音器27aから流入して気化器28のスロットル弁により計量された吸入空気を前記吸気ポートに導く吸気管27bとから構成される吸気装置27を備える。吸気装置27により形成される吸気通路を流通する吸入空気は、シリンダ11n毎に設けられた気化器28において燃料と混合して混合気を形成し、該混合気が吸気管27bおよび前記吸気ポートを経て燃焼室21に吸入される。燃焼室21で前記点火栓により点火された混合気が燃焼して発生した燃焼ガスの圧力により駆動されて往復運動するピストン16は、コンロッド17を介してクランク軸18を回転駆動する。
燃焼ガスは、排気ガスとして、燃焼室21から、前記排気ポートを経てシリンダブロック11に設けられた排気集合通路に流出し、さらにマウントケース1内、排気管内およびエクステンションケース2内の通路を通って水中に排出される。
内燃機関Eの潤滑系統は、シリンダブロック11、シリンダヘッド13およびクランクケース12の下方に配置されたオイルパン15と、シリンダヘッド13に設けられてカム軸24により駆動されるオイルポンプ29と、多数の油路とから構成される。そして、オイルポンプ29がオイルパン15からマウントケース1、シリンダブロック11およびシリンダヘッド13にそれぞれ設けられた吸入油路を経て吸入した後に吐出したオイルは、シリンダヘッド13およびシリンダブロック11に設けられた吐出油路およびオイルフィルタを経てメインギャラリに流入し、該メインギャラリからシリンダブロック11、シリンダヘッド13およびクランク軸18などに設けられた油路を経て、クランク室20内のクランク軸18における摺動部や主軸受19などの各潤滑箇所、および動弁室22内のカム軸24やロッカアーム26a,26bなどの動弁装置23における摺動部などの各潤滑箇所に供給された後、シリンダブロック11およびシリンダヘッド13に設けられた戻り油路およびマウントケース1に設けられた戻り油路を経てオイルパン15に戻る。
図1〜図4を参照すると、伝動機構50は、内燃機関Eに備えられる伝動ケース60により形成されるベルト室63に収容される。伝動ケース60は、機関本体の一部としての上端部Eaに結合されて設けられる第1ケースとしての下ケース61と、下ケース61に結合される第2ケースとしての上ケース62とから構成される。ベルト室63の第1室壁としての底壁W1および第2室壁としての天井壁W2をそれぞれ構成する下ケース61および上ケース62は、その周縁部61a,62a同士において、上ケース62の挿通孔H3に挿通されて下ケース61のネジ孔H1にねじ込まれる複数のボルト(図示されず)と、上ケース62の挿通孔H4および下ケース61の挿通孔H2に挿通されてシリンダブロック11およびクランクケース12の各上端部11a,12aにねじ込まれる複数のボルト(図示されず)とにより、油密に結合される。さらに、下ケース61は、複数のボルトB1によりシリンダヘッド13の上端部13aおよびカム軸ホルダ31を介して上端部13aに結合される。ここで、上端部11a,12a,13aは、機関本体の上端部Eaを構成する。また、底壁W1および天井壁W2はベルト室63の室壁である。
一方、伝動機構50は、下ケース61および上ケース62を下方から順次貫通して上方に延びるクランク軸18の上軸端部18aにベルト室63内で結合される駆動プーリ51と、下ケース61および上ケース62を下方から順次貫通して上方に延びるカム軸24の上軸端部24aにベルト室63内で結合される被動プーリ52と、両プーリ51,52に掛け渡されて水平面にほぼ平行な走行軌道を走行するゴム製の歯付ベルトから構成される無端ベルト53と、クランク軸18の動力をカム軸24に伝達するベルト53に張力を付与するテンショナ54とを備える。
図1,図2を参照すると、上軸端部18aにおいて上ケース62から上方に突出する部分には、上ケース62に結合されるカバー32により覆われる。カバー32内には、フライホイール33と、永久磁石34aが取り付けられた該フライホイール33をロータとすると共に上端部Eaなどに固定される点火用のエキサイタコイル34bや充電用コイル34cなどのコイルをステータとする交流発電機34とが収容される。そして、フライホイール33の外周には、クランクケース12に取り付けられたスタータモータ35のピニオン35aと噛合可能なリングギヤ36が設けられる。また、上軸端部24aには、パスサロータ37が設けられ、カム軸24の回転位置を検出するためのパルサコイル38が上ケース62に取り付けられる。
さらに、上ケース62には、両上軸端部18a,24aおよび被動プーリ52のボス部52cが油密状態で貫通する孔と、カバー39により覆われるテンショナ54の位置調整用の作業孔42とが設けられる。
図1〜図3を参照すると、上下方向でクランク室20とベルト室63との間に配置される下ケース61には、両上軸端部18a,24aがそれぞれ貫通する孔42a,42bと、クランク室20に連通するクランク室側通気口70と、動弁室22に連通する動弁室側通気口71とが設けられる。下ケース61と両上端部11a,12aとの間に形成される空間43に開放する通気口70は、該空間43と上端部11aに設けられた連通路44とを介してクランク室20に連通する。なお、孔42aの周囲で、下ケース61とシリンダブロック11およびクランクケース12とは油密状態で結合され、孔42bの周囲で、下ケース61とシリンダヘッド13およびカム軸ホルダ31とは密封状態で結合されている。
そして、円形の孔41aは上軸端部18aの円形のフランジ部18cよりも僅かに大きいだけであり、孔41aを通じてのクランク室20・ベルト室63間での気体の流通量は、それぞれ、通気口70,71を通じての気体の流通量に比べて、極めて少ないか、または無視できる程度である。それゆえ、クランク室20とベルト室63との間の気体の流通は実質的に通気口70のみを通じて行われ、動弁室22とベルト室63との間の気体の流通は実質的に通気口71のみを通じて行われる。
各通気口70,71は、ベルト53よりも下方に位置し、平面視で、ベルト室63がベルト53を境にしてベルト53により囲まれる内側領域とベルト53の外側の外側領域とに分けられるとき、該外側領域で、伝動機構50と周縁部61aとの間に配置される。このため、各通気口70,71は、平面視で、伝動機構50の全体と重なることがない位置にある。したがって、下ケース61は、伝動機構50の、平面視でクランク室20と重なる部分である重なり部の全体またはほぼ全体を、クランク室20から遮蔽する遮蔽部材または隔壁を構成し、各通気口70,71は、平面視で前記重なり部と重ならない位置に設けられる。そして、この実施形態において、前記重なり部は、伝動機構50の構成部材のうちで、少なくともベルト53における平面視でクランク室20と重なる部分53aから構成される。
図1,図2を参照すると、クランク室20内のブローバイガスを吸気装置27に還流するブリーザ機構は、動弁室22内に設けられたブリーザ室45と、ブリーザ室45と吸気消音器27a(図3参照)とを連通させる外部ブリーザ通路を形成するブリーザ管46とから構成される。ブリーザ室45は、上流側で動弁室22に連通し、下流側でブリーザ管46に連通する。そして、ブリーザ室45を通じてブローバイガスが前記吸気通路に導かれる。
より具体的には、クランク室20内には、クランク軸18の回転により飛散したオイルや主軸受19から噴出したオイルなどにより形成される滴状のオイルやミスト状のオイル、およびブローバイガスが存在する。このうち、ミスト状のオイルとブローバイガスとが混入した気体(すなわち、オイル混入気体)は、内燃機関Eの運転時に、クランク室20から、シリンダブロック11およびシリンダヘッド13に設けられた孔からなる内部ブリーザ通路(図示されず)を通じて、ブリーザ室45を通じて作用する吸気負圧により負圧状態になる動弁室22に流入する。同時に、オイル混入気体の一部は、クランク室20から、連通路44、空間43および通気口70を通ってベルト室63に流入し、さらにベルト室63から通気口71を通って動弁室22に流入する。そして、動弁室22内でのオイル混入気体は、ブリーザ室45においてオイルが分離された後、ブリーザ管46を通って吸気消音器27aに流入し、吸入空気と共に燃焼室21に吸入される。
このとき、クランク室20から飛散した滴状のオイルは、下ケース61により遮られてベルト53を含む伝動機構50に付着することが抑制される。また、クランク室20からベルト室63に向かうオイル混入気体は、空間43内で下ケース61に当たって偏向して、クランク室20からベルト室63に向かう方向から一旦逸れた後、通気口70を通ってベルト室63に流入する。この過程で、オイル混入気体中のオイルの一部は下ケース61に付着するので、ベルト室63に流入するオイル混入気体に含まれるオイルが減少する。
伝動ケース60には、ベルト室63内で通気口70,71と伝動機構50との間に配置される障壁部材としての内側壁Wiが設けられる。内側壁Wiは、クランク室20から通気口70を通ってベルト室63に流入したオイル混入気体の流れをベルト53、各プーリ51,52およびテンショナ54を含む伝動機構50から逸らせる位置にある。それゆえ、ベルト室63は、クランク室20からのオイル混入気体がベルト53をはじめとする伝動機構50から逸れるようにクランク室20から隔離され、伝動ケース60および内側壁Wiは、クランク室20からベルト室63を隔離する隔壁を構成する。
ベルト53の外側領域に配置される内側壁Wiは、ベルト室63の底壁W1と天井壁W2との間で底壁W1と天井壁W2との上下方向での間隔に等しい長さで上下方向に延びていると共に水平方向でベルト53、ひいては伝動機構50をほぼ全周に渡って囲む周壁により構成される。より具体的には、内側壁Wiは、下ケース61および上ケース62にそれぞれ一体成形されて上下方向にほぼ平行に延びている下内側壁64および上内側壁65が上下方向で突き合わされて構成される。各内側壁64,65は、水平方向でベルト53、各プーリ51,52およびテンショナ54の外側、すなわち伝動機構50をほぼ全周に渡って囲んでいる。
したがって、ベルト室63は、内側壁Wiを境にして、内側壁Wiの内側に位置して伝動機構50の全体が配置される内側室63aと、通気口70,71が開口する外側室63bとに二分される二重構造の室である。そして、内側壁Wiには、内側室63aと外側室63bとを連通させる複数の連通口73,74が設けられる。
連通口73,74は、シリンダ軸線方向でクランク室20寄りのクランク室側連通口73と、動弁室22寄りの動弁室側連通口74とから構成される。ベルト53に沿って1対の通気口70の間に位置する連通口73は、下内側壁64に設けられたスリットにより構成され、ベルト53に沿って被動プーリ52近傍の1対の通気口71aの間に位置する連通口74は、下内側壁64の端部および上内側壁65の端部にそれぞれ設けられた1対の切欠きまたはスリットにより構成され、双方の連通口73,74は、シリンダ軸線方向で、ベルト53および両プーリ51,52を挟んで配置される。
各連通口73,74の通路面積は通気口70,71の通路断面積よりも小さく設定されて、内側室63aにオイル混入気体が流入するのを極力制限する一方、後述するオイルジェット80から供給されたオイルが内側室63aから円滑に流出することができる大きさに設定される。これは、ベルト53を潤滑するオイルはオイルジェット80により供給されるため、ベルト53を潤滑するためにオイル混入気体中に含まれるミスト状のオイルを使用する必要はないことに基づく。したがって、クランク室20から連通口73を通って内側室63aに流入するオイル混入気体は極めて少量である。
底壁W1(または下ケース61)において、内側室63aを形成する内側部分W1aは、外側室63bを形成する外側部分W1bよりも上方にあり、外側部分W1bは、底壁W1に設けられた凹部または溝部により構成される。そして、通気口70,71は、外側部分W1bの底部に設けられている。そして、内側室63a内の内側底面Faは、通気口70,71の周縁部を含む外側室63bの外側底面Fbよりも高い位置にある。このため、内側底面Fa上のオイルは、内側底面Faに滞留することが殆どなく、内側底面Faを流れて連通口73,74を通って外側室63bに流出し、さらに通気口70,71を通ってクランク室20および動弁室22に流出する。
図5を併せて参照すると、内燃機関Eは、ベルト53を潤滑するためのオイルを内側室63a内で集中的に供給するオイル供給手段を構成する1対のオイルジェット80を備える。シリンダブロック11にボルトB2により取り付けられて設けられた各オイルジェット80は、底壁W1(下ケース61)を貫通してその一部が内側室63a内に配置される。各オイルジェット80には、シリンダブロック11に設けられた給油路81に連通する油路80aと、該油路80aに連通すると共に内側室63a内に位置する噴口80bとが設けられる。給油路81は、前記メインギャラリを介して油圧源としてのオイルポンプ29(図1参照)に連通している。そして、内燃機関Eの運転中、オイルポンプ29から給油路81を経てオイルジェット80に供給された高圧のオイルが、噴口80bから、各プーリ51,52とベルト53との噛合い開始部に向けて噴射される。噴射された後に内側室63a内で内側底面Fa上に落下したオイルは、内側底面Fa上を流れて連通口73,74から外側室63bに流出し、さらに通気口70,71を通ってクランク室20および動弁室22に流出する。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
内燃機関Eに備えられてベルト室63を形成する伝動ケース60は、クランク室20とベルト室63との間に遮蔽部材としての下ケース61(底壁W1)を備え、下ケース61は、ベルト53の重なり部53aを、クランク室20から遮蔽することにより、重なり部53aが下ケース61により遮蔽されるため、クランク室20から飛散して来る滴状のオイルやクランク室20からのオイル混入気体が下ケース61により遮蔽されて、該滴状のオイルやオイル混入気体中のミスト状のオイルがベルト53に過剰に接触することが防止され、さらにオイル混入気体中のブローバイガスがベルト53に過剰に接触することも防止される。
また、伝動ケース60を構成する下ケース61が遮蔽部材を構成するので、該遮蔽部材を別途設ける必要がないので、部品点数およびコストが削減される。
伝動ケース60により形成されるベルト室63はクランク室20からのオイル混入気体の流れがベルト53から逸れるようにクランク室20から隔離され、ベルト53にオイルをベルト室63内で集中的に供給するオイルジェット80を備えることで、ベルト室63は、伝動ケース60を構成する内側壁Wiにより、クランク室20からのオイル混入気体がベルト53をはじめとする伝動機構50から逸らされるようにクランク室20から隔離されているため、オイル混入気体の流れが逸らされることなくそのままベルト53に向かう場合に比べて、オイル混入気体がベルト53に接触することが減少し、オイル混入気体中のオイルやブローバイガスとの接触によるベルト53の劣化が抑制されるので、オイルにより潤滑されるベルト53の寿命が延び、メンテナンスまでの期間を長くすることができる。しかも、ベルト53を潤滑するためのオイルは、オイルジェット80からベルト53の限られた範囲に集中的に供給されるので、ベルト53全体がオイルに常時接触する状態になるオイル混入気体中のオイルによる潤滑に比べて、ベルト53に噴射されるオイルの量および噴射されたオイルと接触するベルト53の部位を設定しやすくなり、ベルト53の適度な潤滑性が確保される。
特に、ベルトの潤滑がオイル混入気体中のオイルに依存しないため、内側室63aに流入するオイル混入気体を大幅に制限できるので、オイル混入気体中のブローバイガスがベルト53に接触することが極めて少なくなって、ブローバイガスによるベルト53の劣化が効果的に防止される。
次に、図6,図7を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態とは、主に伝動ケース60の構造が相違し、その他は基本的に同一の構成を有するものである。そのため、同一の部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
ベルト室63を形成する伝動ケース60の下ケース61(底壁W1)は、機関本体の上端部Eaにより構成され、上ケース62は上端部Eaに結合される。上端部Eaにボルトにより結合される内側壁Wiは、上下方向に延びて水平方向でベルト53を含む伝動機構50をほぼ全周に渡って囲む周壁66と、周壁66の上端に設けられて水平方向に板状に延びる中間壁67とから構成される。周壁66および中間壁67は、一体成形されるか、別個の部材が互いに結合されて構成される。
この実施形態において、ベルト室63の底壁W1は上端部Eaにより構成され、ベルト室63の天井壁W2は、外側天井壁としての上ケース62および内側天井壁としての中間壁67とにより構成される。
ベルト室63は、内側壁Wiを境にして、伝動機構50の全体が配置される内側室63aと、通気口70,71が開口する外側室63bとに二分され、周壁66には連通口73,74が設けられる。
外側室63bにおいて、上下方向で、上ケース62と中間壁67との間にオイル供給手段が配置される。該オイル供給手段は、クランク室20から通気口70を通って外側室63bに流入したオイル混入気体中のオイルを集めるオイルコレクタ構造85と、オイルコレクタ構造85により集められたオイルをベルト53に内側室63a内で集中的に供給する油孔86とから構成される。
オイルコレクタ構造85は、上ケース62と協働してオイル混入気体が流れる通気路68を形成する中間壁67に設けられて各油孔86が最下部に位置するように傾斜する漏斗状の1対の傾斜面85aと、通気路68を流れるオイル混入気体が衝突するように配置された気液分離手段としての多数のバッフル板85bとから構成される。すべてのバッフル板85bは、中間壁67の上面である傾斜面85aとの間に上下方向での隙間が形成されるように上ケース62に設けられる。なお、すべてのバッフル板85bは、上ケース62に設けられる代わりに中間壁67に設けられてもよく、また一部のバッフル板85bが上ケース62に設けられ、残りのバッフル板85bが中間壁67に設けられてもよい。
そして、オイル混入気体が通気口70から流入した後に、中間壁67上で外側室63bの一部である通気路68を通って通気口71から流出するとき、通気路68においてバッフル板85bに衝突するオイル混入気体からオイルが分離され、分離したオイルが傾斜面85aに落下して、傾斜面85a上を流れて油孔86に達する。油孔86に達したオイルは、滴状になって油孔86から各プーリ51,52とベルト53との噛合い開始部に向けて落下する。
この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。
伝動ケース60にクランク室20からベルト室63を隔離する内側壁Wiが設けられ、前記オイル供給手段は天井壁W2に設けられた油孔86から構成され、油孔86は、天井壁W2の天井壁67上を流れるクランク室20からのオイル混入気体からバッフル板85aにより分離されたオイルを、ベルト53に向けて滴下させることで、油孔86から滴下されるオイルによりベルト53が潤滑されるので、滴下したオイルと接触するベルト53の部位を設定しやすくなり、ベルト53の適度な潤滑性が確保される。しかも、油孔86からベルト53に供給されるオイルは、オイル混入気体から分離されたオイルを利用するので、前記ブリーザ機構のブリーザ室45でのオイル分離機能を低めることができて、ブリーザ室45を小型化できる。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
内側壁Wiは、連通口73,74を除いて、水平方向で伝動機構50を全周に渡って囲んでもよい。
被動装置は、回転軸を被動軸とするオイルポンプ29などの補機やその他の動力伝達装置であってもよい。
フライホイールがクランク軸18の下軸端部18bに設けられ、駆動軸5がフライホイールを介してクランク軸18に連結されてもよい。
ベルト室63は、前述の実施形態のように機関本体に対して上方に配置される場合以外に、機関本体に対して、その内部または下方に配置されてもよい。
バーチカル内燃機関は、単気筒内燃機関であってもよく、さらに船外機以外の機械に搭載されてもよい。
本発明の第1実施形態を示し、本発明が適用されたバーチカル内燃機関が搭載された船外機の模式的な左側断面図である。 図1の内燃機関の要部拡大断面図である。 図2のIII−III矢視での要部の平面図である。 図2のIV−IV矢視での上カバーの平面図である。 図3のV−V線断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図1に相当する模式的な要部左側断面図である。 第2実施形態を示し、図6のVII−VII線での要部断面図である。
符号の説明
11…シリンダブロック、12…クランクケース、13…シリンダヘッド、18…クランク軸、20…クランク室、22…動弁室、23…動弁装置、24…カム軸、50…伝動機構、53…ベルト、60…伝動ケース、63…ベルト室、70,71…通気口、73,74…連通口、80…オイルジェット、85…オイルコレクタ構造、86…油孔、
E…内燃機関、Wi…内側壁。

Claims (3)

  1. 回転中心線が上下方向を指向するようにクランク室に収容されたクランク軸と、前記クランク軸の動力により回転駆動される被動軸を備える被動装置と、前記クランク軸の動力を前記被動軸に伝達するゴム製のベルトを備えると共にベルト室に収容されたベルト式伝動機構とを備え、前記ベルトがオイルにより潤滑されるバーチカル内燃機関において、
    前記ベルト室は前記クランク室からのオイル混入気体の流れが前記ベルトから逸れるようにクランク室から隔離され、前記ベルトにオイルを前記ベルト室内で集中的に供給するオイル供給手段を備えることを特徴とするバーチカル内燃機関。
  2. 前記クランク室から前記ベルト室を隔離する前記隔壁を備え、前記オイル供給手段は前記ベルト室内に配置されたオイルジェットから構成されることを特徴とする請求項1記載のバーチカル内燃機関。
  3. 前記クランク室から前記ベルト室を隔離する隔壁を備え、前記オイル供給手段は前記隔壁の天井壁に設けられた油孔から構成され、前記油孔は、前記天井壁上を流れる前記クランク室からのオイル混入気体から分離されたオイルを前記ベルトに向けて滴下させることを特徴とする請求項1記載のバーチカル内燃機関。

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