JP4353516B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源としての内燃機関用の潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンに対し補給される潤滑油を貯留可能とするオイルタンクとを備えた船外機に関するものである。
上記船外機には、従来、下記特許文献1に示されたものがある。この公報のものによれば、船外機の船外機本体は、その上部を構成して駆動源とされる内燃機関と、下端部を構成して上記内燃機関により駆動可能とされるプロペラと、上記内燃機関用の潤滑油を貯留するオイルパンと、このオイルパン内の潤滑油を加圧して上記内燃機関の各被潤滑部に供給するオイル供給ポンプとを備えている。上記船外機は、その下端部が水面下に没入されると共に、後上方に向って往、復回動可能となるようその上部が船体に枢支されている。
上記内燃機関が駆動すると、この駆動に伴い上記オイル補給ポンプが駆動し、上記オイルパン内の潤滑油が各被潤滑部に供給されて、これら被潤滑部が潤滑され、上記内燃機関内の駆動が続行可能とされる。そして、この内燃機関が出力する駆動力により上記プロペラが回転させられて、船が推進可能とされる。
上記船の推進中において、プロペラを水面下に位置させたまま、上記船外機本体を鉛直線に対し所望角度になるよう往、復回動させれば、船の姿勢が変化させられて所望の推進状態が得られる。また、船の停泊時など船外機の不使用時には、上記船外機本体は大きく往回動させられて、そのプロペラが水面上に位置させられる。上記船外機を再び使用するときには、上記船外機本体が復回動させられて、プロペラが水面下に位置させられる。
特開2003−65174号公報 特開昭59−215911号公報 実開平7−22006号公報
ところで、上記したように、船外機は小形かつ軽量であることが望まれるため、従来より、上記オイルパンの容量もできるだけ小さくされている。一方、このように船外機は小形かつ軽量とされる反面、大きい出力が要求されて高速回転させられるものであり、このため、潤滑油の単位時間当りの消費量は多い。この結果、上記オイルパンに対し潤滑油を頻繁に補給することが要求されるが、このようなオイルパンへの潤滑油の頻繁な補給作業は極めて煩雑である。
また、上記したように、船外機は小形かつ軽量であることが望まれるが、その要求に従って、上記オイルパンの容量の余裕量を少なくすると、このオイルパンへの潤滑油の上記補給の頻度が高くなり、この補給作業が更に煩雑になりがちである。
ところで、船外機には、従来、上記特許文献2,3に示されたものがある。これら公報のものによれば、船外機本体は、上記オイルパンとは別体に設けられて潤滑油を貯留可能とするオイルタンクと、このオイルタンク内の潤滑を上記オイルパンに補給可能とするオイル補給ポンプとを備えたものがあり、この場合、内燃機関の駆動中に上記オイルパン内の油面高さが低下して下限レベル以下となったとき、これの検出信号により、オイルタンクから上記オイルパンに潤滑油が自動的に供給されるようになっている。このため、この従来の技術によれば、前記した補給作業は容易にできると考えられる。
しかし、内燃機関が駆動すると、この駆動に伴いオイルパン内の潤滑油は各被潤滑部に供給されるため、内燃機関の駆動中は、上記オイルパン内の潤滑油の油面高さは低くなる。しかも、船の推進中には、一般に、波の抵抗により船と共に船外機本体は大きく揺動し、また、この船外機本体はその回動により姿勢変化する。このため、上記オイルパン内の潤滑の油面は変動してこの油面高さは一定には保持されない。
このような場合は、上記オイルパンの油面高さは、内燃機関全体の貯油量とは大きく異なるため、上記検出された油面高さに基づいて上記オイルタンクからオイルパンに対し潤滑油の補給をすると、この補給量に過不足が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、船外機が備えるオイルパンに対し、このオイルパンとは別途に設けたオイルタンクから潤滑油を補給するとき、その補給作業が容易にできるようにすると共に、この補給量に過不足が生じないようにすることである。
また、本発明の他の目的は、内燃機関の被潤滑部における潤滑が、より十分になされるようにすることである。
請求項1の発明は、船外機本体6が、駆動源とされる内燃機関9と、潤滑油43を貯留可能とするオイルパン45と、このオイルパン45における潤滑油43の油面高さH1を検出する油面高さセンサー55と、上記内燃機関9への電力供給をオン、オフ可能とするメインスイッチ64とを備えた船外機において、
上記オイルパン45とは別体に設けられて潤滑油43を貯留可能とするオイルタンク48と、このオイルタンク48内の潤滑油43を上記オイルパン45に補給可能とするオイル補給ポンプ49と、このオイル補給ポンプ49から吐出された潤滑油43を上記オイルパン45側に案内するオイル補給通路50とを備え、
上記メインスイッチ64のオンに伴い上記油面高さセンサー55が上記油面高さH1を検出するようにし、この油面高さH1に応じて上記オイル補給ポンプ49の駆動によりオイルタンク48からオイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し所定補給量Vの潤滑油43が補給されるようにし
上記オイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43が、上記内燃機関9の被潤滑部42に直接的に向かうよう上記オイル補給通路50の下流端50b,50e,50f,50h,50iを上記被潤滑部42側に開口させたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記油面高さセンサー55が検出した油面高さH1と上記オイルパン45における潤滑油43の上限油面高さHMとの差に基づいて、上記所定補給量Vを定めるようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記船外機本体6の姿勢を検出する傾斜角度センサー56を備え、この傾斜角度センサー56により検出された姿勢に応じて上記潤滑油43の所定補給量Vを定めるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記メインスイッチ64のオンに伴い上記内燃機関9の温度を検出する機関温度センサー57を備え、この機関温度センサー57により検出された温度が所定温度以下のとき、上記オイル補給ポンプ49を駆動可能にさせたものである。
請求項5の発明は、請求項1から4のうちいずれか1つの発明に加えて、上記オイル補給ポンプ49を所定時間T駆動させることにより、上記オイルタンク48からオイルパン45側に所定補給量Vの潤滑油43を補給するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明に加えて、上記オイルタンク48内の潤滑油43の温度を検出するオイル温度センサー59を備え、このオイル温度センサー59により検出された上記潤滑油43の温度に応じて上記オイル補給ポンプ49を駆動させる所定時間Tを補正するようにしたものである。
求項の発明は、特に、図3,6,11,12に例示するように、請求項1からのうちいずれか1つの発明に加えて、上記内燃機関9が、クランクケース15と、このクランクケース15から突出するシリンダ24と、このシリンダ24の突出部の内部に形成されたカム室33とを備えた船外機において、
上記オイル補給通路50の下流端50b,50hを上記カム室33における上記被潤滑部42側に開口させたものである。
求項の発明は、特に、図13,14に例示するように、請求項1からのうちいずれか1つの発明に加えて、上記内燃機関9が、クランクケース15と、このクランクケース15内に収容され、縦向きの軸心17回りに回転可能となるようこのクランクケース15に支承されるクランク軸18と、上記クランクケース15からほぼ水平方向に突出するシリンダ24と、このシリンダ24の突出部の内部のカム室33に収容されるカム軸34,35と、これらカム軸34,35を上記クランク軸18に連動連結させる上記被潤滑部42である連動手段71とを備えた船外機において、
上記クランク室16とカム室33の各下部で形成される下部空間72に上記連動手段71を配置し、上記オイル補給通路50の下流端50iを上記下部空間72における上記連動手段71側に開口させたものである
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、船外機本体が、駆動源とされる内燃機関と、潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンにおける潤滑油の油面高さを検出する油面高さセンサーと、上記内燃機関への電力供給をオン、オフ可能とするメインスイッチとを備えた船外機において、
上記オイルパンとは別体に設けられて潤滑油を貯留可能とするオイルタンクと、このオイルタンク内の潤滑油を上記オイルパンに補給可能とするオイル補給ポンプと、このオイル補給ポンプから吐出された潤滑油を上記オイルパン側に案内するオイル補給通路とを備え、
上記メインスイッチのオンに伴い上記油面高さセンサーが上記油面高さを検出するようにし、この油面高さに応じて上記オイル補給ポンプの駆動によりオイルタンクからオイルパン側に上記オイル補給通路を通し所定補給量の潤滑油が補給されるようにしてある。
このため、上記オイルタンクに予め潤滑油を給油しておけば、上記油面高さセンサーにより検出されたオイルパンにおける油面高さに応じて、上記オイル補給ポンプにより自動的にオイルタンクからオイルパン側に潤滑油が補給されるのであり、よって、この補給作業は容易にできる。
ここで、上記メインスイッチをオンした時点では、上記内燃機関は駆動開始以前(直前を含む)であって、上記オイルパン内の潤滑油は上記内燃機関の各被潤滑部に供給されていない初期状態であり、しかも、船は停止状態であって、オイルパン内の潤滑油の油面は揺動することなく、ほぼ一定に保たれている。
そこで、上記メインスイッチのオンに伴い上記オイルパンにおける油面高さが検出されるようにしたのであり、これにより、上記オイルパンにおける潤滑油の実際の貯留量がより正確に把握される。よって、上記油面高さに応じてオイル補給ポンプの駆動によりオイルタンクからオイルパン側に潤滑油が補給されるとき、その補給量に過不足が生じないようにできる。
また、上記オイルパン側に上記オイル補給通路を通し補給される潤滑油が、上記内燃機関の被潤滑部に直接的に向かうよう上記オイル補給通路の下流端を上記被潤滑部側に開口させてある。
このため、上記内燃機関の始動の有無にかかわらず、上記被潤滑部が、上記メインスイッチのオンに伴い上記オイル補給通路を通し補給される潤滑油により直ちに潤滑可能とされ、つまり、被潤滑部は内燃機関の始動時から十分に潤滑される。そして、その後、上記潤滑油は上記オイルパンに補給される。
請求項2の発明は、上記油面高さセンサーが検出した油面高さと上記オイルパンにおける潤滑油の上限油面高さとの差に基づいて、上記所定補給量を定めるようにしてある。
このため、上記メインスイッチのオン時であって、内燃機関の始動時には、上記所定補給量により上記オイルパンが適量に満たされる。よって、その後、内燃機関をより長時間運転させることができ、つまり、船を、より長時間にわたり、連続的に推進させることが可能となる。
請求項3の発明は、上記船外機本体の姿勢を検出する傾斜角度センサーを備え、この傾斜角度センサーにより検出された姿勢に応じて上記潤滑油の所定補給量を定めるようにしてある。
このため、上記メインスイッチをオンする際に上記船外機本体の姿勢が一定でなくても、上記所定補給量が精度よく定められる。よって、上記メインスイッチをオンしようとする際に、上記船外機本体をその都度所定姿勢にさせるということは不要であり、その分、上記補給作業が更に容易となる。
請求項4の発明は、上記メインスイッチのオンに伴い上記内燃機関の温度を検出する機関温度センサーを備え、この機関温度センサーにより検出された温度が所定温度以下のとき、上記オイル補給ポンプを駆動可能にさせてある。
ここで、上記内燃機関を長時間駆動させた後に駆動停止させた直後では、十分な放熱がなされないため、内燃機関は高温のままとされる。一方、内燃機関の駆動時にはオイルパン内から各被潤滑部に潤滑油が供給されていて、このオイルパンにおける油面高さは低下しており、内燃機関を駆動停止させた直後では、上記被潤滑部に供給されている潤滑油は、上記オイルパンには十分には戻り得ない。
しかし、上記内燃機関の駆動停止により、その放熱が経時的に進行して、内燃機関の温度が所定温度以下となる頃には、上記被潤滑部に供給されていた潤滑油は上記オイルパンに十分に戻ると考えられる。
そこで、上記したように、機関温度センサーにより検出された温度が所定温度以下のとき、上記オイル補給ポンプを駆動可能としたのであり、これによれば、上記オイルパンにおける油面高さの検出により、このオイルパンにおける潤滑油の実際の貯油量が正確に把握されて、所定補給量が精度よく定められる。よって、上記油面高さに応じてオイル補給ポンプの駆動によりオイルタンクからオイルパン側に潤滑油が補給されるとき、その補給量に過不足が生じないようにできる。
請求項5の発明は、上記オイル補給ポンプを所定時間駆動させることにより、上記オイルタンクからオイルパン側に所定補給量の潤滑油を補給するようにしてある。
このため、上記オイルタンクからオイルパン側への所定補給量の補給のために、流量計などの計測器を設けることは不要であって、この補給は簡単な構成で達成される。しかも、上記所定時間は、オイル補給ポンプの駆動開始前に設定されるものであるため、その後、オイルパンでの油面高さが変動したとしても、これにかかわらず、上記した所定補給量が確実に補給される。
請求項6の発明は、上記オイルタンク内の潤滑油の温度を検出するオイル温度センサーを備え、このオイル温度センサーにより検出された上記潤滑油の温度に応じて上記オイル補給ポンプを駆動させる所定時間を補正するようにしてある。
ここで、一般に、潤滑油の温度が低いほどその粘度が高くてオイル補給ポンプによる吐出量が減少しがちである。そこで、上記したように、オイルタンク内の潤滑油の温度に応じてオイル補給ポンプを駆動させる所定時間を補正するようにしたのであり、このため、上記オイルタンク内の潤滑油の温度が変動しても、上記オイルタンクからオイルパン側に潤滑油を過不足なく補給できる。
求項の発明は、上記内燃機関が、クランクケースと、このクランクケースから突出するシリンダと、このシリンダの突出部の内部に形成されたカム室とを備えた船外機において、
上記オイル補給通路の下流端を上記カム室における上記被潤滑部側に開口させてある。
このため、上記内燃機関の始動の有無にかかわらず、上記カム室内の被潤滑部が、上記メインスイッチのオンに伴い上記オイル補給通路を通し補給される潤滑油により直ちに潤滑可能とされ、つまり、被潤滑部が内燃機関の始動時から十分に潤滑される。そして、その後、上記潤滑油は上記カム室を自然流下して上記オイルパンに補給される。
求項の発明は、上記内燃機関が、クランクケースと、このクランクケース内に収容され、縦向きの軸心回りに回転可能となるようこのクランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースからほぼ水平方向に突出するシリンダと、このシリンダの突出部の内部のカム室に収容されるカム軸と、これらカム軸を上記クランク軸に連動連結させる上記被潤滑部である連動手段とを備えた船外機において、
上記クランク室とカム室の各下部で形成される下部空間に上記連動手段を配置し、上記オイル補給通路の下流端を上記下部空間における上記連動手段側に開口させてある。
このため、上記内燃機関の始動の有無にかかわらず、上記カム室内の被潤滑部の一つである上記連動手段が、上記メインスイッチのオンに伴い上記オイル補給通路を通し補給される潤滑油により直ちに潤滑可能とされ、つまり、被潤滑部が内燃機関の始動時から十分に潤滑される。そして、その後、上記潤滑油は上記下部空間を自然流下して上記オイルパンに補給される。
また、上記下部空間は、クランク室とカム室の各下部により形成されていて、上記オイルパンの近傍に位置することとなる。このため、上記オイル補給通路を通し上記下部空間に供給された潤滑油は、その後、迅速にオイルパンに補給される。よって、このオイルパンから他の被潤滑部への潤滑油の供給も迅速にできて、潤滑が十分になされる
本発明の船外機に関し、船外機が備えるオイルパンに対し、このオイルパンとは別途に設けたオイルタンクから潤滑油を補給するとき、その補給作業が容易にできるようにすると共に、この補給量に過不足が生じないようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、船外機の船外機本体が、駆動源とされる内燃機関と、潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンにおける潤滑油の油面高さを検出する油面高さセンサーと、上記内燃機関への電力供給をオン、オフ可能とするメインスイッチとを備えている。
また、上記船外機は、上記オイルパンとは別体に設けられて潤滑油を貯留可能とするオイルタンクと、このオイルタンク内の潤滑油を上記オイルパンに補給可能とするオイル補給ポンプと、このオイル補給ポンプから吐出された潤滑油を上記オイルパン側に案内するオイル補給通路とを備えている。
上記メインスイッチのオンに伴い上記油面高さセンサーが上記油面高さを検出するようにし、この油面高さに応じて上記オイル補給ポンプの駆動によりオイルタンクからオイルパン側に上記オイル補給通路を通し所定補給量の潤滑油が補給されるようにしてある。
また、上記オイルパン側に上記オイル補給通路を通し補給される潤滑油が、上記内燃機関の被潤滑部に直接的に向かうよう上記オイル補給通路の下流端が上記被潤滑部側に開口させられている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1―7に従って説明する。
図1―3において、符号1は船で、この船1は水面2上に浮く船体3と、この船体3に支持されてこの船体3を推進可能とさせる船外機4とを備えている。また、図中矢印Frは、上記船体3の前方を示している。
上記船外機4は、上記船体3を推進させる主体となる船外機本体6を備え、この船外機本体6は、上下方向に長く延びている。この船外機本体6は、上記船体3の後部に枢支具7により枢支されるケース8と、上記船外機本体6の上部を構成して上記ケース8の上面に支持される駆動源である内燃機関9と、上記船外機本体6の下端部を構成して上記ケース8の下端部に支承されるプロペラ10と、このプロペラ10を上記内燃機関9に連動連結させる動力伝達手段11とを備えている。上記船外機本体6は、その下端部が上記プロペラ10と共に水面2下に没入されると共に、上記枢支具7を中心として後上方向って往、復回動A,B可能となるよう上記ケース8の上部が上記枢支具7により船体3に枢支されている。
図1―6において、上記内燃機関9は、4サイクルの多気筒内燃機関で、上記ケース8の上面に支持されるクランクケース15と、このクランクケース15内のクランク室16に収容されて縦向きの軸心17回りに回転可能となるよう上記クランクケース15に支承されるクランク軸18とを備えている。このクランク軸18は、上記軸心17上に位置して上記クランクケース15に軸受19により支承されるクランク主軸20と、このクランク主軸20から縦方向の外方に突出するクランクウェブ21と、このクランクウェブ21の突出端部に支持されるクランクピン22とを備えている。
また、上記内燃機関9は、上記クランクケース15から後方に向って突出するシリンダ24と、このシリンダ24内のシリンダ孔27に軸方向に摺動可能に嵌入されるピストン28と、上記クランク軸18のクランクピン22とピストン28とに架設される連接棒29と、上記シリンダ24に設けられた不図示の吸、排気弁を適宜開閉弁動作させる動弁装置30とを備えている。
上記動弁装置30は、上記シリンダ24の突出部の内部に形成されたカム室33と、上記クランク軸18と平行に延び上記カム室33に収容されるカム軸34,35と、これら各カム軸34,35に上記吸、排気弁を連動連結させるリフター36と、上記クランク軸18に上記各カム軸34,35を連動連結させる無端帯巻掛式の連動手段37とを備えている。この連動手段37は、上記クランク軸18の上端部に取り付けられる駆動プーリー38と、上記各カム軸34,35の各上端部に取り付けられる従動プーリー39と、これら駆動プーリー38と従動プーリー39とに巻き掛けられるタイミングベルトである無端帯40とを備えている。
図7,8において、上記内燃機関9はバランサー41を備え、このバランサー41は、軸心41aが上記クランク軸18と平行に延びその各軸心41a回りに回転可能となるよう上記クランクケース15に支承されるバランサ軸41b,41bと、このバランサ軸41bを上記クランク軸18に連動連結させるギヤ組41cと、上記バランサ軸41b,41bを互いに連動連結させるギヤ組41dとを備えている。
図1―9において、上記船外機4は、上記内燃機関9の各被潤滑部42に潤滑油43を供給してこれらを潤滑させる潤滑装置44を備えている。
上記潤滑装置44は、以下に詳述するが、オイルパン45、オイル供給ポンプ46、オイルタンク48、オイル補給ポンプ49、オイルチューブ51、オイル注入部52、キャップ53、バッフルプレート54、油面高さセンサー55、傾斜角度センサー56、機関温度センサー57、油面高さセンサー58、およびオイル温度センサー59などを備えている。
上記被潤滑部42は、例えば、上記軸受19や、各カム軸34,35とリフター36との接合部である。上記潤滑装置44は、ケース8の内部に設けられ上記潤滑油43(a)を貯留するオイルパン45と、このオイルパン45内の潤滑油43(a)を加圧して上記各被潤滑部42に供給するオイル供給ポンプ46とを備えている。
上記クランク室16は上記オイルパン45よりも上側に位置していて上記クランク室16の底部は上記オイルパン45に連通しており、上記クランク室16内の潤滑油43(b)は上記オイルパン45内に自然流下することとされている。上記オイル供給ポンプ46は上記クランク軸18の軸心17上に配置されて、このクランク軸18に連動連結されている。
また、上記潤滑装置44は、上記オイルパン45とは別体に設けられて潤滑油43(c)を貯留可能とするオイルタンク48と、このオイルタンク48内の潤滑油43(c)を上記オイルパン45側に補給可能とするオイル補給ポンプ49と、このオイル補給ポンプ49から吐出された潤滑油43(d)を上記オイルパン45側に案内するオイル補給通路50が形成された可撓性のオイルチューブ51とを備えている。上記オイルタンク48は、上記船体3に前後位置変更可能に支持されている。
また、上記潤滑装置44は、上記クランクケース15の前上部に設けられ、上記クランク室16を通しオイルパン45内に潤滑油43(e)を注入可能とするオイル注入部52と、このオイル注入部52を開閉可能に閉じるキャップ53と、上記クランク軸18の回転軌跡の外周面に沿うよう設けられて上記クランクケース15に支持される板金製のバッフルプレート54とを備えている。このバッフルプレート54は上記クランク室16内を上記クランクケース15の内面側の領域と、クランク軸18側の領域とに区画し、上記バッフルプレート54は、上記クランクケース15の内面側の領域の潤滑油43(b)が、上記クランク軸18に無用に連れ回りしようとすることを防止する。
また、上記潤滑装置44は、上記オイルパン45における潤滑油43(a)の油面高さH1を検出する油面高さセンサー55と、上記船外機本体6のクランク軸18が鉛直線上に位置する「正立状態」(図1)から、この船外機本体6が傾斜した場合の傾斜角度を検出する傾斜角度センサー56と、上記内燃機関9の温度を検出する機関温度センサー57と、上記オイルタンク48内の潤滑油43(c)の油面高さH2を検出する油面高さセンサー58と、上記オイルタンク48内の潤滑油43(c)の温度を検出するオイル温度センサー59とを備えている。この場合、機関温度センサー57は、上記内燃機関9に吸入される吸気温度を検出して、その検出信号により上記内燃機関9の温度を間接的に検出するものであってもよい。また、上記オイル温度センサー59は、大気の温度を検出して、その検出信号により上記オイルタンク48内の潤滑油43(c)の温度を間接的に検出するものであってもよい。
上記内燃機関9を電子的に制御する制御装置63が設けられ、この制御装置63に上記各油面高さセンサー55―59が電気的に接続されている。また、バッテリなどの電源からの上記制御装置63や内燃機関用の電気部品に対する電力の供給をオン、オフ可能とするメインスイッチ64が設けられている。
上記内燃機関9が駆動するとき、この内燃機関9のクランク軸18に動弁装置30が連動して吸、排気弁が適宜開閉弁動作させられ、各行程が実行される。また、上記クランク軸18に連動して上記オイル供給ポンプ46が駆動し、上記オイルパン45内の潤滑油43が各被潤滑部42に供給されて、これら被潤滑部42が潤滑され、上記内燃機関9内の駆動が続行可能とされる。そして、この内燃機関9が出力する駆動力により上記プロペラ10が回転させられて、船1が推進可能とされる。
上記船1の推進中において、プロペラ10を水面2下に位置させたまま、上記船外機本体6を鉛直線に対し所望角度になるよう往、復回動A,Bさせれば、船1の姿勢が変化させられて所望の推進状態が得られる。また、船1の停泊時など船外機4の不使用時には、上記船外機本体6は大きく往回動Aさせられて、そのプロペラ10が水面2上に位置させられる。上記船外機4を再び使用するときには、上記船外機本体6が復回動Bさせられて、プロペラ10が水面2下に位置させられる。
そして、上記内燃機関9の駆動が続行されると、これに応じて上記オイルパン45における潤滑油43が消費されるため、この消費分が上記制御装置63の制御によるオイル補給ポンプ49の駆動により、上記オイルタンク48からオイルパン45側に補給される。
図10は、上記制御装置63による制御についてのフローチャートを示し、図中各Sはプログラムの各ステップを示している。
図10において、上記メインスイッチ64がオンされると(S1)、まず、上記油面高さセンサー55により、上記オイルパン45における潤滑油43の油面高さH1が検出される(S2)。
ここで、上記船外機本体6が前記「正立状態」に対してチルトアップされて傾斜する場合には、上記オイルパン45内における潤滑油43(a)の貯留量が一定であるとしても、上記油面高さセンサー55により検出される上記油面高さH1の値は変化する。そこで、上記傾斜角度センサー56により上記船外機本体6の傾斜角度が検出される(S3)。
次に、上記S2において検出された油面高さH1の値と予め記憶されている上限油面高さHMの値との差(HM−H1)とに基づき、上記オイルタンク48からオイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し補給されるべき潤滑油43の所定補給量Vが演算される。また、この場合、上記S3において検出された船外機本体6の傾斜角度により上記所定補給量Vが補正され、適切な所定補給量Vが定められる(S4)。
また、上記メインスイッチ64のオンに伴い(S1)、上記機関温度センサー57により内燃機関9の温度が検出される(S5)。このS5において、上記機関温度センサー57により検出された内燃機関9の温度が大気温度以上の所定温度を越えているときには、上記制御装置63によるオイル補給ポンプ49の駆動制御は終了する(S6)。一方、上記機関温度センサー57により検出された温度が上記所定温度以下のときには、次のS7が実行される。このS7において、上記オイル温度センサー59により上記オイルタンク48内の潤滑油43の温度が検出される。
次に、上記S4で演算された所定補給量Vが、上記オイル補給ポンプ49の駆動によりオイルタンク48からオイルパン45側に上記オイル補給通路50を通して補給されるが、この場合、上記所定補給量Vの補給のために上記オイル補給ポンプ49を駆動させるべき所定時間Tが、このオイル補給ポンプ49の容量に基づき演算される。また、この場合、上記S7において、検出された潤滑油43の温度の高、低によるこの潤滑油43の粘度の大きさに応じて上記所定時間Tが短、長補正され、適切な所定時間Tが定められる(S8)。
そして、上記オイル補給ポンプ49が所定時間Tだけ駆動させられて(S9)、潤滑油43の所定補給量Vが上記オイルタンク48からオイルパン45側に供給され、このオイルパン45における潤滑油43の消費分が補給され、上記オイル補給ポンプ49の制御が終了する(S10)。
また、上記油面高さセンサー58により、上記オイルタンク48の潤滑油43の油面高さH2が所定の下限値以下であることが検出されたとき、この検出信号により、上記オイルタンク48への潤滑油43の給油を操船者に促す警告を発する警告手段が設けられている。また、上記油面高さセンサー55により、オイルパン45の潤滑油43の油面高さH1が所定の下限値以下であることが検出されたとき、この検出信号により、上記オイルタンク48への潤滑油43の給油を操船者に促す他の種類の警告を発する他の警告手段が設けられている。なお、上記各油面高さH2,H1の最下限は、別途に残量リミットスイッチなどのセンサーを設けて検出してもよい。また、上記警告手段は、いずれか一方のみを設けてもよい。
上記構成によれば、オイルパン45とは別体に設けられて潤滑油43を貯留可能とするオイルタンク48と、このオイルタンク48内の潤滑油43を上記オイルパン45に補給可能とするオイル補給ポンプ49と、このオイル補給ポンプ49から吐出された潤滑油43を上記オイルパン45側に案内するオイル補給通路50とを備え、
上記メインスイッチ64のオンに伴い上記油面高さセンサー55が上記油面高さH1を検出するようにし、この油面高さH1に応じて上記オイル補給ポンプ49の駆動によりオイルタンク48からオイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し所定補給量Vの潤滑油43が補給されるようにしてある。
このため、上記オイルタンク48に予め潤滑油43を給油しておけば、上記油面高さセンサー55により検出されたオイルパン45における油面高さH1に応じて、上記オイル補給ポンプ49により自動的にオイルタンク48からオイルパン45側に潤滑油43が補給されるのであり、よって、この補給作業は容易にできる。
ここで、上記メインスイッチ64をオンした時点では、上記内燃機関9は駆動開始以前(直前を含む)であって、上記オイルパン45内の潤滑油43は上記内燃機関9の各被潤滑部42に供給されていない初期状態であり、しかも、船1は停止状態であって、オイルパン45内の潤滑油43の油面は揺動することなく、ほぼ一定に保たれている。
そこで、上記メインスイッチ64のオンに伴い上記オイルパン45における油面高さH1が検出されるようにしたのであり、これにより、上記オイルパン45における潤滑油43の実際の貯留量がより正確に把握される。よって、上記油面高さH1に応じてオイル補給ポンプ49の駆動によりオイルタンク48からオイルパン45側に潤滑油43が補給されるとき、その補給量に過不足が生じないようにできる。
また、前記したように、油面高さセンサー55が検出した油面高さH1と上記オイルパン45における潤滑油43の上限油面高さHMとの差に基づいて、上記所定補給量Vを定めるようにしてある。
このため、上記メインスイッチ64のオン時であって、内燃機関9の始動時には、上記所定補給量Vにより上記オイルパン45が適量に満たされる。よって、その後、内燃機関9をより長時間運転させることができ、つまり、船1を、より長時間にわたり、連続的に推進させることが可能となる。
また、前記したように、船外機本体6の姿勢、つまり、上記「正立状態」に対する傾斜角度を検出する傾斜角度センサー56を備え、この傾斜角度センサー56により検出された姿勢に応じて上記潤滑油43の所定補給量Vを定めるようにしてある。
このため、上記メインスイッチ64をオンする際に上記船外機本体6の姿勢が一定でなくても、上記所定補給量Vが精度よく定められる。よって、上記メインスイッチ64をオンしようとする際に、上記船外機本体6をその都度、所定姿勢にさせるということは不要であり、その分、上記補給作業が更に容易となる。
また、前記したように、メインスイッチ64のオンに伴い上記内燃機関9の温度を検出する機関温度センサー57を備え、この機関温度センサー57により検出された温度が所定温度以下のとき、上記オイル補給ポンプ49を駆動可能にさせてある。
ここで、上記内燃機関9を長時間駆動させた後に駆動停止させた直後では、十分な放熱がなされないため、内燃機関9は高温のままとされる。一方、内燃機関9の駆動時にはオイルパン45内から各被潤滑部42に潤滑油43が供給されていて、このオイルパン45における油面高さH1は低下しており、内燃機関9を駆動停止させた直後では、上記被潤滑部42に供給されている潤滑油43は、上記オイルパン45にはすぐには戻り得ない。
しかし、上記内燃機関9の駆動停止により、その放熱が経時的に進行して、内燃機関9の温度が所定温度以下となる頃には、上記被潤滑部42に供給されていた潤滑油43は上記オイルパン45に十分に戻ると考えられる。
そこで、上記したように、機関温度センサー57により検出された温度が所定温度以下のとき、上記オイル補給ポンプ49を駆動可能としたのであり、これによれば、上記オイルパン45における油面高さH1の検出により、このオイルパン45における潤滑油43の実際の貯油量が正確に把握されて、所定補給量Vが精度よく定められる。よって、上記油面高さH1に応じてオイル補給ポンプ49の駆動によりオイルタンク48からオイルパン45側に潤滑油43が補給されるとき、その補給量に過不足が生じないようにできる。
また、前記したように、オイル補給ポンプ49を所定時間T駆動させることにより、上記オイルタンク48からオイルパン45側に所定補給量Vの潤滑油43を補給するようにしてある。
このため、上記オイルタンク48からオイルパン45側への所定補給量Vの補給のために、流量計などの計測器を設けることは不要であって、この補給は簡単な構成で達成される。しかも、上記所定時間Tは、オイル補給ポンプ49の駆動開始前に設定されるものであるため、その後、オイルパン45での油面高さH1が変動したとしても、これにかかわらず、上記した所定補給量Vが確実に補給される。
また、前記したように、オイルタンク48内の潤滑油43の温度を検出するオイル温度センサー59を備え、このオイル温度センサー59により検出された上記潤滑油43の温度に応じて上記オイル補給ポンプ49を駆動させる所定時間Tを補正するようにしてある。
ここで、一般に、潤滑油43の温度が低いほどその粘度が高くてオイル補給ポンプ49による吐出量が減少しがちである。そこで、上記したように、オイルタンク48内の潤滑油43の温度に応じてオイル補給ポンプ49を駆動させる所定時間Tを補正するようにしたのであり、このため、上記オイルタンク48内の潤滑油43の温度が変動しても、上記オイルタンク48からオイルパン45側に潤滑油43を過不足なく補給できる。
図2,4,5において、オイル補給通路50の下流端50aは上記クランク室16における上記クランク軸18のクランク主軸20の径方向外方域、かつ、上記バッフルプレート54で区画された上記クランクケース15の内面側の領域に開口している。
このため、上記メインスイッチ64のオンに伴い上記オイルタンク48からオイルパン45側にオイル補給通路50の下流端50aを通し潤滑油43が補給されるとき、この潤滑油43は、まず、上記クランク室16におけるクランク主軸20の径方向外方域に供給された後、上記クランク室16を自然流下して上記オイルパン45に補給される。
ここで、上記クランク室16におけるクランク主軸20の径方向外方域、かつ、上記クランクケース15の内面側の領域は、クランク軸18のクランクウェブ21やクランクピン22の径方向外方域に比べて空気の乱れや圧力変化が少ないところであるため、上記オイル補給通路50の下流端50aを通しての上記クランク室16への潤滑油43の流入が円滑になされ、よって、上記オイルタンク48からオイルパン45側への潤滑油43の補給が円滑になされる。
また、仮に、上記オイルパン45側に補給される潤滑油43が上記クランク軸18のクランクウェブ21やクランクピン22に直接に供給されたとすると、上記潤滑油43が上記クランクウェブ21やクランクピン22に連れ回りして、無用な動力損失が生じるおそれがあるが、上記クランク軸18のクランク主軸20はその軸心17回りに回転するものであって、上記オイルタンク48からの潤滑油43は、クランク室16における上記クランク主軸20の径方向外方域に供給されるため、上記のような潤滑油43の連れ回りによる無用な動力損失の発生は防止される。
図3,6において、上記オイル補給通路50の下流端50bは上記カム室33に開口し、かつ、上記オイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43が、上記被潤滑部42に直接的に向かうよう、上記オイル補給通路50の下流端50bが上記被潤滑部42の一つである上記各カム軸34,35とリフター36とのカム係合部の上側に開口している。
このため、上記内燃機関9の始動の有無にかかわらず、上記カム室33内の被潤滑部42の一つである上記カム係合部が、上記メインスイッチ64のオンに伴い上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43により直ちに潤滑可能とされ、つまり、上記被潤滑部42が内燃機関9の始動時から十分に潤滑される。そして、その後、上記潤滑油43は上記カム室33を自然流下して上記オイルパン45に補給される。
図2,5,7において、上記オイル補給通路50の下流端50cは、上記オイル注入部52、かつ、上記バッフルプレート54で区画された上記クランクケース15の内面側の領域に開口している。また、上記クランクケース15には縦向きに延びる油戻し通路67が形成されている。この油戻し通路67は、上記クランクケース15に対するクランク軸18の上端部を支承している被潤滑部42の一つである軸受19を潤滑した後の潤滑油43を、オイルパン45側に向けて自然流下させる。上記オイル補給通路50の下流端50dは上記油戻し通路67に開口している。
図3において、上記オイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43が、上記被潤滑部42に直接的に向かうよう、上記オイル補給通路50の下流端50eは、上記被潤滑部42の一つであるカム軸34の上部に向けて開口し、上記潤滑油43により上記カム軸34のカム面が潤滑される。
図7,8において、上記オイル補給通路50の下流端50fは、上記被潤滑部42の一つであるバランサー41のギヤ組41dの噛合部に向けて開口し、このギヤ組41dと、他のギヤ組41cの各噛合部を潤滑する。
図9において、上記オイルパン45と互いに連通する空間68が上記シリンダ24内に形成され、上記オイル補給通路50の下流端50gは上記空間68に開口している。
ここで、上記空間68は、クランク軸18による空気の乱れや圧力変化が少ないところであるため、上記オイル補給通路50の下流端50gを通しての上記空間68への潤滑油43の流入が円滑になされ、その後、上記潤滑油43は上記空間68を自然流下して上記オイルパン45に補給される。よって、上記オイルタンク48からオイルパン45側への潤滑油43の補給は円滑になされる。
なお、上記メインスイッチ64のオンに伴い油面高さセンサー55により油面高さH1を検出するとき、上記メインスイッチ64のオンと同時に油面高さH1を検出するようにしてもよいが、タイマーなどにより、メインスイッチ64のオンからある時間遅れて油面高さH1を検出するようにしてもよい。また、上記オイル補給通路50の下流端50b,50e,50fは、少なくともいずれか一つを設けてもよい。
以下の図11―14は、他の実施例2,3を示している。これら各実施例は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、この実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図11,12に従って説明する。
図11,12において、上記カム軸34,35の一方が上記クランク軸18に連動連結され、上記カム軸34,35は連動手段37で互いに連動連結されている。この連動手段37は、上記各カム軸34,35にそれぞれ取り付けられたスプロケットホイール69と、これら両スプロケットホイール69,69に巻き掛けられたチェーン70とを備えている。そして、上記オイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43が、上記被潤滑部42に直接的に向かうよう、上記オイル補給通路50の下流端50hは、上記被潤滑部42の一つであるスプロケットホイール69とチェーン70との噛合部に向けて開口し、上記潤滑油43により上記噛合部が潤滑される。また、上記潤滑油43により、上記各カム軸34,35のカム面も潤滑される。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例3を添付の図13,14に従って説明する。
図13,14において、上記カム軸34,35を上記クランク軸18に連動連結させる連動手段71が設けられている。この連動手段71は、上記クランク軸18と各カム軸34,35との間に配置されて縦向き軸心回りに回転可能となるよう上記クランクケース15に支承される中間軸73と、この中間軸73を上記クランク軸18に連動連結させるギヤ組74と、上記カム軸34,35を上記中間軸73に連動連結させるチェーン巻掛手段75とを備えている。上記クランク室16とカム室33の各下部は互いに連通させられていて、これらにより下部空間72が形成されており、この下部空間72に上記連動手段71の全体が配置されている。また、上記下部空間72において、上記カム軸34に上記オイル供給ポンプ46がギヤ組76により連動連結されている。
上記オイルパン45側に上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43が、上記被潤滑部42に直接的に向かうよう、上記オイル補給通路50の下流端50iは、上記下部空間72に開口しており、より具体的には、上記下流端50iは、上記被潤滑部42の一つである連動手段71のギヤ組74の噛合部に向けて開口し、上記潤滑油43により上記噛合部が潤滑される。
このため、上記内燃機関9の始動の有無にかかわらず、上記カム室33内の被潤滑部42の一つである上記連動手段71が、上記メインスイッチ64のオンに伴い上記オイル補給通路50を通し補給される潤滑油43により直ちに潤滑可能とされ、つまり、被潤滑部42が内燃機関9の始動時から十分に潤滑される。そして、その後、上記潤滑油43は上記下部空間72を自然流下して上記オイルパン45に補給される。
また、上記下部空間72は、クランク室16とカム室33の各下部により形成されていて、上記オイルパン45の近傍に位置することとなる。このため、上記オイル補給通路50の下流端50iを通し上記下部空間72に供給された潤滑油43は、その後、迅速にオイルパン45に補給される
実施例1を示し、船の部分側面部分断面図である。 実施例1を示し、内燃機関の側面図である。 実施例1を示し、内燃機関の背面図である。 実施例1を示し、図2の部分拡大断面図である。 実施例1を示し、図4の5‐5線矢視断面図である。 実施例1を示し、図3の6‐6線矢視断面図である。 実施例1を示し、図2の部分拡大部分断面図である。 実施例1を示し、図7の8‐8線矢視断面図である。 実施例1を示し、図2の9‐9線矢視断面図である。 実施例1を示し、制御装置のフローチャートを示す図である。 実施例2を示し、図3の一部分拡大断面に相当する図である。 実施例2を示し、図11で示したものの平面断面図である。 実施例3を示し、図2の詳細図に相当する図である。 実施例3を示し、図13の14‐14線矢視図である
1 船
2 水面
3 船体
4 船外機
6 船外機本体
7 枢支具
9 内燃機関
10 プロペラ
15 クランクケース
16 クランク室
17 軸心
18 クランク軸
19 軸受
20 クランク主軸
21 クランクウェブ
22 クランクピン
24 シリンダ
30 動弁装置
33 カム室
34 カム軸
35 カム軸
36 リフター
37 連動手段
42 被潤滑部
43 潤滑油
44 潤滑装置
45 オイルパン
46 オイル供給ポンプ
48 オイルタンク
49 オイル補給ポンプ
50 オイル補給通路
50b 下流端
50e 下流端
50f 下流端
50h 下流端
50i 下流端
54 バッフルプレート
55 油面高さセンサー
56 傾斜角度センサー
57 機関温度センサー
59 オイル温度センサー
63 制御装置
64 メインスイッチ
68 空間
71 連動手段
72 下部空
1 油面高さ
H2 油面高さ
HM 上限油面高さ
V 所定補給量
T 所定時間
A 往回動
B 復回動

Claims (8)

  1. 船外機本体が、駆動源とされる内燃機関と、潤滑油を貯留可能とするオイルパンと、このオイルパンにおける潤滑油の油面高さを検出する油面高さセンサーと、上記内燃機関への電力供給をオン、オフ可能とするメインスイッチとを備えた船外機において、
    上記オイルパンとは別体に設けられて潤滑油を貯留可能とするオイルタンクと、このオイルタンク内の潤滑油を上記オイルパンに補給可能とするオイル補給ポンプと、このオイル補給ポンプから吐出された潤滑油を上記オイルパン側に案内するオイル補給通路とを備え、
    上記メインスイッチのオンに伴い上記油面高さセンサーが上記油面高さを検出するようにし、この油面高さに応じて上記オイル補給ポンプの駆動によりオイルタンクからオイルパン側に上記オイル補給通路を通し所定補給量の潤滑油が補給されるようにし
    上記オイルパン側に上記オイル補給通路を通し補給される潤滑油が、上記内燃機関の被潤滑部に直接的に向かうよう上記オイル補給通路の下流端を上記被潤滑部側に開口させたことを特徴とする船外機。
  2. 上記油面高さセンサーが検出した油面高さと上記オイルパンにおける潤滑油の上限油面高さとの差に基づいて、上記所定補給量を定めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 上記船外機本体の姿勢を検出する傾斜角度センサーを備え、この傾斜角度センサーにより検出された姿勢に応じて上記潤滑油の所定補給量を定めるようにしたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の船外機。
  4. 上記メインスイッチのオンに伴い上記内燃機関の温度を検出する機関温度センサーを備え、この機関温度センサーにより検出された温度が所定温度以下のとき、上記オイル補給ポンプを駆動可能にさせたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の船外機。
  5. 上記オイル補給ポンプを所定時間駆動させることにより、上記オイルタンクからオイルパン側に所定補給量の潤滑油を補給するようにしたことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の船外機。
  6. 上記オイルタンク内の潤滑油の温度を検出するオイル温度センサーを備え、このオイル温度センサーにより検出された上記潤滑油の温度に応じて上記オイル補給ポンプを駆動させる所定時間を補正するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の船外機。
  7. 上記内燃機関が、クランクケースと、このクランクケースから突出するシリンダと、このシリンダの突出部の内部に形成されたカム室とを備えた船外機において、
    上記オイル補給通路の下流端を上記カム室における上記被潤滑部側に開口させたことを特徴とする請求項1からのうちいずれか1つに記載の船外機。
  8. 上記内燃機関が、クランクケースと、このクランクケース内に収容され、縦向きの軸心回りに回転可能となるようこのクランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースからほぼ水平方向に突出するシリンダと、このシリンダの突出部の内部のカム室に収容されるカム軸と、これらカム軸を上記クランク軸に連動連結させる上記被潤滑部である連動手段とを備えた船外機において、
    上記クランク室とカム室の各下部で形成される下部空間に上記連動手段を配置し、上記オイル補給通路の下流端を上記下部空間における上記連動手段側に開口させたことを特徴とする請求項1からのうちいずれか1つに記載の船外機
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