JP3592627B2 - シール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の部材が、それらの部材の合わせ面間に液状シーラントを介在させて複数箇所で締結され、両部材の合わせ面の内周側に、前記両合わせ面からはみ出した液状シーラントを溜める溜まり部が形成されるシール構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるシール構造は、たとえば実開昭58−38070号公報等で既に知られており、このものでは、一対の部材の合わせ面の内周側に溜まり部を形成するために、両部材の一方の合わせ面の内周全周に面取り部が設けられるか、両部材の合わせ面の内周全周に面取り部がそれぞれ設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来のシール構造では、両部材の一方の一部の剛性が他の部分に比べて弱くならざるを得ない形状であることにより全周にわたる面取り部の形成が困難である場合や、両部材の一方の剛性が全周にわたって強いものであるが面取り部を全周にわたって加工することが困難である場合等に対処できない。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、一対の部材の合わせ面のそれぞれに全周にわたって面取り部を設けることが困難である場合に対処し得るようにしたシール構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、第1および第2部材が、それらの部材の合わせ面間に液状シーラントを介在させて複数箇所で締結され、第1および第2部材の合わせ面の内周側に、前記両合わせ面からはみ出した液状シーラントを溜める溜まり部が形成されるシール構造において、第1および第2部材を締結する複数箇所のうち周方向に隣接した一対の締結箇所間に対応する設定区間で第1部材の合わせ面の内周側には、前記溜まり部の一部を第2部材の合わせ面との間に形成する第1面取り部が設けられ、前記設定区間の両側で第2部材の合わせ面の内周には、前記溜まり部の他の一部を第1部材の合わせ面との間に形成する第2面取り部が、前記周方向に沿う第1面取り部の両端部に一部を重ねるようにして設けられることを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、周方向に隣接する一対の締結箇所間に対応する設定区間では第1部材側に第1面取り部が設けられ、設定区間の両側では第2部材に第2面取り部が設けられるようにし、第1および第2部材の面取り部を交互に配置して溜まり部を形成するので、両部材の一方で一部の剛性が弱かったり、面取り部の全周にわたる加工が困難である等の原因により、第1および第2部材のいずれでも全周にわたって面取り部を設けることができない場合でも、両部材の合わせ面の内周側全周に溜まり部を形成することができる。しかも溜まり部は、前記設定区間の両端部で折れ曲がるように形成されるので、液状シーラントを挟んで両部材を締結する際に、液状シーラントが固化して落ちつくまでの間に該液状シーラントが溜まり部を周方向に流れることを前記設定区間の両端部の折れ曲がり部で極力阻止することが可能であり、液状シーラントが落ちつくまでの間の両部材の姿勢の自由度を高くして、両部材を締結する作業の作業性を向上することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記第1部材であるエンジンブロックに、第2部材であるポンプボディがポンプケースの一部を構成して締結されることを特徴とし、かかる構成によれば、面取り部を全周にわたって加工するのは面倒であり、また鋳造時の型構成が面取り部に起因して複雑になることは避けたいエンジンブロックの一部に面取り部を設け、エンジンブロックに比べると小さく、しかも面取り部を設けるための加工も容易であるポンプボディの剛性の弱い部分だけ面取り部を設けないようにして、面取り部の加工を容易とするとともに全周にわたって合わせ面の剛性を高く維持しつつ、充分なシール性能を得ることができる。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記設定区間は、前記エンジンブロックおよびポンプボディの合わせ面が、前記一対の締結箇所を結ぶ直線から側方にずれる方向に彎曲した形状の区間として定められることを特徴とし、かかる構成によれば、エンジンブロックおよびポンプボディを締結する締結箇所から離隔した位置に合わせ面が配置されていることに起因して、ポンプボディの一部の合わせ面の剛性が弱くなったとしても、エンジンブロック側の面取り部で溜まり部の一部を構成して充分なシール性能を得ることができる。
【0009】
さらに請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明の構成に加えて、前記設定区間のポンプボディには、該ポンプボディのエンジンブロックへの合わせ面に連なる平坦な補強壁部が前記一対の締結箇所を結ぶ直線を超える位置まで延びて一体に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、エンジンブロックおよびポンプボディを締結する締結箇所から離隔した位置に合わせ面が配置されていても、ポンプボディの一部の合わせ面の剛性が弱くなることを極力防止し、より一層充分なシール性能を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はエンジンブロックおよびオイルパンの縦断面図、図2は図1の2矢視平面図、図3はエンジンブロックを図2の3矢視方向から見た図、図4はエンジンブロックを図2の4矢視方向から見た図、図5は図2の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7はエンジンブロック側から見たポンプボディの正面図、図8は図7の8−8線に沿うエンジンブロックおよびポンプボディの断面図、図9は図7の9−9線に沿うエンジンブロックおよびポンプボディの断面図である。
【0012】
先ず図1〜図5において、たとえばV型6気筒エンジンのエンジンブロック15は、クランクケース部16と、該クランクケース部16からV字形をなして上方に延びる一対の第1および第2シリンダバレル17A,17Bとを有し、両シリンダバレル17A,17Bの上部に図示しないシリンダヘッドがそれぞれ結合される。
【0013】
第1および第2シリンダバレル17A,17Bには、直列に並ぶ複数(この実施例では3つ)のシリンダボア18…がそれぞれ設けられており、これらのシリンダボア18…内にピストン(図示せず)がそれぞれ摺動自在に嵌合される。またクランクケース部16には、各シリンダボア18…の配列方向に沿って複数(この実施例では4つ)のジャーナル壁19A,19B,19C,19Dが隔設されており、各ジャーナル壁19A〜19Dの下面にそれぞれ固着されるベアリングキャップ20…と、前記各ジャーナル壁19A〜19Dとによりクランクシャフト21が回転自在に支承され、該クランクシャフト21のクランクピン21a…と、前記各ピストンとはコンロッド22…を介して連結される。
【0014】
クランクシャフト21の軸方向一方側でエンジンブロック15におけるクランクケース部16の側壁外面すなわちジャーナル壁19Aの外面には、クランクシャフト21で駆動されるオイルポンプ24が配設される。該オイルポンプ24は、ポンプケース25内に、クランクシャフト21に固定される内側ロータ33と、該内側ロータ33に噛合する外側ロータ34とが相互に偏心した位置で回転自在に収納、配置されて成るトロコイドポンプである。
【0015】
前記ポンプケース25は、前記ジャーナル壁19Aの外面に締結されるポンプボディ28の背面側に設けられたポンプケース部26と、該ポンプケース部26に結合されるケース部材27とで構成されるものであり、ケース部材27がポンプケース部26の背面側すなわちエンジンブロック15側に取付けられた状態で、ポンプボディ28がエンジンブロック15に結合される。
【0016】
一方、クランクシャフト21の軸方向に沿う他方側でエンジンブロック15におけるクランクケース部16の側壁外面すなわちジャーナル壁19Dの外面には、クランクシャフト21の他端を液密に且つ回転可能に貫通せしめるカバー29が締結される。
【0017】
エンジンブロック15におけるクランクケース部16の下部、ポンプボディ28の下部およびカバー29の下部にはオイルパン30が結合されており、このオイルパン30内には、オイルポンプ24に接続されるオイルストレーナ31が収納配置されるとともに、オイルパン30内のオイルの波立ちを抑制すべく各ベアリングキャップ20…の下方に配置されてシリンダブロック15に固定されるバッフル板32が収納される。
【0018】
前記オイルポンプ24にその外方側で近接した位置には、第1および第2シリンダバレル17A,17Bにそれぞれ配設される動弁装置(図示せず)にクランクシャフト21の駆動力を1/2に減速して伝達するための巻掛伝動系35が配設されており、この巻掛伝動系35は、オイルポンプ24のポンプケース25から突出したクランクシャフト21の端部に固定される駆動プーリ36と、各動弁装置側の被動プーリと、駆動プーリ36および各被動プーリに巻掛けられる無端状のタイミングベルト37とを備え、駆動プーリ36は、ポンプケース25をクランクケース部16との間に挟む位置でクランクシャフト21に固定されることになる。
【0019】
タイミングベルト37の中間部は、クランクケース部16の上部に配設されたウォータポンプ38が備える入力プーリ39に巻掛けられる。該ウォータポンプ38のポンプケース40は、クランクケース部16の一部であるケース部41と、該ケース部41に締結されるケース主体42とで構成されており、入力プーリ39に同軸にかつ相対回転不能に連結される回転軸43がケース主体42で液密にかつ回転自在に支承されており、ポンプケース40内で回転軸43にブレード44が固定される。
【0020】
巻掛伝動系35はカバー45で覆われており、クランクシャフト21はカバー45からさらに突出される。而してクランクシャフト21のカバー45からの突出端部には、たとえば図示しないACジェネレータや空気調和装置用コンプレッサを駆動するための駆動プーリ46と、たとえば図示しないパワーステアリング用油圧ポンプを駆動するための駆動プーリ47とを有する回転輪48が固着される。
【0021】
図6を併せて参照して、エンジンブロック15の第1シリンダバレル17Aに設けられるシリンダボア18…は、第2シリンダバレル17Bに設けられるシリンダボア18…に対して、クランクシャフト21の軸線に沿う一方(図6の下方)にオフセット量dだけずれて配置される。このような第1および第2シリンダバレル17A,17Bにおけるシリンダボア18…のオフセットにより、第2シリンダバレル17Bにおいてクランクシャフト21の軸方向一方側には厚肉部23Bが形成され、第1シリンダバレル17Aにおいてクランクシャフト21の軸方向他方側には厚肉部23Aが形成されることになる。
【0022】
それらの厚肉部23A,23Bには、第1および第2上部ブリーザ通路49A,49Bが上下に延びて設けられており、これらの上部ブリーザ通路49A,49Bの下端は第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bの上端に連通される。
【0023】
図4に注目して、エンジンブロック15のクランクケース部16におけるジャーナル壁19Dの外面には、該ジャーナル壁19Dに締結されるカバー29と共働して第1下部ブリーザ通路50Aを形成するための凹部51が設けられており、第1下部ブリーザ通路50Aの下端は、エンジンブロック15内に形成されるクランク室53内に開口される。
【0024】
また図3に注目して、エンジンブロック15のクランクケース部16におけるジャーナル壁19Aの外面には、該ジャーナル壁19Aに締結されるポンプボディ28と共働して第2下部ブリーザ通路50Bを形成するための凹部52が設けられており、第2下部ブリーザ通路50Bの下端は、前記クランク室53内に開口される。
【0025】
ところで、第1および第2上部ブリーザ通路49A,49Bは、シリンダブロック15の鋳造時には、袋穴状に閉じた下端を前記凹部51,52の上部に配置するようにして形成されるのであるが、図4および図6の鎖線54Aで示す穿孔工具ならびに図3および図6の鎖線54Bで示す穿孔工具を用いた穿孔加工により、袋穴状であった第1および第2上部ブリーザ通路49A,49Bの下端が開口され、第1および第2上部ブリーザ通路49A,49Bの下端が凹部51,52すなわち第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bの上部に連通することになる。
【0026】
すなわち第1および第2上部ブリーザ通路49A,49Bの下端が開口するようにシリンダブロック15を鋳造成形することで成形型が複雑になることを回避しつつ、一回の穿孔加工により、第1および第2上部ブリーザ通路49A,49Bの下端を、第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bの上部に連通するように開口させることが可能となる。
【0027】
第1および第2シリンダバレル17A,17Bでの各シリンダボア18…の相互間隔は、エンジンをコンパクト化するために小さく設定されている。このため、エンジンブロック15が備えるジャーナル壁19A〜19Dの両側の一部は、両シリンダバレル17A,17Bが備えるシリンダボア18…に重なる位置に配置せざるを得ず、シリンダボア18…に摺動可能に嵌合されるピストンとの干渉を回避するために、各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第1シリンダバレル17Aのシリンダボア18…に一部が重なるジャーナル壁19A〜19Cの上部にはクランクシャフト21の軸線方向他方側(図6の上方側)に臨む第1凹部55…が第1シリンダバレル17Aのシリンダボア18に対応してそれぞれ設けられ、また各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第2シリンダバレル17Bのシリンダボア18…に一部が重なるジャーナル壁19B〜19Dの上部にはクランクシャフト21の軸線方向一方側(図6の下方側)に臨む第2凹部56…が第2シリンダバレル17Bのシリンダボア18…に対応してそれぞれ設けられる。
【0028】
各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第1下部ブリーザ通路50Aの一部が外面で形成されるジャーナル壁19Dを除くジャーナル壁19A〜19Cの第1シリンダバレル17A側上部には、クランクシャフト21と平行にして第1凹部55…を横切る第1貫通孔57…が、クランクシャフト21の軸方向一方側からのクランクシャフト21と平行な方向での穿孔工具59Aを用いた穿孔加工によって同軸にそれぞれ設けられ、前記各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第2下部ブリーザ通路50Bの一部が外面で形成されるジャーナル壁19Aを除くジャーナル壁19B〜19Dの第2シリンダバレル17B側上部には、クランクシャフト21と平行にして第2凹部56…を横切る第2貫通孔58…が、クランクシ4フト21の軸方向他方側からのクランクシャフト21と平行な方向での穿孔工具59Bを用いた穿孔加工によって同軸にそれぞれ設けられる。
【0029】
図7を併せて参照して、ポンプボディ28のエンジンブロック15側の面には、オイルポンプ24から吐出されたオイルが導かれる凹部61が設けられており、エンジンブロック15のクランクケース部16には、ジャーナル壁19B〜19Dのクランクシャフト21との摺動部にオイルを供給し得るメインギャラリー62と、ジャーナル壁19Aのクランクシャフト21との摺動部にオイルを導く油路63とが、ポンプボディ28のクランクケース部16への締結によって前記凹部61に通じるようにして設けられる。
【0030】
またポンプボディ28には、前記オイルポンプ24から吐出されたオイルの油圧を制御する油圧制御弁(図示せず)が、第1および第2シリンダバレル17A,17Bにそれぞれ配設される動弁装置が備える油圧式弁作動特性変更機構(図示せず)の油圧を制御するために取付けられており、該油圧制御弁から出力されるオイルが導かれる凹部64が、ポンプボディ28のエンジンブロック15側の面に設けられる。一方、エンジンブロック15のクランクケース部16には、ポンプボディ28のクランクケース部16への締結によって前記凹部64に通じる油路65が設けられる。
【0031】
メインギャラリー62のポンプボディ28側の開口端部には、円筒状の仕切り部材66がその両端部とメインギャラリー62との間を液密にシールしつつ嵌入、固定され、該仕切り部材66の外周およびクランクケース部16間には、メインギャラリー62とは隔絶した環状室67が形成される。
【0032】
前記油路65は環状室67に連通しており、第1および第2シリンダバレル17A,17Bの動弁装置が備える油圧式弁作動特性変更機構には、前記環状室67に通じてエンジンブロック15に設けられる一対の制御油圧路68…により、制御油圧が導かれることになる。
【0033】
さらにポンプボディ28のエンジンブロック15側の面には、油圧制御弁から排出されるドレンオイルが導かれる凹部69が設けられ、エンジンブロック15のクランクケース部16には、ポンプボディ28のクランクケース部16への締結によって前記凹部69に通じる排出油路70が設けられ、該排出油路70の下端はオイルパン30に開口される。
【0034】
図8および図9を併せて参照して、第1部材であるエンジンブロック15のクランクケース部16においてクランクシャフト21の軸方向一方側の端壁外面すなわちジャーナル壁19Aの外面には、第2部材であるポンプボディ28を結合させるための平坦な合わせ面15aが設けられており、ポンプボディ28のエンジンブロック15側の面には、前記合わせ面15aにほぼ対応した形状の平坦な合わせ面28aが設けられる。而してエンジンブロック15側の合わせ面15aには相互間に間隔をあけた複数の有底のねじ孔72,72…が設けられ、それらのねじ孔72,72…に螺合するボルト(図示せず)を挿通するための挿通孔73,73…がポンプボディ28に設けられる。
【0035】
エンジンブロック15の合わせ面15aは、第1および第2シリンダバレル17A,17B間の中央部に対応する部分で比較的広いスペースを占める接続部15a′を有しており、前記メインギャラリー62、油路63,65および排出油路70は、その接続部15a′に開口するように配設される。而して、第1シリンダバレル17A側でジャーナル壁19A〜19Cの上部に設けられる第1貫通孔57…は、前記接続部15a′を避けて配置されている。このため、第2シリンダバレル17B側でジャーナル壁19B〜19Dの上部に設けられる第2貫通孔58…が、図5で示すように第2シリンダバレル17Bが備えるシリンダボア18…の軸線C2上に軸線を配置するものであるのに対し、第1貫通孔57…の軸線は、前記接続部15a′を避けるために第1シリンダバレル17Aが備えるシリンダボア18…の軸線C1からずれた位置に配置される。
【0036】
ベアリングキャップ20…をジャーナル壁19A〜19Cの下部に締結するボルトをそれぞれねじ込むために、ジャーナル壁19A〜19Cにはねじ孔71A,71Bが一対ずつ設けられているが、上述のように第1貫通孔57…が前記軸線C1からずれた位置に配置されることにより、この実施例では、第2貫通孔58…側のねじ孔71Bが内端を閉じた有底孔として形成されるのに対し、第1貫通孔57…側のねじ孔71Aは第1貫通孔57…に内端を開口した貫通孔として形成されており、ねじ孔71Aの穿孔加工時に生じる切粉の取出しが容易となる。なお第2貫通孔58…も、その軸線を第2シリンダバレル17Bが備えるシリンダボア18…の軸線C2上に配置しなければならない理由はなく、第1貫通孔57…と同様に、ねじ孔71Bの内端を第2貫通孔58…に開口させるようにして、第2シリンダバレル17Bが備えるシリンダボア18…の軸線C2からずれた位置に第2貫通孔58…の軸線を配置するようにしてもよい。
【0037】
シリンダブロック15およびポンプボディ28は、それらの合わせ面15a,28a間に液状シーラント74を介在させて締結されるものであり、両合わせ面15a,28aの内周側には、両合わせ面15a,28aからはみ出した液状シーラント74を溜める溜まり部75が形成される。
【0038】
この溜まり部75を形成するために、シリンダブロック15における合わせ面15aの一部の内周側に第1面取り部76が設けられ、その第1面取り部76の両端に一部を重ねるようにしてポンプボディ28における合わせ面28aの一部の内周に第2面取り部77が設けられる。
【0039】
シリンダブロック15の合わせ面15aに第1面取り部77が設けられるのは、シリンダブロック15およびポンプボディ28を締結する複数箇所のうち周方向に隣接した一対の締結箇所間に対応する設定区間Wであり、この設定区間Wは、エンジンブロック15およびポンプボディ28の合わせ面15a,28aが、ジャーナル壁19Aに第1貫通孔57を穿設したことに起因して第1貫通孔57を挟む一対の締結箇所を結ぶ直線78から外側方にずれる方向に、シリンダブロック15の合わせ面15aが彎曲した形状の区間として定められている。
【0040】
すなわち溜まり部75を形成するために、基本的にはポンプボディ28における合わせ面28aの内周に第2面取り部77が設けられるのであるが、シリンダブロック15の合わせ面15aの一部が上述のように外方に彎曲した形状となる部分では、ポンプボディ28側の剛性が多少弱くなり、液状シーラント74によるシール性能の低下を招く可能性があるので、上記設定区間Wでは、ポンプボディ28よりも剛性の高いシリンダブロック15側に第1面取り部76が設けられ、設定区間Wの両側でポンプボディ28側に第2面取り部77が設けられることになる。しかもシリンダブロック15側の第1面取り部76の両端に、ポンプボディ28側の第2面取り部77の一部が重ねるようにして配置されており、溜まり部75は、前記設定区間Wの両端部で折れ曲がるように形成されることになる。
【0041】
また設定区間Wのポンプボディ28には、該ポンプボディ28の合わせ面28aに連なる平坦な補強壁部79が、一対の締結箇所を結ぶ前記直線78を超える内方位置まで延びるようにして一体に形成される。
【0042】
次にこの実施例の作用について説明すると、クランクシャフト21の上半部を支承するようにしてエンジンブロック15に設けられたジャーナル壁19A〜19Dのうちジャーナル壁19B,19Cには、第1シリンダバレル17Aにおける各シリンダボア18…相互を連通させる第1貫通孔57…と、第2シリンダバレル17Bにおける各シリンダボア18…相互を連通させる第2貫通孔58…とが設けられている。したがってV型多気筒エンジンのコンパクト化を図るためにオイルパン30内の油面に各ジャーナル壁19A〜19Dの下端を極力近接するように設定されていても、各シリンダボア18…内に摺動可能に嵌合されるピストンの往復動によっても各シリンダボア18…に対応する部分での油面の上方で大きな圧力変動が生じることが防止される。これによりクランク室53内でのオイルの飛散によるオイルミストの発生を極力抑え、ブリーザガス中に大量のオイルミストが含まれないようにすることができる。
【0043】
しかるに、各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第2シリンダバレル17Bのシリンダボア18…に一部が重なるジャーナル壁19B〜19Dの上部にはクランクシャフト21の軸線方向一方側に臨む第2凹部56…が第2シリンダバレル17Bのシリンダボア18…に対応してそれぞれ設けられ、各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第1シリンダバレル17Aのシリンダボア18…に一部が重なるジャーナル壁19A〜19Cの上部にはクランクシャフト21の軸線方向他方側に臨む第1凹部55…が第1シリンダバレル17Aのシリンダボア18…に対応してそれぞれ設けられ、それらの第1および第2凹部55…,56…により、ピストンとの干渉を回避することを可能としている。すなわちエンジンをコンパクト化するために各シリンダバレル17A,17Bでのシリンダボア18…相互の間隔を小さく設定していても、前記第1および第2凹部55…,56…の存在により各ジャーナル壁19A〜19Dとピストンとの干渉が生じないようにしている。
【0044】
このようなジャーナル壁19A〜19Dを有するシリンダブロック15に、第1凹部55…を横切る第1貫通孔57…ならびに第2凹部56…を横切る第2貫通孔58…を穿孔加工する際に、穿孔工具が前記第1および第2凹部56…,57…の端縁に当たる方向で進行すると、穿孔工具が凹部の端縁でガイドされることで進行方向が曲がってしまい、穿孔加工精度の低下を招いたり、穿孔加工が不安定になったりする可能性がある。
【0045】
しかるにクランクシャフト21の軸方向他方側に臨む第1凹部55…が設けられるジャーナル壁19A〜19Cの第1シリンダバレル17A側上部には、クランクシャフト21の軸方向一方側からのクランクシャフト21と平行な方向での穿孔工具59Aを用いた穿孔加工により第1貫通孔57…が同軸にそれぞれ設けられ、クランクシャフト21の軸方向一方側に臨む第2凹部56…が設けられるジャーナル壁19B〜19Dの第2シリンダバレル17B側上部には、クランクシャフト21の軸方向他方側からのクランクシャフト21と平行な方向での穿孔工具59Bを用いた穿孔加工により第2貫通孔58…が同軸にそれぞれ設けられる。
【0046】
したがって穿孔工具59A,59Bによる第1および第2貫通孔57…,58…の穿孔加時には、各凹部55…,56…が設けられている側と反対側から各ジャーナル壁19A〜19Dに穿孔工具59A,59Bが接触することになり、ジャーナル壁19A〜19Dが備える第1および第2凹部55…,56…の端縁に穿孔工具59A,59Bが接触することはないので、穿孔工具59A,59Bが各55…,56…の端縁でガイドされて進行方向が曲がってしまうことはなく、穿孔加工精度の向上を図るとともに穿孔加工の安定化を図ることができる。
【0047】
またクランクシャフト21の軸線方向に沿う一方側のジャーナル壁19Aのうち第2シリンダバレル17B側外面の一部で第2下部ブリーザ通路50Bの一部が構成され、クランクシャフト21の軸線方向に沿う他方側のジャーナル壁19Dのうち第1シリンダバレル17A側外面の一部で第1下部ブリーザ通路50Aの一部が構成されるのであるが、上述のように、第1下部ブリーザ通路50Aの一部が外面で形成されるジャーナル壁19Dを除くジャーナル壁19A〜19Dの第1シリンダバレル17A側上部に第1貫通孔57…が同軸にそれぞれ設けられ、第2下部ブリーザ通路50Bの一部が外面で形成されるジャーナル壁19Aを除くジャーナル壁19B〜19Dの第2シリンダバレル17B側上部に、第2貫通孔58…が同軸にそれぞれ設けられる。
【0048】
したがって第1下部ブリーザ通路50Aと第1貫通孔57…が干渉する可能性は全くなく、また第2下部ブリーザ通路50Bと第2貫通孔58…が干渉する可能性も全くないので、第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bへの各貫通孔57,58の開口部を塞ぐ盲栓を不要としつつ、第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bの配置上の自由度を充分に確保して、第1および第2貫通孔57…,58…をジャーナル壁19A〜19C,19B〜19Dに穿孔加工することができる。
【0049】
しかも第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bが形成されるジャーナル壁19D,19Aを除くジャーナル壁19B,19Cには2つの貫通孔57,58がそれぞれ設けられることになり、単一の貫通孔が設けられる場合の貫通孔の直径よりも小径とすることができるので、第1および第2貫通孔57,58が設けられることによるジャーナル壁19B,19Cの剛性低下を抑制することができる。
【0050】
クランクシャフト21の軸線方向一方側でエンジンブロック15には、ポンプボディ28が、エンジンブロック15の合わせ面15aとポンプボディ28の合わせ面28aとの間に液状シーラント74を介在させて複数箇所で締結されており、それらの合わせ面15a,28aの内周側には、両合わせ面15a,28aからはみ出した液状シーラント74を溜める溜まり部75が形成される。しかもエンジンブロック15およびポンプボディ28を締結する複数箇所のうち周方向に隣接した一対の締結箇所間に対応する設定区間Wでは、エンジンブロック15の合わせ面15aの内周側に、溜まり部75の一部をポンプボディ28の合わせ面28aとの間に形成する第1面取り部76が設けられており、前記設定区間Wの両側でポンプボディ28の合わせ面28aの内周に、溜まり部75の他の一部をエンジンブロック15の合わせ面15aとの間に形成する第2面取り部77が設けられる。
【0051】
すなわちエンジンブロック15およびポンプボディ28の面取り部76,77を交互に配置して溜まり部75を形成するので、相互に締結される二部材の一方で一部の剛性が弱かったり、面取り部の全周にわたる加工が困難である等の原因によって両部材のいずれにも全周にわたる面取り部を設けることが困難である場合にも、エンジンブロック15およびポンプボディ28の合わせ面15a,28aの内周側全周に溜まり部75を形成することができる。
【0052】
特に面取り部を全周にわたって加工するのは面倒であり、また鋳造時の型構成が面取り部に起因して複雑になることは避けたいエンジンブロック15側では局部的に第1面取り部76を設けるようにし、エンジンブロック15に比べると小さく、しかも面取り部を設けるための加工も容易であるポンプボディ28の剛性の弱い部分だけ面取り部を設けないようにしているので、面取り部76,77の加工を容易としつつ全周にわたる合わせ面15a28aの剛性を高く維持し、エンジンブロック15およびポンプボディ28間で充分なシール性能を得ることができる。
【0053】
またエンジンブロック15側の第1面取り部76の周方向両端部に一部を重ねるようにして、ポンプボディ28の合わせ面28aの内周に第2面取り部77が設けられるので、溜まり部75は、設定区間Wの両端部で折れ曲がるように形成されることになる。このため液状シーラント74を挟んでエンジンブロック15およびポンプボディ28を締結する際に、液状シーラント74が固化して落ちつくまでの間に該液状シーラント74が溜まり部75を周方向に流れることを前記設定区間Wの両端部の折れ曲がり部で極力阻止することが可能であり、液状シーラント74が落ちつくまでの間のエンジンブロック15およびポンプボディ28の姿勢の自由度を高くして、エンジンブロック15およびポンプボディ28を締結する作業の作業性を向上することができる。
【0054】
さらに前記設定区間Wは、エンジンブロック15およびポンプボディ28の合わせ面15a,28aが、一対の締結箇所を結ぶ直線78から側方にずれる方向に彎曲した形状の区間として定められており、エンジンブロック15およびポンプボディ28を締結する締結箇所から離隔した位置に合わせ面15a,28aが配置されていることに起因して、ポンプボディ28の一部の合わせ面28aの剛性が弱くなったとしても、エンジンブロック15側の第1面取り部76で溜まり部75の一部を構成して充分なシール性能を得ることができる。
【0055】
しかも設定区間Wのポンプボディ28には、該ポンプボディ28の合わせ面28aに連なる平坦な補強壁部79が前記直線78を超える位置まで延びて一体に形成されるので、ポンプボディ28の一部の合わせ面28aの剛性が弱くなることを極力防止し、より一層充分なシール性能を得ることができる。
【0056】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、第1および第2部材の面取り部を交互に配置して溜まり部を形成するようにして、第1および第2部材のいずれでも全周にわたって面取り部を設けることができない場合でも、両部材の合わせ面の内周側全周に溜まり部を形成することができる。しかも液状シーラントが落ちつくまでの間の両部材の姿勢の自由度を高くして、両部材を締結する作業の作業性を向上することができる。
【0058】
また請求項2記載の発明によれば、面取り部の加工を容易とするとともにエンジンブロックおよびポンプボディの全周にわたって合わせ面の剛性を高く維持しつつ、充分なシール性能を得ることができる。
【0059】
請求項3記載の発明によれば、エンジンブロックおよびポンプボディを締結する締結箇所から離隔した位置に合わせ面が配置されていることに起因して、ポンプボディの一部の合わせ面の剛性が弱くなったとしても、エンジンブロック側の面取り部で溜まり部の一部を構成して充分なシール性能を得ることができる。
【0060】
さらに請求項4記載の発明によれば、エンジンブロックおよびポンプボディを締結する締結箇所から離隔した位置に合わせ面が配置されていても、ポンプボディの一部の合わせ面の剛性が弱くなることを極力防止し、より一層充分なシール性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンブロックおよびオイルパンの縦断面図である。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】エンジンブロックを図2の3矢視方向から見た図である。
【図4】エンジンブロックを図2の4矢視方向から見た図である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【図6】図3の6−6線断面図である。
【図7】エンジンブロック側から見たポンプボディの正面図である。
【図8】図7の8−8線に沿うエンジンブロックおよびポンプボディの断面図である。
【図9】図7の9−9線に沿うエンジンブロックおよびポンプボディの断面図である。
【符号の説明】
15・・・第1部材であるエンジンブロック
15a,28a・・・合わせ面
24・・・ポンプケース
28・・・第2部材であるポンプボディ
74・・・液状シーラント
75・・・溜まり部
76・・・第1面取り部
77・・・第2面取り部
78・・・直線
79・・・補強壁部
W・・・設定区間
Claims (4)
- 第1および第2部材(15,28)が、それらの部材(15,28)の合わせ面(15a,28a)間に液状シーラント(74)を介在させて複数箇所で締結され、第1および第2部材(15,28)の合わせ面(15a,28a)の内周側に、前記両合わせ面(15a,28a)からはみ出した液状シーラント(74)を溜める溜まり部(75)が形成されるシール構造において、第1および第2部材(15,28)を締結する複数箇所のうち周方向に隣接した一対の締結箇所間に対応する設定区間(W)で第1部材(15)の合わせ面(15a)の内周側に、前記溜まり部(75)の一部を第2部材(28)の合わせ面(28a)との間に形成する第1面取り部(76)が設けられ、前記設定区間(W)の両側で第2部材(28)の合わせ面(28a)の内周には、前記溜まり部(75)の他の一部を第1部材(15)の合わせ面(15a)との間に形成する第2面取り部(77)が、前記周方向に沿う第1面取り部(76)の両端部に一部を重ねるようにして設けられることを特徴とするシール構造。
- 前記第1部材であるエンジンブロック(15)に、第2部材であるポンプボディ(28)がポンプケース(24)の一部を構成して締結されることを特徴とする請求項1記載のシール構造。
- 前記設定区間(W)は、前記エンジンブロック(15)およびポンプボディ(28)の合わせ面(15a,28a)が、前記一対の締結箇所を結ぶ直線(78)から側方にずれる方向に彎曲した形状の区間として定められることを特徴とする請求項2記載のシール構造。
- 前記設定区間(W)のポンプボディ(28)には、該ポンプボディ(28)のエンジンブロック(15)への合わせ面(28a)に連なる平坦な補強壁部(79)が前記一対の締結箇所を結ぶ直線(78)を超える位置まで延びて一体に形成されることを特徴とする請求項3記載のシール構造。
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