JP2880075B2 - オイルパンの取付構造 - Google Patents
オイルパンの取付構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのオイルパンの
取付構造に関し、特に鋳造オイルパンに適したオイルパ
ンの取付構造に関するものである。
取付構造に関し、特に鋳造オイルパンに適したオイルパ
ンの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンのパワープラント全
体の剛性を向上してエンジンの振動を低減化するべくシ
リンダブロックとミッションケースと鋳造オイルパンと
を各々締結する構造が例えば実開昭63−170558
号公報等に開示されている。
体の剛性を向上してエンジンの振動を低減化するべくシ
リンダブロックとミッションケースと鋳造オイルパンと
を各々締結する構造が例えば実開昭63−170558
号公報等に開示されている。
【0003】上記したような構造に於ては、オイルパン
の上面には環状のシリンダブロック用取付フランジが形
成され、クランク軸に直交する側面には同じく環状のミ
ッションケース用取付フランジが形成されているが、両
取付フランジが干渉する部分では、ミッションケース用
取付フランジの上側部分、下側部分及びその間の凹部を
貫通する長寸のボルトをもってオイルパンがシリンダブ
ロックに締結されている。そのため、該部分のボルト座
面はミッションケース取付用フランジの下端側部分に設
けられていた。
の上面には環状のシリンダブロック用取付フランジが形
成され、クランク軸に直交する側面には同じく環状のミ
ッションケース用取付フランジが形成されているが、両
取付フランジが干渉する部分では、ミッションケース用
取付フランジの上側部分、下側部分及びその間の凹部を
貫通する長寸のボルトをもってオイルパンがシリンダブ
ロックに締結されている。そのため、該部分のボルト座
面はミッションケース取付用フランジの下端側部分に設
けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造ではシリンダブロック用取付フランジとシリンダブロ
ックの取付面との間を直接締め付けることができず、両
者間の面圧が不足するためにシリンダブロックとオイル
パンとの間のシール部材のシール性が低下することから
これを向上するための構造、部材を必要とするなど、パ
ワープラント全体の構造が複雑になりがちであった。
造ではシリンダブロック用取付フランジとシリンダブロ
ックの取付面との間を直接締め付けることができず、両
者間の面圧が不足するためにシリンダブロックとオイル
パンとの間のシール部材のシール性が低下することから
これを向上するための構造、部材を必要とするなど、パ
ワープラント全体の構造が複雑になりがちであった。
【0005】また、上記した長寸のボルトはオイルパン
のミッションケース取付面部の剛性に寄与していること
から、単にシリンダブロック用取付フランジとシリンダ
ブロックの取付面との間を直接締め付ける構造とするこ
とは困難であった。
のミッションケース取付面部の剛性に寄与していること
から、単にシリンダブロック用取付フランジとシリンダ
ブロックの取付面との間を直接締め付ける構造とするこ
とは困難であった。
【0006】本発明は上記したような従来技術の問題点
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、構造が複
雑化することなくオイルパンのシリンダブロック及びミ
ッションケースに対する取付け剛性を確保でき、パワー
プラント全体の剛性を向上することによりエンジンの振
動をも低減可能であり、かつシリンダブロック用取付フ
ランジとシリンダブロックの取付面との間の面圧を確保
してシール構造を簡便にすることが可能なオイルパンの
取付構造を提供することにある。
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、構造が複
雑化することなくオイルパンのシリンダブロック及びミ
ッションケースに対する取付け剛性を確保でき、パワー
プラント全体の剛性を向上することによりエンジンの振
動をも低減可能であり、かつシリンダブロック用取付フ
ランジとシリンダブロックの取付面との間の面圧を確保
してシール構造を簡便にすることが可能なオイルパンの
取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的は本発明に
よれば、シリンダブロックとの対向面及びこれと略直交
するミッションケースとの対向面の各々に多数の取付け
用ボルト孔が形成された略環状の取付フランジが形成さ
れ、該各取付フランジを介してボルトにより前記シリン
ダブロック及び前記ミッションケースに固定されるオイ
ルパンの取付構造であって、前記シリンダブロック用取
付フランジの前記ミッションケース用取付フランジに交
差する部分に位置する前記シリンダブロックへの複数の
取付け用ボルト孔の各々をその軸線方向に延長して前記
ミッションケース用取付フランジに於ける前記シリンダ
ブロックと相反する側に交差する部分にボルト着脱作業
用の貫通孔が形成され、前記各貫通孔の周囲に環状リブ
が設けられると共にこれら環状リブ同士を連結する補強
リブが設けられたことを特徴とするオイルパンの取付構
造を提供することにより達成される。
よれば、シリンダブロックとの対向面及びこれと略直交
するミッションケースとの対向面の各々に多数の取付け
用ボルト孔が形成された略環状の取付フランジが形成さ
れ、該各取付フランジを介してボルトにより前記シリン
ダブロック及び前記ミッションケースに固定されるオイ
ルパンの取付構造であって、前記シリンダブロック用取
付フランジの前記ミッションケース用取付フランジに交
差する部分に位置する前記シリンダブロックへの複数の
取付け用ボルト孔の各々をその軸線方向に延長して前記
ミッションケース用取付フランジに於ける前記シリンダ
ブロックと相反する側に交差する部分にボルト着脱作業
用の貫通孔が形成され、前記各貫通孔の周囲に環状リブ
が設けられると共にこれら環状リブ同士を連結する補強
リブが設けられたことを特徴とするオイルパンの取付構
造を提供することにより達成される。
【0008】
【作用】このようにすれば、各取付フランジの剛性を確
保しつつオイルパンの取付面に於ける面圧を向上してシ
ール性を高めることによりシール構造を簡便化すること
ができる。
保しつつオイルパンの取付面に於ける面圧を向上してシ
ール性を高めることによりシール構造を簡便化すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。図1〜図7は、本発明が適用され
た鋳造オイルパンの取付構造を示す図である。アルミニ
ウム製鋳造オイルパン1の上面にはシリンダブロック用
取付フランジ2が形成されている。また、オイルパン1
の図示されないクランク軸の延在方向と直交する側面、
即ち図1に於ける右側面にはミッションケース用取付フ
ランジ3が形成されている。図1〜図3、図6及び図7
に良く示すように、シリンダブロック用取付フランジ2
には多数のボルト孔5が開設されている。それらボルト
孔5のうちのミッションケース用取付フランジ3に交差
する部分に形成された一対のボルト孔5a・5bのボル
ト座面6a・6bはシリンダブロック用取付フランジ2
及びミッションケース用取付フランジ3の共用部分、即
ち両フランジが交差する部分に形成されている(図1〜
図3)。また、上記ボルト孔5a・5bをその軸線方向
に延長してミッションケース用取付フランジ3の下端面
に交差する部分にはボルト着脱作業用の貫通孔7a・7
bが形成されている。この貫通孔7a・7bは、ボルト
及びその取付治具を挿入して容易にボルト着脱作業を行
い得る程度に大きく、ボルト着脱作業時以外にはゴム若
しくは樹脂製の弾性シール部材(図示せず)により閉塞
されるようになっている。
いて詳しく説明する。図1〜図7は、本発明が適用され
た鋳造オイルパンの取付構造を示す図である。アルミニ
ウム製鋳造オイルパン1の上面にはシリンダブロック用
取付フランジ2が形成されている。また、オイルパン1
の図示されないクランク軸の延在方向と直交する側面、
即ち図1に於ける右側面にはミッションケース用取付フ
ランジ3が形成されている。図1〜図3、図6及び図7
に良く示すように、シリンダブロック用取付フランジ2
には多数のボルト孔5が開設されている。それらボルト
孔5のうちのミッションケース用取付フランジ3に交差
する部分に形成された一対のボルト孔5a・5bのボル
ト座面6a・6bはシリンダブロック用取付フランジ2
及びミッションケース用取付フランジ3の共用部分、即
ち両フランジが交差する部分に形成されている(図1〜
図3)。また、上記ボルト孔5a・5bをその軸線方向
に延長してミッションケース用取付フランジ3の下端面
に交差する部分にはボルト着脱作業用の貫通孔7a・7
bが形成されている。この貫通孔7a・7bは、ボルト
及びその取付治具を挿入して容易にボルト着脱作業を行
い得る程度に大きく、ボルト着脱作業時以外にはゴム若
しくは樹脂製の弾性シール部材(図示せず)により閉塞
されるようになっている。
【0010】一方、図3及び図4に良く示すように、ミ
ッションケース用取付フランジ3の凹部9の中央には、
上下方向からみて上記したボルト孔5a・5b及び貫通
孔7a・7bの中央に位置するように、図示されないト
ルクコンバータ用ドライブプレートのメンテナンス孔1
0が開設されている。このメンテナンス孔10からドラ
イブプレートとミッションケース締結ボルトとを着脱す
ることによりオイルパン1を取付けたままエンジン本体
からミッションケースのみを着脱することが可能なよう
になっている。これによりミッションケースのみを着脱
したいときにエンジン本体用潤滑オイルが漏れることを
考慮することなく作業することが可能となっている。こ
のメンテナンス孔10はミッションケースの着脱作業時
以外にはゴム若しくは樹脂製の弾性シール部材11によ
り閉塞されるようになっている。
ッションケース用取付フランジ3の凹部9の中央には、
上下方向からみて上記したボルト孔5a・5b及び貫通
孔7a・7bの中央に位置するように、図示されないト
ルクコンバータ用ドライブプレートのメンテナンス孔1
0が開設されている。このメンテナンス孔10からドラ
イブプレートとミッションケース締結ボルトとを着脱す
ることによりオイルパン1を取付けたままエンジン本体
からミッションケースのみを着脱することが可能なよう
になっている。これによりミッションケースのみを着脱
したいときにエンジン本体用潤滑オイルが漏れることを
考慮することなく作業することが可能となっている。こ
のメンテナンス孔10はミッションケースの着脱作業時
以外にはゴム若しくは樹脂製の弾性シール部材11によ
り閉塞されるようになっている。
【0011】図2、図3及び図5に良く示すように、ミ
ッションケース用取付フランジ3の貫通孔7a・7bの
近傍外側にはミッションケース取付ボス12a・12b
が設けられている。
ッションケース用取付フランジ3の貫通孔7a・7bの
近傍外側にはミッションケース取付ボス12a・12b
が設けられている。
【0012】上記したボルト孔5a・5bへのボルト着
脱作業用の貫通孔7a・7bの周縁には補強用の環状リ
ブ13a・13bが形成されている。また、この環状リ
ブ13a・13b同士は、上記メンテナンス孔10の上
側を回るように外囲するU字状の断面形状をなす補強リ
ブ14を介して互いに連結されている。この補強リブ1
4はクランク軸線方向と平行にミッションケースの取付
け面からオイルパン1の浅底部1aの所定の位置までド
ライブプレート用治具が挿入可能な長さに設定されてい
る。
脱作業用の貫通孔7a・7bの周縁には補強用の環状リ
ブ13a・13bが形成されている。また、この環状リ
ブ13a・13b同士は、上記メンテナンス孔10の上
側を回るように外囲するU字状の断面形状をなす補強リ
ブ14を介して互いに連結されている。この補強リブ1
4はクランク軸線方向と平行にミッションケースの取付
け面からオイルパン1の浅底部1aの所定の位置までド
ライブプレート用治具が挿入可能な長さに設定されてい
る。
【0013】環状リブ13aは、その外側に設けられた
ミッションケース取付ボス12aに、環状リブ13b
は、ミッションケース取付ボス12bにも各々連結され
ている。尚、図2及び図7に示される符号15はオイル
フィルタ用の取付座であり、符号16はエンジンマウン
トの取付座である。
ミッションケース取付ボス12aに、環状リブ13b
は、ミッションケース取付ボス12bにも各々連結され
ている。尚、図2及び図7に示される符号15はオイル
フィルタ用の取付座であり、符号16はエンジンマウン
トの取付座である。
【0014】実際にオイルパン1をシリンダブロックに
締結するには両者を互いに整合させ、各ボルト孔5にボ
ルトを挿入、螺合させれば良い。ここで、ボルト孔5a
・5bのボルト座面6a・6bがシリンダブロック用取
付フランジ2に形成されており、ボルトを螺合させたと
きにオイルパン1とシリンダブロックとの間に空間また
は長寸のボスなどを介さずに直接締め付けることができ
ることから、両者間の面圧が向上してボルトの締結のみ
でシールに必要な面圧が十分に確保でき、別途シール性
を向上するための構造が不要となっている。また、ミッ
ションケースとオイルパン1とを結合したときに生じる
凹部9に、オイルパン1をシリンダブロックに締結する
ためのボルトが貫通していないことから、特にミッショ
ンケース側の設計の自由度が向上し、例えばフライホイ
ールと上記した凹部9との間のクリアランスを大きくで
き、フライホイールのマスチューニングの自由度を向上
すること等が可能となっている。
締結するには両者を互いに整合させ、各ボルト孔5にボ
ルトを挿入、螺合させれば良い。ここで、ボルト孔5a
・5bのボルト座面6a・6bがシリンダブロック用取
付フランジ2に形成されており、ボルトを螺合させたと
きにオイルパン1とシリンダブロックとの間に空間また
は長寸のボスなどを介さずに直接締め付けることができ
ることから、両者間の面圧が向上してボルトの締結のみ
でシールに必要な面圧が十分に確保でき、別途シール性
を向上するための構造が不要となっている。また、ミッ
ションケースとオイルパン1とを結合したときに生じる
凹部9に、オイルパン1をシリンダブロックに締結する
ためのボルトが貫通していないことから、特にミッショ
ンケース側の設計の自由度が向上し、例えばフライホイ
ールと上記した凹部9との間のクリアランスを大きくで
き、フライホイールのマスチューニングの自由度を向上
すること等が可能となっている。
【0015】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明によるオイルパンの取付構造によれば、シリンダブ
ロック用取付フランジのミッションケース用取付フラン
ジに交差する部分に設られた複数のシリンダブロックへ
の取付け用ボルト孔及びボルト座面の軸線方向にてミッ
ションケース用取付フランジに於けるシリンダブロック
と相反する側に交差する部分に、環状リブに外囲された
ボルト着脱作業用の貫通孔を設け、これら環状リブ同士
を補強リブにより連結する構造とすることで、従来ボル
トに依存していた剛性をリブにより確保し、短いボルト
によりオイルパンをシリンダブロックに取付け可能とす
ることで、シリンダブロックとオイルパンとの間のシー
ル性を複雑なシール構造を用いることなく容易に確保で
き、また取付フランジの剛性をもリブにより向上できる
ことから、エンジンのパワープラント全体の構造が複雑
化することなくその剛性を確保でき、エンジンの振動を
低減することが可能となる。また、ミッションケース用
取付フランジのミッションケースを取付けるための取付
ボスにも上記環状リブを連結することで、その効果が一
層向上する。更に、ミッションケース用取付フランジの
中央にトルクコンバータ用ドライブプレートのメンテナ
ンス孔を開設しても、メンテナンス孔の外周をU字状に
外囲するように上記補強リブを形成すればその剛性を確
保できる。
発明によるオイルパンの取付構造によれば、シリンダブ
ロック用取付フランジのミッションケース用取付フラン
ジに交差する部分に設られた複数のシリンダブロックへ
の取付け用ボルト孔及びボルト座面の軸線方向にてミッ
ションケース用取付フランジに於けるシリンダブロック
と相反する側に交差する部分に、環状リブに外囲された
ボルト着脱作業用の貫通孔を設け、これら環状リブ同士
を補強リブにより連結する構造とすることで、従来ボル
トに依存していた剛性をリブにより確保し、短いボルト
によりオイルパンをシリンダブロックに取付け可能とす
ることで、シリンダブロックとオイルパンとの間のシー
ル性を複雑なシール構造を用いることなく容易に確保で
き、また取付フランジの剛性をもリブにより向上できる
ことから、エンジンのパワープラント全体の構造が複雑
化することなくその剛性を確保でき、エンジンの振動を
低減することが可能となる。また、ミッションケース用
取付フランジのミッションケースを取付けるための取付
ボスにも上記環状リブを連結することで、その効果が一
層向上する。更に、ミッションケース用取付フランジの
中央にトルクコンバータ用ドライブプレートのメンテナ
ンス孔を開設しても、メンテナンス孔の外周をU字状に
外囲するように上記補強リブを形成すればその剛性を確
保できる。
【図1】本発明が適用されたオイルパンの構造を示す断
面図。
面図。
【図2】本発明が適用されたオイルパンの平面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】図2のIV−IV線について見た断面図。
【図5】図2のV−V線について見た断面図。
【図6】図2のVI−VI線について見た断面図。
【図7】図2の側面図。
1 アルミニウム製鋳造オイルパン 1a 浅底部 2 シリンダブロック用取付フランジ 3 ミッションケース用取付フランジ 5、5a、5b ボルト孔 6a、6b ボルト座面 7a、7b ボルト着脱作業用貫通孔 9 凹部 10 メンテナンス孔 11 弾性シール部材 12a、12b ミッションケース取付ボス 13a、13b 環状リブ 14 補強リブ 15 オイルフィルタ用取付座 16 エンジンマウント取付座
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02F 7/00 302 F02F 7/00 F01M 11/00 F02B 61/06
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダブロックとの対向面及びこれ
と略直交するミッションケースとの対向面の各々に多数
の取付け用ボルト孔が形成された略環状の取付フランジ
が形成され、該各取付フランジを介してボルトにより前
記シリンダブロック及び前記ミッションケースに固定さ
れるオイルパンの取付構造であって、 前記シリンダブロック用取付フランジの前記ミッション
ケース用取付フランジに交差する部分に位置する前記シ
リンダブロックへの複数の取付け用ボルト孔の各々をそ
の軸線方向に延長して前記ミッションケース用取付フラ
ンジに於ける前記シリンダブロックと相反する側に交差
する部分にボルト着脱作業用の貫通孔が形成され、 前記各貫通孔の周囲に環状リブが設けられると共にこれ
ら環状リブ同士を連結する補強リブが設けられたことを
特徴とするオイルパンの取付構造。 - 【請求項2】 前記環状リブ同士を連結する補強リブ
が前記ミッションケースを取付けるための取付ボスにも
連結されていることを特徴とする請求項1に記載のオイ
ルパンの取付構造。 - 【請求項3】 前記環状リブ同士を連結する補強リブ
が、前記オイルパンの前記ミッションケース取付け側壁
面に設けられたドライブプレートとトルクコンバートと
の取付け用ボルトを着脱するためのメンテナンス孔の外
周をU字状に取り囲むことを特徴とする請求項1若しく
は請求項2に記載のオイルパンの取付構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137977A JP2880075B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | オイルパンの取付構造 |
US08/445,739 US5526781A (en) | 1994-05-27 | 1995-05-22 | Oil pan for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137977A JP2880075B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | オイルパンの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317601A JPH07317601A (ja) | 1995-12-05 |
JP2880075B2 true JP2880075B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=15211171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6137977A Expired - Fee Related JP2880075B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | オイルパンの取付構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5526781A (ja) |
JP (1) | JP2880075B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5662080A (en) * | 1994-11-12 | 1997-09-02 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Engine crankcase |
US6923283B2 (en) * | 2002-04-11 | 2005-08-02 | Arctic Cat Inc. | Grooved oil pan for use with a snowmobile |
US7195094B2 (en) * | 2003-02-03 | 2007-03-27 | Briggs & Stratton Corporation | Vibration reduction apparatus |
JP2004353507A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Petroliam Nasional Bhd | エンジンにおけるオイルパン構造 |
US7219642B1 (en) * | 2006-02-10 | 2007-05-22 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Powertrain assembly and integral truss oil pan therefor |
JP4483910B2 (ja) * | 2007-08-29 | 2010-06-16 | トヨタ自動車株式会社 | オイルパン構造 |
JP6332122B2 (ja) * | 2015-04-16 | 2018-05-30 | トヨタ自動車株式会社 | パワーユニットにおける密閉構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4375795A (en) * | 1980-08-04 | 1983-03-08 | Outboard Marine Corporation | Dual fuel supply system |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP6137977A patent/JP2880075B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-05-22 US US08/445,739 patent/US5526781A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07317601A (ja) | 1995-12-05 |
US5526781A (en) | 1996-06-18 |
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