JP5119749B2 - エンジン用マウント装置 - Google Patents

エンジン用マウント装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5119749B2
JP5119749B2 JP2007149661A JP2007149661A JP5119749B2 JP 5119749 B2 JP5119749 B2 JP 5119749B2 JP 2007149661 A JP2007149661 A JP 2007149661A JP 2007149661 A JP2007149661 A JP 2007149661A JP 5119749 B2 JP5119749 B2 JP 5119749B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
engine
bracket
foam metal
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007149661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008303916A (ja
Inventor
厚法 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007149661A priority Critical patent/JP5119749B2/ja
Publication of JP2008303916A publication Critical patent/JP2008303916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5119749B2 publication Critical patent/JP5119749B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自動車のエンジンを支持するエンジン用マウント装置に関する。
エンジン用マウント装置は、エンジンと車体フレームとの間に設けられ、エンジンの振動、騒音の低減等を図るためのものであり、マウントブラケット、ゴムインシュレータ等を備えるマウント等から構成されたものが知られている(例えば、特許文献1,2等参照)。
エンジン用マウント装置には、マウントブラケットの剛性を保ちつつ、小型化、軽量化への要請がある。
特開2004−203235号公報 特開平4−126633号公報
ところで、マウントブラケットは、アルミダイカストにより製造することにより軽量化したものが知られている。
しかしながら、マウントブラケットを小型化、軽量化すると、剛性が低下するため、剛性を維持しながら、小型化、軽量化することは難しい。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、小型軽量化しつつ剛性を高めることができるエンジン用マウント装置を提供することにある。
本発明に係るエンジン用マウント装置は、マウントと、前記マウントとエンジンとを連結する、内部に空洞を有するマウントブラケットと、前記空洞に充填された発泡金属と、を有するを有することを特徴としている。
この構成によれば、比強度の高い発泡金属をマウントブラケットの空洞部に充填することにより、マウントブラケットの強度を高めると共に、重量およびサイズの増加を抑えることができる。
上記構成において、前記マウントブラケットは、締結部材により前記マウントに締結され、前記締結部材は、前記発泡金属を貫通している、構成を採用できる。
この構成によれば、マウントブラケットをマウントにボルト等の締結部材で締結する際に、発泡金属を貫通するようにすることで、マウントブラケットと発泡金属の接合強度が高まり、発泡金属の補強部材としての機能がより確実に発揮される。
本発明に係るエンジン用マウント装置は、複数のマウントと、前記各マウントとエンジンとを連結する、内部に空洞を有する複数のマウントブラケットと、前記マウントブラケットの中で比較的高い剛性の必要なマウントブラケットの空洞にのみ充填された発泡金属と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、複数のマウントブラケットのうち必要なマウントブラケットの剛性を調整できる。
本発明によれば、小型軽量化しつつ剛性を高めることができるエンジン用マウント装置が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエンジン用マウント装置が適用されたエンジンの概略図、及び図2は本発明の一実施形態に係るエンジン用マウント装置の要部の断面図である。
図1に示すエンジン10は、縦置きのいわゆるV型エンジンを前方から見たものであり、エンジン10の左右には、それぞれマウントブラケット30R,30L、マウント40R,40L等から構成されるエンジン用マウント装置が設けられている。マウントブラケット30R,30L、マウント40R,40Lは、クランクシャフト20に関して対称な位置に配置されている。
マウント40R,40Lは、同一構成となっており、例えば、マウントゴム、液体チャンバー、ダイヤフラム、エアチャンバー等を内蔵し、図示しない車体のフレームに締結される。
マウントブラケット30R,30L、同一構成となっており、ボルト等の締結部材によりエンジン10の側面に固定されている。エンジン10の右側に配置されるマウントブラケット30Rは、左側に配置されるマウントブラケット30Lよりも大きな反力を受けるため、剛性を高める観点から、後述するように、発泡金属が充填されている。
マウントブラケット30Rは、例えば、アルミダイカスト製であり、図2に示すように、内部に空洞31を有する。尚、マウントブラケット30Lの構造もマウントブラケット30Rと同様である。
このマウントブラケット30Rの空洞31には、発泡金属35が充填されている。
発泡金属31は、マウントブラケット30Rと共に一体成形されており、八方金属31としては、例えば、アルミニウム合金、銅合金、ニッケル合金等の粉末金属を発泡剤により発泡させたものを使用できる。
発泡金属31を空洞31に充填する理由は、発泡金属は、鉄、アルミニウム等の金属に比べて軽量であると共に、比強度が高いことから、発泡金属31を空洞31に充填してマウントブラケット30Rをその内部から支えることにより、小型、軽量化を図りつつマウントブラケット30Rの剛性を高めるためである。
発泡金属35をマウントブラケット30Rに一体的に形成する方法として、例えば、空洞部31が空の状態のマウントブラケット30Rを所定形状の金型に収容すると共に、空洞部31に相当する部分に発泡剤を含む金属材料を充填する。この状態で、金型を加熱して発泡剤を発泡させると、発泡金属35が形成されると共にこの発泡金属35がマウントブラケット30Rの内壁面に密着結合される。これにより、発泡金属35は、マウントブラケット30Rの内壁面に接合され、マウントブラケット30Rの剛性を高めるように機能する。
また、マウントブラケット30Rは、図2に示すように、締結部材としてのボルト36により、マウント40Rの上部にねじ込まれることにより締結されている。このとき、ボルト36は、発泡金属35内を貫通している。これにより、発泡金属35は、上側壁面30aと下側壁面30bに強固に挟持され、発泡金属35とマウントブラケット30Rとの接合強度が向上する。
すなわち、発泡金属35とマウントブラケット30Rとが強固に接合されていることにより、マウントブラケット30Rに力が印加される際に、発泡金属35の補強機能が十分に発揮されうる。
以上のように、本実施形態によれば、マウントブラケット30Rの空洞に比強度の高い発泡金属35を充填することにより、エンジン用マウント装置を小型軽量化しつつ剛性を高めることができる。
また、本実施形態によれば、ボルト36を発泡金属35に貫通させてマウントブラケット30Rをマウント40Rに締結するので、マウントブラケット30Rと発泡金属35との接合強度を十分に確保でき、発泡金属35の補強機能を十分に発揮させることができる。
また、本実施形態によれば、エンジン10に固定された複数のマウントブラケットのうち、比較的高い剛性を必要とするマウントブラケット30Rにのみ発泡金属を充填することにより、共通のマウントブラケットで剛性のみを調整することができる。
本実施形態では、V型エンジンを例に挙げて説明したが、これに限定されるわけではなく、他の型式のエンジンにも本発明を適用可能である。
また、本実施形態では、マウントとして液体チャンバーを内蔵するものを例示したがこれに限定されるわけではなく、他の構成のマウントに対しても適用可能である。
本発明の一実施形態に係るエンジン用マウント装置が適用されたエンジンの概略図である。 エンジン用マウント装置の要部の断面図である。
符号の説明
10…エンジン
20…クランクシャフト
30R,30L…マウントブラケット
31…空洞
35…発泡金属
36…ボルト(締結部材)
40R,40L…マウント

Claims (1)

  1. V型エンジンにおいて、クランクシャフトに関して対称な位置に配置され、かつ、同一構造を有する第1および第2のマウントと、
    前記第1および第2のマウントと前記V型エンジンとを連結するマウントブラケットであって、内部に空洞を有し、互いに同一構造を有し、クランクシャフトに関して対称な位置に配置された第1および第2のマウントブラケットと、
    前記第1および第2のマウントブラケットの一方のマウントブラケットであって、前記第1および第2のマウントブラケットの他方のマウントブラケットよりも高い剛性の必要なマウントブラケットの空洞にのみ剛性を高めるために充填された発泡金属と、有し、
    前記発泡金属の充填されたマウントブラケットは、当該マウントブラケットおよび前記発泡金属を貫通する締結部材により対応するマウントに締結されている、
    ことを特徴とするエンジン用マウント装置。
JP2007149661A 2007-06-05 2007-06-05 エンジン用マウント装置 Expired - Fee Related JP5119749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149661A JP5119749B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 エンジン用マウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149661A JP5119749B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 エンジン用マウント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008303916A JP2008303916A (ja) 2008-12-18
JP5119749B2 true JP5119749B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=40232824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007149661A Expired - Fee Related JP5119749B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 エンジン用マウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5119749B2 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241745U (ja) * 1988-09-14 1990-03-22
JP2897072B2 (ja) * 1990-09-18 1999-05-31 スズキ株式会社 エンジンマウントのダイナミックダンパ構造
JP2679451B2 (ja) * 1991-05-24 1997-11-19 日産自動車株式会社 車両用エンジン縦置配置構造
JP2876872B2 (ja) * 1992-03-03 1999-03-31 日産自動車株式会社 車体強度メンバの結合構造
JP3096182B2 (ja) * 1992-12-22 2000-10-10 マツダ株式会社 エンジンのマウント構造
JP2586110Y2 (ja) * 1993-12-24 1998-12-02 トヨタ車体株式会社 エンジンマウント構造
JPH07266895A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Mazda Motor Corp 車両のパワートレイン支持構造
JP2002347647A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Suzuki Motor Corp 車両のエンジンマウントメンバ構造
JP2003104069A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Suzuki Motor Corp V型エンジンのマウント装置
JP2004123027A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Nissan Motor Co Ltd 車体前部構造
JP4005498B2 (ja) * 2002-12-25 2007-11-07 本田技研工業株式会社 横置きエンジンの支持構造
JP4285176B2 (ja) * 2003-09-30 2009-06-24 マツダ株式会社 サスペンションクロスメンバへの発泡材充填用治具および発泡材充填方法
JP2006335160A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Nissan Motor Co Ltd 車体の振動制御システムおよび振動制御方法
JP2007008399A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Valeo Thermal Systems Japan Corp 車両用酸素富化空気供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008303916A (ja) 2008-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8833859B2 (en) Vehicle seat
JP5630613B2 (ja) 電動車両のモータマウント構造
WO2012060257A1 (ja) 車体構造
WO2011013554A1 (ja) 車両用振動源取付構造
US9457863B2 (en) Motorcycle frame structure
US9382961B2 (en) Vibration damping device
JP6297368B2 (ja) 防振装置
JP5119749B2 (ja) エンジン用マウント装置
JP2002347535A (ja) 車両用防音カバー
KR100820444B1 (ko) 차량용 토크로드
JP6393443B2 (ja) 防振装置用ブラケットおよびそれを用いた防振装置
US11312441B2 (en) Tank assembly on a frame of a motorcycle, frame element for a motorcycle, and mounting method
CN210437336U (zh) 一种摩托车及其减震机构
JP2013181639A (ja) 防振装置
JP6136482B2 (ja) サスペンションアーム取付構造
CN207657901U (zh) 一种副车架
JP5149824B2 (ja) マス部材の取付構造
KR102347077B1 (ko) 선 압축 부시형 롤로드
JP2006502038A (ja) 自動車用正面壁
JP6366444B2 (ja) トルクロッドの防振構造
JP4630022B2 (ja) 車両の安全装置およびそれに用いられるプルダウンロッド
CN210437318U (zh) 一种摩托车及其车架的减震平台
JP2012061958A (ja) 車両用エンジンマウントの支持装置
JP7083035B2 (ja) サブフレーム構造
JP2018013228A (ja) 自動車の防振装置および自動車の防振構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120719

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees