JP2502239Y2 - 内燃機関における補機の取付装置 - Google Patents

内燃機関における補機の取付装置

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JP2502239Y2
JP2502239Y2 JP1987155383U JP15538387U JP2502239Y2 JP 2502239 Y2 JP2502239 Y2 JP 2502239Y2 JP 1987155383 U JP1987155383 U JP 1987155383U JP 15538387 U JP15538387 U JP 15538387U JP 2502239 Y2 JP2502239 Y2 JP 2502239Y2
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栄治 前田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車におけるパワーステアリング機構用
の油圧ポンプ等のように内燃機関からのベルト伝動にて
駆動される補機(但し、この補機は、内燃機関における
冷却水ポンプ及びオルタネータ以外のもの言う)を、内
燃機関に対して取付けるための装置に関するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、内燃機関において、そのクランク軸からベル
ト伝動される冷却水ポンプ及びオルタネータは、当該オ
ルタネータの中心とクランク軸の中心を結ぶ線が三角形
の底辺で、且つ、当該冷却水ポンプが三角形の頂点に位
置するような配列してシリンダブロックに対して取付け
るのが一般的である。
一方、先行技術としての実開昭61−194741号公報は、
内燃機関に対して一つの補機を取付けに場合に際して、
シリンダブロックに対してコ字状のブラケットを取付け
る一方、前記補機からは左右一対の取付腕を突出して、
この両取付腕を、前記コ字状ブラケットの両端部に対し
てボルト締結する一方、前記コ字状ブラケットの一端に
対するボルト締結部の移動によって、当該補機に対する
動力伝達用ベルトの張力を調節するようにした取付装置
を提案している。
ところで、自動車用の内燃機関においては、前記冷却
水ポンプ及びオルタネータに加えて、パワーステアリン
グ機構用油圧ポンプ等のような補機が必要であり、この
パワーステアリング機構用油圧ポンプ等の補機を、前記
実開昭61−194741号公報に記載されている取付装置で取
付けた場合には、以下に述べるような問題があった。
すなわち、前記実開昭61−194741号公報に記載されて
いる取付装置は、シリンダブロックに対して取付けるも
のであることにより、これを、前記パワーステアリング
機構用油圧ポンプ等の補機の取付けに適用した場合に
は、そのコ字状ブラケットを、内燃機関に対して元々取
付けられている冷却水ポンプ及びオルタネータを避ける
ように、シリンダブロックから相当長く延長したものに
構成しなければならないから、前記コ字状ブラケットが
大型になると共に、重量の増大を招来するのであり、し
かも、前記パワーステアリング機構用油圧ポンプ等の補
機を、内燃機関に対して元々取付けられている冷却水ポ
ンプ及びオルタネータを避けた状態で、且つ、クランク
軸からベルトにて動力伝達する状態で取付けることのた
めに、内燃機関の大型化及び重量の増加を招来するので
あった。
また、前記パワーステアリング機構用油圧ポンプ等の
補機を、前記コ字状ブラケットを、シリンダヘッドに対
して取付けることが考えられるが、このためには、シリ
ンダヘッドに、コ字状ブラケットに対する取付座を造形
しなければなず、只でさせ複雑な形状のシリンダヘッド
が更に複雑化するから、大幅なコストアップを招来する
のである。
本考案は、これらの問題を解消できる補機の取付装置
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため考案は、シリンダヘッドの一側面に吸気マニ
ホールドを接合する一方、シリンダブロックのうち前記
吸気マニホールドより下部の部分に、クランク軸からベ
ルトにて動力伝達される冷却水ポンプ及びオルタネータ
を、オルタネータの中心とクランク軸の中心を結ぶ線が
三角形の底辺で、且つ、冷却水ポンプが三角形の頂点に
位置するように取付けて成る内燃機関において、前記冷
却水ポンプの上部で、且つ、前記吸気マニホールドの側
部の部位に、前記冷却水ポンプ及びオルタネータ以外の
パワーステアリング機構用油圧ポンプ等の補機を配設
し、該補機が取付く支持部材の一端をシリンダブロック
側に、支持部材の他端を前記吸気マニホールドのシリン
ダヘッドに対する接続用フランジ部に各々ボルト締結
し、更に、前記補機と前記冷却水ポンプとの間に、動力
伝達用のベルトを巻掛けする構成にしたものである。
〔考案の作用・効果〕
このように構成することにより、冷却水ポンプの上部
で、且つ、前記吸気マニホールドの側部の部位における
空間を、パワーステアリング機構用油圧ポンプ等の補機
の配設に利用することができるから、このパワーステア
リング機構用油圧ポンプ等の補機を、内燃機関に対して
元々取付けられている冷却水ポンプ及びオルタネータを
避けて取付けることのために、内燃機関の大型化を招来
することを防止できるのである。
しかも、前記のように冷却水ポンプの上部で、且つ、
前記吸気マニホールドの側部の部位における空間を、パ
ワーステアリング機構用油圧ポンプ等の補機の配設に利
用することができることに加えて、前記パワーステアリ
ング機構用油圧ポンプ等の補機に対する支持部材の一端
を内燃機関におけるシリンダブロックに、支持部材の他
端を吸気マニホールドのシリンダヘッド側に対する接続
用フランジ部に各々ボルト締結したことにより、前記支
持部材の長さを短くすることができる一方、シリンダヘ
ッドに対して前記パワーステアリング機構用油圧ポンプ
等の補機を取付けるめたの取付け座を造形することを回
避できるのである。
その上、パワーステアリング機構用油圧ポンプ等の補
機に対する動力伝達用のベルトを、当該補機と、その下
部に隣接する冷却水ポンプとの間に巻掛けしたことによ
り、このベルトの長さを短くすることができるのであ
る。
従って本考案によると、内燃機関に対して、当該内燃
機関に対して元々取付けられている冷却水ポンプ及びオ
ルタネータに加えて、パワーステアリング機構用油圧ポ
ンプ等の補機を取付けて、これを、内燃機関にて回転駆
動する場合に、内燃機関の大型化及び重量の増加を招来
することを防止できると共に、シリンダヘッドの構造の
複雑化を招来することを回避できて、コストの低減を図
ることができる効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、パワーステアリング機構に
おける油圧ポンプを取付ける場合の図面について説明す
る。
図において符号1は、シリンダブロック2と、その上
面に締結したシリンダヘッド3とを備えた内燃機関を示
し、前記シリンダヘッド3の側面には、吸気マニホール
ド4が、当該吸気マニホールド4に一体的に造形したフ
ランジ部5を図示しないボルトの締結にて接続されてい
る。
また、符号6は、前記シリンダブロック2に対して直
接的に取付けた冷却水ポンプ、符号7は、シリンダブロ
ック2に対してアジャストバー8を介して取付けたオル
タネータを各々示し、これら、冷却水ポンプ6及びオル
タネータ7は、オルタネータ7の中心とクランク軸9の
中心を結ぶ線が三角形の底辺で、且つ、冷却水ポンプ6
が三角形の頂点に位置するように配設されており、ま
た、内燃機関1におけるクランク軸9上のプーリ10、前
記冷却水ポンプ6における軸11上のプーリ12、及び前記
オルタネータ7における軸13上のプーリ14との間には、
クランク軸9の回転を、冷却水ポンプ6及びオルタネー
タ7の両方に伝達するためのベルト15が巻掛けされてい
る。
符号16は、車両におけるパワーステアリング機構用の
油圧ポンプを示し、該油圧ポンプ16は、前記冷却水ポン
プ6の上部で、且つ、前記吸気マニホールド4の側方の
部位に配設して、その軸17上におけるプーリ18と前記冷
却水ポンプ6における軸11上のプーリ19との間に巻掛け
したベルト20にて駆動回転するように構成する。
そして、この油圧ポンプ16を、支持部材21に取付け、
こ支持部材21の一端を、前記吸気マニホールド4におけ
る接続用フランジ部5に一体的に造形したボス部22に、
ボルト23にて締結する一方、支持部材21の他端を、前記
オルタネータ7に対するアジャストバー8に、ボルト24
にて締結する。
この場合、前記支持部材21の他端は、内燃機関1にお
けるシリンダブロック2に対して直接的にボルト24にて
締結するように構成しても良く、また、支持部材21の他
端におけるボルト挿通孔25を、一端におけるボルト23を
中心にした円弧状長溝孔に形成する一方、支持部材21の
他端に一体的に造形した耳片26に、先端が前記ボルト24
に被嵌したカラー24aに接当する調節用ねじ27を螺合
し、この調節用ねじ27にて、油圧ポンプ16に対するベル
ト20における張力を調節できるように構成されている
(なお、このベルト20の張力の調節は、ボルト24を緩め
た状態で行い、調節が終わればボルト24を強く締めるよ
うにする)。更にまた、前記油圧ポンプ16に対するベル
ト20は、クランク軸9との間に巻掛けしても良いのであ
る。
このように、車両におけるパワーステアリング機構用
の油圧ポンプ16を冷却水ポンプ6の上部で、且つ、前記
吸気マニホールド4の側方の部位に配設することによ
り、冷却水ポンプ6の上部で、且つ、前記吸気マニホー
ルド4の側部の部位ににおける空間を、前記油圧ポンプ
16の配設に利用することができる。
また、前記の構成に加えて、油圧ポンプ16を支持部材
21に取付け、この支持部材21の一端を、前記吸気マニホ
ールド4における接続用フランジ部5にボルト23にて締
結する一方、支持部材21の他端を、内燃機関1における
シリンダブロック2側にボルト24にて締結したことによ
り、この支持部材の21の長さが短くなるのである。
更にまた、前記油圧ポンプ16への動力伝達用のベルト
20を、この油圧ポンプ16と、その下部に隣接する冷却水
ポンプ6との間に巻掛けしたことにより、このベルトの
長さが、当該ベルト20を、油圧ポンプ16とクランク軸9
との間に巻掛けする場合によりも短くすることができる
のである。
なお、上記実施例は、冷却水ポンプ6及びオルタネー
タ7以外の補機として、パワーステアリング機構におけ
る油圧ポンプを取付ける場合を示したが、本考案はこれ
に限らず、真空発生用の真空ポンプ、潤滑油冷却用のポ
ンプ、燃料ポンプ等の他の補機の取付ける場合にも適用
できることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部を示す側面
図、第2図は第1図のII−II視一部切欠側面図、第3図
は第1図のIII−III視平面図である。 1……内燃機関、2……シリンダブロック、3……シリ
ンダヘッド、4……吸気マニホールド、5……接続用フ
ランジ、6……冷却水ポンプ、7……オルタネータ、16
……補機としての油圧ポンプ、20……ベルト、21……支
持部材、23,24……ボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッド3の一側面に吸気マニホー
    ルド4を接合する一方、シリンダブロック2のうち前記
    吸気マニホールド4より下部の部分に、クランク軸9か
    らベルト15にて動力伝達される冷却水ポンプ6及びオル
    タネータ7を、オルタネータ7の中心とクランク軸9の
    中心を結ぶ線が三角形の底辺で、且つ、冷却水ポンプ6
    が三角形の頂点に位置するように取付けて成る内燃機関
    において、前記冷却水ポンプ6の上部で、且つ、前記吸
    気マニホールド4の側部の部位に、前記冷却水ポンプ6
    及びオルタネータ7以外のパワーステアリング機構用油
    圧ポンプ16等の補機を配設し、該補機が取付く支持部材
    21の一端をシリンダブロック2側に、支持部材21の他端
    を前記吸気マニホールド4のシリンダヘッド3に対する
    接続用フランジ部5に各々ボルト締結し、更に、前記補
    機と前記冷却水ポンプとの間に動力伝達用のベルト20を
    巻掛けしたことを特徴とする内燃機関における補機の取
    付装置。
JP1987155383U 1987-10-09 1987-10-09 内燃機関における補機の取付装置 Expired - Lifetime JP2502239Y2 (ja)

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