JP2542849Y2 - 車両用エンジンのマウント装置 - Google Patents

車両用エンジンのマウント装置

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JP2542849Y2
JP2542849Y2 JP1992013556U JP1355692U JP2542849Y2 JP 2542849 Y2 JP2542849 Y2 JP 2542849Y2 JP 1992013556 U JP1992013556 U JP 1992013556U JP 1355692 U JP1355692 U JP 1355692U JP 2542849 Y2 JP2542849 Y2 JP 2542849Y2
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bracket arm
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oil pan
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亨朗 荻野
正俊 田代
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両に搭載するエンジ
ンにおける下部を、車両における車体フレームに対して
支持するためのマウント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマウント装置は、例え
ば、実開平2−3920号公報等に記載されているよう
に、エンジンのシリンダブロック下部におけるスカート
部の外側面に、マウント用のブラケットアーム部材を、
当該ブラケットアーム部材がスカート部の下面に取付く
オイルパンの方向に延びるようにして複数本のボルトに
よる締結にて取付け、このブラケットアーム部材の先端
部を、車両における車体フレームに対してインシュレー
タ等の防振ゴムを介して取付けると言う構成にしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、マウント用の
ブラケットアーム部材を、前記従来のように、シリンダ
ブロック下部におけるスカート部の外側面に対して、当
該ブラケットアーム部材がオイルパンの方向に延びるよ
うに取付ける構成にすると、このブラケットアーム部材
の長さ寸法が長くなることにより、その剛性が低下し
て、先端部における振動が大きくなり、比較的低い周波
数域において共振し、この共振によって騒音が増大が大
きくなると言う問題がある。
【0004】そこで、前記マウント用のブラケットアー
ム部材は、その剛性をアップするための相当頑丈な構造
にするか、或いは、例えば、実開平3−16518号公
報等に記載されているように、マウント用のブラケット
アーム部材における両端を、エンジンに対してボルト締
結等に取付けるようにしているが、前者の手段は、重量
が大幅にアップすると共に、大型化を招来するのであ
り、後者の手段は、部品点数及び組立て手数の増大を招
来するのである。
【0005】本考案は、前記マウント用ブラケットアー
ム部材の先端部における振動を、当該ブラケットアーム
部材を頑丈な構造にしたり、或いは、両端取付け構造に
することなく、確実に低減できるようにすることを技術
的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本考案は、「シリンダブロック下部におけるスカ
ート部の外側面に、エンジンマウント用のブラケットア
ーム部材を、当該ブラケットアーム部材の先端における
車体への取付け部が前記スカート部におけるオイルパン
取付け用フランジを越えてオイルパン側に突出するよう
に配設して、このブラケットアーム部材の他端における
基端部を、前記スカート部に対して複数本のボルトの締
結にて取付けて成るマウント装置において、前記スカー
ト部におけるオイルパン取付け用フランジ部に、前記ブ
ラケットアーム部材の基端をスカート部に対してボルト
締結するとき当該ブラケットアーム 部材のうち先端の取
付け部と他端の基端部との間の部分に接当するようにし
接当座部を一体的に設ける。」と言う構成にした。
【0007】
【作 用】このように、スカート部におけるオイルパ
ン取付け用フランジ部に、接当座部を一体的に造形し
て、この接当座部に対して、マウント用ブラケットアー
ム部材をスカート部にボルト締結するときにおいて当該
ブラケットアーム部材のうち先端の取付け部と他端の基
端部との間の部分が接当する構成にすると、前記ブラケ
ットアーム部材は、その車体への取付け部とスカート部
への取付け用基端部との間の部位において、前記接当座
部に接当して支持されることなるから、当該ブラケット
アーム部材を頑丈な構造にしたり、或いは、当該ブラケ
ットアーム部材を両端取付け構造にすることなく、当該
ブラケットアーム部材先端の車体への取付け部における
振動を確実に抑制できて、その共振点を高い周波数域に
移行することができる。
【0008】
【考案の効果】従って、本考案によると、マウント用ブ
ラケットアーム部材における先端部の振動に起因する騒
音を、当該ブラケットアーム部材の重量の増大及び大型
化を招来することなく、確実に低減できる効果を有す
る。しかも、本考案は、前記ブラケットアーム部材を、
これをシリンダブロックにおけるスカート部に対してボ
ルトの締結にて取付けるに際して、前記スカート部にお
けるフランジ部に造形した接当座部に対して接当するだ
けで良いから、取付けに要する部品点数及び組立て手数
の増大がないと言う効果をも有する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を、スラント型エンジ
ンに対して適用した場合の図面について説明する。図に
おいて符号1は、シリンダボアの軸線2をクランク軸の
方向から見て水平面3に対して適宜角度θだけ傾斜して
成るスラント型のエンジンを示し、このエンジン1にお
けるシリンダブロック4の下部におけるスカート部5の
下面には、フランジ部6を一体的に造形して、このフラ
ンジ部6に対してオイルパン7が接合されている。
【0010】符号8は、エンジンマウント用のブラケッ
トアーム部材を示す一方、前記スカート部5の左右両側
面のうち上側となる側面には、複数個の取付け用座部9
を一体的に造形して、この各取付け用座部9の上面に、
前記ブラケットアーム部材8を、当該ブラケットアーム
部材8における先端が前記スカート部5におけるオイル
パン取付け用フランジ部6を越えてオイルパン7の方向
に延びるように配設して、このブラケットアーム部材8
他端における基端部を、前記各取付け用座部9に対し
てボルト10にて締結する一方、前記ブラケットアーム
部材8の先端における取付け部を、インシュレータ11
等の防振ゴムを介して車両における車体フレーム12に
取付けることにより、エンジン1を車体フレーム12に
対して弾性的に支持する。
【0011】そして、前記スカート部5におけるオイル
パン取付け用フランジ部6には、接当座部13を一体的
に造形し、この接当座部13の上面を、前記各取付け用
座部9の上面9aを平面状の機械加工するとき同時に当
該上面9aと同一平面状になるように機械加工すること
により、前記ブラケットアーム部材8を、前記各取付け
用座部9に対してボルト10にて締結するとき同時に、
前記接当座部13が前記ブラケットアーム部材8のうち
先端の取付け部と他端の基端部との間の部分に対して接
当するように構成するのである。
【0012】このように構成すると、ブラケットアーム
部材8は、その先端の車体への取付け部とスカート部5
への取付け用基端部との間の部位において、前記接当座
部13に接当して支持されることになるから、当該ブラ
ケットアーム部材8の先端の車体への取付け部における
振動を抑制できて、その共振点を高い周波数域に移行す
ることができる。
【0013】なお、前記ブラケットアーム部材8のうち
前記接当座部13に該当する部分に、比較的低い高さ
(H)の突起14を設けて、この突起14を、ブラケッ
トアーム部材8の前記各取付け用座部9に対する締結時
において、前記接当座部13に対して強く押圧するよう
に構成しても良いのである。また、本考案は、前記実施
例のスラント型エンジンに限らず、他の形式のエンジン
に対しても適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II視拡大平面図である。
【図3】分解した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 4 シリンダブロック 5 スカート部 6 オイルパン取付け用フランジ部 7 オイルパン 8 ブラケットアーム部材 9 取付け用座部 10 ボルト 11 インシュレータ 12 車体フレーム 13 接当座部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロック下部におけるスカート部
    の外側面に、エンジンマウント用のブラケットアーム部
    材を、当該ブラケットアーム部材の先端における車体へ
    の取付け部が前記スカート部におけるオイルパン取付け
    用フランジを越えてオイルパン側に突出するように配設
    して、このブラケットアーム部材の他端における基端部
    を、前記スカート部に対して複数本のボルトの締結にて
    取付けて成るマウント装置において、 前記スカート部におけるオイルパン取付け用フランジ部
    に、前記ブラケットアーム部材の基端をスカート部に対
    してボルト締結するとき当該ブラケットアーム部材のう
    ち先端の取付け部と他端の基端部との間の部分に接当す
    るようにした接当座部を一体的に設けたことを特徴とす
    る車両用エンジンのマウント装置。
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JPH0574947U JPH0574947U (ja) 1993-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716506Y2 (ja) * 1988-06-15 1995-04-19 ダイハツ工業株式会社 スラント型内燃機関の支持ブラケット装置
JP3016518U (ja) * 1995-04-04 1995-10-03 株式会社プラコー 中空成形品

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