JPH0343390Y2 - - Google Patents

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JPH0343390Y2
JPH0343390Y2 JP1983181835U JP18183583U JPH0343390Y2 JP H0343390 Y2 JPH0343390 Y2 JP H0343390Y2 JP 1983181835 U JP1983181835 U JP 1983181835U JP 18183583 U JP18183583 U JP 18183583U JP H0343390 Y2 JPH0343390 Y2 JP H0343390Y2
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JP
Japan
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engine
frame
soundproof
working machine
enclosure
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JP1983181835U
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JPS6090280U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、防音形エンジン作業機の吊上げ装置
に関する。
〔考案の背景と従来の技術とその問題点〕
一般に、エンジンに直結されたエンジン発電機
は、夜間作業の照明や、現場における溶接作業で
使用され、極めて便利であるため広く普及されて
いる反面、騒音対策の必要がせまられている。し
たがつて、その対策の一つに全体囲い(トータル
エンクロージヤー)の方策が行われている。
また、往復動エンジンの宿命として、クランク
軸受に与えられた回転力は周期的に変動してお
り、そのため、エンジンにかかる回転反力も常に
変動する。したがつて、この反力も起因してエン
ジンの振動が前記のエンクロージヤー本体に伝わ
るのを防止しないと、折角エンクロージヤーで騒
音を遮断してもエンクロージヤー本体より機械騒
音が放出される。そのため、エンジンを支持する
エンジンマウンテングとともに、エンジンとエン
クロージヤー本体との接合部材にもその対策を配
慮しなければならない。
一方、一般の小形エンジンには、必ずアイボル
ト(吊ボルト)を付設し、吊上げて搬送する構造
になつており、これと同様、防音形エンジンにお
いても、アイボルトは必要であつて、これは例え
ば、実公昭57−58346号公報や特公昭57−4813号
公報で図示されているように、エンクロージヤー
本体の天井部の上面に突出して設けられている。
この例示より明らかなように、従来の防音形エン
ジンのアイボルトは、エンクロージヤー本体の天
井部において、エンジンおよび作業機等の吊上げ
重量が負荷される構造であることから、エンクロ
ージヤーの剛性を増すため、天井部のみならず、
側壁も強度を増すようにし、その結果、全体の重
量が増大する一因となつている。
〔考案の目的〕
本考案は、叙上の矛盾する各種の不都合を前面
的に解消し、軽量可搬な防音形エンジン作業機を
提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
本考案は、基台上にエンジンと該エンジンによ
り駆動される作業機とを防振ゴムで支持すると共
に、エンジンおよび作業機を防音カバーにより囲
繞したエンクロージヤー形の防音形エンジン作業
機において、前記基台に、エンクロージヤー本体
用の、前記防音カバーの上面より突出した吊上げ
具を上端に有するフレームを植立し、かつ該フレ
ームおよび吊上げ具は防音カバーに対して間隔を
おいて状態で配置するとともに、該フレームの中
間部と前記エンジンとを支持体により結合したこ
とを特徴とするものである。
〔実施例〕
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳
細に説明する。
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は同
側面図、第3図は要部斜視図を示す。符号1は防
音カバーで、外周は鋼板でその内側にポリウレタ
ン等の吸音材が添設されている。該防音カバー1
は通常、枠体に対し装着するが、本実施例の場
合、かかる枠体を省略してもよい。2は、エンジ
ンで、図示のものは1気筒立形デイーゼルエンジ
ンの外形略図で示している。3は発電機を示し、
前記エンジン2に直結されている。4は燃料タン
クを示す。
ここにおいて、エンジン2と発電機3との直結
部分近傍、すなわち第1図における左右方向での
全体の重心部で、吊上げ用のフレームの一部を構
成する逆U形両ナツト・ボルト5をエンクロージ
ヤー本体Eの基台6に螺着し、植立している。該
逆U形両ナツト・ボルト5の上曲がり部が、帯体
で形成された、吊上げ用のフレームの他の一部を
構成する偏平状リング7の下端を挿通し、その上
端にアイボルト8を螺着して、該アイボルト8を
防音カバー1の天井部の上面に突出させている。
吊上げ用フレームを構成する偏平状リング7およ
び吊上げ具(アイボルト)8は防音カバー1に対
して間隔をおいた状態で配置している。該偏平状
リング7の中間部にはブラケツト9を固着し、該
ブラケツトに板状支持体10の一端を防振ゴム1
1を介して挿入し、該支持体10の他端をエンジ
ン1のシリンダブロツク側壁にボルトで締着して
いる。
なお、前記エンジン2は基台6に対し、防振ゴ
ム12でもつて防振支持されている。
本実施例は以上の構成になつているので、アイ
ボルト8をクレーン等のフツクに掛合し、エンク
ロージヤー本体Eを吊上げると、全体の重量は基
台6より逆U形ナツト・ボルト5および偏平状リ
ング7に伝わり、したがつて吊上げ力は防音カバ
ー1とは無関係になつており、しかも、偏平状リ
ング7の中間部を支持体10で横方向(第1図)
にエンジン2と結合しているので、基台6に対し
逆U形両ナツト・ボルト5および偏平状リング7
が強固に取付けられるとともに、エンジン2の始
動時やアイドリング時に著現するローリング方向
の振動を制振する。なお、通常運転時のエンジン
2の振動は、防振ゴム11の存在により、防音カ
バー1や外部には伝わらない。
以上要するに本考案は、実用新案登録請求の範
囲に記載された構成を採用したので次の効果を奏
する。
〔考案の効果〕 吊上げ具を防音カバーとは無関係に取付けた
から防音カバーの強度を増大する重量部材を用
いることなく全体を軽量にでき、しかもエンジ
ンの振動は防音カバーに伝わることがない。
エンクロージヤー吊上げ時に、防音カバーを
変形させるおそれがないので、外観を損なうこ
とがない。
殊に、支持体でエンジンとフレームの中間部
とを結合したので、エンジンの始動時や停止時
のトルク変動によつて生ずる大きな横揺れを該
支持体を介して、吊上げに用いる剛性のあるフ
レームに伝え、基台で受け止めていることか
ら、かかるエンジンの始動・停止時のシヨツク
を小さくするとともに、エンジンを支持する防
振ゴムを保護することができる。
また、吊上げ用のフレームとエンジン揺れ防
止枠用のフレームとを兼用させたので、部品点
数を少なくすることができ、軽量化にも資する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は、
同側面図、第3図は要部斜視図を示す。 1……防音カバー、2……エンジン、3……発
電機、5……逆U形両ナツト・ボルト、6……基
台、7……偏平状リング、8……アイボルト、9
……支持体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台上にエンジンと該エンジンにより駆動され
    る作業機とを防振ゴムで支持すると共に、エンジ
    ンおよび作業機を防音カバーにより囲繞したエン
    クロージヤー形の防音形エンジン作業機におい
    て、前記基台に、エンクロージヤー本体用の、前
    記防音カバーの上面より突出した吊上げ具を上端
    に有するフレームを植立し、かつ該フレームおよ
    び吊上げ具は防音カバーに対して間隔をおいて状
    態で配置するとともに、該フレームの中間部と前
    記エンジンとを支持体により結合したことを特徴
    とする防音形エンジン作業機の吊上げ装置。
JP18183583U 1983-11-24 1983-11-24 防音形エンジンの吊上げ具 Granted JPS6090280U (ja)

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JP18183583U JPS6090280U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 防音形エンジンの吊上げ具

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JP18183583U JPS6090280U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 防音形エンジンの吊上げ具

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JPS6090280U JPS6090280U (ja) 1985-06-20
JPH0343390Y2 true JPH0343390Y2 (ja) 1991-09-11

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JP18183583U Granted JPS6090280U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 防音形エンジンの吊上げ具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083833Y2 (ja) * 1989-09-18 1996-01-31 セイレイ工業株式会社 防音型作業機のフレーム構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491824A (ja) * 1972-04-25 1974-01-09
JPS574813A (en) * 1980-06-10 1982-01-11 Iseki & Co Ltd Direction switcher for grains feeder

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JPS491824A (ja) * 1972-04-25 1974-01-09
JPS574813A (en) * 1980-06-10 1982-01-11 Iseki & Co Ltd Direction switcher for grains feeder

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JPS6090280U (ja) 1985-06-20

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