JPH06596Y2 - ロータリピストンエンジンの補強装置 - Google Patents

ロータリピストンエンジンの補強装置

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JPH06596Y2
JPH06596Y2 JP1125988U JP1125988U JPH06596Y2 JP H06596 Y2 JPH06596 Y2 JP H06596Y2 JP 1125988 U JP1125988 U JP 1125988U JP 1125988 U JP1125988 U JP 1125988U JP H06596 Y2 JPH06596 Y2 JP H06596Y2
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JP
Japan
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engine
reinforcing member
rotary piston
piston engine
housing
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JP1125988U
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憲之 栗尾
準一 船本
幸弘 狩俣
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリピストンエンジン全体の上下方向の
曲げや、ねじりを抑制する技術に関するものである。
(従来技術) 従来より、例えば、実開昭62−97230号公報に示
される如く、多気筒ロータリピストンエンジンは複数の
ロータハウジングとサイドハウジングとが交互に配置さ
れてボルトにより締結されている。
このような組立て構造である多気筒ロータリピストンエ
ンジンにおいては、このエンジンの偏心軸方向の剛性は
ロータハウジングとサイドハウジングとを締結している
ボルトの軸力のみであるため、発進時やエンジンブレー
キ時などの駆動力が急変する時に、偏心軸や偏心軸に連
結されるトランスミッション、ドライブシャフト等の駆
動力伝達手段(以下、パワープラント系と言う)に反力
が加わり、このパワープラント系にねじり振動が生じる
とともに、ロータハウジングとサイドハウジングから成
るエンジン全体のハウジング(以下、エンジンハウジン
グと言う)にねじりが生じる。さらに、エンジンの加振
力によるパワープラント系の曲げ振動や、シャーシ部材
からの上下振動により、エンジンハウジングに曲げが生
じる。
そして、このねじりや、曲げ等が起因して車体振動や、
車内のこもり音等が発生するという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、
簡単な構成でエンジンハウジングに生じるねじりや、曲
げを抑制することのできるロータリピストンエンジンの
補強装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するために、ロータリピスト
ンエンジンの上面、下面、及び、両側面のうち少なくと
も3面に複数のサイドハウジングを連結する補強部材が
設けられ、隣り合う補強部材同士が連結されるととも
に、少なくとも該補強部材の1つが補機取付用ブラケッ
トとして構成されているものである。
(考案の効果) 上記のように構成することにより、ねじり振動、及び、
曲げ振動の双方に対して、エンジンハウジングの剛性は
十分に高められているため、エンジンハウジングに生じ
るねじりや、曲げが抑制されるとともに、パワープラン
ト系のねじりや、曲げも抑制され、エンジンハウジング
からの振動伝達、及び、パワープラント系からの振動伝
達に起因する車体振動、車内のこもり音等が抑制でき
る。
また、レース用車両の場合、このロータリピストンエン
ジンを車体の補強部材の一部として十分に活用すること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を4気筒ロータリピストンエンジ
ンに適用させて、図面に基づいて説明する。
第1図、第2図、及び、第3図において、1は、ロータ
ハウジング2a,2b,2c,2dと、サイドハウジン
グ3a,3b,3c,3d,3eとが交互に配設され、
ボルト11,11により締結されてエンジンハウジング
10が構成されている4気筒ロータリピストンエンジン
である。
4は、エンジン1の上側に設けた板状の補強部材で、こ
の補強部材4はボルト5により、サイドハウジング3
a,3b,3c,3d,3eに締結されている。
6は、エンジンハウジング10の下側に固定した板状の補
強部材で、この補強部材6はオイルパンを兼用したもの
である。
7は、エンジンハウジング10の一側方に設けられたイグ
ニッションコイル8を支持するための板状のブラケット
で、このブラケット7はボルト9によりサイドハウジン
グ3a,3b,3c,3d,3eに締結されている。さ
らに、このブラケット7のエンジン1の長手方向前方に
位置する箇所を上方に延長して延長部7aを形成すると
ともに、エンジン1の長手方向後方に位置する箇所を下
方に延長して延長部7bを形成し、このブラケット7を
略クランク状に形成している。
そして、上記ブラケット7の延長部7aを上側の補強部
材4に、さらに、延長部7bを下側の補強部材6に固定
して、上側の補強部材4と下側の補強部材6とを連結し
ている。
なお、12はインテークマニホールドである。
上記のように、エンジンハウジング10の上側と下側に補
強部材を設け、この上側の補強部材4を下側の補強部材
6とをイグニッションコイル8を支持するブラケット7
により連結することにより、エンジンハウジング10は、
断面コの字状の補強部材によってその剛性が高められ、
エンジンハウジング10に生じるねじりや、曲げ、及び、
パワープラント系に生じるねじりや、曲げの双方が抑制
され、エンジンハウジング10やパワープラント系に連結
されてマウント(図示せず)を介して、これらエンジン
ハウジング10や、パワープラント系から車体(図示せ
ず)に伝達されるねじりや、曲げの振動が低減し、車体
振動や車内のこもり音等が低減する。
なお、本実施例においては、上記のように、エンジンハ
ウジング10を補強部材で断面コの字状に囲むものを示し
たが、本考案の目的からすればエンジンハウジング10の
4面に補強部材を設け、断面四角形状に囲んでも良い。
しかしながら、エンジンの作業性、軽量化、及び、剛性
等を考慮すると、本実施例のようにエンジンハウジング
10の3面に補強部材を設け、断面コの字状にすることが
望ましい。
さらに、上記のように下側の補強部材6はオイルパンを
兼用し、そして、上側の補強部材4と下側の補強部材6
とを連結する補強部材としてイグニッションコイル8を
支持するブラケット7を延長して、これを利用している
ため、部品点数の低減を図ることができるとともに、車
体の重量を大幅に増加させることなくエンジンハウジン
グ10の剛性を十分に確保することができる。
次に、この剛性の十分に向上した4気筒ロータリピスト
ンエンジンをレース用車両に搭載した車両全体の実施例
を、第4図、第5図に基づいて説明する。
1が、運転席20の後方に縦置きに搭載さえた4気筒ロー
タリピストンエンジンで、このエンジン1のエンジンハ
ウジング10の上側に設けられた補強部材25の前端部を延
長して延長部25aを形状するとともに、エンジンハウジ
ング10の下側に設けられた補強部材26の前端部を延長し
て延長部26aを形成し、この延長部25a、及び、26aは
車体21の運転席20の後方部21aに固定され、この上側の
補強部材25と下側の補強部材26とは、エンジンハウジン
グ10の一側に設けられたイグニッションコイル支持用ブ
ラケット27に形成された延長部27a、27bにより連結さ
れている。
さらに、このエンジン1の後方に接続され、駆動系を構
成する変速機等22と車体21とが棒状の補強部材23a、23
bにより連結されている。
上記のように構成することにより、従来、組立構造であ
るゆえに車体の補強部材の一部として活用することがで
きなかったロータリピストンエンジンであっても、十分
に車体の補強部材の一部として活用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案の実施例であるロータリ
ピストンエンジンの補強装置を示す図で、第1図は側面
図、第2図は正面図、第3図は平面図である。第4図な
いし第5図は、本考案の実施例で、示すレース用4気筒
ロータリピストンエンジンをレース用車両に搭載した図
で、第4図は平面図、第5図は側面図である。 2a・2b・2c・2d…ロータハウジング、3a・3
b・3c・3d・3e…サイドハウジング、4・25…上
側の補強部材、6・26…下側の補強部材、7・27…イグ
ニッションコイル支持用のブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータハウジングとサイドハウジングとを
    交互に配置してなるロータリピストンエンジンにおい
    て、上記ロータリピストンエンジンの上面、下面、及
    び、両側面のうち少なくとも3面に複数のサイドハウジ
    ングを連結する補強部材が設けられ、隣り合う補強部材
    同士が連結されるとともに、少なくとも該補強部材の1
    つが補機取付用ブラケットとして構成されていることを
    特徴とするロータリピストンエンジンの補強装置。
JP1125988U 1988-01-30 1988-01-30 ロータリピストンエンジンの補強装置 Expired - Lifetime JPH06596Y2 (ja)

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JP1125988U JPH06596Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 ロータリピストンエンジンの補強装置

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JP1125988U JPH06596Y2 (ja) 1988-01-30 1988-01-30 ロータリピストンエンジンの補強装置

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Publication Number Publication Date
JPH01115801U JPH01115801U (ja) 1989-08-04
JPH06596Y2 true JPH06596Y2 (ja) 1994-01-05

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