JP2543234Y2 - 吸気マニホールドの支持構造 - Google Patents

吸気マニホールドの支持構造

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JP2543234Y2
JP2543234Y2 JP1991015515U JP1551591U JP2543234Y2 JP 2543234 Y2 JP2543234 Y2 JP 2543234Y2 JP 1991015515 U JP1991015515 U JP 1991015515U JP 1551591 U JP1551591 U JP 1551591U JP 2543234 Y2 JP2543234 Y2 JP 2543234Y2
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intake manifold
branch pipe
support structure
transmission
surge tank
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伸一 難波
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の多気筒エンジ
ンにおける吸気マニホールドの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンに設けられた吸気マニ
ホールドの一例として、実開昭61-39431号公報に開示さ
れた支持構造が知られている。
【0003】図3は、その直列4気筒エンジン30を示
すもので、シリンダブロック2の上部にシリンダヘッド
3が接合され、このシリンダヘッド3にはシリンダヘッ
ドカバー4が締結されている。また、シリンダブロック
2の下部は、スカート部5となっていて、オイルパン6
が配設されている。このエンジン30に設けられた吸気
マニホールド31は、アルミニウム合金等の軽質材料で
形成されており、サージタンク部32と、このサージタ
ンク部32から気筒毎に分岐させた4本の分岐管からな
る分岐管部33とで構成されている。これら分岐管は、
側面視略L字状で、その下端部は、シリンダヘッド3の
側面に取付フランジ部34を介して接合され、上端部は
サージタンク部32の底面板に接続されている。そし
て、シリンダブロック2の側壁に突設したねじボス35
と、中央の分岐管に突設したねじボス36との間に支持
用ステーとしてブラケット37を装架して締付ボルトに
より締結してある。これにより、エンジン運転中の吸気
マニホールド31の振動を制御し、かつ取付強度の向上
を図るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の支持構造にあっては、吸気マニホールド31が前
記ブラケット37により支持されることで、重量の大き
なサージタンク部32を備えた吸気マニホールド31の
重量アンバランスが補正されると共に、吸気マニホール
ド31に作用する振動をある程度抑制できるという利点
がある。
【0005】しかし、シリンダブロック2のスカート部
5には、エンジン30の点火爆発力に起因して図4に示
すように、幅方向(矢印方向)の変形振動が生じる。す
ると、この振動がブラケット37を介して吸気マニホー
ルド31に伝えられ、撓み振動が惹起されるものであ
る。このような振動は静粛性が極めて重視される車両の
室内音を誘発する一要因となっていた。
【0006】本考案は、上記課題を解決することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、サージタンク部とこのサージタンク部に
上端が一体的に接続されると共に下端がシリンダヘッド
の一側壁に接合された分岐管部とからなる吸気マニホー
ルドの支持構造において、エンジン本体にそのクランク
軸方向に連結されたトランスミッションのミッションケ
ースと、トランスミッションに最も近い吸気マニホール
ドの分岐管とを、支持用ステーによって接続したことを
特徴とする。
【0008】
【作用】本考案は、吸気マニホールドのトランスミッシ
ョンに最も近い分岐管と、エンジン本体にそのクランク
軸方向に連結されたトランスミッションのミッションケ
ースとを、支持用ステーによって接続したので、吸気マ
ニホールドはエンジンの爆発力による振動の影響を直接
受けず、かつ剛性が大であるミッションケースに支持さ
れる。このため、吸気マニホールドの振動が大幅に抑制
される。また、吸気マニホールドの分岐管部の内、トラ
ンスミッションに最も近い分岐管に支持用ステーの一端
を取り付け、他端をトランスミッションのミッションケ
ースに取付けたので、支持用ステーを短くでき、その剛
性を高めることができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は、多気筒エンジンの斜視図である。
この吸気マニホールドの支持構造は、多気筒エンジン1
に配される吸気マニホールド10を支持ステー18にて
支持する構成となっている。
【0011】前記多気筒エンジン1は直列4気筒エンジ
ンであって、シリンダブロック2の上部のシリンダヘッ
ド3にシリンダヘッドカバー4が締結されている。そし
て、シリンダブロック2の下部は、下向きに拡開したス
カート部5となっており、このスカート部5の下部側に
オイルパン6が配設されている。また、シリンダブロッ
ク2には、そのクランク軸方向にトランスミッション8
が連結されている。トランスミッション8のミッション
ケース9の一側部9aには、その接合フランジ部7に近
接してねじボス部9bが突設されている。
【0012】前記吸気マニホールド10は、サージタン
ク部11と分岐管部12とからなり、前記サージタンク
部11はエンジン1の長手方向に沿って配置されてい
て、その一端面11aにスロットル弁を内蔵した図示し
ないスロットルボデーが取付けられるようになってい
る。
【0013】前記分岐管部12は、側面視略L字形の4
本の分岐管13、14、15、16及び接続フランジ1
7を備えている。各分岐管13〜16は、その上端が、
前記サージタンク部11の底面板に一体的に接続され、
その各下端が、シリンダヘッド3の一側面に固着される
前記接続フランジ17に一体的に接続され、エンジン1
の各気筒の吸気ポートの各々に連通するようになってい
る。そして、これら分岐管13〜16のうち、ミッショ
ンケース9に近い最外端の分岐管13には、中途部の下
部側を突出させてなるねじボス部13aが一体形成され
ている。
【0014】前記支持用ステー18は、図2(a)、
(b)に示すように、長手方向に補強プレス部18cを
設けて剛性を高めており、両端部18a、18bにボル
ト穴18d、18dを形成している。そして、この支持
用ステー18は、図2(b)に示すように中間部が斜行
するように折曲されていて、前記ねじボス部13aと9
bとの間に装架される。すなわち、支持用ステー18の
上部18aは、分岐管13のねじボス部13aに、下部
18bはミッションケース9のねじボス部9bにそれぞ
れボルト28、29によって螺着される。これにより、
吸気マニホールド10は、支持用ステー18によってト
ランスミッション8のミッションケース9に支持され
る。このため、吸気マニホールド10の支持剛性が高め
られ、重量の大きなサージタンク部11が分岐管部12
の上端に位置することにより生ずる吸気マニホールド1
0の重量アンバランスが補正される。又、エンジン1の
点火爆発に起因して生ずる前記スカート部5の幅方向の
変形振動が吸気マニホールド10に直接伝わらないの
で、吸気マニホールド10が不整に揺れ動く不具合が防
止され、振動が抑制される。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、吸気マニ
ホールドの分岐管部とトランスミッションのミッション
ケースとを支持用ステーで接続しており、吸気マニホー
ルドは振動が少なく剛性の高いミッションケースに支持
されるので、吸気マニホールドの振動が大幅に抑制され
る。よって、振動音の発生も低減するから、自動車の車
室内における静粛性を高めることができるといった効果
がある。しかも本考案は分岐管部の内トランスミッショ
ンに最も近い分岐管と前記ミッションケースとを支持用
ステーによって接続しているので、支持用ステーを短く
でき、その剛性を高めることができる結果、吸気マニホ
ールドの支持を安定したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す吸気マニホールドの支
持構造の斜視図である。
【図2】支持用ステーを示し、(a)はその正面図、
(b)はその側面図である。
【図3】従来の吸気マニホールドの支持構造を示す斜視
図である。
【図4】エンジンの振動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 8 トランスミッション 9 ミッションケース 10 吸気マニホールド 11 サージタンク部 12 分岐管部 18 支持用ステー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サージタンク部とこのサージタンク部に
    上端が一体的に接続されると共に下端がシリンダヘッド
    の一側壁に接合された分岐管部とからなる吸気マニホー
    ルドの支持構造において、エンジン本体にそのクランク
    軸方向に連結されたトランスミッションのミッションケ
    ースと、トランスミッションに最も近い吸気マニホール
    ドの分岐管とを、支持用ステーによって接続したことを
    特徴とする吸気マニホールドの支持構造。
JP1991015515U 1991-03-16 1991-03-16 吸気マニホールドの支持構造 Expired - Lifetime JP2543234Y2 (ja)

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JPH04111551U JPH04111551U (ja) 1992-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755315Y2 (ja) * 1990-07-30 1995-12-20 愛知機械工業株式会社 インテークマニホールドの補強構造

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JPH04111551U (ja) 1992-09-28

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