JPH0431198Y2 - - Google Patents

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JPH0431198Y2
JPH0431198Y2 JP6204787U JP6204787U JPH0431198Y2 JP H0431198 Y2 JPH0431198 Y2 JP H0431198Y2 JP 6204787 U JP6204787 U JP 6204787U JP 6204787 U JP6204787 U JP 6204787U JP H0431198 Y2 JPH0431198 Y2 JP H0431198Y2
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JP
Japan
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engine
main frame
center
crankshaft
piston
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JP6204787U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動2輪車に関し、特に、ヘツドパ
イプとスイングアームのピボツト軸との間を連結
する2叉状のメインフレームを備えた自動2輪車
に関するものである。
[従来の技術] 第4図に従来の自動2輪車の一例を示す。この
図において、ヘツドパイプ1とスイングアーム2
のピボツト軸2aとの間を連結するメインフレー
ム3は、直線的に設けられている(たとえば、特
願昭61−263199号参照)。この自動2輪車は、メ
インフレーム3を直線的に設けることにより、周
知のように、メインフレーム3に加わる荷重を軽
減して、メインフレーム3の軽量化が図られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、従来従来技術では、エンジン4にお
ける重いクランクケース5の部分が、メインフレ
ーム3から離れたところに設けられている。この
ため、メインフレーム3のみでエンジン4を支持
しようとすると、メインフレーム3の剛性を高め
なければならない。そこで、たとえばダウンチユ
ーブ60をエンジン4の下方に沿せて、エンジン
4を支持している。したがつて、車体フレーム7
全体としては、ダウンチユーブ60を必要とする
ため、フレーム重量が重くなるうえ、大型化や複
雑化を招く。
この考案は上記に鑑みてなされたもので、車体
フレームの軽量化、小型化および簡易化を図り得
る自動2輪車を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、ヘツ
ドパイプとスイングアームのピボツト軸との間を
直線的に結ぶ2叉状のメインフレームに、ピスト
ンの摺動方向へほぼ直線状に構成されたエンジン
をほぼ平行に配設し、このエンジンを上記フレー
ムに複雑個所で支持させたことを特徴とする。
[作用] この考案によれば、メインフレームとエンジン
とを直線的に構成して、これら両者をほぼ平行に
配設し、上記エンジンを上記フレームに複数個所
で支持する。したがつて、エンジンの重いクラン
クケースの部分がメインフレームに近接するの
で、エンジンを支持するメインフレームは曲げ剛
性が軽減される。
また、メインフレームは、上記軸方向と平行的
に配設されているから、直線的な形のエンジンと
も平行的に配設されているので、エンジンとメイ
ンフレームとが全体的に近接する。したがつて、
メインフレームとエンジンとの間は、小さな部材
により連結が可能になる。
また、上記のように、直線的な形のエンジンと
メインフレームとが平行的に配設されているか
ら、エンジンのシリンダヘツドおよびその上方の
部分が、2叉状のメインフレームの間に入り込む
おそれがない。したがつて、点検することの多い
シリンダヘツドの点検が容易になる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図において、自動2輪車の車体フレーム7
は、ヘツドパイプ1からピボツト軸2aまでの間
を直線的に結ぶメインフレーム3と、シートレー
ル8とから主に構成されている。このメインフレ
ーム3は、第2図のように、ヘツドパイプ1から
2叉状に分かれて、自動2輪車の後方(矢印A方
向)に延びている。このメインフレーム3,3間
の幅W1は、2気筒のエンジン4のクランクケー
ス5またはミツシヨンケース6の幅W2よりも狭
い。
つぎに、エンジン4について説明する。第3図
において、9はシリンダヘツド、10はシリンダ
ブロツク、11はピストン、12はコンロツド、
13はクランク軸、13aはクランクウエブ、1
4は排気ポートである。
15は吸気通路で、下死点におけるピストン1
1(一点鎖線で示す)の下部11aに向つて、ク
ランク室16に開口し、シリンダブロツク10の
排気ポート14に対向する側面に設けられてい
る。この吸気通路15はピストン11の摺動方向
Bに対して、つまりピストン11の摺動する方向
Bに対して、斜めに設定されている。なお、この
ように吸気通路15を設けることにより、吸気C
のレスポンスを迅速にし、かつ、吸気Cの流れを
スムースにできる。
17はリードバルブ、18はリードバルブケー
スである。このリードバルブケース18が連結さ
れる吸気管19と、クランクケース5との間に
は、2つの気筒にそれぞれ、第1のマウント部2
0が一体形成されている。この第1のマウント部
20の取付孔20aには、中空のカラー21が挿
入されている。そして、このカラー21を通して
図示しないボルトナツトにより第1図のメインフ
レーム3に固定され、第1の固定部材とされてい
る。一方、第2のマウント部22は、この図に示
すようにエンジン4のミツシヨンケース6の下部
に突出して設けられ、ブラケツト23を介して、
メインフレーム3に固定され、第2の固定部材と
されている。このように、2つのマウント部2
0,22により、エンジン4がメインフレーム3
の下方に近接して、支持されている。そして、メ
インフレーム3は、ピストン11(第3図)の摺
動方向Bとほぼ平行に配設されている。
24はクランク軸13(第3図)の中心、25
はインプツト軸の中心、26はアウトプツト軸の
中心である。インプツト軸の中心25とアウトプ
ツト軸の中心26とを結ぶ直線は、ほぼ水平に設
定されている。一方、クランク軸の中心24とイ
ンプツト軸の中心25とは、上記ピストン11
(第3図)の摺動方向Bに一直線上に配設されて
いる。つまり、この2つの中心24,25は、ピ
ストン(第3図)の軸心Dの延長線上に設けられ
ている。なお、インプツト軸とは、複数の変速ギ
ヤを備え、クランク軸13(第3図)からの駆動
力を、クラツチ(図示せず)を介して、アウトプ
ツト軸に伝達するものである。また、アウトプツ
ト軸とは、上記変速ギヤにかみ合う変速従動ギヤ
を備え、チエーン27を介して、後輪28を回転
させるものである。
上記構成において、この考案は、クランク軸の
中心24とインプツト軸25の中心とがピストン
の摺動方向Bに一直線上に配設されている。この
ため、従来、第4図のように、くの字状に曲つて
いたエンジン4が、第1図のように、直線的な形
になる。このため、重いクランク軸13(第3
図)の収納されているクランクケース5の部分
は、メインフレーム3に近接する。したがつて、
エンジン4を支持するメインフレーム3の曲げ剛
性が軽減されるから、従来例におけるダウンチユ
ーブ60を省略して、車体フレーム全体が軽量か
つ小型になる。
また、メインフレーム3は、ピストンの摺動方
向Bとほぼ平行に配設されているから、上記直線
的なエンジン4ともほぼ平行に配設され、しか
も、エンジン4の後方に配設されている。このた
め、この実施例のように、第2図のエンジン4が
メインフレーム3,3間に入り込まないような形
状とすることができるので、メインフレーム3の
形状に制約がないから、メインフレーム3を理想
形状に選択できる。たとえば、2叉状のメインフ
レーム3,3間の幅W1を、クランクケース5お
よびミツシヨンケース6の幅W2よりも小さくし
て、メインフレーム3の小型、軽量化を図り得
る。
また、この考案は、第1図の直線的なエンジン
4と直線的なメインフレーム3とが、ほぼ平行に
配設されているから、両者3,4が全体的に近接
する。このため、メインフレーム3とエンジン4
との間は、たとえば第1のマウント部20などの
小さな部材により連結が可能になる。したがつ
て、車体フレーム7全体としての軽量化、小型化
および簡素化を図り得る。
さらに、シリンダヘツド9およびその上方の部
分は、点検することが多い。たとえば、点火プラ
グ(図示せず)などは点検することが多い。ここ
で、この考案は、直接的な形のエンジン4とメイ
ンフレーム3とが平行的に配設されているから、
シリンダヘツド9およびその上方の部分がメイン
フレーム3間に入り込むおそれがない。したがつ
て、点検することの多いシリンダヘツド9の点検
が容易になる。
なお、この実施例では、第1のマウント部20
が、第3図のクランクケース5と吸気管19との
間に一体形成されている。したがつて、吸気管1
9によつて、マウント部20が補強される。
ところで、第5図(実開昭61−100692号公報参
照)に示す従来の2サイクルエンジンでは、エン
ジン4がクランク軸の中心24で曲がつたくの字
状に形成されている。このため、リードバルブケ
ース18をピストンの摺動方向Bに対して、ほぼ
直角な方向に設けて、リードバルブケース18を
ギヤブレタ40とがミツシヨンケース6に干渉し
ないようにしている。これに対し、この考案は、
第1図のように、クランク軸の中心24とインプ
ツト軸の中心25とを摺動方向Bに一直線上に設
けているから、ミツシヨンケース6がクランクケ
ース5の斜め下方に位置している。したがつて、
ミツシヨンケース6とリードバルブケース18お
よびキヤブレタ40とが干渉するおそれがないの
で、第3図のようにリードバルブケース18を斜
めに設けることができるから、吸気Cのレスポン
スを迅速にし、かつ吸気Cの流れをスムースにす
ることができる。
また、この実施例では、ピストンの摺動方向B
に、クランク軸の中心24とインプツト軸の中心
25とが一直線上に配設されているが、インプツ
ト軸の中心25ではなく、アウトプツト軸の中心
26を上記摺動方向Bに設けても良い。なお、こ
の場合、アウトプツト軸の中心がインプツト軸の
中心25の位置になり、インプツト軸の中心が点
Pの位置になる。
また、クランク軸の中心24を通つてピストン
の摺動方向Bへ延びる直線Dが、インプツト軸と
アウトプツト軸の各中心25,26の中間を通よ
うに配設されてもよい。
つまり、上記直線Dの近傍に上記クランク軸に
連結されているインプツト軸の中心25が配設さ
れるように、シリンダヘツド9、シリンダブロツ
ク10、クランクケース5およびミツシヨンケー
ス6をこの順にほぼ直線状に配列して、エンジン
4を構成すれば、前述した効果を奏することがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、重い
クランクケースがメインフレームに近接すること
により、メインフレームの剛性を軽減することが
できるので、車体フレーム全体を小型かつ軽量に
し得る。しかも、直線的なエンジンと直線的なメ
インフレームとが全体的に近接するから、車体フ
レーム全体としての軽量化、小型化および簡素化
を図り得る。また、シリンダヘツドおよびその上
方の部分がメインフレーム間に入り込むおそれが
ないので、シリンダヘツドの点検が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す自動2輪車
の側面図、第2図はメインフレームの平面図、第
3図はエンジンの縦断面図、第4図は従来の自動
2輪車の側面図、第5図は他の従来例における要
部の側面図である。 1……ヘツドパイプ、2……スイングアーム、
2a……ピボツト軸、3……メインフレーム、4
……エンジン、5……クランクケース、6……ミ
ツシヨンケース、9……シリンダヘツド、10…
…シリンダブロツク、11……ピストン、13…
…クランク軸、20……第1のマウント部、22
……第2のマウント部、23……ブラケツト、2
4……クランク軸の中心、25……インプツト
軸、26……アウトプツト軸、B……ピストンの
摺動方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドパイプとスイングアームのピボツト軸と
    の間を直線的に結ぶ2叉状のメインフレームと、
    クランク軸の中心を通つてピストンの摺動方向へ
    延びる直線上もしくはこの直線近傍に上記クラン
    ク軸に連結されているインプツト軸の中心が配設
    されるようにシリンダヘツド、シリンダブロツ
    ク、クランクケースおよびミツシヨンケースをこ
    の順にほぼ直線状に配列してなるエンジンと、上
    記メインフレームに沿つてほぼ平行に配設された
    エンジンを上記フレームに複数個所で支持する固
    定部材とを具備したことを特徴とする自動2輪
    車。
JP6204787U 1987-04-23 1987-04-23 Expired JPH0431198Y2 (ja)

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JP6204787U JPH0431198Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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JP6204787U JPH0431198Y2 (ja) 1987-04-23 1987-04-23

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Publication Number Publication Date
JPS63168185U JPS63168185U (ja) 1988-11-01
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