JPH0441116B2 - - Google Patents

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JPH0441116B2
JPH0441116B2 JP59044613A JP4461384A JPH0441116B2 JP H0441116 B2 JPH0441116 B2 JP H0441116B2 JP 59044613 A JP59044613 A JP 59044613A JP 4461384 A JP4461384 A JP 4461384A JP H0441116 B2 JPH0441116 B2 JP H0441116B2
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JP
Japan
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down tube
engine
cylinder
head pipe
bracket
Prior art date
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JP59044613A
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Kazuo Terai
Mitsugi Suzuki
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、並列多気筒エンジンを搭載した自動
二輪車に係り、特にそのフレームの構造に関す
る。
〔従来の技術〕
自動二輪車に搭載されるエンジンは、出力の向
上を目的として多気筒化される傾向にあり、近時
では、クランク軸横置き形の並列四気筒エンジン
が主流となりつつある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この並列四気筒エンジンは、クラン
クケースやシリンダの横幅を始めとして、エンジ
ン各部の寸法が大きいので、クレードル形のフレ
ームに搭載する場合に、このフレームのダウンチ
ユーブあるいはメインパイプに、上記エンジンの
クランクケースやシリンダが接近することがあ
る。
このため、エンジンとフレームとの干渉を避け
るためには、ダウンチユーブを部分的に折り曲げ
なくてはならず、フレーム構成に無理が生じるこ
とがある。
しかも、エンジンがメインパイプとダウンチユ
ーブとで囲まれた空間を略専有することになるの
で、エンジンの脱着作業が困難となつたり、作業
に多大な手間を要するといつた不具合もある。
本発明はこのような事情にもとづいてなされた
もので、フレーム構成を無理のないものとするこ
とができるのは勿論のこと、エンジンの着脱作業
や整備作業を行う際に、シリンダヘツド回りを広
く開放して作業性を改善することができ、しか
も、ダウンチユーブメンバとダウンチユーブブラ
ケツトとの連結部の剛性を充分に確保しつつ、こ
の連結部をコンパクトに形成できるとともに、シ
リンダの前傾によりエンジンの重心位置を下げて
フロント荷重を高めることができ、乗り易くかつ
操縦し易い自動二輪車のフレームの提供を目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明においては、フロントフオーク
を枢支するヘツドパイプとリヤアームの枢支部と
の間を、上記ヘツドパイプから後方に延びる左右
一対のメインパイプと、上記ヘツドパイプから下
向きに延びて上記メインパイプの下方に位置する
左右一対のダウンチユーブとによつて連結し、こ
れらメインパイプとダウンチユーブとの間に、ク
ランク軸横置き形の並列多気筒エンジンを搭載し
た自動二輪車において、 上記エンジンのシリンダは、そのシリンダ軸線
が上記ヘツドパイプを指向する角度にまで前傾さ
れ、また、上記左右のダウンチユーブは、ヘツド
パイプから左右外側に向つて傾斜された姿勢で延
びる第1の部分と、この第1の部分に連続して上
記シリンダの前端に連なるシリンダヘツドの左右
側方を通つて下向きに延びる第2の部分と、この
第2の部分の下端からエンジンのクランクケース
の下方を通つて上記リヤアームの枢支部に至る第
3の部分を備えており、このダウンチユーブの第
3の部分の配置間隔は、上記クランクケースの左
右幅や第2の部分の配置間隔よりも狭く形成され
ているとともに、上記ダウンチユーブは、上記ヘ
ツドパイプに一体的に接合され、上記第1の部分
を含むダウンチユーブブラケツトと、このダウン
チユーブブラケツトおよびリヤアームの枢支部に
対し連結具を介して着脱可能に連結され、しかも
上記第2の部分と第3の部分を含んでエンジンを
支持するためのダウンチユーブメンバとによつて
構成し、これらダウンチユーブメンバとダウンチ
ユーブブラケツトとの連結部は、上記シリンダヘ
ツドよりも上方の第1の部分に位置されているこ
とを特徴としている。
〔作 用〕
この構成によれば、エンジンを下方から抱える
ダウンチユーブは、シリンダやシリンダヘツドの
左右両側を通過するので、このエンジンのシリン
ダ回りと干渉し合うことはなく、従来のようにダ
ウンチユーブを部分的に折り曲げる必要もない。
また、シリンダの前側にダウンチユーブが存在
しないので、シリンダを大きく前傾させることが
できる。このため、エンジンの高さを低く抑えて
エンジンの重心位置を低くできるとともに、フロ
ント荷重も高めることができ、前後荷重分布を略
均等に配分することができる。
しかも、ダウンチユーブメンバとダウンチユー
ブブラケツトとの連結部は、シリンダヘツドより
も上方に位置するとともに、上記ダウンチユーブ
ブラケツトは、それ自体ではエンジンを直接支持
する機能を有しないために、このダウンチユーブ
ブラケツトからダウンチユーブメンバを取り外し
た場合には、エンジンの下方からシリンダヘツド
の上方にかけての範囲が、何もない広い空間とし
て開放されることになる。このため、シリンダの
前傾によつてシリンダヘツドがダウンチユーブ間
に入り込んでいるにも拘らず、エンジンの着脱作
業や整備作業を容易に行うことができる。
加えて、ダウンチユーブメンバとダウンチユー
ブブラケツトとの連結部は、ヘツドパイプから左
右側方に延びるダウンチユーブの第1の部分に位
置されているから、この連結部がダウンチユーブ
の最大幅よりも内側に入り込むことになり、ボル
トのような連結具がダウンチユーブの外側方に大
きく露出したり突出せずに済む。
それとともに、この連結部はヘツドパイプの近
傍に位置するので、この連結部にヘツドパイプ側
から力が加わつた場合に、この連結部に加わる曲
げモーメントを小さくすることができる。
したがつて、連結部の荷重負担を軽減できるの
で、この連結部や連結具を小型化することがで
き、上記連結部が内側に位置することと合わせ
て、この連結部が外方から目立ち難くなる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説明
する。
図中符号Fで示すフレームは、その前端にヘツ
ドパイプ1を備えている。ヘツドパイプ1にはフ
ロントフオーク8が枢支されており、このフロン
トフオーク8は、ハンドル10によつて操行操作
されるとともに、その下端部に前輪9を支持して
いる。
ヘツドパイプ1には、後方斜め下向きに延びる
左右一対のメインパイプ2と、下向きに延びる左
右一対のダウンチユーブ5が接合されている。メ
インパイプ2の後端部には、夫々リヤアームブラ
ケツト4が接合されている。リヤアームブラケツ
ト4の間には、リヤアーム12の前端が介挿さ
れ、かつピボツト軸11を介して揺動可能に枢支
されており、このリヤアーム12の後端には後輪
13が支持されている。
したがつて、メインパイプ2はヘツドパイプ1
とリヤアーム12の枢支部との間を側面視略直線
状に結んでおり、しかしながら平面的に見た場合
には、第2図に示すようにヘツドパイプ1の後方
に進むに従い左右両側に張り出すとともに、この
張り出し端から後方にずれた位置で再び内側に屈
曲された形状をなしている。このことから、メイ
ンパイプ2はそのヘツドパイプ1側の前半部に、
側方に膨らむ彎曲部2aを有している。
第3図や第4図に示すように、ダウンチユーブ
5は、ヘツドパイプ2から左右側方に向つて互い
に離間するように斜め下向きに導出された第1の
部分51と、この第1の部分51の先端から互い
に平行をなして下向きに延びる第2の部分52
と、この第2の部分52の下端から後方に向つて
延びる第3の部分53とを有しており、この第3
の部分53の後端がリヤアームブラケツト4に連
なつている。そして、このようなダウンチユーブ
5は、ヘツドパイプ1に下向きに突出するように
接合され、上記第1の部分51を含むダウンチユ
ーブブラケツト3と、このダウンチユーブブラケ
ツト3とリヤアームブラケツト4との間に架設さ
れ、上記第2の部分52と第3の部分53を含む
ダウンチユーブメンバ5aとで構成され、このダ
ウンチユーブメンバ5aは、側面視略L字形をな
している。
なお、左右のダウンチユーブブラケツト3の間
には、クロスパイプ6が架設されているととも
に、ヘツドパイプ1とメインパイプ2の彎曲部2
aとの間には、テンシヨンパイプ7が架設されて
いる。
メインパイプ2の途中には、後方に向つて略水
平に延びる左右一対のシートレール14が接合さ
れている。このシートレール14の途中は、上記
リヤアームブラケツト4から上向きに延びるバツ
クステー15によつて支持されており、このシー
トレール14上にはシート16が設置されてい
る。
また、メインパイプ2とダウンチユーブ5とで
囲まれた空間には、エンジン17が搭載されてい
る。このエンジン17は、図示しないクランク軸
をフレームFの左右方向に沿つて横置きに配置し
た水冷式並列四気筒エンジンであり、そのミツシ
ヨンケースを兼ねるクランクケース18の左右幅
L1は、第2図に示すように上記リヤアームブラ
ケツト4の左右幅L2よりも広く形成されている。
このクランクケース18の前後上面には、図示し
ない四つの気筒を左右方向に並設してなるシリン
ダ19が立設されている。シリンダ19は、第1
図に示すように、そのシリンダ軸がヘツドパイプ
1を指向する角度にまで大きく前傾されており、
上記メインパイプ2の下方において、このメイン
パイプ2と略平行をなしている。
そして、このシリンダ19の前傾に伴い、シリ
ンダ19の前端に連なるシリンダヘツド19a
は、ダウンチユーブ5の第2の部分52の間を通
つて前方に突出されている。このため、ダウンチ
ユーブ5の第2の部分52は、シリンダヘツド1
9aやシリンダ19の左右両側方を通つて下方に
導かれており、この第2の部分52の下端部は、
第4図に示されるように、互いに近接するように
内側に向つて屈曲されている。この第2の部分5
2の下端部に連なる第3の部分53は、クランク
ケース18の下方を通つて後方に導かれており、
この第3の部分53の配置間隔L3は、第4図に
示すように、クランクケース18の左右幅L1
第2の部分52の配置間隔L4よりも幅狭く形成
されている。
このことから、左右のダウンチユーブ5の配置
間隔は、第2の部分52において最大となつてい
る。
なお、シリンダヘツド19aの前面には、四本
の排気管37が連結されており、これら排気管3
7は、ダウンチユーブ5の間を通つてクランクケ
ース18の下方に導かれ、後方の消音器38に連
なつている。
このようなエンジン17は、クランクケース1
8の後端上部において、リヤアームブラケツト4
の上部にボルト20よび図示しないゴム緩衝体な
どを介してラバーマウントされているとともに、
このクランクケース18の後端下部が、リヤアー
ムブラケツト4の下部にボルト21および図示し
ないゴム緩衝体などを介してラバーマウントされ
ている。
また、クランクケース18の前端には、ボルト
22および図示しないゴム緩衝体を介して支持板
23が固定されている。この支持体23は、ボル
ト24によりダウンチユーブメンバ5aの下部に
着脱可能に取り付けられている。さらに、クラン
クケース18の前部下端は、ボルト25によりダ
ウンチユーブメンバ5aに設けたガセツト26に
着脱可能に取り付けられている。
したがつて、エンジン17は、ボルト20,2
1によつてリヤアームブラケツト4に支持されて
いるとともに、ボルト22,25を介してダウン
チユーブ5のダウンチユーブメンバ5aに支持さ
れている。
シリンダヘツド19aには、上向きに開口する
四つの吸気口19bが設けられている。各吸気口
19bには気化器28が接続されており、これら
気化器28は、メインパイプ2の彎曲部2aの間
に位置されている。そして、気化器28は、その
真上に配置したエアクリーナ29に連通されてお
り、このエアクリーナ29は、ヘツドパイプ1の
直後に位置されている。
クランクケース18の後部の真上には、燃料タ
ンク27が配置されている。燃料タンク27は、
メインパイプ2およびシートレール14の間から
上方に向つて突出されており、エアクリーナ29
とシート16との間に位置されている。そして、
エアクリーナ29や燃料タンク27の上面から側
面にかけての周囲は、従来の燃料タンク形状を形
作るカバー30によつて覆われており、このカバ
ー30は、シート16の前端部に連なつている。
ところで、上記ダウンチユーブメンバ5aは、
その前後両端部に夫々ジヨイント31,32が接
合されている。これに対してダウンチユーブブラ
ケツト3の下端およびリヤアームブラケツト4の
前端下部にも、ジヨイント33,34が接合され
ている。ダウンチユーブブラケツト3側のジヨイ
ント33は、エンジン17のシリンダヘツド19
aの上方に位置するとともに、リヤアームブラケ
ツト4側のジヨイント34は、クランクケース1
8の後端下方に位置されている。そして、これら
ジヨイント31と33および32と34は、互い
に重ね合わされた後、連結具としてのボルト35
を介して着脱可能に結合されている。このことか
ら、ダウンチユーブブラケツト3は、それ自体で
はエンジン17を支持する機能を有しておらず、
このダウンチユーブブラケツト3とダウンチユー
ブメンバ5aとの連結部は、ダウンチユーブ5の
第1の部分51に位置されている。
したがつて、この連結部は、ダウンチユーブ5
の配置間隔が最大となる第2の部分52よりも内
側に位置されているとともに、ヘツドパイプ1に
近いエンジン17のシリンダヘツド19aの上方
に位置されている。
このような構成によれば、エンジン17を下方
から抱え込むダウンチユーブ5は、シリンダヘツ
ド19aの左右両側を通過して下方に導かれてい
るので、ダウンチユーブ5とシリンダヘツド19
aおよびシリンダ19とが干渉し合うことはな
く、従来のようにダウンチユーブ5を部分的に折
り曲げたりする必要はない。
このため、ダウンチユーブ5の形状や取り回し
に無理が生じることもなく、フレームFの構成上
においても何等不都合は生じない。
また、シリンダ19やシリンダヘツド19aの
前側にダウンチユーブ5が存在しないから、この
シリンダ19を大きく前傾させることができる。
このため、エンジン17の全高を低く抑えること
ができるのは勿論のこと、フロント荷重を高めて
前後荷重分布を略均等化することができ、その
分、前輪9の接地性が高まり、乗り易く、しか
も、操縦し易くなる。
その上、ダウンチユーブメンバ5aとダウンチ
ユーブブラケツト3との連結部は、シリンダヘツ
ト19aよりも上方に位置するとともに、このダ
ウンチユーブブラケツト3は、それ自体ではシリ
ンダヘツド19aを支持する機能を有していない
ために、ダウンチユーブメンバ5aを取り外した
状態では、エンジン17のクランクケース18の
下方からシリンダヘツド19aの上方にかけての
広い範囲が、何もない空間として広く開放される
ことになる。
このため、エンジン17のシリンダヘツド19
aがダウンチユーブ5の間に入り込んでいるにも
拘らず、エンジン17の着脱作業や整備作業を行
う際に、ダウンチユーブ5が作業の邪魔となるこ
とはなく、その分、作業性が向上する。
また、ダウンチユーブメンバ5aとダウンチユ
ーブブラケツト3との連結部は、ヘツドパイプ1
から側方斜め下向きに延びるダウンチユーブ5の
第1の部分51に位置されているので、この連結
部がダウンチユーブ5の配置間隔が最大となる第
2の部分52よりも内側に入り込むことになる。
このため、ジヨイント31と33および32と3
4を始めとして、これらを結合するためのボルト
35がダウンチユーブ5の外側方に大きく突出せ
ずに済むことになる。
それとともに、ダウンチユーブメンバ5aとダ
ウンチユーブブラケツト3との連結部は、ヘツド
パイプ1の近傍に位置するので、この連結部にヘ
ツドパイプ1から力が加わつた場合に、この連結
部に作用する曲げモーメントが小さくなる。
このことから、連結部の荷重負担を軽減するこ
とができ、上記ジヨイント31,33および3
2,34やボルト35を小型化することができ
る。したがつて、ジヨイント31,33および3
2,34やボルト35が外側方に突出しないこと
と合わせて、ダウンチユーブメンバ5aとダウン
チユーブブラケツト3との連結部が外方から目立
ち難くなり、フレームFの外観を良好に維持する
ことができる。
なお、上記実施例においては、メインパイプ2
を側面視略直線状に形成したが、本発明はこれに
限らず、例えばタンクレールとシートピラーチユ
ーブとで構成されるような彎曲形であつても良
い。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明によれば、ダウンチユーブ
とシリンダヘツトとが干渉し合うこともないの
で、ダウンチユーブの形状や取り回しに無理が生
じることもなく、フレームの構成上においても何
等不都合は生じない。
また、シリンダを大きく前傾させることができ
から、エンジンの全高を低く抑えることができる
のは勿論のこと、フロント荷重を高めて前後荷重
分布を略均等化することができ、そ分、乗り易く
かつ操縦性も良好となる。
その上、ダウンチユーブメンバとダウンチユー
ブブラケツトとの連結部は、シリンダヘツドより
も上方に位置するとともに、ダウンチユーブブラ
ケツトは、それ自体ではシリンダヘツドを支持す
るような機能を有していないので、ダウンチユー
ブメンバを取り外した状態では、エンジンの下方
からシリンダヘツドの上方にかけての範囲が、何
もない空間として広く開放されることになる。こ
のため、シリンダヘツドがダウンチユーブの間に
入り込んでいるにも拘らず、エンジンの着脱作業
や整備作業を行う際に、ダウンチユーブが作業の
邪魔となることもなく、その分、作業性が向上す
る。
しかも、ダウンチユーブメンバとダウンチユー
ブブラケツトとの連結部が、ダウンチユーブの配
置間隔が最大となる第2の部分よりも内側に入り
込むことになるので、この連結部を始めとして、
連結具がダウンチユーブの外側方に大きく突出せ
ずに済むことになる。
それとともに、ダウンチユーブメンバとダウン
チユーブブラケツトとの連結部は、ヘツドパイプ
の近傍に位置するので、この連結部にヘツドパイ
プから力が加わつた場合でも、この連結部に作用
する曲げモーメントが小さくなる。このことか
ら、連結部の荷重負担を軽減することができ、こ
の連結部や連結具を小型化することができる。
したがつて、連結具が外側方に突出しないこと
と合わせて、ダウンチユーブメンバとダウンチユ
ーブブラケツトとの連結部が外方から目立ち難く
なり、フレームの外観を良好に維持できるといつ
た利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は自動
二輪車を一部断面した側面図、第2図はフレーム
の平面図、第3図はフレームの側面図、第4図は
フレームの正面図である。 1…ヘツドパイプ、2…メインパイプ、3…ダ
ウンチユーブブラケツト、4…リヤアームブラケ
ツト、5…ダウンチユーブ、5a…ダウンチユー
ブメンバ、8…フロントフオーク、12…リヤア
ーム、17…並列多気筒エンジン、18…クラン
クケース、19…シリンダ、19a…シリンダヘ
ツド、35…連結具(ボルト)、51…第1の部
分、52…第2の部分、53…第3の部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フロントフオークを枢支するヘツドパイプと
    リヤアームの枢支部との間を、上記ヘツドパイプ
    から後方に延びる左右一対のメインパイプと、上
    記ヘツドパイプから下向きに延びて上記メインパ
    イプの下方に位置する左右一対のダウンチユーブ
    とによつて連結し、 これらメインパイプとダウンチユーブとの間
    に、クランク軸横置き形の並列多気筒エンジンを
    搭載した自動二輪車において、 上記エンジンのシリンダは、そのシリンダ軸線
    が上記ヘツドパイプを指向する角度にまで前傾さ
    れ、 また、上記左右のダウンチユーブは、ヘツドパ
    イプから左右外側に向つて傾斜された姿勢で延び
    る第1の部分と、この第1の部分に連続して上記
    シリンダの前端に連なるシリンダヘツドの左右側
    方を通つて下向きに延びる第2の部分と、この第
    2の部分の下端からエンジンのクランクケースの
    下方を通つて上記リヤアームの枢支部に至る第3
    の部分を備えており、 このダウンチユーブの第3の部分の配置間隔
    は、上記クランクケースの左右幅や第2の部分の
    配置間隔よりも狭く形成されているとともに、 上記ダウンチユーブは、上記ヘツドパイプに一
    体的に接合され、上記第1の部分を含むダウンチ
    ユーブラケツトと、このダウンチユーブブラケツ
    トおよびリヤアームの枢支部に対し連結具を介し
    て着脱可能に連結され、しかも上記第2の部分と
    第3の部分を含んでエンジンを支持するためのダ
    ウンチユーブメンバとによつて構成し、 これらダウンチユーブメンバとダウンチユーブ
    ブラケツトとの連結部は、上記シリンダヘツドよ
    りも上方の第1の部分に位置されていることを特
    徴とする自動二輪車のフレーム。
JP4461384A 1984-03-08 1984-03-08 自動二輪車のフレーム Granted JPS60189685A (ja)

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