JPH07116930B2 - エンジンのブロ−バイガス通路構造 - Google Patents
エンジンのブロ−バイガス通路構造Info
- Publication number
- JPH07116930B2 JPH07116930B2 JP19354587A JP19354587A JPH07116930B2 JP H07116930 B2 JPH07116930 B2 JP H07116930B2 JP 19354587 A JP19354587 A JP 19354587A JP 19354587 A JP19354587 A JP 19354587A JP H07116930 B2 JPH07116930 B2 JP H07116930B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow
- gas passage
- engine
- cylinder block
- cylinder
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/02—Arrangements of lubricant conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/06—Means for keeping lubricant level constant or for accommodating movement or position of machines or engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エンジンのブローバイガス通路構造に関する
ものである。
ものである。
（従来技術） 一般にエンジン本体のクランク室下部にオイル溜りを有
する構造のエンジンでは、該クランク室で生じるブロー
バイガスを上記エンジン本体のシリンダヘッド部（吸気
系）に供給するためのブローバイガス通路が設けられて
いる。
する構造のエンジンでは、該クランク室で生じるブロー
バイガスを上記エンジン本体のシリンダヘッド部（吸気
系）に供給するためのブローバイガス通路が設けられて
いる。
このブローバイガス通路は、一般的にはエンジン両側部
中央位置に於けるシリンダブロック下部のスカート部内
側に形成されるようになっているが、そのようにする
と、クランク軸回転による圧力変動の影響を受け易く、
またクランク軸に連なるコネクティングロッドからのオ
イル流体が上記通路に導かれ易くなる。さらにＶ型エン
ジンなどの場合には、必然的に通路長が長くなる。
中央位置に於けるシリンダブロック下部のスカート部内
側に形成されるようになっているが、そのようにする
と、クランク軸回転による圧力変動の影響を受け易く、
またクランク軸に連なるコネクティングロッドからのオ
イル流体が上記通路に導かれ易くなる。さらにＶ型エン
ジンなどの場合には、必然的に通路長が長くなる。
そこで、従来上記の問題を解決する手段として、例えば
上記シリンダブロックのクランク軸両端部の軸支壁外側
に位置してブローバイガス導入口を設置し、上記クラン
ク軸を支持補強するベアリングビームにオイル通路を設
けてなるものがある（例えば特開昭61−135914号公報参
照）。
上記シリンダブロックのクランク軸両端部の軸支壁外側
に位置してブローバイガス導入口を設置し、上記クラン
ク軸を支持補強するベアリングビームにオイル通路を設
けてなるものがある（例えば特開昭61−135914号公報参
照）。
（発明が解決しようとする問題点） ところが、上記従来技術の構成によると先の問題は解決
できるが、一方次のような新な問題を生じる。
できるが、一方次のような新な問題を生じる。
（ａ） シリンダブロックのクランク軸両端部にブロー
バイガス導入口が形成されているため、車両の急発進時
や急停車時などにオイル溜り部のオイルが大きく揺動し
上記ブローバイガス導入口を詰めてしまったり、又その
時生じるオイルミストがそのままブローバイガス通路に
導入されてしまい、オイルの消費量が増加する。この現
象は、縦置型エンジンの場合に特に著しい。
バイガス導入口が形成されているため、車両の急発進時
や急停車時などにオイル溜り部のオイルが大きく揺動し
上記ブローバイガス導入口を詰めてしまったり、又その
時生じるオイルミストがそのままブローバイガス通路に
導入されてしまい、オイルの消費量が増加する。この現
象は、縦置型エンジンの場合に特に著しい。
（ｂ） ベアリングキャップを補強する機能を有するベ
アリングビームにオイル通路を形成しているので、強度
低下の懸念がある。
アリングビームにオイル通路を形成しているので、強度
低下の懸念がある。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、シリンダブロックの前部側又は後部側にシ
リンダヘッドへのブローバイガス通路が形成されるとと
もに上記シリンダブロック内下面にシリンダ配列方向に
所定の間隔を置いて複数のベアリングキャップが設けら
れたエンジンにおいて、上記シリンダ配設方向に上記複
数のベアリングキャップを相互に連結補強する状態で内
部が空洞のパイプ状部材を取付け、該パイプ状部材の一
端開口部側を上記シリンダブロックのブローバイガス通
路に連通しせめるとともにそのクランク室中央部下面側
にブローバイガス導入口が形成してなるものである。
れたもので、シリンダブロックの前部側又は後部側にシ
リンダヘッドへのブローバイガス通路が形成されるとと
もに上記シリンダブロック内下面にシリンダ配列方向に
所定の間隔を置いて複数のベアリングキャップが設けら
れたエンジンにおいて、上記シリンダ配設方向に上記複
数のベアリングキャップを相互に連結補強する状態で内
部が空洞のパイプ状部材を取付け、該パイプ状部材の一
端開口部側を上記シリンダブロックのブローバイガス通
路に連通しせめるとともにそのクランク室中央部下面側
にブローバイガス導入口が形成してなるものである。
（作 用） 上記の手段によると、先ずシリンダブロックの前部側又
は後部側にブローバイガス通路が形成されているので、
上記従来技術同様クランク軸回転による圧力変動を影響
を受けることがなく、またコネクティングロッドからオ
イル流体がブローバイガス通路に導かれるようなことも
なくなる。またＶ型エンジンに適用した場合には、その
両端側の左右バンクのずれによって生じるオフセットス
ペースを有効に活用することができる。
は後部側にブローバイガス通路が形成されているので、
上記従来技術同様クランク軸回転による圧力変動を影響
を受けることがなく、またコネクティングロッドからオ
イル流体がブローバイガス通路に導かれるようなことも
なくなる。またＶ型エンジンに適用した場合には、その
両端側の左右バンクのずれによって生じるオフセットス
ペースを有効に活用することができる。
次に、上記ブローバイガス通路に連通するブローバイガ
ス導入口部は、シリンダブロック下面の複数のベアリン
グキャップをシリンダ配設方向に相互に連結補強する内
部が空洞のパイプ状部材のクランク室中央部下面に開口
せしめられている。従って、該開口部は結局オイル溜り
中央部に位置することになり、オイル液面位の変動が最
も少ない位置に設置されることになり、オイル詰まりや
オイルミストの吸入を有効に防止し得るようになる。
ス導入口部は、シリンダブロック下面の複数のベアリン
グキャップをシリンダ配設方向に相互に連結補強する内
部が空洞のパイプ状部材のクランク室中央部下面に開口
せしめられている。従って、該開口部は結局オイル溜り
中央部に位置することになり、オイル液面位の変動が最
も少ない位置に設置されることになり、オイル詰まりや
オイルミストの吸入を有効に防止し得るようになる。
また、上記パイプ状部材が上記複数のベアリングキャッ
プをシリンダ配設方向に相互に連結補強しているので、
ベアリングビームとしての機能を兼備することになりシ
リンダブロック、特にそのスカート部に生じるクランク
軸方向の振動を阻止し騒音防止にも有効に寄与し得るよ
うになる。
プをシリンダ配設方向に相互に連結補強しているので、
ベアリングビームとしての機能を兼備することになりシ
リンダブロック、特にそのスカート部に生じるクランク
軸方向の振動を阻止し騒音防止にも有効に寄与し得るよ
うになる。
（実施例） 第１図および第２図は、本発明の実施例に係るエンジン
のブローバイガス通路構造を示している。
のブローバイガス通路構造を示している。
先ず第１図において、符号１は縦置型エンジン本体のシ
リンダブロックを示し、該シリンダブロック１は、その
長手方向に図示しない複数のシリンダを並設一体化して
構成されている。そして、該シリンダブロック１下部に
形成されたクランクケース部30は、当該シリンダブロッ
ク１下部に左右両側のスカート部2,2をそれぞれ所定の
深さ下方に延設し、該延設されたスカート部2,2によっ
て周囲を囲繞することにより略箱状に形成されている。
リンダブロックを示し、該シリンダブロック１は、その
長手方向に図示しない複数のシリンダを並設一体化して
構成されている。そして、該シリンダブロック１下部に
形成されたクランクケース部30は、当該シリンダブロッ
ク１下部に左右両側のスカート部2,2をそれぞれ所定の
深さ下方に延設し、該延設されたスカート部2,2によっ
て周囲を囲繞することにより略箱状に形成されている。
上記のようにしてクランクケース部30を構成する上記ス
カート部2,2は、第１図、第２図に示すように、その下
縁部にオイルパン取付用のフランジ部3,3を利用してオ
イルパン15が取付けられるようになっている。
カート部2,2は、第１図、第２図に示すように、その下
縁部にオイルパン取付用のフランジ部3,3を利用してオ
イルパン15が取付けられるようになっている。
また、上記スカート部2,2の内側には、第２図に示すよ
うに上記並設された複数のシリンダの相互間部およびそ
れ等の両端部に位置して第１〜第４の４枚のバルクヘッ
ド6a〜6dが一体的に設けられている。そして、該バルク
ヘッド6a〜6dの幅方向中央部下面にはクランクシャフト
の一部を構成するクランクジャーナルの第１〜第４の各
軸受孔がそれぞれ形成されている（図示省略）。また、
これらの各軸受孔の幅方向両端部には、第１〜第４のベ
アリングキャップ4a〜4d取付用の図示しないボルト締着
孔がそれぞれ設けられている。
うに上記並設された複数のシリンダの相互間部およびそ
れ等の両端部に位置して第１〜第４の４枚のバルクヘッ
ド6a〜6dが一体的に設けられている。そして、該バルク
ヘッド6a〜6dの幅方向中央部下面にはクランクシャフト
の一部を構成するクランクジャーナルの第１〜第４の各
軸受孔がそれぞれ形成されている（図示省略）。また、
これらの各軸受孔の幅方向両端部には、第１〜第４のベ
アリングキャップ4a〜4d取付用の図示しないボルト締着
孔がそれぞれ設けられている。
上記第１〜第４の軸受孔には、図示しないクランクシャ
フトのシャフト両端部並びに各ジャーナル部が嵌合さ
れ、当該嵌合後においてそれぞれ第２図に図示のように
上記第１〜第４のベアリングキャップ8a〜8dが下方から
ボルト31,31・・を介して締結固定され、該第１〜第４
のベアリングキャップ8a〜8dによって上記クランクシャ
フトが回転可能に支承されるようになっている。上記ベ
アリングキャップ8a〜8dは、連結プレート部10,10・・
によって全体として相互に一体となるように連結されて
いる。
フトのシャフト両端部並びに各ジャーナル部が嵌合さ
れ、当該嵌合後においてそれぞれ第２図に図示のように
上記第１〜第４のベアリングキャップ8a〜8dが下方から
ボルト31,31・・を介して締結固定され、該第１〜第４
のベアリングキャップ8a〜8dによって上記クランクシャ
フトが回転可能に支承されるようになっている。上記ベ
アリングキャップ8a〜8dは、連結プレート部10,10・・
によって全体として相互に一体となるように連結されて
いる。
一方、符号15は上記クランクケース部30の下部に位置し
てエンジンオイルを貯留するオイルパンであり、該オイ
ルパン15の上部側開口部16の周縁には上記シリンダブロ
ック１側のスカート部2,2のオイルパン取付用フランジ
部3,3に対応するフランジ部17,17が設けられており、そ
れら両フランジ部３・3,17・17間に第１図に示すように
シールプレート20を介して例えば相互にボルト18,18・
・を通して締結固定することにより一体化されている。
てエンジンオイルを貯留するオイルパンであり、該オイ
ルパン15の上部側開口部16の周縁には上記シリンダブロ
ック１側のスカート部2,2のオイルパン取付用フランジ
部3,3に対応するフランジ部17,17が設けられており、そ
れら両フランジ部３・3,17・17間に第１図に示すように
シールプレート20を介して例えば相互にボルト18,18・
・を通して締結固定することにより一体化されている。
一方、符号21は、上記シリンダブロック１の例えば後部
側の上記第４のベアリングキャップ8d内から対応する第
４のバルクヘッド6d内を貫通してシリンダヘッド22方向
に延設されたブローバイガス通路であり、その下端側開
口凹部21Aにはブローバイガス導入路23を形成するパイ
プ状部材24の後端側上部に設けられた凸状の嵌合口24A
が嵌合されている。上記パイプ状部材24は、上記複数の
ベアリングキャップ8a〜8dの下面に位置し、シリンダ配
設方向（クランク軸方向）に延びて配設されており、そ
の前端部24Fおよび後端部24Rは閉塞されている。そし
て、その胴体部は、上記連結プレート部10に対してボル
ト32,32・・によって固定支持された一対のアングル状
取付ブラット27A,27Bで両側方から挟み込み相互に溶着
するとともに該アングル状取付ブラケット27A,27Bを介
して一体的に上記連結プレート部10,10・・に固定され
ている。そして、そのクランク室内中央部位置下面に
は、ブローバイガス導入口29,29が開口されている。
側の上記第４のベアリングキャップ8d内から対応する第
４のバルクヘッド6d内を貫通してシリンダヘッド22方向
に延設されたブローバイガス通路であり、その下端側開
口凹部21Aにはブローバイガス導入路23を形成するパイ
プ状部材24の後端側上部に設けられた凸状の嵌合口24A
が嵌合されている。上記パイプ状部材24は、上記複数の
ベアリングキャップ8a〜8dの下面に位置し、シリンダ配
設方向（クランク軸方向）に延びて配設されており、そ
の前端部24Fおよび後端部24Rは閉塞されている。そし
て、その胴体部は、上記連結プレート部10に対してボル
ト32,32・・によって固定支持された一対のアングル状
取付ブラット27A,27Bで両側方から挟み込み相互に溶着
するとともに該アングル状取付ブラケット27A,27Bを介
して一体的に上記連結プレート部10,10・・に固定され
ている。そして、そのクランク室内中央部位置下面に
は、ブローバイガス導入口29,29が開口されている。
従って、上述の構成では、上記クランクケース30内で発
生したブローバイガスは、上記クランク室中央部のブロ
ーバイガス導入口29,29から導入され、パイプ状部材24
内部のブローバイガス導入路23を通り上記凸状の嵌合口
24Aを経てシリンダブロック１側のブローバイガス通路2
1に供給されるようになる。従って、例えば車両の急発
進、急停車などによって第１図に仮想線で示すようなオ
イル面OLの変動が生じても、ブローバイガス導入口29,2
9自体は最も油面位の変動の少ないクランク室中央部に
あるために直接オイルが侵入するようなことがなく、そ
れによるオイルミストがブローバイガス通路21側に逃げ
るようなこともなくなる。
生したブローバイガスは、上記クランク室中央部のブロ
ーバイガス導入口29,29から導入され、パイプ状部材24
内部のブローバイガス導入路23を通り上記凸状の嵌合口
24Aを経てシリンダブロック１側のブローバイガス通路2
1に供給されるようになる。従って、例えば車両の急発
進、急停車などによって第１図に仮想線で示すようなオ
イル面OLの変動が生じても、ブローバイガス導入口29,2
9自体は最も油面位の変動の少ないクランク室中央部に
あるために直接オイルが侵入するようなことがなく、そ
れによるオイルミストがブローバイガス通路21側に逃げ
るようなこともなくなる。
しかも、上記ブローバイガス導入口29,29を備えたパイ
プ状部材24は、上記第１〜第４の複数のベアリングキャ
ップ8a〜8dをシリンダ配設方向に相互に連結するベアリ
ングビームとしても機能するので、エンジン燃焼時に於
けるコネクティングロッド下降時の隣接ベアリングキャ
ップ拡開モーメントに対する補強効果が高くなり、ひい
ては振動低減、騒音防止に寄与し得るようになる。
プ状部材24は、上記第１〜第４の複数のベアリングキャ
ップ8a〜8dをシリンダ配設方向に相互に連結するベアリ
ングビームとしても機能するので、エンジン燃焼時に於
けるコネクティングロッド下降時の隣接ベアリングキャ
ップ拡開モーメントに対する補強効果が高くなり、ひい
ては振動低減、騒音防止に寄与し得るようになる。
（発明の効果） 本発明は、以上に説明したように、シリンダブロックの
前部側又は後部側にシリンダヘッドへのブローバイガス
通路が形成されるとともに上記シリンダブロック内下面
にシリンダ配列方向に所定の間隔を置いて複数のベアリ
ングキャップが設けられたエンジンにおいて、上記シリ
ンダ配設方向に上記複数のベアリングキャップを相互に
連結補強する状態で内部が空洞のパイプ状部材を取付
け、該パイプ状部材の一端開口部側を上記シリンダブロ
ックのブローバイガス通路に連通せしめるとともにその
クランク室中央部下面側にブローバイガス導入口を形成
したことを特徴とするものである。
前部側又は後部側にシリンダヘッドへのブローバイガス
通路が形成されるとともに上記シリンダブロック内下面
にシリンダ配列方向に所定の間隔を置いて複数のベアリ
ングキャップが設けられたエンジンにおいて、上記シリ
ンダ配設方向に上記複数のベアリングキャップを相互に
連結補強する状態で内部が空洞のパイプ状部材を取付
け、該パイプ状部材の一端開口部側を上記シリンダブロ
ックのブローバイガス通路に連通せしめるとともにその
クランク室中央部下面側にブローバイガス導入口を形成
したことを特徴とするものである。
従って、本発明によると、先ずシリンダブロックの前部
側又は後部側にブローバイガス通路が形成されているの
で、上記従来技術同様クランク軸回転による圧力変動の
影響を受けることがなく、またコネクティングロッドか
らのオイル流体がブローバイガス通路に導かれるような
こともなくなる。またＶ型エンジンに適用した場合に
も、その両端側の左右バンクのずれによって生じるオフ
セットスペースを有効に活用することができる。
側又は後部側にブローバイガス通路が形成されているの
で、上記従来技術同様クランク軸回転による圧力変動の
影響を受けることがなく、またコネクティングロッドか
らのオイル流体がブローバイガス通路に導かれるような
こともなくなる。またＶ型エンジンに適用した場合に
も、その両端側の左右バンクのずれによって生じるオフ
セットスペースを有効に活用することができる。
次に、上記ブローバイガス通路に連通するブローバイガ
ス導入口部は、シリンダブロック下面の複数のベアリン
グキャップをシリンダ配設方向に相互に連結補強する内
部が空洞のパイプ状部材のクランク室中央部下面に開口
せしめられている。従って、該開口部は結局オイル溜り
中央部に位置することになり、オイル液面位の変動が最
も少ない位置に設置されることになり、オイル詰まりや
オイルミストの吸入を有効に防止し得るようになる。
ス導入口部は、シリンダブロック下面の複数のベアリン
グキャップをシリンダ配設方向に相互に連結補強する内
部が空洞のパイプ状部材のクランク室中央部下面に開口
せしめられている。従って、該開口部は結局オイル溜り
中央部に位置することになり、オイル液面位の変動が最
も少ない位置に設置されることになり、オイル詰まりや
オイルミストの吸入を有効に防止し得るようになる。
また、上記パイプ状部材が上記複数のベアリングキャッ
プをシリンダ配設方向に相互に連結補強しているので、
ベアリングビームとしての機能を兼備することになりシ
リンダブロック、特にそのスカート部に生じるクランク
軸方向の振動を阻止し騒音防止にも有効に寄与し得るよ
うになる。
プをシリンダ配設方向に相互に連結補強しているので、
ベアリングビームとしての機能を兼備することになりシ
リンダブロック、特にそのスカート部に生じるクランク
軸方向の振動を阻止し騒音防止にも有効に寄与し得るよ
うになる。
第１図は、本発明の実施例に係るエンジンのブローバイ
ガス通路構造を示す断面図、第２図は、同底面図であ
る。 １……シリンダブロック ２……スカート部 6a〜6d……第１〜第４のバルクヘッド 8a〜8d……第１〜第４のベアリングキャップ 10……連結プレート部 21……ブローバイガス通路 23……ブローバイガス導入路 24……パイプ材部材 29……ブローバイガス導入口
ガス通路構造を示す断面図、第２図は、同底面図であ
る。 １……シリンダブロック ２……スカート部 6a〜6d……第１〜第４のバルクヘッド 8a〜8d……第１〜第４のベアリングキャップ 10……連結プレート部 21……ブローバイガス通路 23……ブローバイガス導入路 24……パイプ材部材 29……ブローバイガス導入口
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダブロックの前部側又は後部側にシ
リンダヘッドへのブローバイガス通路が形成されるとと
もに上記シリンダブロック内下面にシリンダ配列方向に
所定の間隔を置いて複数のベアリングキャップが設けら
れたエンジンにおいて、上記シリンダ配設方向に上記複
数のベアリングキャップを相互に連結補強する状態で内
部が空洞のパイプ状部材を取付け、該パイプ状部材の一
端開口部側を上記シリンダブロックのブローバイガス通
路に連通せしめるとともにそのクランク室中央部下面側
にブローバイガス導入口を形成したことを特徴とするエ
ンジンのブローバイガス通路構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19354587A JPH07116930B2 (ja) | 1987-08-01 | 1987-08-01 | エンジンのブロ−バイガス通路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19354587A JPH07116930B2 (ja) | 1987-08-01 | 1987-08-01 | エンジンのブロ−バイガス通路構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6436910A JPS6436910A (en) | 1989-02-07 |
| JPH07116930B2 true JPH07116930B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=16309852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19354587A Expired - Lifetime JPH07116930B2 (ja) | 1987-08-01 | 1987-08-01 | エンジンのブロ−バイガス通路構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07116930B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4012415A1 (de) * | 1990-04-19 | 1991-10-24 | Audi Ag | Zylinderkurbelgehaeuse fuer eine fahrzeug-brennkraftmaschine |
| JPH0566268A (ja) * | 1991-09-06 | 1993-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | デイジタル・パルス圧縮装置 |
| DE19715233C1 (de) * | 1997-04-12 | 1998-11-19 | Daimler Benz Ag | Vorrichtung zur Entlüftung eines Kurbelgehäuses |
| JP6136530B2 (ja) * | 2013-04-25 | 2017-05-31 | アイシン精機株式会社 | ブローバイガス収集システム |
| JP6241266B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2017-12-06 | アイシン精機株式会社 | ブローバイガス収集システム |
-
1987
- 1987-08-01 JP JP19354587A patent/JPH07116930B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6436910A (en) | 1989-02-07 |
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