JPH08296500A - 内燃機関のクランクシャフト支持構造 - Google Patents
内燃機関のクランクシャフト支持構造Info
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- JPH08296500A JPH08296500A JP9871195A JP9871195A JPH08296500A JP H08296500 A JPH08296500 A JP H08296500A JP 9871195 A JP9871195 A JP 9871195A JP 9871195 A JP9871195 A JP 9871195A JP H08296500 A JPH08296500 A JP H08296500A
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- crankshaft
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関のクランクシャフト支持構造におい
て、クランクシャフトの支持剛性を高めて、オイルパン
等から発生する放射音を抑える。 【構成】 ラダーフレーム1に、クランク室を画成する
ように各ベアリングキャップ部6を梯子型に連結するク
ランクケース内壁ビーム部9と、クランクシャフトと平
行方向に延びてオイルパンを結合させるクランクケース
外壁部7と、クランクケース内壁ビーム部9の上部とク
ランクケース外壁部7の上部を連結する上部連結部15
とを備える。
て、クランクシャフトの支持剛性を高めて、オイルパン
等から発生する放射音を抑える。 【構成】 ラダーフレーム1に、クランク室を画成する
ように各ベアリングキャップ部6を梯子型に連結するク
ランクケース内壁ビーム部9と、クランクシャフトと平
行方向に延びてオイルパンを結合させるクランクケース
外壁部7と、クランクケース内壁ビーム部9の上部とク
ランクケース外壁部7の上部を連結する上部連結部15
とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のクランクシ
ャフト支持構造の改良に関するものである。
ャフト支持構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用機関等にあっては、クランクシ
ャフトの支持剛性を高めるために、各ベアリングキャッ
プを梯子型に連結する梁部材を備えたラダーフレーム構
造が用いられる。
ャフトの支持剛性を高めるために、各ベアリングキャッ
プを梯子型に連結する梁部材を備えたラダーフレーム構
造が用いられる。
【0003】従来の内燃機関のクランクシャフト支持構
造として、例えば図9、図10に示すようなものがある
(実開平4−68215号公報、実開平5−30447
号公報、参照)。
造として、例えば図9、図10に示すようなものがある
(実開平4−68215号公報、実開平5−30447
号公報、参照)。
【0004】これについて説明すると、軽合金製のラダ
ーフレーム81に、4つの鉄製ベアリングキャップ86
が鋳込まれる。各ベアリングキャップ86は、気筒端ま
たは各気筒間に位置してクランクシャフトを回転可能に
支持する。
ーフレーム81に、4つの鉄製ベアリングキャップ86
が鋳込まれる。各ベアリングキャップ86は、気筒端ま
たは各気筒間に位置してクランクシャフトを回転可能に
支持する。
【0005】ラダーフレーム81は、クランクシャフト
と平行方向に延びてクランク室を画成する左右のクラン
クケース外壁部87と、各クランクケース外壁部87に
ベアリングキャップ86を連結する各中央連結リブ89
を有し、これらが鋳造により一体形成される。
と平行方向に延びてクランク室を画成する左右のクラン
クケース外壁部87と、各クランクケース外壁部87に
ベアリングキャップ86を連結する各中央連結リブ89
を有し、これらが鋳造により一体形成される。
【0006】ラダーフレーム81の下端にはオイルパン
が接合するオイルパンレール部90が一体形成される。
が接合するオイルパンレール部90が一体形成される。
【0007】ラダーフレーム81およびベアリングキャ
ップ86は図示しないボルトを介してシリンダブロック
に締結される。
ップ86は図示しないボルトを介してシリンダブロック
に締結される。
【0008】各ベアリングキャップ86を梯子型をした
ラダーフレーム81に鋳込むことにより、クランクシャ
フトの支持剛性を高めるようになっている。
ラダーフレーム81に鋳込むことにより、クランクシャ
フトの支持剛性を高めるようになっている。
【0009】各中央連結リブ89はラダーフレーム81
の中央部に限定して形成され、各中央連結リブ89の下
方にベアリングキャップ86とクランクケース外壁部8
7を隔てる谷部88が形成される。
の中央部に限定して形成され、各中央連結リブ89の下
方にベアリングキャップ86とクランクケース外壁部8
7を隔てる谷部88が形成される。
【0010】機関運転時、ピストンの受ける燃焼圧力が
コンロッドを介してベアリングキャップ86に作用し、
ベアリングキャップ86はその中央部が下方に撓む変形
をし、これに伴ってラダーフレーム1の各クランクケー
ス外壁部87のオイルパンレール部90が外側に広がろ
うとするが、谷部88によってベアリングキャップ86
とクランクケース外壁部87が切り離された構造のた
め、ラダーフレーム81の変形によってクランクケース
外壁部87が外側に広がることを抑制している。
コンロッドを介してベアリングキャップ86に作用し、
ベアリングキャップ86はその中央部が下方に撓む変形
をし、これに伴ってラダーフレーム1の各クランクケー
ス外壁部87のオイルパンレール部90が外側に広がろ
うとするが、谷部88によってベアリングキャップ86
とクランクケース外壁部87が切り離された構造のた
め、ラダーフレーム81の変形によってクランクケース
外壁部87が外側に広がることを抑制している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関のクランクシャフト支持構造にあっ
ては、ベアリングキャップ86とクランクケース外壁部
87を結ぶ中央連結リブ89がラダーフレーム81の中
央部に限定して形成されているため、ラダーフレーム8
1の剛性をベアリングキャップ86を介して十分に高め
ることができず、燃焼圧力による加振入力がクランクケ
ース外壁部87を介してオイルパンに伝わり、クランク
ケース外壁部87やオイルパンから発生する放射音を十
分に抑えられないという問題点が考えられる。
うな従来の内燃機関のクランクシャフト支持構造にあっ
ては、ベアリングキャップ86とクランクケース外壁部
87を結ぶ中央連結リブ89がラダーフレーム81の中
央部に限定して形成されているため、ラダーフレーム8
1の剛性をベアリングキャップ86を介して十分に高め
ることができず、燃焼圧力による加振入力がクランクケ
ース外壁部87を介してオイルパンに伝わり、クランク
ケース外壁部87やオイルパンから発生する放射音を十
分に抑えられないという問題点が考えられる。
【0012】本発明は上記の問題点を解消し、内燃機関
のクランクシャフト支持構造において、クランクシャフ
トの支持剛性を高めて、オイルパン等から発生する放射
音を抑えることを目的とする。
のクランクシャフト支持構造において、クランクシャフ
トの支持剛性を高めて、オイルパン等から発生する放射
音を抑えることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
関のクランクシャフト支持構造は、ピストンを収装する
シリンダブロックと、シリンダブロックとの間にクラン
クシャフトを回転可能に支持するラダーフレームと、ラ
ダーフレームに連結されたオイルを回収するオイルパン
と、を備える内燃機関のクランクシャフト支持構造にお
いて、前記ラダーフレームは、気筒端または各気筒間に
位置してクランクシャフトを回転可能に支持する複数の
ベアリングキャップ部と、クランク室を画成するように
各ベアリングキャップ部を梯子型に連結するクランクケ
ース内壁ビーム部と、クランクシャフトと平行方向に延
びかつオイルパンを結合させるクランクケース外壁部
と、クランクケース内壁ビーム部の上部とクランクケー
ス外壁部の上部を連結する上部連結部と、を備える。
関のクランクシャフト支持構造は、ピストンを収装する
シリンダブロックと、シリンダブロックとの間にクラン
クシャフトを回転可能に支持するラダーフレームと、ラ
ダーフレームに連結されたオイルを回収するオイルパン
と、を備える内燃機関のクランクシャフト支持構造にお
いて、前記ラダーフレームは、気筒端または各気筒間に
位置してクランクシャフトを回転可能に支持する複数の
ベアリングキャップ部と、クランク室を画成するように
各ベアリングキャップ部を梯子型に連結するクランクケ
ース内壁ビーム部と、クランクシャフトと平行方向に延
びかつオイルパンを結合させるクランクケース外壁部
と、クランクケース内壁ビーム部の上部とクランクケー
ス外壁部の上部を連結する上部連結部と、を備える。
【0014】請求項2に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項1に記載の発明において、前記
クランクケース内壁ビーム部とクランクケース外壁部と
を上部連結部の下方で部分的に連結する連結リブを備え
る。
フト支持構造は、請求項1に記載の発明において、前記
クランクケース内壁ビーム部とクランクケース外壁部と
を上部連結部の下方で部分的に連結する連結リブを備え
る。
【0015】請求項3に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項1または2に記載の発明におい
て、前記クランクケース内壁ビーム部とクランクケース
外壁部および上部連結部の間にクランク室の隣り合う気
筒直下空間を連通する連通路を画成する。
フト支持構造は、請求項1または2に記載の発明におい
て、前記クランクケース内壁ビーム部とクランクケース
外壁部および上部連結部の間にクランク室の隣り合う気
筒直下空間を連通する連通路を画成する。
【0016】請求項4に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項3に記載の発明において、前記
クランクケース内壁ビーム部にクランク室の気筒直下空
間と連通路を連通する通孔を開口させる。
フト支持構造は、請求項3に記載の発明において、前記
クランクケース内壁ビーム部にクランク室の気筒直下空
間と連通路を連通する通孔を開口させる。
【0017】請求項5に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項3または4に記載の発明におい
て、前記連通路のオイルパンに対峙する開口部を覆うバ
ッフルプレートと、連通路を機関の吸気系に連通するブ
ローバイガス通路と、を備える。
フト支持構造は、請求項3または4に記載の発明におい
て、前記連通路のオイルパンに対峙する開口部を覆うバ
ッフルプレートと、連通路を機関の吸気系に連通するブ
ローバイガス通路と、を備える。
【0018】請求項6に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項5に記載の発明において、前記
バッフルプレート上から連通路を流れるガス流を蛇行さ
せる隔壁を突出させる。
フト支持構造は、請求項5に記載の発明において、前記
バッフルプレート上から連通路を流れるガス流を蛇行さ
せる隔壁を突出させる。
【0019】請求項7に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項5または6に記載の発明におい
て、前記クランクケース内壁ビーム部とクランクケース
外壁部のいずれか一方にバッフルプレートを結合し、ク
ランクケース内壁ビーム部とクランクケース外壁部のい
ずれか他方と、バッフルプレートの端部との間に、連通
路とオイルパンを連通する間隙を画成する。
フト支持構造は、請求項5または6に記載の発明におい
て、前記クランクケース内壁ビーム部とクランクケース
外壁部のいずれか一方にバッフルプレートを結合し、ク
ランクケース内壁ビーム部とクランクケース外壁部のい
ずれか他方と、バッフルプレートの端部との間に、連通
路とオイルパンを連通する間隙を画成する。
【0020】請求項8に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造は、請求項1から7のいずれか一つに記載
の発明において、前記左右のクランクケース内壁ビーム
部に渡って締結されるバッフルプレートを備える。
フト支持構造は、請求項1から7のいずれか一つに記載
の発明において、前記左右のクランクケース内壁ビーム
部に渡って締結されるバッフルプレートを備える。
【0021】
【作用】請求項1に記載の内燃機関のクランクシャフト
支持構造において、機関運転時、クランクシャフトには
ピストンの受ける燃焼圧力がコンロッドを介して作用
し、このクランクシャフトからベアリングキャップ部に
はクランクシャフトと直交方向の荷重Frと、クランク
シャフトと平行方向の荷重Fsとの合成された力が働
く。
支持構造において、機関運転時、クランクシャフトには
ピストンの受ける燃焼圧力がコンロッドを介して作用
し、このクランクシャフトからベアリングキャップ部に
はクランクシャフトと直交方向の荷重Frと、クランク
シャフトと平行方向の荷重Fsとの合成された力が働
く。
【0022】上記クランクシャフトと直交方向に作用す
る荷重Frによって、ラダーフレームはベアリングキャ
ップ部の中央部が下方に撓み、クランクケース内壁ビー
ム部の下端が外側に広がる変形をする。本発明によるラ
ダーフレームは、上部連結部の下方でクランクケース内
壁ビーム部とクランクケース外壁部が切り離された構造
のため、このクランクケース内壁ビーム部の変形によっ
てクランクケース外壁部の下端が外側に広がることを抑
制する。この結果、クランクケース外壁部を介してオイ
ルパンが振動することを抑制して、オイルパンから発生
する放射音を低減することができる。
る荷重Frによって、ラダーフレームはベアリングキャ
ップ部の中央部が下方に撓み、クランクケース内壁ビー
ム部の下端が外側に広がる変形をする。本発明によるラ
ダーフレームは、上部連結部の下方でクランクケース内
壁ビーム部とクランクケース外壁部が切り離された構造
のため、このクランクケース内壁ビーム部の変形によっ
てクランクケース外壁部の下端が外側に広がることを抑
制する。この結果、クランクケース外壁部を介してオイ
ルパンが振動することを抑制して、オイルパンから発生
する放射音を低減することができる。
【0023】上記クランクシャフトと平行方向に作用す
る荷重Fsによって、ラダーフレームはベアリングキャ
ップ部の中央部が前後方向に撓む変形をする。本発明に
よるラダーフレームは、クランクケース内壁ビーム部に
よって各ベアリングキャップ部を梯子状に連結する構造
により、ベアリングキャップ部の中央部が前後方向に撓
む変形に対するラダーフレームの剛性を高めて、燃焼圧
力による加振入力をクランクケース外壁部を介してオイ
ルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外壁部
やオイルパンから発生する放射音を低減することができ
る。
る荷重Fsによって、ラダーフレームはベアリングキャ
ップ部の中央部が前後方向に撓む変形をする。本発明に
よるラダーフレームは、クランクケース内壁ビーム部に
よって各ベアリングキャップ部を梯子状に連結する構造
により、ベアリングキャップ部の中央部が前後方向に撓
む変形に対するラダーフレームの剛性を高めて、燃焼圧
力による加振入力をクランクケース外壁部を介してオイ
ルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外壁部
やオイルパンから発生する放射音を低減することができ
る。
【0024】請求項2に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、クランクケース内壁ビーム部と
クランクケース外壁部とを上部連結部の下方で部分的に
連結する連結リブを備える構造により、クランクケース
外壁部は、連結リブを介してクランクケース内壁ビーム
部と協同してラダーフレームの剛性を有効に高めて、燃
焼圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介して
オイルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外
壁部やオイルパンから発生する放射音を低減することが
できる。
フト支持構造において、クランクケース内壁ビーム部と
クランクケース外壁部とを上部連結部の下方で部分的に
連結する連結リブを備える構造により、クランクケース
外壁部は、連結リブを介してクランクケース内壁ビーム
部と協同してラダーフレームの剛性を有効に高めて、燃
焼圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介して
オイルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外
壁部やオイルパンから発生する放射音を低減することが
できる。
【0025】請求項3に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するガス流は、クランクケ
ース内壁ビーム部とクランクケース外壁部および上部連
結部との間に画成された連通路を通って速やかに流通し
て、各気筒直下空間の圧力変動を小さく抑え、オイルパ
ンに貯溜されたオイルが動揺することを防止するととも
に、機関のポンピングロスを低減できる。
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するガス流は、クランクケ
ース内壁ビーム部とクランクケース外壁部および上部連
結部との間に画成された連通路を通って速やかに流通し
て、各気筒直下空間の圧力変動を小さく抑え、オイルパ
ンに貯溜されたオイルが動揺することを防止するととも
に、機関のポンピングロスを低減できる。
【0026】この結果、燃焼加振力が直接的に作用する
シリンダブロックのバルク部等にガス流を流通させる開
口部を形成する必要がなく、シリンダブロックの剛性が
低下することを避けられる。
シリンダブロックのバルク部等にガス流を流通させる開
口部を形成する必要がなく、シリンダブロックの剛性が
低下することを避けられる。
【0027】請求項4に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するガス流は、クランクケ
ース内壁ビーム部に開口した通孔から連通路を通って速
やかに流通して、各気筒直下空間の圧力変動を小さく抑
えられる。
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するガス流は、クランクケ
ース内壁ビーム部に開口した通孔から連通路を通って速
やかに流通して、各気筒直下空間の圧力変動を小さく抑
えられる。
【0028】請求項5に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を通って吸気系に戻される
過程で、ブローバイガス中に含まれるオイルミストが分
離され、ブローバイガスと共にオイルミストが持ち去ら
れることを防止する。
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を通って吸気系に戻される
過程で、ブローバイガス中に含まれるオイルミストが分
離され、ブローバイガスと共にオイルミストが持ち去ら
れることを防止する。
【0029】請求項6に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を隔壁を介して蛇行しなが
ら通過する過程で、ブローバイガス中で比重が大きいオ
イルミストは、これに働く慣性力によりその多くが隔壁
に衝突して分離されることにより、オイル分が十分に分
離されたブローバイガスが吸気系に還流され、オイルの
消費量を低減することができる。
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を隔壁を介して蛇行しなが
ら通過する過程で、ブローバイガス中で比重が大きいオ
イルミストは、これに働く慣性力によりその多くが隔壁
に衝突して分離されることにより、オイル分が十分に分
離されたブローバイガスが吸気系に還流され、オイルの
消費量を低減することができる。
【0030】請求項7に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、バッフルプレートに因って画成
れる連通路でブローバイガスから分離したオイルは、バ
ッフルプレートの端部によって画成される間隙を通って
オイルパンへと戻される。
フト支持構造において、バッフルプレートに因って画成
れる連通路でブローバイガスから分離したオイルは、バ
ッフルプレートの端部によって画成される間隙を通って
オイルパンへと戻される。
【0031】バッフルプレートの端部は、片持ち支持さ
れる自由端となるため、機関の運転時に振動してこれに
付着するオイルを弾き飛ばし、スラッジ等により間隙が
目詰まりを起こすことを防止できる。
れる自由端となるため、機関の運転時に振動してこれに
付着するオイルを弾き飛ばし、スラッジ等により間隙が
目詰まりを起こすことを防止できる。
【0032】請求項8に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、ラダーフレームは、バッフルプ
レートによって左右のクランクケース内壁内壁ビーム部
が結ばれるシェル構造により、その剛性を高めて、燃焼
圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介してオ
イルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外壁
部やオイルパンから発生する放射音を低減することがで
きる。
フト支持構造において、ラダーフレームは、バッフルプ
レートによって左右のクランクケース内壁内壁ビーム部
が結ばれるシェル構造により、その剛性を高めて、燃焼
圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介してオ
イルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外壁
部やオイルパンから発生する放射音を低減することがで
きる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0034】図1に示すように、ラダーフレーム1はシ
リンダブロック20とオイルパン40の間に設けられ
る。ラダーフレーム1は、複数の軸受ボルトを介してシ
リンダブロック20に締結されるとともに、複数のボル
トを介して板金製オイルパン40および板金製バッフル
プレート30と共にシリンダブロック20に締結され
る。
リンダブロック20とオイルパン40の間に設けられ
る。ラダーフレーム1は、複数の軸受ボルトを介してシ
リンダブロック20に締結されるとともに、複数のボル
トを介して板金製オイルパン40および板金製バッフル
プレート30と共にシリンダブロック20に締結され
る。
【0035】図5に示すように、4気筒機関に備えられ
るラダーフレーム1は、5つのベアリングキャップ部6
と、各ベアリングキャップ部6の両側方部を連結して、
図示しないクランクシャフトを収装するクランク室を画
成する左右のクランクケース内壁ビーム部9と、各クラ
ンクケース内壁ビーム部9の外側に位置してオイルパン
40が結合するクランクケース外壁部7等を有し、これ
らがアルミ合金等を材質として鋳造により一体形成され
る。
るラダーフレーム1は、5つのベアリングキャップ部6
と、各ベアリングキャップ部6の両側方部を連結して、
図示しないクランクシャフトを収装するクランク室を画
成する左右のクランクケース内壁ビーム部9と、各クラ
ンクケース内壁ビーム部9の外側に位置してオイルパン
40が結合するクランクケース外壁部7等を有し、これ
らがアルミ合金等を材質として鋳造により一体形成され
る。
【0036】したがって、ラダーフレーム1は、各クラ
ンクケース内壁ビーム部9と各クランクケース外壁部7
等がそれぞれ並んで梁状に延びる二重構造となってい
る。
ンクケース内壁ビーム部9と各クランクケース外壁部7
等がそれぞれ並んで梁状に延びる二重構造となってい
る。
【0037】ラダーフレーム1の後端には図示しないト
ランスミッションケースに対する接合フランジ部8が一
体形成されている。
ランスミッションケースに対する接合フランジ部8が一
体形成されている。
【0038】図2にも示すように、ベアリングキャップ
部6は軸受面11が円弧形に湾曲して形成される。この
軸受面11に接合して介装される図示しない軸受メタル
を介してクランクシャフトのジャーナル部が回転可能に
支持される。
部6は軸受面11が円弧形に湾曲して形成される。この
軸受面11に接合して介装される図示しない軸受メタル
を介してクランクシャフトのジャーナル部が回転可能に
支持される。
【0039】各ベアリングキャップ部6には、各軸受面
11の両端側方部に位置して各ボルト穴12が形成され
る。各軸受ボルトは各ボルト穴12を貫通して、シリン
ダブロック20のバルク部21に形成されたネジ穴に螺
合することにより、各ベアリングキャップ部6をシリン
ダブロック20に締結するようになっている。
11の両端側方部に位置して各ボルト穴12が形成され
る。各軸受ボルトは各ボルト穴12を貫通して、シリン
ダブロック20のバルク部21に形成されたネジ穴に螺
合することにより、各ベアリングキャップ部6をシリン
ダブロック20に締結するようになっている。
【0040】左右のクランクケース外壁部7には各ボル
ト穴14が形成される。図示しないボルトが各ボルト穴
14を貫通して、シリンダブロック20に形成された図
示しないネジ穴に螺合することにより、各クランクケー
ス外壁部7をオイルパン40およびバッフルプレート3
0と共にシリンダブロック20に締結するようになって
いる。
ト穴14が形成される。図示しないボルトが各ボルト穴
14を貫通して、シリンダブロック20に形成された図
示しないネジ穴に螺合することにより、各クランクケー
ス外壁部7をオイルパン40およびバッフルプレート3
0と共にシリンダブロック20に締結するようになって
いる。
【0041】図6に示すように、板金製バッフルプレー
ト30は、オイルパン40のクランク室に対する開口部
を覆うプレート状に形成され、各気筒の直下に位置して
3つのスリット31が開口し、オイルパン40に貯溜さ
れたオイルの揺れや振動を抑えるようになっている。バ
ッフルプレート30の周囲には各ボルト穴33が開口
し、各ボルト穴33を貫通するボルトを介してバッフル
プレート30はオイルパン40と各クランクケース外壁
部7と共にシリンダブロック20に締結される。
ト30は、オイルパン40のクランク室に対する開口部
を覆うプレート状に形成され、各気筒の直下に位置して
3つのスリット31が開口し、オイルパン40に貯溜さ
れたオイルの揺れや振動を抑えるようになっている。バ
ッフルプレート30の周囲には各ボルト穴33が開口
し、各ボルト穴33を貫通するボルトを介してバッフル
プレート30はオイルパン40と各クランクケース外壁
部7と共にシリンダブロック20に締結される。
【0042】左右のクランクケース外壁部7は、クラン
クシャフトと平行に延びる梁状に形成される。各クラン
クケース外壁部7は、その上部にシリンダブロック20
のクランクケース外壁部に結合されるフランジ部18を
有し、その下部にバッフルプレート30を介してオイル
パン40に結合されるオイルパンレール部19を有す
る。
クシャフトと平行に延びる梁状に形成される。各クラン
クケース外壁部7は、その上部にシリンダブロック20
のクランクケース外壁部に結合されるフランジ部18を
有し、その下部にバッフルプレート30を介してオイル
パン40に結合されるオイルパンレール部19を有す
る。
【0043】左右のクランクケース内壁ビーム部9は、
クランクシャフトと平行に延びる梁状に形成される。各
クランクケース内壁ビーム部9のクランクシャフトに対
峙する壁面はクランクシャフトの直下に向けて傾斜して
形成され、図示しないコンロッド等に干渉しないように
なっている。
クランクシャフトと平行に延びる梁状に形成される。各
クランクケース内壁ビーム部9のクランクシャフトに対
峙する壁面はクランクシャフトの直下に向けて傾斜して
形成され、図示しないコンロッド等に干渉しないように
なっている。
【0044】ラダーフレーム1は、クランクケース内壁
ビーム部9の上部とクランクケース外壁部7の上部を結
ぶ上部連結部15を有する。各上部連結部15は、ラダ
ーフレーム1の前端から後端に渡ってクランクシャフト
と平行方向に延びている。
ビーム部9の上部とクランクケース外壁部7の上部を結
ぶ上部連結部15を有する。各上部連結部15は、ラダ
ーフレーム1の前端から後端に渡ってクランクシャフト
と平行方向に延びている。
【0045】各上部連結部15はラダーフレーム1の上
部に限定して形成される。すなわち、クランクケース内
壁ビーム部9とクランクケース外壁部7は上部連結部1
5によりV字形の断面をもって結合される。各上部連結
部15の下方にクランクケース内壁ビーム部9とクラン
クケース外壁部7を隔てる谷部16が形成される。各谷
部16はクランクシャフトと平行に延びる凹状に形成さ
れ、ラダーフレーム1の下面に開口している。
部に限定して形成される。すなわち、クランクケース内
壁ビーム部9とクランクケース外壁部7は上部連結部1
5によりV字形の断面をもって結合される。各上部連結
部15の下方にクランクケース内壁ビーム部9とクラン
クケース外壁部7を隔てる谷部16が形成される。各谷
部16はクランクシャフトと平行に延びる凹状に形成さ
れ、ラダーフレーム1の下面に開口している。
【0046】図4にも示すように、ラダーフレーム1
は、各クランクケース内壁ビーム部9の途中と各クラン
クケース外壁部7の途中を上部連結部15の下方で結ぶ
連結リブ10を有する。
は、各クランクケース内壁ビーム部9の途中と各クラン
クケース外壁部7の途中を上部連結部15の下方で結ぶ
連結リブ10を有する。
【0047】ラダーフレーム1は、各谷部16がラダー
フレーム1の下面に開口している構造のため、鋳造時に
中子を用いることなく、上下の鋳型を用いてダイキャス
ト製法により形成される。
フレーム1の下面に開口している構造のため、鋳造時に
中子を用いることなく、上下の鋳型を用いてダイキャス
ト製法により形成される。
【0048】クランクシャフトを収装するクランク室
は、シリンダブロック20のバルク部21とラダーフレ
ーム1のベアリングキャップ部6とクランクケース内壁
ビーム部9およびバッフルプレート30とによって気筒
の直下に位置する気筒直下空間45が気筒毎に仕切られ
る。
は、シリンダブロック20のバルク部21とラダーフレ
ーム1のベアリングキャップ部6とクランクケース内壁
ビーム部9およびバッフルプレート30とによって気筒
の直下に位置する気筒直下空間45が気筒毎に仕切られ
る。
【0049】各谷部16は、バッフルプレート30との
間に隣り合う気筒直下空間45どうしを連通する連通路
44を画成する。各クランクケース内壁ビーム部9には
各気筒直下空間45と連通路44を連通する4つの通孔
46が形成される。バッフルプレート30の連通路44
を画成する部位には複数のオイル落とし穴32が開口す
る。各オイル落とし穴32は平面図上で各連結リブ10
を挟むよう配置される。
間に隣り合う気筒直下空間45どうしを連通する連通路
44を画成する。各クランクケース内壁ビーム部9には
各気筒直下空間45と連通路44を連通する4つの通孔
46が形成される。バッフルプレート30の連通路44
を画成する部位には複数のオイル落とし穴32が開口す
る。各オイル落とし穴32は平面図上で各連結リブ10
を挟むよう配置される。
【0050】図3に示すように、左右の連通路44には
クランクケース外壁部7に取付けられたアダプタ13を
介して図示しないブローバイガス通路が接続される。ブ
ローバイガス通路は機関の吸気系に連通している。機関
の運転時、燃焼室からピストンとシリンダの隙間を通っ
てクランク室に吹き抜けたブローバイガスは、通孔46
から連通路44を経てブローバイガス通路を通り、吸気
通路に吸引され、燃焼室に戻される。
クランクケース外壁部7に取付けられたアダプタ13を
介して図示しないブローバイガス通路が接続される。ブ
ローバイガス通路は機関の吸気系に連通している。機関
の運転時、燃焼室からピストンとシリンダの隙間を通っ
てクランク室に吹き抜けたブローバイガスは、通孔46
から連通路44を経てブローバイガス通路を通り、吸気
通路に吸引され、燃焼室に戻される。
【0051】なお、アダプタ13を介して配設されるブ
ローバイガス通路の配管を廃止して、ラダーフレーム1
およびシリンダブロック等にブローバイガス通路を一体
形成してよい。この場合、機関の組立性が向上し、コス
トダウンがはかれる。
ローバイガス通路の配管を廃止して、ラダーフレーム1
およびシリンダブロック等にブローバイガス通路を一体
形成してよい。この場合、機関の組立性が向上し、コス
トダウンがはかれる。
【0052】図7にも示すように、バッフルプレート3
0には4枚の隔壁34が突出して形成される。各隔壁3
4は各連結リブ10の間に配置され、各連通路44を通
過するブローバイガスを蛇行させるようになっている。
0には4枚の隔壁34が突出して形成される。各隔壁3
4は各連結リブ10の間に配置され、各連通路44を通
過するブローバイガスを蛇行させるようになっている。
【0053】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0054】機関運転時、クランクシャフトには図示し
ないピストンの受ける燃焼圧力がコンロッドを介して作
用し、このクランクシャフトから各ベアリングキャップ
部6にはクランクシャフトと直交方向の荷重Frと、ク
ランクシャフトと平行方向の荷重Fsとの合成された力
が働く。
ないピストンの受ける燃焼圧力がコンロッドを介して作
用し、このクランクシャフトから各ベアリングキャップ
部6にはクランクシャフトと直交方向の荷重Frと、ク
ランクシャフトと平行方向の荷重Fsとの合成された力
が働く。
【0055】上記クランクシャフトと直交方向に作用す
る荷重Frによって、ラダーフレーム1はベアリングキ
ャップ部6の中央部が下方に撓み、各クランクケース内
壁ビーム部9が外側に広がる変形をする。本発明による
ラダーフレーム1は、各谷部16によって、上部連結部
15の下方でクランクケース内壁ビーム部9とクランク
ケース外壁部7が切り離された構造のため、この各クラ
ンクケース内壁ビーム部9の変形によって各オイルパン
レール部19が外側に広がることを抑制できる。この結
果、オイルパンレール部19に連結されるオイルパン4
0が振動することを抑制して、オイルパン40から発生
する放射音を低減することができる。
る荷重Frによって、ラダーフレーム1はベアリングキ
ャップ部6の中央部が下方に撓み、各クランクケース内
壁ビーム部9が外側に広がる変形をする。本発明による
ラダーフレーム1は、各谷部16によって、上部連結部
15の下方でクランクケース内壁ビーム部9とクランク
ケース外壁部7が切り離された構造のため、この各クラ
ンクケース内壁ビーム部9の変形によって各オイルパン
レール部19が外側に広がることを抑制できる。この結
果、オイルパンレール部19に連結されるオイルパン4
0が振動することを抑制して、オイルパン40から発生
する放射音を低減することができる。
【0056】上記クランクシャフトと平行方向に作用す
る荷重Fsによって、ラダーフレーム1はベアリングキ
ャップ部6の中央部が前後方向に撓む変形をする。本発
明によるラダーフレーム1は、クランクケース内壁ビー
ム部9によって各ベアリングキャップ部6を梯子状に連
結する構造により、ベアリングキャップ部6の中央部が
前後方向に撓む変形に対するラダーフレーム1の剛性を
高めて、燃焼圧力による加振入力をクランクケース外壁
部7を介してオイルパン40に伝えることを抑制して、
クランクケース外壁部7やオイルパン40から発生する
放射音を低減することができる。
る荷重Fsによって、ラダーフレーム1はベアリングキ
ャップ部6の中央部が前後方向に撓む変形をする。本発
明によるラダーフレーム1は、クランクケース内壁ビー
ム部9によって各ベアリングキャップ部6を梯子状に連
結する構造により、ベアリングキャップ部6の中央部が
前後方向に撓む変形に対するラダーフレーム1の剛性を
高めて、燃焼圧力による加振入力をクランクケース外壁
部7を介してオイルパン40に伝えることを抑制して、
クランクケース外壁部7やオイルパン40から発生する
放射音を低減することができる。
【0057】ラダーフレーム1は、クランクケース内壁
ビーム部9とクランクケース外壁部7とを上部連結部1
5の下方で部分的に連結する連結リブ10を備える構造
により、クランクケース外壁部7は、連結リブ10を介
してクランクケース内壁ビーム部9と協同してラダーフ
レーム1の剛性を有効に高め、クランクケース外壁部7
やオイルパン40から発生する放射音を低減することが
できる。
ビーム部9とクランクケース外壁部7とを上部連結部1
5の下方で部分的に連結する連結リブ10を備える構造
により、クランクケース外壁部7は、連結リブ10を介
してクランクケース内壁ビーム部9と協同してラダーフ
レーム1の剛性を有効に高め、クランクケース外壁部7
やオイルパン40から発生する放射音を低減することが
できる。
【0058】ところで、この4気筒を備える4サイクル
機関の場合、第1気筒のピストンが圧縮行程で上昇する
とき、第2気筒のピストンが吸気行程で下降する。クラ
ンクシャフトを収装するクランク室は、シリンダブロッ
ク20のバルク部21とラダーフレーム1のベアリング
キャップ部6およびクランクケース内壁ビーム部9とに
よって気筒の直下に位置する気筒直下空間45が気筒毎
に仕切られているため、隣り合う気筒直下空間45どう
しを連通する連通路44がないと、ピストンの往復動に
伴って各気筒直下空間45の圧力が大きく変動し、オイ
ルパン40に貯溜されたオイルを動揺させたり、機関の
ポンピングロスを増大させる。
機関の場合、第1気筒のピストンが圧縮行程で上昇する
とき、第2気筒のピストンが吸気行程で下降する。クラ
ンクシャフトを収装するクランク室は、シリンダブロッ
ク20のバルク部21とラダーフレーム1のベアリング
キャップ部6およびクランクケース内壁ビーム部9とに
よって気筒の直下に位置する気筒直下空間45が気筒毎
に仕切られているため、隣り合う気筒直下空間45どう
しを連通する連通路44がないと、ピストンの往復動に
伴って各気筒直下空間45の圧力が大きく変動し、オイ
ルパン40に貯溜されたオイルを動揺させたり、機関の
ポンピングロスを増大させる。
【0059】各谷部16は隣り合う気筒直下空間45ど
うしを連通する連通路連通路44を画成しているため、
ピストンの往復動に伴って隣り合う気筒直下空間45の
間で移動するガス流は通孔46および連通路連通路44
を通って速やかに流通して、各気筒直下空間45の圧力
変動を小さく抑え、オイルパン40に貯溜されたオイル
を動揺させることがなく、機関のポンピングロスを低減
できる。
うしを連通する連通路連通路44を画成しているため、
ピストンの往復動に伴って隣り合う気筒直下空間45の
間で移動するガス流は通孔46および連通路連通路44
を通って速やかに流通して、各気筒直下空間45の圧力
変動を小さく抑え、オイルパン40に貯溜されたオイル
を動揺させることがなく、機関のポンピングロスを低減
できる。
【0060】この結果、燃焼加振力が直接的に作用する
シリンダブロック20のバルク部21等にブローバイガ
ス流を流通させる開口部を形成する必要がなく、シリン
ダブロック20の剛性を低下させることが避けられる。
シリンダブロック20のバルク部21等にブローバイガ
ス流を流通させる開口部を形成する必要がなく、シリン
ダブロック20の剛性を低下させることが避けられる。
【0061】各連通路44を通過するブローバイガス
は、各隔壁34と各連結リブ10の間を蛇行しながら流
れる過程で、ブローバイガス中に含まれるオイルミスト
がこれに働く慣性力によりバッフルプレート30やラダ
ーフレーム1に付着し、バッフルプレート30に開口し
た各オイル落とし穴32を通ってオイルパン40へと戻
される。
は、各隔壁34と各連結リブ10の間を蛇行しながら流
れる過程で、ブローバイガス中に含まれるオイルミスト
がこれに働く慣性力によりバッフルプレート30やラダ
ーフレーム1に付着し、バッフルプレート30に開口し
た各オイル落とし穴32を通ってオイルパン40へと戻
される。
【0062】次に、図8に示す他の実施例について説明
する。なお、図1等との対応部分には同一符号を用いて
説明する。
する。なお、図1等との対応部分には同一符号を用いて
説明する。
【0063】ラダーフレーム1にはクランクケース内壁
ビーム部9の下端に開口するネジ孔39が形成され、バ
ッフルプレート30はこのネジ孔39に螺合する複数の
ボルトを介してラダーフレーム1に締結される。
ビーム部9の下端に開口するネジ孔39が形成され、バ
ッフルプレート30はこのネジ孔39に螺合する複数の
ボルトを介してラダーフレーム1に締結される。
【0064】バッフルプレート30の周囲には各ボルト
穴35が開口し、上記ボルトが各ボルト穴33を貫通し
て、クランクケース内壁ビーム部9のネジ孔39に螺合
するようになっている。
穴35が開口し、上記ボルトが各ボルト穴33を貫通し
て、クランクケース内壁ビーム部9のネジ孔39に螺合
するようになっている。
【0065】バッフルプレート30の端部37とクラン
クケース外壁部7の間には間隙36が形成される。間隙
36は連通路44とオイルパン40の内部を連通する。
クケース外壁部7の間には間隙36が形成される。間隙
36は連通路44とオイルパン40の内部を連通する。
【0066】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0067】ラダーフレーム1は、バッフルプレート3
0によって各クランクケース内壁内壁ビーム部9が結ば
れるシェル構造のため、クランラダーフレーム1の剛性
を高めて、燃焼圧力による加振入力をクランクケース外
壁部7のオイルパンレール部19を介してオイルパン4
0に伝えることを抑制して、クランクケース外壁部7や
オイルパン40から発生する放射音を低減することがで
きる。
0によって各クランクケース内壁内壁ビーム部9が結ば
れるシェル構造のため、クランラダーフレーム1の剛性
を高めて、燃焼圧力による加振入力をクランクケース外
壁部7のオイルパンレール部19を介してオイルパン4
0に伝えることを抑制して、クランクケース外壁部7や
オイルパン40から発生する放射音を低減することがで
きる。
【0068】各連通路44を通過する過程でブローバイ
ガスから分離したオイルは、バッフルプレート30やラ
ダーフレーム1に付着し、バッフルプレート30の端部
37とクランクケース外壁部7の間に画成される間隙3
6を通ってオイルパン40へと戻される。
ガスから分離したオイルは、バッフルプレート30やラ
ダーフレーム1に付着し、バッフルプレート30の端部
37とクランクケース外壁部7の間に画成される間隙3
6を通ってオイルパン40へと戻される。
【0069】バッフルプレート30の端部37は、ボル
ト穴35を貫通するボルトにより片持ち支持される自由
端となるため、機関の運転時に振動してこれに付着する
オイルを弾き飛ばし、スラッジ等により間隙36が目詰
まりを起こすことを防止できる。
ト穴35を貫通するボルトにより片持ち支持される自由
端となるため、機関の運転時に振動してこれに付着する
オイルを弾き飛ばし、スラッジ等により間隙36が目詰
まりを起こすことを防止できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の内
燃機関のクランクシャフト支持構造は、ラダーフレーム
に、クランク室を画成するように各ベアリングキャップ
部を梯子型に連結するクランクケース内壁ビーム部と、
クランクシャフトと平行方向に延びてオイルパンを結合
させるクランクケース外壁部と、クランクケース内壁ビ
ーム部の上部とクランクケース外壁部の上部を連結する
上部連結部とを備えたため、ラダーフレームによってク
ランクシャフトの支持剛性を有効に高めて、オイルパン
等から発生する放射音を抑えることができる。
燃機関のクランクシャフト支持構造は、ラダーフレーム
に、クランク室を画成するように各ベアリングキャップ
部を梯子型に連結するクランクケース内壁ビーム部と、
クランクシャフトと平行方向に延びてオイルパンを結合
させるクランクケース外壁部と、クランクケース内壁ビ
ーム部の上部とクランクケース外壁部の上部を連結する
上部連結部とを備えたため、ラダーフレームによってク
ランクシャフトの支持剛性を有効に高めて、オイルパン
等から発生する放射音を抑えることができる。
【0071】請求項2に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造においては、クランクケース内壁ビーム部
とクランクケース外壁部とを上部連結部の下方で部分的
に連結する連結リブを備える構造により、クランクケー
ス外壁部は、連結リブを介してクランクケース内壁ビー
ム部と協同してラダーフレームの剛性を有効に高めて、
燃焼圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介し
てオイルパンに伝えることを抑制して、クランクケース
外壁部やオイルパンから発生する放射音を低減すること
ができる。
フト支持構造においては、クランクケース内壁ビーム部
とクランクケース外壁部とを上部連結部の下方で部分的
に連結する連結リブを備える構造により、クランクケー
ス外壁部は、連結リブを介してクランクケース内壁ビー
ム部と協同してラダーフレームの剛性を有効に高めて、
燃焼圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介し
てオイルパンに伝えることを抑制して、クランクケース
外壁部やオイルパンから発生する放射音を低減すること
ができる。
【0072】請求項3に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するブローバイガス流は、
ベアリングキャップ部とクランクケース外壁部および上
部連結部との間に画成された連通路を通って流通するこ
とにより、シリンダブロックのバルク部等にブローバイ
ガス流を流通させる開口部を形成する必要がなく、シリ
ンダブロックの剛性が低下することを避けられる。
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するブローバイガス流は、
ベアリングキャップ部とクランクケース外壁部および上
部連結部との間に画成された連通路を通って流通するこ
とにより、シリンダブロックのバルク部等にブローバイ
ガス流を流通させる開口部を形成する必要がなく、シリ
ンダブロックの剛性が低下することを避けられる。
【0073】請求項4に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するガス流は、クランクケ
ース内壁ビーム部に開口した通孔から連通路を通って速
やかに流通して、各気筒直下空間の圧力変動を小さく抑
えられる。
フト支持構造において、ピストンの往復動に伴って隣り
合う気筒直下空間の間で移動するガス流は、クランクケ
ース内壁ビーム部に開口した通孔から連通路を通って速
やかに流通して、各気筒直下空間の圧力変動を小さく抑
えられる。
【0074】請求項5に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を通って吸気系に戻される
過程で、ブローバイガス中に含まれるオイルミストが分
離され、ブローバイガスと共にオイルミストが持ち去ら
れることを防止する。
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を通って吸気系に戻される
過程で、ブローバイガス中に含まれるオイルミストが分
離され、ブローバイガスと共にオイルミストが持ち去ら
れることを防止する。
【0075】請求項6に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を隔壁を介して蛇行しなが
ら通過する過程で、ブローバイガス中で比重が大きいオ
イルミストは、これに働く慣性力によりその多くが隔壁
に衝突して分離されることにより、オイル分が十分に分
離されたブローバイガスが吸気系に還流され、オイルの
消費量を低減することができる。
フト支持構造において、燃焼室からクランク室に吹き抜
けたブローバイガスが連通路を隔壁を介して蛇行しなが
ら通過する過程で、ブローバイガス中で比重が大きいオ
イルミストは、これに働く慣性力によりその多くが隔壁
に衝突して分離されることにより、オイル分が十分に分
離されたブローバイガスが吸気系に還流され、オイルの
消費量を低減することができる。
【0076】請求項7に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、片持ち支持される自由端となる
バッフルプレートの端部は、機関の運転時に振動してこ
れに付着するオイルを弾き飛ばし、スラッジ等により間
隙が目詰まりを起こすことを防止できる。
フト支持構造において、片持ち支持される自由端となる
バッフルプレートの端部は、機関の運転時に振動してこ
れに付着するオイルを弾き飛ばし、スラッジ等により間
隙が目詰まりを起こすことを防止できる。
【0077】請求項8に記載の内燃機関のクランクシャ
フト支持構造において、ラダーフレームは、バッフルプ
レートによって左右のクランクケース内壁内壁ビーム部
が結ばれるシェル構造により、その剛性を高めて、燃焼
圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介してオ
イルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外壁
部やオイルパンから発生する放射音を低減することがで
きる。
フト支持構造において、ラダーフレームは、バッフルプ
レートによって左右のクランクケース内壁内壁ビーム部
が結ばれるシェル構造により、その剛性を高めて、燃焼
圧力による加振入力をクランクケース外壁部を介してオ
イルパンに伝えることを抑制して、クランクケース外壁
部やオイルパンから発生する放射音を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、図5のA−A線に沿う
機関の断面図。
機関の断面図。
【図2】同じく図5のB−B線に沿うラダーフレーム等
の断面図。
の断面図。
【図3】同じくラダーフレーム等の断面図。
【図4】同じく図1のC−C線に沿うラダーフレーム等
の断面図。
の断面図。
【図5】同じくラダーフレームの平面図。
【図6】同じくバッフルプレートの平面図。
【図7】同じくバッフルプレートの断面図。
【図8】他の実施例を示すラダーフレームおよびバッフ
ルプレートの断面図。
ルプレートの断面図。
【図9】従来例を示すラダーフレームの平面図。
【図10】同じく図9のX−X線に沿う断面図。
1 ラダーフレーム 6 ベアリングキャップ部 7 クランクケース外壁部 9 クランクケース内壁ビーム部 10 連結リブ 11 軸受面 12 ボルト穴 14 ボルト穴 15 上部連結部 16 谷部 19 オイルパンレール部 20 シリンダブロック 30 バッフルプレート 32 オイル落とし穴 34 隔壁 36 バッフルプレート端部 37 間隙 40 オイルパン 44 気筒直下空間 46 通孔
フロントページの続き (72)発明者 茂木 克也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】ピストンを収装するシリンダブロックと、 シリンダブロックとの間にクランクシャフトを回転可能
に支持するラダーフレームと、 ラダーフレームに連結されたオイルを回収するオイルパ
ンと、 を備える内燃機関のクランクシャフト支持構造におい
て、 前記ラダーフレームは、 気筒端または各気筒間に位置してクランクシャフトを回
転可能に支持する複数のベアリングキャップ部と、 クランク室を画成するように各ベアリングキャップ部を
梯子型に連結するクランクケース内壁ビーム部と、 クランクシャフトと平行方向に延びかつオイルパンを結
合させるクランクケース外壁部と、 クランクケース内壁ビーム部の上部とクランクケース外
壁部の上部を連結する上部連結部と、 を備えたことを特徴とする内燃機関のクランクシャフト
支持構造。 - 【請求項2】前記クランクケース内壁ビーム部とクラン
クケース外壁部とを上部連結部の下方で部分的に連結す
る連結リブを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
内燃機関のクランクシャフト支持構造。 - 【請求項3】前記クランクケース内壁ビーム部とクラン
クケース外壁部および上部連結部の間にクランク室の隣
り合う気筒直下空間を連通する連通路を画成したことを
特徴とする請求項1また2に記載の内燃機関のクランク
シャフト支持構造。 - 【請求項4】前記クランクケース内壁ビーム部にクラン
ク室の気筒直下空間と連通路を連通する通孔を開口させ
たことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のクラン
クシャフト支持構造。 - 【請求項5】前記連通路のオイルパンに対峙する開口部
を覆うバッフルプレートと、 連通路を機関の吸気系に連通するブローバイガス通路
と、 を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の内
燃機関のクランクシャフト支持構造。 - 【請求項6】前記バッフルプレート上から連通路を流れ
るガス流を蛇行させる隔壁を突出させたことを特徴とす
る請求項5に記載の内燃機関のクランクシャフト支持構
造。 - 【請求項7】前記クランクケース内壁ビーム部とクラン
クケース外壁部のいずれか一方にバッフルプレートを結
合し、 クランクケース内壁ビーム部とクランクケース外壁部の
いずれか他方と、バッフルプレートの端部との間に、連
通路とオイルパンを連通する間隙を画成したことを特徴
とする請求項5または6に記載の内燃機関のクランクシ
ャフト支持構造。 - 【請求項8】前記左右のクランクケース内壁ビーム部に
渡って締結されるバッフルプレートを備えたことを特徴
とする請求項1から7のいずれか一つに記載の内燃機関
のクランクシャフト支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9871195A JPH08296500A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 内燃機関のクランクシャフト支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9871195A JPH08296500A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 内燃機関のクランクシャフト支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296500A true JPH08296500A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14227107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9871195A Pending JPH08296500A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 内燃機関のクランクシャフト支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296500A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2002300113B2 (en) * | 2001-07-23 | 2004-04-22 | Hyundai Motor Company | Ladder Frame of an Engine |
WO2008149912A1 (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | オイルパン構造 |
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-
1995
- 1995-04-24 JP JP9871195A patent/JPH08296500A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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