JPH0310025B2 - - Google Patents

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JPH0310025B2
JPH0310025B2 JP61213069A JP21306986A JPH0310025B2 JP H0310025 B2 JPH0310025 B2 JP H0310025B2 JP 61213069 A JP61213069 A JP 61213069A JP 21306986 A JP21306986 A JP 21306986A JP H0310025 B2 JPH0310025 B2 JP H0310025B2
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JP
Japan
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cylinder block
transmission case
engine
oil pan
reinforcing member
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JP61213069A
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JPS6368756A (ja
Inventor
Isamu Iguchi
Hirobumi Ooshima
Hiroaki Deguchi
Takeshi Tsuchida
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to DE19873729966 priority patent/DE3729966A1/de
Priority to US07/094,415 priority patent/US4831978A/en
Priority to KR1019870009962A priority patent/KR900003861B1/ko
Publication of JPS6368756A publication Critical patent/JPS6368756A/ja
Publication of JPH0310025B2 publication Critical patent/JPH0310025B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0043Arrangements of mechanical drive elements
    • F02F7/0053Crankshaft bearings fitted in the crankcase
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0065Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
    • F02F7/008Sound insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0043Arrangements of mechanical drive elements
    • F02F7/0053Crankshaft bearings fitted in the crankcase
    • F02F2007/0056Crankshaft bearings fitted in the crankcase using bearing beams, i.e. bearings interconnected by a beam or multiple beams

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの遮音構造に関する。
(従来の技術) 一般に、車両用等のエンジンにおいて、そのシ
リンダブロツクから発生する騒音は、シリンダブ
ロツクが釣鐘状となつているため、該シリンダブ
ロツク下端の開口縁部は下側から見て波状形に変
形、振動を起こしやすく、その変形、振動がオイ
ルパンにより拡声された放射音として、また、ボ
デイを介して振動伝達音として車内に伝達され
る。
そこで、このようなシリンダブロツクから発生
する騒音に対する遮音構造として、例えば実公昭
55−40360号公報に開示されているように、シリ
ンダブロツク下端とオイルパンとの間にシリンダ
ブロツク下端をその軸方向に連結する連結部を備
えた補強部材を介設することにより、シリンダブ
ロツク下端の開口縁部の変形、振動を抑制して車
内へ伝達される騒音の軽減を図るようにしたもの
が従来より知られている。
ところで、上記シリンダブロツクの長手方向端
部にはトランスミツシヨンケースが取付けられて
いるが、このシリンダブロツクとトランスミツシ
ヨンケースとの取付けでは、従来、その取付面積
が十分に確保されているとはいえず、このため、
路面の凹凸の変化等によつて両者の結合強度が不
足して両者間に角度変化が生じ易いものとなり、
エンジンとトランスミツシヨンケースとを含めた
パワープラントとしての上下曲げ(パワープラン
トベンデイング)によつて生じた振動がボデイを
介して振動伝達音として車体に伝達されるという
問題があつた。
斯かる点から、例えば実公昭60−27803号公報
に開示されているように、ベアリングキヤツプと
一体成形されたベアリングビームのトランスミツ
シヨンケース側端部(後端部)より側方および下
方へそれぞれフランジ部を延設し、該各フランジ
部によつてトランスミツシヨンケースに対する取
付部の支持点間距離を大きくして、エンジンとト
ランスミツシヨンケースとの結合強度を高めたも
のがある。
また、オイルパンを鋳造により成型した鋳造オ
イルパンとし、該鋳造オイルパンを、ベアリング
ビームおよび補強部材を介在させずに直接シリン
ダブロツクに取付けるとともに、その後部を後方
に延設してトランスミツシヨンケースに固定し
て、同様に、エンジンとトランスミツシヨンケー
スとの結合強度を高めたものもある(米国特許第
3942502号明細書および図面参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の如くエンジンとトランス
ミツシヨンケースとの結合強度を高めるべく、ベ
アリングビームを備えた前者の場合および鋳造オ
イルパンを備えた後者の場合、互いに共通する次
のような問題点がある。すなわち、上記前者の場
合、ベアリングビームは、ベアリングキヤツプと
一体成形されてシリンダブロツク下方全域に亘つ
て滴下するオイルをベアリングキヤツプ部分を除
いてそのままオイルパンに落とす構造となるた
め、後者の場合と同様にオイルパンは両者ともシ
リンダブロツクの下端開口縁部と略一致する開口
形状のものが取付けられることになり、オイルパ
ンの占める占有スペースが大きなものとなる。
また、上記両者の後部は、その高さ方向がかな
り高い状態のままトランスミツシヨンケースまで
延設されているので、エンジン後部が大きなもの
となり、エンジン後部に配置された車体フレーム
および排気管との干渉を回避するのが難しい。
さらに、上記前者の場合はベアリングビームの
後端部をトランスミツシヨンケースに、後者の場
合はオイルパンの後端部をトランスミツシヨンケ
ースにそれぞれ固定しているので、シリンダブロ
ツクとトランスミツシヨンケースとからなるパワ
ープラントは、その長手方向への長さがシリンダ
ブロツクとトランスミツシヨンケースとを合わせ
た正味の長さ分だけ要することになり、長手方向
へのコンパクト化を図れない。
しかも、上記前者の場合、ベアリングビームを
ベアリングキヤツプと一体で形成しているため、
また、後者の場合、オイルパンが鋳造よりなる鋳
物製であるため、どちらの場合も重量が嵩んで重
くなるという問題もある。
本発明にかかる諸点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、上述のエンジンの遮音
構造におけるシリンダブロツク下端とオイルパン
との間に介設される補強部材を利用して、上記の
如くシリンダブロツク下端開口縁部の振動および
パワープラントベンデイングによる振動を抑制し
つつ、オイルパンの占有スペースがコンパクト化
されるようにして、エンジン後部のコンパクト化
およびパワープラントの長手方向へのコンパクト
化を共に図るとともに、エンジンの重量増加を最
小限に押さえようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、シリンダブロツク後部にトランスミツシヨン
ケースが取付けられているとともに、周縁部がシ
リンダブロツク下端開口周縁部に取付けられ、シ
リンダブロツク下端の左右のスカート部を連結す
る補強部材を備えたエンジンを前提とする。
そして、上記補強部材の前部にオイル回収用開
口部を形成するとともに、後部に底壁部を形成す
る。そして、上記オイル回収用開口部の下方にオ
イルパンを取付け固定されている一方、上記底壁
部に、該底壁部と共ににクランクケース外壁を構
成し且つ後部が上記シリンダブロツク後端に取付
けられるシリンダブロツク取付部と、後部が上記
トランスミツシヨンケースに取付けられるトラン
スミツシヨンケース取付部とをそれぞれ後方へ延
ばして設ける。さらに、上記シリンダブロツク取
付部を、上記トランスミツシヨンケース取付部よ
りもトランスミツシヨンケース側に近付けて設け
る構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本発明では、補強部材は、
その前部にオイルパンが取付けられるオイル回収
用開口部が設けられているとともに、後部に底壁
部と共にクランクケース外壁を構成するシリンダ
ブロツク取付部が設けられているので、底壁部お
よびシリンダブロツク取付部によりオイルパンの
一部(後部)が構成されることになり、オイルパ
ンはシリンダブロツク前部側の下端開口縁部つま
り補強部材前部のオイル回収用開口部と略一致す
る開口形状の小さなもので良く、オイルパンは従
来の鋳造オイルパンのような大形のものが不用と
なつて鉄板プレス製のコンパクトな形状のもので
済み、エンジンが軽量になるとともに、オイルパ
ンの占める占有スペースが小さなものとなる。
また、上記の如く補強部材のシリンダブロツク
取付部は、底壁部と共に高さ方向に低いクランク
ケース外壁を構成しているので、ベアリングビー
ムをベアリングキヤツプと一体で形成、または、
オイルパンを鋳造よりなる鋳物製にした両者の如
く後部の高さ方向が高い状態のままトランスミツ
シヨンケースまで延設されたもののようにエンジ
ン後部が大きなものになることはなく、エンジン
後部に配置された車体フレームおよび排気管との
干渉を容易に回避することができる。
さらに、シリンダブロツク取付部は、トランス
ミツシヨンケース取付部よりもトランスミツシヨ
ンケース側に近付けて設けられ、該シリンダブロ
ツク取付部がトランスミツシヨンケース側に入り
込んで取付けられているので、シリンダブロツク
とトランスミツシヨンケースとからなるパワープ
ラントの長手方向への長さがシリンダブロツクと
トランスミツシヨンケースとを合わせた正味の長
さよりも短いものとなる。
しかも、上記の如く補強部材はその後部の底壁
部から後方に延設したトランスミツシヨンケース
取付部によつて補強部材の後部がトランスミツシ
ヨンケースに取付けられているので、シリンダブ
ロツク下端開口縁部の振動およびパワープラント
ベンデイングによる振動を共に抑制しつつ、エン
ジンとトランスミツシヨンケースとの結合強度を
向上させることができ、よつてベアリングビーム
をベアリングキヤツプと一体で形成、または、オ
イルパンを鋳造よりなる鋳物製にしたものの如く
エンジンの重量が嵩んで重くなることはない。
また、上記の如く補強部材は、その前部にのみ
オイル回収用開口部が形成される一方、後部に底
壁部より後方へ延びて該底壁部と共にクランクケ
ース外壁を構成するトランスミツシヨンケース取
付部を備えた構造となつているので、補強部材の
後部は、オイル回収用開口部を形成したことによ
る剛性の低下を招かずに高い剛性が確保されてト
ランスミツシヨンケースに取付けることができ
る。
さらに、上記の如く補強部材後部の底壁部より
後方へ延びるシリンダブロツク取付部が、トラン
スミツシヨンケース取付部よりもトランスミツシ
ヨンケース側に近付けて設けられていることか
ら、シリンダブロツク取付部はトランスミツシヨ
ンケース側に入り込んで支柱の役目をなし、パワ
ープラントベンデイングによる振動は、その節を
前後に位置ずれさせたシリンダブロツク取付部と
トランスミツシヨンケース取付部とにより前後分
割して抑制されるとともに該各取付部間でその力
(前後に逆位相の力)を相殺させることができ、
エンジンとトランスミツシヨンとの結合強度が経
時的に低下することなく効果的に高めることがで
きる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係る
エンジンの遮音構造を示し、1はシリンダブロツ
クであつて、該シリンダブロツク1は釣鐘状に形
成されている。上記シリンダブロツク1の下部に
はクランクシヤフト2が配設されていて、該クラ
ンクシヤフト2は、シリンダブロツク1のベアリ
ング部(図示せず)に、後方よりメインベアリン
グキヤツプ3aおよび4個のベアリングキヤツプ
3bを、ベアリングメタル4を介して上記クラン
クシヤフト2を回転可能に抱持するようにそれぞ
れ嵌合させ、上記各ベアリングキヤツプ3a,3
b,3b,…の左右端をボルト5により締結して
支承されている。上記シリンダブロツク1の前部
寄りの下方には鉄板プレス製のオイルパン6が配
設されており、このオイルパン6の後部下方に
は、シリンダブロツク1左右方向に延びる車体フ
レーム20および排気管(図示せず)が配設され
ている。上記オイルパン6に貯溜されるオイル
は、図示しないオイルポンプの作動によりストレ
ーナ7からオイル通路8を介して汲み上げられ、
上記クランクシヤフト2等の可動部分に隈無く送
給されている。
そして、上記シリンダブロツク1下端の開口縁
部であるスカート部1aには、シリンダブロツク
1下端をその幅方向に連結する連結部9,…を備
えた補強部材10がその周縁部10aにて取付け
られ、該補強部材10の前部寄り(後端部を除
く)の下面にはオイルパン6が取付けられてい
る。上記連結部9には、シリンダブロツク1の幅
方向に断続的に延びる補強用のリブ11が、上記
各ベアリングキヤツプ3b,…に対応し、かつそ
の各ベアリングキヤツプ3bを締結するボルト
5,…と干渉しない程度上方へ突出して形成され
ている。また、上記連結部9上を断続的に延びて
形成される各リブ11には、該各リブ11を前後
方向に区切つた平坦路11aが設けられている。
そして、上記の如くオイルパン6内のストレーナ
7からオイル通路8を介して可動部分へ送給さ
れ、下方に滴下したオイルは、上記の隣接する連
結部9の間の前部寄り(後端部を除く)に設けら
れたオイル回収用の開口部10bを介して下方の
オイルパン6へ返還される。
また、上記補強部材10の周縁部10aには、
上記シリンダブロツク1のスカート部1aの取付
部としてのボルト孔10c,…およびオイルパン
6の取付部としてのボルト孔10d,…が交互に
形成され、該各ボルト孔10c,10dにてそれ
ぞれボルト12,…によりスカート部1aおよび
オイルパン6に締結されている。上記オイルパン
取付側のボルト孔10dは、シリンダブロツク取
付側のボルト孔10cよりも外方側に位置してい
る。
さらに、上記補強部材10の後端部側(第1図
および第3図で左端側)にはトランスミツシヨン
ケース13が配設されている。上記補強部材10
の後端部側は、オイルパン6の縁部に取付けられ
たのち後方へ略水平方向へ延びる平板形状の底壁
部10jが形成されているとともに、該底壁部1
0jから後方に延設され、上方および下方に二股
状に分岐して形成されている。そして、上方に延
びる上方分岐端部(シリンダブロツク取付部10
f)はシリンダブロツク1に、下方に延びる下方
分岐端部(トランスミツシヨンケース取付部10
g)はトランスミツシヨンケース13のベルマウ
ス部13aにそれぞれ結合されている。さらに、
上記上方分岐端部たるシリンダブロツク取付部1
0fは、上記下方分岐端部たるトランスミツシヨ
ンケース取付部10gよりもトランスミツシヨン
ケース13側に近づけられてシリンダブロツク1
に取付けられている。
また、上記シリンダブロツク取付部10fは、
補強部材10の後端部側において、底壁部10j
と共にクランクケース外壁を構成している。
尚、上記補強部材10の分岐部10eには、シ
リンダブロツク取付部10fよりトランスミツシ
ヨンケース取付部10gへ放射状に3方向へ延び
て両者を連結する補強リブ14が設けられてい
る。
また、第3図中Bはクランク室である。
したがつて、上記実施例では、補強部材10
は、その前部寄りにオイルパン6が取付けられる
開口部10bが設けられているとともに、後端部
に底壁部10jと共にクランクケース外壁を構成
するシリンダブロツク取付部10fが設けられて
いるので、底壁部10jおよびシリンダブロツク
取付部10fによりオイルパン6の一部(後部)
が構成されることになる。このため、オイルパン
6はシリンダブロツク1のスカート部1a前部側
つまり補強部材10前部の開口部10bと略一致
する開口形状の小さなもので良く、従来の鋳造オ
イルパンのような大型のものを不用にして、補強
部材10の前部寄りにコンパクトな形状の鉄板プ
レス製のオイルパン6を取り付けることができ、
エンジンの軽量化およびエンジン後部におけるオ
イルパン6の占める占有スペースのコンパクト化
を共に図ることができる。
また、上記の如く補強部材6のシリンダブロツ
ク取付部10fは、底壁部10jと共に高さ方向
の低い平板形状のクランクケース外壁を構成して
いるので、ベアリングビームをベアリングキヤツ
プと一体で形成、または、オイルパンを鋳造より
なる鋳物製にしたものの如く後部の高さ方向が高
い状態のままトランスミツシヨンケースまで延設
されたもののようにエンジン後部が大きなものに
なることはなく、エンジン後部に配置された車体
フレーム20および排気管との干渉が容易に回避
され、エンジン後部のコンパクト化を図ることが
できる。
さらに、上記補強部材10の分岐部10eより
上方に延びるシリンダブロツク取付部10fが、
上記分岐部10eより下方に延びるトランスミツ
シヨンケース取付部10gよりもトランスミツシ
ヨンケース13側に近づけてトランスミツシヨン
ケース13のベルマウス部13aに取付けられ
て、シリンダブロツク取付部10fがトランスミ
ツシヨンケース13側に入り込んでいるので、シ
リンダブロツクとトランスミツシヨンケースとか
らなるパワープラントの長手方向への長さがシリ
ンダブロツクとトランスミツシヨンケースとを合
わせた正味の長さよりも短いものとなり、パワー
プラントの長手方向へのコンパクト化を図ること
ができる。
しかも、上記の如く補強部材10はその後端部
の底壁部10jから後方に延設したトランスミツ
シヨンケース取付部10gによつて後端部がトラ
ンスミツシヨンケース13のベルマウス部13a
に取付けられているので、シリンダブロツク1下
端開口縁部(スカート部1a)の振動およびパワ
ープラントベンデイングによる振動を共に抑制し
つつ、エンジンとトランスミツシヨンケース13
との結合強度を向上させることができる。よつて
ベアリングビームをベアリングキヤツプと一体で
形成、または、オイルパンを鋳造よりなる鋳物製
にしたものの如くエンジンの重量が嵩んで重くな
ることなく、エンジンが軽量化されてエンジンの
重量増加を最小限に押さえることができる。
また、上記の如く補強部材10は、その前部寄
りにのみ開口部10bが形成される一方、その後
端部にクランクケース外壁が構成される底壁部1
0jを備えるとともに、該底壁部10jから後方
に延設されたトランスミツシヨンケース取付部1
0gを備えた構造となつているので、補強部材1
0の後端部は、開口部10bを形成したことによ
る剛性の低下を招かずに高い剛性が確保されてト
ランスミツシヨンケース13に取付けられ、エン
ジンとトランスミツシヨンケース13との結合強
度の向上を図る上で非常に有利なものになる。
また、補強部材10のトランスミツシヨンケー
ス側端部に上下に分岐する分岐部10eを設け、
該分岐部10eの上方分岐端部たるシリンダブロ
ツク取付部10fをシリンダブロツク1に、下方
分岐端部たるトランスミツシヨンケース取付部1
0gをトランスミツシヨンケース13のベルマウ
ス部13aにそれぞれ取付けたことにより、シリ
ンダブロツク1とトランスミツシヨンケース13
との取付けが支持点間距離を大きくしてなされ、
エンジンとトランスミツシヨンケース13との結
合強度をさらに高めることができ、よつて、エン
ジンとトランスミツシヨンケース13とからなる
パワープラントの剛性の向上を図ることができ
る。その上、上記の如くシリンダブロツク取付部
10fを、トランスミツシヨンケース取付部10
gよりもトランスミツシヨンケース13側に近づ
けてトランスミツシヨンケース13のベルマウス
部13aに取付けたことにより、シリンダブロツ
ク取付部10fおよびトランスミツシヨンケース
取付部10gに、パワープラントベンデイングに
よる力が作用しても、上記シリンダブロツク取付
部10fは、その作用する力の比較的小さいクラ
ンクシヤフト2の回転中心近傍でトランスミツシ
ヨンケース側に入り込んで支柱の役目をなすた
め、パワープラントベンデイングによる振動は、
その節を前後に位置ずれさせたシリンダブロツク
取付部10fとトランスミツシヨンケース取付部
10gとにより前後分割して抑制されるとともに
該各取付部10f,10g間でその力(前後に逆
位相の力)を相殺させることができ、エンジンと
トランスミツシヨンとの結合強度が経時的に低下
することなく効果的に高められ、パワープラント
の剛性の向上をより図ることができる。
(発明の効果) 以上の如く、本考案におけるエンジンの遮音構
造によれば、補強部材は従来の構造に加え、その
前部にオイル回収用開口部が形成されているとと
もに、該開口部下方にオイルパンが取付け固定さ
れる一方、上記補強部材の後部に設けた底壁部と
ともにクランクケース外壁を構成するシリンダブ
ロツク取付部がトランスミツシヨンケース側に入
り込んで取付けられていることにより、シリンダ
ブロツク下端開口縁部の振動およびパワープラン
トベンデイングによる振動を共に抑制しつつ、エ
ンジンとトランスミツシヨンケースとの結合強度
を向上させて、ベアリングビームや鋳造オイルパ
ンの如く重量が嵩んで重くなることなく、エンジ
ンが軽量化されてエンジンンの重量増加を最小限
に押さえることができるとともに、補強部材後部
の高さ方向が低い底壁部によつて車体フレームお
よび排気管との干渉を容易に回避しつつエンジン
後部におけるオイルパン占有スペースおよびパワ
ープラントの長手方向のコンパクト化を共に図る
ことができる。しかも、上記の如き構成によれ
ば、オイルパンは、鉄板プレス製のコンパクトな
形状のものが補強部材の前部に取付けられてより
軽量化が図れるとともに、補強部材の後部は、オ
イル回収用開口部が形成されずに高い剛性を得る
ことができ、実施する上で非常に有利なものにな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例に係るもので、第1図
はオイルパンを外した状態の底面図、第2図はシ
リンダブロツク後面図、第3図は第2図の−
線断面図である。 1……シリンダブロツク、1a……スカート
部、6……オイルパン、9……連結部、10……
補強部材、10a……周縁部、10b……開口
部、10g……トランスミツシヨンケース取付
部、10j……底壁部、13……トランスミツシ
ヨンケース。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリンダブロツク後部にトランスミツシヨン
    ケースが取付けられているとともに、周縁部がシ
    リンダブロツク下端開口周縁部に取付けられ、シ
    リンダブロツク下端の左右のスカート部を連結す
    る補強部材を備えたエンジンにおいて、 上記補強部材は、前部にオイル回収用開口部が
    形成されているとともに、後部に底壁部が形成さ
    れており、上記オイル回収用開口部の下方にはオ
    イルパンが取付け固定されている一方、上記底壁
    部には、該底壁部と共にクランクケース外壁を構
    成し且つ後部が上記シリンダブロツク後端に取付
    けられるシリンダブロツク取付部と、後部が上記
    トランスミツシヨンケースに取付けられるトラン
    スミツシヨンケース取付部とがそれぞれ後方へ延
    びて設けられており、 上記シリンダブロツク取付部は、上記トランス
    ミツシヨンケース取付部よりもトランスミツシヨ
    ンケース側に近付けて設けられていることを特徴
    とするエンジンの遮音構造。
JP61213069A 1986-09-10 1986-09-10 エンジンの遮音構造 Granted JPS6368756A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61213069A JPS6368756A (ja) 1986-09-10 1986-09-10 エンジンの遮音構造
DE19873729966 DE3729966A1 (de) 1986-09-10 1987-09-07 Verbrennungsmotor mit verstaerkter konstruktion
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