JP2000506243A - 往復ピストン式機械の機械ケーシング - Google Patents

往復ピストン式機械の機械ケーシング

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JP2000506243A JP9531391A JP53139197A JP2000506243A JP 2000506243 A JP2000506243 A JP 2000506243A JP 9531391 A JP9531391 A JP 9531391A JP 53139197 A JP53139197 A JP 53139197A JP 2000506243 A JP2000506243 A JP 2000506243A
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トーマス アイデンベック
フランツ マリシェフ
クラウス アイゲンフェルト
ホルスト ヘンケル
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Abstract

(57)【要約】 軽金属製ジャケット(4)内に設けた鉄材料よりなる駆動装置ブロック(3)を具備する往復ピストン式機械、特にV型原動機(2)用の機械ケーシング(1)に対し、駆動装置ブロックを剛性あるものとしかつ重量低減のために、次のことを提案する。クランク室の境界の用およびジャケットとの結合の用をなすフランジ板(5)が、シリンダに対しその下端から上端の方へずれて、フランジ板の前面側から見た面重心がクランク軸軸受(7)の軸受中心面の手前側に間隔を置くように配置され、その場合この間隔が、軸受枠(9)の補強エレメントの面重心の軸受中心面(11)の反対側における最大可能間隔に少なくとも対応し、またクランク軸軸受(7)が支柱を介してフランジ板(5)と結合されていることである。

Description

【発明の詳細な説明】 往復ピストン式機械の、特にV型原動機の機械ケーシング 本発明は、請求項1の前提部分に記載の構造様式の往復ピストン式機械の機械 ケーシングに関する。 機械ケーシングの重量軽減のため、クランク軸受部を直接的にまたは間接的に 一体成形したシリンダから主として形成される高負荷の駆動装置ブロックを特に 鉄材料より製作し、そして低負荷のケーシング壁を別個の軽量のまたは特に薄壁 に製作した材料より構成することは、基本的に周知のものである。 液冷式内燃機関用機械ケーシングの前記の構造原理の1つの例が英国特許第6 78,903号公報より周知であり、その場合クランク室を囲むケーシング壁お よびシリンダ冷却媒体室のカバーの用をなすケーシング壁は金属薄板より製作さ れる。これに対し、駆動装置ブロックは、所要の強度を得るため、シリンダのカ バー板と底板との間に端壁を設けて比較的堅牢に構成され、そして底板に重量あ る軸受ブロックが一体的に設けられている。 この周知の機械ケーシングや英国特許第695,972号公報より周知のケー シングの欠点とするところは、重量軽減があまりよくないこと、および特に種々 の材料よりなる構成部品の結合箇所における腐食問題と気密問題である。さらに 、これに騒音問題が加わる。 アメリカ特許第4,446,827号明細書より、特に騒音問 題の軽減のための液冷内燃機関用機械ケーシングは周知である。この機械ケーシ ングは、前記の英国特許第678,903号公報に対応して堅牢に構成した駆動 装置ブロックを備え、これにはゴム、合成物質または樹脂のような強緩衝性材料 からなる別個のケーシング壁が設けられている。 液冷内燃機関用の種々の材料より構成された機械ケーシングの腐食問題と気密 問題とは、ドイツ実用新案第9,412,637号公報では次のように解消して いる。すなわち、ねずみ鋳鉄より製作された駆動装置ブロックが軽金属ケーシン グにより周りを鋳造され、その場合冷却剤室が専ら軽金属ケーシング内に形成さ れているのである。この場合、駆動装置ブロックの堅牢な構成がクランク軸・軸 受ブロックにウェッブ状支持部を介して配置された原動機支台を備え、この原動 機支台が軽金属ケーシングの油槽接続領域にてこの軽金属ケーシングと溶着等に より結合されていることが欠点となっている。この構成が重量ある構成なので、 軸受ブロックと溶着等により結合されている前記の原動機支台が、音響伝達固体 連絡体として作用し、そして少なくとも前記の原動機支台と溶着等により結合さ れている軽金属ケーシングのクランク室カバーを音響的に励起する別の欠点が生 ずる。 さらに、ドイツ実用新案第9,412,637号より前に公開されたヨーロッ パ特許公開第0,554,575号公報から、液冷内燃機関用として、同じくね ずみ鋳鉄より形成した駆動装置ブロックが軽金属ケーシング内に鋳込まれた機械 ケーシングは既に 周知である。駆動装置ブロックの重量軽減のため、整列配置されたシリンダが溶 着等により結合されて隣接して配置され、そして間隔を置いた平坦なウェッブを 介して結合領域に配置した堅牢な構成の軸受ブロックを担持している。平坦なウ ェッブおよび軸受ブロックは、軽金属ケーシング内に鋳込む際この軽金属ケーシ ングと結合されている横壁に溶着等により一体にされる。クランク室ケーシング 壁に対するクランク軸軸受の支持部を強度上の理由から材料費の掛るように構成 しているが、この支持部も軽金属ケーシングを音響的に励起する音響伝達固体連 絡体として作用する。 最後に、液冷内燃機関に関する日本の特開平4−121443号公報から、シ リンダ頭を一体成形した駆動装置ブロックが周知である。「単一ブロック」とし て周知のこの構成は、シリンダブッシュの下端に形成した底板を備えており、こ の底板には一方で単一ブロックを囲むジャケットが取外し可能に固定され、他方 では堅牢に構成したクランク軸・軸受ブロックが配置されている。この軸受ブロ ックの軸受カバーは縦ウエッブを介して軸受枠内に配置されているが、この軸受 枠が材料費の掛る構成となっていることが欠点である。 上に述べた従来技術では、駆動装置ブロックに必要な曲げ剛性および捩じり剛 性が主として互いに結合されたシリンダを介して達成され、これはシリンダのシ ャム双生児的配置を介して、または溶着等により一体的に結合されかつさらに端 板を介して結合されたカバーフランジ板と底フランジ板との間のシリンダ配置を 介 して達成されるものである。前記の特開平4−121443号公報には、カバー フランジ板の代りに設けた溶着等により一体的に配置したシリンダ頭により重量 あるものとなった特に剛性ある駆動装置ブロックが示されており、この駆動装置 ブロックはさらにクランク軸・軸受の軸受カバー用の堅牢な軸受枠を備えている 。 本発明の課題は、請求項1の前提部に記載の構造様式の軽量構成の機械ケーシ ングに対し、シリンダとともに軽量でありかつシリンダにより大して増強されな いが高い形状剛性の駆動装置ブロックを提示することである。 この課題は、請求項1によって次のように解決される。すなわち、フランジ板 がシリンダに対しその下端から上端の方へずれ、その前面側から見た面重心がク ランク軸軸受の軸受中心面の手前側に間隔を置くように配置され、この間隔が、 軸受中心面の反対側における軸受枠の補強エレメント断面形の面重心の少なくと も最大可能間隔に対応し、そしてクランク軸軸受が支柱を介してフランジ板と結 合されていることにより解決される。 本発明の基本的技術思想は、機械縦方向に配置された駆動装置ブロックの各装 置をクランク軸回転軸線に対しできるだけ大きな間隔をおいて配置し、高い慣性 モーメント従って高い抵抗モーメントを達成することであり、その場合このため に必要な有効間隔が、一方において特にクランク軸の下方に低く設けられた少な くとも1つの補強エレメントを備える軸受枠の構造を介して、および他方におい て有利に単にシリンダの垂直軸線の方向にクランク 軸回転軸線より遠く離隔してずれて配置されたフランジ板により達成される。本 発明により軸受枠の補強エレメントとともに1つの配置に組み込まれたフランジ 板により、シリンダは強度を与える重要なエレメントとしての用を除かれ、それ によってシリンダを薄壁に構成することができて有利である。 さらに、本発明により、ピストン行程とシリンダ直径は、駆動装置ブロックの 構造強度を考慮することなしに決めることができ、その結果比較的低い構成でし かも大容量で性能のすぐれた往復ピストン式原動機を製作できる特長が得られる 。軽量構成の駆動装置ブロックに関しては、本発明により、機械縦方向の装置の クランク軸回転軸線の面よりの間隔をできるだけ大きく自由に選択することによ り、これら装置(フランジ板、補強エレメント)を比較的薄壁にしかも強度を高 く構成できる特長が得られる。 本発明による機械ケーシングの有利な構成が請求項2〜14に記載されている が、これら請求項の目標は次のものである。すなわち、特にねずみ鋳鉄より製造 された駆動装置ブロックに対しならびにケーシング壁と一体的の軽金属よりなる ジャケットに対し、溶着等で一体的に互いに結合されかつ開いた中空断面形とす ることにより、それぞれ材料経費が少なくて両構成グループの高い構造強度が、 個々にかつ機能的結合の下に達成されることである。 以下に、本発明を図に示す実施例により説明する。 図1は、ジャケットを備えるV型原動機用の駆動装置ブロックを部分的に示す 斜視図である。 図2は、図1の線II−IIによる駆動装置ブロックおよびジャケットの横断面図 である。 V型原動機として構成した液冷往復ピストン式内燃機関2の機械ケーシング1 は、駆動装置ブロック3およびこの駆動装置ブロックに対し別個になっているジ ャケット4を有し、このジャケット4はケーシング壁より一体的に形成されかつ 駆動装置ブロック3の材料よりも軽量の材料よりなる。ジャケット4との結合の ため、駆動装置ブロック3はフランジ板5を備え、これらフランジ板はそれぞれ 一方においてシリンダ6と、他方において分割されたクランク軸軸受7と結合し 、その場合クランク軸軸受の軸受カバー8は、機械縦方向の補強エレメント10 を具備する軸受枠9内に配置されている。 高い曲げ剛性と捩じり剛性でしかも軽量構成の駆動装置ブロック3を達成する ため、本発明により、フランジ板5は、シリンダ6に対しそれらの下端からそれ らの上端の方へずれ、それらのそれぞれ前面側から見た面重心がクランク軸軸受 7の軸受中心面11の手前側にて間隔を置くように配置され、その場合この間隔 は、軸受中心面11の反対側における軸受枠の補強エレメント10の断面形の面 重心の少なくとも最大可能間隔に対応し、またクランク軸軸受7は支柱12を介 してフランジ板5と結合されている。 本発明により構成された駆動装置ブロック3は空間的連結体を形成するが、そ の曲げ抵抗モーメントと捩り抵抗モーメントは、シリンダ6の結合なしで、主と して軸受中心面11からそれぞれ 可能な最大間隔を置いたフランジ板5の機械縦方向の装置を介して、軸受枠9の 補強エレメント10と結びついて達成される。 本発明の別の構成では、クランク軸軸受7がそれぞれ両側にてほぼ機械横断面 内に配置された中空支柱13を介してフランジ板5と溶着等により一体的に結合 されることにより、少ない重量と高い剛性が得られている。その場合、特に半リ ング状に形成された各軸受ブロック7’が、半径方向フランジ14により、連結 範囲における中空支柱13を補強する移行部材15とともに、シリンダ側または フランジ板側の開放したU形状を形成している。 さらに、図示しない油槽により得られる構成空間を利用して、次のように少な い重量で剛性が達成される。すなわち、各軸受カバー7”または8が機械縦方向 に相互に間隔を置いて配置されかつ軸受中心面11に対し側方にて深く下方へ向 いた突部16を有し、その場合比較的薄く構成された突部16がカバー17によ りほぼ閉じられた中空形状部18を形成し、この中空形状部18が横断面にて突 部16に適合する3角形のかつ薄壁に構成した補強エレメント10としての中空 梁19と結合していることである。 特に、駆動装置ブロック3は、少なくともフランジ板5の周囲において、中空 支柱13を介して配置されたクランク軸軸受7とともに軸受枠9を含めてねずみ 鋳鉄(GGV)から溶着等により一体的に製造される。クランク軸軸受7の分割 のため、軸受枠9は軸受カバー7”とともに特に破断分離により軸受ブロック7 ’から分離される。この破断分離に対しては、ドイツ特願P19, 547,389号にて提案され、特にPCT出願PCT/EP95/00875 にて提案の装置と関連した破断分離刻み目の形成方法が使用される。 破断(Cracken)により駆動装置ブロック3より分離された軸受枠9は 、それぞれクランク軸軸受7に設けられかつ中空支柱13内にねじ込まれる2つ のねじボルト20により、駆動装置ブロック3と結合可能となっている。特にV 型原動機のV角度にほぼ配置されたねじボルト20は、特に軸受中心面11に配 置された破断分離面を斜めに貫通し、それによって各クランク軸軸受7における 剪断力は、締め付けられた破断分離面を経て確実にただ2つ設けられたねじボル ト20により伝達される。この構造経費の少ないねじ込み方式により、軸受中心 面11の下方に低く補強エレメント10または中空梁19を配置して、狭い構成 の軸受枠が有利に形成される。 図より判るように、屋根状に配置されたフランジ板5は、その外側長手方向範 囲に亘り、ねじボルト20に対応してV状に配置された中空支柱13を介し、ク ランク軸軸受7と溶着等により一体的に結合されている。シリンダ6の軸線に対 しほぼ平行に配置された中空支柱13の間に、中央を一体的に結合されたフラン ジ板5が、この結合範囲に亘り付加的に中空構成の支持体21により各軸受ブロ ック7’と結合している。この支持体21は、中空支柱13の屈曲負荷を防止す るため、V型原動機2の垂直軸線における力導出の用をなす。フランジ板5の結 合範囲の補強のため、 例えば中空支持体21と協同して軸受7への潤滑油供給の用をなす縦管路22が 設けられている。 さらに、上に述べたように、本発明では、シリンダ6なしで曲げ剛性と捩じり 剛性の高い空間配置としての駆動装置ブロック3が達成される。それによって、 組み込み可能なシリンダ6またはそれぞれのフランジ板5と固定結合されるシリ ンダ6を必要に応じて選択することができる。後者の場合、シリンダ6はフラン ジ板5を特に斜めに貫通し、運転振動に対しそれぞれのシリンダ6とフランジ板 5との間の堅固な結合が達成される。この運転振動は、列をなし間隔を置いて配 置したシリンダ6の場合は、さらにシリンダ6間に列方向に配置した橋絡部23 により低減される。さらに、シリンダ6は、付加的材料を鋳込むことなしに、自 由にそれぞれの冷却剤の中に位置する。 駆動装置ブロック3と一体的のジャケット4との耐久性ある結合のために、フ ランジ板5は機械縦方向および横方向にそれぞれ大きな半径で波形とした縁部2 4を備え、この縁部24は機械ケーシング隅角部において別の小さい半径を介し て互いに移行している。さらに、縁部24は例えば横断面T状のフランジ25と して形成されている。フランジ25の代りに、縁部24は、軽金属ジャケット4 との形状拘束的および摩擦的結合のため粗な破断表面を有するようにすることが できる。また、フランジ25も粗な破断表面を有することができる。 フランジ板5の縁部24を上のように構成することにより、内 外の縦側および端面側のケーシング壁からなる一体的の軽金属鋳造製ジャケット 4を駆動装置ブロック3に付設して設けることができ、その場合駆動装置ブロッ ク3のフランジ板5により冷却時の収縮を阻止された軽金属ジャケット4は、波 形に反った縁部24を介してフランジ板5のフランジ25と形状拘束的、摩擦的 かつ液密的に結合している。 さらに、フランジ板5と溶着等で一体的に結合されたシリンダ6の終りが、そ れぞれ冷却剤通過破開口26を備えた冷却室カバープレート27となっており、 そしてこのカバープレート27がジャケット4と溶着等で一体的に結合されてい ることにより、ジャケット4は有利に補強されている。 ジャケット4従って機械ケーシング1をさらに補強するため、内側の縦側ケー シング壁28は、V空間を横切る底壁29と蓋壁30とともに、シリンダ6の列 を補強する中空支持体31を形成し、この中空支持体31は冷却剤管路として、 例えば端面側に配置されかつ一体形成の弁駆動シャフト間にあるポンプケーシン グ32と結合されている(図2)。 さらに、軽量構成のジャケット4を達成するため、軸受中心面11の範囲に設 けられた油槽フランジ33とフランジ板5のフランジ25との結合部との間のジ ャケット4に配置された付属機械用および(または)支持体用接続位置34が、 隣接する中空支柱13に設けられた栓体35を介して結合するように構成されて いる。栓体35は、特にねじ止め位置を設けるのに役立つ。 大きな負荷を軽金属ジャケット4から離すために、カバーで覆われた駆動装置 ブロック3の被動側に図示しない別の伝動装置用接続フランジ36を付設し、こ の接続フランジ36が被動側クランク軸軸受7の上方のフランジ板5の中央範囲 および両外側範囲にて、および軸受7下方の中空梁19の範囲にて軸受枠9と、 それぞれねじ結合部37を介して駆動装置ブロック3と結合可能である。 本発明により達成される重量に関する有利性は、特に移動用のV型構造の多シ リンダ往復ピストン式機械の場合にそうであるが、しかし1乃至多シリンダの単 列機械に対しても有利である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年2月18日(1998.2.18) 【補正内容】 明細書 往復ピストン式機械の機械ケーシング 本発明は、往復ピストン式機械の機械ケーシングに関する。 機械ケーシングの重量軽減のため、クランク軸受部を直接的にまたは間接的に 一体成形したシリンダから主として形成される高負荷の駆動装置ブロックを特に 鉄材料より製作し、そして低負荷のケーシング壁を別個の軽量のまたは特に薄壁 に製作した材料より構成することは、基本的に周知のものである。 液冷式内燃機関用機械ケーシングの前記の構造原理の1つの例が英国特許第6 78,903号公報より周知であり、その場合クランク室を囲むケーシング壁お よびシリンダ冷却媒体室のカバーの用をなすケーシング壁は金属薄板より製作さ れる。これに対し、駆動装置ブロックは、所要の強度を得るため、シリンダのカ バー板と底板との間に端壁を設けて比較的堅牢に構成され、そして底板に重量あ る軸受ブロックが一体的に設けられている。 この周知の機械ケーシングや英国特許第695,972号公報より周知のケー シングの欠点とするところは、重量軽減があまりよくないこと、および特に種々 の材料よりなる構成部品の結合箇所における腐食問題と気密問題である。さらに 、これに騒音問題が加わる。 アメリカ特許第4,446,827号明細書より、特に騒音問題の軽減のため の液冷内燃機関用機械ケーシングは周知である。 この機械ケーシングは、前記の英国特許第678,903号公報に対応して堅牢 に構成した駆動装置ブロックを備え、これにはゴム、合成物質または樹脂のよう な強緩衝性材料からなる別個のケーシング壁が設けられている。 液冷内燃機関用の種々の材料より構成された機械ケーシングの腐食問題と気密 問題とは、ドイツ実用新案第9,412,637号公報では次のように解消して いる。すなわち、ねずみ鋳鉄より製作された駆動装置ブロックが軽金属ケーシン グにより周りを鋳造され、その場合冷却剤室が専ら軽金属ケーシング内に形成さ れているのである。この場合、駆動装置ブロックの堅牢な構成がクランク軸・軸 受ブロックにウェッブ状支持部を介して配置された原動機支台を備え、この原動 機支台が軽金属ケーシングの油槽接続領域にてこの軽金属ケーシングと溶着等に より結合されていることが欠点となっている。この構成が重量ある構成なので、 軸受ブロックと溶着等により結合されている前記の原動機支台が、音響伝達固体 連絡体として作用し、そして少なくとも前記の原動機支台と溶着等により結合さ れている軽金属ケーシングのクランク室カバーを音響的に励起する別の欠点が生 ずる。 さらに、ドイツ実用新案第9,412,637号より前に公開されたヨーロッ パ特許公開第0,554,575号公報から、液冷内燃機関用として、同じくね ずみ鋳鉄より形成した駆動装置ブロックが軽金属ケーシング内に鋳込まれた機械 ケーシングは既に周知である。駆動装置ブロックの重量軽減のため、整列配置さ れ たシリンダが溶着等により結合されて隣接して配置され、そして間隔を置いた平 坦なウェッブを介して結合領域に配置した堅牢な構成の軸受ブロックを担持して いる。平坦なウェッブおよび軸受ブロックは、軽金属ケーシング内に鋳込む際こ の軽金属ケーシングと結合されている横壁に溶着等により一体にされる。クラン ク室ケーシング壁に対するクランク軸軸受の支持部を強度上の理由から材料費の 掛るように構成しているが、この支持部も軽金属ケーシングを音響的に励起する 音響伝達固体連絡体として作用する。 最後に、液冷内燃機関に関する日本の特開平4−121443号公報から、シ リンダ頭を一体成形した駆動装置ブロックが周知である。「単一ブロック」とし て周知のこの構成は、シリンダブッシュの下端に形成した底板を備えており、こ の底板には一方で単一ブロックを囲むジャケットが取外し可能に固定され、他方 では堅牢に構成したクランク軸・軸受ブロックが配置されている。この軸受ブロ ックの軸受カバーは縦ウエッブを介して軸受枠内に配置されているが、この軸受 枠が材料費の掛る構成となっていることが欠点である。 上に述べた従来技術では、駆動装置ブロックに必要な曲げ剛性および捩じり剛 性が主として互いに結合されたシリンダを介して達成され、これはシリンダのシ ャム双生児的配置を介して、または溶着等により一体的に結合されかつさらに端 板を介して結合されたカバーフランジ板と底フランジ板との間のシリンダ配置を 介して達成されるものである。前記の特開平4−121443号公 報には、カバーフランジ板の代りに設けた溶着等により一体的に配置したシリン ダ頭により重量あるものとなった特に剛性ある駆動装置ブロックが示されており 、この駆動装置ブロックはさらにクランク軸・軸受の軸受カバー用の堅牢な軸受 枠を備えている。 本発明の課題は、軽量構成の機械ケーシングに対し、シリンダとともに軽量で ありかつシリンダにより大して増強されないが高い形状剛性の駆動装置ブロック を提示することである。 本発明の基本的技術思想は、機械縦方向に配置された駆動装置ブロックの各 装置をクランク軸回転軸線に対しできるだけ大きな間隔をおいて配置し、高い慣 性モーメント従って高い抵抗モーメントを達成することであり、その場合このた めに必要な有効間隔が、一方において特にクランク軸の下方に低く設けられた少 なくとも1つの補強エレメントを備える軸受枠の構造を介して、および他方にお いて有利に単にシリンダの垂直軸線の方向にクランク軸回転軸線より遠く離隔し てずれて配置されたフランジ板により達成される。本発明により軸受枠の補強エ レメントとともに1つの配置に組み込まれたフランジ板により、シリンダは強度 を与える重要なエレメントとしての用を除かれ、それによってシリンダを薄壁に 構成することができて有利である。 さらに、本発明により、ピストン行程とシリンダ直径は、駆動装置ブロックの 構造強度を考慮することなしに決めることができ、その結果比較的低い構成でし かも大容量で性能のすぐれた往復ピストン式原動機を製作できる特長が得られる 。軽量構成の駆動装 置ブロックに関しては、本発明により、機械縦方向の装置のクランク軸回転軸線 の面よりの間隔をできるだけ大きく自由に選択することにより、これら装置(フ ランジ板、補強エレメント)を比較的薄壁にしかも強度を高く構成できる特長が 得られる。 本発明による機械ケーシングの有利な構成が請求項2〜14に記載されている が、これら請求項の目標は次のものである。すなわち、特にねずみ鋳鉄より製造 された駆動装置ブロックに対しならびにケーシング壁と一体的の軽金属よりなる ジャケットに対し、溶着等で一体的に互いに結合されかつ開いた中空断面形とす ることにより、それぞれ材料経費が少なくて両構成グループの高い構造強度が、 個々にかつ機能的結合の下に達成されることである。 以下に、本発明を図に示す実施例により説明する。 図1は、ジャケットを備えるV型原動機用の駆動装置ブロックを部分的に示す斜 視図である。 図2は、図1の線II−IIによる駆動装置ブロックおよびジャケットの横断面図 である。 V型原動機として構成した液冷往復ピストン式内燃機関2の機械ケーシング1 は、駆動装置ブロック3およびこの駆動装置ブロックに対し別個になっているジ ャケット4を有し、このジャケット4はケーシング壁より一体的に形成されかつ 駆動装置ブロック3の材料よりも軽量の材料よりなる。ジャケット4との結合の ため、駆動装置ブロック3はフランジ板5を備え、これらフランジ板はそれぞれ 一方においてシリンダ6と、他方において分割され たクランク軸軸受7と結合し、その場合クランク軸軸受の軸受カバー8は、機械 縦方向の補強エレメント10を具備する軸受枠9内に配置されている。 高い曲げ剛性と捩じり剛性でしかも軽量構成の駆動装置ブロック3を達成する ため、本発明により、フランジ板5は、シリンダ6に対しそれらの下端からそれ らの上端の方へずれ、それらのそれぞれ前面側から見た面重心がクランク軸軸受 7の軸受中心面11の手前側にて間隔を置くように配置され、その場合この間隔 は、軸受中心面11の反対側における軸受枠の補強エレメント10の断面形の面 重心の少なくとも最大可能間隔に対応し、またクランク軸軸受7は支柱12を介 してフランジ板5と結合されている。 本発明により構成された駆動装置ブロック3は空間的連結体を形成するが、そ の曲げ抵抗モーメントと捩り抵抗モーメントは、シリンダ6の結合なしで、主と して軸受中心面11からそれぞれ可能な最大間隔を置いたフランジ板5の機械縦 方向の装置を介して、軸受枠9の補強エレメント10と結びついて達成される。 本発明の別の構成では、クランク軸軸受7がそれぞれ両側にてほぼ機械横断面 内に配置された中空支柱13を介してフランジ板5と溶着等により一体的に結合 されることにより、少ない重量と高い剛性が得られている。その場合、特に半リ ング状に形成された各軸受ブロック7’が、半径方向フランジ14により、連結 範囲における中空支柱13を補強する移行部材15とともに、シリンダ側または フランジ板側の開放したU形状を形成している。 さらに、図示しない油槽により得られる構成空間を利用して、次のように少な い重量で剛性が達成される。すなわち、各軸受カバー7”または8が機械縦方向 に相互に間隔を置いて配置されかつ軸受中心面11に対し側方にて深く下方へ向 いた突部16を有し、その場合比較的薄く構成された突部16がカバー17によ りほぼ閉じられた中空形状部18を形成し、この中空形状部18が横断面にて突 部16に適合する3角形のかつ薄壁に構成した補強エレメント10としての中空 梁19と結合していることである。 特に、駆動装置ブロック3は、少なくともフランジ板5の周囲において、中空 支柱13を介して配置されたクランク軸軸受7とともに軸受枠9を含めてねずみ 鋳鉄(GGV)から溶着等により一体的に製造される。クランク軸軸受7の分割 のため、軸受枠9は軸受カバー7”とともに特に破断分離により軸受ブロック7 ’から分離される。この破断分離に対しては、ドイツ特願P19,547,38 9号にて提案され、特にPCT出願PCT/EP95/00875にて提案の装 置と関連した破断分離刻み目の形成方法が使用される。 破断(Cracken)により駆動装置ブロック3より分離された軸受枠9は 、それぞれクランク軸軸受7に設けられかつ中空支柱13内にねじ込まれる2つ のねじボルト20により、駆動装置ブロック3と結合可能となっている。特にV 型原動機のV角度にほぼ配置されたねじボルト20は、特に軸受中心面11に配 置された破断分離面を斜めに貫通し、それによって各クランク軸軸 受7における剪断力は、締め付けられた破断分離面を経て確実にただ2つ設けら れたねじボルト20により伝達される。この構造経費の少ないねじ込み方式によ り、軸受中心面11の下方に低く補強エレメント10または中空梁19を配置し て、狭い構成の軸受枠が有利に形成される。 図より判るように、屋根状に配置されたフランジ板5は、その外側長手方向範 囲に亘り、ねじボルト20に対応してV状に配置された中空支柱13を介し、ク ランク軸軸受7と溶着等により一体的に結合されている。シリンダ6の軸線に対 しほぼ平行に配置された中空支柱13の間に、中央を一体的に結合されたフラン ジ板5が、この結合範囲に亘り付加的に中空構成の支持体21により各軸受ブロ ック7’と結合している。この支持体21は、中空支柱13の屈曲負荷を防止す るため、V型原動機2の垂直軸線における力導出の用をなす。フランジ板5の結 合範囲の補強のため、例えば中空支持体21と協同して軸受7への潤滑油供給の 用をなす縦管路22が設けられている。 さらに、上に述べたように、本発明では、シリンダ6なしで曲げ剛性と捩じり 剛性の高い空間配置としての駆動装置ブロック3が達成される。それによって、 組み込み可能なシリンダ6またはそれぞれのフランジ板5と固定結合されるシリ ンダ6を必要に応じて選択することができる。後者の場合、シリンダ6はフラン ジ板5を特に斜めに貫通し、運転振動に対しそれぞれのシリンダ6とフランジ板 5との間の堅固な結合が達成される。この運転振動 は、列をなし間隔を置いて配置したシリンダ6の場合は、さらにシリンダ6間に 列方向に配置した橋絡部23により低減される。さらに、シリンダ6は、付加的 材料を鋳込むことなしに、自由にそれぞれの冷却剤の中に位置する。 駆動装置ブロック3と一体的のジャケット4との耐久性ある結合のために、フ ランジ板5は機械縦方向および横方向にそれぞれ大きな半径で波形とした縁部2 4を備え、この縁部24は機械ケーシング隅角部において別の小さい半径を介し て互いに移行している。さらに、縁部24は例えば横断面T状のフランジ25と して形成されている。フランジ25の代りに、縁部24は、軽金属ジャケット4 との形状拘束的および摩擦的結合のため粗な破断表面を有するようにすることが できる。また、フランジ25も粗な破断表面を有することができる。 フランジ板5の縁部24を上のように構成することにより、内外の縦側および 端面側のケーシング壁からなる一体的の軽金属鋳造製ジャケット4を駆動装置ブ ロック3に付設して設けることができ、その場合駆動装置ブロック3のフランジ 板5により冷却時の収縮を阻止された軽金属ジャケット4は、波形に反った縁部 24を介してフランジ板5のフランジ25と形状拘束的、摩擦的かつ液密的に結 合している。 さらに、フランジ板5と溶着等で一体的に結合されたシリンダ6の終りが、そ れぞれ冷却剤通過破開口26を備えた冷却室カバープレート27となっており、 そしてこのカバープレート27が ジャケット4と溶着等で一体的に結合されていることにより、ジャケット4は有 利に補強されている。 ジャケット4従って機械ケーシング1をさらに補強するため、内側の縦側ケー シング壁28は、V空間を横切る底壁29と蓋壁30とともに、シリンダ6の列 を補強する中空支持体31を形成し、この中空支持体31は冷却剤管路として、 例えば端面側に配置されかつ一体形成の弁駆動シャフト間にあるポンプケーシン グ32と結合されている(図2)。 さらに、軽量構成のジャケット4を達成するため、軸受中心面11の範囲に設 けられた油槽フランジ33とフランジ板5のフランジ25との結合部との間のジ ャケット4に配置された付属機械用および(または)支持体用接続位置34が、 隣接する中空支柱13に設けられた栓体35を介して結合するように構成されて いる。栓体35は、特にねじ止め位置を設けるのに役立つ。 大きな負荷を軽金属ジャケット4から離すために、カバーで覆われた駆動装置 ブロック3の被動側に図示しない別の伝動装置用接続フランジ36を付設し、こ の接続フランジ36が被動側クランク軸軸受7の上方のフランジ板5の中央範囲 および両外側範囲にて、および軸受7下方の中空梁19の範囲にて軸受枠9と、 それぞれねじ結合部37を介して駆動装置ブロック3と結合可能である。 本発明により達成される重量に関する有利性は、特に移動用のV型構造の多シ リンダ往復ピストン式機械の場合にそうであるが、 しかし1乃至多シリンダの単列機械に対しても有利である。 特許請求の範囲 1. 機械ケーシングが別体のシリンダ頭と結合可能な駆動装置ブロック(3) を囲み、この駆動装置ブロックが異なる材料よりなるジャケット(4)の別個の ケーシング壁を備えており、 この駆動装置ブロック(3)がシリンダ(6)の支持およびケーシング壁と分 割されたクランク軸軸受(7)との接続の用をなすフランジ板(5)を含み、 軸受(7)の軸受カバー(8または7”)が少なくとも1つの機械縦方向の補 強エレメント(10)を具備する軸受枠(9)内に配置され、 クランク軸軸受(7)がシリンダ(6)とは別にフランジ板(5)に係合する 支柱(12または13)を介してフランジ板(5)と結合され、 フランジ板(5)がシリンダ(6)の支持要素として構成され、そしてシリン ダ(6)の下端から上端の方へずれて次のように配置され、すなわち 前面側から見たフランジ板(5)の面重心のクランク軸軸受(7)の軸受中心 面(11)からの可能最大間隔が達成され、 この間隔が、軸受枠(9)の補強エレメント(10)の断面形の前面側から見 た面重心の軸受中心面(11)からの間 隔に少なくとも対応している ことを特徴とする機械ケーシング。 2.各軸受(7)が両側にてほぼ機械横断面内に配置された中空支柱(13 )を介してフランジ板(5)と溶着等により一体的に結合され、そして半リング 状に形成された各軸受ブロック(7’)が、半径方向フランジ(14)により、 中空支柱(13)を少なくとも部分的に補強する移行部材(15)とともにフラ ンジ板側の開放したU形状を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の 機械ケーシング。 3.各軸受カバー(7”)が相互に間隔を置いて配置されかつ軸受中心面( 11)に対し側方にて下方へ向いた突部(16)を有し、比較的薄壁の突部(1 6)がカバー(17)によりほぼ閉じられた中空形状部(18)を形成し、この 中空形状部が横断面にてほぼ3角形のかつ薄壁に構成した補強エレメント(10 )としての中空梁(19)と結合していることを特徴とする、請求項1または請 求項2に記載の機械ケーシング。 4.フランジ板(5)が中空支柱(13)を介して配置されたクランク軸軸 受(7)とともに軸受枠(9)を含めてねずみ鋳鉄)から一体的に形成され、軸 受枠(9)が軸受カバー(7”)とともに特に破断分離により軸受ブロック(7 ’)から分離され、それぞれクランク軸軸受(7)に設けられかつ中空支柱(1 3)内にねじ込み可能な2つのねじボルト(20)により駆動装置ブロック(3 )と結合可能となっていることを特徴とする、請求項 1ないし請求項3の1つに記載の機械ケーシング。 5.V型原動機において屋根状に配置されたフランジ板(5)が中央にて一 体的に結合され、そしてその結合範囲に亘り中空構成の支持体(21)により各 軸受ブロック(7’)と結合し、クランク軸軸受(7)が機械横断面内にV状に 配置された2個の中空支柱(13)を介しフランジ板(5)のフランジに近い外 側縦範囲と溶着等により一体的に結合していることを特徴とする、請求項1ない し請求項4の1つに記載の機械ケーシング。 6.フランジ板(5)が中央にて縦管路(22)を介して結合しており、中 空支持体(21)と協同して軸受(7)への潤滑油供給の用をなすことを特徴と する、請求項5に記載の機械ケーシング。 7.屋根状に配置されたフランジ板(5)が、各列のそれぞれのシリンダ( 6)により斜めに貫通されかつこれらシリンダと溶着等により一体的に結合して おり、相互に列をなし間隔を置いて配置したシリンダ(6)が、列方向に配置し た橋絡部(23)により互いに結合していることを特徴とする、請求項5または 請求項6に記載の機械ケーシング。 8.結合されたフランジ板(5)が機械縦方向および横方向にそれぞれ中央 にて大きな半径で波形に反った縁部(24)を備え、この縁部が機械ケーシング 隅角部に別の半径を介して結合し、この縁部(24)が横断面T状のフランジ( 25)として形成されていることを特徴とする、請求項5ないし請求項7の1つ に記 載の機械ケーシング。 9.内外の縦側および端面側のケーシング壁からなる一体的の軽金属製ジャ ケット(4)を、フランジ板(5)のフランジ(25)と鋳造法により形状拘束 的、摩擦的かつ液密に結合し、そしてフランジ板(5)に配置されたシリンダ( 6)がそれぞれ、必要に応じ冷却剤通過破開口(26)を備えかつ軽金属ジャケ ット(4)と溶着等で一体的に結合されている冷却空間カバープレート(27) となっていることことを特徴とする、請求項5ないし請求項8の1つに記載の機 械ケーシング。 10.縁部(24)および(または)フランジ板(5)のフランジ(25) と軽金属ジャケット(4)との結合面が粗な破断表面を有することを特徴とする 、請求項5ないし請求項9の1つに記載の機械ケーシング。 11.内側の縦側ケーシング壁(28)が、V空間を横切る底壁(29)と 蓋壁(30)とともに、シリンダ(6)の列を補強する中空支持体(31)を形 成し、この中空支持体(31)が冷却剤管路として、端面側に配置されかつ一体 構成の弁駆動シャフト間にあるポンプケーシング(32)と結合していることを 特徴とする、請求項5ないし請求項10の1つに記載の機械ケーシング。 12.軸受中心面(11)の範囲に配置された油槽フランジ(33)とフラ ンジ板(5)のフランジ結合部との間のジャケット(4)に配置された付属機械 用および(または)支持体用接続 位置(34)が、隣接する中空支柱(13)に設けられた栓体(35)を介して 結合することを特徴とする、請求項5ないし請求項11の1つに記載の機械ケー シング。 13.カバーで覆われた駆動装置ブロック(3)の被動側に別個の接続フラ ンジ(36)を付設し、この接続フランジ(36)が被動側クランク軸軸受(7 )の上方のフランジ板(5)の中央範囲および両外側範囲にて、および軸受(7 )下方の中空梁(19)の範囲では軸受枠(9)と、それぞれねじ結合部(37 )を介して駆動装置ブロック(3)と結合可能であることを特徴とする、請求項 5ないし請求項12の1つに記載の機械ケーシング。 14.シリンダ(6)がそれらの外周にそれぞれ付加的材料でもって改鋳す ることなしに配置され、冷却剤、特に往復ピストン式内燃機関(2)の冷却剤を 印加されることを特徴とする、請求項5ないし請求項13の1つに記載の機械ケ ーシング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アイデンベック トーマス オーストリア アー・4400 シュタイル ダムベルクガッセ 5 (72)発明者 マリシェフ フランツ オーストリア アー・4400 シュタイル ファッハシュールシュトラーセ 16 (72)発明者 アイゲンフェルト クラウス ドイツ連邦共和国 デー・09599 フライ ベルク/ザクセン ライプツィガー シュ トラーセ 30 (72)発明者 ヘンケル ホルスト ドイツ連邦共和国 デー・35232 フリー デンスドルフ プファルツシュトラーセ 10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.機械ケーシングがジャケット(4)の別個のケーシング壁と結合しかつ ジャケットとは異なる材料よりなる駆動装置ブロックを囲み、この駆動装置ブロ ック(3)がケーシング壁の接続の用をなすフランジ板(5)にて一方において シリンダ(6)と、他方において分割されたクランク軸軸受(7)と結合し、軸 受(7)の軸受カバー(8または7”)が少なくとも1つの機械縦方向の補強エ レメント(10)を具備する軸受枠(9)内に配置されている往復ピストン式機 械の、特にV型原動機の機械ケーシングにおいて、 フランジ板(5)が、シリンダ(6)に対しその下端から上端の方へずれ、か つその前面側から見た面重心がクランク軸軸受(7)の軸受中心面(11)の手 前側に間隔を置くように配置され、その場合この間隔が、軸受枠(9)の補強エ レメント(10)断面形の面重心の軸受中心面(11)の反対側における最大可 能間隔に少なくとも対応し、そしてクランク軸軸受(7)が支柱(12または1 3)を介してフランジ板(5)と結合されていることを特徴とする機械ケーシン グ。 2.各軸受(7)が両側にてほぼ機械横断面内に配置された中空支柱(13 )を介してフランジ板(5)と溶着等により一体的に結合され、そして半リング 状に形成された各軸受ブロック(7’)が、半径方向フランジ(14)により、 中空支柱(1 3)を少なくとも部分的に補強する移行部材(15)とともにフランジ板側の開 放したU形状を形成していることを特徴とする、請求項1に記載の機械ケーシン グ。 3.各軸受カバー(7”)が相互に間隔を置いて配置されかつ軸受中心面( 11)に対し側方にて下方へ向いた突部(16)を有し、比較的薄壁の突部(1 6)がカバー(17)によりほぼ閉じられた中空形状部(18)を形成し、この 中空形状部が横断面にてほぼ3角形のかつ薄壁に構成した補強エレメント(10 )としての中空梁(19)と結合していることを特徴とする、請求項1または請 求項2に記載の機械ケーシング。 4.フランジ板(5)が中空支柱(13)を介して配置されたクランク軸軸 受(7)とともに軸受枠(9)を含めてねずみ鋳鉄)から一体的に形成され、軸 受枠(9)が軸受カバー(7”)とともに特に破断分離により軸受ブロック(7 ’)から分離され、それぞれクランク軸軸受(7)に設けられかつ中空支柱(1 3)内にねじ込み可能な2つのねじボルト(20)により駆動装置ブロック(3 )と結合可能となっていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の1つに 記載の機械ケーシング。 5.V型原動機において屋根状に配置されたフランジ板(5)が中央にて一 体的に結合され、そしてその結合範囲に亘り中空構成の支持体(21)により各 軸受ブロック(7’)と結合し、クランク軸軸受(7)が機械横断面内にV状に 配置された2個の中空支柱(13)を介しフランジ板(5)のフランジに近い 外側縦範囲と溶着等により一体的に結合していることを特徴とする、請求項1な いし請求項4の1つに記載の機械ケーシング。 6.フランジ板(5)が中央にて縦管路(22)を介して結合しており、中 空支持体(21)と協同して軸受(7)への潤滑油供給の用をなすことを特徴と する、請求項5に記載の機械ケーシング。 7.屋根状に配置されたフランジ板(5)が、各列のそれぞれのシリンダ( 6)により斜めに貫通されかつこれらシリンダと溶着等により一体的に結合して おり、相互に列をなし間隔を置いて配置したシリンダ(6)が、列方向に配置し た橋絡部(23)により互いに結合していることを特徴とする、請求項5または 請求項6に記載の機械ケーシング。 8.結合されたフランジ板(5)が機械縦方向および横方向にそれぞれ中央 にて大きな半径で波形に反った縁部(24)を備え、この縁部が機械ケーシング 隅角部に別の半径を介して結合し、この縁部(24)が横断面T状のフランジ( 25)として形成されていることを特徴とする、請求項5ないし請求項7の1つ に記載の機械ケーシング。 9.内外の縦側および端面側のケーシング壁からなる一体的の軽金属製ジャ ケット(4)を、フランジ板(5)のフランジ(25)と鋳造法により形状拘束 的、摩擦的かつ液密に結合し、そしてフランジ板(5)に配置されたシリンダ( 6)がそれぞれ、必要に応じ冷却剤通過破開口(26)を備えかつ軽金属ジャケ ッ ト(4)と溶着等で一体的に結合されている冷却空間カバープレート(27)と なっていることことを特徴とする、請求項5ないし請求項8の1つに記載の機械 ケーシング。 10.縁部(24)および(または)フランジ板(5)のフランジ(25) と軽金属ジャケット(4)との結合面が粗な破断表面を有することを特徴とする 、請求項5ないし請求項9の1つに記載の機械ケーシング。 11.内側の縦側ケーシング壁(28)が、V空間を横切る底壁(29)と 蓋壁(30)とともに、シリンダ(6)の列を補強する中空支持体(31)を形 成し、この中空支持体(31)が冷却剤管路として、端面側に配置されかつ一体 構成の弁駆動シャフト間にあるポンプケーシング(32)と結合していることを 特徴とする、請求項5ないし請求項10の1つに記載の機械ケーシング。 12.軸受中心面(11)の範囲に配置された油槽フランジ(33)とフラ ンジ板(5)のフランジ結合部との間のジャケット(4)に配置された付属機械 用および(または)支持体用接続位置(34)が、隣接する中空支柱(13)に 設けられた栓体(35)を介して結合することを特徴とする、請求項5ないし請 求項11の1つに記載の機械ケーシング。 13.カバーで覆われた駆動装置ブロック(3)の被動側に別個の接続フラ ンジ(36)を付設し、この接続フランジ(36)が被動側クランク軸軸受(7 )の上方のフランジ板(5)の 中央範囲および両外側範囲にて、および軸受(7)下方の中空梁(19)の範囲 では軸受枠(9)と、それぞれねじ結合部(37)を介して駆動装置ブロック( 3)と結合可能であることを特徴とする、請求項5ないし請求項12の1つに記 載の機械ケーシング。 14.シリンダ(6)がそれらの外周にそれぞれ付加的材料でもって改鋳す ることなしに配置され、冷却剤、特に往復ピストン式内燃機関(2)の冷却剤を 印加されることを特徴とする、請求項5ないし請求項13の1つに記載の機械ケ ーシング。
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