JP2015117628A - エンジン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン10のシリンダブロック1においてクランク軸2よりも下方へスカート壁1Aを垂設する。また、クランク軸2をシリンダブロック1との間で支持する複数のベアリングキャップ4Aを設ける。さらに、複数のベアリングキャップ4Aを一体に連結し、はしご状の支持構造を形成するビーム4Bを設ける。ここで、ビーム4Bに固定部6を設け、スカート壁1Aの下端面1Bに当接させて固定する。
【選択図】図6
Description
つまり、「当接面A」と「当接面B」とが平行に設けられることが好ましい。なお、ここでいう「平行」には、加工誤差や施工精度に由来する非平行の状態が含まれる。
この場合、前記ベアリングキャップが、前記ビームの連結方向に前記シリンダボアを挟んで配置されることが好ましい。つまり、前記固定部は、少なくとも二つの前記ベアリングキャップの間を繋ぐように配置された前記ビームに設けられる(言い換えれば、二つの前記ベアリングキャップの間に設けられる)ことが好ましい。
つまり、少なくとも端部シリンダの直下方に配置される前記固定部は、オフセット配置されることが好ましい。一方、これ以外の前記固定部(端部シリンダ以外のシリンダの直下方に配置される前記固定部)は、オフセット配置されなくてもよい。
(6)前記固定部のオフセット量が、前記シリンダボアの半径の寸法未満であることが好ましい。
図1は、本実施形態のエンジン10の分解斜視図である。このエンジン10は、直列四気筒のエンジンである。エンジン10のフロント側(図1中の左下方向)には、エンジン10の補機類や動力伝達用のプーリ(クランクプーリ,タイミングプーリ,スプロケット等)が設けられる。一方、エンジン10のリア側(図1中の右上方向)にはドライブプレート,フライホイールが設けられ、パワートレーンの下流側の各種装置(例えば、変速機,回転電機等)に接続される。
ビームキャップ4は、シリンダブロック1との間に、ジャーナルベアリング3を介してクランクジャーナル2Aを支持するものであり、タイボルト,ボルト,ナット等の締結具15(固定具)でシリンダブロック1に固定される。なお、以下の説明では便宜的に、各種部材の締結固定に使用される締結具に符号15を付して説明する。
図2,図3(A)〜(C)に示すように、ビームキャップ4には、ベアリングキャップ4A,サイドビーム4B,クロスビーム4C,固定部6が設けられる。
図4は、上記のビームキャップ4が固定されるシリンダブロック1の下面側を示す図である。スカート壁1Aの下端面1Bには、シリンダブロック1の下方にオイルパンを取り付けるための固定穴16が複数箇所に設けられる。また、シリンダブロック1には、シリンダ列方向Lに間隔を空けて、複数のジャーナル壁11(バルクヘッド)が設けられる。ジャーナル壁11は、クランクジャーナル2Aの上側を支持する部位であり、一対のスカート壁1Aの間を接続して配置される。ジャーナル壁11の数は、クランクジャーナル2Aの数と同じく五個である。
[4−1.荷重の分散性]
上記のビームキャップ4がシリンダブロック1に取り付けられた状態の断面構造を、図6に例示する。ベアリングキャップ4Aの取付穴5Cとシリンダブロック1の第三取付穴7Cとを位置合わせして締結具15で締結すると、ベアリングキャップ4Aの平面部5Bとジャーナル壁11の第三平面部7Bとが面接触した状態で固定される。また、ビームキャップ4の第二取付穴6Bとシリンダブロック1の第四取付穴8Bとを位置合わせして締結具15で固定すると、固定部6の第二平面部6Aと固定部8の第四平面部8Aとが面接触した状態で固定される。
サイドビーム4Bに設けられた固定部6は、クランクシャフト2からビームキャップ4に入力される荷重をスカート壁1Aに伝達する役割を担う。クランクシャフト2からの荷重は、各ベアリングキャップ4Aを介して入力される。そこで、図3(D)に示すように、各ベアリングキャップ4Aの両端部に固定部6を配置することが考えられる。一方、ビームキャップ4に上下方向の荷重が入力されるタイミングは、気筒毎に相違し、全ての固定部6が常に大きな荷重を伝達しているわけではない。そのため、図3(D)に示すような固定部6のレイアウトでは、ビームキャップ4が負担する荷重に対する固定部6の箇所数が過剰であり、その分ビームキャップ4の重量が重くなってしまう。
(1)本実施形態のビームキャップ4は、ベアリングキャップ4A,サイドビーム4B及びクロスビーム4Cが一体に形成されており、クランクシャフト2はこのビームキャップ4とシリンダブロック1との間に支持される。このようなクランクシャフト2の支持構造において、エンジン10の上下方向の入力に対するシリンダブロック1との締結面が、二箇所(例えば、当接面A,当接面B)に分離して設けられる。したがって、上下方向の入力に対する強度,剛性を高めることができる。特に、スカート壁1Aの下端面1Bにビームキャップ4が押圧固定されるため、上下方向の荷重をスカート壁1Aに負担させることができ、クランクジャーナル2Aの支持剛性を向上させることができる。
これにより、サイドビーム4Bの片持ち支持部分の基部剛性を高めることができ、ビームキャップ4の剛性を向上させることができる。したがって、固定部6の箇所数を削減しつつ、クランクジャーナル2Aの支持剛性を向上させることができる。
一方、上記のエンジン10では、第一固定部21,第三固定部23のオフセット量W1,W2が、シリンダボア9の半径の寸法R未満に設定される。このようなオフセット量の範囲設定により、ビームキャップ4の固定部6とオイル落とし穴13,ボス14との干渉を防止することができる。特に、上記のエンジン10では、オフセット量がボア中心からベアリングキャップ4Aまでの距離WA,WB以下の値に設定されるため、固定部6とオイル落とし穴13,ボス14との干渉をより確実に回避することができる。
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
1A スカート壁
1B 下端面
2 クランクシャフト
2A クランクジャーナル
4 ビームキャップ
4A ベアリングキャップ
4B サイドビーム(ビーム)
5 上面
5A 凹曲面
5B 平面部
5C 取付穴
6 固定部
7 下面
7A 凹曲面
7B 第三平面部
7C 第三取付穴
8 固定部
11 ジャーナル壁
12 補強部
15 締結具(固定具)
21 第一固定部
22 第二固定部
23 第三固定部
Claims (7)
- エンジンのシリンダブロックにおいてクランク軸よりも下方へ垂設されたスカート壁と、
前記クランク軸を前記シリンダブロックとの間で支持する複数のベアリングキャップと、
前記複数のベアリングキャップを一体に連結し、はしご状の支持構造を形成するビームと、
前記ビームに設けられ、前記スカート壁の下端面に当接して固定される固定部と、
を備えたことを特徴とする、エンジン。 - 前記スカート壁の下端面が、前記ベアリングキャップと前記シリンダブロックとの当接面に対して平行に形成される
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジン。 - 前記固定部が、シリンダボアの中心から前記ビームの連結方向にオフセットした位置に配置される
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジン。 - 複数のシリンダボアが列設された前記シリンダブロックを備えた前記エンジンにおいて、
前記固定部が、少なくとも列設方向端部に位置する端部シリンダにおけるボア中心から列設方向内側にオフセットした位置に配置される
ことを特徴とする、請求項3記載のエンジン。 - 前記固定部がオフセットした方向に位置する前記ベアリングキャップと前記ビームとの連結部を肉盛りしてなる補強部を備える
ことを特徴とする、請求項3又は4記載のエンジン。 - 前記固定部のオフセット量が、前記シリンダボアの半径の寸法未満である
ことを特徴とする、請求項3〜5の何れか1項に記載のエンジン。 - 前記エンジンが、列設順に一番気筒,二番気筒,三番気筒,四番気筒を有する直列四気筒エンジンであって、
前記固定部が、
前記一番気筒のボア中心から中央寄りにオフセットした位置に配置された第一固定部と、
前記二番気筒のボア中心と前記三番気筒のボア中心との中間に配置された第二固定部と、
前記四番気筒のボア中心から中央寄りにオフセットした位置に配置された第三固定部と、を有する
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載のエンジン。
Priority Applications (1)
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