JP2021032177A - バランサハウジング - Google Patents

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Koji Kumagai
幸司 熊谷
進悟 森下
Shingo Morishita
進悟 森下
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【課題】バランスシャフトの支持剛性を維持しつつ、バランサハウジングを軽量化すること。【解決手段】クランクシャフト12の下方に配置されるバランスシャフト13を保護するバランサハウジング15であって、基部21と、基部21に設けられ、バランスシャフト13が挿通可能である孔部22と、基部21の上部において、クランクシャフトの軸受け14に締結される締結面24、を備え、締結面24と、孔部22に挿通されたバランスシャフト13の軸心と、を結ぶ経路より下方に、基部21の一部を肉抜きした肉抜き部23が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに用いられるバランサハウジングに関する。
例えば、レシプロエンジンにおいて、クランクシャフトから発生する振動を低減するために、偏心シャフトであるバランスシャフトを用いる技術が知られている。また、バランスシャフトの少なくとも一部が格納されるバランサハウジングは、バランスシャフトの支持剛性を確保する機能を果たすとともに、フリクションの低減のために軸受け部の呼吸穴の設定の機能を果たす。
従来、このような分野の技術として、特開2008−256161号公報がある。この公報に記載されたバランスシャフトのハウジングは、ボルトによって、軸受部の位置に対応する下面部に締結させることが記載されている。
特開2008−256161号公報
しかしながら、前述した従来のハウジングは、ラダーフレーム直下に締結する構造であって、締結面とバランスシャフトの軸心との距離だけ離れた位置となる。そのため、ハウジングの質量が増加するとともに、フリクション(ポンピングロス)の増加を抑制するために呼吸穴を形成する必要がある。
より具体的には、ハウジングの締結面と、バランスシャフトの軸心との間が所定の距離だけ離れている構造であるため、これらの間に壁を設定することにより質量が増加する。ここで、軽量化のために鋳抜きを設定することが考えられるが、荷重経路に鋳抜きを配置した場合や鋳抜きの形状によって、支持剛性が低下することや、軸受荷重を受けた際にハウジングの一部に高応力が発生する場合がある。
また、バッフルプレート一体構造のバランサハウジングである場合、軸受部でピストンの摺動による空気の流れを塞いでしまうと、フリクション(ポンピングロス)が発生してしまう。そのため、バランサハウジングには、ピストン下降時の空気の逃げ先となる呼吸穴を形成することが望ましい。
本発明は、バランスシャフトの支持剛性を維持しつつ、軽量化されたバランサハウジングを提供するものである。
本発明にかかるバランサハウジングは、クランクシャフトの下方に配置されるバランスシャフトを保護するバランサハウジングであって、基部と、前記基部に設けられ、前記バランスシャフトが挿通可能である孔部と、前記基部の上部において、前記クランクシャフトの軸受けに締結される締結面、を備え、前記締結面と、前記孔部に挿通された前記バランスシャフトの軸心と、を結ぶ経路より下方に、前記基部の一部を肉抜きした肉抜き部が形成されている。
これにより、バランサハウジングにかかる荷重経路を避けて肉抜き部を設定することができる。
これにより、バランスシャフトの支持剛性を維持しつつ、バランサハウジングを軽量化できる。
エンジンの概略を示す図である。 バランサハウジングの拡大図である。 シリンダが下降した際の空気の流れを示す図である。 バランサハウジングにかかる応力分布の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、エンジン1は、複数のシリンダ11と、クランクシャフト12と、クランクシャフト12と軸方向が平行であるように配置されているとともに、クランクシャフト12の下方に配置されたバランスシャフト13と、を備える。また、エンジン1は、クランクシャフト12の延在方向における端部近傍においてクランクシャフト12に当接して軸受けとして動作するクランクシャフトの軸受け(クランクキャップ)14と、クランクキャップ14に締結されており、バランスシャフト13を保護するバランサハウジング15と、を備える。
ここで図2に示すように、複数のシリンダ11が連続するように配置される方向をX方向とする。すなわち、クランクシャフト12及びバランスシャフト13の延在方向をX方向とする。また、シリンダ11内におけるピストンの動作方向は上下方向であって、上下方向をZ方向として説明する。また、X方向及びZ方向の夫々に対して垂直である方向をY方向とする。なお図2は、図1に示した点線部分の拡大図である。
なお典型的には、エンジン1は、エンジン1の上部に設けられたシリンダヘッドと、シリンダヘッドの下部に配置され複数のシリンダ11及びクランクシャフト12が配置されているシリンダブロックと、シリンダヘッドとシリンダブロックの間に配置されるヘッドガスケットを備える。
シリンダ11には、略円筒状のシリンダ本体内において、往復運動が可能であるようにピストンが配置されている。典型的には、ピストンは、燃焼行程によって往復運動を行う。またピストンは、コネクティングロッドを介して、クランクシャフト12に接続されている。
クランクシャフト12は、それぞれのシリンダ11の下方であるように配置されている。クランクシャフト12は、ピストンの上下動を、コネクティングロッドを介して受けて回転運動とする。なお例えば、クランクシャフト12の一端部にはフライホイールが配置され、他端部にはタイミングギアやクランクプーリーが接続される。またクランクシャフト12には、ベアリングや、ベアリングにオイルを供給するための油路が設けられている。
クランクシャフト12の端部は、クランクキャップ14により、回動可能である状態で支持されている。例えばクランクキャップ14は、エンジン1を構成するフレームの一部であって、シリンダブロックに対し、シリンダブロックX方向端部側に連結されるように配置されている。
バランスシャフト13は、クランクシャフト12の下方に設けられたバランサハウジング15内に、回動可能である状態で配置されている。ここで、図1に示したエンジン1は直列3気筒であり、バランスシャフト13はクランクシャフト12の下方に、X方向に延在する1本が配置されるものとして説明する。この場合、バランスシャフト13の回転速度はクランクシャフト12と等速である。なお例えば、エンジン1が直列4気筒である場合には、バランスシャフト13は軸方向が略平行に設けられた2本のシャフトとすることができる。この場合、2本のバランスシャフト13は、クランクシャフト12の回転力を受けて互いに逆方向に回転するとともに、クランクシャフト12の2倍の速度で回転する。これによりバランスシャフト13は、エンジン1に発生する振動を低減することができる。
バランスシャフト13の端部近傍は、図2に示すバランサハウジング15の孔部22によって回動可能の状態で支持される。ここで図2及び図3を用いて、より詳細にバランサハウジング15について説明する。
図3に示すように、バランサハウジング15は、第1の部位15aと、第2の部位15bと、第1の部位15aと第2の部位15bの間に配置され、X方向の端部にそれぞれ第1の部位15a、第2の部位15bが配置されるバッフルプレート15cを有する。
図2に示すように、第1の部位15aは、基部21と、基部21のY方向の略中央に設けられ、X方向に貫通する孔である孔部22と、基部21において孔部22から離間した位置に形成された肉抜き部23と、基部21のY方向両端部の夫々の近傍かつZ方向上部側においてクランクキャップ14の下部に締結される締結面24と、を備える。すなわち、締結面24は、バランサハウジング15とクランクキャップ14が面で当接する箇所である。
基部21は、例えばZ方向に比べてY方向に長く形成され、X方向に所定の厚みで形成されている。
また基部21の上部には、図2に示すようにX方向外側からの視点において、Y方向中央部がY方向端部に比べて下方に凹んだ形状の呼吸穴25が形成されている。この呼吸穴25は、図3に示すようにシリンダ11のピストンが下降動作したときに、空気がエンジン1の外に逃げる孔としての役割を果たす。すなわち、クランクキャップ14の前後に空気が流れる通路を確保することができ、フリクションを低減できる。
図2に示すように、典型的には呼吸穴25は、応力集中しないように大きな半径を採用する。ここで、呼吸穴25が大きく設定されるほど、バランサハウジング15の支持剛性は低くなる。したがって、呼吸穴25は、支持剛性とのバランスをとりつつ、開口面積が最大化されるように設定する。
締結面24よりY方向内側には、クランクキャップ14の下部に設けられているフレームボルト26の頭部が配置される。なお、X方向からの視点において、フレームボルト26は呼吸穴25内に形成されている。すなわち、呼吸穴25は、フレームボルト26の逃げを利用して設定されている。このフレームボルト26は、クランクキャップ14と、バランサハウジング15とを締結させる締結ボルトであってもよい。
肉抜き部23は、基部21において荷重経路を避けて鋳抜きにより設定する。典型的には、肉抜き部23は、基部21の一部においてX方向に凹んだ形状とする。ここで、荷重経路とは、孔部22の中心と、Y方向の端部かつ上方に設けられた2つの締結面24のそれぞれと、を直線で繋いだ経路であるものとする。より具体的には、X方向から見た場合における荷重経路の一方は、孔部22に挿入されたバランスシャフト13の軸心27と、一方の締結面24aにおける締結中心とを繋いだ直線の経路であり、他方の荷重経路は、孔部22に挿入されたバランスシャフト13の軸心27と、他方の締結面24bにおける締結中心とを繋いだ直線の経路である。
肉抜き部23は、この荷重経路上を避けるとともに、荷重経路よりZ方向下方に設定されている。また肉抜き部23が大きく設定されるほど、バランサハウジング15の支持剛性は低くなるため、肉抜き部23は、支持剛性とのバランスをとりつつ、軽量化が最大化されるように設定する。例えば図4は、バランサハウジング15にかかる応力分布の測定結果の一例である。
なお、第1の部位15aの構成と、第2の部位15bの構成は、同様の構成にすることができる。
バッフルプレート15cは、上方向から落ちてくるオイルの整流板であり、クランクシャフト12から落ちてくるオイルをバランスシャフト13に直接当てないように、オイルを受けることができる。
このように、バランサハウジング15の基部21において、荷重経路を避けて肉抜き部23を設定することにより、支持剛性を維持しながら、バランサハウジング15を軽量化することができる。
さらに、バランサハウジング15に、フレームボルト26の頭部の逃げとして利用できる呼吸穴25を設定し、フリクションの発生を低減させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。すなわち上記の記載は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされており、当業者であれば、実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
荷重経路は、バランスシャフト13の軸心27と、締結面24における締結中心であるものとして説明したが、これに限られない。例えば、締結面24の形状が複雑である場合には、その重心としてもよく、あるいは中心や重心の近傍の任意の点を基準点として用いて、荷重経路を設定することができる。または、図4に示したような応力分布のCAE(Computer Aided Engineering)解析結果を用い、荷重経路を設定し、肉抜き部23の位置や形状を決定することができる。
1 エンジン
11 シリンダ
12 クランクシャフト
13 バランスシャフト
14 クランクキャップ
15 バランサハウジング
15a 第1の部位
15b 第2の部位
15c バッフルプレート
21 基部
22 孔部
23 肉抜き部
24 締結面
25 呼吸穴
26 フレームボルト
27 軸心

Claims (1)

  1. クランクシャフトの下方に配置されるバランスシャフトを保護するバランサハウジングであって、
    基部と、
    前記基部に設けられ、前記バランスシャフトが挿通可能である孔部と、
    前記基部の上部において、前記クランクシャフトの軸受けに締結される締結面、を備え、
    前記締結面と、前記孔部に挿通された前記バランスシャフトの軸心と、を結ぶ経路より下方に、前記基部の一部を肉抜きした肉抜き部が形成されている、
    バランサハウジング。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55142733U (ja) * 1979-03-31 1980-10-13
DE19902920A1 (de) * 1999-01-26 2000-08-03 Daimler Chrysler Ag Hubkolben-Brennkraftmaschine

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