JP5696741B2 - エンジン - Google Patents
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Description
つまり、前記カウンターウェイト,前記端部ウェイトのそれぞれがオーバーバランスであって、ピッチングモーメント,ヨーイングモーメントのそれぞれが所定値以下であることが好ましい。
m1:フロント側カウンターウェイトのアンバランス質量
m2:リヤ側カウンターウェイトのアンバランス質量
l1:振動中心軸からフロント側カウンターウェイトのアンバランス質量までの距離
l2:振動中心軸からリヤ側カウンターウェイトのアンバランス質量までの距離
M1:前端部ウェイトのアンバランス質量
M2:後端部ウェイトのアンバランス質量
L1:振動中心軸から前端部ウェイトのアンバランス質量までの距離
L2:振動中心軸から後端部ウェイトのアンバランス質量までの距離
図1は、本実施形態のエンジン10に内蔵されるクランクシャフト1からピストン9にかけての主要な機械要素を説明するための分解斜視図であり、図2はクランクシャフト1を気筒側から見下ろした状態を示す上面図である。図1,図2に示すように、このエンジン10は、バランサーシャフトを持たない直列三気筒のエンジンであり、平行に列設された各気筒の内部をピストン9が上下方向に摺動自在となるように設けられる。各々のピストン9は、ピストンピン9aを介してコンロッド8(コネクティングロッド)の上端に連結される。コンロッド8の上端は、ピストン9を回転自在に支持する。
[2−1.カウンターウェイトのオーバーバランス率]
上記のエンジン10では、図2に示すように、第二気筒のシリンダー中心の直下にピッチング方向の振動中心軸Pが設定される。振動中心軸Pは、エンジン10の重心点を通り、上面視でクランクシャフト1の回転軸Cに対して直交する軸である。図2中における回転軸Cと振動中心軸Pとの交点は、ヨーイング方向の振動中心となる。また、エンジン10のクランクケース11の内部において、振動中心軸Pで二分されるエンジン10の前方側(フロント側)と後方側(リヤ側)とのそれぞれについて、回転軸Cに対するカウンターウェイト5のアンバランス質量mwが設定される。つまり、振動中心軸Pよりも前方のアンバランス質量m1と、振動中心軸Pよりも後方のアンバランス質量m2とが個別に設定される。
rw:カウンターウェイト5の回転半径
mw:カウンターウェイト5のアンバランス質量(合計値)
m1:振動中心軸Pよりも前方のアンバランス質量
m2:振動中心軸Pよりも後方のアンバランス質量
mrec:往復質量
mrot:回転質量
前方側のアンバランス質量m1には、クランクシャフト1に連結されたカウンターウェイト5のうち、エンジン前方側のアンバランス質量が含まれる。また、後方側のアンバランス質量m2には、エンジン後方側のアンバランス質量が含まれる。
クランクプーリ6の前端部ウェイト6aとドライブプレート7の後端部ウェイト7aとのそれぞれに対しても、回転軸Cに対するオーバーバランス率δ2が設定される。このオーバーバランス率δ2は、エンジン10のクランクケース11の外部において、エンジン10にアンバランスを与えるように機能する。
Rw:端部ウェイト6a,7aのそれぞれの回転半径
Mw:端部ウェイト6a,7aのそれぞれのアンバランス質量
mrec:往復質量
mrot:回転質量
振動中心軸Pよりも前方側のカウンターウェイト5のアンバランス質量m1までの距離(重心位置までの距離)をl1とおき、後方側のカウンターウェイト5のアンバランス質量m2までの距離をl2とおく。上記のエンジン10では、ピッチング方向の振動中心軸Pに対して、前方側のアンバランス質量m1により発生するモーメントm1l1と、後方側のアンバランス質量m2により発生するモーメントm2l2とがほぼ同一となるように、距離l1,l2に対するアンバランス質量m1,アンバランス質量m2が設定される(つまり、m1l1≒m2l2)。これにより、クランクシャフト1の回転とともに動的に変動する振動中心軸Pまわりのピッチングモーメントが生じることになり、エンジン10のピッチング振動が抑制される。
(1)上記のエンジン10では、クランクケース11の外部におけるオーバーバランス率δ2が、クランクケース11の内部におけるオーバーバランス率δ1よりも大きく設定される。これにより、エンジン10全体のオーバーバランス率δの調整幅を増大させることができる。例えば、クランクシャフト1の前端部及び後端部に設けられる端部ウェイト6a,7aのアンバランス質量M1,M2を調節することで、カウンターウェイト5に変更を加えることなく、エンジン10全体のオーバーバランス率δを調整することができる。これにより、エンジン10が搭載される車種,車両ごとに(具体的には、車両のグレードや仕様,仕向地の種類等に応じて)オーバーバランス率を変更することが容易となり、車両設計の自由度を高めることができる。
上述の実施形態では、クランクシャフト1のウェブ4と一体に形成されたカウンターウェイト5を例示したが、カウンターウェイト5が設けられる位置はこれに限定されない。例えば、クランクシャフト1のクランクジャーナル2やクランクピン3に対して何らかのアンバランス質量を設定してもよい。
5 カウンターウェイト
6 クランクプーリ
6a 前端部ウェイト(端部ウェイト)
7 ドライブプレート
7a 後端部ウェイト(端部ウェイト)
C 回転軸
P 振動中心軸
δ1,δ2 オーバーバランス率
Claims (4)
- クランクシャフトに設けられ、クランクシャフトの回転軸に対するアンバランス質量を与えるとともに、0[%]以上の値のオーバーバランス率が設定されたカウンターウェイトと、
前記クランクシャフトの両端部のそれぞれに設けられ、前記回転軸に対するアンバランス質量を与える端部ウェイトと、を備え、
前記端部ウェイトのオーバーバランス率が、前記カウンターウェイトのオーバーバランス率よりも大きな値に設定される
ことを特徴とする、エンジン。 - 前記カウンターウェイトのオーバーバランス率と前記端部ウェイトのオーバーバランス率との加算値が100[%]以下の値に設定される
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジン - 前記エンジンのピッチング方向の振動中心軸よりもフロント側における前記カウンターウェイトのアンバランス質量と、前記振動中心軸よりもリヤ側における前記カウンターウェイトのアンバランス質量とが釣り合うように設定される
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジン。 - 前記エンジンのピッチング方向の振動中心軸よりもフロント側に配置された前記端部ウェイトのアンバランス質量と、前記振動中心軸よりもリヤ側に配置された前記端部ウェイトのアンバランス質量とが釣り合うように設定される
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のエンジン。
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