JP2020165456A - 多気筒内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランク軸を、回転バランスを確保しつつ軽量化する。【解決手段】3気筒の場合、第1クランクアーム6と第3クランクアーム10にはバランスウエイト12,13を設けているが、第2クランクアーム8にはバランスウエイトを設けていない。そして、クランク軸1の一端に固定されたクランクプーリ14と、クランク軸1の他端に固定されたセンシングプレート17との重心19,20を、第2クランクアーム8の突出方向と反対側に位置させることにより、第2クランクアーム8に設けるべきバランスウエイト21を、クランクプーリ14及びセンシングプレート17に代替させている。【選択図】図2

Description

本願発明は多気筒内燃機関に関するものであり、クランク軸のバランス構造に特徴を有している。
クランク軸はピストンの往復動を回転運動に変換するものであるため、クランクアームやコンロッドの動きによってアンバランスな慣性力が発生するという問題がある。そこで、クランクアームにバランスウエイト(カウンタウエイト)を設けて慣性力を抑制している(例えば特許文献1)。また、クランク軸とは異なる部位にバランス装置を設ける場合もある。
特開2012−247044号公報
特許文献1を初めてとして、通常は、クランク軸単体としてバランスを完結させており、そこで、各クランクアームにそれぞれバランスウエイトを設けている。しかし、バランスウエイトは慣性力を抑制するためのものであってそれ自体は回転の仕事に貢献しているものではないため、フリクション低減等の点からは、可能な限り軽量化するのが好ましい。
しかし、特許文献1のようにクランク軸単体としてバランスを取っていると、バランスウエイトの重量(質量)は、気筒数やピストンの重量、コンロッドの重量との関係でおのずと決まってくるため、軽量化は困難であった。
本願発明は、このような現状を改善しようとするものである。
本願発明は多気筒内燃機関に係るもので、この多気筒内燃機関は、
「クランク軸が、タイミングチェーンを配置される側に位置したフロントジャーナルと、ミッションが配置される側に位置したリアジャーナルと、前記フロントジャーナルとリアジャーナルとの間に位置した少なくとも1本の中間ジャーナルと、隣り合ったジャーナルにそれぞれ一対ずつのクランクアームを介して連結された複数本のクランクピンとを有する構造になっており、
前記フロントジャーナルに設けた前向き突出部にクランクプーリが固定されて、前記リアジャーナルに設けた後ろ向き突出部に、クランク軸の回転数を検出するためのセンシングプレートが固定されている」」
という基本構成になっている。
そして、上記基本構成において、
「前記クランクプーリとセンシングプレートとは重心を同じ方向に偏心させており、前記クランクプーリ及びセンシングプレートの重心を、複数対のクランクアームのうち一対のクランクピンがクランク軸心から突出した方向と反対側に位置させている」
という特徴を有している。
クランクプーリ及びセンシングプレートの重心を偏心させるに当たっては、軸心を挟んだ片側に穴を空けたり、軸心を挟んだ一方は薄くて他方は厚くなるように厚さを変えたりするなどして、重量は増加させずに偏心させることが望ましい。
本願発明によると、クランクプーリ及びセンシングプレートの重心が一対のクランクピンの突出向と反対側に位置しているため、クランクプーリ及びセンシングプレートが、一対のクランクアームに対するバランスウエイトとして機能する。
すなわち、内燃機関に必要なクランクプーリとセンシングプレートとがクランク軸に対する外部バランスウエイトとして機能しているのであり、これにより、慣性力を抑制してクランク軸の円滑な回転を図りつつ、内燃機関を軽量化できる。その結果、内燃機関の高速回転性能を損なうことなく燃費を向上できる。
また、本願発明のようにセンシングプレートをリアジャーナルに設けると、センシングプレートはミッションケースで囲うことができるため、自動車用内燃機関に適用すると、跳ね上がった小石がセンシングプレートに当たるといったことは皆無となって、保護機能を確実化できる。また、クランクプーリとセンシングプレートとはクランク軸の一端と他端とに振り分けて配置されているため、クランクプーリとセンシングプレートとの重心を偏心させたことに起因してクランク軸に振れ現象が生じることはない。
クランクプーリ及びセンシングプレートを取り付けた状態でのクランク軸の側面図である。 各要素を図1の(A)〜(E)の方向から見て並べた図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は3気筒内燃機関に適用している。従って、クランク軸1は、フロントジャーナル2とリアジャーナル3、及び、両者の間に位置した第1中間ジャーナル4と第2中間ジャーナル5とを有している。
フロントジャーナル2と第1中間ジャーナル4とには、第1クランクアーム6を介して第1クランクピン7が連結されており、第1中間ジャーナル4と第2中間ジャーナル5とには、第2クランクアーム8を介して第2クランクピン9が連結されている。更に、第2中間ジャーナル5とリアジャーナル3とには、第3クランクアーム10を介して第3クランクピン11が連結されている。隣り合ったクランクアームは、位相が120°ずれている。
第1クランクアーム6には、クランク軸1の軸心Oを挟んで第1クランクピン7と反対側に位置した第1バランスウエイト12が一体に形成されている。また、第3クランクアーム10にも、クランク軸1の軸心Oを挟んで第3クランクピン11と反対側に位置した第2バランスウエイト13が一体に形成されている。他方、第2クランクアーム8には、バランスウエイトは形成されていない。
フロントジャーナル2には前向き突出部2aを設けており、この前向き突出部2aに、補機駆動ベルト(図示ぜず)が巻き掛けられるクランクプーリ14をボルト15で固定している。他方、リアジャーナル3には後ろ向き突出部3aが一体に形成されて、この後ろ向き突出部3aにスタータギア16が一体に形成されている。かつ、スタータギア16の後面に、クランク軸1の回転数を検知するためのセンシングプレート17がボルト18で固定されている。センシングプレート17は円板の形態であり、外周には、光電式センサで検知するための凹凸部が形成されている。
クランクプーリ14はリング状部14aを有しており、図2に示すように、リング状部14aに、軸心Oを挟んで第2クランクアーム8の方向に偏った状態で複数の調整穴18aを空けることにより、クランクプーリ14の重心19を、第2クランクアーム8がクランク軸1の軸心Oから突出した方向と反対側に位置させている。
センシングプレート17も同様であり、当該センシングプレート17に、第2クランクアーム8の方向に偏った状態で複数の調整穴18bを空けることにより、センシングプレート17の重心20を、第2クランクアーム8がクランク軸1の軸心Oから突出した方向と反対側に位置させている。そして、両者の重心の偏心重量の和を、第2クランクアーム8のバランスを取るために必要な重量と同じにしている。従って、クランク軸1は、軽量化しつつ回転バランスが確保されている。
クランクプーリ14とセンシングプレート17との偏心重量が、第2クランクアーム8に完全な第2バランスウエイト21(図2(C)の一点鎖線参照)を設けた場合の当該第2バランスウエイト21の重量よりも小さい場合は、第2クランクアーム8に、補助バランスウエイトを設けたらよい。この場合も、補助バランスウエイトは自己完結式の場合の第2バランスウエイト21より軽くなるため、クランク軸1を軽量化できることに違いはない。
実施形態では、一対のバランスウエイト12,13は同じ大きさに設定しているが、互いに異ならせることも可能である。2枚の第2クランクアーム8の一方のみにバランスウエイトを設けて、他方のバランスはクランクプーリ14及びセンシングプレート17の偏心によって代替させるといったことも可能である。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、内燃機関は3気筒には限らないのであり、他の気筒数の内燃機関にも具体化できる(但し、直列6気筒の場合は、クランクアーム同士がバランスウエイトを代替するため、本願発明の適用も不要である。)。4気筒内燃機関で位相を90度ずつずらしている場合は、第2クランクアーム又は第3クランクアームのバランスウエイトをクランクプーリ及びセンシングプレートの偏心によって代替したらよい。
また、クランクプーリ及びセンシングプレートにおいて重心を異なるせる手段としては、例えば厚さを変更したり、リブを形成するにおいてその配置密度を異ならせたりすることができる。
本願発明は、内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 クランク軸
2 フロントジャーナル
3 リアジャーナル
4 第1中間ジャーナル
5 第2中間ジャーナル
6 第1クランクアーム
7 第1クランクピン
8 第2クランクアーム
9 第2クランクピン
10 第3クランクアーム
11 第3クランクピン
12 第1バランスウエイト
13 第2バランスウエイト
14 クランクプーリ
17 センシングプレート
19 クランクプーリの重心
20 センシングプレートの重心

Claims (1)

  1. クランク軸が、タイミングチェーンを配置される側に位置したフロントジャーナルと、ミッションが配置される側に位置したリアジャーナルと、前記フロントジャーナルとリアジャーナルとの間に位置した少なくとも1本の中間ジャーナルと、隣り合ったジャーナルにそれぞれ一対ずつのクランクアームを介して連結された複数本のクランクピンとを有する構造になっており、
    前記フロントジャーナルに設けた前向き突出部にクランクプーリが固定されて、前記リアジャーナルに設けた後ろ向き突出部に、クランク軸の回転数を検出するためのセンシングプレートが固定されている構成であって、
    前記クランクプーリとセンシングプレートとは重心を同じ方向に偏心させており、前記クランクプーリ及びセンシングプレートの重心を、複数対のクランクアームのうち一対のクランクピンがクランク軸心から突出した方向と反対側に位置させている、
    多気筒内燃機関。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246309A (ja) * 1988-08-04 1990-02-15 Isuzu Motors Ltd 内燃機関のクランク軸製造方法
JP2000130181A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Isuzu Motors Ltd バランサ機構を備えた3気筒エンジン
DE102009047545A1 (de) * 2009-12-04 2011-06-09 Ford Global Technologies, LLC, Dearborn Mehrzylinder-Reihen-Brennkraftmaschine für ein Kraftfahrzeug
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JP2016169750A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 富士重工業株式会社 車両用駆動装置

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