JPS5847585B2 - 多気筒エンジンの振動防止装置 - Google Patents
多気筒エンジンの振動防止装置Info
- Publication number
- JPS5847585B2 JPS5847585B2 JP7134777A JP7134777A JPS5847585B2 JP S5847585 B2 JPS5847585 B2 JP S5847585B2 JP 7134777 A JP7134777 A JP 7134777A JP 7134777 A JP7134777 A JP 7134777A JP S5847585 B2 JPS5847585 B2 JP S5847585B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- balance weight
- balancer shaft
- moment
- counterweight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/22—Compensation of inertia forces
- F16F15/26—Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
- F16F15/264—Rotating balancer shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、多気筒エンジンの振動防土装置に関し、特
に一次慣性モーメントによる振動の発生を、単一の軸系
からなるバランサ装置で防ぐようにしたものに関する。
に一次慣性モーメントによる振動の発生を、単一の軸系
からなるバランサ装置で防ぐようにしたものに関する。
エンジンにおいては、ピストン、コンロツドなどの往復
運動部材の慣性力や、回転運動部材の不釣合な回転力に
よって振動を生じる。
運動部材の慣性力や、回転運動部材の不釣合な回転力に
よって振動を生じる。
そのため一般には、クランクアームにバランスウェイト
を設け、これを慣性力や回転力と釣合せるようにしてい
る。
を設け、これを慣性力や回転力と釣合せるようにしてい
る。
ところが多気筒エンジンでは、上記の慣性力や不釣合い
な回転力以外に、これらのつくるモーメントによっても
振動を発生する。
な回転力以外に、これらのつくるモーメントによっても
振動を発生する。
このような振動の発生を防止するために、クランク軸と
は別に二本のバランサ軸をつけるものがあるが、この場
合は振動防止装置の構造が複雑となり、その重量や製作
コストが増加するなどの問題点があった。
は別に二本のバランサ軸をつけるものがあるが、この場
合は振動防止装置の構造が複雑となり、その重量や製作
コストが増加するなどの問題点があった。
この発明は上記に鑑み提案されたもので−あって、本第
1の発明では、クランク軸に生じる一次慣性モーメント
と等値で逆向きのモーメントを、単一の軸系からなるバ
ランサ装置によって生じさせ、両モーメントが相殺し合
う事によって振動の発生を防ぐようにした点に特徴を有
する。
1の発明では、クランク軸に生じる一次慣性モーメント
と等値で逆向きのモーメントを、単一の軸系からなるバ
ランサ装置によって生じさせ、両モーメントが相殺し合
う事によって振動の発生を防ぐようにした点に特徴を有
する。
本第2の発明では、上記第1発明の構威に加えて、クラ
ンク軸のジャーナル中心を分割面として、クランクケー
スを本体と蓋体とに分割形威し、蓋体にバランサ軸を軸
架させる事により、構造及び加工の簡素化と、クランク
ケース本体の兼用による汎用性の拡大及び製造コストの
低減とを企図したものである。
ンク軸のジャーナル中心を分割面として、クランクケー
スを本体と蓋体とに分割形威し、蓋体にバランサ軸を軸
架させる事により、構造及び加工の簡素化と、クランク
ケース本体の兼用による汎用性の拡大及び製造コストの
低減とを企図したものである。
本第3の発明では、上記第2発明の構戒に加えてオイル
パンを兼ねる蓋体のオイル貯留部とオイルの液面線下に
位置するバランスウェイトの周辺部とを、仕切壁で画威
する事により、バランスウェイトによるオイル飛散を防
虚して、動力損とオイルアップを抑屯する事を企図した
ものである。
パンを兼ねる蓋体のオイル貯留部とオイルの液面線下に
位置するバランスウェイトの周辺部とを、仕切壁で画威
する事により、バランスウェイトによるオイル飛散を防
虚して、動力損とオイルアップを抑屯する事を企図した
ものである。
以下、この発明の実施例を図面に基き説明する。
第1図は振動防小装置を備えた縦形2気筒エンジンの側
断面を概念的に示す説明図、第2図、第3図はそれぞれ
上記エンジンの正断面を概念的に示す動作説明図である
。
断面を概念的に示す説明図、第2図、第3図はそれぞれ
上記エンジンの正断面を概念的に示す動作説明図である
。
図において1はクランクケース、2はクランク軸、3は
ピストン 4はコンロツド、5はバランサ軸である。
ピストン 4はコンロツド、5はバランサ軸である。
上記クランク軸2は、そのクランクピン部2aと反対側
のクランクアーム端のそれぞれにカウンタウェイト6を
設けている。
のクランクアーム端のそれぞれにカウンタウェイト6を
設けている。
バランサ軸5は、クランク軸2の直下に配され、同軸2
と一対のギャ8,9を介して連動される。
と一対のギャ8,9を介して連動される。
この一対のギア8,9のギヤ比は1対1に設定される。
10は上記バランサ軸5の両端軸受部の近傍に設けたバ
ランスウェイトで、これは第1及び第2の各シリンダに
対応して各々1個ずつ設けられる。
ランスウェイトで、これは第1及び第2の各シリンダに
対応して各々1個ずつ設けられる。
このバランスウェイト10の一方は他方に対シて位相を
180度ズラして配設されるとともに、両ウェイト10
は第1図に示すように、各カウンタウェイト6と上下両
死点でのみ位相が一致するように組込まれている。
180度ズラして配設されるとともに、両ウェイト10
は第1図に示すように、各カウンタウェイト6と上下両
死点でのみ位相が一致するように組込まれている。
尚、上記のカウンタウェイト6の慣性力Tは、各シリン
ダごとのピストン3やコンロツド4などの往復運動部材
の最大慣性力Fの172に設定される。
ダごとのピストン3やコンロツド4などの往復運動部材
の最大慣性力Fの172に設定される。
以上の構戊において、カウンタウェイト6とバランスウ
ェイト10との関係を次のように定める。
ェイト10との関係を次のように定める。
ここに
l=クランクピン部間のピツチ
W:各バランスウェイトの慣性力
L:各バランスウェイト間のピッチ
とする。
以下作用を説明する。
カウンタウェイト6の慣性力Tを、往復運動部材の最大
慣性力Fの172に設定すると、クランク軸2の回りに
回転不釣合が生じる。
慣性力Fの172に設定すると、クランク軸2の回りに
回転不釣合が生じる。
この力は隣り合うクランクピン部2aごとに、それぞれ
180度ズレた位相位置にあって、反対向きに作用する
。
180度ズレた位相位置にあって、反対向きに作用する
。
このため、クランクピン部2a間のピツチlをモーメン
トアームとして、それぞれ(TXl)のモーメントが発
生し、これがクランク軸2の両端軸受部にそれぞれ反対
の向きに作用する。
トアームとして、それぞれ(TXl)のモーメントが発
生し、これがクランク軸2の両端軸受部にそれぞれ反対
の向きに作用する。
ところが、カウンタウェイト10によって(W×L)の
モーメントが発生される。
モーメントが発生される。
このモーメントは、前記の回転不釣合力によるモーメン
トに対して等値で反対向きに作用するので、クランク軸
2とバランサ軸5との両端各軸受部には、等価で逆転し
た位相の振動が作用する事となり、両者が相殺し合って
一次慣性モーメントによる振動の発生を防県する事がで
きる。
トに対して等値で反対向きに作用するので、クランク軸
2とバランサ軸5との両端各軸受部には、等価で逆転し
た位相の振動が作用する事となり、両者が相殺し合って
一次慣性モーメントによる振動の発生を防県する事がで
きる。
第4図は上記実施例の更に改良された実施例を示すエン
ジンの要部縦断側面図である。
ジンの要部縦断側面図である。
これではクランクケース1を、クランク軸2のジャーナ
ル中心を分割面として上側の本体1aと下側の蓋体1b
とに分割形成している。
ル中心を分割面として上側の本体1aと下側の蓋体1b
とに分割形成している。
蓋体1bはオイルパンを兼ねて、上記の分割部のみを開
口としている。
口としている。
上記蓋体1bにはバランサ軸5が軸架される。
このバランサ軸5に装着されるバランスウェイト10の
一方は、バランス軸ギャ9の一部を中実状に偏肉させて
同ギャ9と一体に形成される。
一方は、バランス軸ギャ9の一部を中実状に偏肉させて
同ギャ9と一体に形成される。
又他方のバランスウェイト10は、上記バランス軸ギャ
9と同一形状に形威される。
9と同一形状に形威される。
これによれば、バランサ軸5が蓋体1bに装着されるの
で、本体1a側の構造及びその加工が簡素化される。
で、本体1a側の構造及びその加工が簡素化される。
又本体1aに比べより軽量の蓋体1bにバランサ軸5を
装着するので、その加工が容易となり、全体としてクラ
ンクケース1の加工をより簡素なものとする事ができる
。
装着するので、その加工が容易となり、全体としてクラ
ンクケース1の加工をより簡素なものとする事ができる
。
又エンジンの使用目的に応じてバランサ装置を変更する
場合、バランサ軸5及びバランスウェイト10が蓋体1
b側に設けられるため、蓋体1bの変更のみで必要とす
る振動防七装置が得られる。
場合、バランサ軸5及びバランスウェイト10が蓋体1
b側に設けられるため、蓋体1bの変更のみで必要とす
る振動防七装置が得られる。
従ってエンジンの基本構造体となる本体1aを何等改変
する事なく多機種のエンジンは兼用する事ができ、その
汎用性が拡大され、エンジン全体の製造コストが低減さ
れる。
する事なく多機種のエンジンは兼用する事ができ、その
汎用性が拡大され、エンジン全体の製造コストが低減さ
れる。
もちろん蓋体1bは必ずしもバランサ装置を具備するも
のである必要はなく、蓋体1bがオイルパンの機能のみ
を有するものでも、本体1aを兼用する事はできる。
のである必要はなく、蓋体1bがオイルパンの機能のみ
を有するものでも、本体1aを兼用する事はできる。
第5図は更に改良された実施例を示すエンジンの要部縦
断側面図である。
断側面図である。
これでは第4図で示した構或に加え、各バランスウェイ
ト10の内側に仕切壁11を設けた点に特徴を有する。
ト10の内側に仕切壁11を設けた点に特徴を有する。
この仕切壁11は蓋体1bの底部に貯留したオイルの最
高液位より上方に突出した状態で、同蓋体1bの底壁か
ら一体に突設される。
高液位より上方に突出した状態で、同蓋体1bの底壁か
ら一体に突設される。
これによりバランスウェイト10のオイル中への浸漬が
防屯され、同ウェイト10によるオイル飛散が解消され
、動力損とオイルアップによるオイル消費の増加が防医
される。
防屯され、同ウェイト10によるオイル飛散が解消され
、動力損とオイルアップによるオイル消費の増加が防医
される。
又エンジンの傾斜等によりオイルが仕切壁11を越え、
バランスウェイト10周辺に溜る事があっても、そのオ
イルはバランスウェイト10で瞬時に飛散排出される。
バランスウェイト10周辺に溜る事があっても、そのオ
イルはバランスウェイト10で瞬時に飛散排出される。
従って以後バランスウェイト10がオイル中に浸漬され
る事はない。
る事はない。
上記各実施例以外に以下の変形実施例が考えられる。
■ カウンタウェイト6及びバランスウェイト10を、
クランク軸2及びバランサ軸5に対して着脱可能に構威
して、両ウエイl−6.10の交換又は位相変更をより
容易に行えるようにする。
クランク軸2及びバランサ軸5に対して着脱可能に構威
して、両ウエイl−6.10の交換又は位相変更をより
容易に行えるようにする。
これにより、エンジンの使用目的に応じた振動防止装置
をより容易に得る事ができる。
をより容易に得る事ができる。
■ 第5図に示す蓋体1bからオイルパン部を切離し、
独立して形戊する事。
独立して形戊する事。
以上説明したようにこの発明では、カウンタウェイトの
慣性力を往復運動部材の慣性力の1/2に設定して、こ
の時クランク軸に生じる回転不釣合力に基くモーメント
と等値で逆向きのモーメントを、単一の軸系からなるバ
ランサ装置によって生じさせるようにしたので、両モー
メントを相殺させて一次慣性モーメントによる振動を確
実に防県する事ができるうえ、複数の軸系で構成してい
た従来のバランサに比べ、より簡単な構造で全体重量を
軽減する事ができる。
慣性力を往復運動部材の慣性力の1/2に設定して、こ
の時クランク軸に生じる回転不釣合力に基くモーメント
と等値で逆向きのモーメントを、単一の軸系からなるバ
ランサ装置によって生じさせるようにしたので、両モー
メントを相殺させて一次慣性モーメントによる振動を確
実に防県する事ができるうえ、複数の軸系で構成してい
た従来のバランサに比べ、より簡単な構造で全体重量を
軽減する事ができる。
本第2発明では、更にクランクケース1をケース本体1
aと蓋体1bとに分割して形威し、蓋体1b側にバラン
サ軸5を軸架させるようにしたので、加えて以下の効果
を奏する。
aと蓋体1bとに分割して形威し、蓋体1b側にバラン
サ軸5を軸架させるようにしたので、加えて以下の効果
を奏する。
即ちバランサ軸5を、ケース本体1aより軽量でより単
純な構造の蓋体1bに軸架させるので、ケース本体1の
内部構造が簡素化されその分重量が軽減される。
純な構造の蓋体1bに軸架させるので、ケース本体1の
内部構造が簡素化されその分重量が軽減される。
しかもバランサ軸5を装着するためのカロエは軽量蓋体
1bに集中されるので、その加工をより容易に行う事が
でき、全体としてクランクケース1の加工をより簡単に
行う事ができる。
1bに集中されるので、その加工をより容易に行う事が
でき、全体としてクランクケース1の加工をより簡単に
行う事ができる。
又、蓋体1bの変更を行って異なるバランサ軸5を装着
する事により、エンジンの基本構造体となるケース本体
1aを改変する事なく、エンジンの使用目的に応じた振
動防屯装置を得る事ができ、クランクケース1の汎用性
が拡大され、エンジン全体の製造コストが低減される。
する事により、エンジンの基本構造体となるケース本体
1aを改変する事なく、エンジンの使用目的に応じた振
動防屯装置を得る事ができ、クランクケース1の汎用性
が拡大され、エンジン全体の製造コストが低減される。
本第3発明では、第2発明の構成に力0えて、バランス
ウェイト10の周辺を仕切壁11で画成して、同ウェイ
ト10が蓋体1bに貯留したオイル中に浸漬する事を防
屯するようにしたので、加えて以下の効果を奏する。
ウェイト10の周辺を仕切壁11で画成して、同ウェイ
ト10が蓋体1bに貯留したオイル中に浸漬する事を防
屯するようにしたので、加えて以下の効果を奏する。
即ちバランスウェイト10の貯留オイル中への浸漬が防
屯されるため、同ウェイト10によるオイル飛散が解消
される。
屯されるため、同ウェイト10によるオイル飛散が解消
される。
これによりバランスウェイト10がオイルを飛散させる
ためのエネルギー損、及びオイルの抵抗作用によるエネ
ルギー損が解消され、その分動力損失が低減される。
ためのエネルギー損、及びオイルの抵抗作用によるエネ
ルギー損が解消され、その分動力損失が低減される。
しかもオイル飛散に基くオイルアップが低減されるので
、この分オイル消費を低減できる。
、この分オイル消費を低減できる。
第1図はこの発明の実施例を示すエンジンの側断面を概
念的に表した説明図、第2図及び第3図はそれぞれ同エ
ンジンの正断面を概念的に示す動作説明図、第4図、第
5図はそれぞれ別の実施例を示すエンジンの要部縦断側
面図である。 1・・・クランスケース、1a・・・ケース本体、1b
・・・蓋体、2・・・クランク軸、3・・・ピストン、
4・・・コンロツド、5・・・バランサ軸、6・・・カ
ウンタウェイト、8,9・・・歯車連動機構(ギヤ)、
10・・・バランスウェイト、11・・・仕切壁。
念的に表した説明図、第2図及び第3図はそれぞれ同エ
ンジンの正断面を概念的に示す動作説明図、第4図、第
5図はそれぞれ別の実施例を示すエンジンの要部縦断側
面図である。 1・・・クランスケース、1a・・・ケース本体、1b
・・・蓋体、2・・・クランク軸、3・・・ピストン、
4・・・コンロツド、5・・・バランサ軸、6・・・カ
ウンタウェイト、8,9・・・歯車連動機構(ギヤ)、
10・・・バランスウェイト、11・・・仕切壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カウンタウェイト6を備えたクランク軸2と、バラ
ンスウェイト10を備えた単一の軸系からなるバランサ
軸5とを、回転速度が同じで回転方向が逆で、両ウエス
ト6.10の位相が上下両死点で一致する状態に歯車伝
動機構8,9を介して連動連結し、カウンタウェイト6
の質量による慣性力Tを往復運動部材の質量による慣性
力Fの172に設定し、これによりクランク軸2に生じ
る慣性モーメントと等値で逆向きのモーメントを、バラ
ンスウェイト10によってバランサ軸5の回りに発生さ
せるように構成した事を特徴とする多気筒エンジンの振
動防止装置。 2 カウンタウェイト6を備えたクランク軸2と、バラ
ンスウェイト10を備えた単一の軸系からなるバランサ
軸5とを、回転速度が同じで回転方向が逆で、両ウエイ
t−6.10の位相が上下両死点で一致する状態に歯車
伝動機構8,9を介して連動連結し、カウンタウェイト
6の質量による慣性力Tを往復運動部材の質量による慣
性力Fの1/2に設定し、これによりクランク軸2に生
じる慣性モーメントと等値で逆向きのモーメントを、バ
ランスウェイト10によってバランサ軸5の回りに発生
させるように構成し、前記両軸2,5を支持するクラン
クケース1を、ケース本体1aと蓋体1bとに分割して
形成し、両分割体1a,1bの接合部にクランク軸2を
支持させ、蓋体1bにバランサ軸5を軸架させた事を特
徴とする多気筒エンジンの振動防虚装置。 3 カウンタウェイト6を備えたクランク軸2と、バラ
ンスウェイト10を備えた単一の軸系からなるバランサ
軸5とを、回転速度が同じで回転方向が逆で、両ウェイ
ト6.10の位相が上下両死点で一致する状態に歯車伝
動機構8,9を介して連動連結し、カウンタウェイト6
の質量による慣性力Tを往復運動部材の質量による慣性
力Fの1/2に設定し、これによりクランク軸2に生じ
る慣性モーメントと等値で逆向きのモーメントを、バラ
ンスウェイト10によってバランサ軸5の回りに発生さ
せるように構成し、前記両軸2,5を支持するクランク
ケース1を、ケース本体1aとオイルパンを兼ねる蓋体
1bとに分割して形成し、両分割体1a,1bの接合部
にクランク軸2を支持させ、蓋体にバランサ軸5を軸架
させ、蓋体1b内のオイル貯留部と貯留オイルの液面下
に位置するバランスウェイト10の周辺部とを、オイル
の最高液位線より上方に突出する仕切壁11で画或した
事を特徴とする多気筒エンジンの振動防屯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7134777A JPS5847585B2 (ja) | 1977-06-15 | 1977-06-15 | 多気筒エンジンの振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7134777A JPS5847585B2 (ja) | 1977-06-15 | 1977-06-15 | 多気筒エンジンの振動防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS547007A JPS547007A (en) | 1979-01-19 |
JPS5847585B2 true JPS5847585B2 (ja) | 1983-10-24 |
Family
ID=13457864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7134777A Expired JPS5847585B2 (ja) | 1977-06-15 | 1977-06-15 | 多気筒エンジンの振動防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847585B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56101237U (ja) * | 1979-12-29 | 1981-08-08 | ||
JPS5698891A (en) * | 1980-01-08 | 1981-08-08 | Tdk Electronics Co Ltd | Thick film integrated circuit |
JPS5698892A (en) * | 1980-01-08 | 1981-08-08 | Tdk Electronics Co Ltd | Thick film integrated circuit |
JPH056437Y2 (ja) * | 1987-04-27 | 1993-02-18 | ||
JPH0257744A (ja) * | 1988-08-24 | 1990-02-27 | Honda Motor Co Ltd | 二気筒エンジンの一次バランス装置 |
AU7887700A (en) * | 1999-10-12 | 2001-04-23 | Steyr Daimler Puch Fahrzeugtechnik Ag And Co Kg | Device for balancing out mass forces in internal combustion engines |
JP2021076030A (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-20 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
-
1977
- 1977-06-15 JP JP7134777A patent/JPS5847585B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS547007A (en) | 1979-01-19 |
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