JP2021076030A - 内燃機関 - Google Patents

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猛 塚原
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Abstract

【課題】バランサ装置により発生するオイルの気泡がストレーナに吸引されることを抑制する。【解決手段】クランクシャフト20と、オイルを貯留するオイルパン10と、貯留されたオイルを吸引するストレーナ13と、前記オイルパンの上方に配置され、機関振動を抑制するバランサ装置30と、を有する内燃機関1において、バランサ装置30はクランクシャフト20と連結駆動するためのギア部32を有し、オイルパン10はギア部32の下方に位置する浅底部111と、ストレーナ13の吸込口と対向する深底部12と、を有し、浅底部111と深底部12との間に凸部112を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、オイルパン内にバランサ装置を備えた内燃機関に関する技術である。
特許文献1には、クランクシャフトの振動を抑制するバランサ装置が設けられている内燃機関が開示されている。一般に、バランサ装置はシリンダブロックの下方(すなわち、オイルパン内)に設けられる。
特開2009−281177号公報
オイルパン内にバランサ装置が設けられた内燃機関では、特許文献1に記載されたようにバランサ装置がオイルに浸漬する。バランサ装置がオイルに浸漬した状態でバランサ装置が回転すると、オイルが撹拌され、気泡が発生する。発生した気泡がストレーナに吸引されると、内燃機関のオイル循環経路における油圧が低減し、油圧によって作動する部品に不具合が生じる恐れがある。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、バランサ装置により発生するオイルの気泡がストレーナに吸引されることを抑制すべく成されたものである。
上記課題を解決するため、本発明は、クランクシャフトと、オイルを貯留するオイルパンと、貯留されたオイルを吸引するストレーナと、前記オイルパンの上方に配置され、振動を抑制するバランサ装置と、を有する内燃機関において、前記バランサ装置は、前記クランクシャフトと連結駆動するためのギア部を有し、前記オイルパンは、前記ギア部の下方に位置する浅底部と、前記ストレーナの吸込口の下方に位置する深底部と、を有し、前記オイルパンは、前記収容部と前記深底部との間に凸部を有することを特徴とする内燃機関を提供する。
上記構成によると、浅底部にあるオイルが深底部に流入するまでに凸部を迂回する必要があるため、浅底部にあるオイルが深底部に流入するまでに時間を要する。そのため、浅底部にあるオイルがバランサ装置により発生した気泡を含んだとしても、気泡が消失してから深底部に流入するため、気泡がストレーナに吸引されることを抑制できる。よって、内燃機関のオイル循環系路における油圧が低減せず、油圧によって作動する部品での不具合が抑制できる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の下部構造を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る内燃機関におけるオイルパンの上面図。 図2における線A−Aに沿った断面図。 図2における線B−Bに沿った断面図。
本発明に係る内燃機関の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、内燃機関が車両に搭載されているものとし、その車両の上下方向を内燃機関の上下方向として説明する。
先ず、図1に従って、本実施形態の内燃機関1の下部構造について説明する。図1は内燃機関1の下部構造を示す斜視図である。本実施形態の内燃機関1は直列3気筒である。
図1に示すように、クランクシャフト20の下方には、オイルを貯留するためのオイルパン10が設けられている。オイルパン10内には、バランサ装置30が収容されている。クランクシャフト20は、図示しないクランクケースに回転可能に支持されている。
バランサ装置30は、図示しないクランクケースに回転可能に支持されている。バランサ装置30は、クランクシャフト20の軸方向と並行に配置された略円柱状の軸31と、軸31の一端に設けられたギア部32を備えている。ギア部32は、クランクシャフト20の駆動ギア21に噛合され、クランクシャフト20により回転駆動される。駆動ギア21とギア部32は、圧入等によって固定されている。
軸31の他端には、軸31の中心軸から重心が偏心したアンバランスマス33が備えられている。アンバランスマス33は、軸31の中心軸を中心軸とする略半円柱状の偏心ウエイトである。バランサ装置30は、アンバランスマス33がクランクシャフト20に連動して回転運動することで、ピストンの往復運動に起因する振動を抑制する。
次に、図2〜4に従って本実施形態のオイルパン10の構造について詳しく説明する。図2は、オイルパン10の上面図である。図3は図2の線A−Aに沿った断面図である。図4は図2の線B−Bに沿った断面図である。
図2に示すように、オイルパン10は本体部11と深底部12とストレーナ13からなる。オイルパン10内には、図2に図示しないバランサ装置30が、図2における左側にギア部32、図2における右側にアンバランスマス33が収容されるように、図2における左右方向に沿って収容されている。
図3に示すように、本体部11の下方には、略四角形状に開口した開口部113が設けられ、開口部113を下側から覆うように、深底部12が取り付けられている。深底部12は、有底箱状になっており、オイルが貯留される。なお、本体部11と深底部12との間には、液状ガスケットが介在していて、この液状ガスケットにより両者の間のシール性が確保されている。
図2に示すように、本体部11には、ストレーナ13が取り付けられている。オイルパン10に貯留されたオイルはストレーナ13を介して図示しないオイルポンプによって汲み上げられ、内燃機関1の各部に圧送される。図3に示すように、ストレーナ13の吸込口は深底部12に対向しており、深底部12に貯留されたオイルを吸引する。
本体部11の浅底部111は、バランサ装置30のギア部32の下方に位置している。図4に示すように、浅底部111は、深底部12よりも高い位置にある床部111aと、床部111aとギア部32とが干渉しないために設けられた凹部111bからなる。
図3に示すように、浅底部111と深底部12との間には、浅底部111よりも高い凸部112が設けられている。凸部112は浅底部111と一体に形成されており、浅底部111から略垂直に立ち上がっている。
図2に示すように、凸部112は、浅底部111と深底部12との境界の一部に設けられている。詳しくは、凸部112は、図2の紙面上下方向に沿って、浅底部111と深底部12との境界の中央に設けられている。
以上より、図2に示すように、凸部112により、浅底部111から深底部12に向けたオイルの流れが阻害される。具体的には、図2の流れFのように、浅底部111にあるオイルは、凸部112を迂回して、開口部113を通じて深底部12に送られるため、浅底部111にあるオイルが深底部12に流入するまでに時間を要する。よって、浅底部111にあるオイルがギア部32の回転運動により撹拌されて気泡を含んだとしても、気泡が消失してから深底部12に流入するため、気泡がストレーナ13に吸引されることを抑制できる。
上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、本体部11と深底部12とは、組み付け性やメンテナンス性を向上するため、別体として構成されているが、一体でもよい。
また、上記実施形態では、ストレーナ13は本体部11に固定されているが、それに限らない。シリンダブロックに固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、浅底部111は、床部111aとギア部32とが干渉しないために設けられた凹部111bを有していたが、その限りではない。床部111aとギア部32との干渉がない場合は、凹部111bを設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、直列3気筒の内燃機関であったが、直列2気筒以下、または直列4気筒以上の内燃機関でもよいし、直列ではなく、V型や水平対向の内燃機関でもよい。
1…内燃機関
10…オイルパン
11…本体部
12…深底部
13…ストレーナ
20…クランクシャフト
21…駆動ギア
30…バランサ装置
31…軸
32…ギア部
33…アンバランスマス
111…浅底部
111a…床部
111b…凹部
112…凸部
113…開口部

Claims (1)

  1. クランクシャフトと、
    オイルを貯留するオイルパンと、
    貯留されたオイルを吸引するストレーナと、
    前記オイルパンの上方に配置され、振動を抑制するバランサ装置と、を有する内燃機関において、
    前記バランサ装置は、前記クランクシャフトと連結駆動するためのギア部を有し、
    前記オイルパンは、前記ギア部の下方に位置する浅底部と、前記ストレーナの吸込口の下方に位置する深底部と、を有し、
    前記オイルパンは、前記浅底部と前記深底部との間に凸部を有することを特徴とする内燃機関。
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