JPH0455240Y2 - - Google Patents

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JPH0455240Y2
JPH0455240Y2 JP1985124556U JP12455685U JPH0455240Y2 JP H0455240 Y2 JPH0455240 Y2 JP H0455240Y2 JP 1985124556 U JP1985124556 U JP 1985124556U JP 12455685 U JP12455685 U JP 12455685U JP H0455240 Y2 JPH0455240 Y2 JP H0455240Y2
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JP
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oil pan
partition wall
cylinder block
oil
main bearing
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JP1985124556U
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JPS6231755U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのオイルパン構造の改良に関
する。
(従来技術) 一般に、シリンダブロツクの下部に取付けられ
るエンジンのオイルパンは、エンジン振動に共鳴
して騒音を発生する恐れがあるから、これを防止
するために、従来、第7図に示すように、オイル
パン1の内側面1a,1aにバツフルプレート2
を支持板3,3を介して取付け、オイルパン1を
補強するようにしたものが提案されている(実公
昭54−43219号公報参照)。
しかしながら、バツフルプレート2及び支持板
3は、オイルパン1の内底面1bには固着されて
おらず、また、オイルパン1の底隅部との間にオ
イル連通孔4が形成され対角方向の補強がないな
ど、オイルパン1の補強が充分でなく、エンジン
振動による騒音を有効に防止できないという問題
があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたもので、オイルパンの補強構造に工夫を加え
て、振動騒音を効果的に低減することを目的とす
るものである。
(考案の構成) このため本考案は、シリンダブロツクの下部に
取付けられるエンジンのオイルパンにおいて、上
記シリンダブロツクのメインベアリングキヤツプ
の下方に位置する箇所に、薄板をコ字状に折曲さ
せて該折曲部分で上周面を形成した二重壁構造の
隔壁が設けられ、該隔壁は、上記上周面がオイル
パンのフランジ面と面一で、側周面及び底周面が
オイルパンの内側面及び内底面に固着されてお
り、上記隔壁の各周面近傍及び該隔壁の各角部を
結ぶ対角線上を除いた部分の少なくとも下部位置
に、オイル連通孔が形成されていることを特徴と
するものである。
(考案の効果) 本考案によれば、上周面がオイルパンのフラン
ジ面と面一な隔壁の側周面及び底周面を、オイル
パンの内側面及び内底面に固着したものであるか
ら、オイルパンの内面全体に隔壁が固着されるこ
とになり、オイルパンが充分に補強されるように
なる。
特に、隔壁をシリンダブロツクのメインベアリ
ングキヤツプの下方に設けたこれにより、クラン
クシヤフトのバランスウエイトとの干渉を特に問
題とすることなく、上記隔壁をその上部が断面コ
字状に折曲された薄板の二重壁構造とし、しか
も、該隔壁の上周面をオイルパンのフランジ面と
面一に設定することができる。この結果、シリン
ダブロツクからオイルパン側に伝えられる振動の
入力部としてのオイルパンフランジ部は、二重壁
構造の隔壁上部の折曲部分によつて内側から補強
されることとなり、その剛性を向上させることが
できる。
また、オイル連通孔を、剛性を必要とする隔壁
の外周面近傍及び隔壁の各角部を結ぶ対角線上を
除いた部分の少なくとも下部位置に形成したもの
であるから、隔壁の剛性が低下することもない。
したがつて、オイル連通孔を有する隔壁によ
り、オイルの波立ちが防止され、オイルの流通も
阻害されることなくオイルパンを充分に補強する
ことができるので、エンジン振動による騒音が低
減するようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第1図及び第2図に示すように、エンジン10
のシリンダブロツク11の下部室12には、上部
側が軸受部11a,…,11aで支持され、下部
側が各軸受部11aにボルト13,…,13で取
付けられたメインベアリングキヤツプ14,…,
14で支持されるクランクシヤフト15が配設さ
れていて、該クランクシヤフト15には、各メイ
ンベアリングキヤツプ14の間に位置する大径の
バランスウエイト15a,…,15aが取付けら
れている。
上記シリンダブロツク11の下方には、下部室
12を覆うオイルパン18が配設され、該オイル
パン18は、上フランジ部18aに明けられたボ
ルト孔18b,…,18b(第3図参照)により
シリンダブロツク11の下部にボルト19,…,
19で油密に取付けられている。
一方、第3図及び第4図にも示すように、薄板
をコ字状に折曲させて四角形状に形成された複数
枚の隔壁20,…,20が、オイルパン18の内
部で、上記シリンダブロツク11のメインベアリ
ングキヤツプ14の下方に位置する箇所に所定の
間隔で配設されている。
該各隔壁20は、コ字状の折曲部分で上周面2
0aが形成された二重壁構造のものであり、該上
周面20aがオイルパン18の上フランジ部18
aのフランジ面18cと面一に設定され、外周面
20b,20c及び底周面20dがオイルパン1
8の内側面18d,18e及び内底面18fに溶
接等で固着されている。
上記隔壁20をメインベアリングキヤツプ14
の下方に設けたのは、メインベアリングキヤツプ
14の間にはクランクシヤフト15のバランスウ
エイト15aがあるからである。
上記各隔壁20には、隔壁20の各周面20a
〜20dの近傍を除いた部分で隔壁20の各角部
を結ぶ対角線l,l上を除いた部分に、複数のオ
イル連通孔21,…,21が明けられている。
なお、オイル連通孔21は下部位置にのみ設け
られていてもよい。
また、第5図に示すように隔壁20の底周面2
0dには、オイルパン18の内底面18fに溜つ
た堆積物を中央部に集めるためのオイル抜き小孔
20e,20eを設けてもよい。
さらに、第6図に示すように、下部の短いシリ
ンダブロツク11用のオイルパン18では、隔壁
20の上周面20aに、メインベアリングキヤツ
プ14が当接しないように逃がすための切欠き2
0fを設けてもよい。
第1図において、22はオイルパン18の中央
部に設けられてオイルを吸い上げるためのストレ
ーナ、23は堆積物を外部に排出するためのプラ
グである。
上記のような構成であれば、隔壁20の上周面
20aがオイルパン18の上フランジ部18aの
フランジ面18cと面一であり、隔壁20の側周
面20b,20cと底周面20dの全体がオイル
パン18の内側面18d,18eと内底面18f
に溶接固着されているから、オイルパン18が充
分に補強される。
特に、隔壁20をシリンダブロツク11のメイ
ンベアリングキヤツプ14の下方に設けたことに
より、クランクシヤフト15のバランスウエイト
15aとの干渉を特に問題とすることなく、上記
隔壁20をその上部が断面コ字状に折曲された二
重壁構造とし、しかも、該隔壁20の上周面20
aをオイルパン18のフランジ面18cと面一に
設定することができる。この結果、シリンダブロ
ツク11からオイルパン18側に伝えられる振動
の入力部としてのオイルパンフランジ部18a
は、二重壁構造の隔壁上部の折曲部分によつて内
側から補強されることとなり、その剛性を向上さ
せることができる。
また、隔壁20のオイル連通孔21は、剛性を
さほど必要としない部分に明けられているから、
隔壁20の剛性が低下することがない。
したがつて、オイルパン18がエンジン振動に
共鳴しにくくなるので、エンジン振動による騒音
が低減するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオイルパンを装着したシ
リンダブロツクの要部断面正面図、第2図は第1
図の要部断面側面図、第3図は第1図のオイルパ
ンの斜視図、第4図は第3図の−線拡大断面
図、第5図は第4図の変形例に係る第3図の−
線相当の拡大断面図、第6図は変形例に係るオ
イルパンの斜視図、第7図は従来のオイルパンの
斜視図である。 10……エンジン、11……シリンダブロツ
ク、14……メインベアリングキヤツプ、18…
…オイルパン、18a……上フランジ部、18c
……フランジ面、18d,18e……内側面、1
8f……内底面、20……隔壁、20a……上周
面、20b,20c……側周面、20d……底周
面、21……オイル連通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダブロツクの下部に取付けられるエンジ
    ンのオイルパンにおいて、 上記シリンダブロツクのメインベアリングキヤ
    ツプの下方に位置する箇所に、薄板をコ字状に折
    曲させて該折曲部分で上周面を形成した二重壁構
    造の隔壁が設けられ、該隔壁は、上記上周面がオ
    イルパンのフランジ面と面一で、側周面及び底周
    面がオイルパンの内側面及び内底面に固着されて
    おり、上記隔壁の各周面近傍及び該隔壁の各角部
    を結ぶ対角線上を除いた部分の少なくとも下部位
    置に、オイル連通孔が形成されていることを特徴
    とするエンジンのオイルパン構造。
JP1985124556U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH0455240Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985124556U JPH0455240Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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JP1985124556U JPH0455240Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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JPS6231755U JPS6231755U (ja) 1987-02-25
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ID=31016679

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075027A (ko) * 2002-03-15 2003-09-22 기아자동차주식회사 자동차용 오일팬
JP6016850B2 (ja) * 2014-07-03 2016-10-26 本田技研工業株式会社 内燃機関のオイル循環装置

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JPS6023489Y2 (ja) * 1978-11-16 1985-07-12 ヤンマーディーゼル株式会社 内燃機関のオイルパン装置

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JPS6231755U (ja) 1987-02-25

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