JPH0413401Y2 - - Google Patents

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JPH0413401Y2
JPH0413401Y2 JP6014486U JP6014486U JPH0413401Y2 JP H0413401 Y2 JPH0413401 Y2 JP H0413401Y2 JP 6014486 U JP6014486 U JP 6014486U JP 6014486 U JP6014486 U JP 6014486U JP H0413401 Y2 JPH0413401 Y2 JP H0413401Y2
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oil pan
ribs
oil
rib
clutch housing
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鋳造オイルパンの構造に関する。
(従来技術) 通常の自動車用エンジンは、エンジンのシリン
ダブロツクの後部にクラツチハウジングおよびト
ランスミツシヨンハウジングが連結されている
が、エンジンおよびトランスミツシヨンのパワー
プラントベンデイングと呼ばれる曲げ振動を防止
するため、両者を連絡するガセツトプレートを設
けて剛性を高めることが行なわれている。しかし
ながら、上記構成においては、補強板がエンジン
およびトランスミツシヨンハウジングの外部に取
付けられるため、その周辺のレイアウトが制約さ
れ、エンジンおよび補機に対するサービス性が損
なわれ、かつ重量が増加する問題があつた。
またエンジンのオイルパンは一般に鉄板をプレ
スして製作されるため、プレス型での補強リブ追
加などにより剛性を高める手段は成形上の制約が
多く、効果が少なかつた。また上記補強リブを溶
接によつてオイルパンに取付ける場合もあるが、
溶接作業性の問題から形状に制約があるのみでな
くコスト高および重量増加を招く問題があつた。
そこで例えば特公昭58−25897号公報に開示さ
れているように、オイルパンをアルミニウム鋳造
によつて製作し、かつこの鋳造オイルパンの後端
をクラツチハウジングに連結した構成が提案され
ている。このようにオイルパンをアルミニウム鋳
造によつて形成した場合、形状的な自由度が拡大
し、またさして重量増加を伴わずに剛性の比較的
高い構造が得られる利点がある。そしてさらに剛
性を高めるために複数のリブをオイルパン内部に
設ける場合、これらリブをオイルパン鋳造時に一
体に形成することができるから、内部リブの形成
も容易である。ところで内部リブのみで剛性を高
めようとすると、この内部リブの高さを高くしな
ければならないことは明らかであるが、鋳造時の
抜き勾配を考えると、リブを高くした場合、リブ
の下部においては相当の厚肉となり、大きな重量
増加を伴うのみでなく、オイルパンの容量も低下
する不都合があつた。
なお、実願昭60−158700号明細書(実開昭62−
67945号公報)には、オイルパンの左右両外壁に
オイルパン取付フランジから連続して下方へ向う
リブを設けた構成が記載されている。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、重
量増加を抑制しつつ剛性を高めたオイルパン構造
を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案においては、シリンダブロツクに対する
取付面を構成するフランジに取付ボス部が形成さ
れた鋳造オイルパンにおいて、その内部に側壁と
一体にかつ上記取付ボス部に結合された態様で補
強リブを設けるとともに、上記取付ボス部のオイ
ルパン側壁外面上に、上記内部補強リブと連続し
かつ上記フランジに接続された外部補強リブを設
けたことを特徴とする。
(考案の効果) 本考案によれば、シリンダブロツクに対するオ
イルパン取付部の剛性の高い部分に補強リブが連
続して形成されているため、オイルパンの剛性を
効果的に向上することができる。また、オイルパ
ン鋳造に際して取付ボス部近傍の湯道が大きいた
め、そこにリブが連続していることにより、リブ
が薄肉であつても湯回りが良好になる。さらに外
部補強リブが設けられていることにより、内部補
強リブの高さをそれほど高くしなくてもオイルパ
ンの高剛性が保たれるから、重量の点でも有利な
構造である。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の一実施例について
詳細に説明する。
第1図は本考案によるオイルパンを備えたエン
ジンを一部切截して示す概略的側面図で、1はシ
リンダブロツク、2はシリンダヘツド、3はアル
ミニウムよりなる鋳造オイルパンである。シリン
ダブロツク1の後端にはクラツチハウジング4お
よびトランスミツシヨンハウジング5が連結され
ている。オイルパン3の上部にはシリンダブロツ
ク1に対する取付面を構成するフランジ6がオイ
ルパン3の上縁を一周するように形成されてい
る。またオイルパン3の後端部には、このオイル
パン3の後端をクラツチハウジング4に連結する
ための連結部7が延設されている。
第2図はオイルパン3の平面図を示し、第2図
の中心線l0に重なる−線に沿つた縦断面図を
第3図に示す。また第4図〜第6図はそれぞれ第
2図の−線、−線、−線に沿つた縦
断面図である。オイルパン3は左右の側壁8L,
8R、前壁9、傾斜した後壁10および段のつい
た底壁11とを有し、フランジ6に多数のボス部
12が設けられている。各ボス部12にはオイル
パン3をシリンダブロツク1に締着するための取
付ボルト13を挿通するための孔14が形成され
ている。側壁8L,8Rの上縁に設けられたボス
部12は、第2図から明らかなように、中心線l0
に直交するようにして互いに所定の間隔をおいて
引いた7本の直線l1〜l7上にそれぞれ対をなして
配設されている。そして一方の側壁8Lからは、
この側壁8Lにボス部12の位置で一体に結合さ
れかつ底壁11にも結合された7個の第1の補強
リブ15Lが直線l1からl7上をそれぞれ中心線l0
に向つてオイルパン3内に延長している。同様に
他方の側壁8Rからも、この側壁8Rにボス部1
2の位置で一体に結合されかつ底壁11にも結合
された7個の第2の補強リブ15Rが直線l1〜l7
上をそれぞれ中心線l0に向つてオイルパン3内に
延長している。これら左右の対をなすもの同士が
一直線上に整列した第1および第2のリブ15
L,15Rは第4図〜第6図から明らかなよう
に、中心線l0に達することなく、互いに分離され
ており、それらの対向端部間に間隙16が介在す
る態様で配設されている。また各リブ15L,1
5Rはそれぞれが連結されている側壁8L,8R
に近づくに従い高さが高くなるように形成されて
いる。
さらに、オイルパン3内には、7個の第3のリ
ブ17が、中心線l0の延長方向でみて上記リブ1
5L,15Rに部分的にオーバーラツプする態様
で上記間隙16に重なるようにして底壁11上に
立設されている。これらリブ17は側壁8L,8
Rには連結されておらず、リブ17の両端部は側
壁8L,8Rから離間している。これら7個の第
3のリブ17のうちの6個は、上記間隙16に近
接して対面する状態でリブ15L,15Rと平行
に中心線l0を横切つて延びているが、中央部分に
設けられたリブ17aのみは、その近傍に配設さ
れた円形の平面形状を有するオイルストレーナ1
8の周辺を取り囲むように湾曲して形成されてい
る。上記リブ15L,15Rおよび17は、第3
図に仮想線で示されているクランクシヤフト40
およびコンロツド41の下端と干渉しないような
位置と高さをもつて配設されている。なお、le
クランクシヤフト41の中心線である。
また、オイルパン3の両側壁8L,8Rの外面
にもボス部12の位置に外部補強リブ19L,1
9Rがそれぞれ形成されている。これらリブ19
L,19Rは、前述した内部補強リブ15L,1
5Rと連続しかつフランジ6に接続されている。
一方、オイルパン3の後端からクラツチハウジ
ング4(フライホイール42およびクラツチを収
容している)に向つて延設された結合部7は、第
2図、第3図および第7図から特に明らかなよう
に、オイルパン後壁10のクラツチハウジング4
側に設けられた補強枠体20と、この補強枠体2
0から左右に張り出したアーム部21L,21R
とを備え、アーム部21L,21Rには、オイル
パン3の後端部をクラツチハウジング4に取付け
るための取付ボルト22が挿通される孔23を備
えたボス部24が設けられている。補強枠体20
は、オイルパン3の傾斜した後壁10の下端と底
壁11の後端との境界線に沿つて垂設された前壁
部20aと、この前壁部20aの左右端縁および
その上方のオイルパン後壁10に亘る位置からク
ラツチハウジング4に向つてそれぞれ延設された
左右一対の側壁部20b,20cと、前壁部20
aおよび両側壁部20b,20cの下縁に連接さ
れた、開口26を備えた底壁部20dとによつて
構成されている。そして、オイルパン3の後端が
その結合部7によつてクラツチハウジング4に結
合された場合、補強枠体20とオイルパン後壁1
0とクラツチハウジング4とにより囲まれた空間
25が形成されるようになされている。この空間
25の上方には、オイルパン3の後端をシリンダ
ブロツク1に取付けるための取付ボルト13の締
着されるボス部12が空間25内に臨んでおり、
上記補強枠体20の底壁部20dに形成された開
口26はボス部12の下方に設けられ、取付ボル
ト13を締着するための工具が上記開口26から
挿入されうるように構成されている。27は上記
開口26を蔽うカバー部材で、補強枠体20の前
壁部20aの後面に沿つて一体に設けられたボス
部31,31に対するボルト28,28の締着に
よつて底壁部20dの下面に取付けられている。
29はこのカバー部材27をクラツチハウジング
4に固定するためのボルト30の挿通孔である。
以上が本考案によるオイルパン構造の一実施例
の構成であるが、この実施例のような構成によれ
ば、リブ15Lと15Rとの間に間隙16が形成
され、かつこの間隙16に近接対面しかつ中心線
l0の延長方向でみてリブ15L,15Rに部分的
にオーバーラツプしたリブ17が底壁11上に設
けられているから、オイルの流れを妨げることな
く連続リブと同等の剛性を確保することができる
とともに、オイルパン3内におけるオイルの揺動
を抑制することができる。特に、リブ15L,1
5Rがそれらがそれぞれ連結されている側壁8
L,8Rに近づくに従い高さが高くなるように形
成されていることにより、オイルパン3の剛性を
さらに高めることができるとともに、車両の旋回
時のようなオイル面変動が激しいときには、側壁
8L、または8R側に片寄つたオイルをリブ15
L,15Rで分離して、オイルの沈静化を促進す
ることができる。また、底壁11の中央部分に設
けられたリブ17aが、オイルストレーナ18の
周辺を取囲むように湾曲して形成されていること
により、ストレーナ18に流入するオイルが整流
され、オイルの沈静化による混入エアの分離が可
能になる。
さらに上記実施例においては、シリンダブロツ
ク1に対するオイルパン取付部の剛性の高い部
分、すなわちボス部12に内部補強リブ15L,
15Rおよび外部補強リブ19L,19Rが連続
して形成されているため、オイルパン3の剛性を
効果的に向上することができる。またオイルパン
3の鋳造に際して、ボス部12近傍の湯道が大き
いため、ボス部12にリブ15L,15R,19
L,19Rが連続していることにより、リブ15
L,15R,19L,19Rが薄肉であつても湯
回りが良好である。
さらに実施例においては、前壁部20aと、両
側壁部20b,20cと、開口26を備えた底壁
部20dとからなる補強枠体20がオイルパン後
壁10に設けられており、この補強枠体20は、
この補強枠体20とオイルパン後壁10とクラツ
チハウジング4とにより囲まれた空間25が形成
されるように設けられており、かつボス部12の
下方の補強枠体底壁部20dに上記空間25に通
じる開口26が設けられているから、オイルパン
後端のシリンダブロツク1に対する取付作業性が
向上し、クラツチハウジング4内部の部材に対す
るサービス性も良好になる。そしてこの開口26
をカバー部材27で蔽うことにより、空間25か
らの放射音低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
によるオイルパンを備えたエンジンを一部切截し
て示す概略的側面図、第2図はそのオイルパンの
平面図、第3図は第2図の−線に沿つた縦断
面図、第4図は第2図の−線に沿つた縦断面
図、第5図は第2図の−線に沿つた縦断面
図、第6図は第2図の−線に沿つた縦断面
図、第7図はオイルパンの背面図である。 1……シリンダブロツク、3……オイルパン、
4……クラツチハウジング、5……トランスミツ
シヨンハウジング、6……フランジ、7……連結
部、8L,8R……側壁、9……前壁、10……
後壁、11……底壁、12……ボス部、15L,
15R,17……内部補強リブ、16……間隙、
19L,19R……外部補強リブ、20……補強
枠体、25……空間、26……開口、27……カ
バー部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツクに対する取付面を構成するフ
    ランジに取付ボス部が形成された鋳造オイルパン
    の内部に、それの側壁と一体にかつ前記取付ボス
    部に結合された態様で補強リブを設けるととも
    に、前記取付ボス部のオイルパン側壁外面上に、
    前記補強リブと連続しかつ前記フランジに接続さ
    れた外部補強リブを設けたことを特徴とするエン
    ジンのオイルパン構造。
JP6014486U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH0413401Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6014486U JPH0413401Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JP6014486U JPH0413401Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JPS62171650U JPS62171650U (ja) 1987-10-30
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JP2006037777A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Mazda Motor Corp 車輌用オイルパン
JP2013096238A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Hino Motors Ltd オイルパン構造

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JPS62171650U (ja) 1987-10-30

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