JPH087080Y2 - 内燃機関のオイルパン - Google Patents

内燃機関のオイルパン

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JPH087080Y2
JPH087080Y2 JP1988091881U JP9188188U JPH087080Y2 JP H087080 Y2 JPH087080 Y2 JP H087080Y2 JP 1988091881 U JP1988091881 U JP 1988091881U JP 9188188 U JP9188188 U JP 9188188U JP H087080 Y2 JPH087080 Y2 JP H087080Y2
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JP
Japan
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oil pan
flange
crank pulley
end flange
cylinder block
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JP1988091881U
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JPH0214443U (ja
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貢 服部
俊弘 平井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関のオイルパンに関し、特にその構
造に関する。
〈従来の技術〉 従来の内燃機関のオイルパンとしては、プレス深絞り
により一体に成形された板金製オイルパンが代表的で、
その上側開口部外側周縁に形成されたフランジを、シリ
ンダブロック下端のオイルパンレールに外側からボルト
で締結している。また、剛性確保のために、オイルパン
を上下に2分割した構造としたものもある(実開昭60-4
7813号公報等参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のオイルパンにあって
は、一般に、オイルパンの上側開口部外側周縁に形成さ
れたフランジをシリンダブロック下端のオイルパンレー
ルにボルトで外側から締結する構造となっているため、
オイル溜まり部(内容積)は、その側壁を締付け工具に
より、制約されてしまい、外方に張り出せない構造にな
っており、その分、油量の確保が難しいという問題点が
あった。
そこで、本考案は、上記の問題点に鑑みて、オイルパ
ンの内容積を大きくして、油量の確保を図ることを目的
とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的達成のため、本考案では、オイルパンを上
下2分割して、上側オイルパンをアルミ合金鋳物製、下
側オイルパンを板金製とし、上側オイルパンは、シリン
ダブロック取付け用の上端フランジと、下側オイルパン
取付け用の下端フランジとを有し、上端フランジのう
ち、少なくともクランクプーリ側のオイルパン側壁に連
なる部分をオイルパン内方に突出させて形成し、前記ク
ランクプーリ側のオイルパン側壁を外方に張り出して、
その張り出し部分に連なる下端フランジをクランクプー
リ下側でかつクランクプーリに対しプーリ軸方向にオー
バーラップするように配置し、前記内方に突出させて形
成した上端フランジのシリンダブロックへの取付けは、
下端フランジの内側よりボルト締結する構成とする。
〈作用〉 上記の構成では、先ずシリンダブロックに上側オイル
パンを取付け、次に、下側オイルパンを取付けて組立て
る。
ここで、上側オイルパンをシリンダブロックに取付け
る際、上端フランジのうち、クランクプーリ側のオイル
パン側壁に連なる部分は内方に突出させて形成してある
ので、下側フランジの内側よりボルト締結する。
よって、オイルパン側壁の張り出し部分により、クラ
ンクプーリ直下の余剰空間を利用して、オイルパンの内
容積を十分に確保できる一方、オイルパンの剛性及び容
量を低下させることなく、上側オイルパンの取付作業性
を十分に確保できる。
また、クランクプーリ下側はオイルパンによってカバ
ーされているので、石はね等による補機駆動ベルトの破
損等を防止できる。
〈実施例〉 以下に本考案に係る一実施例を第1図〜第9図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図を参照して、2分割したオイルパン
とシリンダブロックとの位置関係の概略を説明する。
シリンダブロック1の下端に、上側オイルパンとして
のアルミ合金鋳物製オイルパン3と、下側オイルパンと
しての板金製オイルパン4とを順に締結してある。尚、
図中2はシリンダブロック1のフロント側のクランクプ
ーリを示している。
第3図〜第5図を参照して、アルミ合金鋳物製オイル
パン3について、詳述する。
アルミ合金鋳物製オイルパン3は、シリンダブロック
1に連結する上端を開口しており、下端は板金製オイル
パン4に連結する部分のみ開口している。
これら上下端は、それぞれフランジを有しており、上
端のフランジ5は、第5図に示すように、側壁3aの接続
部(スマッチング)より内方に突出している箇所(ハッ
チング)と外方に突出している箇所とがあり、ボルトに
よる締結のための孔5aが18箇所形成されている。本実施
例では、4箇所のボルトが側壁の内側に位置することと
なる。下端のフランジ6は下端開口部外周縁に外方に突
出して形成されており、ボルトによる締結のための孔6a
が10箇所形成されている。
更に、リアフランジ7は、シリンダブロック1リア部
のコーン状に合わせて、同様にコーン状となっており、
トランスミッションと連結される。
第6図及び第7図を参照して、板金製オイルパン4に
ついて詳述する。
板金製オイルパン4は、有底で、アルミ合金鋳物製オ
イルパン3に連結する上端を開口しており、その外周縁
には外方に突出してフランジ8が形成されており、アル
ミ合金鋳物製オイルパン3下端のフランジ6に設けられ
たボルトによる締結のための孔6aに対応して10箇所孔8a
が形成されている。
尚、底部9にはオイル交換用のドレンボルト10が装着
されている。
ここで、締結に際し、アルミ合金鋳物製オイルパン3
は、シリンダブロック1下端に上端のフランジ5をボル
トで締結される。この際、側壁の内方に突出して形成さ
れたフランジ部分では、第8図に示すように、アルミ合
金製オイルパン3の内側からボルト締めを行われ、他の
部分では、第9図に示すように、外側からなされる。
次に、板金製オイルパン4の上端のフランジ8をアル
ミ合金鋳物製オイルパン3下端のフランジ6に外側から
ボルト締めすることにより、板金製オイルパン4を締結
する。
これにより、アルミ合金鋳物製オイルパン3のシリン
ダブロック1への取付け用フランジ5が内方に突出して
いる部分において、ボルト等の締付け工具に制約される
ことがなくなり、側壁3aが外方に張り出すことができる
ので、その分内容積を大きくして、油量の確保が図れ
る。
また、アルミ合金鋳物製オイルパン3のリアフランジ
7をトランスミッションと締結することにより、エンジ
ン,トランスミッションのパワープラント全体としての
結合剛性向上をもたらし、音振性能向上を可能とする。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、オイルパンを上
下2分割して、アルミ合金鋳物製の上側オイルパンのク
ランクプーリ側のオイルパン側壁に連なる部分をオイル
パン内方に突出させて形成し、そのオイルパン側壁を外
方に張り出して、その張り出し部分に連なる下端フラン
ジをクランクプーリ下側に配置し、前記内方に突出させ
て形成した上端フランジのシリンダブロックへの取付け
は、下端フランジの内側よりボルト締結する構成とした
ため、オイルパン側壁の張り出し部分により、クランク
プーリ直下の余剰空間を利用して、オイルパンの内容積
を拡大することができる。
また、オイルパンの剛性及び容量を低下させることな
く、上側オイルパンの取付作業性を十分に確保できる。
また、クランクプーリ下側はオイルパンの張り出し部
分によってカバーされているので、石はね等による補機
駆動ベルトの破損等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例を示す正面図、第2図は
第1図の側面図、第3図は上側オイルパンの平面図、第
4図は第3図の正面図、第5図は第3図の部分拡大図、
第6図は下側オイルパンの平面図、第7図は第6図のVI
I-VII断面図、第8図は第3図のVIII-VIII断面に相当す
る図、第9図は第3図のIX-IX断面に相当する図であ
る。 1……シリンダブロック、3……アルミ合金鋳物製オイ
ルパン、4……板金製オイルパン、5,6,8……フラン
ジ、7……リアフランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルパンを上下2分割して、上側オイル
    パンをアルミ合金鋳物製、下側オイルパンを板金製と
    し、 上側オイルパンは、シリンダブロック取付け用の上端フ
    ランジと、下側オイルパン取付け用の下端フランジとを
    有し、 上端フランジのうち、少なくともクランクプーリ側のオ
    イルパン側壁に連なる部分をオイルパン内方に突出させ
    て形成し、 前記クランクプーリ側のオイルパン側壁を外方に張り出
    して、その張り出し部分に連なる下端フランジをクラン
    クプーリ下側でかつクランクプーリに対しプーリ軸方向
    にオーバーラップするように配置し、 前記内方に突出させて形成した上端フランジのシリンダ
    ブロックへの取付けは、下端フランジの内側よりボルト
    締結するようにしたことを特徴とする内燃機関のオイル
    パン。
JP1988091881U 1988-07-13 1988-07-13 内燃機関のオイルパン Expired - Lifetime JPH087080Y2 (ja)

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JPH0214443U JPH0214443U (ja) 1990-01-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712646Y2 (ja) * 1989-06-20 1995-03-29 株式会社クボタ エンジンの大容量オイルパン
FR2969695B1 (fr) * 2010-12-23 2012-12-21 Renault Sa Carter d'huile pour moteur thermique

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JPH0623700Y2 (ja) * 1986-07-15 1994-06-22 いすゞ自動車株式会社 内燃機関のオイルパン

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JPH0214443U (ja) 1990-01-30

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