JPH0622094Y2 - エンジンの潤滑装置 - Google Patents

エンジンの潤滑装置

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JPH0622094Y2
JPH0622094Y2 JP1986065638U JP6563886U JPH0622094Y2 JP H0622094 Y2 JPH0622094 Y2 JP H0622094Y2 JP 1986065638 U JP1986065638 U JP 1986065638U JP 6563886 U JP6563886 U JP 6563886U JP H0622094 Y2 JPH0622094 Y2 JP H0622094Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
baffle
strainer
notch
pan
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986065638U
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English (en)
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JPS62176412U (ja
Inventor
博明 出口
剛 土田
康昭 川邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの潤滑装置の改良に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、エンジンの潤滑装置の一部を構成するオイルパン
の構造として、車両の旋回時や急発進時における大きな
油面変動を防止するため、第5図に示すように、エンジ
ン本体の下部に取付けられたオイルパン1内のオイルス
トレーナ2にバッフルプレート3が取付板4,4を介し
て取付けられ、オイルストレーナ2を支持するオイルパ
イプ5がブラケット6を介してシリンダブロック下面に
取付けられた構造が提案されている(実開昭55−59
116号公報参照)。
ところが、エンジン振動によりオイルパイプ5及びオイ
ルストレーナ2が大きく振動するので、オイルストレー
ナ2の支持部が破損するおそれがあるのみならず、旋回
時や急発進時に、オイルパン1内のオイルが片寄って油
面が変動するとオイルストレーナ2にエアーが混入する
おそれもあり、さらに、オイルパイプ5をブラケット6
を介してシリンダブロック下面に取付けるものであるか
ら取付性(組付性)も悪いという問題があった。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになされたもの
で、とくにオイルストレーナの取付構造を工夫して、オ
イルストレーナの破損及びエア混入の防止、組付性の向
上を図ることを目的とするものである。
(考案の構成) 上記の目的を達するための手段として、本考案は、エン
ジン本体の下部に取付けられたオイルパン内のオイルス
トレーナを囲繞可能な筒状バッフルが設けられ、 該筒状バッフルは、その上端部がオイルパン内方に位置
し、かつオイルパンの開口部と略平行に配置されてオイ
ルパンを仕切るように配設された仕切部材に固定され、 該筒状バッフルの外周囲の車両前側もしくは後側のいず
れか一方に、上記オイルストレーナを内部に挿入可能な
切欠きが形成され、エンジン本体側からオイルストレー
ナに至るオイルパイプが、平面視で筒状バッフルから離
間した位置で仕切部材を貫通してオイルパン内に入って
筒状バッフルの側方に臨み、切欠きを通って筒状バッフ
ル内に挿入されてオイルストレーナに接続され、かつ、
オイルパイプが筒状バッフルの切欠きによって掛け止め
されていることを特徴とするエンジンの潤滑装置を提供
する。
(考案の効果) 本考案によれば、仕切部材に固定された筒状バッフル内
に、切欠きからオイルストレーナを挿入して支持するよ
うにした取付構造であるから、エンジン振動に伴うオイ
ルストレーナの振動が緩和されるので支持部の破損が未
然に防止されるとともに、筒状バッフル内は旋回時等に
油面変動が少ないのでエアー混入も防止され、さらに、
オイルストレーナを筒状バッフルの切欠きから挿入する
だけであるから、取付性(組付性)も良好である。
そして、エンジン本体側から還流するオイルが、仕切部
材によってオイルストレーナから離間した位置でオイル
パンに戻されるので、該オイル中のエアが抜けやすくな
り、オイル供給系統へのエアの混入が防止される。ま
た、筒状バッフルと仕切部材とが互いに剛性を高め合う
ので、両者の支持が安定化される。さらに、オイルパイ
プが筒状バッフルの切欠きによって掛け止めされるの
で、オイルパイプの振動が抑制される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
第1図に示すように、エンジン本体10の下部にはオイ
ルパン11が取付けられ、該オイルパン11内の上部に
は補強部材12が固定されている。該補強部材12は、
スカート部の開閉モードを小さくし、エンジンの振動,
騒音を低減させるものである。
上記エンジン本体10側から延びるオイルパイプ9は、
補強部材12に形成された孔12aからオイルパン11
内に伸長して、先端部にオイルストレーナ13が支持さ
れている。
一方、上記オイルパン11内には、上記オイルストレー
ナ13を囲繞可能な筒状バッフル14が設けられ、該筒
状14は、第2図及び第3図に示すように、上端フラン
ジ部14aが補強部材12の下面に固定されている。
該筒状バッフル14の外周囲には、オイルパイプ9とと
もにオイルストレーナ13を側方から内部に挿入可能な
逆L字状の切欠き15が形成されている。
該切欠き15は、自動車の前方側もしくは後方側のいず
れか一方に形成するのが好ましく、FR車の場合にはと
くに後方側に形成するのがより好ましい。
即ち、FR車の場合には急発進したとき、車体の後部側
が沈んでオイルパン11内のオイルが後方へ片寄るの
で、切欠き15から筒状バッフル14内にエアーが入り
にくいからである。
また、筒状バッフル14は、製造の容易さなどから円筒
状が好ましい。
上記のような構成であれば、エンジン本体10にオイル
パン11を取付ける前に、オイルパイプ9とともにオイ
ルストレーナ13を、補強部材12に固定された筒状バ
ッフル14の切欠き15に側方から嵌め込んで筒状バッ
フル14内に挿入すれば組付けが完了するので、組付性
が良好である。
そして、筒状バッフル14の切欠き15にオイルパイプ
9が掛け止められ、オイルストレーナ13は、筒状バッ
フル14の中心部分においてオイルパイプ9の先端部で
支持されるようになるから、エンジン振動が支持部に加
わるのが緩和されるので、支持部が破損しにくくなる。
さらに、第4図に示すように、自動車の旋回時等にオイ
ルパン11内に静止油面aが油面bのように変動して
も、筒状バッフル14内に油面cは変動が少ないので、
オイルストレーナ13へのエアー混入も有効に防止でき
る。
上記実施例では補強部材12に筒状バッフル14を固定
したものであったが、オイルパン11内の補強部材12
の下段部分に、油面変動防止用のバッフルプレートが固
定されたものでは、このバッフルプレートに筒状バッフ
ル14を固定すればエアー混入などを完全に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る潤滑装置を備えたエンジンの側面
図、第2図は筒状バッフルの側面図、第3図は第2図の
I−I線方向断面図、第4図は油面変動状態を示すオイ
ルパンの断面図、第5図は従来のオイルパンの斜視図で
ある。 9…オイルパイプ、10…エンジン本体、 11…オイルパン、12…補強部材、 13…オイルストレーナ、 14…筒状バッフル、15…切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン本体の下部に取付けられたオイル
    パン内のオイルストレーナを囲繞可能な筒状バッフルが
    設けられ、 該筒状バッフルは、その上端部がオイルパン内方に位置
    し、かつオイルパンの開口部と略平行に配置されてオイ
    ルパンを仕切るように配設された仕切部材に固定され、 該筒状バッフルの外周囲の車両前側もしくは後側のいず
    れか一方に、上記オイルストレーナを内部に挿入可能な
    切欠きが形成され、 エンジン本体側からオイルストレーナに至るオイルパイ
    プが、平面視で筒状バッフルから離間した位置で仕切部
    材を貫通してオイルパン内に入って筒状バッフルの側方
    に臨み、切欠きを通って筒状バッフル内に挿入されてオ
    イルストレーナに接続され、 かつ、オイルパイプが筒状バッフルの切欠きによって掛
    け止めされていることを特徴とするエンジンの潤滑装
    置。
JP1986065638U 1986-04-30 1986-04-30 エンジンの潤滑装置 Expired - Lifetime JPH0622094Y2 (ja)

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JPS62176412U JPS62176412U (ja) 1987-11-09
JPH0622094Y2 true JPH0622094Y2 (ja) 1994-06-08

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ID=30902897

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102006032794A1 (de) * 2006-07-14 2008-01-17 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Ölauffangvorrichtung für eine Brennkraftmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622257Y2 (ja) * 1981-03-17 1987-01-20
JPS6024892U (ja) * 1983-07-28 1985-02-20 株式会社東芝 圧縮機の給油装置

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JPS62176412U (ja) 1987-11-09

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