JPH0744728Y2 - 内燃機関のオイルバッフル板 - Google Patents

内燃機関のオイルバッフル板

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Publication number
JPH0744728Y2
JPH0744728Y2 JP12745890U JP12745890U JPH0744728Y2 JP H0744728 Y2 JPH0744728 Y2 JP H0744728Y2 JP 12745890 U JP12745890 U JP 12745890U JP 12745890 U JP12745890 U JP 12745890U JP H0744728 Y2 JPH0744728 Y2 JP H0744728Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
baffle plate
oil baffle
oil
case
combustion engine
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Expired - Lifetime
Application number
JP12745890U
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English (en)
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JPH0482308U (ja
Inventor
充亮 山崎
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、内燃機関のシリンダブロックの下部に配置
し、シリンダブロック内の下部に滞留させた潤滑油の油
面が大きく傾斜しないように、また潤滑油面が揺動する
ことにより泡立ちをしないように構成する内燃機関のオ
イルバッフル板に関する。
(ロ)従来技術 従来から内燃機関のシリンダブロックの下部にオイルバ
ッフル板を配置する技術は公知とされているのである。
例えば実開昭56−47998号公報や、実開平2−110216号
公報に記載の技術の如くである。
しかし該前者の従来技術においては、シリンダブロック
の下部にオイルパンを締結する際において共締めする形
で、オイルバッフル板を固定しており、また後者におい
ては、オイルパンにスポット溶接によりオイルバッフル
板を固着しているのである。
(ハ)考案が解決すべき課題 このようなオイルバッフル板の取付形は、容器状のオイ
ルパンが付設される場合であり、本考案の如く、シリン
ダブロックをシリンダケースとケース側蓋による割型に
構成した場合には、内部にオイルバッフル板を設けるこ
とが困難であったのである。
本考案は、このようにシリンダケースとケース側蓋を割
型に構成した場合において、オイルバッフル板を装着を
簡単な構成により取付可能としたものである。
(ニ)課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課
題を解決する手段を説明する。
シリンダケースとケース側蓋を接合組立することによ
り、シリンダーブロックを構成する内燃機関において、
内燃機関の許容傾斜角度を向上する為のオイルバッフル
板を、シリンダケースの内部に穿設したプレート挿入溝
と、ケース側蓋に設けたプレート係止溝に挿入すること
により、シリンダケースとケース側蓋に渡って挟持固定
したものである。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如く
であり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明す
る。
第1図はシリンダケース9に設けたプレート挿入溝5に
オイルバッフル板3を挿入した状態の正面断面図、第2
図はシリンダケース9とケース側蓋7を合わせて、プレ
ート挿入溝5とプレート係止溝6にオイルバッフル板3
を挿入した状態の側面断面図、第3図はケース側蓋7の
側面断面図、第4図はオイルバッフル板3の斜視図であ
る。
大型の内燃機関の場合には、シリンダブロックは鋳物に
より筒状に構成し、該シリンダブロックの下面に、オイ
ルパンを別体として下方から固着する構成となってい
る。
しかし、小形の内燃機関の場合には、シリンダケース9
とケース側蓋7の縦割のケースを接合してシリンダブロ
ックとしているのである。
該シリンダケース9の内部にシリンダライナ12を嵌装
し、該シリンダライナ12の内部でピストン15が上下し、
ピストンロッド11が該ピストン15の上下動をクランク軸
1の回転として伝達するのである。
クランク軸1から駆動ギアを介して、バランサー軸2が
回転し、該バランサー軸2にバランスウエイトが固設さ
れている。
本考案のオイルバッフル板3は、第4図に示すごとく、
二段階状プレートに構成されており、外二段階状プレー
トの折曲部に、潤滑油連通孔4が開口されている。
該オイルバッフル板3の縁部が挿入可能なプレート挿入
溝5が、シリンダケース9の内周全域に渡り穿設されて
おり、該プレート挿入溝5に向かいシリンダケース9の
開口部から、オイルバッフル板3を挿入すべく構成して
いる。
該シリンダケース9のプレート挿入溝5にオイルバッフ
ル板3を挿入した状態で、終端部がシリンダケース9の
外に出る部分があり、この部分にケース側蓋7のプレー
ト係止溝6を挿入嵌装するのである。該プレート係止溝
6の部分は全周溝でなくとも、プレート挿入溝5により
係止したオイルバッフル板3が抜けない程度の係止部で
も良いのである。
ケース側蓋7の内部の下方に、オイルフィルター8を挿
入するフィルター嵌入孔17が設けられており、該フィル
ター嵌入孔17に挿入したオイルフィルター8が、シリン
ダケース9の下部で、オイルバッフル板3の下方に突出
すべく構成している。
(ヘ)考案の作用 シリンダブロックの下部には潤滑油が滞留されるのであ
る。通常の所定の量の潤滑油が投入された場合には、第
1図のL1の油面であるが、潤滑油が消耗されると、油面
がL2の如く低下するのである。そしてこの状態で内燃機
関が傾斜されると、油面がL3やL4の如く傾斜されてしま
い、更に油面が揺れるので、オイルフィルター8の部分
が油面の上になって、空気がオイルフィルター8に吸引
される恐れがあるのである。
本考案のオイルバッフル板3は、このように油面がL3や
L4の如く、傾斜したり揺動したりすることの無いよう
に、オイルバッフル板3の下方の潤滑油の移動を阻止す
る役目をするものである。
オイルバッフル板3に潤滑油連通孔4が設けられている
ので、長い時間、内燃機関が傾斜されていれば、徐々に
L3やL4の如く油面がなってしまうのであるが、瞬間的な
傾動であれば、オイルバッフル板3がある為に潤滑油の
移動が阻止される為に、オイルバッフル板3の下側の空
間に潤滑油を溜めて置くことが出来て、オイルフィルタ
ー8が油面の上に浮き上がる恐れはなくなるのである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、シリンダケース9に設けたプレート挿入溝5
と、ケース側蓋7に設けたプレート係止溝6に挿入して
オイルバッフル板3を固定するので、シリンダブロック
が縦に割型とした場合においても、オイルバッフル板3
の取付が可能となったのである。
第2に、オイルバッフル板3の組立はプレート挿入溝5
とプレート係止溝6への挿入だけであるので、ボルトや
溶接等の組立操作を必要とせず簡潔な構成でオイルバッ
フル板3の取付が可能となったのである。
第3に、傾斜して使用する可能性の少ない内燃機関にお
いては、該オイルバッフル板3を外して、プレート挿入
溝5とプレート係止溝6のみを残しても、他の性能に影
響しないので、機種によりオイルバッフル板3を装着す
るかしないかの選択が可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリンダケース9に設けたプレート挿入溝5に
オイルバッフル板3を挿入した状態の正面断面図、第2
図はシリンダケース9とケース側蓋7を合わせて、プレ
ート挿入溝5とプレート係止溝6にオイルバッフル板1
を挿入した状態の側面断面図、第3図はケース側蓋7の
側面断面図、第4図はオイルバッフル板3の斜視図であ
る。 1……クランク軸 2……バランサー軸 3……オイルバッフル板 4……潤滑油連通孔 5……プレート挿入溝 6……プレート係止溝 7……ケース側蓋 9……シリンダケース 11……ピストンロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダケースとケース側蓋を接合組立す
    ることにより、シリンダーブロックを構成する内燃機関
    において、内燃機関の許容傾斜角度を向上する為のオイ
    ルバッフル板を、シリンダケースの内部に穿設したプレ
    ート挿入溝と、ケース側蓋に設けたプレート係止溝に挿
    入することにより、シリンダケースとケース側蓋に渡っ
    て挟持固定したことを特徴とする内燃機関のオイルバッ
    フル板。
JP12745890U 1990-11-28 1990-11-28 内燃機関のオイルバッフル板 Expired - Lifetime JPH0744728Y2 (ja)

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JP12745890U JPH0744728Y2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 内燃機関のオイルバッフル板

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JPH0482308U JPH0482308U (ja) 1992-07-17
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JP2007211592A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Toyota Motor Corp オイルパン

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JPH0482308U (ja) 1992-07-17

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