JPH0627770Y2 - エンジンのオイルパン装置 - Google Patents
エンジンのオイルパン装置Info
- Publication number
- JPH0627770Y2 JPH0627770Y2 JP1987096357U JP9635787U JPH0627770Y2 JP H0627770 Y2 JPH0627770 Y2 JP H0627770Y2 JP 1987096357 U JP1987096357 U JP 1987096357U JP 9635787 U JP9635787 U JP 9635787U JP H0627770 Y2 JPH0627770 Y2 JP H0627770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- baffle plate
- oil pan
- cylinder block
- suction pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、エンジンのオイルパン装置に関するものであ
る。
る。
（従来技術） 一般にエンジンのシリンダブロックのスカート部下部
（クランクケース下部）には、エンジンオイル貯留用の
オイルパンが設けられており、該オイルパン中のエンジ
ンオイルがエンジン側シリンダブロック内に設けられた
オイルポンプによってエンジン各部に強制的に循環され
るようになっている（ウェットサンプ方式）。
（クランクケース下部）には、エンジンオイル貯留用の
オイルパンが設けられており、該オイルパン中のエンジ
ンオイルがエンジン側シリンダブロック内に設けられた
オイルポンプによってエンジン各部に強制的に循環され
るようになっている（ウェットサンプ方式）。
そして、上記オイルポンプには上記オイルパン内に位置
してオイルろ過のためのオイルストレーナが接続される
ようになっており、該オイルストレーナは通常エンジン
側シリンダブロックの下面に支持ステーを介して固定支
持されるようになっている。
してオイルろ過のためのオイルストレーナが接続される
ようになっており、該オイルストレーナは通常エンジン
側シリンダブロックの下面に支持ステーを介して固定支
持されるようになっている。
一方、上記オイルパン内には当該オイルパン内のオイル
油面の踊り（揺動変動）を防止するためにバッフルプレ
ートが介装されるようになっており、上記オイルストレ
ーナのオイルサクションパイプ部はシリンダブロック上
部のオイルインレット口より上記バッフルプレートを下
方に貫通してその先端のストレーナ部（フイルタ部）を
オイル中に浸漬するように構成されている（例えば実開
昭５９−６７５１２号公報参照）。
油面の踊り（揺動変動）を防止するためにバッフルプレ
ートが介装されるようになっており、上記オイルストレ
ーナのオイルサクションパイプ部はシリンダブロック上
部のオイルインレット口より上記バッフルプレートを下
方に貫通してその先端のストレーナ部（フイルタ部）を
オイル中に浸漬するように構成されている（例えば実開
昭５９−６７５１２号公報参照）。
（考案が解決しようとする問題点） ところが、上記従来技術の構成によると、次のような問
題点がある。
題点がある。
(1)先ずバッフルプレート上に相当の長さのオイルサク
ションパイプが延びるためバッフルプレートの形状をク
ランク軸の回転軌跡に沿いかつ、できるだけ油面変動を
防止しやすいフラットな形状に近いものにすることがで
きない。
ションパイプが延びるためバッフルプレートの形状をク
ランク軸の回転軌跡に沿いかつ、できるだけ油面変動を
防止しやすいフラットな形状に近いものにすることがで
きない。
(2)また、バッフルプレートにオイルサクションパイプ
貫挿用の貫通孔が形成されるために当該貫通孔部では油
面変動の防止機能が低下するとともに遮音効果も低くな
る。
貫挿用の貫通孔が形成されるために当該貫通孔部では油
面変動の防止機能が低下するとともに遮音効果も低くな
る。
(3)さらに、オイルサクションパイプ連結部をバッフル
プレートより上方に設け、バッフルプレートの側部から
下方に回り込ませたり、バッフルプレートを貫通させた
りすると、オイルストレーナ組付時の作業性が著しく悪
くなる。
プレートより上方に設け、バッフルプレートの側部から
下方に回り込ませたり、バッフルプレートを貫通させた
りすると、オイルストレーナ組付時の作業性が著しく悪
くなる。
（問題点を解決するための手段） 本考案は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、シリンダブロックの下部に補強用のリブを
有するバッフルプレートを介してオイルパンを取付ける
とともに、基端側が上記シリンダブロックのオイルイン
レット口部に接続されたオイルストレーナを当該オイル
パン内に設けるようにしてなるエンジンのオイルパン装
置において、上記オイルインレット口部を、上記シリン
ダブロックのクランクシャフト方向一端側下部のクラン
クシャフト嵌合部を避けた位置に上記バッフルプレート
の最下面部付近まで突出させて設け、該オイルインレッ
ト口部に対して上記オイルストレーナのサクションパイ
プ部基端側連結部を連結する一方、上記オイルストレー
ナの当該サクションパイプ部他端側を上記バッフルプレ
ート下面に沿って上記クランクシャフト方向他端側に略
水平に延設し、該延設部の途中を上記バッフルプレート
の補強用リブ下面に支持ステーを介して連結支持して構
成されている。
れたもので、シリンダブロックの下部に補強用のリブを
有するバッフルプレートを介してオイルパンを取付ける
とともに、基端側が上記シリンダブロックのオイルイン
レット口部に接続されたオイルストレーナを当該オイル
パン内に設けるようにしてなるエンジンのオイルパン装
置において、上記オイルインレット口部を、上記シリン
ダブロックのクランクシャフト方向一端側下部のクラン
クシャフト嵌合部を避けた位置に上記バッフルプレート
の最下面部付近まで突出させて設け、該オイルインレッ
ト口部に対して上記オイルストレーナのサクションパイ
プ部基端側連結部を連結する一方、上記オイルストレー
ナの当該サクションパイプ部他端側を上記バッフルプレ
ート下面に沿って上記クランクシャフト方向他端側に略
水平に延設し、該延設部の途中を上記バッフルプレート
の補強用リブ下面に支持ステーを介して連結支持して構
成されている。
（作用） 上記の手段によると、先ずオイルサクションパイプ部お
よびオイルストレーナ部の全体が完全にバッフルプレー
トの下側に位置することになるので、バッフルプレート
は何等取付け、形状上の制約を受けることがなくなり、
クランク軸の回転軌跡に沿い、且つ可及的にフラットな
適切な形状のものに構成することができる。その結果、
油面変動防止機能も向上する。また、該作用は上記のよ
うに支持ステーがバッフルプレートの補強リブ下面に取
付けられることにより、ボルト等の頭部がクランクケー
ス内に突出しないことによって、より有効に実現され
る。
よびオイルストレーナ部の全体が完全にバッフルプレー
トの下側に位置することになるので、バッフルプレート
は何等取付け、形状上の制約を受けることがなくなり、
クランク軸の回転軌跡に沿い、且つ可及的にフラットな
適切な形状のものに構成することができる。その結果、
油面変動防止機能も向上する。また、該作用は上記のよ
うに支持ステーがバッフルプレートの補強リブ下面に取
付けられることにより、ボルト等の頭部がクランクケー
ス内に突出しないことによって、より有効に実現され
る。
また、上記バッフルプレートに従来のようにオイルパイ
プ貫挿用の貫通孔を形成する必要がなくなるので、バッ
フルプレートはその全体に亘って有効な油面変動防止機
能を発揮するようになるとともに、遮音機能も高くな
る。
プ貫挿用の貫通孔を形成する必要がなくなるので、バッ
フルプレートはその全体に亘って有効な油面変動防止機
能を発揮するようになるとともに、遮音機能も高くな
る。
さらに、上記構成では、オイルサクションパイプ部の基
端が連結されるオイルインレット口部が上記バッフルプ
レート最下面付近まで突出して形成されており、オイル
サクションパイプ部を固定する２つの支持部が略同一水
平面上に位置することになるので、オイルストレーナの
組付固定作業は著しく容易になる。
端が連結されるオイルインレット口部が上記バッフルプ
レート最下面付近まで突出して形成されており、オイル
サクションパイプ部を固定する２つの支持部が略同一水
平面上に位置することになるので、オイルストレーナの
組付固定作業は著しく容易になる。
（実施例） 第１図〜第３図は、本考案の実施例に係るエンジンのオ
イルパン装置を示している。
イルパン装置を示している。
先ず第１図において、符号１はエンジンのシリンダブロ
ックであり、該シリンダブロック１のスカート部下面
（クランクケース周縁部下面）には、オイルパン取付用
のフランジ部２が形成されている。該フランジ部２は、
取付けられるべきアルミダイキャスト製のオイルパン３
周縁部のフランジ部４に対応した幅および形状のものと
なっており、上記第１および第２のフランジ部２，４同
士を相互に対応させてボルト等により取付けられる。符
号６，６・・および７，７・・は、上記取付けのために
シリンダブロック側フランジ部２およびオイルパン３側
フランジ部４に各々形成されたボルト挿通孔である。
ックであり、該シリンダブロック１のスカート部下面
（クランクケース周縁部下面）には、オイルパン取付用
のフランジ部２が形成されている。該フランジ部２は、
取付けられるべきアルミダイキャスト製のオイルパン３
周縁部のフランジ部４に対応した幅および形状のものと
なっており、上記第１および第２のフランジ部２，４同
士を相互に対応させてボルト等により取付けられる。符
号６，６・・および７，７・・は、上記取付けのために
シリンダブロック側フランジ部２およびオイルパン３側
フランジ部４に各々形成されたボルト挿通孔である。
一方、符号１０は、上記シリンダブロック１へのオイル
パン３の取付けに際してオイルパン３内に介装される油
面変動防止のためのバッフルプレートである。該バッフ
ルプレート１０は、例えば上記オイルパン同様アルミニ
ウム系合金を素材としてダイキャスト製造されており、
左右両側部には上記シリンダブロック側フランジ部２お
よびオイルパン３側フランジ部４に対応したフランジ部
１１およびボルト挿通孔１２，１２・・が各々形成され
ており、上記オイルパン３のシリンダブロック１への取
付時において上記シリンダブロック側フランジ部２とオ
イルパン３側フランジ部４との間に挟圧されて固定され
る。該バッフルプレート１０は、全体として図示しない
エンジン側クランク軸の回転軌跡に対応し、かつ可能な
限りフラット形状に近い略円弧状の曲面板となってお
り、その長手方向中央部および幅方向にはそれぞれ下方
側又は上方側に膨出した所定幅の補強用のリブ（ビー
ド）１６，１７，１７・・が形成されている。
パン３の取付けに際してオイルパン３内に介装される油
面変動防止のためのバッフルプレートである。該バッフ
ルプレート１０は、例えば上記オイルパン同様アルミニ
ウム系合金を素材としてダイキャスト製造されており、
左右両側部には上記シリンダブロック側フランジ部２お
よびオイルパン３側フランジ部４に対応したフランジ部
１１およびボルト挿通孔１２，１２・・が各々形成され
ており、上記オイルパン３のシリンダブロック１への取
付時において上記シリンダブロック側フランジ部２とオ
イルパン３側フランジ部４との間に挟圧されて固定され
る。該バッフルプレート１０は、全体として図示しない
エンジン側クランク軸の回転軌跡に対応し、かつ可能な
限りフラット形状に近い略円弧状の曲面板となってお
り、その長手方向中央部および幅方向にはそれぞれ下方
側又は上方側に膨出した所定幅の補強用のリブ（ビー
ド）１６，１７，１７・・が形成されている。
また、符号２０は、メッシュ状のフィルタ部材よりなる
ストレーナ部２１と該ストレーナ部２１を図示しないエ
ンジン側オイルポンプに連通せしめるオイルサクション
パイプ部２２とからなるオイルストレーナであり、上記
オイルサクションパイプ部２２のオイルポンプ側基端部
にはクランクシャフト一端側方向側部のクランクシャフ
ト嵌合部を避けたシリンダブロック１のスカート部下部
に上記バッフルプレートの中央部最下面位置付近まで突
出させて設けられているオイルインレット口部２５に対
してオイルサクションパイプ部２２基端側を連結するた
めの連結ブラケット２６が設けられており、第２図に示
すように該連結ブラケット２６のフランジ部２６ａをボ
ルト２７を使用して上記シリンダブロック側オイルイン
レット口部２５に連結固定するようになっている。
ストレーナ部２１と該ストレーナ部２１を図示しないエ
ンジン側オイルポンプに連通せしめるオイルサクション
パイプ部２２とからなるオイルストレーナであり、上記
オイルサクションパイプ部２２のオイルポンプ側基端部
にはクランクシャフト一端側方向側部のクランクシャフ
ト嵌合部を避けたシリンダブロック１のスカート部下部
に上記バッフルプレートの中央部最下面位置付近まで突
出させて設けられているオイルインレット口部２５に対
してオイルサクションパイプ部２２基端側を連結するた
めの連結ブラケット２６が設けられており、第２図に示
すように該連結ブラケット２６のフランジ部２６ａをボ
ルト２７を使用して上記シリンダブロック側オイルイン
レット口部２５に連結固定するようになっている。
このようにして基端側がシリンダブロック側オイルイン
レット口部２５に連結されたオイルサクションパイプ部
２２は、第２図に示されるように上記バッフルプレート
１０の下面と平行に略水平方向他端側に延設され、その
延設端部側は図示のように鈎状に折り曲げられて上記バ
ッフルプレート１０の下方部でオイルパン３のオイル留
り部の最深部方向に下降され、該下降端位置で上記スト
レーナ部２１を一体化して貯留オイル中に浸漬してい
る。
レット口部２５に連結されたオイルサクションパイプ部
２２は、第２図に示されるように上記バッフルプレート
１０の下面と平行に略水平方向他端側に延設され、その
延設端部側は図示のように鈎状に折り曲げられて上記バ
ッフルプレート１０の下方部でオイルパン３のオイル留
り部の最深部方向に下降され、該下降端位置で上記スト
レーナ部２１を一体化して貯留オイル中に浸漬してい
る。
そして、上記水平方向に延設されたオイルサクションパ
イプ部２２の途中は支持ステー３０を介して上記バッフ
ルプレート１０中央の下方に膨出した補強用リブ１６の
下面部に第３図に示すように連結固定して支持されてい
る。すなわち、上記支持ステー３０は、長尺の平板状金
属部材よりなり、下端３０ａ側を上記オイルサクション
パイプ部２２に巻装するとともに上端３０ｂ側フラット
端部を上記補強用リブ１６の下面に接合し補強用リブ１
６の上方側凹溝部３４の底部側からボルト３２を貫挿し
下方側からナット３３で締結して固定している。
イプ部２２の途中は支持ステー３０を介して上記バッフ
ルプレート１０中央の下方に膨出した補強用リブ１６の
下面部に第３図に示すように連結固定して支持されてい
る。すなわち、上記支持ステー３０は、長尺の平板状金
属部材よりなり、下端３０ａ側を上記オイルサクション
パイプ部２２に巻装するとともに上端３０ｂ側フラット
端部を上記補強用リブ１６の下面に接合し補強用リブ１
６の上方側凹溝部３４の底部側からボルト３２を貫挿し
下方側からナット３３で締結して固定している。
従って、上記オイルストレーナ２０は、補強用リブ１
６，１７，１７・・を有し十分に剛性の高いバッフルプ
レート１０により支持ステー３０を介して安定して支持
されるようになる一方、バッフルプレート１０自体の形
状はオイルストレーナ２０の存在によっては何等制約さ
れることがないから自由かつ適切にクランク軸の回転軸
軌跡に対応し、しかも可及的にフラット化した油面変動
防止作用の高い形状に設計することができるようにな
る。特に本実施例では、支持ステー３０が上記補強用リ
ブ１６の下面部に取付けられるので、ボルト３２の頭部
はリブ上部の凹溝部３４内に収納され、可及的にフラッ
ト化しても全くクランク軸回転の障害とならないので上
記効果に対してより有効に作用する。
６，１７，１７・・を有し十分に剛性の高いバッフルプ
レート１０により支持ステー３０を介して安定して支持
されるようになる一方、バッフルプレート１０自体の形
状はオイルストレーナ２０の存在によっては何等制約さ
れることがないから自由かつ適切にクランク軸の回転軸
軌跡に対応し、しかも可及的にフラット化した油面変動
防止作用の高い形状に設計することができるようにな
る。特に本実施例では、支持ステー３０が上記補強用リ
ブ１６の下面部に取付けられるので、ボルト３２の頭部
はリブ上部の凹溝部３４内に収納され、可及的にフラッ
ト化しても全くクランク軸回転の障害とならないので上
記効果に対してより有効に作用する。
また、バッフルプレート１０にオイルストレーナ貫挿用
の貫通孔部を形成する必要がなく、バッフルプレート１
０の全平面積を油面変動防止作用および遮音作用に寄与
させることができるからバッフル効果および遮音効果も
より向上する。
の貫通孔部を形成する必要がなく、バッフルプレート１
０の全平面積を油面変動防止作用および遮音作用に寄与
させることができるからバッフル効果および遮音効果も
より向上する。
さらに、上記構成では、オイルサクションパイプ部２２
の基端が連結されるオイルインレット口部２５が上記バ
ッフルプレート１０中央の最下面付近まで突出して形成
されており、オイルサクションパイプ部２２を固定する
２つの支持部が略同一水平面上に位置することになるの
で、オイルストレーナ２０の組付固定作業は著しく容易
になる。
の基端が連結されるオイルインレット口部２５が上記バ
ッフルプレート１０中央の最下面付近まで突出して形成
されており、オイルサクションパイプ部２２を固定する
２つの支持部が略同一水平面上に位置することになるの
で、オイルストレーナ２０の組付固定作業は著しく容易
になる。
なお、上記実施例におけるシリンダブロック側フランジ
部２とオイルパン側フランジ部４間には、必要に応じて
液体パッキンが介装される。
部２とオイルパン側フランジ部４間には、必要に応じて
液体パッキンが介装される。
（考案の効果） 本考案は、以上に説明したように、シリンダブロックの
下部に補強用のリブを有するバッフルプレートを介して
オイルパンを取付けるとともに、基端側が上記シリンダ
ブロックのオイルインレット口部に接続されたオイルス
トレーナを当該オイルパン内に設けるようにしてなるエ
ンジンのオイルパン装置において、上記オイルインレッ
ト口部を、上記シリンダブロックのクランクシャフト方
向一端側下部のクランクシャフト嵌合部を避けた位置に
上記バッフルプレートの最下面部付近まで突出させて設
け、該オイルインレット口部に対して上記オイルストレ
ーナのサクションパイプ部基端側連結部を連結する一
方、上記オイルストレーナの当該サクションパイプ部他
端側を上記バッフルプレート下面に沿って上記クランク
シャフト方向他端側に略水平に延設し、該延設部の途中
を上記バッフルプレートの補強用リブ下面に支持ステー
を介して連結支持したことを特徴とするものである。
下部に補強用のリブを有するバッフルプレートを介して
オイルパンを取付けるとともに、基端側が上記シリンダ
ブロックのオイルインレット口部に接続されたオイルス
トレーナを当該オイルパン内に設けるようにしてなるエ
ンジンのオイルパン装置において、上記オイルインレッ
ト口部を、上記シリンダブロックのクランクシャフト方
向一端側下部のクランクシャフト嵌合部を避けた位置に
上記バッフルプレートの最下面部付近まで突出させて設
け、該オイルインレット口部に対して上記オイルストレ
ーナのサクションパイプ部基端側連結部を連結する一
方、上記オイルストレーナの当該サクションパイプ部他
端側を上記バッフルプレート下面に沿って上記クランク
シャフト方向他端側に略水平に延設し、該延設部の途中
を上記バッフルプレートの補強用リブ下面に支持ステー
を介して連結支持したことを特徴とするものである。
すなわち、本考案によると、先ずオイルサクションパイ
プおよびオイルストレーナの全体が完全にバッフルプレ
ートの下側に位置することになるので、バッフルプレー
トは何等取付け、形状上の制約を受けることがなくな
り、クランク軸の回転軌跡に沿い、且つ可及的にフラッ
トな適切な形状のものに構成することができる。その結
果、油面変動防止機能も向上する。また、該作用は上記
のように支持ステーがバッフルプレートの補強リブ下面
に取付けられることにより、ボルト等の頭部がクランク
ケース内に突出しないことによって、より有効に実現さ
れる。
プおよびオイルストレーナの全体が完全にバッフルプレ
ートの下側に位置することになるので、バッフルプレー
トは何等取付け、形状上の制約を受けることがなくな
り、クランク軸の回転軌跡に沿い、且つ可及的にフラッ
トな適切な形状のものに構成することができる。その結
果、油面変動防止機能も向上する。また、該作用は上記
のように支持ステーがバッフルプレートの補強リブ下面
に取付けられることにより、ボルト等の頭部がクランク
ケース内に突出しないことによって、より有効に実現さ
れる。
また、上記バッフルプレートに従来のようにオイルパイ
プ貫挿用の貫通孔を形成する必要がなくなるので、バッ
フルプレートはその全体に亘って有効な油面変動防止機
能を発揮するようになるとともに、遮音機能もより高く
なる。
プ貫挿用の貫通孔を形成する必要がなくなるので、バッ
フルプレートはその全体に亘って有効な油面変動防止機
能を発揮するようになるとともに、遮音機能もより高く
なる。
さらに、上記構成では、オイルサクションパイプの基端
が連結されるオイルインレット口部が上記バッフルプレ
ート最下面付近まで突出して形成されており、オイルサ
クションパイプを固定する２つの支持部が略同一水平面
上に位置することになるので、オイルストレーナの組付
固定作業は著しく容易になる。
が連結されるオイルインレット口部が上記バッフルプレ
ート最下面付近まで突出して形成されており、オイルサ
クションパイプを固定する２つの支持部が略同一水平面
上に位置することになるので、オイルストレーナの組付
固定作業は著しく容易になる。
従って、従来のような問題点は確実に解消することがで
きるとともに、さらにバッフルプレートの加工工数の削
減、オイルストレーナの組付性の向上に特に有効に寄与
し得るようになる。
きるとともに、さらにバッフルプレートの加工工数の削
減、オイルストレーナの組付性の向上に特に有効に寄与
し得るようになる。
第１図は、本考案の実施例に係るエンジンのオイルパン
装置の分解斜視図、第２図は、同装置のオイルパン部の
断面図、第３図は、同装置におけるバッフルプレート側
補強用リブと支持ステーとの連結構造を示す要部の拡大
断面図である。 １……シリンダブロック ２……シリンダブロック側フランジ部 ３……オイルパン ４……オイルパン側フランジ部 １０……バッフルプレート 16,17……補強用リブ ２０……オイルストレーナ ２１……ストレーナ部 ２２……オイルサクションパイプ部 ３０……支持ステー
装置の分解斜視図、第２図は、同装置のオイルパン部の
断面図、第３図は、同装置におけるバッフルプレート側
補強用リブと支持ステーとの連結構造を示す要部の拡大
断面図である。 １……シリンダブロック ２……シリンダブロック側フランジ部 ３……オイルパン ４……オイルパン側フランジ部 １０……バッフルプレート 16,17……補強用リブ ２０……オイルストレーナ ２１……ストレーナ部 ２２……オイルサクションパイプ部 ３０……支持ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭60−161303号（実開 昭62− 71317号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ) 実願 昭57−147143号（実開 昭59− 52113号）の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム（Ｊ Ｐ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダブロックの下部に補強用のリブを
有するバッフルプレートを介してオイルパンを取付ける
とともに、基端側が上記シリンダブロックのオイルイン
レット口部に接続されたオイルストレーナを当該オイル
パン内に設けるようにしてなるエンジンのオイルパン装
置において、上記オイルインレット口部を、上記シリン
ダブロックのクランクシャフト方向一端側下部のクラン
クシャフト嵌合部を避けた位置に上記バッフルプレート
の最下面部付近まで突出させて設け、該オイルインレッ
ト口部に対して上記オイルストレーナのサクションパイ
プ部基端側連結部を連結する一方、上記オイルストレー
ナの当該サクションパイプ部他端側を上記バッフルプレ
ート下面に沿って上記クランクシャフト方向他端側に略
水平に延設し、該延設部の途中を上記バッフルプレート
の補強用リブ下面に支持ステーを介して連結支持したこ
とを特徴とするエンジンのオイルパン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987096357U JPH0627770Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | エンジンのオイルパン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987096357U JPH0627770Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | エンジンのオイルパン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS643013U JPS643013U (ja) | 1989-01-10 |
| JPH0627770Y2 true JPH0627770Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31321242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987096357U Expired - Lifetime JPH0627770Y2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | エンジンのオイルパン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627770Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7198018B2 (en) | 2004-03-30 | 2007-04-03 | Mitsubishi Jidosha Engineering Kabushiki Kaisha | Cylinder block for engine |
| US7204223B2 (en) | 2004-03-30 | 2007-04-17 | Mitsubishi Jidosha Engineering Kabushiki Kaisha | Structure of cylinder block for engine |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5913915B2 (ja) * | 2011-11-09 | 2016-04-27 | 日野自動車株式会社 | エンジンのシリンダブロック構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5952113U (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-05 | トヨタ自動車株式会社 | オイルパン |
| JPH034733Y2 (ja) * | 1985-10-23 | 1991-02-07 |
-
1987
- 1987-06-22 JP JP1987096357U patent/JPH0627770Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7198018B2 (en) | 2004-03-30 | 2007-04-03 | Mitsubishi Jidosha Engineering Kabushiki Kaisha | Cylinder block for engine |
| US7204223B2 (en) | 2004-03-30 | 2007-04-17 | Mitsubishi Jidosha Engineering Kabushiki Kaisha | Structure of cylinder block for engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS643013U (ja) | 1989-01-10 |
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