JPH0619816Y2 - エンジンのシリンダブロック補強構造 - Google Patents

エンジンのシリンダブロック補強構造

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JPH0619816Y2
JPH0619816Y2 JP1987095670U JP9567087U JPH0619816Y2 JP H0619816 Y2 JPH0619816 Y2 JP H0619816Y2 JP 1987095670 U JP1987095670 U JP 1987095670U JP 9567087 U JP9567087 U JP 9567087U JP H0619816 Y2 JPH0619816 Y2 JP H0619816Y2
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JP
Japan
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cylinder block
reinforcing plate
bottom wall
bolt
main bearing
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JP1987095670U
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隆文 寺本
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのシリンダブロック補強構造に関
し、特にシリンダブロックを補強するための補強プレー
トを備えたものの改良に関する。
(従来の技術) 従来、エンジンのシリンダブロック補強構造として、例
えば実開昭59−34049号公報に開示されるように、シリ
ンダブロックとオイルパンとの間に補強プレートを配
し、該補強プレートの周縁部をスカート部とオイルパン
レール部とで挟持するとともに、央部をメインベアリン
グキャップにボルト締結することにより、シリンダブロ
ックの曲げ剛性及び捩り剛性を高めるようにしたものが
知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来のものでは補強プレートを鋳造成形
することが行なわれる。しかし、コスト面等からは板金
成形等によるのが好ましく、そのためには補強プレート
の形状を簡単なものにする必要がある。その場合、補強
プレートによるシリンダブロックの曲げ剛性及び捩り剛
性を高める機能が損なわれてはならない。
また、重量軽減を図る面からは補強プレートをメインベ
アリングキャップに締結するためのボルトは短い方が良
い。
本考案は上記知見に基づきなされたものであり、補強プ
レートをプレス成形された板状体によって構成すると共
に、板金体からなる補強プレートであるにも拘らずシリ
ンダブロックの曲げ剛性及び捩り剛性を向上させること
を目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案が講じた解決手段
は、シリンダブロックのスカート部下端同士を連結する
補強プレートを備えたエンジンのシリンダブロック補強
構造を対象とし、上記補強プレートはプレス成形され且
つ全体に亘って同一の肉厚を有する板状体からなり、上
記補強プレートにおける上記スカート部間には、クラン
ク軸の回転軌跡との干渉を避けるために下方へ断面皿形
状に窪み底壁部と該底壁部の両側の側壁部とからなる凹
陥部が形成されており、該凹陥部における上記底壁部及
び各側壁部に跨がる部位には、上方へ膨出するボルト座
が形成されており、上記補強プレートは、上記ボルト座
を貫通するボルトによりメインベアリングキャップに締
結されている構成である。
(作用) 上記の構成により、補強プレートにおけるスカート部間
には、クランク軸の回転軌跡との干渉を避けるために下
方へ断面皿形状に窪み底壁部と該底壁部の両側の側壁部
とからなる凹陥部が形成されており、また凹陥部におけ
る底壁部と各側壁部とに跨がる部位には上方へ膨出する
ボルト座が形成されているため、補強プレートが板状体
であるにも拘らず補強プレートの剛性が確保され、これ
によりシリンダブロックの曲げ剛性及び捩り剛性が有効
に高められる。
また、補強プレートの凹陥部における底壁部と各側壁部
とに跨がる部位には上方へ膨出するボルト座が形成さ
れ、補強プレートはボルト座を貫通するボルトによりメ
インベアリングキャップに締結されているため、シリン
ダブロックの剛性がいっそう高められるとともに、ボル
ト座の位置がメインベアリングキャップに近づきボルト
の長さが短くなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は本考案の実施例に係るシリンダブロッ
ク補強構造を備えた直列4気筒エンジンを示す。1はシ
リンダブロックであって、該シリンダブロック1上には
シリンダヘッドが配され、該シリンダブロック1とシリ
ンダヘッドとの間には、第1シリンダ〜第4シリンダが
形成されている。
上記シリンダブロック1は、その上部を構成するデッキ
部1aと、該デッキ部1aから下方に向って拡がるスカ
ート部1bとからなる。該シリンダブロック1の下部に
はクランク軸4がシリンダ列方向に配されている。該ク
ランク軸4は、上記各シリンダ間及び前後端においてシ
リンダブロック1に形成されたメインベアリング5と該
メインベアリング5に対してボルト7a〜7eにより締
結されたメインベアリングキャップ6とにより回転自在
に枢支されている。そして、該クランク軸4には上記各
シリンダのピストンがコネクティングロッドを介してそ
れぞれ連結されている。
さらに、上記シリンダブロック1の下側にはオイルパン
10が配設されている。該オイルパン10は、そのレー
ル部においてシリンダブロックスカート部1bに取付け
られている。そして、該オイルパン10内にはオイルを
濾過するストレーナ11が配置され、該ストレーナ11
はサクションパイプ12を介してオイルポンプ13に接
続されている。
さらに、上記シリンダブロック1とオイルパン10との
間には、シリンダブロック1を補強するための補強プレ
ート15が配されている。該補強プレート15は、第4
図及び第5図に示すように、全体に亘って略同厚の板状
体からなり、平面視が略矩形状で且つ凹陥部15aを有
する形状、すなわち断面形が略皿形状になるよう板金成
形されており、シリンダブロック1下方において水平に
配された底壁部15cと、該底壁部15cの両側から斜
め上方に立ち上がる各側壁部15dと、各側壁部15d
の上端から水平方向外方に延びてシリンダブロックスカ
ート部1b下端とオイルパン10レール部とに挟持され
た挟持部15bとからなり、シリンダブロック1のスカ
ート部1b下端同士を連結するようにしている。また、
上記底壁部15c及び各側壁部15dによって凹陥部1
5aが形成され、該凹陥部15aによってクランク軌跡
との干渉を避けるようにしている。
また、上記凹陥部15aにおいてメインベアリングキャ
ップ6のボルト座に対応する部位には、その底壁部15
cと側壁部15dとに跨がり、且つ補強プレート15の
内方に膨出するボルト座16,16…が形成されてい
る。そして、上記ボルト7a〜7eによって該ボルト座
16,16…がメインベアリングキャップ6,6…に締
結されている。さらに、上記補強プレート15の底壁部
15cには、相隣り合うメインベアリングキャップ6,
6に係る4つのボルト座16,16…を結んでできる矩
形の対角線の交点を避けて円形のオイルドレン穴17,
17…が開口されており、補強プレート15内に溜った
オイルをオイルパン10に戻すようにしている。
さらに、上記サクションパイプ12はステー18を介し
てメインベアリングキャップ6にボルト締結されてい
る。
したがって、上記実施例においては、補強プレート15
を平面視が略矩形状で、且つ断面略皿形状の簡単な形状
に形成したので、板金成形等による成形が可能になり、
コストを低減することができるとともに重量を低減する
ことができる。
また、補強プレート15によってシリンダブロック1の
スカート部1b下端同士が連結されているので、シリン
ダブロックの曲げ剛性が高められてスカート部1bが側
方に拡がろうとするような振動が抑制される。
しかも、補強プレート15には、その底壁部15cから
立ち上がる側壁部15dが形成されているので、シリン
ダブロック1の上記曲げ剛性、及びクランク軸4回りの
捩り剛性が一層高められる。
加えて、オイルドレン穴17,17…を上記4つのボル
ト座16,16…を結んでできる矩形の対角線の交点を
避けて開口したので、この対角線方向の補強プレート1
5の強度が確保されて、その捩り剛性を高めることがで
きる。
さらに、補強プレート15の凹陥部15aに、その底壁
部15cと側壁部15dとに跨がり、且つ内方に膨出す
るボルト座16,16…を形成したので、このボルト座
16,16…の凹凸形状によってシリンダブロック1の
剛性が一層高められる。
しかも、このボルト座16,16…を設けることによっ
てボルト7a〜7eの位置がメインベアリングキャップ
6,6…に近づくので、ボルト7a〜7eの長さが短く
なり、重量軽減を図ることができる。
また、サクションパイプ12を、膜振動し易い補強プレ
ート15にではなく剛性の高いメインベアリングキャッ
プ6に固定したので、サンションパイプ12による振動
の助長を防止することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のエンジンのシリンダブロ
ック補強構造によると、補強プレートはプレス成形され
且つ全体に亘って同一の肉厚を有する板状体から構成さ
れているため、コストの低減及び重量の軽減を図ること
ができる。
補強プレートにおけるスカート部間には、下方へ断面皿
形状に窪む凹陥部が形成されており、凹陥部における底
壁部と各側壁部とに跨がる部位には上方へ膨出するボル
ト座が形成されているため、補強プレートが板状体であ
るにも拘らず補強プレートの剛性が確保され、これによ
りシリンダブロックの曲げ剛性及び捩り剛性の向上を図
ることができる。
補強プレートの凹陥部における底壁部と各側壁部とに跨
がる部位には上方へ膨出するボルト座が形成され、補強
プレートはボルト座を貫通するボルトによりメインベア
リングキャップに締結されているため、シリンダブロッ
クの剛性がいっそう高められるとともに、ボルト座の位
置がメインベアリングキャップに近づきボルトの長さが
短くなり重量の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を例示し、第1図はエンジンの縦
断側面図、第2図は同底面図、第3図は同縦断正面図、
第4図は補強プレートの平面図、第5図は同縦断側面図
である。 1……シリンダブロック、1b……スカート部、6……
メインベアリングキャップ、7a〜7e……ボルト、1
5……補強プレート、15a……凹陥部、15c……底
壁部、15d……側壁部、16……ボルト座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのスカート部下端同士を
    連結する補強プレートを備えたエンジンのシリンダブロ
    ック補強構造であって、 上記補強プレートはプレス成形され且つ全体に亘って同
    一の肉厚を有する板状体からなり、 上記補強プレートにおける上記スカート部間には、クラ
    ンク軸の回転軌跡との干渉を避けるために下方へ断面皿
    形状に窪み底壁部と該底壁部の両側の側壁部とからなる
    凹陥部が形成されており、 該凹陥部における上記底壁部及び各側壁部に跨がる部位
    には、上方へ膨出するボルト座が形成されており、 上記補強プレートは、上記ボルト座を貫通するボルトに
    よりメインベアリングキャップに締結されていることを
    特徴とするエンジンのシリンダブロック補強構造。
JP1987095670U 1987-06-22 1987-06-22 エンジンのシリンダブロック補強構造 Expired - Lifetime JPH0619816Y2 (ja)

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JPS643056U JPS643056U (ja) 1989-01-10
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JPS5934049B2 (ja) * 1979-02-27 1984-08-20 富士電機株式会社 同期機の脱調予測方式

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