JPH0625393Y2 - エンジンマウンティング装置 - Google Patents
エンジンマウンティング装置Info
- Publication number
- JPH0625393Y2 JPH0625393Y2 JP1987173400U JP17340087U JPH0625393Y2 JP H0625393 Y2 JPH0625393 Y2 JP H0625393Y2 JP 1987173400 U JP1987173400 U JP 1987173400U JP 17340087 U JP17340087 U JP 17340087U JP H0625393 Y2 JPH0625393 Y2 JP H0625393Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- mount bracket
- mounting
- mounting device
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車等の車輌に於てエンジン(内燃機関)
を車体より支持するエンジンマウンティング装置に係
る。
を車体より支持するエンジンマウンティング装置に係
る。
従来の技術 自動車等の車輌に於ては、エンジンは複数の箇所を各々
マウントブラケットによってエンジン外壁及び車体に対
し取付けられた防振ゴム装置を含むエンジンマウンティ
ング装置により車体より防振支持されている。上述の如
きエンジンマウンティング装置に於ては、マウントブラ
ケットの共振周波数が低いと、その共振周波数はエンジ
ン透過音の原因になる振動の周波数域に入り、車室内騒
音が増大するようになる。このためマウントブラケット
の形状或いは材質の選定によってマウントブラケットの
高剛性化及び軽量化を図り、これの共振周波数を高める
ことが従来より種々行われており、これは例えば特開昭
54−137511号、実開昭58−80311号の公
報に示されている。
マウントブラケットによってエンジン外壁及び車体に対
し取付けられた防振ゴム装置を含むエンジンマウンティ
ング装置により車体より防振支持されている。上述の如
きエンジンマウンティング装置に於ては、マウントブラ
ケットの共振周波数が低いと、その共振周波数はエンジ
ン透過音の原因になる振動の周波数域に入り、車室内騒
音が増大するようになる。このためマウントブラケット
の形状或いは材質の選定によってマウントブラケットの
高剛性化及び軽量化を図り、これの共振周波数を高める
ことが従来より種々行われており、これは例えば特開昭
54−137511号、実開昭58−80311号の公
報に示されている。
考案が解決しようとする問題点 高い共振周波数を有するマウントブラケットは高剛性を
備え且軽量であることが最も好ましく、これはアルミニ
ウムの如き軽合金により構成されたボックス型の、所謂
閉じ断面形状のマウントブラケットにより具現される
が、しかし、エンジンの複数の箇所に設けられるマウン
トブラケットにはその周辺装置との関連から制約を受け
てボックス型に構成され得ないものがあり、このような
場合も軽量化のためにマウントブラケットがアルミニウ
ムの如き軽合金により構成されると、剛性が不足し、こ
れに伴い共振周波数が低下して車室内騒音の低減が充分
に成されなくなる虞れがある。
備え且軽量であることが最も好ましく、これはアルミニ
ウムの如き軽合金により構成されたボックス型の、所謂
閉じ断面形状のマウントブラケットにより具現される
が、しかし、エンジンの複数の箇所に設けられるマウン
トブラケットにはその周辺装置との関連から制約を受け
てボックス型に構成され得ないものがあり、このような
場合も軽量化のためにマウントブラケットがアルミニウ
ムの如き軽合金により構成されると、剛性が不足し、こ
れに伴い共振周波数が低下して車室内騒音の低減が充分
に成されなくなる虞れがある。
本考案は上述の如き問題点を解決した改良されたエンジ
ンマウンティング装置を提供することを目的としてい
る。
ンマウンティング装置を提供することを目的としてい
る。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本考案によれば、互いに異った形状
の二つのマウントブラケットを含むエンジンマウンティ
ング装置に於て、前記二つのマウントブラケットのうち
その形状からして高剛性を備えたものを軽金属により構
成し、形状からして高剛性を備えていないものを鋳鉄に
より構成することを特徴とするエンジンマウンティング
装置によって達成される。
の二つのマウントブラケットを含むエンジンマウンティ
ング装置に於て、前記二つのマウントブラケットのうち
その形状からして高剛性を備えたものを軽金属により構
成し、形状からして高剛性を備えていないものを鋳鉄に
より構成することを特徴とするエンジンマウンティング
装置によって達成される。
考案の作用及び効果 上述の如き構成によれば、ボックス型等の形状からして
高剛性を備えたマウントブラケットは、軽合金により構
成されることにより高剛性であることと軽量であること
とを併せ持つようになり、高い共振周波数を備えるよう
になる。これに対しボックス型に構成されないこと等に
より形状からして高剛性を備えていないマウントブラケ
ットは、鋳鉄により構成され、これによりこのマウント
ブラケットは充分な軽量化は行われないが、材質から高
剛性を備えるようになり、所要の共振周波数を備えるよ
うになる。尚、ボックス型でないマウントブラケットは
ボックス型のものに比して低容積であるから、これが鋳
鉄により構成されても、ボックス型のものが鋳鉄により
構成される場合に比して重量が増大することはない。
高剛性を備えたマウントブラケットは、軽合金により構
成されることにより高剛性であることと軽量であること
とを併せ持つようになり、高い共振周波数を備えるよう
になる。これに対しボックス型に構成されないこと等に
より形状からして高剛性を備えていないマウントブラケ
ットは、鋳鉄により構成され、これによりこのマウント
ブラケットは充分な軽量化は行われないが、材質から高
剛性を備えるようになり、所要の共振周波数を備えるよ
うになる。尚、ボックス型でないマウントブラケットは
ボックス型のものに比して低容積であるから、これが鋳
鉄により構成されても、ボックス型のものが鋳鉄により
構成される場合に比して重量が増大することはない。
実施例 以下に添付の図を参照して本考案を実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案によるエンジンマウンティング装置の一
つの実施例を示している。第1図に於て、10はエンジ
ンのシリンダブロックのスカート部を示している。
つの実施例を示している。第1図に於て、10はエンジ
ンのシリンダブロックのスカート部を示している。
スカート部10の一方の側にはライトマウントブラケッ
ト20が複数個の取付ボルト22によって固定されてお
り、また他方の側にはレフトマウントブラケット30が
複数個の取付ボルト32によって固定されている。
ト20が複数個の取付ボルト22によって固定されてお
り、また他方の側にはレフトマウントブラケット30が
複数個の取付ボルト32によって固定されている。
ライトマウントブラケット20にはボルト26及びナッ
ト28によって防振ゴム装置24の一方の枠体24aが
固定接続されている。防振ゴム装置24はもう一方の枠
体24bにて図示されていない車体に対し固定接続され
るようになっている。
ト28によって防振ゴム装置24の一方の枠体24aが
固定接続されている。防振ゴム装置24はもう一方の枠
体24bにて図示されていない車体に対し固定接続され
るようになっている。
レフトマウントブラケット30にはボルト36及びナッ
ト38によって防振ゴム装置34の一方の枠体34aが
固定接続されている。防振ゴム装置34はもう一方の枠
体34bにて図示されていない車体に対し固定接続され
るようになっている。
ト38によって防振ゴム装置34の一方の枠体34aが
固定接続されている。防振ゴム装置34はもう一方の枠
体34bにて図示されていない車体に対し固定接続され
るようになっている。
第2図はライトマウントブラケット20を示している。
ライトマウントブラケット20は閉じ断面形状のボック
ス型を成しており、その全体をアルミニウムの如き軽金
属により構成されている。尚、第2図に於て、21は取
付ボルト22のボルト通し孔を、23は防振ゴム取付用
のボルト通し孔を各々示している。
ライトマウントブラケット20は閉じ断面形状のボック
ス型を成しており、その全体をアルミニウムの如き軽金
属により構成されている。尚、第2図に於て、21は取
付ボルト22のボルト通し孔を、23は防振ゴム取付用
のボルト通し孔を各々示している。
第3図はレフトマウントブラケット30を示している。
レフトマウントブラケット30は、該ブラケットのエン
ジンに対する取付箇所がターボチャージャのオイルリタ
ーンパイプ12のエンジンに対する接続部と重合してい
ることにより、ボックス型ではなくて上方が開かれた溝
型断面形状として構成されており、その全体を鋳鉄によ
り構成されている。レフトマウントブラケット30には
オイルリターンパイプ12の受座を兼ねた補強リブ40
が一対の側片部42と44との間に二個設けられてい
る。またレフトマウントブラケット30にはこれのエン
ジンに対する取付片部46及び48と側片部42及び4
4の各々が成す隅角部の各々に三角形状の補強リブ5
0、52が各々設けられている。尚、第3図に於て、3
1は取付ボルト32のボルト通し孔を各々示している。
レフトマウントブラケット30は、該ブラケットのエン
ジンに対する取付箇所がターボチャージャのオイルリタ
ーンパイプ12のエンジンに対する接続部と重合してい
ることにより、ボックス型ではなくて上方が開かれた溝
型断面形状として構成されており、その全体を鋳鉄によ
り構成されている。レフトマウントブラケット30には
オイルリターンパイプ12の受座を兼ねた補強リブ40
が一対の側片部42と44との間に二個設けられてい
る。またレフトマウントブラケット30にはこれのエン
ジンに対する取付片部46及び48と側片部42及び4
4の各々が成す隅角部の各々に三角形状の補強リブ5
0、52が各々設けられている。尚、第3図に於て、3
1は取付ボルト32のボルト通し孔を各々示している。
以上に於ては、本考案を特定の実施例について詳細に説
明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、本
考案の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業
者にとって明らかであろう。
明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、本
考案の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業
者にとって明らかであろう。
第1図は本考案によるエンジンマウンティング装置の一
つの実施例を示す正面図、第2図は本考案によるエンジ
ンマウンティング装置に用いられるライトマウントブラ
ケットの一つの実施例を示す斜視図、第3図は本考案に
よるエンジンマウンティング装置に用いられるレフトマ
ウントブラケットの一つの実施例を示す斜視図である。 10…エンジンのシリンダブロックのスカート部,12
…オイルリターンパイプ,20…ライトマウントブラケ
ット,21…ボルト通し孔,22…取付ボルト,24…
防振ゴム,26…ボルト,28…ナット,30…レフト
マウントブラケット,31…ボルト通し孔,32…取付
ボルト,34…防振ゴム,36…ボルト,38…ナッ
ト,40…補強リブ,42、44…側片部,46、48
…取付片部,50、52…補強リブ
つの実施例を示す正面図、第2図は本考案によるエンジ
ンマウンティング装置に用いられるライトマウントブラ
ケットの一つの実施例を示す斜視図、第3図は本考案に
よるエンジンマウンティング装置に用いられるレフトマ
ウントブラケットの一つの実施例を示す斜視図である。 10…エンジンのシリンダブロックのスカート部,12
…オイルリターンパイプ,20…ライトマウントブラケ
ット,21…ボルト通し孔,22…取付ボルト,24…
防振ゴム,26…ボルト,28…ナット,30…レフト
マウントブラケット,31…ボルト通し孔,32…取付
ボルト,34…防振ゴム,36…ボルト,38…ナッ
ト,40…補強リブ,42、44…側片部,46、48
…取付片部,50、52…補強リブ
Claims (1)
- 【請求項1】互いに異った形状の二つのマウントブラケ
ットを含むエンジンマウンティング装置に於て、前記二
つのマウントブラケットのうちその形状からして高剛性
を備えたものを軽金属により構成し、形状からして高剛
性を備えていないものを鋳鉄により構成することを特徴
とするエンジンマウンティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987173400U JPH0625393Y2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | エンジンマウンティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987173400U JPH0625393Y2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | エンジンマウンティング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0177514U JPH0177514U (ja) | 1989-05-25 |
JPH0625393Y2 true JPH0625393Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31465309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987173400U Expired - Lifetime JPH0625393Y2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 | エンジンマウンティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625393Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002240574A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | Unipres Corp | エンジンマウント用ブラケット |
JP5269650B2 (ja) * | 2009-03-04 | 2013-08-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | エンジンブラケット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3117378C2 (de) * | 1981-05-02 | 1986-10-23 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart | Aufhängung für ein frontseitig, insbesondere querliegend angeordnetes Antriebsaggregat eines Kraftfahrzeugs |
-
1987
- 1987-11-13 JP JP1987173400U patent/JPH0625393Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0177514U (ja) | 1989-05-25 |
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