JP2560949B2 - 防振装置の振動体取付構造 - Google Patents
防振装置の振動体取付構造Info
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- JP2560949B2 JP2560949B2 JP12946292A JP12946292A JP2560949B2 JP 2560949 B2 JP2560949 B2 JP 2560949B2 JP 12946292 A JP12946292 A JP 12946292A JP 12946292 A JP12946292 A JP 12946292A JP 2560949 B2 JP2560949 B2 JP 2560949B2
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- mounting bracket
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は防振ゴム体によりエンジ
ン等の振動体を吊り下げ支持する防振装置の振動体取付
構造の改良に関する。
ン等の振動体を吊り下げ支持する防振装置の振動体取付
構造の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＦＦ車等において、横剛性を高め
る要請に鑑み、基体たる車両フレーム上に支持脚により
支持して筒状ホルダを設け、該ホルダ内に防振ゴム体を
嵌着固定して、防振ゴム体に設けた連結ボルトによりエ
ンジンを吊り下げ支持する防振装置が提案されている。
る要請に鑑み、基体たる車両フレーム上に支持脚により
支持して筒状ホルダを設け、該ホルダ内に防振ゴム体を
嵌着固定して、防振ゴム体に設けた連結ボルトによりエ
ンジンを吊り下げ支持する防振装置が提案されている。
【０００３】その一例を図３に示し、図は液封入型の防
振装置として構成したものである。図において、上方へ
開放する有底筒状のホルダ２は底壁が支持脚により支持
されて図略の車両フレーム上に固定される。ホルダ２内
には外周に筒状側板３１を接合した防振ゴム体３が圧入
固定してあり、容器状をなす防振ゴム体３の開口は絞り
流路５１を形成した仕切板５により閉鎖されて、その上
方は薄肉のゴム膜６により密閉され、かかる密閉空間内
に液が封入してある。
振装置として構成したものである。図において、上方へ
開放する有底筒状のホルダ２は底壁が支持脚により支持
されて図略の車両フレーム上に固定される。ホルダ２内
には外周に筒状側板３１を接合した防振ゴム体３が圧入
固定してあり、容器状をなす防振ゴム体３の開口は絞り
流路５１を形成した仕切板５により閉鎖されて、その上
方は薄肉のゴム膜６により密閉され、かかる密閉空間内
に液が封入してある。
【０００４】上記防振ゴム体３の中心には連結金具４が
埋設され、その先端はホルダ２の底壁開口より下方へ突
出して、その端面に詳細を後述するエンジンの取付ブラ
ケット７がボルト４１により結合してある。取付ブラケ
ット７にはストッパ金具８が共締めされており、該スト
ッパ金具８は下方へ開く略Ｕ字形をなして取付ブラケッ
ト７の外周に装着されている。ストッパ金具８の表面に
は、支持脚１の内側面およびホルダ２底壁の下面に所定
間隔で対向せしめて所定厚のストッパゴム層８１が接合
形成され、左右上下方向の過大な振動入力に対して防振
ゴム体の過度な変形を規制している。
埋設され、その先端はホルダ２の底壁開口より下方へ突
出して、その端面に詳細を後述するエンジンの取付ブラ
ケット７がボルト４１により結合してある。取付ブラケ
ット７にはストッパ金具８が共締めされており、該スト
ッパ金具８は下方へ開く略Ｕ字形をなして取付ブラケッ
ト７の外周に装着されている。ストッパ金具８の表面に
は、支持脚１の内側面およびホルダ２底壁の下面に所定
間隔で対向せしめて所定厚のストッパゴム層８１が接合
形成され、左右上下方向の過大な振動入力に対して防振
ゴム体の過度な変形を規制している。
【０００５】取付ブラケット７は図４，図５に示す如
く、上記ボルト４１を挿通する抜き孔７５を設けた略鞍
型断面の先端部７１がストッパ金具８内に位置するとと
もに、基端部７２は側方へ湾曲突出してその下面より一
対の取付ボルト７３，７４が突出し、エンジンに結合さ
れる。
く、上記ボルト４１を挿通する抜き孔７５を設けた略鞍
型断面の先端部７１がストッパ金具８内に位置するとと
もに、基端部７２は側方へ湾曲突出してその下面より一
対の取付ボルト７３，７４が突出し、エンジンに結合さ
れる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
振動体取付構造では、取付ブラケット７とストッパ金具
８を別体にしているため製造組み付けに手間取るという
問題があった。また、ストッパ金具８により取付ブラケ
ット先端部７１の重量が増してその共振周波数が低下
し、高周波領域のエンジン振動に一致してその伝達によ
るエンジンノイズを生じるという問題もあった。
振動体取付構造では、取付ブラケット７とストッパ金具
８を別体にしているため製造組み付けに手間取るという
問題があった。また、ストッパ金具８により取付ブラケ
ット先端部７１の重量が増してその共振周波数が低下
し、高周波領域のエンジン振動に一致してその伝達によ
るエンジンノイズを生じるという問題もあった。
【０００７】本発明はかかる課題を解決するもので、取
付ブラケットの強度を充分確保することができるととも
に、エンジンノイズの発生も有効に防止でき、かつ組立
容易な防振装置の振動体取付構造を提供することを目的
とする。
付ブラケットの強度を充分確保することができるととも
に、エンジンノイズの発生も有効に防止でき、かつ組立
容易な防振装置の振動体取付構造を提供することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、支持脚１により基体上に支持された有底円筒状のホ
ルダ２内に防振ゴム体３を固定して、該防振ゴム体３よ
りホルダ２底壁を貫通して延びる連結部材４に振動体に
設けた取付ブラケット７を結合し、該取付ブラケット７
外周の上記支持脚１およびホルダ２底壁に対向する面
に、所定厚のストッパゴム層７６，７７を一体に接合形
成してなるものである。
と、支持脚１により基体上に支持された有底円筒状のホ
ルダ２内に防振ゴム体３を固定して、該防振ゴム体３よ
りホルダ２底壁を貫通して延びる連結部材４に振動体に
設けた取付ブラケット７を結合し、該取付ブラケット７
外周の上記支持脚１およびホルダ２底壁に対向する面
に、所定厚のストッパゴム層７６，７７を一体に接合形
成してなるものである。
【０００９】
【作用】上記構成において、従来のストッパ板８を廃止
して取付ブラケット７の表面に直接ストッパゴム層７
６，７７を形成したから、組付けの手間が軽減される。
また、取付ブラケット先端部７１の重量が軽くなるから
共振振動数が上昇し、エンジンノイズの発生が防止され
る。
して取付ブラケット７の表面に直接ストッパゴム層７
６，７７を形成したから、組付けの手間が軽減される。
また、取付ブラケット先端部７１の重量が軽くなるから
共振振動数が上昇し、エンジンノイズの発生が防止され
る。
【００１０】
【実施例】防振装置の全体構造は既に従来例で説明した
ものと同一であり、以下は従来と相違する取付ブラケッ
トについて説明する。
ものと同一であり、以下は従来と相違する取付ブラケッ
トについて説明する。
【００１１】図１、図２において、取付ブラケット７の
先端部７１は厚肉の鞍型断面（図１）をなし、その頂面
中心に連結金具４（図３参照）に結合されるボルト４１
を挿通するための抜き孔７５が設けてある。取付ブラケ
ット７の基端部７２は平板状となって側方へ湾曲突出
し、その板面の二箇所にエンジンへの取付ボルト７３，
７４が下方へ向けて突設してある。
先端部７１は厚肉の鞍型断面（図１）をなし、その頂面
中心に連結金具４（図３参照）に結合されるボルト４１
を挿通するための抜き孔７５が設けてある。取付ブラケ
ット７の基端部７２は平板状となって側方へ湾曲突出
し、その板面の二箇所にエンジンへの取付ボルト７３，
７４が下方へ向けて突設してある。
【００１２】そして、上記先端部７１外周の両側面と、
これに続く頂面の両側縁および下端面を覆って、所定厚
のストッパゴム層７６，７７がそれぞれ接合形成してあ
り、これらストッパゴム層７６，７７は支持脚１（図３
参照）の内側面およびホルダ２の底壁下面に間隔をおい
て対向している。
これに続く頂面の両側縁および下端面を覆って、所定厚
のストッパゴム層７６，７７がそれぞれ接合形成してあ
り、これらストッパゴム層７６，７７は支持脚１（図３
参照）の内側面およびホルダ２の底壁下面に間隔をおい
て対向している。
【００１３】かかる構造によれば、従来の如きストッパ
板８（図３参照）が不要であるから、部品点数が減って
組付けの手間が軽減される。
板８（図３参照）が不要であるから、部品点数が減って
組付けの手間が軽減される。
【００１４】また、ストッパ板８が無いから取付ブラケ
ット先端部７１が軽量化され、その共振振動数が上昇し
て高周波領域のエンジン振動から外れ、その伝達が低減
されて、エンジンノイズの発生が防止される。
ット先端部７１が軽量化され、その共振振動数が上昇し
て高周波領域のエンジン振動から外れ、その伝達が低減
されて、エンジンノイズの発生が防止される。
【００１５】かかる取付ブラケットの製造は、コストお
よび成形性等の観点より、プレス成形あるいは型成形等
を適宜選択する。特に、取付ブラケット７をアルミ材で
成形すれば、大幅な軽量化が実現でき、エンジンノイズ
の防止にさらに有利である。
よび成形性等の観点より、プレス成形あるいは型成形等
を適宜選択する。特に、取付ブラケット７をアルミ材で
成形すれば、大幅な軽量化が実現でき、エンジンノイズ
の防止にさらに有利である。
【００１６】
【発明の効果】以上の如く、本発明の振動体連結構造に
よれば、組付けの手間削減を図り、併せてエンジンノイ
ズの低減をも実現することができる。
よれば、組付けの手間削減を図り、併せてエンジンノイ
ズの低減をも実現することができる。
【図１】取付ブラケットの正面図である。
【図２】取付ブラケットの側面図である。
【図３】従来の取付構造を有する防振装置の全体断面図
である。
である。
【図４】従来の取付ブラケットの正面図である。
【図５】従来の取付ブラケットの側面図である。
１ 支持脚 ２ ホルダ ３ 防振ゴム体 ４ 連結金具（連結部材） ７ 取付ブラケット ７６，７７ ストッパゴム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−44767（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−116236（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 支持脚により基体上に支持された有底円
筒状のホルダ内に防振ゴム体を固定して、該防振ゴム体
よりホルダ底壁を貫通して延びる連結部材に振動体に設
けた取付ブラケットを結合し、該取付ブラケット外周の
上記支持脚およびホルダ底壁に対向する面に、所定厚の
ストッパゴム層を一体に接合形成したことを特徴とする
防振装置の振動体取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12946292A JP2560949B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 防振装置の振動体取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12946292A JP2560949B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 防振装置の振動体取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05296285A JPH05296285A (ja) | 1993-11-09 |
| JP2560949B2 true JP2560949B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=15010097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12946292A Expired - Fee Related JP2560949B2 (ja) | 1992-04-22 | 1992-04-22 | 防振装置の振動体取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560949B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196580A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Marugo Rubber Ind Co Ltd | 取付けブラケット |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6127749A (en) * | 1999-02-10 | 2000-10-03 | Nikon Corporation Of Japan | Two-dimensional electric motor |
| JP4448306B2 (ja) * | 2003-09-19 | 2010-04-07 | 倉敷化工株式会社 | 防振マウント装置 |
| JP4976056B2 (ja) * | 2006-06-05 | 2012-07-18 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| WO2007142215A1 (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Bridgestone Corporation | 防振装置 |
| JP4976080B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2012-07-18 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
| JP5001688B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2012-08-15 | 株式会社ブリヂストン | 防振装置 |
-
1992
- 1992-04-22 JP JP12946292A patent/JP2560949B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196580A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Marugo Rubber Ind Co Ltd | 取付けブラケット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05296285A (ja) | 1993-11-09 |
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