JP4976080B2 - 防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車、一般産業用機械等に適用され、エンジン等の振動発生部から車体等の振動受部へ伝達される振動を減衰及び吸収する防振装置に関する。
従来から、自動車等の車両においては、主な振動発生源であるエンジンやギヤボックスを含むパワーユニットから車体への振動伝達を抑えて優れた乗り心地を実現すると共に、車体に取り付けられた各種部材を振動から保護するために、パワーユニットが防振装置としてのエンジンマウントを介して車体に支持されている。かかる防振装置を用いたパワーユニットのマウント方式としては、ペンデュラム方式等の吊下げ方式があり、このような吊下げ方式に用いられる防振装置としては、特許文献1及び特許文献2に記載されているものが知られている。
特許文献1に記載された防振装置は、下側サポートプレートと上側サポートプレートとの間に配置された肉厚円筒状のエラストマーボディ(弾性体)と、下側サポートプレート及び弾性体の中心部を貫通し、上端部が上側サポートプレートに連結固定される連結ロッド(連結部材)とを備えている。
また特許文献2に記載された防振装置は、上端部が円筒状のマウント本体の内部でゴム本体(弾性体)に連結されると共に、下端側がマウント本体から突出した軸部(連結部材)と、マウント本体の内周側であって前記連結部材の上方に設けられ、前記弾性体を隔壁の一部とする主液室と、この主液室の上方に設けられ、マウント本体の上端側(開口端)を閉塞するダイヤフラムを隔壁の一部とする副液室と、主液室と副液室とを互いに連通するオリフィス通路とを備えている。
特開平10−30675号公報 特開2004−263785号公報
ところで、特許文献1の防振装置では、連結ロッドの外周側に配置された主液室が環状に形成されると共に、この主液室の外周側に環状の副液室が配置されている。このため、特許文献1の防振装置は、特許文献1の防振装置と比較し、連結ロッドの軸心を中心とする径方向に沿った寸法が大きいものになってしまう。
一方、特許文献2の防振装置では、特許文献1の防振装置と比較し、主液室及び副液室が連結部材の軸方向外側に配置されていることから、装置の高さ方向(軸方向)に沿った寸法を拡大しなければ、連結部材の軸方向に沿った寸法を長くすることができず、前後方向又は左右方向に沿った振動に対する連結部材の倒れ量が相対的に大きいものになるため、弾性体の耐久性が低下するという問題が生じやすい。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、径方向及び軸方向に沿った装置サイズを拡大することなく、連結部材の軸方向に沿った長さを十分に長いものにできる防振装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る防振装置は、環状に形成され、振動受部に連結される第1の本体部材と、前記第1の本体部材の内周側を貫通すると共に、該第1の本体部材から外側へ突出した基端側が振動発生部に連結されるロッド状の連結部材と、前記連結部材における前記第1の本体部材から外側へ突出した先端部に連結固定される第2の本体部材と、前記連結部材の外周側であって、前記第1の本体部材と前記第2の本体部材との間に配置され、前記第1の本体部材と前記第2の本体部材とを弾性的に連結した略筒状の弾性体と、前記弾性体を隔壁の少なくとも一部とし、液体が封入される主液室と、前記連結部材の軸方向に沿って前記主液室と対向するように設けられ、液体が封入される副液室と、前記副液室の隔壁の一部を構成し、該副液室の内容積を拡縮する拡縮方向へ変形可能とされたダイヤフラム部材と、前記軸方向に沿って前記主液室と前記副液室との間に配置され、前記主液室及び前記副液室の内壁面の一部をそれぞれ形成する仕切部材と、前記主液室と前記副液室とを互いに連通する制限通路と、を有し、前記弾性体、前記主液室、前記副液室及び前記仕切部材を、それぞれ環状に形成すると共に、前記連結部材を囲むように該連結部材の外周側に配置したことを特徴とする。
上記請求項1に係る防振装置では、弾性体、主液室、副液室及び仕切部材を、それぞれ環状に形成すると共に、連結部材を囲むように連結部材の外周側に配置したことにより、連結部材の軸方向中間部を、軸方向に沿って弾性体、主液室、副液室及び仕切部材と重なり合うように配置できるのでので、装置の軸方向に沿った寸法増加を抑制しつつ、連結部材の軸方向に沿った寸法を長くすることができる。
さらに請求項1に係る防振装置では、仕切部材を間に挟んで副液室が軸方向に沿って主液室と対向するように設けられていることから、副液室を径方向に沿って主液室と重なり合うように配置できるので、副液室が主液室の外周側に配置されている従来の防振装置と比較し、装置の径方向に沿った寸法も小型化できる。
また本発明の請求項2に係る防振装置は、請求項1記載の防振装置において、前記ダイヤフラム部材は、前記拡縮方向へ変形可能とされたダイヤフラム本体を備え、該ダイヤフラム本体を、前記弾性体とは別体として形成したことを特徴とする。
また本発明の請求項3に係る防振装置は、請求項2記載の防振装置において、前記弾性体及び前記ダイヤフラム本体を、それぞれ異なる種類のゴム材料により形成したことを特徴とする。
また本発明の請求項4に係る防振装置は、請求項2又は3記載の防振装置において、前記第2の本体部材は、略円筒状に形成され前記連結部材の先端側が挿通する内筒部と、略円筒状に形成され前記内筒部の外周側に配置される外筒部とを備え、前記ダイヤフラム部材は、前記ダイヤフラム本体の内周部に全周に亘って固着され、前記内筒部の外周側に嵌挿固定される内周支持金具と、前記ダイヤフラム本体の外周部に全周に亘って固着され、前記外筒部の内周側に嵌挿固定される外周支持金具とを備えることを特徴とする。
また本発明の請求項5に係る防振装置は、請求項4記載の防振装置において、前記外筒部は、その内周側に前記外周支持金具が嵌挿された後、内周側に塑性変形されて前記外周支持金具の前記軸方向に沿った移動を拘束するかしめ部を備えることを特徴とする。
また本発明の請求項6に係る防振装置は、請求項1乃至5の何れか1項記載の防振装置において、前記制限通路を、前記仕切部材に設けたことを特徴とする。
また本発明の請求項7に係る防振装置は、請請求項1乃至6の何れか1項記載の防振装置において、前記仕切部材の内部に設けられた中空状の収納室と、前記収納室を前記主液室に連通させる第1の開口部と、前記収納室を前記副液室に連通させる第2の開口部と、前記収納室内に配置され、前記連結部材又は前記第1の本体部材への振動入力時に、該入力振動に同期し、前記収納室の内壁面における前記第1の開口部の周縁部及び前記第2の開口部の周縁部に対して接離して、前記第1の開口部及び前記第2の開口部を交互に開閉し、前記収納室を通じた前記主液室と前記副液室との間の液体流通を制御する流通制御板と、を有することを特徴とする。
また本発明の請求項8に係る防振装置は、請求項7記載の防振装置において、前記収納室を、前記連結部材を中心とする周方向に沿って延在するように形成し、前記流通制御板を、前記連結部材付近を中心とする周方向に沿って延在すると共に、両端部がそれぞれ可動端とされた略C字状に形成したことを特徴とする。
また本発明の請求項9に係る防振装置は、請求項7又は8記載の防振装置において、前記収納室の内壁面における少なくとも前記第1の開口の周縁部及び前記第2の開口部の周縁部を弾性材料により形成したことを特徴とする。
以上説明したように本発明の防振装置によれば、径方向及び軸方向に沿った装置サイズを拡大することなく、連結部材の軸方向に沿った長さを十分に長いものにできる。
以下、本発明の実施形態に係る防振装置について図面を参照して説明する。
(実施形態の構成)
図1には本発明の第1の実施形態に係る防振装置が示されている。この防振装置10は、自動車等の車両における振動発生部であるエンジン及びギヤボックスを含むパワーユニットを振動受部である車体へ支持するマウント装置として適用されるものである。なお、図1にて符合Sは装置の軸心を示しており、この軸心Sに沿った方向を装置の軸方向として以下の説明を行う。
図1(A)に示されるように、防振装置10には、その中心部に軸方向に延在する略丸棒状の連結ロッド12が設けられると共に、この連結ロッド12の外周側にプレート状の本体プレート14が配置されている。連結ロッド12には、軸方向中間部に外径が略一定とされたロッド本体13が設けられると共に、このロッド本体13に対して上端側及び下端側にそれぞれネジ軸16及びネジ軸18が一体的に設けられている。ここで、ネジ軸16はロッド本体13よりも細径とされており、これにより、ロッド本体13とネジ軸16との間には環状の段差部20が形成される。ネジ軸16の外周側には、段差部21と当接するようにリング状のスペーサ21が嵌め込まれている。
連結ロッド12のネジ軸18はロッド本体13よりも若干小径とされており、連結ロッド12におけるロッド本体13とネジ軸18との間は、ロッド本体13よりも大径の鍔部22が一体的に形成されている。この鍔部22の下面側は、軸方向に対して傾斜したテーパ状の当接面23とされている。防振装置10では、ネジ軸16の外周側に略有底円筒状に形成された本体ケーシング24が配置されている。本体ケーシング24には、その内周側に略円筒状の内筒金具26が設けられると共に、この内筒金具26の外周側に略円筒状の外筒金具28が配置されている。内筒金具26には、その下端部に内周側へ延出する環状のフランジ部30が屈曲形成されており、外筒金具28にも、その下端部に内周側へ延出する環状のフランジ部32が屈曲形成されると共に、その上端部に上方へ向って内外径がテーパ状に縮径するかしめ部34が形成されている。
また本体ケーシング24には、内筒金具26と外筒金具28との間に形成される環状の空間内へ上端側から嵌挿されてフランジ部30,32へ当接する環状のボトムプレート36が設けられている。ボトムプレート36には、図2に示されるように、その中心部に内筒金具26の筒部27が挿通する円形の挿通穴38が穿設されると共に、この挿通穴38の外周側に下部連通穴40及び複数の流通開口42が穿設されている。下部連通穴40は略矩形状に形成されており、流通開口42は内周側から外周側へ向って開口幅が広がる略扇状に形成されている。
図1に示されるように、防振装置10では、本体プレート14が本体ケーシング24の下側に配置されており、本体プレート14と本体ケーシング24との間には略円筒状に形成されたゴム弾性体44が配置されている。また本体プレート14には、中央部付近に軸方向へ貫通する略円筒状のストッパ受部46が一体的に形成されており、連結ロッド12は、ストッパ受部46の内周側を通って本体プレート14の上方及び下方へ突出している。ここで、ストッパ受部46は、その軸直角方向に沿った断面形状が本体プレート14の長手方向を短径方向(図1(B)の矢印DS方向)とする楕円形に形成されている。
ゴム弾性体44は、その上端面の外周側が外筒金具28のフランジ部32に加硫接着されると共に、上端面の内周側が内筒金具26のフランジ部30に加硫接着されている。またゴム弾性体44は、その下端部が本体プレート14の上面側に加硫接着されている。これにより、ゴム弾性体44は本体ケーシング24と本体プレート14とを弾性的に連結する。またゴム弾性体44には、本体プレート14のストッパ受部46の内周面及び外周面を被覆する被覆部48が一体的に形成されている。ここで、図1(B)に示されるように、ストッパ受部46の内周側を被覆する被覆部48は、短径方向(矢印DS方向)に沿った肉厚が薄く、長径方向(矢印DL方向)に沿った肉厚が厚くなっており、その内周面が軸心Sを中心として曲率半径一定の湾曲面により形成されている。
図1に示されるように、ゴム弾性体44の上端面には、フランジ部30の外周端とフランジ部32の内周端との間に凹部50が形成されている。この凹部50は、その断面形状が径方向へ細長い略長方形とされており、軸心Sを中心とする周方向に沿って環状に延在している。凹部50の内部には、その上端側がボトムプレート36により閉止されることにより、外部から区画された環状の液室空間が形成され、この液室空間は、内部に水、エチレングリコール等の液体が充填されることにより、ゴム弾性体44の弾性変形に伴って内容積が拡縮する主液室52とされる。またゴム弾性体44には、その内周部に軸方向へ貫通する略円柱状の空洞部104が形成されている。この空洞部104は、本体ケーシング24の下端部から本体プレート14の上端面付近まで内径が徐々に広がる略円錐台状とされている。
図2に示されるように、本体プレート14には、その外周側の部分に軸方向へ貫通する連結穴54が複数穿設されている。防振装置10では、本体プレート14の外周側の部分が車両における車体136F(図1参照)上に載置されると共に、複数の連結穴54をそれぞれ挿通したボルト等の締結部材(図示省略)により本体プレート14が車体136F上に締結固定される。また防振装置10では、図1に示されるように、連結ロッド12のネジ軸18がパワーユニットの一部を構成したギヤボックス130Gに設けられたネジ穴132Gに捻じ込まれることにより、連結ロッド12の下端部がギヤボックス130Gに連結される。ここで、ギヤボックス130Gにおけるネジ穴132Gの開口端の周縁部には、連結ロッド12の当接面23に対応する傾斜面からなる受面134Gが形成されており、この受面134Gに当接面23が圧接することにより、防振装置10がギヤボックス130Gに対する所定の取付位置へ自動的に位置決めされる。
図1に示されるように、本体ケーシング24内には、ボトムプレート36の上側にリング状の底蓋部材56及びオリフィス部材64が軸方向に沿って積層された状態で収納されている。図2に示されるように、底蓋部材56は、ゴム等の弾性材料、樹脂等の柔軟性を有する材料により全体として厚さ一定の円板状に形成されており、その外径がボトムプレート36の外径と略一致している。底蓋部材56には、その中央部に内筒金具26の筒部27が挿通する円形の挿通穴58が穿設されると共に、挿通穴58の外周側に中間連通穴60及び複数の下部開口62が穿設されている。
ここで、中間連通穴60は略矩形状に形成されており、ボトムプレート36の下部連通穴40に面するように配置されている。また複数の下部開口62はそれぞれ周方向へ細長いスリット状に形成されており、底蓋部材56には、周方向に沿って複数の下部開口62が配列されると共に、径方向に沿って外周側及び内周側にそれぞれ下部開口62が配置されている。防振装置10では、底蓋部材56の径方向に沿って配置された一対の下部開口62がボトムプレート36における1個の流通開口42に面するように配置されている。
オリフィス部材64は、その上端側が円板状の頂板部66により閉止された底の浅い略有底円筒状に形成に形成されており、その外径が底蓋部材56の外径と略一致している。オリフィス部材64には、図3(A)に示されるように、頂板部66の中央部に円筒状の挿通部68が下方へ突出するように形成されており、この挿通部68内には、内筒金具26の筒部27が挿通している。またオリフィス部材64には、頂板部66における挿通部68の外周側に複数の上部開口70が穿設されている。ここで、複数の上部開口70は底蓋部材56における下部開口62と略同一の形状及び配置とされている。またオリフィス部材64には、その頂板部66の外周側に下方へ向って開いた略コ字状に屈曲された樋状部72が一体的に形成されている。
図3(A)に示されるように、オリフィス部材64には、挿通部68の外周面から樋状部72まで延出する閉塞部74が形成されており、閉塞部74、挿通部68及び樋状部72は、それぞれの下端面が同一平面上に位置している。この閉塞部74には、外周側が樋状部72内へ面して開口した略矩形状の流通凹部78が形成されており、この流通凹部78は底蓋部材56の中間連通穴60に面するように配置されている。またオリフィス部材64には、樋状部72内を径方向に沿って横断する閉塞部74が形成されており、この閉塞部74の下端面は樋状部72の下端面と同一平面上に位置している。樋状部72には、周方向に沿って閉塞部74から所定距離、離れた部位に矩形状の上部連通穴80が穿設されている。
防振装置10では、軸方向に沿って主液室52と副液室95との間に配置されたオリフィス部材64、底蓋部材56及びボトムプレート36が、主液室52及び副液室95の内壁面の一部をそれぞれ形成する仕切部材106として構成されている。図3(B)に示されるように、オリフィス部材64には、その下端面にフィルム状のゴム膜65が加硫接着により貼り付けられており、このゴム膜65は、頂板部66及び樋状部72の下面側にもそれぞれ貼り付けられている。
図1に示されるように、防振装置10では、オリフィス部材64の下端側が底蓋部材56により閉止されることにより、底蓋部材56とオリフィス部材64の頂板部66との間に軸方向へ扁平な空間である収納室82が形成されると共に、樋状部72内に周方向へ延在する細長い空間が形成され、この空間は主液室52と同一の液体が充填されてオリフィス通路84とされる。ここで、収納室82は、軸心Sを中心とする周方向に沿ってC字状に延在しており、その両端部が閉塞部76により閉塞されている。またオリフィス通路84も、軸心Sを中心とする周方向に沿ってC字状に延在しており、その両端部が閉塞部78により閉塞されている。このオリフィス通路84は、その路長及び断面積、すなわち液体の流通抵抗が、例えば、シェイク振動に適合するように設定(チューニング)されている。
防振装置10では、収納室82内にゴム製の可動メンブラン86が配置されている。可動メンブラン86は、図2に示されるように、所定の厚さを有するゴムプレートにより内径及び外径が一定の略C字状に形成されており、その周方向における閉塞部76に対応する部分が扇状に切り欠かれている。これにより、可動メンブラン76は、可動メンブラン76の両端部は、それぞれ厚さ方向に沿った変形抵抗が周方向中間部よりも小さい可動端77とされる。可動メンブラン86は、その内径が挿通部68の外径よりも若干大径とされると共に、外径が樋状部72の内径よりも若干小径とされている。また可動メンブラン86は、その厚さが収納室82の軸方向に沿った寸法に対して所定の寸法だけ薄くなっている。これにより、可動メンブラン86は、収納室82内で可動メンブラン86と収納室82の軸方向に沿った寸法との差と略一致する範囲で軸方向に沿って移動(振動)可能になる。
ここで、可動メンブラン86の厚さと収納室82の軸方向に沿った寸法との差は、例えば、車両の走行時に発生する低周波域(例えば、8〜12Hz)の振動であるシェイク振動の振幅(例えば、0.5mm〜1mm程度)に対応して設定される。
図1に示されるように、防振装置10には、外筒金具28の内周側であってオリフィス部材64の上側に薄肉円筒状の連結金具88が嵌挿されている。この連結金具88は、防振装置10の組立時に外筒金具28のかしめ部34がテーパ状にかしめられることにより、かしめ部34により軸方向への移動が拘束されて外筒金具28内で固定される。
防振装置10には、内筒金具26の外周側であってボトムプレート36及びオリフィス部材64の上側に略肉厚円筒状の連結リング90が嵌挿されると共に、連結ロッド12のネジ軸16に捻じ込まれる固定ナット92が設けられている。防振装置10では、固定ナット92が連結リング90の上端面に圧接するまでネジ軸16に捻じ込まれ、これにより、連結リング90がボトムプレート36及びオリフィス部材64と固定ナット92との間に固定される。またボトムプレート36、底蓋部材56及びオリフィス部材64は、軸方向に沿ってゴム弾性体44と連結金具88及び連結リング90により挟持されることにより、軸方向への移動が拘束されて本体ケーシング24内で固定される。
図1に示されるように、防振装置10には、連結金具88と連結リング90との間に掛け渡された環状のダイヤフラム94が設けられている。このダイヤフラム94は、例えば、耐オゾン性に優れたNR/EPDM系のゴム材料により薄膜状に形成されており、その外周部が連結金具88の内周側に全周に亘って加硫接着されると共に、内周部が連結リング90の内周側に全周に亘って加硫接着されている。これにより、連結金具88と連結リング90との間がダイヤフラム94により閉塞される。ダイヤフラム94は、連結金具88と連結リング90との間で軸方向に沿って膨出するように弛んだ状態とされており、比較的小さい荷重(液圧)により軸方向へ変形可能になっている。
防振装置10では、本体ケーシング24内におけるオリフィス部材64とダイヤフラム94との間に外部から区画された環状の液室空間が形成され、この液室空間は、内部に主液室52と同一の液体が充填されることにより、ダイヤフラム94の変形により内容積が拡縮可能とされた副液室95とされる。主液室52と副液室95とは、ボトムプレート36の下部連通穴40、底蓋部材56の中間連通穴60、オリフィス通路84及びオリフィス部材64の上部連通穴80を通して互いに連通している。
図1に示されるように、防振装置10には、連結ロッド12のロッド本体13の外周側に嵌挿固定される環状のストッパ部材96が設けられている。ストッパ部材96には、その内周側に薄肉円筒状の金属スリーブ102が設けられると共に、この金属スリーブ102の外周側に肉厚円筒状のストッパゴム98が配置されている。金属スリーブ102は、ロッド本体13の外周側に嵌挿されて鍔部22の上端部に当接した状態で固定されている。
ストッパゴム98は、その外周面がストッパ面100とされており、内周面が加硫接着により金属スリーブ102の外周面に固着されている。これにより、ストッパゴム98は、ストッパ面100が被覆部48を介して本体プレート14のストッパ受部46の内周面に対向するように支持される。またストッパゴム98は、ゴム弾性体44とは異なる種類のゴム材料により形成されている。
具体的には、ゴム弾性体44は、シェイク振動等の低周波域の振動に対する制振性を良好とするため、NR/SBR系ゴム等の高減衰のゴム材料により形成されており、一方、ストッパゴム98は、高周波域の振動入力時における防振性を良好とするため、NR系ゴム等の動倍率が低いゴム材料により形成されている。但し、防振装置10では、低周波域の振動入力時には、オリフィス通路84を流通する液体に生じる共振現象(液体共振)により低周波域の振動に対する減衰を発生できるので、ゴム弾性体44についても動倍率が低いゴム材料により形成するようにしても良い。
ここで、ストッパゴム98は、その軸方向に沿った厚さが本体プレート14のストッパ受部46の幅よりも若干薄くなっており、外径がストッパ受部46を被覆した被覆部48の最小内径(短径)よりも所定の長さだけ短くなっている。これにより、図1(B)に示されるように、被覆部48の内周面とストッパ面100との間には、周方向に沿った任意の位置で径方向に沿った幅が周方向に沿った任意の位置で略一定の隙間が形成される。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成された本発明の第1の実施形態に係る防振装置10の動作及び作用について説明する。防振装置10では、ギヤボックス130G側からからの振動入力時に、この振動により吸振主体であるゴム弾性体44が弾性変形する。これにより、ゴム弾性体44によって入力振動が減衰吸収される。このとき、入力振動が軸方向に沿って振幅する縦振動であっても、軸直角方向に沿って振幅する横振動の何れであっても、振動入力時にゴム弾性体44が弾性変形することにより入力振動が減衰吸収される。
また防振装置10では、ギヤボックス130Gからの振動入力時に、この振動入力に同期してゴム弾性体44が弾性変形すると、主液室52の内容積が拡縮すると共に主液室52内の液圧が変化する。この液圧変化に伴って、オリフィス通路84を通して主液室52と副液室95との間に液体が相互に流通すると共に、下部開口62を通して主液室52に連通した収納室82内に収納された可動メンブラン86には、入力振動に同期して周期的に変化する液圧(圧力波)が作用し、この圧力波を受けた可動メンブラン86は、収納室82内で軸方向に沿って可動メンブラン86と収納室82との寸法差と一致する可動範囲内で往復移動(振動)する。これにより、可動メンブラン86の上面部及び下面部が底蓋部材56及びオリフィス部材64の頂板部66に対して当接及び離間する動作を繰り返し、底蓋部材56への当接時には下部開口62を閉塞し、また頂板部66への当接時には上部開口70を閉塞する。
また防振装置10では、振動入力時に副液室95内の液圧に対して主液室52内の液圧が相対的に上昇すると、可動メンブラン86が主液室52の液圧(正圧)を受けることにより、可動メンブラン86が上方へ移動し、また振動入力時に副液室95内の液圧に対して主液室52内の液圧が相対的に低下すると、可動メンブラン86が主液室52の液圧(負圧)を受けることにより、可動メンブラン86が下方へ移動する。
防振装置10では、入力振動の周波数がシェイク振動の周波数(例えば、8〜12Hz)以下で、その振幅が大きい場合(例えば、0.5mm〜1mm程度の場合)には、主液室52の液圧変化の方向が変化(上昇から低下、又は低下から上昇へ変化)した直後に、可動メンブラン86が底蓋部材56及び頂板部66一方に当接し、収納室82を通った主液室52と副液室95との間の液体流通が実質的に阻止される。
従って、防振装置10では、シェイク振動の入力時に、収納室82内を通って液体が主液室52と副液室95との間を実質的に流通することがなくなり、オリフィス通路84のみを通して主液室52と副液室95との間で液体が相互に流通する。この結果、防振装置10では、入力振動が特にシェイク振動の場合には、オリフィス通路84を流通する液体に共振現象(液体共振)が生じ、この液体共振の作用によって入力振動(シェイク振動)を特に効果的に減衰できる。
また防振装置10では、入力振動の周波数がシェイク振動の周波数よりも高く、その振幅が小さい場合、例えば、入力振動がアイドル振動(例えば、20〜30Hz)で、その振幅が0.1mm〜0.2mm程度の場合には、シェイク振動に適合するようにチューニングされたオリフィス通路84が目詰まり状態となり、オリフィス通路84には液体が流れ難くなる。
このとき、防振装置10では、主液室52の周期的な液圧変化に伴って可動メンブラン86が収納室82内で軸方向に沿って振動するが、その振幅が可動メンブラン86と収納室82の寸法差よりも小さくなることから、底蓋部材56及び頂板部66の何れにも完全な面接触状態で当接することがなくなり、底蓋部材56の下部開口62及び頂板部66の上部開口70の双方がそれぞれ可動メンブラン86により制限的に開放された状態に維持される。
従って、防振装置10では、アイドル振動等の高周波域振動の入力時には、オリフィス通路84が目詰まり状態となり、オリフィス通路84には液体が流れ難くなるが、主液室52内の液圧上昇が抑制されるように、収納室82を通って主液室52内の液体が副液室95へ流出することから、主液室52内の液圧上昇に起因する装置のばね定数の上昇を抑えることができ、このような高周波域振動の入力時もゴム弾性体44の動ばね定数を低く維持し、このゴム弾性体44の弾性変形により高周波振動も効果的に吸収できる。
なお、防振装置10では、可動メンブラン86により高周波振動の入力時にゴム弾性体44の動ばね定数の上昇を効果的に抑制できるが、可動メンブラン86が入力振動に同期して底板部材56及び頂板部66に衝突することにより、打音が発生する。このような弾音が高周波振動の入力時に動ばね定数の上昇よりも重要な問題となる場合には、図4に示されるように、オリフィス部材64に設けられていた収納室82を省略すると共に、収納室82内への可動メンブラン86の配置を止めるようにしても良い。これにより、図5に示される防振装置10によれば、図1に示されるものと比較し、可動メンブラン86の振動時の打音発生がなくなると共に、装置の構造を簡略化できる。
また本実施形態に係る防振装置10では、ゴム弾性体44、主液室52、副液室95及び仕切部材106(オリフィス部材64、底蓋部材56及びボトムプレート36)がそれぞれ環状に形成される共に、これらが連結ロッド12が囲むように連結ロッド12の外周側に配置されていることにより、連結ロッド12の軸方向中間部を、軸方向に沿ってゴム弾性体44、主液室52、副液室95及び仕切部材106と重なり合うように配置できるのでので、装置の軸方向に沿った寸法増加を抑制しつつ、連結ロッド12の軸方向に沿った寸法を長くすることができる。
さらに防振装置10では、仕切部材106を間に挟んで副液室95が軸方向に沿って主液室52と対向するように設けられていることから、副液室95を径方向に沿って主液室52と重なり合うように配置できるので、副液室95が主液室52の外周側に配置されている従来の防振装置と比較し、装置の径方向に沿った寸法も小型化できる。
この結果、本実施形態に係る防振装置10によれば、径方向及び軸方向に沿った装置サイズを拡大することなく、連結ロッド12の軸方向に沿った長さを十分に長いものにできる。
また本実施形態に係る防振装置10では、ダイヤフラム94が本体ゴム44とは別体として形成されることにより、ダイヤフラムがゴム弾性体と一体的に形成されている従来の防振装置と比較し、ゴム弾性体44の素材(ゴム種類)とは関係なく、ダイヤフラム94を耐オゾン性に優れたNR/EPDM系のゴム材料により形成できるので、ダイヤフラム94にオゾン劣化等に起因する亀裂等の損傷の発生を長期的に防止でき、またダイヤフラム94の肉厚等の各部寸法に対する設計の自由度が高まるので、ダイヤフラム94を強い繰り返し応力が発生する応力集中部が発生し難い形状に設計できるようになり、これよってもダイヤフラム94の耐久性を向上できる。
特に、連結リング90をダイヤフラム94の内周部に全周に亘って固着し、この連結リング90を内筒金具26の筒部27外周側に嵌挿固定すると共に、連結金具88をダイヤフラム94の外周部に全周に亘って固着し、この連結金具88を外筒金具28内周側に嵌挿固定し、これらの連結リング90及び連結金具88を本体ケーシング24に連結することにより、ダイヤフラム94における本体ケーシング24との連結部分(ダイヤフラム94の内周部及び外周部)を十分に長いものにできるので、ダイヤフラム94と本体ケーシング24と連結部における応力集中を効果的に抑制し、ダイヤフラム94における連結部分の損傷を効果的に防止できるようになる。
また防振装置10では、仕切部材106の内部に設けられた収納室82が軸心Sを中心とする周方向へ延在すると共に、両端部がそれぞれ閉塞されたC字状に形成され、この収納室82内に収納される可動メンブラン86も、軸心Sを中心とする周方向へ延在すると共に、両端部がそれぞれ可動端87とされたC字状に形成され、可動メンブラン86における可動端87付近の変形抵抗が他の部分より小さくなっていることから、振動入力時に主液室52内の液圧変化に伴って可動メンブラン86が圧力波を受けた場合に、可動メンブラン86の可動端87付近が他の部分よりも優先的に収納室82内で移動開始し、頂板部66又は底蓋部材56に他の部分よりも早く当接する。
従って、振動入力時には、可動メンブラン86は、一対の可動端87付近を頂板部66又は底蓋部材56に当接させた後に、徐々に接触面積を増加させるので、可動メンブラン全体が同時に頂板部66又は底蓋部材56に当接する場合と比較し、可動メンブラン86が頂板部66又は底蓋部材56に当接する際に生じる打音を効果的に低減できる。
また防振装置10では、可動メンブラン86が当接及び離間を繰り返す底蓋部材56が弾性又は柔軟性を有する材料により形成されると共に、オリフィス部材64における頂板部66の下面側が弾性を有するゴム膜65により被覆されていることから、可動メンブラン86及びゴム膜65が有する衝撃に対する緩衝作用によっても、可動メンブラン86が頂板部66又は底蓋部材56に当接する際に生じる打音が低減される。
本発明の第1の実施形態に係る防振装置の構成を示す側面断面図である。 図1に示される防振装置における本体ケーシング及び本体ケーシング内に配置される部品の分解斜視図である。 (A)は図1に示される防振装置における本体ケーシング内に配置されるオリフィス部材を下方から見た斜視図、(B)はオリフィス部材の側面断面図である。 図1に示される防振装置から収納室及び可動メンブランを省略した場合の構成を示す側面断面図である。
符号の説明
10 防振装置
12 連結ロッド(連結部材)
14 本体プレート(第1の本体部材)
24 本体ケーシング(第2の本体部材)
26 内筒金具(第2の本体部材)
28 外筒金具(第2の本体部材)
34 かしめ部
36 ボトムプレート(第2の本体部材)
42 流通開口(第1の開口部)
44 ゴム弾性体(弾性体)
46 ストッパ受部
52 主液室
62 下部開口(第2の開口部)
65 ゴム膜(弾性材料)
70 上部開口(第1の開口部)
82 収納室
84 オリフィス通路
86 可動メンブラン(流通制御板)
87 可動端
88 連結金具(外周支持金具)
90 連結リング(内周支持金具)
94 ダイヤフラム
95 副液室
96 ストッパ部材
98 ストッパゴム
106 仕切部材

Claims (9)

  1. 環状に形成され、振動受部に連結される第1の本体部材と、
    前記第1の本体部材の内周側を貫通すると共に、該第1の本体部材から外側へ突出した基端側が振動発生部に連結されるロッド状の連結部材と、
    前記連結部材における前記第1の本体部材から外側へ突出した先端部に連結固定される第2の本体部材と、
    前記連結部材の外周側であって、前記第1の本体部材と前記第2の本体部材との間に配置され、前記第1の本体部材と前記第2の本体部材とを弾性的に連結した略筒状の弾性体と、
    前記弾性体を隔壁の少なくとも一部とし、液体が封入される主液室と、
    前記連結部材の軸方向に沿って前記主液室と対向するように設けられ、液体が封入される副液室と、
    前記副液室の隔壁の一部を構成し、該副液室の内容積を拡縮する拡縮方向へ変形可能とされたダイヤフラム部材と、
    前記軸方向に沿って前記主液室と前記副液室との間に配置され、前記主液室及び前記副液室の内壁面の一部をそれぞれ形成する仕切部材と、
    前記主液室と前記副液室とを互いに連通する制限通路と、を有し、
    前記弾性体、前記主液室、前記副液室及び前記仕切部材を、それぞれ環状に形成すると共に、前記連結部材を囲むように該連結部材の外周側に配置したことを特徴とする防振装置。
  2. 前記ダイヤフラム部材は、前記拡縮方向へ変形可能とされたダイヤフラム本体を備え、該ダイヤフラム本体を、前記弾性体とは別体として形成したことを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記弾性体及び前記ダイヤフラム本体を、それぞれ異なる種類のゴム材料により形成したことを特徴とする請求項2記載の防振装置。
  4. 前記第2の本体部材は、略円筒状に形成され前記連結部材の先端側が挿通する内筒部と、略円筒状に形成され前記内筒部の外周側に配置される外筒部とを備え、
    前記ダイヤフラム部材は、前記ダイヤフラム本体の内周部に全周に亘って固着され、前記内筒部の外周側に嵌挿固定される内周支持金具と、前記ダイヤフラム本体の外周部に全周に亘って固着され、前記外筒部の内周側に嵌挿固定される外周支持金具とを備えることを特徴とする請求項2又は3記載の防振装置。
  5. 前記外筒部は、その内周側に前記外周支持金具が嵌挿された後、内周側に塑性変形されて前記外周支持金具の前記軸方向に沿った移動を拘束するかしめ部を備えることを特徴とする請求項4記載の防振装置。
  6. 前記制限通路を、前記仕切部材に設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の防振装置。
  7. 前記仕切部材の内部に設けられた中空状の収納室と、
    前記収納室を前記主液室に連通させる第1の開口部と、
    前記収納室を前記副液室に連通させる第2の開口部と、
    前記収納室内に配置され、前記連結部材又は前記第1の本体部材への振動入力時に、該入力振動に同期し、前記収納室の内壁面における前記第1の開口部の周縁部及び前記第2の開口部の周縁部に対して接離して、前記第1の開口部及び前記第2の開口部を交互に開閉し、前記収納室を通じた前記主液室と前記副液室との間の液体流通を制御する流通制御板と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の防振装置。
  8. 前記収納室を、前記連結部材を中心とする周方向に沿って延在するように形成し、
    前記流通制御板を、前記連結部材付近を中心とする周方向に沿って延在すると共に、両端部がそれぞれ可動端とされた略C字状に形成したことを特徴とする請求項7記載の防振装置。
  9. 前記収納室の内壁面における少なくとも前記第1の開口の周縁部及び前記第2の開口部の周縁部を弾性材料により形成したことを特徴とする請求項7又は8記載の防振装置。
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