JPH0814315A - 液封入式防振マウント - Google Patents
液封入式防振マウントInfo
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- JPH0814315A JPH0814315A JP16888694A JP16888694A JPH0814315A JP H0814315 A JPH0814315 A JP H0814315A JP 16888694 A JP16888694 A JP 16888694A JP 16888694 A JP16888694 A JP 16888694A JP H0814315 A JPH0814315 A JP H0814315A
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Abstract
ずる2つの液室に分割した液封入式防振マウントにおい
て、仕切板の形状を簡素化して、プレス等の成形性を向
上させると共に、コストの低減と軽量化を図る。 【構成】 仕切板5を、上記取付金具1の内面との間に
所定の空隙を有して遊挿される逆さ椀状の筒状体9にて
形成すると共に、この筒状体9の開口部にダイヤフラム
10を取着せしめて筒状体9内部を空気室11となし、
かつ上記取付金具1との空隙に、上記筒状体9の周面に
沿う中間筒12と、この中間筒12外面および取付金具
1内面とでオリフィス8を形成する筒状のゴム弾性体1
3とを配設する。
Description
動発生体を防振的に支承するのに用いる液封入式防振マ
ウントに関するものである。
に封入した液体により坦持させ、一方、振動絶縁性は液
体封入のための室壁を形成するゴム弾性体からなる防振
基体によって坦持させ、低周波振動に対する減衰係数が
大きく、かつ高周波振動に高い絶縁性を有する特性を持
つ液封入式防振マウントは従来から知られており、例え
ば実開平5−47576号公報によって開示されてい
る。
に、筒状本体金具16の上部開口部にゴム弾性体からな
る防振基体17を、下部開口部にシール状態にダイヤフ
ラム18を夫々取着せしめて液室19を形成すると共
に、該液室19を、外周の溝部20と上記本体金具16
の内面とでオリフィス21を形成する仕切板23にて分
割し、一方、上記本体金具16の下端部に椀状の取付金
具24を取着せしめてダイヤフラム18との間に空気室
22を形成した構造を有している。
来の防振マウントでは、上記仕切板23がオリフィスの
一部を構成していることから仕切板23の形状が複雑と
なって、この仕切板23のプレス成形が難しくかつコス
ト高になり、さらに仕切板自体の重量もかさむという問
題がある。
切板をオリフィスとは切り離して形成することにより、
上記仕切板の形状を簡素化して軽量化を実現すると共
に、さらにそのプレス等による成形を容易ならしめてマ
ウントのコストダウンを図ることを目的とするものであ
る。
合する本発明の液封入式防振マウントの特徴は、有底筒
状の取付金具の開口部にゴム弾性体からなる防振基体を
取着せしめて液室を形成する一方、この液室を、オリフ
ィスを具備せしめて仕切板により上下に分割した液封入
式防振マウントであって、上記仕切板を、上記取付金具
の内面との間に所定の空隙を有して遊挿される逆さ椀状
の筒状体にて形成すると共に、この筒状体の開口部にダ
イヤフラムを取着せしめて筒状体内部を空気室となし、
かつ上記取付金具との空隙に、上記筒状体の周面に沿う
中間筒と、この中間筒外面および取付金具内面とで前記
オリフィスを形成する筒状のゴム弾性体とを配設したと
ころにある。
ィスを前記筒状ゴム弾性体と中間筒、および取付金具と
により形成し、前記仕切板を上記オリフィスとは完全に
切り離したことから、この仕切板の形状を逆さ椀状の簡
素なものとすることができ、これによりその軽量化を実
現すると共に、仕切板のプレス等の成形を容易かつ低コ
ストにて行なわしめることが可能となる。
実施例を説明する。
トを示す断面図であり、この防振マウントは、立設した
有底筒状の取付金具1の開口部に、本体金具2を介し
て、ゴム弾性体からなる防振基体3を液密に取着するこ
とによって、取付金具1の内部に液室4を形成してい
る。この液室4は、仕切板5によって、上側液室6と下
側液室7とに分割されており、これら上側液室6と下側
液室7とは環状のオリフィス8を介して互いに通じ合っ
ている。
おいては、上記仕切板5を、上記取付金具1の内面との
間に所定の空隙を有して遊挿される逆さ椀状の筒状体9
にて形成すると共に、この筒状体9の開口部にダイヤフ
ラム10を取着せしめて筒状体9内部を空気室11とな
し、さらに上記取付金具1との空隙に、上記筒状体9の
周面に沿う中間筒12と、この中間筒12の外面および
取付金具1の内面とで前記オリフィス8を形成する筒状
のゴム弾性体13とを配設している。
に空気室を形成しうる剛性さえ有していれば、金属製の
プレス成形品でも、また、樹脂成形品でもこれを形成す
ることが可能である。
体9の開口部から連続して延出し、この筒状体9外周面
と中間筒12の内周面との間に介在して、この間のシー
ルと、筒状体9の中間筒12への固定とを行っている。
このダイヤフラム10は、中間筒12と、加硫接着して
おいてもよいが、接着を省略することも可能である。ま
た、上記中間筒12はその上部が、前記本体金具2の下
部と共に前記取付金具1の上部によってかしめ止めされ
ている。
では、中間筒12の外周面に加硫接着された前記筒状ゴ
ム弾性体13の溝部14と、前記取付金具1および中間
筒12とによって区画形成されている。また、このオリ
フィス8は、この実施例では、取付金具1の内周を半周
する程度に形成されているが、らせん状に全周またはそ
れ以上形成して、オリフィス流長を変更することも可能
である。
用ボルトであり、この防振マウントの車両シャーシー側
への取付は、このボルト15によるものであっても、あ
るいは取付金具1のブラケット(図示せず)への圧入に
よるものであっても可能である。
ウントにおいては、オリフィス8を前記筒状ゴム弾性体
13と中間筒12、および取付金具1とによって形成
し、前記仕切板5を上記オリフィス8とは完全に切り離
したことから、この仕切板5の形状を逆さ椀状の簡素な
ものとすることができ、これによりその軽量化を実現す
ると共に、仕切板5のプレス成形や、あるいは樹脂成形
を容易かつ低コストにて行なわしめることが可能であ
る。
て支持されており、仕切板5自体は前記取付金具1のか
しめ部分まで延長されることがないことから、この点に
おいても上記軽量化が促進され、防振マウントの軽量化
に寄与することが可能である。
防振マウントは、液室の仕切板を、マウントの取付金具
の内面との間に所定の空隙を有して遊挿される逆さ椀状
の筒状体にて形成すると共に、この筒状体の開口部にダ
イヤフラムを取着せしめて筒状体内部を空気室となし、
かつ上記取付金具との空隙に、上記筒状体の周面に沿う
中間筒と、この中間筒外面および取付金具内面とで前記
オリフィスを形成する筒状のゴム弾性体とを配設したも
のであり、オリフィスを上記筒状ゴム弾性体と中間筒、
および取付金具とによって形成し、上記仕切板を上記オ
リフィスとは完全に切り離したことから、この仕切板の
形状を上記逆さ椀状の簡素なものとすることができ、こ
れにより仕切板および防振マウントの軽量化を実現する
と共に、仕切板のプレス等の成形を容易かつ低コストに
て行なわしめるとの顕著な効果を奏するものである。
面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 有底筒状の取付金具の開口部にゴム弾性
体からなる防振基体を取着せしめて液室を形成する一
方、この液室を、オリフィスを具備せしめて仕切板によ
り上下に分割した液封入式防振マウントにおいて、上記
仕切板を、上記取付金具の内面との間に所定の空隙を有
して遊挿される逆さ椀状の筒状体にて形成すると共に、
この筒状体の開口部にダイヤフラムを取着せしめて筒状
体内部を空気室となし、かつ上記取付金具との空隙に、
上記筒状体の周面に沿う中間筒と、この中間筒外面およ
び取付金具内面とで前記オリフィスを形成する筒状のゴ
ム弾性体とを配設したことを特徴とする液封入式防振マ
ウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16888694A JP3543156B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 液封入式防振マウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16888694A JP3543156B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 液封入式防振マウント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0814315A true JPH0814315A (ja) | 1996-01-16 |
JP3543156B2 JP3543156B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=15876395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16888694A Expired - Fee Related JP3543156B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 液封入式防振マウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543156B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5988611A (en) * | 1996-07-26 | 1999-11-23 | Toyo Tire & Ruber Co., Ltd. | Liquid enclosing type vibration isolating apparatus and assembling method thereof |
JP2007078084A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kurashiki Kako Co Ltd | 液体封入式防振装置及びその製造方法 |
KR101315771B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2013-10-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 엔진 마운트 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP16888694A patent/JP3543156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5988611A (en) * | 1996-07-26 | 1999-11-23 | Toyo Tire & Ruber Co., Ltd. | Liquid enclosing type vibration isolating apparatus and assembling method thereof |
JP2007078084A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kurashiki Kako Co Ltd | 液体封入式防振装置及びその製造方法 |
KR101315771B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2013-10-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 엔진 마운트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3543156B2 (ja) | 2004-07-14 |
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