JPH0444907Y2 - - Google Patents

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JPH0444907Y2
JPH0444907Y2 JP1987103327U JP10332787U JPH0444907Y2 JP H0444907 Y2 JPH0444907 Y2 JP H0444907Y2 JP 1987103327 U JP1987103327 U JP 1987103327U JP 10332787 U JP10332787 U JP 10332787U JP H0444907 Y2 JPH0444907 Y2 JP H0444907Y2
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JP
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mount
ring member
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fluid
attached
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JP1987103327U
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JPS6412946U (ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として車両用のエンジンマウント
に用いられる流体封入型マウントに関する。
(従来の技術) 従来、この種マウントとして、特開昭60−
34544号公報に見られるように、内部に液室を有
する弾性体から成るマウント本体の中間部に剛性
の有るリング部材を取付けて、マウント本体の座
屈を防止するようにしたものは知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、一般に流体封入型マウントは、内部
流体により上下方向の振動に対してのダンピング
効果は得られるが、水平方向の振動に対しての内
部流体によるダンピング効果は得られず、マウン
ト本体が水平方向の振動により共振して、水平方
向の振動に対するダンピング特性が悪化すること
がある。
本考案は、かかる問題点を解決した流体封入型
マウントを提供することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成すべく、内部に液室
を有する弾性体から成るマウント本体を備え、該
マウント本体の中間部に剛性の有るリング部材を
取付けるものにおいて、該リング部材の外周縁部
に弾性体層を介して該リング部材に対しマウント
本体の伸縮方向と直交方向に振動し得るように環
状の錘を取付けたことを特徴とする。
(作用) リング部材と錘との間の弾性体層がダイナミツ
クダンパのばね要素として機能し、ダイナミツク
ダンパ効果によりマウント本体の水平方向の共振
が抑制される。
(実施例) 図面は車両用のエンジンマウントとして用いら
れる流体封入型マウントを示し、1は車体に取付
けられるベース部材、2は該ベース部材1に焼付
固定したゴム等の弾性体から成る中空円錐状のマ
ウント本体を示し、該マウント本体2の頂部にエ
ンジンの取付部材3を焼付固定すると共に、該ベ
ース部材1の下部にダイヤフラム4を焼付固定し
て、該マウント本体2と該ダイヤフラム4との間
にオイル等の流体を封入した液室5を形成し、更
に該液室5を該ベース部材1と一体のオリフイス
6a付きの仕切板6で上下2室に仕切り、かくて
該マウント本体2の上下方向の伸縮に伴う該オリ
フイス6aを介しての流体の流れにより、エンジ
ンの上下振動に対するダンピング効果が得られる
ようにした。
該マウント本体2には、その座屈を防止すべ
く、中間部に金属等の剛性の有る材料から成るリ
ング部材7を取付けるものとし、更に該リング部
材7に弾性体層8を介して環状の錘9を取付け
た。
これを更に詳述するに、マウント本体2を上下
の2半部2a,2bに分離形成して、該両半部2
a,2bを上端側を拡径させた筒状のリング部材
7を介して焼付固定し、該リング部材7の上端の
フランジ部7a上に上半部2aに該フランジ部7
aを覆うように一体成形した弾性体層8を介して
錘9を焼付固定するようにした。尚、弾性体層8
をマウント本体2と別に設けても良いが、実施例
の如く一体化すれば一層のコストダウンを図れ有
利である。
以上の構成によれば、上記作用の項で説明した
通り、弾性体層8が錘9をマスとするダイナミツ
クダンパのばね要素として機能し、ダイナミツク
ダンパ効果によりマウント本体2の水平方向の共
振が抑制され、水平方向の振動を生じ易いV型エ
ンジン用のマウントに好適である。
ここで、弾性体層8と錘9は、前者のばね定数
をk、後者の質量をm、マウント本体2の水平振
動の共振周波数をnとして、 k=m・(2πn)2 の関係式が成立するように設計する。
第2図は第1図示の本案マウントと、錘9を外
した比較品との水平振動に対する動倍率の測定結
果を示し、図中a線が本案マウント、b線が比較
品であり、本案マウントでは水平方向の共振が比
較品に比し大幅に抑制されることが判明した。
(考案の効果) 以上の如く本考案によるときは、ダイナミツク
ダンパ効果によりマウント本体の水平方向の共振
が抑制されて、被マウント物の水平振動の防振作
用も得られ、而もその構造はマウント本体の中間
のリング部材に弾性体層を介して錘を取付けるだ
けで足り、構造簡単にして安価に得られる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案マウントの1例の截断側面図、第
2図はその水平振動試験の結果を示す線図であ
る。 2……マウント本体、5……液室、7……リン
グ部材、8……ストツパ部材、9……錘。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部に液室を有する弾性体から成るマウント
    本体を備え、該マウント本体の中間部に剛性の
    有るリング部材を取付けるものにおいて、該リ
    ング部材の外周縁部に弾性体層を介して該リン
    グ部材に対しマウント本体の伸縮方向と直交方
    向に振動し得るように環状の錘を取付けたこと
    を特徴とする流体封入型マウント。 2 前記マウント本体に前記弾性体層を一体に形
    成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の流体封入型マウント。
JP1987103327U 1987-07-07 1987-07-07 Expired JPH0444907Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987103327U JPH0444907Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JP1987103327U JPH0444907Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6412946U JPS6412946U (ja) 1989-01-24
JPH0444907Y2 true JPH0444907Y2 (ja) 1992-10-22

Family

ID=31334055

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JP1987103327U Expired JPH0444907Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

Country Status (1)

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JP (1) JPH0444907Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171136A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Tokai Rubber Ind Ltd Engine mount device filled with fluid
JPS6034544A (ja) * 1983-08-04 1985-02-22 Honda Motor Co Ltd 流体入りマウント

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57171136A (en) * 1981-04-15 1982-10-21 Tokai Rubber Ind Ltd Engine mount device filled with fluid
JPS6034544A (ja) * 1983-08-04 1985-02-22 Honda Motor Co Ltd 流体入りマウント

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Publication number Publication date
JPS6412946U (ja) 1989-01-24

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