JPH10252810A - 液封入式防振装置 - Google Patents

液封入式防振装置

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JPH10252810A
JPH10252810A JP9060984A JP6098497A JPH10252810A JP H10252810 A JPH10252810 A JP H10252810A JP 9060984 A JP9060984 A JP 9060984A JP 6098497 A JP6098497 A JP 6098497A JP H10252810 A JPH10252810 A JP H10252810A
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liquid
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Yoshiyuki Mori
善之 森
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幸夫 高島
Toshiya Tsujimoto
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Toyo Tire Corp
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Toyota Motor Corp
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全周ストッパタイプで大変位時のストッパー
作用を確実になし、しかもゴム弾性体製の防振基体を熱
源から遠ざけて支持でき耐熱性がよく、また下側の取付
金具の脱落のおそれもなく、組立て性、搭載性、機能性
に優れる液封入式防振装置を提供する。 【解決手段】 本体金具1と下側の取付金具2とをゴム
弾性体製の防振基体3を介して結合し、内部に液体を封
入した液封入式防振装置において、取付金具2を、取付
ボルト21と一体形成されて防振基体3に埋設されたボ
ス金具22と、ストッパ用フランジ部23aを有しボス
金具22に嵌合されたスペーサ金具23と、ボス金具2
2に圧入手段により固定されスペーサ金具23をボス金
具22に有する段部22bとの間に挟持する取付用プレ
ート金具24とにより構成し、スペーサ金具のフランジ
部23aとプレート金具24との間に、本体金具1に連
設されたスタビライザ15の下端部15aを配置して大
変位時のストッパ作用を果すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
エンジン等のパワーユニットその他の振動発生体を防振
的に支承するのに使用される液封入式防振装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動車エ
ンジン等の振動発生体を、その振動を車体へ伝達させな
いように支承するマウントとして液封入式の防振装置が
知られている。この液封入式防振装置は、振動発生体側
と支持側とにそれぞれ締結される筒状の本体金具と取付
金具とを、ブロック状のゴム弾性体よりなる厚肉の防振
基体を介して結合し、本体金具内部に防振基体と対向す
るゴム膜よりなるダイヤフラムを配して、その内室を液
封入室として形成するとともに、この液封入室を仕切り
体より2つの室に仕切り、両室をオリフィスを介して連
通させて、オリフィスによる両室間の液流動効果や防振
基体の防振効果により、振動減衰機能と振動絶縁機能を
果すようになっている。
【0003】この種の防振装置においては、振動に伴う
防振基体の変形による上下方向の大変位を抑制するため
のストッパ機構が設けられている。
【0004】特に最近では、このストッパ機構として、
従来のように、取付金具にスタビライザ等の部材を取付
けて、この部材の一部と、防振基体一部の張出し部とを
上下方向のストッパーとして構成したものでは、ストッ
パーとしての支持強度が充分でなく、大変位時にストッ
パー抜けが生じるおそれがあることから、取付金具に径
方向に突出するストッパ用フランジを設ける一方、本体
金具に筒状のストッパ金具(スタビライザ)を固定し
て、該ストッパ金具の端部を内側に折曲延成し、全周に
わたる当り面を持つストッパ部として形成した全周スト
ッパタイプの液封入式防振装置を提案している(例えば
実願平7−189131号)。
【0005】ところで、前記の筒状のストッパ金具によ
る全周ストッパタイプの場合、前記ストッパ金具の内部
に熱が籠って防振基体部分の雰囲気温度が高くなり、防
振基体の素材ゴムの劣化を早める等、耐久性に問題があ
る。
【0006】このため、熱源であるエンジンからゴム弾
性体製の防振基体をできるだけ遠ざけ、さらに他部品と
の干渉を避けることが望まれ、その手段として、ストッ
パゴムが付設された取付金具を、シャーシ等の支持側に
設定して用いることが考えられている。
【0007】この場合、取付金具を支持側に対して確実
に安定性よく取付けできることに加えて、取付け操作上
は取付金具および該取付金具に備える全周ストッパを構
成する部材等の脱落を防止でき、搭載性を確保できるこ
と、さらには機能性(特性)を良好に維持できることが
要求される。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなした液封入式防
振装置であって、全周ストッパタイプで安全性が高く、
しかもゴム弾性体よりなる防振基体を熱源であるエンジ
ンから遠ざけて支持でき、耐熱性を向上できるととも
に、下側になる取付金具の脱落のおそれがなく、組立て
性、搭載性がよく、機能性(特性)の維持効果にも優れ
る防振装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するものであり、請求項1の発明は、下方に開口する
本体金具と下側の取付金具とをゴム弾性体からなる防振
基体を介して結合し、防振基体と対向する本体金具の内
部において上部側にゴム膜よりなるダイヤフラムを配
し、これらが室壁の一部をなす液封入室を形成するとと
もに、この液封入室を仕切り体により2つの液室に仕切
り、両液室をオリフィスにより連通させてなる液封入式
防振装置であって、下側の取付金具は、下方に突出する
取付ボルトと一体形成され一部が防振基体に埋設された
ボス金具と、ストッパ用のフランジ部を有し前記ボス金
具に嵌合された管状のスペーサ金具と、前記ボス金具の
一部に圧入手段により一体に固定されて前記スペーサ金
具をボス金具に有する段部との間に挟持する取付用プレ
ート金具とからなり、前記スペーサ金具のフランジ部と
前記プレート金具との間に、本体金具に連設された筒状
のスタビライザの下端部が配置されて大変位時のストッ
パ作用を果すように設けられてなることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、前記の液封入式防振装
置において、前記スペーサ金具のフランジ部の下面およ
び前記プレート金具の上面に、それぞれストッパゴムが
付設され、前記スタビライザの下端部が弾力的に当接す
るようになされたとを特徴とする。
【0011】また請求項3の発明は、前記の液封入式防
振装置において、前記仕切り体は、平板より絞り加工し
た略椀状をなしており、外周壁部の上下が防振基体の周
端部とダイヤフラムの周端部とによりシール状態を保持
するように挟まれて、該外周壁部と本体金具内周に沿う
ダイヤフラムと一体の側壁ゴム層との間にオリフィスが
形成されてなることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の液封入式防振装置は、下側の取付金具
を、取付用プレート金具と取付ボルトによりシャーシ等
の支持側に取付け固定し、本体金具をエンジン等の振動
発生体側のブラケットに締結して使用する。この際、下
側の取付金具は、防振基体に埋設されたボス金具に対
し、ストッパ用のフランジ部を有するスペーサ金具が挿
入されて、さらに取付用プレート金具が圧入されること
により、前記スペーサ金具が挟持された状態で一体に固
定されているため、これらスペーサ金具およびプレート
金具が脱落することがなく、容易に取付け固定できる。
しかもこれによって前記スペーサ金具のフランジ部とプ
レート金具の間に所定の間隔を保有できる。
【0013】こうして使用すれば、ゴム弾性体よりなる
防振基体が液封入室より下側に位置することになって、
熱源であるエンジンから遠ざけられるために、該防振基
体の熱による劣化が防止され、耐熱性が向上する。
【0014】そして、この使用状態において、支承した
エンジン等の振動発生体の振動によって、ゴム弾性体よ
りなる防振基体の弾性変形により上下に変位する。本体
金具の下方への大変位時には、本体金具に連設された前
記スタビライザの下端部が取付用プレートに当接し、ま
た本体金具の上方への大変位時には、前記スタビライザ
の下端部がボス金具に嵌合されて前記プレート金具によ
り固定状態に保持されている前記スペーサ金具のフラン
ジ部に当接する。また軸直角方向(前後、左右方向)の
変位の際には、スタビライザの側壁部が前記スペーサ金
具のフランジ部に当接する。これにより全周ストッパ作
用を果し、ストッパ抜け等が生じることがない。
【0015】また請求項2のように、前記スペーサ金具
のフランジ部の下面および前記プレート金具の上面に、
それぞれストッパゴムから付設されていると、前記スタ
ビライザの下端部が弾力的に当接することになって、当
接時の衝撃を緩和できるとともに、衝突音を低減でき
る。
【0016】さらに、請求項3の発明による場合、前記
仕切り体が平板より略椀状に絞り加工されてなるもの
で、その製作が容易である上、該仕切り体の外周壁部を
防振基体の周端部とダイヤフラムの周端部とで挟むこと
により、その外周部にオリフィスを形成できるので、組
立て構成も容易であり、かつ良好な防振特性を発揮でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。
【0018】図1は、本発明に係る液封入式防振装置の
1例の縦断面図を示し、図2は同上の底面図を示してい
る。
【0019】図において、(1)は下方に開口する筒状
胴部を有する略伏椀状をなす上側の本体金具、(2)は
下側の取付金具である。(3)は前記両金具間に介在す
るゴム弾性体からなる厚肉の防振基体である。この防振
基体(3)の軸心部に前記取付金具(2)の一部が加硫
成形手段により埋設されて固定されている。また防振基
体(3)の上端外周部には、補強金具(4)が加硫成形
手段により一部埋設状態に固着されており、この補強金
具(4)の部分が本体金具(1)にシール状態に嵌着さ
れるとともに、該補強金具(4)の外周端が該本体金具
(1)の下端部(1a)のかしめ締結手段により固定され
ている。すなわち、本体金具(1)と下側の取付金具
(2)とが防振基体(3)を介して結合されている。
【0020】さらに前記本体金具(1)の内部には、そ
の上部側に前記防振基体(3)と対向してゴム膜よりな
るダイヤフラム(5)が配され、その下側にこれらが室
壁の一部をなす液封入室(6)が形成され、この液封入
室(6)を仕切り体(7)でオリフィス(8)により連
通する上下2つの液室(6a)(6b)に仕切構成されてい
る。(9)はダイヤフラム(5)の上側に形成された空
気室である。
【0021】前記の本体金具(1)は、上面部(11)か
ら連続した段部(12)を介して下方に延成された筒状胴
部(13)を有し、上面部(11)に取付用ボルト(10)が
突設されており、自動車エンジン等の振動発生体側のブ
ラケットに締結されるようになっている。(14)は取付
け時の位置決め用ピンである。この本体金具(1)に
は、前記防振基体(3)の全周を覆うようにその外方を
下方に延びる筒状のスタビライザ(15)が前記端部(1
a)によるかしめ締結部分に一体に固定されて連設され
ており、このスタビライザ(15)の下端部(15a)は内
側に折曲延成されて内フランジ状をなし、後述するスト
ッパ用の当接部として形成されている。
【0022】前記の下側の取付金具(2)は、下方に突
出する取付ボルト(21)と一体形成されかつ上部(22
a)が防振基体(3)の軸心部に加硫成形手段により埋
設されたボス金具(22)と、上端側にストッパ用のフラ
ンジ部(23a)を有する管状をなしかつ前記ボス金具
(22)に嵌合された間隔保持用のスペーサ金具(23)
と、前記ボス金具(22)の一部に形成されたセレーショ
ン用のローレット部(22b)に対し圧入されて一体に固
定された取付用のプレート金具(24)とからなり、この
プレート金具(24)の圧入固定により、前記スペーサ金
具(23)が該プレート金具(24)と前記ボス金具(22)
に有する段部(22c)との間に挟持されて、前記フラン
ジ部(23a)とプレート金具(24)の間に所定の間隔を
保有するように一体に組合せ構成されている。また前記
フランジ部(23a)とプレート金具(24)との間に所定
の間隔を保有している。この間隔は前記スペーサ金具
(23)の長さを変えることにより変更できる。(24a)
はプレート金具(24)に下方向に突設された取付け時の
位置決め用ピンである。
【0023】そして、前記本体金具(1)に連設された
スタビライザ(15)の内フランジ状をなす下端部(15
a)が、前記下側の取付金具(2)のフランジ部(23
a)とプレート金具(24)との間に所定の間隔を存して
配置されており、本体金具(1)の上下方向の大変位時
に、前記フランジ部(23a)またはプレート金具(24)
に対し全周にわたって当接でき、また軸直角方向(車両
の前後、左右方向)の大変位時には前記スタビライザ
(15)の側壁部(15b)が前記フランジ部(23a)の外
周に当接するようになっている。
【0024】前記ストッパ用フランジ部(23a)の下面
から外周面にわたって、さらにプレート金具(24)の上
面には、それぞれストッパゴム(23b)および(24b)
が加硫接着手段により付設されており、前記スタビライ
ザ(15)が弾力的に当接して衝撃を緩和できるようにな
っている。
【0025】なお、前記スタビライザ(15)の内フラン
ジ状の下端部(15a)と、前記フランジ部(23a)の下
面(ストッパゴムの下面)、およびプレート金具(24)
の上面(ストッパゴムの上面)との各間隔は、それぞれ
防振基体(3)の弾性力等に応じてエンジン等の荷重を
負荷した状態において、所定のクリアランスを確保する
ように設定される。
【0026】図示する実施例の装置の場合、前記ダイヤ
フラム(5)は、外周部に筒状の補強金具(5a)が加硫
接着手段により配されて補強され、該補強金具(5a)が
本体金具(1)の筒状胴部(13)に嵌合されるととも
に、補強金具(5a)が前記端部(1a)のかしめ締結部分
において一体に固定されており、防振基体(5)は該補
助金具(5a)を介して本体金具(1)に嵌着されて固定
されている。(5b)は前記補強金具(5a)内周の側壁ゴ
ム層である。
【0027】また液封入室(6)を上下の液室(6a)
(6b)に2分する仕切り体(7)は、平板より絞り加工
された略椀状をなしており、その外周壁部(7a)の上下
が防振基体(3)の周端部とダイヤフラム(5)の周端
部とによりシール状態を保持するように挟まれており、
該外周壁部(7a)と前記側壁ゴム層(5b)との間がオリ
フィス(8)として形成されている。このように構成す
れば、仕切り体(7)の加工が容易であり、またオリフ
ィス(8)も簡単に構成でき、製作コストの低減および
軽量化を図ることがてき、二室形の液封入防振装置とし
ての特性も良好に確保できる。
【0028】上記構成の液封入式防振装置の組立てにお
いては、例えば本体金具(1)に対してダイヤフラム
(5)、仕切り体(7)、ボス金具(22)が埋設されて
いる防振基体(3)を順次嵌着し、次いでボス金具(2
2)に対して、スペーサ金具(23)を嵌合し、これにス
タビライザ(15)をフリーの状態で装着した後、プレー
ト金具(24)をボス金具(22)のローレット部(22b)
に圧入して固定し、さらにを本体金具(1)の端部(1
a)において、ダイヤフラム(5)の補強金具(5a)、
防振基体(3)の補強金具(4)およびスタビライザ
(15)を一体にかしめ締結して固定すればよい。また防
振基体(3)に一部が埋設されたボス金具(22)に対
し、スペーサ金具(23)およびプレート金具(24)をス
タビライザ(15)とともに組付けた状態で、防振基体
(3)を本体金具(1)に嵌着して、前記同様にかしめ
締結することもできる。
【0029】上記の液封入式防振装置は、下側の取付金
具(2)を取付用プレート金具(24)と取付ボルト(2
1)によりシャーシ等の支持側に取付け固定し、本体金
具(1)をエンジン等の振動発生体側のブラケットに締
結して使用する。この際、前記スペーサ金具(23)が、
ボス金具(22)とこれに圧入されたプレート金具(24)
により挟持されて一体に固定されているため、脱落等の
おそれなく容易に取付け固定できる。
【0030】しかも前記のように使用すれば、ゴム弾性
体よりなる防振基体(3)が液封入室(6)より下側に
位置することになって、熱源であるエンジンから遠ざけ
られるために、該防振基体(3)の熱による劣化を防
ぎ、耐熱性が向上する。
【0031】そして、この使用状態において、支承した
エンジン等の振動発生体の振動によって、防振基体
(3)の弾性変形により上下に変位するもので、本体金
具(1)の下方への大変位時には、本体金具(1)に連
設された前記スタビライザ(15)の内フランジ状の下端
部(15a)が取付用プレート金具(24)に当接し、また
本体金具(1)の上方への大変位時には、前記スタビラ
イザ(15)の下端部(15a)がボス金具(22)に嵌合さ
れて固定状態に保持されている前記スペーサ金具(23)
のフランジ部(23a)に当接する。また軸直角方向(前
後、左右方向)の変位の際には、スタビライザ(15)の
側壁部(15b)が前記フランジ部(23a)に当接するの
で、これによって全周ストッパ作用を果し、ストッパ抜
け等が生じることがなく信頼性が向上する。
【0032】
【発明の効果】上記したように本発明の液封入式防振装
置によれば、全周ストッパタイプであって、防振基体の
大変位を確実に抑制でき、大変位時のストッパー抜け等
のおそれがなく、安全性が高く、しかもゴム弾性体より
なる防振基体を熱源であるエンジンから遠ざけて支持で
きて耐熱性を向上できるとともに、下側になる取付金具
の脱落のおそれがなく、組立て性、搭載性がよく、機能
性(特性)の維持効果にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の液封入式防振装置の縦断面
図である。
【図2】同上の底面図である。
【符号の説明】
(1) 本体金具 (1a) 端部 (10) 取付用ボルト (11) 上面部 (12) 段部 (13) 筒状胴部 (15) スタビライザ (15a) 下端部 (2) 下側の取付金具 (21) 取付ボルト (22) ボス金具 (22a) 上部 (22b) ローレット部 (22c) 段部 (23) スペーサ金具 (23a) フランシ部 (23b) ストッパゴム (24) 取付用プレート金具 (24b) ストッパゴム (3) 防振基体 (5) ダイヤフラム (6) 液封入室 (6a)(6b) 液室 (7) 仕切り体 (8) オリフィス (9) 空気室
フロントページの続き (72)発明者 辻本 敏也 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に開口する本体金具と下側の取付金具
    とをゴム弾性体からなる防振基体を介して結合し、本体
    金具内部の上部側に前記防振基体と対向するゴム膜より
    なるダイヤフラムを配し、これらが室壁の一部をなす液
    封入室を形成するとともに、この液封入室を仕切り体に
    より2つの液室に仕切り、両液室をオリフィスにより連
    通させてなる液封入式防振装置であって、 下側の取付金具は、下方に突出する取付ボルトと一体形
    成され一部が防振基体に埋設されたボス金具と、ストッ
    パ用のフランジ部を有し前記ボス金具に嵌合された管状
    のスペーサ金具と、前記ボス金具の一部に圧入手段によ
    り一体に固定されて前記スペーサ金具をボス金具に有す
    る段部との間に挟持する取付用プレート金具とからな
    り、前記スペーサ金具のフランジ部と前記プレート金具
    との間に、本体金具に連設された筒状のスタビライザの
    下端部が配置されて大変位時のストッパ作用を果すよう
    に設けられてなることを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 【請求項2】前記スペーサ金具のフランジ部の下面およ
    び前記プレート金具の上面には、それぞれストッパゴム
    から付設され、前記スタビライザの下端部が弾力的に当
    接するようになされた請求項1に記載の液封入式防振装
    置。
  3. 【請求項3】前記仕切り体は、平板より絞り加工した略
    椀状をなしており、外周壁部の上下が防振基体の周端部
    とダイヤフラムの周端部とによりシール状態を保持する
    ように挟まれて、該外周壁部と本体金具内周に沿うダイ
    ヤフラムと一体の側壁ゴム層との間にオリフィスが形成
    されてなる請求項1に記載の液封入式防振装置。
JP06098497A 1997-03-14 1997-03-14 液封入式防振装置 Expired - Fee Related JP3404548B2 (ja)

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