JPS6329609Y2 - - Google Patents

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JPS6329609Y2
JPS6329609Y2 JP9599782U JP9599782U JPS6329609Y2 JP S6329609 Y2 JPS6329609 Y2 JP S6329609Y2 JP 9599782 U JP9599782 U JP 9599782U JP 9599782 U JP9599782 U JP 9599782U JP S6329609 Y2 JPS6329609 Y2 JP S6329609Y2
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JP
Japan
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tank
fuel tank
reinforcing plate
amplitude
side wall
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JP9599782U
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JPS59731U (ja
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Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、横形内燃機関に取付られる燃料タン
クの構造に関するものである。
従来の技術 横形の小型内燃機関においては、燃料タンクは
機関本体の上部にコンデンサとともに据付け支持
される。そのような支持手段としては、例えば実
開昭51−124545号公報に示されるように燃料タン
クをタンクステーによつて直接固定する手段が一
般に採用される。また、実開昭52−5142号公報に
は、防振ゴムによつて燃料タンクを防振支持する
手段が示されている。
更に、特開昭56−160221号公報には、燃料タン
クの側壁部にリブを一体に形成して、タンク全体
の安定性を保つようにしたものが開示されてい
る。
考案が解決しようとする問題点 前者のようにタンクステー等によつて燃料タン
クを直接固定すると、燃料タンクが機関の振動を
受けて共振する。その場合に、タンクステーによ
つて固定されていない壁面部分においては、第1
図に示されるように振幅が大きくなり、その屈曲
点が疲労して亀裂xを生ずるおそれがある。この
ような問題は、例えば燃料タンクの肉厚を厚くす
れば一応解決する。しかし、そのように肉厚の厚
い材料を使用すると、全体の重量が増加するとい
う難点があるのみならず、プレス加工が困難にな
る等加工性の面において問題が生じ、また製造コ
ストが上昇するという難点がある。
防振ゴムによつて支持するものでは、防振ゴム
によつて機関からの振動が緩和・吸収されること
になるが、この場合にも製造コストが上昇すると
いう問題がある。また、機関の振動により防振ゴ
ムに早期亀裂が生じるという別の問題がある。
更に、タンクにリブを一体に形成するものにお
いては、これのみでは充分な振動低減効果を得る
ことができないのみならず、この場合、リブはタ
ンクの側壁を屈曲させて形成することになるが、
そうすると、タンクの外側にリブが露出し、安定
性を目的として形成されたリブとタンクの外観と
は必ずしも一致せず、外観を悪くする虞れがあ
る。加えて、このような構造では、タンク内部に
発生する放射音が、外部に伝達されるのを有効に
防止することはできないものである。
本考案は、以上の問題点を解決することを目的
としている。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案は、機関本
体の上部に据付け支持される燃料タンクにおい
て、該燃料タンクのタンク支持部材によつて固定
されない反フライホイール側の側壁部内側面に、
その振幅を減少させる補強板を設けるとともに、
この補強板は、その中央部をタンク内方へ膨出さ
せて、前記内側面との間に空間部を形成したこと
を特徴とする。
作 用 補強板12によつて当該側壁面10aの振幅が
小さくなる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第2図において、1は機関本体である。この機
関本体1の上部には、そのヘツド側にコンデンサ
等の冷却器2が、クランク室側に燃料タンク3が
並列に据付け支持されている。燃料タンク3は、
第3図及び第4図でも示すように、薄肉金属板を
絞り加工した上部タンク3aと下部タンク3bと
からなり、これら上.下部タンク3a,3bの合
わせ面に形成したフランジ4a,4bにおいて、
相互に接合されている。また、下部タンク3bの
外壁面には、そのシリンダ方向側の両側壁面5
a,5bと下壁面6とを抱込むようにして、タン
ク支持部材としての帯板状の取付板7,8が固着
されている。冷却器2側の側壁面5aにおいて
は、上記取付板7の端部が、前記フランジ4a,
4bへ接合され、第2図に示すように、この部分
において、冷却器2側より延設したブラケツト1
7へ取付けられている。他方、その反対側におい
ては、下部タンク3bのコーナー部より取付板8
を端部が下方へ向けて延出され、その先端部9で
機関本体1の壁面へ固定されている。また、下部
タンク3bのクランク軸方向の両壁面10a,1
0bのうち、フライホイール11側の壁面10b
は、その下半部が、該フライホイール11を避け
るようにして、凹状に窪ませた凹入部12を形成
している。
上記において、下部タンク3bの各壁面のう
ち、シリンダ方向の両壁面5a,5bと下面6
は、該取付板7,8によつて抱込まれており、ま
た、フライホイール11側の壁面10bには、上
記のように凹入部12が形成されている。それ
故、これら各壁面5a,5b,6,10bにおい
ては、比較的振動の影響が少なく振幅も小さい
が、残されたもう1つの壁面である反フライホイ
ール側(操縦側)の側壁面10aは、比較的フラ
ツト部分の面積が大きい形状となつているため、
この部分が機関本体1の振動に共振して振幅が大
きくなる。そこで、本実施例においては、このよ
うな振幅の大きい反フライホイール側側壁面10
aの内側面に、第3図及び第4図のような補強板
12を固着し、これによつて当該部分の振幅を小
さくしようとするものである。
本実施例において、補強板12は、第3図のよ
うに、その両端縁を内方へ折曲13するととも
に、その中央部をタンク内方へ山形に膨出14さ
せた概略断面W形状に形成され、この膨出部14
とタンク側壁面10aの内側面との間に、空間1
8が形成されている。そして、その外側面を、前
記側壁面10aの内側へスポツト溶接15によつ
て固着している。図中、16は、摸様を形成する
ための凹み部分であつて、前記補強板12は、こ
の凹み部分16において、計6ケ所のスポツト溶
接15を行なつて取付けている。
第5図及び第6図は、上記補強板12を取付け
て亀裂対策を行なつた場合と、そのような亀裂対
策を行なう前の前記側壁面10aに生ずる応力と
振幅を測定して比較した場合の結果を示してい
る。なお、この実機試験において、燃料タンク3
には80%の燃料を充填して行なつた。これらの結
果で解るように、補強板12を取付けない対策前
のものにおいては、1500回転で振幅が急激に大と
なつているが、補強板12を取付けたものにおい
ては、そのような急激な振幅の増加が見られな
い。また、その他の回転域においても、大幅に改
善されていることが解る。なお、これら応力と振
幅の測定は、各燃料タンクともその最も大きい部
分で測定したが、補強板12を取付けないもので
は前記側壁面10aの略中央に、また補強板12
を取付けたものではそれよりも左右側へよつた位
置に発生した。
考案の効果 以上のように、本考案においては、横形機関に
搭載される燃料タンクのタンク支持部材によつて
固定されない側壁のうち、少なくとも振幅の大き
い側(例えば最も振幅の大きい反フライホイール
側)の側壁に、その振幅を減少させる補強板を取
付けているので、機関からの振幅によつて当該部
分に生ずる振幅量が大幅に減少するから、亀裂の
発生を効果的に防止することができる。したがつ
て、薄肉の材料で燃料タンクを製造することが可
能となり、プレス加工が簡単に行なえる等加工性
が向上するとともに、そのように薄肉素材を使用
することにより全体として軽量化を図ることがで
きる利点がある。しかも、防振ゴム等の特別な緩
衝性支持部材を用いなくても燃料タンクを支持す
ることができるから、全体として製造コストを低
減することができるという利点がある。
特に、本考案によれば、上記補強板がタンク側
壁面の内側の面に取付けられており、そのため、
従来のように補強リブを一体に形成したものに比
較して、この補強板が外部に露出することがな
く、タンクの外観を損なうことがない。また、こ
の補強板がタンク内方に膨出されていることか
ら、この部分の断面係数が増大して補強板に厚肉
のものを用いる必要がないため、補強板自身を薄
肉のものを用いて全体の軽量化を図ることができ
るとともに、この補強板の膨出部とタンク内側面
との間に空間部が形成されていることから、タン
ク内に発生する放射音の外部への伝達が、この空
間部によつて低減されるため、騒音の少ない燃料
タンクを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、燃料タンクの亀裂発生位置を示す要
部断面図、第2図は、燃料タンクを取付けた横形
内燃機関の全体側面図、第3図は、第1図のA−
A線断面図、第4図は、第3図のB−B線断面
図、第5図及び第6図は、補強板を取付けた場合
と補強板を取付けない場合において、タンク側壁
面に発生する応力と振幅量の測定結果を、機関回
転速度との関係において示すグラフである。 1…機関本体、3…燃料タンク、7,8…取付
板、10a…側壁面、12…補強板、18…空間
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関本体の上部に据付け支持される燃料タンク
    において、該燃料タンクのタンク支持部材によつ
    て固定されない反フライホイール側の側壁部内側
    面に、その振幅を減少させる補強板を設けるとと
    もに、この補強板は、その中央部をタンク内方へ
    膨出させて、前記内側面との間に空間部を形成し
    たことを特徴とする横形内燃機関の燃料タンク。
JP9599782U 1982-06-25 1982-06-25 横形内燃機関の燃料タンク Granted JPS59731U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9599782U JPS59731U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 横形内燃機関の燃料タンク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9599782U JPS59731U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 横形内燃機関の燃料タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59731U JPS59731U (ja) 1984-01-06
JPS6329609Y2 true JPS6329609Y2 (ja) 1988-08-09

Family

ID=30228981

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JP9599782U Granted JPS59731U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 横形内燃機関の燃料タンク

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356421U (ja) * 1986-09-30 1988-04-15

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JPS59731U (ja) 1984-01-06

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