JPS6321697Y2 - - Google Patents

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JPS6321697Y2
JPS6321697Y2 JP1984184395U JP18439584U JPS6321697Y2 JP S6321697 Y2 JPS6321697 Y2 JP S6321697Y2 JP 1984184395 U JP1984184395 U JP 1984184395U JP 18439584 U JP18439584 U JP 18439584U JP S6321697 Y2 JPS6321697 Y2 JP S6321697Y2
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JP
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fuel tank
stay
stays
tank
vibration
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JP1984184395U
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JPS6199641U (ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関における頭載型の燃料タン
クの取付構造に関する。
(従来の技術) 内燃機関の燃料タンク取付構造に関し、燃料タ
ンクをエンジン本体の上に配置してこれを両側か
ら一対のステーにてエンジン本体の上部両側部に
支持する所謂頭載形式のものがある。この形式に
おいては、重量物である燃料タンクを宙吊り状態
でステーにて支持することになるから、燃料タン
クがエンジン振動を受けて振動し、上記ステーは
燃料タンクによる荷重と振動の影響を受けて早期
に破損するという問題がある。
これに対し、実公昭59−24827号公報に記載さ
れている如く、燃料タンクを支持する一対のステ
ーに燃料タンク下において補強板を架着して支持
具全体の剛性を高め、ステー自身並びにステーと
エンジン本体や燃料タンクとの固定部分の破損を
防止するという技術が知られている。
しかし、この従来技術の場合、一対のステーと
補強板とでH字状の剛体構造が得られ、支持具自
体の破損防止には効を奏すると認められるもの
の、剛体構造であるからエンジン振動がステーを
介して燃料タンクに伝わり易く、燃料タンク内の
燃料の波立ちが大きく、かつそれによりタンク本
体やステーに更に大きな振動が誘起される。ま
た、このように剛性を高める方式の場合、振動を
許容するためにステーや燃料タンクの板厚を増す
ことになるが、補強板を設けることもあつて重量
増を招き易く、さらに、補強板にて一対のステー
が連結されてその寸法が予め固定されてしまうか
ら、エンジン本体にステーを結合する際、ステー
に無理な力がかからないように支持具側の寸法精
度を高くする必要がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、エンジン本体の上に配置した燃料タ
ンクをステーにてエンジン本体に支持するものに
おいて、燃料タンクとその支持具の振動の問題を
解決しようとするものである。特に、従来の剛体
支持構造で燃料タンクの振動により生ずる燃料の
波立ち、それに伴うタンクキヤツプのブリーザ孔
からの燃料洩れ、燃料レベルゲージの振れによる
正確な燃料レベル値の読取困難、剛性を高めるた
めの重量増、剛体構造の採用による高い寸法精度
の必要性から生ずる製造コスト増の問題を燃料タ
ンクの振動防止という点から解決しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案においては、エンジン本体上部のシリン
ダヘツドの両側部に互いに反対方向へ横向きとな
つた取付座を設け、この取付座にそれぞれステー
をボルトにて横から固定し、この各ステーを燃料
タンクの周面に設けられた上タンク部材と下タン
ク部材との接合フランジに弾性体を介して結合し
ている。
(作用) 弾性体にてエンジン振動の燃料タンクへの伝達
が防止され、燃料タンクの振動が抑制されるとと
もに、燃料タンクの振動によるステーの振動の誘
起が防止され、また、燃料タンクを支持する一対
のステーはそれぞれ独立していて、ステー間隔は
固定されない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
実施例 1 本例は第1図乃至第5図に示されている。内燃
機関を正面図で表わす第1図において、1はエン
ジン本体であり、このエンジン本体1の上に燃料
タンク2が対向する一対のステー3,4による宙
吊状態で配置されている。燃料タンク2の周面に
は、上タンク部材2aと下タンク部材2bとの接
合フランジ5,6が突出し、また、燃料タンク2
の上面には第2図(内燃機関の平面図)にも示す
如くブリーザ孔付のタンクキヤツプ7と指針付の
燃料レベルゲージ36が設けられている。
上記各ステー3,4は、燃料タンク2の接合フ
ランジ5,6、タンク側面、タンク底面およびエ
ンジン本体1のシリンダヘツド8の側面に沿つて
階段状に連続して屈曲された板金で構成されてい
て、下端部がシリンダヘツド8の側面に、上端部
が上記接合フランジ5,6にそれぞれ結合されて
いる。
上記各ステー3,4の下端部の結合部におい
て、シリンダヘツド8の左右両側部には互いに反
対方向へ横向きとなつた取付座9,9が形成され
ていて、この取付座9,9に各ステー3,4の下
端部がボルト10,10にて横から固定されてい
る。各ステー3,4の上端部は接合フランジ5,
6に対し弾性体(ゴム製)11を介して上下方向
のボルト12,12及びナツト20,20にて結
合されている。ステー3,4の上端部および下端
部の結合部は第2図に示す如くそれぞれ2箇所設
けられている。
上記弾性体11は第3図に示す如く筒状であつ
て、上下にフランジ部13,14が設けられ、中
間部に小径の嵌合部15が設けられており、筒孔
16にカラー17を挿入するようになつている。
弾性体11の取付構造およびステー3の取付部の
形状は第4図(縦断面図)および第5図(平面
図)にそれぞれ示されている。すなわち、ステー
3の上端部には、弾性体11の嵌合部15の外径
に匹敵する嵌合穴18と、この嵌合穴18からス
テー3の側縁に開口した嵌合穴直径よりも巾狭の
挿入口19とが形成されている。そして、弾性体
11はこの挿入口19から嵌合穴18に嵌合部1
5が嵌め込まれ、弾性体11の筒孔16にカラー
17を挿入した状態で、下タンク部材2bの接合
フランジ6の下面に当接され、カラー17を貫通
するボルト12にツバ付きナツト20を締付けて
燃料タンク2の接合フランジ5,6、ステー3お
よび弾性体11が結合されている。
なお、右側のステー4の結合構造も左側の上記
ステー3と同様である。また、第1図および第2
図において、21はエンジン本体1の出力軸、2
2はエアクリーナ、23は排気サイレンサ、24
はリコイルスタータ、25はスタータハンドルで
ある。
上記燃料タンク取付構造において、エンジン本
体1の振動はステー3,4に伝わるが、ステー
3,4の振動は弾性体11,11にて吸収され、
ステー3,4から燃料タンク2への振動伝達が防
止されて燃料タンク2の振動は抑制される。従つ
て、燃料タンク2内の燃料の波立ち、タンクキヤ
ツプ7のブリーザ孔からの燃料洩れ、燃料レベル
ゲージでの指針の振れというような問題は解消さ
れ、また、燃料タンク2の振動によるステー3,
4の振動誘起の問題もなく、ステー3,4自体の
振動も抑制される。
そして、燃料タンク2やステー3,4は振動が
抑制されることから、その板厚を薄くしても充分
にエンジン振動に耐え得るようになり、また、特
に補強部材を別途必要としないこともあつて軽量
化が可能となる。
また、燃料タンク2の取付に際しては、各ステ
ー3,4同志が互いに独立していて、それぞれ別
個にシリンダヘツド8に結合することができるた
め、高い寸法精度は特に必要ではなく、ステー
3,4およびシリンダヘツド8の製作が比較的容
易となる。さらには、燃料タンク2の底壁とシリ
ンダヘツド8の上端との間での介装物(補強板)
を省くことができるため、両者の隙間を狭くして
燃料タンク2の取付高さを下げることにより、内
燃機関の全高を低くすることができるようにな
る。
なお、本実施例ではツバ付きナツト20を用い
たが、通常の互いに独立したワツシヤとナツトを
適用してもよいことはもちろんである。
実施例 2 本例は第6図および第7図に示されていて、燃
料タンク2とステー26との結合構造が先の実施
例1と異なる。他の構成は実施例1と同様であ
り、その図示および説明は省略する。
まず、第6図には結合部材27が示されてお
り、これはそれぞれボルト28,28を固定した
平ワツシヤ29,29を弾性体30を介して連着
したものである。本例の場合、結合部材27は第
7図に結合構造を示す如く、上向きにした一方の
ボルト28にナツト31を適用して燃料タンク2
の接合フランジ5,6に結合され、また、下向き
にした他方のボルト28にナツト31を適用して
ステー26の上端部に結合されている。従つて、
燃料タンク2の接合フランジ5,6とステー26
とは平ワツシヤ29、弾性体30、平ワツシヤ2
9を介して結合されていることになり、弾性体3
0にて実施例1と同様に制振効果が得られる。
実施例 3 本例も弾性結合構造が先の実施例と異なる例で
あり、第8図(結合部正面図)および第9図(同
縦断面図)に要部のみを示している。
すなわち、本例の場合はステー32の上下にこ
のステー32と同じ幅の板状弾性体33,33を
当て、このステー32、弾性体33,33をボル
ト34とツバ付きナツト35により燃料タンク2
の接合フランジ5,6に結合している。従つて、
本例においても弾性体33,33により実施例1
と同様の制振効果が得られる。
(考案の効果) 本考案によれば、振動対策として剛性を高める
方式でなく、振動伝達を防止する方式にしたか
ら、燃料タンクおよびステーの振動が抑制され、
燃料タンク内の燃料の波立ち、燃料洩れ、燃料レ
ベルゲージの振れの問題が解消されるとともに、
燃料タンクおよびステーに高耐振性が要求されな
いから、これら部品の板厚を薄くして軽量化を図
ることが可能となり、また、各ステーは互いに独
立しているから、燃料タンクやシリンダヘツドに
対する結合のために特に高い寸法精度は要求され
ず、その製作が容易になるとともに、組付けも簡
単になり、コストダウンが図れ、さらには、燃料
タンク下に補強板などを設ける必要がなくなるた
め内燃機関の全高を低くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は実施例
1の燃料タンク取付構造を示す正面図、第2図は
同平面図、第3図は同例の弾性体の斜視図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図は同例のス
テーの上端部を示す平面図、第6図は実施例2の
弾性結合部材の断面図、第7図は同例の燃料タン
クとステーの結合部を示す側面図、第8図は実施
例3の燃料タンクとステーの結合部を示す正面
図、第9図は第8図のB−B線断面図である。 1……エンジン本体、2……燃料タンク、2a
……上タンク部材、2b……下タンク部材、3,
4,26,32……ステー、5,6……接合フラ
ンジ、8……シリンダヘツド、9……取付座、1
0,12……ボルト、11,30,33……弾性
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体の上に燃料タンクを配置し、この
    燃料タンクを一対のステーにてエンジン本体に支
    持する構造において、エンジン本体上部のシリン
    ダヘツドの両側部に互いに反対方向へ横向きとな
    つた取付座が形成され、この両取付座に上記各ス
    テーがボルトにてそれぞれ横から固定され、この
    各ステーは燃料タンクの周面に設けられた上タン
    ク部材と下タンク部材との接合フランジに弾性体
    を介して結合されていることを特徴とする内燃機
    関における燃料タンクの取付構造。
JP1984184395U 1984-12-04 1984-12-04 Expired JPS6321697Y2 (ja)

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