JPH0454395Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0454395Y2
JPH0454395Y2 JP18495487U JP18495487U JPH0454395Y2 JP H0454395 Y2 JPH0454395 Y2 JP H0454395Y2 JP 18495487 U JP18495487 U JP 18495487U JP 18495487 U JP18495487 U JP 18495487U JP H0454395 Y2 JPH0454395 Y2 JP H0454395Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
cylindrical elastic
negative pressure
fillet
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18495487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0189692U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18495487U priority Critical patent/JPH0454395Y2/ja
Publication of JPH0189692U publication Critical patent/JPH0189692U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0454395Y2 publication Critical patent/JPH0454395Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、管路間を伝達する振動を低減した管
路の接続体に関し、特に耐久性を大巾に向上させ
た管路の接続体に関する。 (従来の技術) 従来の管路の接続体としては、例えば第7図お
よび第8図に示すようなものがある、(実公昭49
−15454号公報、実開昭58−25623号公報等参照)。 管路の接続体をエンジンの吸気装置に使用した
場合を例として説明する。 一般にエンジンの吸気装置は第7図に示すよう
に、慣性過給用のサージタンク21の内部空間を
エンジン本体22の吸気ポート23に連通させる
吸気管24の途中をサージタンク側24aとエン
ジン本体側24bとに分断し、この吸気管路の分
断部に振動遮断用の接続体1を介在させている。 第8図は、この種管路の接続体を示したもの
で、接続体1は管路である吸気管24のサージタ
ンク側24a、吸気ポート側24bの内径と略同
一の内径を有し、両端面3,4を吸気管のサージ
タンク側24a、吸気ポート側24bの各々の端
面25,26にそれぞれ突き合わせた筒状弾性体
2と筒状弾性体2の外周の各端面3,4近傍部に
それぞれ固着したフランジ5,6とから構成され
ている。 フランジ5,6には、筒状弾性体2の各端面
3,4がそれぞれ対応する管路24a,24bの
端面25,26にそれぞれ密着する方向に締付固
定するボルト等の締付部材を介装するためのボル
ト孔11が穿設されるとともに、各フランジ5,
6にそれぞれ対応する管路24,24bの端部に
形成されたフランジ部27,28にも同様に孔1
1に対応する孔29,30が穿設されている。 そして、筒状弾性体2の各端面3,4には管路
を接続したときのシール性を保持するため、筒状
弾性体2の両端面にそれぞれ設けたフランジ5,
6の端面12,13よりも若干突出した均一の高
さを有する突起部10が形成されている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の管路の接続体
にあつては、管路の負圧により、筒状弾性体2が
第9図の断面図(左右対称であるので左半分のみ
図示)に示した如く、内側へ吸い込まれた変形を
起こし特にC,D部に応力集中が発生し亀裂が生
じ、ついには割れが起こる恐れがあるという問題
点があつた。 対策として筒状弾性体2の厚さを厚くすること
が考えられるが、厚くすると剛性が高まり上下方
向の振動吸収効果が低下してしまうという問題が
あり。又コストアツプを招き、軽量化という見地
からも問題であり解決策としては不適当であると
いう問題点があつた。 本考案は、このような従来の問題点を解決する
ことを目的としてなされたものである。 (問題点を解決するための手段) このため本考案は、接続体の端面に接続される
管路の内径と略同一の内径を有する筒状弾性体
と、筒状弾性体の両端面近傍にそれぞれ固着され
たフランジとを有する接続体において、 筒状弾性体外面の円周上に、筒状弾性体のフイ
レツト高さを円周上所定の長さに渡つて大きく形
成して中間部に隙間を設けたストツパー部を構成
した。 (作用) 隙間によつて上下方向の振動を吸収し、管路内
に負圧が発生し接続体に大きな負圧が掛かると隙
間が狭まり上、下の延長フイレツト部が接触し互
いに支え合つて上下方向変形のストツパーとな
る。 (実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
図乃至第4図は、本考案の第1実施例を示す図で
ある。なお、本考案に係る接続体の図は左右対称
であるのでそれぞれ半分を図示する。 まず構成を説明する。従来を示した第8図と同
一の構成部分には、同一の符号を付して説明を省
略する。 接続体1は第1図のA−A断面を示す第3図に
図示した、筒状弾性体2とフランジ5,6と突起
部10とより構成されている通常部分と第1図の
B−B断面を示す第4図に図示した、円周上複数
個所(本実施例では4個所)に所定の長さlに渡
り、中間に隙間8を設けてフイレツト高さHを高
くしてフイレツト延長部14を形成したストツパ
ー部9とによつて構成されている。 本実施例においては、筒状弾性体2はフランジ
5,6を覆うように連続して設けられている。 なお、ストツパー部9は、フイレツト延長部1
4の材質と相異する材料、例えば合成樹脂、金属
を使用することもできる。 次に作用を本考案に係る管路の接続体と従来の
管路の接続体とについて行つた、振動低減性試験
と負圧性試験の試験結果を参照して説明する。 試験方法 (1) 振動低減性試験 4気筒エンジンを用いて、エンジン回転数
5500rpmでの駆動時における第7図に図示したA
部及びB部の振動加速度レベル測定した。 (2) 負圧性試験 管路の接続体1を上下2枚のフランジ板でボル
ト止めし、その内部空間をバキユームポンプを用
いて負圧状態と大気圧状態との切り換えができる
装置を作成して、 大気圧760mmHg時のフランジ板間の寸法L760
と、負圧100mmHg時のフランジ板間の寸法L100
とを測定して、負圧変形量ΔL=L100−L760を雰
囲気100℃において求めた。 又大気圧状態760mmHgと負圧状態100mmHg
との間を雰囲気100℃、1サイクル3秒で100×
104回繰り返して負圧耐久性を調べた。 試験結果 試験結果を第1表に示す
【表】 試験結果より、振動低減性ではほぼ同等である
が、負圧性ではストツパー付きの本考案に係る管
路の接続体1は負圧変形量が極めて小さくなり、
負圧耐久性も大巾にアツプした。 即ち、本考案に係る管路の接続体1をエンジン
の吸気装置に使用した場合を例にして説明する。 吸気管24内に吸入空気が導かれ、筒状弾性体
2内に負圧が発生すると接続体1の各部には第4
図矢印の様な力(F1,F2,F3)が掛かる、従来
例においては既に第9図で説明した如く筒状弾性
体2が内側へ吸い込まれて変形してしまうが 本考案は円周上数個所(4個所)に延長フイレ
ツト部14と隙間8とで構成されるストツパー部
9を設けたので、力F1,F2による振動を隙間8
で吸収し、力F1,F2が過大なものとなると、隙
間8が狭められて、上下の延長フイレツト部14
が接触し互いに支え合い上下方向変形のストツパ
ーとなり、接続体1の振動吸収効果(防振効果)
を低下させることなく、負圧変形量を極めて小さ
くすることが出来る。なおストツパー部9の円周
上の長さlは延長フイレツト部14が上下方向変
形を支え得る巾であれば良く、ストツパー部9は
可能な限り少ないことが望ましい。 第5図には、第2実施例を示す。この実施例
は、前述の実施例と同様に第4図に図示するスト
ツパー部9を設けると共にストツパー部9以外の
通常部分においても第5図に図示した如くフイレ
ツト高さhをある程度高く(h<H)したもので
ある。 本実施例についても第1の実施例と同じ振動低
減性と負圧性試験を行つた所、振動低減性につい
ては従来例とほぼ同等で防振効果が期待出来更に
負圧性については第5図C,D部の応用集中が更
に小さくなり耐久性が一段と向上する。 第6図には第3の実施例を示す。この実施例
は、全周にフイレツト延長部14を形成してスト
ツパ一部9を全周に渡り構成したものである。 この実施例によれば、フイレツト高さhを適切
に設定することによりストツパー部9の隙間8を
ある程度大きくしても、ある程度まで負圧耐久性
が改良され実用に供することができる。 (考案の効果) 本考案によれば、端面に接続される管路の内径
と略同一の内径を有する筒状弾性体と、該筒状弾
性体の両端面近傍にそれぞれ固着されたフランジ
とを有する接続体において、筒状弾性体外面、円
周上に、該筒状弾性体のフイレツト高さを所定の
長さに渡つて中間部に隙間を設けて大きく設定し
て、ストツパー部を形成したので、 接続体の振動吸収効果(防振効果)を何等低下
させることなく、負圧変形量を極めて小さくする
ことが出来耐久性が大巾に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示
し、第1図、第2図はそれぞれ管路の接続体の平
面図、側面図、第3図、第4図はそれぞれ第1図
のA−A矢視断面図、B−B矢視断面図、第5図
は本考案の第2実施例を示す第1図におけるA−
A矢視断面図、第6図は本考案の第3の実施例を
示す断面図、第7図は接続体の使用状態を示す説
明図、第8図は従来例を示す断面図、第9図は従
来の問題点を示す説明図である。 1……接続体、2……筒状弾性体、3,4……
筒状弾性体端面、5,6……フランジ、7……フ
イレツト端部、8……隙間、9……ストツパー
部、10……突起部、12,13……フランジ端
面、14……延長フイレツト部、H,h……フイ
レツト高さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 端面に接続される管路の内径と略同一の内径を
    有する筒状弾性体と、該筒状弾性体の両端面近傍
    にそれぞれ固着されたフランジとを有する接続体
    において、 前記筒状弾性体外面円周上に、該筒状弾性体の
    フイレツト高さを円周上所定の長さに渡つて大き
    く形成して中間部に〓間を設けたストツパー部を
    構成したことを特徴とする管路の接続体。
JP18495487U 1987-12-04 1987-12-04 Expired JPH0454395Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18495487U JPH0454395Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18495487U JPH0454395Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0189692U JPH0189692U (ja) 1989-06-13
JPH0454395Y2 true JPH0454395Y2 (ja) 1992-12-21

Family

ID=31476287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18495487U Expired JPH0454395Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0454395Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0189692U (ja) 1989-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07301280A (ja) 防振支持装置
JP2812362B2 (ja) 構造体伝播雑音を遮音する、特に内燃機関用の支持体
JPH01145439A (ja) スリーブ形ゴム緩衝器
JPH0454395Y2 (ja)
JPS6317877Y2 (ja)
JP2719037B2 (ja) 車両用エンジンにおける燃料フイルターの支持装置
JPH026281Y2 (ja)
JPH0247803Y2 (ja)
JPS6229654Y2 (ja)
JPH018752Y2 (ja)
JPH04185924A (ja) 防振装置
JPH0596580U (ja) 防振装置
JPH053789Y2 (ja)
JPS6126615Y2 (ja)
JPH0141901Y2 (ja)
JPS6321697Y2 (ja)
JPS6146248Y2 (ja)
JPH0518552Y2 (ja)
JPS60237241A (ja) 小型船舶用エンジンマウント
JPH0649841U (ja) ダンパ
JPH034771Y2 (ja)
JPH0729230Y2 (ja) エンジンの振動低減装置
JP2588725Y2 (ja) 内燃機関のオイルパン
JPH0755309Y2 (ja) オイルパンの取付構造
JPH0534376Y2 (ja)