JPH0518552Y2 - - Google Patents

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JPH0518552Y2
JPH0518552Y2 JP1987187267U JP18726787U JPH0518552Y2 JP H0518552 Y2 JPH0518552 Y2 JP H0518552Y2 JP 1987187267 U JP1987187267 U JP 1987187267U JP 18726787 U JP18726787 U JP 18726787U JP H0518552 Y2 JPH0518552 Y2 JP H0518552Y2
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protrusion
elastic body
cylindrical elastic
flange
conduit
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、管路間を伝達する振動を低減した管
路の接続体に関し、特に管路とのシール性の向上
を図つた管路の接続体に関する。 (従来の技術) 従来の管路の接続体としては、例えば実公昭49
−15454号公報、実開昭58−25623号公報などに開
示されたものが知られている。第4図は、管路の
接続体を内燃機関の吸気系管路に用いた例を示し
たものである。一般にエンジン21の上部にはシ
リンダヘツド22が設けられており、シリンダヘ
ツド22に形成された吸気ポート23の一端には
ガスケツト24を介して吸気管25の一端に形成
されたフランジ25aがボルトによつて締結され
ており、他端にはコレクター26に接続するため
のフランジ25bが形成されてる。 一方コレクター26の一側には図示されない、
外気を導入する吸気ダクト等が接続されるととも
に、下部には吸入空気を吸気管25へ導くための
通気口27が形成されており、通気口27の外周
には吸気管25へ接続するためのフランジ26a
が形成されている。 そして、吸気管25のフランジ25bとコレク
ター26のフランジ26aの間に管路の接続体1
が介装されている。 管路の接続体1は第6図に詳細を示すように、
吸気管25とコレクター26の吸気口27と略同
一の内径D1を有し、端面3,4をそれぞれコレ
クター26のフランジ26a、吸気管25のフラ
ンジ25bに突合わせた筒状弾性体2と、この筒
状弾性体2の端面3,4近傍部にそれぞれ固着し
たフランジ5,6とから構成されている。フラン
ジ5,6には、筒状弾性体2の端面3,4が対応
するコレクター26のフランジ端面28、及び吸
気管25のフランジ端面29にそれぞれ密着する
方向に締め付け固定するボルトを挿入するボルト
孔8が穿設されてるとともにフランジ5,6にそ
れぞれ対応するコレクター26の通気口27側フ
ランジ26aと吸気管25側フランジ26bにも
同様に孔8に対応する孔30及び31が形成され
ている。 また、筒状弾性体2の端面3,4にはシール性
を確保するための均一の高さを有する突起部20
を形成している。 そして、例えばエジンジン21で発生した振動
が吸気管25からコレクター26側へ伝達するの
を、筒状弾性体2により防止すると共に、突起部
により端面のシール製を保持している。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の管路の接続体
にあつては、シール性の保持という点で次のよう
な問題点があつた。 すなわち、第3図に示すように、管路の接続体
1の吸気管25とコレクター26の通気口27へ
の接続は、フランジ5,6に形成されたボルト孔
8にボルト等の締結部材を挿入して行われるが、
フランジ5,6の外端部近傍の2箇所のみで締結
することにより行わていたため、締結部近傍の部
位A,Bでは筒状弾性体2の突起部20によるシ
ール圧は第2図に示す如く十分に確保されている
が、締結部から離れるに従つてシール圧力が低下
し、最も離れた部位Cでは、締結部近傍のシール
圧力に比較して極めてシール圧力が低下してお
り、しかもフランジ5,6のたわみも伴い、シー
ル漏れが発生してしまう。 解決手段として締結部を増加したり、フランジ
5,6の厚さを増加させることが考えられるが、
部品点数の増加によるコストアツプや作業工数の
増大を招くと共に、軽量化、小型化という見地か
らも問題であり、解決作としては不適当であると
いう問題点があつた。 また、他の解決手段としては、例えば実開昭57
−122856号公報に記載された技術のように、ガス
ケツトの両接触面の両頂部からその中央にかけた
全巾を、なだらかな曲線で外向きに膨出させ、両
頂部を薄肉とし、その中央にかけて徐々に厚肉と
なるように構成して、ボルトの締結時にフランジ
接触面全域に亘つてガスケツトの締付力を均等に
作用させるようにしたものも提供されている。 しかし、この公報記載の技術にあつては、ガス
ケツトをボルトで締め付けると、その圧縮変形部
が両接触面の間から外部に逃げ出して弾性反力が
低下し、十分に高いシール圧力が得られない。 (問題を解決するための手段) 本考案は、前記各従来例の問題点に鑑みて案出
されたもので、端面に接続されると管路の内径と
略同一内径を有する筒状弾性体と、該筒状弾性体
の両端面近傍ににそれぞれ固着され、前記管路と
締結する締結部を有するフランジと、前記筒状弾
性体の両端面に突設された環状突起部とを備えた
管路の接続体において、前記突起部の筒状弾性体
の軸方向の高さを、前記締結部に近い部位は低く
形成する一方、遠い部位は高く形成すると共に、
前記突起部に対応する前記フランジの端面に、凹
部を設けたことを特徴としている。 (作用) 管路を接続したときに、突起部の高さが締結部
近傍から離れるにつれて順次高く形成されている
ので、突起部によつて締結部近傍の部位から最も
離れた部位までのフランジのたわみが吸収され、
全周に渡つてシール圧力差が小さくなり、均等な
シール圧力となり、シール性能が確保される。し
かも、接続体を管路にボルト等によつて締結する
と、該締結力で突起部が圧縮変形し、該変形部が
外方へ逃げることなく凹部内に保持される。この
ため、締結時における突起部の弾性反力が上昇し
て管路に対するシール圧力が高くなり、前記均等
なシール圧力と相俟つてシール性能が一段と向上
する。 (実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
図は、本考案の一実施例を示す図である。 まず構成を説明する。なお。本考案に係る接続
体の断面図は左右対称であるので、左半分のみ図
示する。接続体1の筒状弾性体2は端面に接続さ
れる管路の内径と略同一の内径D2を有し、この
筒状弾性体2の端面3,4近傍部にそれぞれフラ
ンジ5,6が固着されている。フランジ5,6に
は管路の接続体1の端面に接続される管路の方向
に管路の接続体1を締め付け固定するボルト7を
装着するためのボルト孔8が形成されている。 筒状弾性体2はフランジ5,6を覆うように連
続して設けられるとともに前記フランジ5,6の
ボルト孔8に対応する部位に孔9が形成されてい
る。 更に筒状弾性体2の端面3,4には、断面が略
半円形の突起部10が形成されている。そして突
起部10の筒状弾性体2の筒軸方向の高さは、前
記ボルト孔8とボルト7によつて構成される締結
部11に最も近い部位10aで最も低い高さHN
に、最も離れた部位10bで最も高い部位HF
なるように連続的になめらかに高さを変化させて
形成されている。 また、筒状弾性体2の突起部10に対応するフ
ランジ5,6の端面12,13に、凹部14,1
5が形成されている。この凹部14,15は、全
体が円環状を呈し、横断面略長方形状に形成され
ている。 以下、本実施例の作用について説明する。ま
ず、本実施例の高さを異ならしめた突起部10
と、従来の単に突起部を設けた場合の劣化再取付
時におけるシール性試験結果を第1表に基づいて
説明する。ここで劣化再取付時のシール性とは、
新品の管路の接続体を上下2枚のフランジ部材に
ボルト止めして、120℃の雰囲気中で72時間劣化
後にフランジ部材を取り除き、再取付したときの
シール性を示す。 試験本体 管路の接続体を上下2枚のフランジ部材にボル
ト止めし、その内部空間に空気を密封して、1.0
Kg/cm2の正圧を掛けた時の漏れの有無をチエツク
した。 ボルト(M6)の締め付けトルクは100Kg−cmで
ある。 試験結果 第1表に示す如くになつた。
【表】 以上の試験結果より、フランジ厚さを厚く
(4.0mm)すれば従来例でもシール性を保持するこ
とは可能であるが、これは既述のように軽量化、
小型化の見地から得策でない。 フランジ厚さを薄くする(3.2mm)と従来例は
0.4Kg/cm2で漏れてしまうのに対して本考案に係
る管路の接続体1は1Kg/cm2以上でも漏れること
なく極めてすぐれていることがわかる。 すなわち、突起部10の筒状弾性体2の筒軸方
向の高さを、締結部11、最近接部位10aで最
も低く(HN)、締結部最遠部位10bで最も高く
(HF)形成したので、前記部位10aから10b
までのフランジ5,6のたわみ量の違いを突起部
10の高さの違いが吸収するとともに、部位10
bの変形量が部位10aの変形量より大きくなる
ので各部位におけるシール圧力がほぼ同程度とな
り、全周に渡つて均等なシール圧力を得ることが
できる。 第2図は、以上の関係を図示したもので、第3
図に示した管路の接続体2の概略平面図のA,
B,C部におけるシール圧力が本考案に係る管路
の接続体によれば、従来例に比して、ほぼ等しい
値となつていることが分かる。 しかも、本実施例では、前述のように、突起部
10に対応するフランジ5,6の端面12,13
に凹部14,15を形成したため、筒状弾性体2
を管路にボルト7で締結すると、該締結力で突起
部10が圧縮変形し、該圧縮変形部が外方へ逃げ
ることなく、凹部14,15内に保持される。こ
の結果、締結時における突起部10の弾性反力が
上昇して管路に対するシール圧力が高くなり、前
記均等なシール圧力と相俟つてシール性能が一段
と向上する。 第2表は、斯かる筒状弾性体2を管路に対して
締結する前後における突起部10の圧縮変形状態
を、凹部14,15を有しないものと有するもの
とに分けて示した実施例である。
【表】 本実施例と異なり突起部10に対応するフラン
ジ端面12,13に凹部を形成しない場合例1や
フランジ端の厚さがフランジ厚t0に満たない場合
例2、例3には管路の接続体を締結したときに突
起部が変形しフランジ5,6の外部へ逃げるた
め、筒状弾性体2の筒軸方向のシール圧力が小さ
くなり、シール性が保持できない恐れがある。こ
れに対して本実施例は前述の如く突起部10に対
応した部位に設けられた凹部14,15に突起部
10の変形が吸収保持されているのでシール性が
確保される。 なお、以上の説明ではフランジ5,6に断面長
方形の溝を設けた例について説明したが形状はこ
れに限らず、例えば第2表例5に示した如く半円
筒形に形成しても同じ効果がある。 (考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案に係る管
路の接続体によれば、とりわけ突起部の筒状弾性
体の軸方向の高さを、前記締結部に近い部位は低
く形成する一方、遠い部位は高く形成すると共
に、前記突起部に対応するフランジの端面に、凹
部を設ける構成とした。このため、筒状弾性体を
管路に締結した際におけるフランジのたわみを突
起部が吸収し、該突起部全体のシール圧力差が小
さくなるので、管路の接続体全周に渡つてシール
圧力が均等となり、高いシール性が常に確保され
ることは勿論のこと、前記締結力で圧縮変形した
突起部の該圧縮変形部が外方へ逃げることなく、
凹部内に保持されるので、該突起部の弾性反力が
上昇してもシール圧力が高くなり、均等なシール
圧力と相俟つてシール性能が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案に係る管路の接続体の各部位でのシー
ル圧力の様子を示す説明図、第3図は締結部とシ
ール圧力との関係を示す説明図、第4図は管路の
接続体の実用例の概略を示した一部断面図、第5
図は従来例を示した断面図である。 1……管路の接続体、2……筒状弾性体、3,
4……筒状弾性体の端面、5,6……フランジ、
8……ボルト孔、10……突起部、10a……最
低突起高さ部位、10b……最高突起高さ部位、
11……締結部、12,13……フランジ端面、
14,15……フランジ凹部、HN……突起部最
低高さ、HF……突起部最高高さ、D2……筒状弾
性体内径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 端面に接続されると管路の内径と略同一内径を
    有する筒状弾性体と、該筒状弾性体の両端面近傍
    ににそれぞれ固着され、前記管路と締結する締結
    部を有するフランジと、前記筒状弾性体の両端面
    に突設された環状突起部とを備えた管路の接続体
    において、 前記突起部の筒状弾性体の軸方向の高さを、前
    記締結部に近い部位は低く形成する一方、遠い部
    位は高く形成すると共に、前記突起部に対応する
    前記フランジの端面に、凹部を設けたことを特徴
    とする管路の接続体。
JP1987187267U 1987-12-09 1987-12-09 Expired - Lifetime JPH0518552Y2 (ja)

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JPH0191185U JPH0191185U (ja) 1989-06-15
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