JPH0417807Y2 - - Google Patents

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JPH0417807Y2
JPH0417807Y2 JP1983029213U JP2921383U JPH0417807Y2 JP H0417807 Y2 JPH0417807 Y2 JP H0417807Y2 JP 1983029213 U JP1983029213 U JP 1983029213U JP 2921383 U JP2921383 U JP 2921383U JP H0417807 Y2 JPH0417807 Y2 JP H0417807Y2
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JP
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unit injector
sealing
load
nozzle seat
injector
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JP1983029213U
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、デイーゼルエンジンの燃料供給装置
として使用されるユニツトインジエクタの取付構
造に関するものである。
<従来の技術> 従来のユニツトインジエクタでは、インジエク
タの駆動時に加わる荷重の受圧、ガスシール、及
び、冷却のための伝熱のすべてをノズルシートだ
けで行なわせていた。
<考案が解決しようとする課題> このために、ユニツトインジエクタの噴射圧力
をさらに高くして噴射率を上げようとすると、こ
れにともなつてノズルシートに加わる荷重も大き
くなり、この荷重によつてノズルシートにヘタリ
が生じてノズルに傾きが生じ、あるいは、ガス漏
れが生じるなどの危険性があつた。
従つて、従来の取付構造を踏襲する限りにおい
てはユニツトインジエクタの噴射圧力を必ずしも
充分に高くできないので噴射率を改善するにも限
界があつた。
また、ノズルシートに加わる荷重を制限するた
めに、例えば特開昭58−27872号公報に見られる
ように荷重の受面とシール面とを独立させ、シリ
ンダヘツド側のシール面とユニツトインジエクタ
側のシール面とを対向させて両シール面の間にノ
ズルシートを挟圧保持させることも有効である。
ところが、このような従来例のように場合にお
いては対向する一対のシール面のいずれにもノズ
ルシートを面接触させるようにしていたためにノ
ズルシートの安定性が悪く、しかも、両シール面
をともにユニツトインジエクタの軸方向と直交す
る平面で構成していたために、ユニツトインジエ
クタあるいはシリンダヘツドの熱変形などによつ
て荷重支持面あるいは荷重受面とシール面との間
の寸法が変化すると、この寸法の変化分だけ両シ
ール面の対向間隔が変化してノズルシートとの間
の圧接力が大きく変化してしまうために、ガス漏
れなどに対する信頼性が低下してしまうという問
題点があつた。
なお、例えば特公昭47−30057号公報などに見
られるようにユニツトインジエクタ(燃料噴射
弁)の外周面にOリングを装着した場合は、熱変
形などに伴うシール性の悪化を予防できるが、こ
の場合はOリングを弾性変形させて取付孔に挿入
する必要性があるにで組付作業性が悪く、しか
も、シリンダヘツドから伝えられる熱でOリング
が劣化するために、熱負荷が大きなデイーゼルエ
ンジンには不適当である。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたも
のであり、ユニツトインジエクタにおける荷重の
受圧部とガスシール部とを分離して必要以上に大
きな荷重がノズルシートに加わることを防止し、
以つて、ノズルシートの耐久性などを犠牲にする
ことなくエンジンの出力性能及び排気性能などを
重視した噴射率を実現できるようユニツトインジ
エクタの噴射圧力を充分に高くでき、しかも、長
期に亙つて安定したシール作用を行なうことがで
きる取付構造を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 斯る目的を達成するために本考案では、シリン
ダヘツドに設けた取付孔にユニツトインジエクタ
を上方から挿入固定することにより、このユニツ
トインジエクタの先端を燃焼室に臨ませるように
したデイーゼルエンジンにおいて、シリンダヘツ
ドに設けた取付孔の上端近傍内周面に前記ユニツ
トインジエクタの軸方向と直交する平面で構成さ
れた荷重支持面を設けるとともに、この取付孔の
下端近傍内周面にユニツトインジエクタの軸線を
中心とする円錐面で構成されたシール面を設けて
いる。また、前記荷重支持面に上方から当接する
荷重受面をユニツトインジエクタのボデイの上端
近傍外周面に設け、この荷重受面をユニツトイン
ジエクタの軸線と直交する平面で構成する一方、
このボデイの下端近傍外周面にユニツトインジエ
クタの軸線を中心とする円錐面で構成されたシー
ル面を設けることにより、このシール面を前記取
付孔に設けられているシール面に上方から所定の
隙間を隔てて対向させている。そして、前記両シ
ール面の間に弾性変形可能な耐熱性に富むノズル
シートを挟設保持させ、しかも、このノズルシー
トにおける少なくとも一方のシール面との接触面
を円周方向に沿う複数条の突条による凹凸面で構
成したことを特徴としている。
<作用> 従つて、ユニツトインジエクタに加えられた締
付力及び駆動時の荷重がユニツトインジエクタの
軸線と直交する平面で構成された荷重受面から荷
重支持面に伝えられて支持されるために、この荷
重がノズルシートに加わることがなく、ノズルシ
ートのヘタリが予防される。また、ノズルシート
の少なくとも一方のシール面を円周方向に沿う複
数条の突条による凹凸面で構成しているために、
ノズルシートとシール面との間の接触安定性が高
くなる。さらに、ノズルシートを挟んで対向する
一対のシール面をともにユニツトインジエクタの
軸線を中心とする円錐面で構成しているために、
ユニツトインジエクタあるいはシリンダヘツドの
熱変形に伴つて荷重受面あるいは荷重支持面とシ
ート面との間の寸法が変化したとしても、この寸
法より小さい寸法で両シール面の対向間隔が変化
するのみである。従つて、上記熱変形の発生に際
してもノズルシートと両シール面との間における
接触安定性が損なわれることがなく、長期に亙つ
て安定したシール作用を行なわせることができ
る。さらにまた、シート面をともに円錐面で構成
しているために、このシート面にノズルシートを
押し付けるのみで両者を極めて容易に位置決めさ
せることができ、ユニツトインジエクタの取付
(組付)作業性が高くなる。
<実施例> 以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図において、燃焼室1を形成したシリンダ
ヘツド2には、後述するユニツトインジエクタの
軸線と直交する平面による段付状の荷重支持面3
を上端内周面に形成した取付孔4を形成するとと
もに、この取付孔4の下端近傍内周面にユニツト
インジエクタの軸線を中心とする円錐面で構成さ
れたシール面5を形成している。そして、取付孔
4の下端を前記燃焼室1に開口させることによ
り、この取付孔4に取付けられるユニツトインジ
エクタの先端を燃焼室1に臨ませるようにしてい
る。
一方、前記取付孔4に収容保持されるユニツト
インジエクタ6のボデイ7の上端外周面にフラン
ジ8を形成し、前記荷重支持面3に上方から当接
する荷重受面9をこのフランジ8の下面で構成し
ている。また、前記ボデイ7の下端外周面には前
記シール面5に所定の隙間10を隔てて上方から
対向するシール面11を形成し、両シール面5,
11の間にノズルシート12を挟圧保持させてい
る。なお、前記荷重受面9をユニツトインジエク
タ6の軸線と直交する平面で構成するとともに、
前記シール面11を取付孔4に設けたシール面5
の場合と同様にユニツトインジエクタ6の軸線を
中心とする円錐面で構成することにより、両シー
ル面5,11を並行させている。13はプツシユ
ロツド、14はロツカアーム、15はフオロア、
16はフオロアスプリングであり、図示しないボ
ルトなどでユニツトインジエクタ6を取付孔4内
に固定している。
前記ノズルシート12は、例えば第2図に示す
ようにステンレスあるいはリン青銅などのように
耐熱性及び弾力性に富む金属板の成形品で構成さ
れており、自由状態ではこのノズルシート12の
厚さを前記シール面5,11間の隙間10(両シ
ール面5,11の対向き間隔)より僅かに大きく
することにより、ユニツトインジエクタ6の締付
によつてノズルシート12が圧縮変形して両シー
ル面5,11のいずれにも所定の圧力で接触する
ようにしている。
上記の構成において、ユニツトインジエクタ6
の締付力及びブツシユロツド13の突上作用にと
もなうインジエクタ6の駆動時に発生する荷重
は、ユニツトインジエクタ6のボデイ7に形成し
た荷重受面9からシリンダヘツド2に形成されて
いる荷重支持面3に伝わつて支えられるため、ノ
ズルシート12に必要以上に大きな荷重が加わる
おそれがない。従つて、噴射圧力を高くしてイン
ジエクタ駆動時の荷重が大きくなろうとも、ノズ
ルシート12にヘタリが生じることがなく、ノズ
ルの傾き及びガス漏れなどの危険性がなくなる。
ここに第2図に示す実施例では、ノズルシート
12の外周縁を外側に巻き込み、内周縁を内側に
巻込んでノズルシート12に弾力性を与えつつ、
両シール面5,11のいずれにもノズルシート1
2の内周縁及び外周縁の二箇所で接触させるよう
にしているが、第3図に示すように内外周縁をと
もに外側に巻込み、あるいは、第4図に示すよう
にユニツトインジエクタ6のシール面11に沿う
内板12aの外面に波板状の外板12bを接合し
てシリンダヘツド2のシール面5とノズルシート
12とを内外複数の円に沿つて接触させても良い
が、第5図に示すように内板を省略して弾性変形
を容易化すると同時に構成を簡略化することもで
きる。即ち、ノズルシート12の少なくとも一方
のシール面(シール面との接触面)を該ノズルシ
ート12の円周方向に沿う複数条の突条による凹
凸面で構成してシール面5,11との接触を安定
させつつ多重のシールを行なわせてその信頼性を
図つたものであればノズルシート12の構造は任
意である。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、ユニツト
インジエクタにおける荷重の受圧部分とガスシー
ル部分とを分離し、荷重の伝達面(支持面)をユ
ニツトインジエクタの軸線と直交させて大荷重に
対する安定性を確保しつつ、弾性変形可能な耐熱
性に富むノズルシートをユニツトインジエクタの
軸線に対して傾斜する円錐面に挟圧保持させてい
るため、インジエクタ駆動時に大荷重が加わろう
ともガスシール部の荷重(面圧)を適性値に保持
でき、従来のような大荷重によるノズルシートの
ヘタリを防止してノズルの傾き、ガス漏れなどを
予防できる。また、ノズルシートの少なくとも一
方のシール面を円周方向に沿う複数条の突条によ
る凹凸面で構成しているために、ノズルシートと
シール面との間の接触安定性が高くなるととも
に、シール部分が内外に多重化されるのでガス漏
れなどに対する信頼性が高くなる。さらに、ノズ
ルシートを挟んで対向する一対のシール面を円錐
面で構成しているために、ユニツトインジエクタ
あるいはシリンダヘツドの熱変形に伴つて荷重受
面あるいは荷重支持面とシート面との間の寸法が
変化したとしても、この寸法より小さい寸法で両
シール面の対向間隔が僅かに変化するのみである
ため、上記熱変形の発生に際してもノズルシート
と両シール面との間における接触安定性が損なわ
れることがなく、長期に亙つて安定したシール作
用を行なわせることができる。さらにまた、シー
ト面を円錐面で構成しているために、このシート
面にノズルシートを押し付けることで両者を極め
て容易に位置決めさせることができ、ユニツトイ
ンジエクタの取付(組付)作業性を高くすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図乃
至第5図はそれぞれ本考案に係るユニツトインジ
エクタの取付構造に使用されるノズルシートの具
体例の断面図である。 1……燃焼室、2……シリンダヘツド、3……
荷重支持面、4……取付孔、5……シール面、6
……ユニツトインジエクタ、7……ボデイ、8…
…フランジ、9……荷重受面、10……隙間、1
1……シール面、12……ノズルシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドに設けた取付孔にユニツトイン
    ジエクタを上方から挿入固定してその先端を燃焼
    室に臨ませるようにしたデイーゼルエンジンにお
    いて、荷重支持面を上端近傍内周面に設けるとと
    もにシール面を下端近傍内周面に設けた取付孔を
    備えたシリンダヘツドと、前記荷重支持面に上方
    から当接する荷重受面を上端近傍外周面に設ける
    一方、前記シール面に上方から所定の隙間を隔て
    て対向するシール面を下端近傍外周面に設けたボ
    デイを備えたユニツトインジエクタと、前記両シ
    ール面の間に挟設保持された弾性変形可能な耐熱
    性に富むノズルシートとを備え、前記荷重支持面
    及び荷重受面をそれぞれユニツトインジエクタの
    軸線と直交する平面で構成し、前記両シール面を
    それぞれユニツトインジエクタの軸線を中心とす
    る円錐面で構成するとともに、前記ノズルシート
    における少なくとも一方のシール面との接触面を
    円周方向に沿う複数条の突条による凹凸面で構成
    したことを特徴とするユニツトインジエクタの取
    付構造。
JP2921383U 1983-02-28 1983-02-28 ユニツトインジエクタの取付構造 Granted JPS59135379U (ja)

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JPS59135379U JPS59135379U (ja) 1984-09-10
JPH0417807Y2 true JPH0417807Y2 (ja) 1992-04-21

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CN104541092A (zh) * 2012-07-17 2015-04-22 Nok株式会社 密封构造

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