JPH05332106A - 内燃機関のバルブシート - Google Patents

内燃機関のバルブシート

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Publication number
JPH05332106A
JPH05332106A JP13844192A JP13844192A JPH05332106A JP H05332106 A JPH05332106 A JP H05332106A JP 13844192 A JP13844192 A JP 13844192A JP 13844192 A JP13844192 A JP 13844192A JP H05332106 A JPH05332106 A JP H05332106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve seat
cylinder head
joint surface
combustion engine
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP13844192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Matoba
雅司 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05332106A publication Critical patent/JPH05332106A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 内燃機関のバルブシートをシリンダヘッドに
異物を介在させることなく確実に結合する。 【構成】 曲率を僅かに異ならせ接触点を線接触とし
た、シリンダヘッド側の接合面6とバルブシート4側の
接合面7とが爆発溶接法により金属結合されている。そ
の際、爆発溶接により接触点が急激に変更するので、両
接合面6,7間に介在していた空気や油は吹き飛ばさ
れ、酸化被膜は剥離して吹き飛ばされるので結合は確実
に行われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のバルブシー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のバルブシートとしては
例えば図5に示すようなものがある、(例えば、実開昭
51−41004号公報参照)。
【0003】すなわち、シリンダヘッド1と吸気弁2及
び排気弁3との間に介在するバルブシート4は、圧入に
よりシリンダヘッド1に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関のバルブシート4はシリンダヘッド
1に圧入により固定されていたので、シリンダヘッド1
とバルブシート4との圧入面内に空気、油、酸化被膜等
が介在してしまい、そのため圧入面での熱伝導が悪く、
吸・排気弁2,3及びバルブシート4の冷却効率が小さ
くなり、吸・排気弁2,3及びバルブシート4の温度低
下を効率的に図ることができないという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、バルブシートをシリンダヘッ
ドに異物を介在させることなく確実に結合することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、シリ
ンダヘッドと吸排気弁との当り面に固定され燃焼室内の
気密性を保つバルブシートにおいて、シリンダヘッド側
の接合面とバルブシート側の接合面とをその接触点が線
接触となる如くに形成し、バルブシートの接合面をシリ
ンダヘッドの接合面に爆発溶接法によって金属結合し
た。
【0007】
【作用】爆発溶接法によって線接触の接触点が急激に変
更するので、両接合面間に介在する空気や油は吹き飛ば
され、酸化被膜は剥離して吹き飛ばされる。
【0008】このため、接合面間に異物が介在すること
はなく、バルブシートはシリンダヘッドに確実に金属結
合される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図3は本発明の一実施例を示す図である。
【0010】まず構成を説明する。図1に示すようにシ
リンダヘッド1と吸気弁2及び排気弁3の当たり面にバ
ルブシート4が爆発溶接法により金属結合して固定さ
れ、燃焼室5の気密性を保っている。
【0011】図2に爆発溶接法による結合前のシリンダ
ヘッド1の接合面6とバルブシート4の接合面7の状態
を示す。接合面6,7は適度な曲面で構成されており、
シリンダヘッド1側の接合面7は、バルブシート4側の
接合面7よりも、僅かに大きな曲率を持った曲面で構成
されている。従って、シリンダヘッド1の接合面6とバ
ルブシート4の接合面7との接触点は線接触となってい
る。
【0012】図3には爆発溶接の方法を示す。なお、図
は説明の都合上シリンダヘッド部の上下を逆に描いてあ
る。
【0013】爆発溶接は直接バルブシート4に爆薬を破
壊するのではなく、爆薬治具8内に爆薬9を填装し、爆
薬による爆発による爆薬治具8の押付圧力によって、バ
ルブシート4をシリンダヘッド1に固定する。
【0014】次に作用を説明する。シリンダヘッド1と
バルブシート4とを爆発溶接法により固定する際、シリ
ンダヘッド側接合面6とバルブシート側接合面7との曲
率の相異による線接触の接触点が爆発力によって変更
し、その際、両接合面6,7間の空気や油を吹き飛ば
し、また酸化被膜を剥離して吹き飛ばす。従って、シリ
ンダヘッド1とバルブシート4とが異種金属であって
も、本実施例によれば、確実に金属結合する。
【0015】このため、シリンダヘッド1とバルブシー
ト4との境界面での熱伝導性が飛躍的に向上し、バルブ
シート4からシリンダヘッド1への熱の伝導が良くな
り、バルブシートの温度低下を図ることができる。ま
た、バルブシート4の温度低下に伴い、吸・排気弁2,
3の熱がバルブシート4へ逃げ易くなり、吸・排気弁
2,3の温度は低下する。
【0016】更に、この吸・排気弁2,3及びバルブシ
ート4の温度低下により耐ノッキング性が向上する。
【0017】図4には、本発明の他の実施例を示す。こ
の実施例はシリンダヘッド1側の接合面10とバルブシ
ート4側の接合面11とを僅かに異なるテーパ角を付け
た滑らかな平面に形成し、接触点を線接触としておき、
爆発溶接法によって結合したものである。
【0018】本実施例によれば、前記実施例と同様の効
果が得られ、しかも、接合部が平面であるので、接合部
の形成が容易であり、またバルブシート4の肉厚を薄く
できので、吸・排気弁2,3の径をより大きくすること
ができ、充填効率の向上により、出力・燃費向上を図る
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばシリンダヘッドとバルブシートとの接合面の熱伝導が
飛躍的に向上するので、バルブシート及び吸・排気弁の
温度低下を図ることができ耐ノッキ性が向上する。
【0020】また、爆発溶接法は異種金属間でも用いる
ことができるため、バルブシート材として熱伝導性の良
い金属を用いることができ、バルブシート及び吸・排気
弁の冷却効果をより大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同じく一実施例の爆発溶接前のシリンダヘッド
とバルブシートとの接合面を拡大して示す断面図。
【図3】同じく一実施例の爆発溶接法を説明する断面
図。
【図4】本発明の他の実施例の爆発溶接前のシリンダヘ
ッドとバルブシートとの接合面を拡大して示す断面図。
【図5】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 2…吸気弁 3…排気弁 4…バルブシート 5…燃焼室 6…シリンダヘッド側接合面 7…バルブシート側接合面 8…爆薬治具 9…爆薬 10…シリンダヘッド側接合面 11…バルブシート側接合面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドと吸排気弁との当り面に
    固定され燃焼室内の気密性を保つバルブシートにおい
    て、シリンダヘッド側の接合面とバルブシート側の接合
    面とを、その接触点が線接触となる如くに形成し、バル
    ブシートの接合面をシリンダヘッドの接合面に爆発溶接
    によって金属結合したことを特徴とする内燃機関のバル
    ブシート。
JP13844192A 1992-05-29 1992-05-29 内燃機関のバルブシート Pending JPH05332106A (ja)

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Cited By (7)

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