JPH0240257Y2 - - Google Patents

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JPH0240257Y2
JPH0240257Y2 JP14693884U JP14693884U JPH0240257Y2 JP H0240257 Y2 JPH0240257 Y2 JP H0240257Y2 JP 14693884 U JP14693884 U JP 14693884U JP 14693884 U JP14693884 U JP 14693884U JP H0240257 Y2 JPH0240257 Y2 JP H0240257Y2
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chamber
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fitted
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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンの副室構造に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、エンジンの副室構造として、シリンダヘ
ツドの凹部に副室構成部材が嵌挿され、燃焼室に
噴孔を通じて連通する副室が構成され、該副室の
周囲に断熱空気層が形成されたものは知られてい
る。
例えば実開昭58−148220号公報に、シリンダヘ
ツドと副室を形成するマウスピースとの間に隙間
を形成するとともに同隙間を塞ぐ環状のフランジ
を有する筒状のカラーを同隙間に圧入した構造が
記載されている。
ところで、上述した如き副室構造では、副室が
高温になることから、マウスピースを耐熱性金属
で形成することが考えられるが、耐熱性金属は比
較的熱膨張係数が大きく、カラーの外周面をアル
ミニウム合金製のシリンダヘツドに密接させてい
るので、マウスピースの熱膨張により無理な力が
作用する。
即ち、マウスピースが断熱効果によつて著しく
高温(600℃程度)となるのに対し、シリンダヘ
ツドはエンジン冷却水に冷却されて、それほど高
温とならない(100〜200℃)ので、上記熱膨張に
よりシリンダヘツドを損耗し、マウスピース下側
に位置するガスケツトも損耗するというおそれが
ある。
(考案の目的) 本考案は、副室構成部材の熱膨張によるシリン
ダヘツド及びガスケツトへの影響を小さくしたエ
ンジンの副室構造を提供するものである。
(考案の構成) 本考案は、上述した如きエンジンにおいて、副
室構成部材が、耐熱性金属からなり、内部に副室
が形成され噴孔を有する本体と、上記耐熱性金属
よりも熱膨張係数の小さい金属からなり、上記本
体に嵌着され上記噴孔の外側に位置するフランジ
とを備えたチヤンバー部材を有することを特徴と
するものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
第1図に示すように、デイーゼルエンジンのア
ルミニウム合金(熱膨張係数22〜23×10-6)製の
シリンダヘツド1の凹部1aに副室構成部材2が
嵌挿され、主燃焼室3に噴孔4を通じて連通する
副室5が形成され、該副室5の周囲に断熱空気層
6が形成されている。前記副室構成部材2は、金
属製のチヤンバー部材7の外側に金属製のスリー
ブ8が配設されてなる。
上記チヤンバー部材7は、耐熱性金属(例えば
インコネル73C、熱膨張係数600℃で14×10-6
からなり、内部に副室5が形成され噴孔4を有す
る中空形状の本体9と、該本体9を構成する耐熱
性金属よりも熱膨張係数が小さい金属(例えば
SUS430、熱膨張係数10〜11×10-6)からなり、
上記本体9に嵌着され噴孔4の外側に位置する円
盤形状のフランジ10とを有する。
さらに詳述すれば、上記本体9は、半球面状の
上面9aを有し副室5に開口するグロープラグ1
1の取付孔12及び燃料噴射ノズル13の噴射孔
14が開設された上部9bと、円筒状外周面9c
を有する中間部9dと、噴孔4を有しフランジ1
0が嵌着される断面円形状の下部9eとを有す
る。一方、フランジ10は、本体9の下部9eが
嵌着される嵌合孔10aが偏心して開設され、回
り止め及び位置決めができるようになつており、
しかして本体9に嵌着されて組付けられた状態
で、ガスケツト17の内端縁に対応して位置する
ようになつている。
上記スリーブ8は筒形状で、内端縁が上記本体
9の中間部9d上端の段部9fに溶着された上側
フランジ部8aと、該上側フランジ部8aの外端
縁より略鉛直下方に延びる円筒状部8bとが連設
されてなる。円筒状部8bの下端は、上記フラン
ジ10付近まで延び、中間部9dの下端の段部9
gに配設された弾性シール材15とそれの半径方
向において当接し、その当接状態でもつてチヤン
バー部材7に対し軸方向に摺動可能となつてい
る。また、円筒状部8bが、上記本体9の中間部
9dの円筒状外周面9cとが所定の間隙を存して
位置し、断熱空気層6を形成している。
この断熱空気層6は、上側は溶着により、下側
は弾性シール材15によりほぼ完全にシールされ
ることになる。
なお、上記副室構成部材2は、フランジ10で
もつてシリンダヘツド1の凹部1aに圧入固定さ
れており、その他の部分ではシリンダヘツド1と
の間に熱膨張吸収するための空隙が形成されてい
る。16はシリンダブロツク、18は位置決め用
のボールである。
上記のように構成すれば、チヤンバー部材7と
スリーブ8との間に断熱空気層6をシール性よく
形成することができるので、断熱効果が高めら
れ、チヤンバー部材7よりのシリンダヘツド1へ
熱が逃げるのを防止でき、暖機性、燃焼性を高め
ることができる。
また、シリンダヘツド1の凹部1aに圧入固定
された副室構成部材2のうちシリンダヘツド1及
びガスケツト17に接する部位は熱膨張係数が小
さい金属からなるフランジ10でもつて構成して
いるので、その部位での熱膨張量は少なく、した
がつて、シリンダヘツド1、ガスケツト17へ加
わる力も小さい。そのため、シリンダヘツド1、
ガスケツト17の損耗(いわゆるへたり)を低減
できる。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、副室構成
部材の熱膨張によるシリンダヘツド及びガスケツ
トへの影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例であるエンジンの副室
構造の断面図である。 1……シリンダヘツド、1a……凹部、2……
副室構成部材、3……主燃焼室、4……噴孔、5
……副室、6……断熱空気層、7……チヤンバー
部材、9……本体、10……フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダヘツドの凹部に副室構成部材が嵌挿さ
    れ、燃焼室に噴孔を通じて連通する副室が構成さ
    れ、該副室の周囲に断熱空気層が形成されたエン
    ジンの副室構造において、前記副室構成部材が、
    耐熱性金属からなり、内部に副室が形成され噴孔
    を有する本体と、上記耐熱性金属よりも熱膨張係
    数の小さい金属からなり、上記本体に嵌着され上
    記噴孔の外側に位置するフランジとを備えたチヤ
    ンバー部材を有することを特徴とするエンジンの
    副室構造。
JP14693884U 1984-09-27 1984-09-27 Expired JPH0240257Y2 (ja)

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JP14693884U JPH0240257Y2 (ja) 1984-09-27 1984-09-27

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Publication Number Publication Date
JPS6162238U JPS6162238U (ja) 1986-04-26
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