JPS6313384Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6313384Y2 JPS6313384Y2 JP1982117052U JP11705282U JPS6313384Y2 JP S6313384 Y2 JPS6313384 Y2 JP S6313384Y2 JP 1982117052 U JP1982117052 U JP 1982117052U JP 11705282 U JP11705282 U JP 11705282U JP S6313384 Y2 JPS6313384 Y2 JP S6313384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot plug
- engine
- cylinder head
- mounting hole
- seal ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案はエンジンの副燃焼室を構成するホツトプ
ラグの取付構造に関するものである。
ラグの取付構造に関するものである。
在来の、特に予燃焼方式のデイーゼルエンジン
には第１図に示すようにシリンダーヘツド１に副
燃焼室２を有し、該副燃焼室２の下半部を構成
し、主燃焼室３と連通する噴口４を備えたホツト
プラグ５が装着されている。このように装着され
るホツトプラグ５は一般にニツケル、コバルトな
どを含有した耐熱合金で作られているにもかかわ
らず、とりわけエツジ部５ａが燃焼火災により過
熱して焼損することが多く、耐久性に問題があり
また、金属であることから熱伝導性がよく、その
ためエンジン始動初期における暖機特性が良くな
いという欠点があり、さらに高価であるなどの問
題があつた。
には第１図に示すようにシリンダーヘツド１に副
燃焼室２を有し、該副燃焼室２の下半部を構成
し、主燃焼室３と連通する噴口４を備えたホツト
プラグ５が装着されている。このように装着され
るホツトプラグ５は一般にニツケル、コバルトな
どを含有した耐熱合金で作られているにもかかわ
らず、とりわけエツジ部５ａが燃焼火災により過
熱して焼損することが多く、耐久性に問題があり
また、金属であることから熱伝導性がよく、その
ためエンジン始動初期における暖機特性が良くな
いという欠点があり、さらに高価であるなどの問
題があつた。
そこで、断熱特性、耐熱性が大きく、安価なセ
ラミツク製のホツトプラグを実用化する努力がな
されている。
ラミツク製のホツトプラグを実用化する努力がな
されている。
しかしながら、窒化珪素、サイアロン、炭化珪
素などのセラミツク自体は耐熱特性は優れている
が、熱の変化に伴う外部からの機械的負荷、熱応
力に対して比較的弱いという欠点をもつている。
このため、金属製ホツトプラグ５の如く、シリン
ダヘツド１に直接プレス圧入して装着することが
できないばかりか、エンジンの運転状態下での極
端な熱的変化、熱的勾配を与えるような取付構造
を回避する必要があるため、セラミツク製ホツト
プラグの実用化が困難であつた。
素などのセラミツク自体は耐熱特性は優れている
が、熱の変化に伴う外部からの機械的負荷、熱応
力に対して比較的弱いという欠点をもつている。
このため、金属製ホツトプラグ５の如く、シリン
ダヘツド１に直接プレス圧入して装着することが
できないばかりか、エンジンの運転状態下での極
端な熱的変化、熱的勾配を与えるような取付構造
を回避する必要があるため、セラミツク製ホツト
プラグの実用化が困難であつた。
本案は上記に鑑みて案出したセラミツク製ホツ
トプラグの取付構造であつて、以下図によつて実
施例を詳述する。なお、在来例と同一部分は同一
符号を付する。
トプラグの取付構造であつて、以下図によつて実
施例を詳述する。なお、在来例と同一部分は同一
符号を付する。
第２図にて、Ｐはセラミツク製のホツトプラグ
で、該ホツトプラグＰはシリンダヘツド１に設け
た副燃焼室２を構成する如く、装着されるが、こ
の場合、シリンダヘツド１に設けた取付孔１ａ中
には、わずかな間隙S1が存在する程度に取付孔１
ａの内径よりホツトプラグＰの外径は若干小さい
ものとなつている。
で、該ホツトプラグＰはシリンダヘツド１に設け
た副燃焼室２を構成する如く、装着されるが、こ
の場合、シリンダヘツド１に設けた取付孔１ａ中
には、わずかな間隙S1が存在する程度に取付孔１
ａの内径よりホツトプラグＰの外径は若干小さい
ものとなつている。
したがつて、ホツトプラグＰは取付孔１ａに人
手によつて容易に挿入できる。
手によつて容易に挿入できる。
このようにシリンダヘツド１の取付孔１ａに挿
入されたホツトプラグＰは間隙S1によつて主燃焼
室３の圧縮燃焼ガスが漏れる、いわゆるガス抜け
現象の発生を防止するとともにホツトプラグＰを
シリンダヘツド１に安定的に装着するべく、シー
ルリングＲでもつて固定している。すなわち、ホ
ツトプラグＰの下方外周部分とシリンダヘツド１
に形成した段部１ｂとの間にシールリングＲを圧
入し、介在せしめることによつて、シール効果を
もつた状態でホツトプラグＰを装着している。
入されたホツトプラグＰは間隙S1によつて主燃焼
室３の圧縮燃焼ガスが漏れる、いわゆるガス抜け
現象の発生を防止するとともにホツトプラグＰを
シリンダヘツド１に安定的に装着するべく、シー
ルリングＲでもつて固定している。すなわち、ホ
ツトプラグＰの下方外周部分とシリンダヘツド１
に形成した段部１ｂとの間にシールリングＲを圧
入し、介在せしめることによつて、シール効果を
もつた状態でホツトプラグＰを装着している。
このようにホツトプラグＰをシール効果をもつ
た状態で装着するシールリングＲは、ホツトプラ
グＰが装着されるシリンダヘツド１を構成する金
属、例えば鋳鉄、アルミニウムなど金属と同等も
しくは柔かいアルミニウム、銅、マグネシウムな
どの単体または合金より成る金属で作られてい
る。また、このシールリングＲの形状としては中
空状を成し、断面形状が中央部に溝を備えたＵ字
状で、若干の弾性をもたせるようにしたもののほ
か、中空体自体が、弾性を発生し易い形状である
ことから、第３図の如く断面が円形状のもの、あ
るいは楕円、方形状をした中空体であつてもよ
い。このような中空体よりなるシールリングＲは
適度の弾性と断熱性を具備している。なお、クツ
シヨンリングＫはホツトプラグＰの上面と、取付
孔１ａの内壁上面との間に介装してあることによ
り、該ホツトプラグＰの上面部における間隙S2の
形成と、シリンダヘツド１からの機械的衝撃の吸
収作用を果している。
た状態で装着するシールリングＲは、ホツトプラ
グＰが装着されるシリンダヘツド１を構成する金
属、例えば鋳鉄、アルミニウムなど金属と同等も
しくは柔かいアルミニウム、銅、マグネシウムな
どの単体または合金より成る金属で作られてい
る。また、このシールリングＲの形状としては中
空状を成し、断面形状が中央部に溝を備えたＵ字
状で、若干の弾性をもたせるようにしたもののほ
か、中空体自体が、弾性を発生し易い形状である
ことから、第３図の如く断面が円形状のもの、あ
るいは楕円、方形状をした中空体であつてもよ
い。このような中空体よりなるシールリングＲは
適度の弾性と断熱性を具備している。なお、クツ
シヨンリングＫはホツトプラグＰの上面と、取付
孔１ａの内壁上面との間に介装してあることによ
り、該ホツトプラグＰの上面部における間隙S2の
形成と、シリンダヘツド１からの機械的衝撃の吸
収作用を果している。
叙上の如き、中空状を成し、シリンダヘツド１
を構成する金属よりも柔かい金属よりなるシール
リングＲを用いたことによつて、シリンダヘツド
１に対するホツトプラグＰの装着が容易であるば
かりでなく、シリンダヘツド１の熱変形にもとづ
いた熱応力、機械的負荷は間隙S1，S2の存在によ
つてホツトプラグＰへは及ばず、しかもシールリ
ングＲが当接している部位においても該シールリ
ングＲ自体の有する弾性でもつて吸収してしまい
ホツトプラグＰに対し直に作用することはなく、
それ故、熱的影響に起因した欠け、割れ等が発生
する恐れはない。またシールリングＲの存在によ
つてシリンダーヘツド１に設けた取付孔１ａの内
壁面とホツトプラグＰの外周面間の間隙S1，S2を
通る主燃焼室３から副燃焼室２へのガス抜けが遮
断される。すなわち、間隙S1，S2の形成に伴うガ
ス抜けがなくなることによつて特に高速回転域に
おけるエンジン出力（軸平均有効圧力）は約３〜
６％向上した。
を構成する金属よりも柔かい金属よりなるシール
リングＲを用いたことによつて、シリンダヘツド
１に対するホツトプラグＰの装着が容易であるば
かりでなく、シリンダヘツド１の熱変形にもとづ
いた熱応力、機械的負荷は間隙S1，S2の存在によ
つてホツトプラグＰへは及ばず、しかもシールリ
ングＲが当接している部位においても該シールリ
ングＲ自体の有する弾性でもつて吸収してしまい
ホツトプラグＰに対し直に作用することはなく、
それ故、熱的影響に起因した欠け、割れ等が発生
する恐れはない。またシールリングＲの存在によ
つてシリンダーヘツド１に設けた取付孔１ａの内
壁面とホツトプラグＰの外周面間の間隙S1，S2を
通る主燃焼室３から副燃焼室２へのガス抜けが遮
断される。すなわち、間隙S1，S2の形成に伴うガ
ス抜けがなくなることによつて特に高速回転域に
おけるエンジン出力（軸平均有効圧力）は約３〜
６％向上した。
さらに、ホツトプラグＰはシールリングＲが当
接している部位を除き、ほぼ全外周面がシリンダ
ヘツド１に接触せず間隙S1，S2の存在による大き
な断熱効果と、セラミツク体の断熱性とがあいま
つてホツトプラグＰ自体の温度上昇が速いことに
より、エンジンの始動性及び暖機特性もきわめて
良くなるなど多くの作用効果をエンジンにもたら
すことができる。
接している部位を除き、ほぼ全外周面がシリンダ
ヘツド１に接触せず間隙S1，S2の存在による大き
な断熱効果と、セラミツク体の断熱性とがあいま
つてホツトプラグＰ自体の温度上昇が速いことに
より、エンジンの始動性及び暖機特性もきわめて
良くなるなど多くの作用効果をエンジンにもたら
すことができる。
第１図は在来のエンジンのホツトプラグ取付構
造を例示するエンジンの部分断面、第２図は本案
実施例によるエンジンのホツトプラグ取付構造を
示したエンジンの部分断面図である。第３図は本
案に係るエンジンのホツトプラグ取付構造に適用
する他のシールリングの例を示す断面図である。 １：シリンダヘツド、２：副燃焼室、３：主燃
焼室、５，Ｐ：ホツトプラグ、S1，S2：間隙、
Ｒ：シールリング。
造を例示するエンジンの部分断面、第２図は本案
実施例によるエンジンのホツトプラグ取付構造を
示したエンジンの部分断面図である。第３図は本
案に係るエンジンのホツトプラグ取付構造に適用
する他のシールリングの例を示す断面図である。 １：シリンダヘツド、２：副燃焼室、３：主燃
焼室、５，Ｐ：ホツトプラグ、S1，S2：間隙、
Ｒ：シールリング。
Claims (1)
- エンジンの副燃焼室を構成するホツトプラグ取
付構造において、シリンダヘツドには開口周辺に
段部をもつた取付孔を備え、この取付孔中には、
孔壁とホツトプラグ外壁との間に間隙を形成すべ
く該取付孔より若干小径で円柱状をしたホツトプ
ラグを挿入するとともに上記段部内壁とホツトプ
ラグ下方外周面との間に軟質金属より成るシール
リングを圧入してホツトプラグを装着したことを
特徴とするエンジンのホツトプラグ取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11705282U JPS5934026U (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | エンジンのホツトプラグ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11705282U JPS5934026U (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | エンジンのホツトプラグ取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5934026U JPS5934026U (ja) | 1984-03-02 |
| JPS6313384Y2 true JPS6313384Y2 (ja) | 1988-04-15 |
Family
ID=30269597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11705282U Granted JPS5934026U (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | エンジンのホツトプラグ取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5934026U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56127825U (ja) * | 1980-02-29 | 1981-09-29 |
-
1982
- 1982-07-30 JP JP11705282U patent/JPS5934026U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5934026U (ja) | 1984-03-02 |
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