JP3924970B2 - 噴射ノズル組付用シール部材及び燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は噴射ノズル組付用シール部材及び燃料噴射装置に関し、特に内燃機関(以下、内燃機関を「エンジン」という)のエンジンヘッドと、ノズル部先端の噴孔から燃焼室内に直接燃料を噴射する筒内噴射型噴射ノズルとのシール性を高める噴射ノズル組付用シール部材及び燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼室内に直接燃料を噴射するエンジンとしてディーゼルエンジンや直噴型ガソリンエンジン等がある。ディーゼルエンジンにおいては、噴射ノズルのノズル部先端を燃焼室内に突出させる長さを最適化させることによって排出ガスに含まれるNOxを低減できることが知られている。近年の排出ガス規制の強化に伴い噴射ノズルのノズル部先端を燃焼室内に突出させる長さは増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、噴射ノズルのノズル部先端は燃焼室内に長く突出するほど燃焼ガスによって高温になり易い。ノズル部先端が所定温度以上になると、ノズル部が焼きなまされ材料強度が低下して破損をきたす。また噴孔付近に付着した燃料の揮発成分が着火前に蒸発し、残ったガム成分が熱によって炭化し噴孔付近にカーボンが堆積するため、噴射ノズルの噴射精度が低下することが想定される。従って、ノズル部先端を燃焼室内に長く突出させるためには噴射ノズルを冷却する機能を強化する必要がある。
【0004】
一方、ウォータージャケット等のエンジンヘッドに設けられる冷却機能の改良は大幅な設計変更を伴うため、エンジンヘッドに設けられる冷却機能を改良することにより噴射ノズルを冷却するとすればエンジンの製造コストが上昇し、また製品開発期間が長期化するという問題がある。
【0005】
本発明はこの問題を解決するためになされたものであって、簡便な構成によって噴射ノズルのノズル部の温度上昇を抑制する噴射ノズル組付用シール部材及び燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の噴射ノズル組付用シール部材又は請求項4記載の燃料噴射装置によると、環状の本体は小径部より大径の外径をもつため被当接部に当接し、被当接部に押し当てられることによって被当接部と気密に接触する外壁面を有するため、外側壁と被当接部の隙間を通ってエンジンヘッド外部に燃焼ガスが流出することがない。さらに、組付け時に内径が拡大又は縮小することにより組付け後においてノズル部の外壁と気密に接触する内側壁を有するため、燃焼室から流出する燃焼ガスは噴射ノズル組付用シール部材とノズル部外壁の隙間を通って噴射ノズルのノズル部より燃焼室反対側を直接熱することがない。従って、ノズル部に流入する燃料の温度は常温に近く、常温に近い燃料がノズル部を流通することによってノズル部は冷却されるので、ノズル部の温度上昇を抑制することができる。
また、本発明の請求項1記載の噴射ノズル組付用シール部材又は請求項4記載の燃料噴射装置によると、本体は、ノズル部より熱伝導率の高い金属からなる筒状の放熱部を一端に有し、放熱部が小径部に挿入されるためノズル部からエンジンヘッドへ熱伝導する部位の面積を広く取ることができ、ノズル部の熱をエンジンヘッドに逃し易い。従って、ノズル部の温度上昇を更に抑制することができる。
【0007】
本発明の請求項2記載の噴射ノズル組付用シール部材によると、ノズル部の外径より小さい内径の内側接触部が組付け時にノズル部によって押し広げられることによって組付け後において内側接触部とノズル部外壁とが気密に接触し、燃焼ガスはノズル部と噴射ノズル組付用シール部材で遮断される。
【0008】
本発明の請求項3記載の噴射ノズル組付用シール部材によると、内側壁は、ノズル部の外径より大径の内径をもつ部分であって組付け後において内側接触部より燃焼室反対側に位置する非接触部を有するため製造及び組付けが容易である。
【0010】
本発明の請求項5記載の燃料噴射装置によると、外側壁は変形部と位置決め部を有する。押圧手段によって位置決め部が被当接部に当接するまで噴射ノズル組付用シール部材が押圧されると、被当接部がテーパ面を有するため外側壁が当接部のテーパ面に沿って歪んで外径が縮小し、それに伴って内側壁がノズル部の外壁と気密に接触するため、燃焼ガスがノズル部と噴射ノズル組付用シール部材で遮断される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材をディーゼルエンジンのエンジンヘッドに組付けた構造を図1に示す。
【0012】
鋳造で成型されるアルミ合金製のエンジンヘッド1には、各燃焼室7ごとに押圧手段としての噴射ノズルホルダ4に収容して噴射ノズル3を取付けるための噴射ノズル取付孔2が形成される。噴射ノズル取付孔2は、燃焼室7の反対側の大径部21、噴射ノズル3の軸と所定の角度をなして大径部21から一定の傾斜で窄むテーパ状の被当接部22、及びノズル部33が所定の径方向のクリアランスを有して挿入される略円筒状の小径部23とからなる。
【0013】
噴射ノズル3は、鋼鉄製の噴射ノズルホルダ4に収容され噴射ノズル取付孔2に取付けられる。噴射ノズル3はノズル部33、段付き部32、ノズルボディ31の順に外径が大きくなり、ノズル部33の先端には噴孔34が形成される。ノズルボディ31が位置決め段41に当接するまで挿入されると、段付き部32及びノズルボディ31は噴射ノズルホルダ4に収容され、噴射ノズルホルダ4の一端からノズル部33が突出する。ノズル部33は、噴射ノズル3が噴射ノズルホルダ4に収容されてエンジンヘッド1に取付けられると燃焼室7に突出する。ノズルボディ31の内部に図示しない燃料溜りが形成され、ノズル部33の内部に燃料通路と弁座が形成される。噴射ノズル3は、弁座から図示しない弁部材が離座することによって噴孔34から燃焼室7内に直接燃料を噴射し、弁座に弁部材が着座することによって燃料の流通を遮断する。
【0014】
噴射ノズルホルダ4と被当接部22との軸方向隙間に噴射ノズル組付用シール部材5が組付けられる。噴射ノズル組付用シール部材5は、噴射ノズルホルダ4を被当接部22側に圧入してエンジンヘッド1に固定することにより被当接部22及び噴射ノズルホルダ4の端面に密着し、燃焼室7からエンジンヘッド1外部への燃焼ガスの流出を遮断するものである。
【0015】
噴射ノズル組付用シール部材5は、銅等の熱伝導率の高い材料からなり図2に示すように外壁面が略円錐台形をなす円環形状である。噴射ノズル組付用シール部材5の外壁面はその途中で傾斜角が変化する。噴射ノズル組付用シール部材5の大径側の位置決め部52外面と噴射ノズル3の軸とがなす角θ2は、被当接部22と噴射ノズル3の軸とがなす角と同一である。噴射ノズル組付用シール部材5の小径側の変形部53外面と噴射ノズルホルダ4の軸とがなす角θ1は、被当接部22と噴射ノズル3の軸とがなす角より小さい。θ1は被当接部22の形状によって決まるものであって、本実施例のように必ずしもθ1がθ2より小さい必要はない。噴射ノズル組付用シール部材5には、軸方向に貫通しノズル部33の外径よりわずかに大きい内径を有するノズル孔51が形成される。
【0016】
噴射ノズル3をエンジンヘッド1に組付けるとき、噴射ノズルホルダ4に収容された噴射ノズル3のノズル部33を噴射ノズル組付用シール部材5のノズル孔51に挿入し噴射ノズルホルダ4を大径部21に挿入し、被当接部22に位置決め部52が当接するまで図示しないボルトによってエンジンヘッド1に噴射ノズルホルダ4を圧入固定する。被当接部22に位置決め部52が密着するまで噴射ノズル組付用シール部材5が被当接部22に押し当てられると、変形部53が被当接部22の傾斜に沿って内側に変形し、被当接部22と環状に密着しノズル孔51の燃焼室7側が狭まる。ノズル孔51の燃焼室7側が狭まると、図3に示すように変形によって隆起した内側接触部54とノズル部33の外壁が環状に密着する。
【0017】
以下、上述の構成による噴射ノズル組付用シール部材5の作用について説明する。ディーゼルエンジンの駆動時、所定のタイミングで噴孔34から燃焼室7に燃料が直接噴射され、燃料が燃焼室7内の空気と混合され所定の空燃比の混合気が生成される。混合気は図示しないシリンダ内でピストンで圧縮されることによって着火燃焼し、燃焼ガスが膨張することによってピストンを運動させる。燃焼ガスが膨張するとき小径部23とノズル部33の隙間を通って燃焼室7から燃焼ガスが流出する。
燃焼室7から流出する燃焼ガスは、エンジンヘッド1の被当接部22とガスケットの変形部53との密着部位、及びノズル部33とノズル孔51の内側接触部54との密着部位で遮断される。
【0018】
(比較例)
外壁の傾斜角が被当接部の傾斜角と同一で一定である従来の一般的な噴射ノズル組付用シール部材を比較例として図6に示す。第1実施例と実質的に同一の部分には同一符号を付す。組付け前において噴射ノズル組付用シール部材8の外壁の傾斜角は被当接部22の傾斜角と同一かつ一定であり、ノズル孔81にノズル部33を挿入するためにノズル孔81とノズル部33は所定の径方向のクリアランスを有している。被当接部22に外壁を押し当てても噴射ノズル組付用シール部材8は実質的に変形しないため、図6に示すクリアランスLは組付け前後において変わることがない。従って、ノズル部33と小径部23との隙間を通って燃焼室7から流出する燃焼ガスは、ノズル孔81とノズル部33の隙間を通って段付き部32及びノズルボディ31底面まで達する。
【0019】
ここで、第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材5を組付けたディーゼルエンジンと比較例による噴射ノズル組付用シール部材8を組付けたディーゼルエンジンとを比較すると、比較例による噴射ノズル組付用シール部材8を組付けたディーゼルエンジンは、噴射ノズル3の段付き部32及びノズルボディ31底面まで燃焼ガスが流入する。このため段付き部32及びノズルボディ31内部の燃料が熱せられ、ノズルボディ31からノズル部33に流入する燃料は高温になる。従って燃料がノズル部33を冷却する効果は少ない。一方、第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材5を組付けたディーゼルエンジンは、段付き部32及びノズルボディ31底面が燃焼ガスによって直接熱せられることがないため段付き部32及びノズルボディ31内部の燃料が高温になりにくい。従ってノズルボディ31からノズル部33に流入する燃料は常温に近く、ノズル部33を流通する間にノズル部33を冷却する。この結果、第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材5を組付けたディーゼルエンジンは、燃料がノズル部33を冷却するため簡便な構成によってノズル部33の温度上昇を抑制することができる。
【0020】
一方、ノズル部33が高温になり焼きなまされると材料強度の低下を招くため、近年の排出ガス規制に対応するためにノズル部33を燃焼室7内に長く突出させるとすれば、比較例のように燃料がノズル部33を冷却しない場合、噴射ノズル3周辺のウォータージャケットを改良する等の処置が必要である。しかし、ウォータージャケットの改良はエンジンの製造コストの上昇及び製品開発期間の長期化を招くという問題がある。第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材5を組付けたディーゼルエンジンは、この問題を噴射ノズル組付用シール部材5の形状を工夫することによって解決している。すなわち、第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材5は、低い製造コストかつ短い製品開発期間によってエンジンを製造することを可能にする。
【0021】
(第2実施例)
本発明の第2実施例による噴射ノズル組付け用シール部材をディーゼルエンジンのエンジンヘッドに組付けた構造を図4に示す。第1実施例と実質的に同一の部分には同一符号を付す。
エンジンヘッド1に形成される小径部23は、被当接部22側の壁面が凹んでおり冷却面24が形成される。
【0022】
被当接部22と噴射ノズルホルダ4との軸方向隙間に備えられる噴射ノズル組付用シール部材6を図5に示す。噴射ノズル組付用シール部材6は銅等の熱伝導率の高い材料からなり外壁面が略円錐台形を呈する円環形状の本体61と略円筒形の放熱部62とからなり軸方向に貫通するノズル孔63を有する。本体61の外側壁64の傾斜角は被当接部22の傾斜角と同一である。ノズル孔63の本体61側の内側壁はノズル部33の外径より若干大きい内径の非接触部67を有する。放熱部62の噴孔34側の端部は内側に折れ曲がっており、折れ曲がった部分の内側壁は、内径がノズル部33の外径よりわずかに小さい内側接触部66である。放熱部62の外径は冷却面24における小径部23の内径よりわずかに小さい。放熱部62の外壁である放熱面65は、後述のように噴射ノズル3が所定位置に固定されると冷却面24と対向する。
【0023】
噴射ノズル3をエンジンヘッド1に取付けるとき、噴射ノズルホルダ4に収容された噴射ノズル3のノズル部33を噴射ノズル組付用シール部材6のノズル孔63に挿入し噴射ノズルホルダ4を大径部21に挿入し、被当接部22に外側壁64が密着するまで図示しないボルトによってエンジンヘッド1に噴射ノズルホルダ4を圧入固定する。内側接触部66の内径は、ノズル部33の外径より小さいため、ノズル部33がノズル孔63を貫通するとき内側接触部66は外側に押し広げられノズル部33の外壁と環状に密着する。
【0024】
上述の構成による噴射ノズル組付用シール部材6は、燃焼室7から小径部23とノズル部33の隙間を通って流出する燃焼ガスを内側接触部66とノズル部33の密着部位で遮断する。このため、噴射ノズル3は、密着部位より噴孔反対側で燃焼ガスに熱せられることがない。従って、ノズルボディ31からノズル部33に流入する燃料の温度は常温に近く、ノズル部33内部を流通する間にノズル部33を冷却する。また、燃焼ガスによって熱せられたノズル部33の熱は、ノズル部33から密着部位を通じて噴射ノズル組付用シール部材6に熱伝導され、放熱面65及び外側壁64からエンジンヘッド1に熱伝導される。
【0025】
従って、第2実施例による噴射ノズル組付用シール部材6によると、ノズル部33を流通する燃料がノズル部33を冷却し、さらにノズル部33の熱がエンジンヘッド1に逃げ易いため、ノズル部33の温度上昇を抑制することができる。
本実施例において放熱部62は小径部23の軸方向の長さより短いものであるが、放熱部62がノズル部33を噴孔34近傍まで覆い燃焼室7内に露出するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による噴射ノズル組付用シール部材の組付け構造を示す一部切欠断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による組付け前の噴射ノズル組付用シール部材を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例による組付け後の噴射ノズル組付用シール部材を示す一部切欠断面図である。
【図4】本発明の第2実施例による噴射ノズル組付用シール部材の組付け構造を示す一部切欠断面図である。
【図5】本発明の第2実施例による組付け前の噴射ノズル組付用シール部材を示す断面図である。
【図6】従来の噴射ノズル組付用シール部材の組付け構造を示す一部切欠断面図である。
【符号の説明】
1 エンジンヘッド
2 噴射ノズル取付孔
3 噴射ノズル
4 噴射噴射ノズルホルダ(押圧手段)
5、6 噴射ノズル組付用シール部材
7 燃焼室
21 大径部
22 被当接部
23 小径部
33 ノズル部
34 噴孔
53 変形部
54、66 内側接触部
64 外側壁
62 放熱部
67 非接触部

Claims (5)

  1. 内燃機関のエンジンヘッドに形成され噴射ノズルを収容する噴射ノズル取付孔に挿入される噴射ノズル組付用シール部材であって、
    前記噴射ノズル取付孔の内壁は、燃焼室側に小径部、燃焼室反対側に大径部、及び前記小径部と前記大径部との間に被当接部を有し、前記噴射ノズルは、前記小径部に収容されるノズル部及び前記大径部に収容されるボディ部を有し、
    前記小径部より大径の外径をもち、前記被当接部と前記ボディ部外壁との軸方向隙間に収容される環状の本体と、
    組付け時に前記被当接部に押し当てられることによって前記被当接部と気密に接触する外側壁と、
    組付け時に内径が拡大又は縮小することにより組付け後において前記ノズル部の外壁と気密に接触する内側壁と、を備え、
    前記本体は、前記ノズル部より熱伝導率の高い金属からなる筒状の放熱部を一端に有し、前記放熱部は、組付け後において前記小径部に挿入されることを特徴とする噴射ノズル組付用シール部材。
  2. 前記内側壁は、前記ノズル部の外径より小径の内径をもつ部分であって組付け時に前記ノズル部によって押し広げられることにより組付け後において前記ノズル部の外壁と気密に接触する内側接触部を有することを特徴とする請求項1記載の噴射ノズル組付用シール部材。
  3. 前記内側壁は、前記ノズル部の外径より大径の内径をもつ部分であって組付け後において前記内側接触部より燃焼室反対側に位置する非接触部を有することを特徴とする請求項2記載の噴射ノズル組付用シール部材。
  4. 噴射ノズル取付孔が形成され、前記噴射ノズル取付孔の内壁は、燃焼室側に小径部、燃焼室反対側に大径部、及び前記小径部と前記大径部との間に被当接部を有するエンジンヘッドと、
    前記小径部に収容されるノズル部及び前記大径部に収容されるボディ部を有する噴射ノズルと、
    前記小径部より大径の外径をもち外側壁が前記被当接部と対向する環状の本体を有し、前記被当接部と前記ボディ部外壁との軸方向隙間に収容され、組付け時に本体が歪むことによって前記ノズル部の外壁と前記本体の内側壁とが気密に接触する噴射ノズル組付用シール部材と、
    前記噴射ノズル組付用シール部材を前記被当接部に押し当て、前記被当接部と前記外側壁とを気密に接触させる押圧手段と、を備え、
    前記本体は、前記ノズル部より熱伝導率の高い金属からなる筒状の放熱部を一端に有し、前記放熱部は、組付け後において前記小径部に挿入されることを特徴とする燃料噴射装置。
  5. 前記被当接部はテーパ面を有し、前記外側壁は、組付け時に前記テーパ面に押し付けられることによって歪む変形部と、前記変形部が歪むことによって前記被当接部に当接する位置決め部とを有することを特徴とする請求項4記載の燃料噴射装置。
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