JP3872704B2 - 燃料噴射弁冷却構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主燃焼室内にガス燃料を供給するとともに副室内に該主燃焼室内のガス燃料の一部を導入して燃料噴射弁から液体燃料を噴射し着火せしめるように構成されたガスエンジンにおける前記燃料噴射弁の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
主燃焼室内に主燃料としてガス燃料を供給するとともに該主燃焼室に連通される副室内に該主燃焼室内のガス燃料の一部を導入して着火せしめるトーチ着火式ガスエンジンのうち、副室内に燃料噴射弁から微量の軽油等の液体燃料(パイロット燃料)を噴射して着火せしめるように構成されたパイロット着火式ガスエンジンが、高効率で低NOx(窒素酸化物が少ない)のガスエンジンとして注目されている。
【0003】
かかるパイロット着火式ガスエンジンにあっては、燃料噴射弁は複数の締付ボルトを副室口金にねじ込むことにより、内部に前記副室が形成されている副室口金に締付け固定された取付構造となっている。
かかるパイロット着火式ガスエンジンにおける燃料噴射弁の取付構造は、例えば特開平11−324805号に示されるように、ノズルチップをノズルナットを介してノズル本体に締め付け、該ノズルナットの下端面と副室口金との間に銅パッキン等のシール部材を挿入して、締付ボルトを副室口金にねじ込むことによりノズル本体及びノズルナットを前記シール部材を介して副室口金に押付けて、燃料噴射弁を副室口金に固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかるパイロット着火式ガスエンジンに用いられる燃料噴射弁にあっては、ノズルチップ先端部近傍が副室内の高温ガス中に晒されるうえ、パイロット液体燃料の噴射量が微量であるため該液体燃料自体によるノズルチップの冷却作用が殆ど期待できないため、ノズルチップ、特にその先端部近傍が高温になる。
【0005】
しかしながら、前記従来技術にあっては、ノズルナットの下端面と副室口金との間に銅パッキン等のシール部材を挿入してノズルナットを副室口金に押し付けることにより燃料噴射弁100を副室口金に固定し、ノズルチップはノズルナットに支持されて先端部が副室内に晒された形態になっているため、副室内の高温ガスからノズルチップに伝達された熱は僅かな量が銅パッキン等のシール部材を通して副室口金側に逃げるにとどまり、ノズルチップ先端部近傍の高温化は回避困難である。
また、かかる従来技術においては、副室口金の外面をシリンダヘッドの冷却室に臨ませ、該シリンダヘッドの冷却室内の冷却水により副室口金を冷却するとともに該副室口金を介してノズルチップを冷却するようにしているにとどまり、ノズルチップを効率的に冷却可能な冷却構造にはなっていない。
【0006】
このため、かかる従来技術にあっては、ノズルチップ先端部近傍の冷却が十分になされずに高温状態となり、ノズルチップ内における燃料のコーキングにより噴孔の詰まりが生じ不整噴射が発生してエンジン性能が低下し、またノズルチップ先端部近傍の高温化により針弁の焼き付き発生のおそれがある。
等の問題点を有している。
【0007】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、パイロット着火式ガスエンジンにおいて、燃料噴射弁におけるノズルチップ先端部近傍の冷却効果を向上せしめてノズルチップの高温化を回避し、ノズルチップ内における燃料のコーキングに伴う不整噴射やノズルチップ先端部近傍の高温化による針弁の焼き付き等の不具合の発生を防止した燃料噴射弁冷却構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1の発明として、主燃焼室内に主燃料としてガス燃料を供給するとともに該主燃焼室に連通される副室内に該主燃焼室内のガス燃料の一部を導入して燃料噴射弁から液体燃料を噴射し着火せしめるように構成されたガスエンジンであって、前記燃料噴射弁を前記副室が内部に形成される副室口金に固定してなるガスエンジンの燃料噴射弁冷却構造において、前記ノズルチップのシート面と前記副室口金のシート面とを直接接触させ、または熱伝導材からなるシール部材を介装させて前記燃料噴射弁を前記副室口金に締付け固定し、前記副室口金は前記燃料噴射弁のノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延びる冷却水路を円周方向に沿って複数個備えるとともに、該冷却水路はさらに燃料噴射弁の軸方向にも延びて形成されシリンダヘッド内の上部冷却水室に連通し、前記副室口金の外面とシリンダヘッドとの間には該副室口金の外側に形成されるシリンダヘッド内の冷却水室と前記各冷却水路とを連通する冷却水入口通路を円周方向に沿って複数個備え、さらに前記冷却水入口通路は前記副室口金の外側に形成される冷却水室から前記上部冷却水室へ流れる冷却水を前記冷却水路の前記ノズルチップ先端部の近接部位に指向して先端部の近接部位の壁面に衝突せしめるように構成されてなることを特徴とする燃料噴射弁冷却構造を提案する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
かかる発明において、好ましくは請求項2ないし3のように構成するのがよい。
即ち請求項2においては、前記各冷却水路は前記ノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延びる冷却穴と該冷却穴の外周部位に接続され該接続部から半径方向及び燃料噴射弁の軸方向に延びて形成された冷却溝とよりなり、冷却水が前記冷却水入口通路から各冷却溝の下部を通って冷却穴に流入し前記ノズルチップ先端部及びその近傍を冷却してから該冷却穴を経て該冷却溝の上部に流出するように構成されてなる。
【0016】
また請求項3においては、前記各冷却水路は冷却水入口通路から前記ノズルチップ先端部への近接部位に向けて穿孔された入口側冷却穴及び該入口側冷却穴とシリンダヘッド内の前記上部冷却水室とを接続する出口側冷却穴よりなり、冷却水が前記冷却水入口通路から前記入口側冷却穴に流入し前記ノズルチップ先端部及びその近傍を冷却してから前記出口側冷却穴を通ってシリンダヘッド内の前記上部冷却水室に流出するように構成されてなる。
【0017】
かかる発明によれば、副室口金の外側に形成されるシリンダヘッド内の冷却水室からの冷却水は複数個の冷却水入口通路から、副室口金のノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延びて形成された複数の冷却水路内のノズルチップ先端部の近接部位の壁面に向けて噴流せしめられて該壁面に衝突する。これによりノズルチップの熱は副室口金の前記ノズルチップ先端部近傍の壁内を通って冷却水路内の冷却水に伝達され、シリンダヘッド冷却水に吸収される。
また、ノズルチップのシート面と前記副室口金のシート面とを直接接触させて、または熱伝導材からなるシール部材を介装させて締付け固定しているので、ノズルチップ側から副室口金側への熱伝達が促進される。
【0018】
従って、かかる発明によれば、副室口金にノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延び、さらに燃料噴射弁の軸方向にも延びる複数の冷却水路を形成して、副室口金の外側に形成されるシリンダヘッド内の冷却水室から上部冷却水室へ向う冷却水の流れを、冷却水入口通路で冷却水路のノズルチップ先端部の近接部位に向かうように指向し、複数個の冷却水入口通路から冷却水を前記冷却水路のノズルチップ先端部近接部位の壁面に向けて噴流し該壁面に衝突せしめるので、ノズルチップ先端部近接部位が乱流熱伝達によって冷却されることとなり、熱伝達率が上昇して先端部近傍の冷却効率が向上しノズルチップの高温化を防止できる。
このように、ノズルチップの高温化が回避されることで、該ノズルチップ内における燃料のコーキングに伴う不整噴射やノズルチップ先端部近傍の高温化による針弁の焼き付き等の、不具合の発生を防止できる。
【0019】
特に請求項3のように構成すれば、複数の冷却水入口通路からノズルチップ先端部への近接部位に向けて穿孔された複数の入口側冷却穴に噴流せしめられた冷却水は高速で該入口側冷却穴及び出口側冷却穴を通流することにより、副室口金のノズルチップ先端部近傍を効率的に冷却することができる。
これにより、入口側冷却穴からノズルチップ先端部近傍を通って出口側冷却穴に流れる冷却水の流速が増大せしめられて熱伝達率が上昇し、ノズルチップ先端部近傍の冷却効果がさらに向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0021】
図1はガスエンジンにおける燃料噴射弁の取付構造を示す断面図、図2は図1のZ部拡大図である。図3は前記取付構造の他の例を示す図2対応図、図4は前記取付構造のさらに他の例を示す図2対応図である。
図5はガスエンジンにおける燃料噴射弁の取付構造に対する比較例を示す図1対応図である。図6は本発明に係るガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造の第1実施例を示し、(A)は縦断面図、(B)は(A)におけるA―A線断面図である。図7は本発明に係るガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造の第2実施例を示し、(A)は縦断面図、(B)は(A)におけるB―B線断面図である。図8はガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造の前記各実施例に対する比較例を示す図6対応図であり、(B)は(A)におけるC−C線断面図である。図9は前記取付構造の第1実施例における効果を示す比較線図である。図10は本発明が適用されるガスエンジンの燃焼室近傍の要部断面図である。
【0022】
本発明が適用されるガスエンジンの燃焼室近傍を示す図10において、14はシリンダヘッド、23は該シリンダヘッド14内の冷却水室、22はピストン、24はシリンダライナ、16は主燃焼室である。100は燃料噴射弁、10は下部副室口金、11は上部副室口金で、該下部副室口金10及び上部副室口金11の内部には前記燃料噴射弁100から噴射される軽油等のパイロット燃料が着火燃焼する副室13が形成されている。21は前記燃料噴射弁100にパイロット燃料を供給する燃料供給路である。
6は前記上部副室口金11、及び下部副室口金10をシリンダヘッド14に締め付けるための複数の締付ボルトで、該締付ボルト6をシリンダヘッド14にねじ込むことにより、前記上部副室口金11、及び下部副室口金10を一体的にシリンダヘッド14に締め付けている。また、101は燃料噴射弁締付ボルトであり、該燃料噴射弁締付ボルト101を上部副室口金11にねじ込むことにより前記燃料噴射弁100を上部副室口金11に締付けている。
【0023】
本発明は前記のような構造を備えたパイロット着火式ガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造に関するものである。
燃料噴射弁の取付構造を示す図1において、14はシリンダヘッド、23は該シリンダヘッド14内の冷却水室、100は燃料噴射弁、16は主燃焼室、10は下部副室口金、11は上部副室口金、13は該下部副室口金10及び上部副室口金11の内部に形成された副室、15は前記主燃焼室16と副室13とを連通する連絡孔、40は始動時予熱用のグロープラグである。
【0024】
前記燃料噴射弁100において、1はノズルチップ、7は該ノズルチップ1の先端部に複数個穿孔された噴孔(図2参照)、2は該ノズルチップ1内に往復摺動可能に嵌合された針弁、3はノズルナット、4はノズル本体である。
前記燃料噴射弁100は、図2に示されるように、ノズルチップ1と前記上部副室口金11とのシート部5が該燃料噴射弁の軸線に対称な円錐状面(コーン面)に形成されており、該ノズルチップ1の先端近傍に形成されたノズル側シート面5aと該上部副室口金11に形成された口金側シート面5bとを流体密な形態にて直接接触させて上部副室口金11に圧接している。
【0025】
従って前記燃料噴射弁100は、ノズルチップ1をノズルナット3を介してノズル本体4に締め付け、該ノズルチップ1と上部副室口金11とを円錐状のシート部5にて直接接触させ、前記燃料噴射弁締付ボルト101を上部副室口金11にねじ込むことにより、該円錐状のシート部5にて流体密な形態にて上部副室口金11に圧接されて装着されることとなる。
また、前記締付ボルト6による締付により、前記上部副室口金11と下部副室口金10とは接合面12にて圧接され、下部副室口金10とシリンダヘッド14とは接合面17にて圧接される。
【0026】
かかる構成からなる燃料噴射弁の取付構造を備えたガスエンジンの運転時において、前記副室13内に連絡孔15を通して導入されたガス中に燃料噴射弁100の噴孔7から所定の噴射タイミングにてパイロット液体燃料が噴射され、該副室13内にて着火燃焼がなされる。
かかる着火燃焼による副室13内の燃焼ガスにより燃料噴射弁100のノズルチップ1の先端近傍は高温に加熱されるが、ノズルチップ1はこれの先端近傍における上部副室口金11とのシート部5が円錐状面に形成されてノズル側シート面5aと口金側シート面5bとが流体密な形態にて直接接触させ、前記燃料噴射弁締付ボルト101の締付力により前記上部副室口金11に締付け固定しているので、高温に加熱されているノズルチップ1の熱は前記シート部5を通して上部副室口金11に伝達され、さらに該上部副室口金11の外面からシリンダヘッド冷却室23内の冷却水へと伝達される。
【0027】
ここで、図5に示される燃料噴射弁の取付構造の比較例においては、前記燃料噴射弁100において、ノズルチップ9をノズルナット3を介してノズル本体4に締め付け、該ノズルナット3の下端面と上部副室口金11とのシート部50においては両者間に銅パッキン(シール部材)8を挿入して、燃料噴射弁締付ボルト101を上部副室口金11にねじ込み、ノズル本体4及びノズルナット3を前記銅パッキン8を介して上部副室口金11及び下部副室口金10に押付けることにより、燃料噴射弁100を上部副室口金11に流体密に固定している。
従ってかかる比較例においては、ノズルチップ9はノズルナット3に支持されて先端部が副室13内に晒された形態になっているため、該副室13内の高温ガスからノズルチップ9に伝達された熱は僅かな量が銅パッキン8を通して副室口金11,10側に逃げるにとどまり、ノズルチップ9先端部近傍の冷却作用が充分になされ難い。
【0028】
これに対してかかる取付構造によれば、前記のように、ノズルチップ1と上部副室口金11とのシート部5を通しての伝熱によってノズルチップ1の先端近傍の冷却が促進されて冷却効果が向上し、該ノズルチップ1の高温化が回避される。
特に、ノズルチップ1のノズル側シート面5aと上部副室口金11のシート面5bとを直接接触させて締付け固定しているので、該ノズルチップ1と上部副室口金11とが高面圧での金属接触となるため、ノズルチップ1側から副室口金11側への熱伝達が促進されてノズルチップ1先端部近傍の冷却効果がより向上する。
また、ノズルチップ1のシート面5aと上部副室口金11のシート面5bとが円錐状面での接触であるので、シート面5a、5bの接触面積つまりノズルチップ1側から副室口金11側への伝熱面積を大きく採ることができてノズルチップ1の冷却効果がさらに向上する。
【0029】
図3に示される燃料噴射弁の取付構造の他の例においては、前記ノズルチップ1と上部副室口金11とのシート部51を、ノズル側シート面51a及び口金側シート面51bを燃料噴射弁100の軸線にほぼ直角な平坦面に形成して両シート面51a、51bを直接接触せしめるように構成している。
この場合は、シート部51が燃料噴射弁100の軸線にほぼ直角な平坦面であるので、ノズルチップ1と上部副室口金11との位置決めが容易であり、ノズルチップ1組付け精度を高く保持できる。
【0030】
図4に示される燃料噴射弁の取付構造のさらに他の例においては、前記ノズルチップ1と上部副室口金11とのシート部52を、ノズル側シート面51a及び口金側シート面51bを燃料噴射弁100の軸線にほぼ直角な平坦面に構成し、前記両シート面51a、51b間に銅板等の熱伝導材からなるパッキン18を介装している。
この場合は、前記両シート面51a、51b間に熱伝導材からなるパッキン18を介装することにより、ノズルチップ1側から上部副室口金11側への伝熱状態を良好に保持しつつ、パッキン18により高いシール性が得られる。
【0031】
本発明に係る燃料噴射弁の冷却構造の第1実施例を示す図6において、36は前記燃料噴射弁100が装着される噴射弁取付穴、5は円錐状のシート部で、かかる燃料噴射弁100の取付構造は図1ないし4に示される燃料噴射弁取付構造と同様である。また10は下部副室口金、11は上部副室口金であり、これらの形状及び取付構造も図1ないし4に示される燃料噴射弁取付構造と同様である。
【0032】
図6において、前記上部副室口金11においては、燃料噴射弁100のノズルチップ1先端部に近接した部位即ち前記シート部5に近接した外周部位から半径方向に放射状延びる冷却穴32を円周方向に沿って複数個(この例では7個)形成し、各冷却穴部32の外周部位に接続して冷却溝31を該接続部から半径方向及び軸方向に延びるように形成している。
30は前記上部副室口金11の下部外面とシリンダヘッド14との間に形成され前記シリンダヘッド14内の冷却水室23と前記各冷却穴32及び冷却溝31からなる冷却水路とを連通する冷却水入口通路である。該冷却水入口通路30はシリンダヘッド14内の冷却水室23からの冷却水流が前記冷却水穴32の底部つまり前記シート部5に近接した部位に向かうように指向して、図6(B)のように、円周方向に沿って複数個(この例では等間隔に4個)形成されている。
【0033】
かかる実施例において、シリンダヘッド14内の冷却水室23からの冷却水は複数個の冷却水入口通路30から、前記複数の冷却水路における冷却水穴32の底部の壁面に向けて噴流せしめられて該壁面に衝突する。これによりノズルチップ1の熱は該ノズルチップ1と上部副室口金11とのシート部5及び該上部副室口金11の壁内を通って冷却水路内の冷却水に伝達され、シリンダヘッド冷却水に吸収される。
【0034】
図8には燃料噴射弁の冷却構造の比較例が示されている。図において、前記上部副室口金11は、燃料噴射弁100のノズルチップ1先端部に近接した部位即ち前記シート部5に近接した外周部位から半径方向に放射状延びる冷却穴032を円周方向に沿って複数個(この例では4個)形成し、各冷却穴032の外周部位に接続して冷却溝031を該接続部から半径方向及び軸方向に延びるように形成している。
またかかる比較例においては、前記上部副室口金11の下部外面とシリンダヘッド14との間に円環状の冷却水入口通路030を形成し、図の矢印のように、シリンダヘッド14内の冷却水室23からの冷却水を該冷却水入口通路030に導入し該冷却水入口通路030の全周から前記冷却溝031の外周部位に噴流せしめている。
【0035】
従ってかかる比較例においては、シリンダヘッド14内冷却水室23からの冷却水は、円環状に形成された冷却水入口通路030の全周から前記冷却溝031の外周部位に、図8の矢印に示すように、ほぼ燃料噴射弁100の軸線方向に噴流せしめられるので、冷却水の多くが該冷却水入口通路030から冷却溝31の外周部を通り抜けて冷却溝31の出口に流れ、冷却穴32のノズルチップ1先端部に近接した部位には流動し難くなってノズルチップ1先端部近傍の冷却が充分になされ難い。
【0036】
これに対してかかる実施例によれば、上部副室口金11にノズルチップ1先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延びる複数の冷却穴32及び冷却溝31からなる冷却水路を形成して、該冷却水路のノズルチップ1先端部の近接部位に向かうように指向された複数個の冷却水入口通路30から冷却水を前記冷却水路における冷却水穴32の底部の壁面つまりノズルチップ1先端部に近接する部位の壁面に衝突せしめるので、ノズルチップ1先端部に近接する部位が乱流熱伝達によって冷却されることとなり、熱伝達率が上昇して該ノズルチップ1先端部近傍の冷却効率が向上しノズルチップ1の高温化が抑制される。
図9はかかる燃料噴射弁の冷却構造の第1実施例と前記比較例(図8)とのノズルチップ1のシート部5における温度計測結果の比較を示し、図のAが前記第1実施例、Bが前記比較例である。図から明らかなように、前記第1実施例(A)は比較例(B)に比べ、約100℃の温度低下が得られる。
【0037】
図7に示される燃料噴射弁の冷却構造の第2実施例においては、上部副室口金11に、前記冷却構造の第1実施例(図6)と同様な冷却水入口通路30を形成するとともに、前記複数の冷却水路を、前記冷却水入口通路30からノズルチップ1先端部への近接する底部壁面に向けて穿孔された入口側冷却穴33及び該入口側冷却穴33の前記底部壁面側の部位とシリンダヘッド14内の冷却水室23とを接続し上方に向けて穿孔された出口側冷却穴34とにより構成する。35は前記出口側冷却穴34の出口が開口する環状通路である。
【0038】
かかる実施例によれば、シリンダヘッド14内の冷却水室23からの冷却水は、前記冷却水入口通路30から前記入口側冷却穴33に流入し前記ノズルチップ先端部及びその近傍を冷却してから前記各出口側冷却穴34を通って環状通路35に流出し、該環状通路35からシリンダヘッド内の冷却水室23の上部に流出する。
従ってかかる実施例によれば、複数の冷却水入口通路30からノズルチップ先端部への近接部位に向けて穿孔された複数の入口側冷却穴33に噴流せしめられた冷却水は高速で該入口側冷却穴33及び出口側冷却穴34を通流することにより、前記副室口金11のノズルチップ1先端部近傍を効率的に冷却する。
これにより、前記入口側冷却穴33からノズルチップ1先端部近傍を通って出口側冷却穴34に流れる冷却水の流速が増大せしめられて熱伝達率が上昇し、ノズルチップ1先端部近傍の冷却効果がさらに向上する。
【0039】
【発明の効果】
以上記載のごとく、請求項1ないし3の発明によれば、副室口金にノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延び、さらに燃料噴射弁の軸方向にも延びる複数の冷却水路を形成して、副室口金の外側に形成されるシリンダヘッド内の冷却水室から上部冷却水室へ向う冷却水の流れを、冷却水入口通路で冷却水路のノズルチップ先端部の近接部位に向かうように指向し、複数個の冷却水入口通路から冷却水を前記冷却水路のノズルチップ先端部近接部位の壁面に向けて噴流し該壁面に衝突せしめるので、ノズルチップ先端部近接部位が乱流熱伝達によって冷却されることとなり、熱伝達率が上昇して先端部近傍の冷却効率が向上しノズルチップの高温化を防止できる。
さらに、ノズルチップのシート面と前記副室口金のシート面とを直接接触させて、または熱伝導材からなるシール部材を介装させて締付け固定しているので、ノズルチップ側から副室口金側への熱伝達が促進されてノズルチップ先端部近傍の冷却効果は向上する。
このように、ノズルチップの高温化が回避されることで、該ノズルチップ内における燃料のコーキングに伴う不整噴射やノズルチップ先端部近傍の高温化による針弁の焼き付き等の、不具合の発生を防止できる。
【0040】
【0041】
【0042】
特に請求項3のように構成すれば、複数の冷却水入口通路からノズルチップ先端部への近接部位に向けて穿孔された複数の入口側冷却穴に噴流せしめられた冷却水が高速で該入口側冷却穴及び出口側冷却穴を通流することにより、副室口金のノズルチップ先端部近傍を効率的に冷却することができ、これにより入口側冷却穴からノズルチップ先端部近傍を通って出口側冷却穴に流れる冷却水の流速が増大せしめられて熱伝達率が上昇し、ノズルチップ先端部近傍の冷却効果がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスエンジンにおける燃料噴射弁の取付構造を示す断面図である。
【図2】 図1のZ部拡大図である。
【図3】 前記取付構造の他の例を示す図2対応図である。
【図4】 前記取付構造のさらに他の例を示す図2対応図である。
【図5】 ガスエンジンにおける燃料噴射弁の取付構造に対する比較例を示す図1対応図である。
【図6】 本発明に係るガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造の第1実施例を示し、(A)は縦断面図、(B)は(A)におけるA―A線断面図である。
【図7】 本発明に係るガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造の第2実施例を示し、(A)は縦断面図、(B)は(A)におけるB―B線断面図である。
【図8】 ガスエンジンにおける燃料噴射弁の冷却構造の前記各実施例に対する比較例を示す図6対応図であり、(B)は(A)におけるC−C線断面図である。
【図9】 前記取付構造の第1実施例における効果を示す比較線図である。
【図10】 本発明が適用されるガスエンジンの燃焼室近傍の要部断面図である。
【符号の説明】
1 ノズルチップ
2 針弁
3 ノズルナット
4 ノズル本体
5、51、52 シート部
5a、51a ノズル側シート面
5b、51b 口金側シート面
6 締付ボルト
7 噴孔
10 下部副室口金
11 上部副室口金
13 副室
14 シリンダヘッド
15 連絡孔
16 主燃焼室
18 パッキン
23 冷却水室
30 冷却水入口通路
31 冷却溝
32 冷却穴
33 入口側冷却穴
34 出口側冷却穴
35 環状通路
100 燃料噴射弁

Claims (3)

  1. 主燃焼室内に主燃料としてガス燃料を供給するとともに該主燃焼室に連通される副室内に該主燃焼室内のガス燃料の一部を導入して燃料噴射弁から液体燃料を噴射し着火せしめるように構成されたガスエンジンであって、前記燃料噴射弁を前記副室が内部に形成される副室口金に固定してなるガスエンジンの燃料噴射弁冷却構造において、
    前記ノズルチップのシート面と前記副室口金のシート面とを直接接触させ、または熱伝導材からなるシール部材を介装させて前記燃料噴射弁を前記副室口金に締付け固定し、前記副室口金は前記燃料噴射弁のノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延びる冷却水路を円周方向に沿って複数個備えるとともに、該冷却水路はさらに燃料噴射弁の軸方向にも延びて形成されシリンダヘッド内の上部冷却水室に連通し、前記副室口金の外面とシリンダヘッドとの間には該副室口金の外側に形成されるシリンダヘッド内の冷却水室と前記各冷却水路とを連通する冷却水入口通路を円周方向に沿って複数個備え、さらに前記冷却水入口通路は前記副室口金の外側に形成される冷却水室から前記上部冷却水室へ流れる冷却水を前記冷却水路の前記ノズルチップ先端部の近接部位に指向して先端部の近接部位の壁面に衝突せしめるように構成されてなることを特徴とする燃料噴射弁冷却構造。
  2. 前記各冷却水路は前記ノズルチップ先端部に近接した部位から半径方向に放射状に延びる冷却穴と該冷却穴の外周部位に接続され該接続部から半径方向及び燃料噴射弁の軸方向に延びて形成された冷却溝とよりなり、冷却水が前記冷却水入口通路から各冷却溝の下部を通って冷却穴に流入し前記ノズルチップ先端部及びその近傍を冷却してから該冷却穴を経て該冷却溝の上部に流出するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁冷却構造。
  3. 前記各冷却水路は冷却水入口通路から前記ノズルチップ先端部への近接部位に向けて穿孔された入口側冷却穴及び該入口側冷却穴とシリンダヘッド内の前記上部冷却水室とを接続する出口側冷却穴よりなり、冷却水が前記冷却水入口通路から前記入口側冷却穴に流入し前記ノズルチップ先端部及びその近傍を冷却してから前記出口側冷却穴を通ってシリンダヘッド内の前記上部冷却水室に流出するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁冷却構造。
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