JP2002098000A - ディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置 - Google Patents

ディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置

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JP2002098000A
JP2002098000A JP2000294163A JP2000294163A JP2002098000A JP 2002098000 A JP2002098000 A JP 2002098000A JP 2000294163 A JP2000294163 A JP 2000294163A JP 2000294163 A JP2000294163 A JP 2000294163A JP 2002098000 A JP2002098000 A JP 2002098000A
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JP
Japan
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cooling medium
fuel
fuel injection
injection valve
valve guide
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Application number
JP2000294163A
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English (en)
Inventor
Seiichi Sugano
誠一 菅野
Rikuo Miki
陸男 三木
Manabu Honjo
学 本城
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Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Diesel Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射弁内に冷却媒体循環孔や冷却媒体供
給孔や冷却媒体排出孔を必要としない簡単な構造で低質
油燃焼時の安定燃焼が実現でき、且つ、冷却水の燃焼へ
の混入を防止する。 【解決手段】 シリンダヘッド14と燃料噴射弁3との
間に装着される燃料弁ガイド2における第2筒部2bお
よび第3筒部2cを内筒部10と外筒部11との2層構
造にし、内筒部10と外筒部11との間に第2冷却水ジ
ャケット13を形成している。こうして、燃料噴射弁3
を周囲から冷却することによって、燃料噴射弁3を簡単
な構造にし、燃料弁ガイド2を容易な製作手段で提供
し、且つ、低質油燃焼時の安定燃焼を実現すると共に、
冷却水の燃料への混入を防止する。また、内筒部10と
外筒部11との下端部同士を電子ビーム溶接18で一体
に形成することによって、第2冷却水ジャケット13内
の冷却水が燃焼室1内に漏れ出すことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼル機関
の燃料噴射弁冷却装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関の燃料噴射弁は、燃焼室
のシリンダヘッドに設けられた装着穴に下端部が嵌合さ
れた燃料弁ガイドと、この燃料弁ガイド内に挿入された
燃料噴射弁とを有している。この燃料噴射弁は先端部に
弁座として機能するシート部が形成された軸孔を有し、
この軸孔の先端部には放射状に形成された噴孔を設けて
いる。そして、上記軸孔内には、先端に上記弁座に当接
する円錐部を有すると共に、上記軸孔に沿って進退して
燃料噴射の閉止を行う針弁を嵌装している。
【0003】一般に、上記燃料噴射弁の先端側にある噴
射部の温度が所定温度まで上昇すると、上記噴孔近傍に
おいて燃料の炭化が始り、炭化物の固着によって燃料噴
霧が阻害されて燃焼不良を引き起こす。一方において、
低質重油を燃焼させるためには燃料温度を上げる必要が
あり、その場合には上述の傾向が更に顕著になる。そこ
で、従来より、上記燃料噴射弁の噴射部を冷却する燃料
噴射弁冷却装置が用いられている。このディーゼル機関
の燃料噴射弁冷却装置は、上記燃料噴射弁の先端部に、
上記弁座を取り巻いて設けられた冷却媒体循環孔と、上
方から上記軸穴に沿って上記冷却媒体循環孔に至るよう
に形成された冷却媒体供給孔および冷却媒体排出孔とで
構成される。そして、上記冷却媒体供給孔を介して上記
冷却媒体循環孔に冷却水あるいはA重油を供給して上記
燃料噴射弁の先端部を冷却するのである。
【0004】さらに、上記シリンダヘッドに設けられた
装着穴とこの装着穴に下端部が嵌合された燃料弁ガイド
との間における上記嵌合部の上部には、上記燃料弁ガイ
ドを取り巻いて環状隙間を設けて冷却水ジャケットを形
成している。
【0005】こうして、上記燃料噴射弁を周囲から間接
的に冷却すると共に、上記燃料噴射弁の噴射部を直接的
に冷却することによって、燃料の炭化を抑制し、炭化物
の固着による燃焼不良を無くすことができるのである。
【0006】また、近年、低質油燃焼仕様ディーゼル機
関において、配管構造の簡素化やランニングコストの低
減等の理由から無冷却構造の燃料噴射弁が提供されてい
る。この無冷却構造の燃料噴射弁においては、燃焼室に
露出する面積を少なくして受熱量を低減させた先細型燃
料噴射弁や、上記燃料噴射弁をガイドする燃料弁ガイド
の外周面に上記ジャケット冷却水の噴流を利用したもの
や、上記冷却水ジャケットに冷却水を供給する冷却水供
給路を燃料弁ガイドに設けて燃料噴射弁頭部を部分的に
冷却している仕様もある。こうして、上記燃料弁ガイド
を介して上記燃料噴射弁を間接的に冷却するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置には、以下の
ような問題がある。すなわち、上記燃料噴射弁の先端部
を直接冷却するために、燃料噴射弁に、その噴射部の冷
却媒体循環孔とこの冷却媒体循環孔に上方から連通する
冷却媒体供給孔および冷却媒体排出孔とを形成する必要
があり、上記燃料噴射弁の構造が複雑になるという問題
がある。
【0008】さらに、上記燃料噴射弁は、その上端面を
燃料噴射弁ホルダの下端面に当接させて、上記燃料噴射
弁ホルダを燃料噴射弁に対して締め付けることによって
取り付けられている。したがって、上記燃料噴射弁ホル
ダの燃料噴射弁に対する締め付けが甘いと、燃料噴射弁
と燃料噴射弁ホルダとの接合面において冷却水が漏れ出
して燃料に混入する場合があるという問題がある。
【0009】また、上記無冷却構造の燃料噴射弁におい
ては、噴射部が十分に冷却されないために燃焼不良を起
こす可能性があるという問題がある。
【0010】そこで、この発明の目的は、燃料噴射弁内
に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給孔や冷却媒体排出孔を
必要としない簡単な構造で冷却媒体の燃料への混入を防
止できるディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、シリンダヘッドに下端部が
嵌合された燃料弁ガイドと,この燃料弁ガイド内に挿入
された燃料噴射弁とを有すると共に,上記シリンダヘッ
ドにおける上記燃料弁ガイドとの嵌合部よりも上方に上
記燃料弁ガイドを取り巻いて形成された第1冷却媒体ジ
ャケットを有するディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置
において、上記燃料弁ガイドにおける上記燃料噴射弁の
噴射部を取り巻く部分を内筒部と外筒部との二層構造に
なし、上記内筒部の外周面および上記外筒部の内周面の
少なくとも一方に環状の凹部を形成し,上記内筒部と外
筒部との下端部を溶接する一方,上端部を互いに軸方向
に密着させて,その接面を介してシリンダヘッドに固定
され、燃焼室から密閉された上記凹部で環状の第2冷却
媒体ジャケットを構成すると共に、上記第1冷却媒体ジ
ャケットと第2冷却媒体ジャケットとを連通する冷却媒
体通路を備えたことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、燃料噴射弁が挿入され
る燃料弁ガイド内に、上記燃料噴射弁の噴射部を取り巻
く環状の第2冷却媒体ジャケットを設けて、上記噴射部
を冷却するようにしている。したがって、上記燃料噴射
弁に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給孔や冷却媒体排出孔
を設ける必要が無く、上記燃料噴射弁の構造が簡単にな
る。また、冷却媒体の循環径路が燃料の供給径路と切り
離して設けられ、冷却媒体が燃料に混入することが防止
される。
【0013】さらに、上記第2冷却媒体ジャケットは、
内筒部と外筒部との下端部を溶接する一方、第1冷却媒
体ジャケット内にある上端部を互いに軸方向に密着させ
て構成されている。したがって、上記第2冷却媒体ジャ
ケットに供給された冷却媒体の外部への漏れが防止され
る。
【0014】また、請求項2に係る発明は、シリンダヘ
ッドに下端部が嵌合された燃料弁ガイドと,この燃料弁
ガイド内に挿入された燃料噴射弁とを有すると共に,上
記シリンダヘッドにおける上記燃料弁ガイドとの嵌合部
よりも上方に上記燃料弁ガイドを取り巻いて形成された
第1冷却媒体ジャケットを有するディーゼル機関の燃料
噴射弁冷却装置において、上記燃料弁ガイドにおける上
記燃料噴射弁の噴射部を取り巻く部分に,上記噴射部を
取り囲む室で成る環状の第2冷却媒体ジャケットを構成
すると共に、上記第1冷却媒体ジャケットと第2冷却媒
体ジャケットとを連通する冷却媒体通路を備えたことを
特徴としている。
【0015】上記構成によれば、燃料噴射弁が挿入され
る燃料弁ガイド内に、上記燃料噴射弁の噴射部を取り囲
む環状の第2冷却媒体ジャケットを設けて、上記噴射部
を冷却するようにしている。したがって、上記燃料噴射
弁に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給孔や冷却媒体排出孔
を設ける必要が無く、上記燃料噴射弁の構造が簡単にな
る。また、冷却媒体の循環径路が燃料の供給径路と切り
離して設けられ、冷却媒体が燃料に混入することが防止
される。
【0016】さらに、上記第2冷却媒体ジャケットは、
例えばロストワックス鋳造法等の精密鋳造によって、上
記燃料弁ガイドにおける上記燃料噴射弁の噴射部を取り
囲む部分に形成された室で構成されている。したがっ
て、上記第2冷却媒体ジャケットに供給された冷却媒体
の外部への漏れが防止される。
【0017】また、請求項3に係る発明は、シリンダヘ
ッドに下端部が嵌合された燃料弁ガイドと,この燃料弁
ガイド内に挿入された燃料噴射弁とを有すると共に,上
記シリンダヘッドにおける上記燃料弁ガイドとの嵌合部
よりも上方に上記燃料弁ガイドを取り巻いて形成された
第1冷却媒体ジャケットを有するディーゼル機関の燃料
噴射弁冷却装置において、上記燃料弁ガイドにおける上
記燃料噴射弁の噴射部を取り巻く部分を内筒部と外筒部
との二層構造になし、上記内筒部の外周面および上記外
筒部の内周面の少なくとも一方に環状の凹部を形成し,
上記内筒部と外筒部との下端部および上端部に互いに半
径方向に当接する当接面を設け,上記内筒部および外筒
部を焼き嵌めあるいは冷やし嵌めによって一体化させ
て,密閉された上記凹部で環状の第2冷却媒体ジャケッ
トを構成すると共に、上記第1冷却媒体ジャケットと第
2冷却媒体ジャケットとを連通する冷却媒体通路を備え
たことを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、燃料噴射弁が挿入され
る燃料弁ガイド内に、上記燃料噴射弁の噴射部を取り巻
く環状の第2冷却媒体ジャケットを設けて、上記噴射部
を冷却するようにしている。したがって、上記燃料噴射
弁に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給孔や冷却媒体排出孔
を設ける必要が無く、上記燃料噴射弁の構造が簡単にな
る。また、冷却媒体の循環径路が燃料の供給径路と切り
離して設けられ、冷却媒体が燃料に混入することが防止
される。
【0019】さらに、上記第2冷却媒体ジャケットは、
内筒部および外筒部を焼き嵌めあるいは冷やし嵌めによ
って一体化させて構成されている。したがって、上記第
2冷却媒体ジャケットに供給された冷却媒体の外部への
漏れが防止される。
【0020】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3の何れか1つに係る発明のディーゼル機関の
燃料噴射弁冷却装置において、上記第1冷却媒体ジャケ
ットに冷却媒体を供給する冷却媒体供給路を備えると共
に、上記燃料弁ガイドに形成された第2冷却媒体ジャケ
ットの内側壁面における上部には先細りの傾斜面が設け
られており、上記冷却媒体通路は,その一方の口が上記
冷却媒体供給路の出口に対向しているものと対向してい
ないものとから成ると共に,冷却媒体通路は上記第2冷
却媒体ジャケットの内側壁面における上記傾斜面に対向
して設けられていることを特徴としている。
【0021】上記構成によれば、冷却媒体供給路から、
シリンダヘッドに燃料弁ガイドを取り巻いて形成された
第1冷却媒体ジャケットに冷却媒体が供給される。さら
に、一方の口が上記冷却媒体供給路の出口に対向してい
る冷却媒体通路を介して、第1冷却媒体ジャケットから
第2冷却媒体ジャケットに冷却媒体が供給される。その
際に、冷却媒体は、上記第2冷却媒体ジャケットにおけ
る内側壁面の傾斜面に当って上記噴射部の先端側に向っ
て供給され、上記冷却媒体通路の他方の口から放出され
る。こうして、上記燃料噴射弁の噴孔近傍が効果的に冷
却される。
【0022】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
係る発明のディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置におい
て、上記燃料噴射弁の噴射部はこの噴射部に続く頭部よ
りも細く形成されて,上記燃料噴射弁には上記頭部から
噴射部に掛けてテーパー部が設けられており、上記第2
冷却媒体ジャケットの内側壁面における上記傾斜面は上
記燃料噴射弁のテーパー部に沿って設けられていること
を特徴としている。
【0023】上記構成によれば、上記第2冷却媒体ジャ
ケットの内側壁面における上記傾斜面が上記燃料噴射弁
のテーパー部に沿って設けられているため、第2冷却媒
体ジャケットと上記燃料噴射弁の噴射部との間隔が上端
部から下端部にかけて略等しくなり、上記噴射部全体が
効果的に冷却される。
【0024】さらに、上記燃料噴射弁の噴射部は頭部よ
りも細く形成されているために、燃焼室に露出される面
積が小さくなって受熱量が少なくなると共に、上記第2
冷却媒体ジャケットの位置が上記噴射部に近くなる。し
たがって、上記第2冷却媒体ジャケットによる冷却効率
が更に高められる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態のディ
ーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置における縦断面図であ
る。本燃料噴射弁冷却装置は、燃焼室1のシリンダヘッ
ド14に設けられた段付き穴1aに下端部が嵌合された
スペーサとしての燃料弁ガイド2と、この燃料弁ガイド
2内に挿入された燃料噴射弁3とから構成される。
【0026】上記燃料噴射弁3は、燃料噴射弁ホルダ1
9の先端に取り付けられており、燃料噴射弁ホルダ19
の上端部をボルトおよびナット(何れも図示せず)によっ
てシリンダヘッド14に対して締め付けることによっ
て、ガスケット20と燃料弁ガイド2との間が密閉され
る。こうして、燃焼室1のガスシールが行われる。燃料
噴射弁3は、上記従来の燃料噴射弁における頭部の直径
と同じ直径を有する頭部3aと、頭部3aに続いて頭部3
aよりも細い直径を有する噴射部3bとを有している。す
なわち、本燃料噴射弁3の噴射部3bは、従来の燃料噴
射弁の噴射部(頭部と同じ直径)よりも細く形成されてい
るのである。
【0027】上記噴射部3bには、先端部に弁座として
機能するシート部4が形成された軸孔5を有し、この軸
孔5の先端における噴射室6から放射状に延びる噴孔7
が形成されている。そして、軸孔5内には、先端に弁座
4に当接する円錐部8aを有すると共に、軸孔5に沿っ
て進退して燃料噴射の閉止を行う針弁8を嵌装してい
る。また、頭部3aには、燃料供給孔として機能する軸
孔5に燃料を供給する燃料供給通路9が設けられてい
る。
【0028】上記燃料弁ガイド2は、合金鋼あるいは銅
合金等の熱伝導性の高い非鉄金属で形成されており、円
筒状の燃料噴射弁ホルダ19と燃料噴射弁3とをガイド
する機能を有している。そして、燃料噴射弁ホルダ19
を嵌合する第1筒部2aと、燃料噴射弁3の頭部3aを嵌
合する第2筒部2bと、燃料噴射弁3の噴射部3bを嵌合
する第3筒部2cとを有している。ここで、第2筒部2b
および第3筒部2cは内筒部10と外筒部11とに分割
されており、内筒部10の外周面と外筒部11の内周面
とには凹部が形成されている。そして、内筒部10の外
側に外筒部11を挿入した際に、上記両凹部が燃料噴射
弁3の噴射部3bを取り巻く環状の冷却水ジャケット1
3を形成するようになっている。その際に、内筒部10
の直径と外筒部11の内周面の直径とは、燃料噴射弁3
の頭部3aから噴射部3bにかけて直径が変る個所に沿っ
て、同じように細くなっている。したがって、冷却水ジ
ャケット13も同じように直径が細くなっており、内筒
部10における外周面の直径が細くなる個所には、テー
パ部10aが形成されている。
【0029】また、上記燃料弁ガイド2の第1筒部2a
および第2筒部2bの外周に位置するシリンダヘッド1
4には、燃料弁ガイド2の外周面を取り囲む環状の冷却
水ジャケット15が設けられている。以下、冷却水ジャ
ケット15を第1冷却水ジャケットと言い、冷却水ジャ
ケット13を第2冷却水ジャケットと言う。そして、シ
リンダヘッド14には、図2(図1のA‐A'矢視断面
図)に示すように、四方から第1冷却水ジャケット15
に連通する冷却水供給路16が設けられている。また、
外筒部11には、第1冷却水ジャケット15と第2冷却
水ジャケット13とを連通する冷却水通路17が、水平
方向に設けられている。この冷却水通路17は、互いに
対向する2つの冷却水供給路16に対向する二ヶ所を含
めて六ヶ所に等間隔に設けられている(図2参照)。さら
に、冷却水通路17は、第2冷却水ジャケット13の上
部であって、内筒部10における外周面のテーパ部10
aに向けて配置されている。
【0030】また、上記燃料弁ガイド2の第3筒部2c
における内筒部10と外筒部11との下端部は、電子ビ
ーム溶接18によって一体に形成されている。また、外
筒部11の上端面は第1筒部2aの下端面12に当接し
ており、燃料弁ガイド2の取り付け時に第1筒部2aを
燃料噴射弁ホルダ19を介して上記ボルトおよびナット
によってシリンダーヘッド14に対して締め付けること
によって、外筒部11の上端面と第1筒部2aの下端面
12との当接面は密着するようになっている。また、下
端面は冷却水ジャケット15内にあって溶接等の必要は
ない。したがって、冷却水供給路16,第1冷却水ジャ
ケット15および冷却水通路17を介して第2冷却水ジ
ャケット13内に供給された冷却水は、内筒部10と外
筒部11との接合部から燃焼室1内に漏れることはない
のである。
【0031】図3は、図2におけるB‐B'矢視断面図
である。以下、図2および図3にしたがって、冷却水の
径路について説明する。上述したように、冷却水は、シ
リンダヘッド14に設けられた冷却水供給路16によっ
て、四方から第1冷却水ジャケット15に供給される。
そして、一旦第1冷却水ジャケット15に入った冷却水
は、冷却水供給路16に対向する二ヶ所の冷却水通路1
7から、第2冷却水ジャケット13の上部であって、内
筒部10における外周面のテーパ部10aに向けて放出
される。その結果、内筒部10のテーパ部10aに当っ
た冷却水は、第2冷却水ジャケット13内を燃料噴射弁
3の噴射部3bの周囲を回りながら下方の第3筒部2cの
下端部に向って供給される。
【0032】そして、上記第3筒部2cの下端部におい
て、上記噴孔7周囲からの熱との熱交換を終った冷却水
は、第2冷却水ジャケット13内を上昇し、冷却水の供
給通路となっている上記二ヶ所の冷却水通路17を除く
四箇所の冷却水通路17から第1冷却水ジャケット15
に戻るのである。
【0033】上述のように、本実施の形態においては、
上記燃料噴射弁3の噴射部3bを第2冷却水ジャケット
13を有する燃料弁ガイド2によって外側から冷却する
ために、燃料噴射弁3に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給
孔や冷却媒体排出孔を形成する必要が無く、上記燃料噴
射弁の構造が簡単になる。また、冷却水の径路を燃料の
径路に対して完全に独立させることができ、冷却水が燃
料に混入することを防止できる。
【0034】その際に、燃料噴射弁3の噴射部3bの直
径を従来の燃料噴射弁の噴射部(頭部と同じ直径)よりも
細く形成すると共に、第3筒部2cは内筒部10の肉厚
を薄くしている。したがって、燃料弁ガイド2の第2冷
却水ジャケット13の位置を燃料噴射弁3の噴孔7に近
づけることができ、噴射部3bを外側から冷却する際の
冷却効率を上げることができるのである。また、上記燃
料噴射弁3の噴射部3bの直径を細く形成しているた
め、燃料噴射弁3の燃焼室1に対する露出面積を小さく
できる。したがって、燃料噴射弁3の受熱量を減少させ
ることができ、第2冷却水ジャケット13による冷却効
率を更に高めることができる。
【0035】さらに、上記第2冷却水ジャケット13を
第2筒部2bおよび第3筒部2cの内筒部10と外筒部1
1との間に形成し、内筒部10と外筒部11との下端部
同士を電子ビーム溶接18で一体に形成している。した
がって、第2冷却水ジャケット13内の冷却水が、内筒
部10と外筒部11との接合部から燃焼室1内に漏れ出
すことを防止できる。
【0036】すなわち、本実施の形態によれば、従来の
ように上記燃料噴射弁3に冷却媒体循環孔と冷却媒体供
給孔と冷却媒体排出孔とを形成しなくとも、燃料噴射弁
3を効果的に冷却することが可能になる。したがって、
燃料の炭化を抑制し、炭化物の固着による燃焼不良を無
くすことができるのである。
【0037】図4は、図1とは異なる燃料噴射装置の断
面図である。本燃料噴射装置における燃焼室21,燃料
噴射弁23および第1冷却水ジャケット25は、図1に
示す燃料噴射装置における燃焼室1,燃料噴射弁3およ
び第1冷却水ジャケット15と全く同じ構成を有してい
る。
【0038】図4に示す燃料弁ガイド22は、第1筒部
22a,第2筒部22bおよび第3筒部22cを有してい
る。そして、第2筒部22bおよび第3筒部22cの内部
に、燃料噴射弁23の直径が変る個所に沿って同じよう
に直径が細くなっている第2冷却水ジャケット24が形
成されている点においては、図1に示す燃料弁ガイド2
の場合と同様である。
【0039】但し、図1に示す燃料弁ガイド2が、第2
筒部2bおよび第3筒部2cを内筒部10と外筒部11と
に分割して下端部同士を電子ビーム溶接18で一体化す
ることによって第2冷却水ジャケット13を形成してい
るのに対して、図4に示す燃料弁ガイド22は、ロスト
ワックス鋳造法等による精密鋳造によって第2冷却水ジ
ャケット24を内蔵した構造体を一体成形している点に
おいて異なるものである。
【0040】このように、図4に示す燃料弁ガイド22
においては、第2冷却水ジャケット24を内蔵した構造
体を一体成形しているので、第2冷却水ジャケット24
内の冷却水が外部に漏れ出すことは全くないのである。
【0041】図5は、図1および図4とは異なる燃料噴
射装置の断面図である。本燃料噴射装置における燃焼室
31,燃料噴射弁33および第1冷却水ジャケット37
は、図1に示す燃料噴射装置における燃焼室1,燃料噴
射弁3および第1冷却水ジャケット15と全く同じ構成
を有している。
【0042】図5に示す燃料弁ガイド32は、第1筒部
32a,第2筒部32bおよび第3筒部32cを有してい
る。そして、第2筒部32bおよび第3筒部32cは内筒
部34と外筒部35とに分割されており、内筒部34の
外周面と外筒部35の内周面との間に、燃料噴射弁33
の直径が変る個所に沿って同じように直径が細くなって
いる第2冷却水ジャケット36が形成されている点にお
いては、図1に示す燃料弁ガイド2の場合と同様であ
る。
【0043】但し、図1に示す燃料弁ガイド2が、上記
内筒部10と外筒部11との下端部同士を電子ビーム溶
接18で一体化しているのに対して、図5に示す燃料弁
ガイド32は、外筒部35と内筒部34との下端接合部
「C」と外筒部35と内筒部34との上端接合部「D」とに
半径方向に当接する当接面を設けると共に締め代を設け
て、焼き嵌めあるいは冷やし嵌めすることによって外筒
部35と内筒部34とを一体化している点において異な
るものである。
【0044】このように、図5に示す燃料弁ガイド32
においては、外筒部35と内筒部34との下端接合部
「C」及び上端接合部「D」に締め代を設け、焼き嵌めある
いは冷やし嵌めによって外筒部35と内筒部34とを一
体化することによって、且つ、外筒部35はシリンダヘ
ッド38に保持されており、燃料弁ガイド32の一体化
を強固なものとし、第2冷却水ジャケット36を形成し
ているので、第2冷却水ジャケット24内の冷却水が外
部に漏れ出すことを防止できるのである。
【0045】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明のディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置は、燃料
弁ガイドにおける燃料噴射弁の噴射部を取り巻く部分を
少なくとも一方に環状の凹部が形成された内筒部と外筒
部との二層構造になし、上記内筒部と外筒部との下端部
を溶接する一方、上端部を互いに軸方向に密着させて環
状の第2冷却媒体ジャケットを構成したので、上記燃料
噴射弁に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給孔や冷却媒体排
出孔を設ける必要が無く、上記燃料噴射弁の構造を簡単
にできる。
【0046】さらに、上記冷却媒体の循環径路を上記燃
料噴射弁とは分離して設けることができ、冷却媒体が燃
料に混入することを確実に防止できる。また、上記第2
冷却媒体ジャケットを、内筒部と外筒部との下端部を溶
接する一方、上端部を互いに軸方向に密着させて、接面
を介してシリンダヘッドに固定されるよう構成してい
る。したがって、上記第2冷却媒体ジャケットに供給さ
れた冷却媒体が外部へ漏れることを防止できる。
【0047】また、請求項2に係る発明のディーゼル機
関の燃料噴射弁冷却装置は、燃料弁ガイドにおける燃料
噴射弁の噴射部を取り巻く部分に上記噴射部を取り囲む
室で成る環状の第2冷却媒体ジャケットを構成したの
で、上記燃料噴射弁に冷却媒体循環孔や冷却媒体供給孔
や冷却媒体排出孔を設ける必要が無く、上記燃料噴射弁
の構造を簡単にできる。
【0048】さらに、上記冷却媒体の循環径路を上記燃
料噴射弁とは分離して設けることができ、冷却媒体が燃
料に混入することを確実に防止できる。また、上記第2
冷却媒体ジャケットを、例えばロストワックス鋳造法等
の精密鋳造によって、上記燃料弁ガイドにおける上記燃
料噴射弁の噴射部を取り囲む部分に形成された室で構成
している。したがって、上記第2冷却媒体ジャケットに
供給された冷却媒体が外部へ漏れることを防止できる。
【0049】また、請求項3に係る発明のディーゼル機
関の燃料噴射弁冷却装置は、燃料弁ガイドにおける燃料
噴射弁の噴射部を取り巻く部分を少なくとも一方に環状
の凹部が形成された内筒部と外筒部との二層構造にな
し、上記内筒部と外筒部とを焼き嵌めあるいは冷やし嵌
めによって一体化して環状の第2冷却媒体ジャケットを
構成したので、上記燃料噴射弁に冷却媒体循環孔や冷却
媒体供給孔や冷却媒体排出孔を設ける必要が無く、上記
燃料噴射弁の構造を簡単にできる。
【0050】さらに、上記冷却媒体の循環径路を上記燃
料噴射弁とは分離して設けることができ、冷却媒体が燃
料に混入することを確実に防止できる。また、上記第2
冷却媒体ジャケットを、上記内筒部と外筒部とを焼き嵌
めあるいは冷やし嵌めによって一体化して構成してい
る。したがって、上記第2冷却媒体ジャケットに供給さ
れた冷却媒体が外部へ漏れることを防止できる。
【0051】また、請求項4に係る発明のディーゼル機
関の燃料噴射弁冷却装置は、上記第1冷却媒体ジャケッ
トに冷却媒体を供給する冷却媒体供給路を備えると共
に、上記燃料弁ガイドに形成された第2冷却媒体ジャケ
ットの内側壁面における上部に先細りの傾斜面を設け、
上記冷却媒体通路をその一方の口が上記冷却媒体供給路
の出口に対向しているものと対向していないものとから
成し、上記冷却媒体通路の冷却媒体通路を上記第2冷却
媒体ジャケットの内側壁面における上記傾斜面に対向し
て設けたので、上記冷却媒体通路によって第2冷却媒体
ジャケットに供給された冷却媒体を、上記内側壁面の傾
斜面に当てて上記噴射部の先端側に向って供給できる。
したがって、上記燃料噴射弁の噴孔近傍を効果的に冷却
できる。
【0052】また、請求項5に係る発明のディーゼル機
関の燃料噴射弁冷却装置は、上記燃料噴射弁に頭部から
噴射部に掛けて先細のテーパー部を設け、上記第2冷却
媒体ジャケットの内側壁面における上記傾斜面を上記燃
料噴射弁のテーパー部に沿って設けたので、上記第2冷
却媒体ジャケットと燃料噴射弁の噴射部との間隔を上記
第2冷却媒体ジャケットの上端部から下端部にかけて略
同じにできる。したがって、上記噴射部全体を効果的に
冷却できる。さらに、上記燃料噴射弁の噴射部は頭部よ
りも細く形成されているので、燃焼室に露出される面積
を小さくして受熱量を少なくできると共に、上記第2冷
却媒体ジャケットを上記噴射部に近づけることができ
る。したがって、上記第2冷却媒体ジャケットによる冷
却効率を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のディーゼル機関の燃料噴射弁冷却
装置における縦断面図である。
【図2】 冷却水の流れを示す図1のA‐A'矢視断面
図である。
【図3】 図2におけるB‐B'矢視断面図である。
【図4】 図1とは異なる燃料噴射装置の断面図であ
る。
【図5】 図1および図4とは異なる燃料噴射装置の断
面図である。
【符号の説明】
1,21,31…燃焼室、 2,22,32…燃料弁ガイド、 2a,22a,32a…第1筒部、 2b,22b,32b…第2筒部、 2c,22c,32c…第3筒部、 3,23,33…燃料噴射弁、 3a…頭部、 3b…噴射部、 4…弁座、 7…噴孔、 8…針弁、 9…燃料供給通路、 10,34…内筒部、 10a…テーパ部、 11,35…外筒部、 13,24,36…第2冷却水ジャケット、 15,25,37…第1冷却水ジャケット、 16…冷却水供給路、 17…冷却水通路、 18…電子ビーム溶接、 19…燃料噴射弁ホルダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本城 学 大阪府大阪市中央区徳井町2丁目4番14号 ダイハツディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3G024 AA04 CA05 CA26 DA02 FA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに下端部が嵌合された燃
    料弁ガイドと、この燃料弁ガイド内に挿入された燃料噴
    射弁とを有すると共に、上記シリンダヘッドにおける上
    記燃料弁ガイドとの嵌合部よりも上方に上記燃料弁ガイ
    ドを取り巻いて形成された第1冷却媒体ジャケットを有
    するディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置において、 上記燃料弁ガイドにおける上記燃料噴射弁の噴射部を取
    り巻く部分を、内筒部と外筒部との二層構造になし、 上記内筒部の外周面および上記外筒部の内周面の少なく
    とも一方に環状の凹部を形成し、上記内筒部と外筒部と
    の下端部を溶接する一方、上端部を互いに軸方向に密着
    させて、その接面を介してシリンダヘッドに固定され、
    燃焼室から密閉された上記凹部で環状の第2冷却媒体ジ
    ャケットを構成すると共に、 上記第1冷却媒体ジャケットと第2冷却媒体ジャケット
    とを連通する冷却媒体通路を備えたことを特徴とするデ
    ィーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッドに下端部が嵌合された燃
    料弁ガイドと、この燃料弁ガイド内に挿入された燃料噴
    射弁とを有すると共に、上記シリンダヘッドにおける上
    記燃料弁ガイドとの嵌合部よりも上方に上記燃料弁ガイ
    ドを取り巻いて形成された第1冷却媒体ジャケットを有
    するディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置において、 上記燃料弁ガイドにおける上記燃料噴射弁の噴射部を取
    り巻く部分に、上記噴射部を取り囲む室で成る環状の第
    2冷却媒体ジャケットを構成すると共に、 上記第1冷却媒体ジャケットと第2冷却媒体ジャケット
    とを連通する冷却媒体通路を備え、一体化構造としたこ
    とを特徴とするディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置。
  3. 【請求項3】 燃焼室のシリンダヘッドに下端部が嵌合
    された燃料弁ガイドと、この燃料弁ガイド内に挿入され
    た燃料噴射弁とを有すると共に、上記シリンダヘッドに
    おける上記燃料弁ガイドとの嵌合部よりも上方に上記燃
    料弁ガイドを取り巻いて形成された第1冷却媒体ジャケ
    ットを有するディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置にお
    いて、 上記燃料弁ガイドにおける上記燃料噴射弁の噴射部を取
    り巻く部分を、内筒部と外筒部との二層構造になし、 上記内筒部の外周面および上記外筒部の内周面の少なく
    とも一方に環状の凹部を形成し、上記内筒部と外筒部と
    の下端部および上端部に互いに半径方向に当接する当接
    面を設け、上記内筒部および外筒部を焼き嵌めあるいは
    冷やし嵌めによって一体化させて、且つ、外筒部はシリ
    ンダヘッドに保持されており、内筒部は燃料弁ガイドを
    構成する一体構造で、燃焼室から密閉された上記凹部で
    環状の第2冷却媒体ジャケットを構成すると共に、 上記第1冷却媒体ジャケットと第2冷却媒体ジャケット
    とを連通する冷却媒体通路を備えたことを特徴とするデ
    ィーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記
    載のディーゼル機関の燃料噴射弁冷却装置において、 上記第1冷却媒体ジャケットに冷却媒体を供給する冷却
    媒体供給路を備えると共に、 上記燃料弁ガイドに形成された第2冷却媒体ジャケット
    の内側壁面における上部には先細りの傾斜面が設けられ
    ており、 上記冷却媒体通路は、その一方の口が上記冷却媒体供給
    路の出口に対向しているものと対向していないものとか
    ら成ると共に、冷却媒体通路は上記第2冷却媒体ジャケ
    ットの内側壁面における上記傾斜面に対向して設けられ
    ていることを特徴とするディーゼル機関の燃料噴射弁冷
    却装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディーゼル機関の燃料
    噴射弁冷却装置において、 上記燃料噴射弁の噴射部はこの噴射部に続く頭部よりも
    細く形成されて、上記燃料噴射弁には上記頭部から噴射
    部に掛けてテーパー部が設けられており、 上記第2冷却媒体ジャケットの内側壁面における上記傾
    斜面は、上記燃料噴射弁のテーパー部に沿って設けられ
    ていることを特徴とするディーゼル機関の燃料噴射弁冷
    却装置。
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